JPH04507340A - 除草剤抵抗性トウモロコシ - Google Patents

除草剤抵抗性トウモロコシ

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JPH04507340A
JPH04507340A JP50720090A JP50720090A JPH04507340A JP H04507340 A JPH04507340 A JP H04507340A JP 50720090 A JP50720090 A JP 50720090A JP 50720090 A JP50720090 A JP 50720090A JP H04507340 A JPH04507340 A JP H04507340A
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ブライト,シモン,ウイリアム,ジヨナサン
チヤング,ミング,タング
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ゼネカ・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 除草剤抵抗性トウモロコシ 。
本発明は除草剤抵抗性(herbicide resistant) トウモロ コシ植物及びその種子及び後代(progeny)に関する。 除草剤の作用に 抵抗性の作物植物を提供する目的は、通常の状態、即ち、除草剤感受性の(he rbtcidesensitive)状態の作物植物を破壊する、除草剤として 有効な濃度の除草剤の全体的な施用によって、植物の間で生長している種子の破 壊(destruction)を促進することにある。かかる抵抗性植物は既往 の植物からの除草剤の短期間の移行(carry−over)の生じる場所にお いても有用である。 多数の無作為突然変異(rand。
m mutation)を含有する植物の集団(populatton)を得る ことのできる方法は知られている。かかる方法としては自生的ツマクローナル( 変異(5pontaneous 5oIllaclonal varlatfo n)を突然変異誘発物質(@utagen)の存在下または不存在下で生起させ る組織培養技術が挙げられる。培地(Cυ1ture)にある形の淘汰圧(so l eCt i□n pressure)を加えることによって、この淘汰圧に 抵抗する細胞を回収することができる。植物種に応じて、抵抗性細胞から全植物 (whole plant)を再生させることがしばしば可能である。
Neurrer及びCoe [Maydlca XXTII(1978) 21 −28;21頁]は軽質パラフィン油中に分散させた突然変異誘発物質を使用す るトウモロコシ(corn、maize)花粉(pollen)の突然変異誘発 (mutagenesls)及びその後に行われる、突然変異誘発(liuta genlzed>花粉を使用する受体植物の受粉について記載している。報告さ れているごとく、商業的に重要な突然変異体(mutant)を探索しかつ単離 するための試みがこれまでに行われたいうことは何ら示されておらずそして得ら れた植物を突然変異体について検討したと述べているが、恐らくは肉眼による観 察によって見出だされ得た突然変異体の性質についての詳細は与えられていない 。
Plant Breedtng Reviews 5.39〜180頁において Bj「d及びNeurferはトウモロコシに変異(variation)を生 ぜしめるための突然変異誘発法(Mutagentc process)の使用 について考察している。花粉突然変異誘発(Po11en gutagenes ls)は150〜151頁で検討されている。
花粉突然変異誘発により他の利用可能な方法と比較して、M 世代(M 1ge neration)において比較的高い頻度で変異が生ずる。しかしながら、除 草剤の作用に対して抵抗性を示す突然変異体を発生させるための花粉突然変異誘 発の使用については何ら示唆されていない。第■章(149頁)には遺伝的変異 (genetic varlatlon)の供給源としての突然変異誘発の使用 の困難性の幾つについて記載されている。重要な観点の一つは推定上の突然変異 体(putative 5utant)の集団を有用な表現型(+)henot ype)についてスクリーンする方法である。
本発明の目的は除草剤抵抗性トウモロコシ(herblcide resist ant g+aize)を提供することである。
gen)を作用させ、突然変異誘発された(@utagen +5ed)花粉を 回収し、この花粉を雌親(female parent)に授粉し、成熟した植 物から種子を収穫し、この種子を選択された除草剤又は選択された除草斉工と同 様な作用形式を有する第、2除草剤の淘汰圧C5electIon press ure>下で生長させついで適用された淘汰圧に対して抵抗性の後代(prog eny)を回収することからなる、通常の致死濃度の、選択された除草剤に対す る抵抗性を有する突然変異体トウモロコシ(lutant Zea 5lays )の製造方法が提供される。化学的突然変異誘発物質はメタンスルホン酸エチル であることが好ましい。
淘汰圧を適用するのに使用し得る除草剤はアセト乳酸塩合成酵素(acetol acta、te 5ynthase)の抑制剤であることが好ましく、より好ま しくはイマゼタビル(III+azethapyr)である。
また、淘汰圧は発芽前の種子に除草剤を適用することによって適用することが好 ましい。
淘汰圧を適用するために使用される除草剤の濃度は、発芽を抑制するのには不十 分であるが、感受性植物の生長を抑制するのには十分であることが好ましい。
本発明によれば、更に、除草剤抵抗性のトウモロコ特表平4−507340 ( 3) シ植物が提供される。この植物の種子は英国、アバーディーン(Aberdee n)所在の、National Co11ection orIndustri al & Marine Bacteriaに寄託されている1寄託についての 公式な細目(of’ricial detafl)は表1に示す通りである。
★突然変異体 Nα4は更に行った試験からこの突然変異体は有用な抵抗性を有 していないことが示されたので取下げた。この番号は以下の説明において番号の 順序を保持するために残留させた。
これらの寄託物(deposlt)の各々は遺伝子混合物、分離する(segr egating)突然変異体及び非突然変異体種子である。突然変異体は除草剤 抵抗性を付与する遺伝子についてはへテロ接合体的(heterozygous )である。
突然変異体植物はこれらの種子から、除草剤イマゼタビルの存在下で、“スクリ ーニング” ’(’screening ”)という表題で後記する条件下で生 長させることにより誘導し得る。
本発明によれば、更に、上記植物の種子及び本発明の植物と他のトウモロコシ植 物系統との交配によって産生された上記植物の後代(progeny)が提供さ れる。
本発明の植物はある種のイミダゾリノン系列の除草剤例えばイマゼタピル[5− エチル−2−(5−イソ−プロピル−5−メチル−4−オキソ−2−イミダシリ ン−2−イル)ニコチン酸 (商標PUR3UIT、 Aa+erjcan C yanaIItd)]に対して抵抗性であることが認められた。フェノキシピリ ミジン及びトリアゾロピリミジンに対する抵抗性を有することから明らかなごと く、スルホニル尿素系列の除草剤、例えばクロルスルフロン(chlorsul  !’uron)に対する交叉抵抗性(cross resistance)を 有することも認められた。試験は行っていないが、他の除草剤に対する抵抗性も 存在し得る。
これまで本発明の植物を試験した除草剤は、その作用の形式としてアセト乳酸塩 合成酵素(ALS)−アセトヒドロキシ酸合成酵素(A)IAS)としても知ら れている−の抑制作用を有する除草剤である。除草剤はその名称で市販されてい る商標で表すことが好都合である。図2には活性成分の化学的構造が示されてい る。
スルホニル尿素除草剤に対する抵抗性の分子ベースの詳細な説明は欧州特許出願 257,993号明細書(E、I。
Dupont de Ne+1ours and Company)に記載され ティる。
組織培養からのイミダゾリノン−抵抗性トウモロコシの単離は米国特許第4,7 81,373号明細書(Molecular Genetlcs Inc、)に 報告されている。抵抗性突然変異体(resistant cutant)を単 離するための組織培養法において種々の植物種及び種々の除草剤が使用されたこ とが文献に記載されている。
これと比較して、本発明においては組織培養はを利用されない。抵抗性は化学的 突然変異誘発物質による花粉の突然変異誘発により導入される。突然変異誘発花 粉を使用して行われそして発芽前の種子の処理又は発芽(seed I I n g)工程での処理又はこの両者により行われる受精の後に形成される種子につい て、直接、選択(selection)が行われる。
変異を生ぜしるめためにツマクローナル(sosaclonal)変異に依存す る、より一般的な方法の代わりに、突熱度異体を創生するための方法として花粉 突然変異誘発を使用することによりある種の利点が得られる。ツマクロナール変 異を生ぜしめるためには植物組織の培地(cu l tureを)を確立するこ とが必要である。培養された組織から全植物(whole plant)を再生 することは必ずしも可能ではないので、上記の要件によって、使用し得る遺伝子 型の選択が制限される。一方、突然変異誘発花粉は、商業的に重要なかつ十分に 確立された、優れた(el 1te)育種系統(breeding 1ine) を含めて、任意の受容体(recipient) トウモロコシ遺伝子型に適用 し得る。また、ツマクローナル変異により生ずることが知られている望ましくな い突然変異の割合も減少する。
本発明においては、選択はM1世代において行われ、その結果、優生突然変異( dol!tnant 1utatfon)だけが選択される。また、全植物につ いて行うか又は発芽前の種子について行うか又はこの両者について行うことによ り、除草剤濃度を、組織培養に除草剤の淘汰圧を適用することによって可能な濃 度より、屋外条件により近似させることが可能である。組織培養選択法において は、屋外での除草剤の適用割合のもとて後代の性能(performance) が示される前に、全植物(whole plant)を組織から再生させかつ成 熟するまで生長させなければならない。本発明の方法においては、屋外で通常の 雑草枯死活性を得るのに推奨されているものと同1)表子4−507340 ( 4) 等の除草剤濃度の下で植物に、直接、選択を行いうる。
組織培養法におけるごとく、M2世代に−〕いての選択により劣性突然変異およ び優生素質(doIlinant trait)が選択される。所望の素質(t rait)の優生性は一般的により有用であると考えられておりかつ特にハイブ リッド作物(hybrtd crop)の育成プログラム(breedingp rogramme)において取扱うことを容易にする。
除草剤の淘汰圧力(herbicide pressur(N)の下で選択され る突然変異体は、使用された除草剤系列の特定の種類によって変動すると考えら れる。本発明の突然変異体は全てイマゼタビルの圧力下で選択された。異なるイ ミダゾリノン除草剤を使用した場合には、異なった種類の突然変異体が選択され るであろう。
本発明者は、全く驚くべきことに、本発明の方法によって単離された突然変異体 は有害な(deleterious)突然変異を示さないことを認めた。このこ とは全く予期しなかったことでありかつその理由は完全には明らかででない。除 草剤を注意深く制御した割合で使用することにより、例えば、除草剤に全体的に かつ均一に暴露することにより、選択工程全体に亘って行い得る制御の程度によ るものと考えられ得る。
以下においては、以下で述べるごとき本発明の除草剤抵抗性植物を誘導する方法 の要約によって本発明を説明する。
本明細書に添付される図面は以下の通りである;図1は本発明によって産生きれ た植物からの、種々の世代の後代の誘導を示すフローチャートである。
図2は本発明で使用される除草剤の化学的構造を示す; 図3はイマゼタビルの存在下での^LS酵素活性のグラフである。この酵素は抵 抗性遺伝子についてヘテロ接合体型(heterozygous)である植物か ら抽出される。
図4はイマザピル(iIlazapyr)の存在下でのALS酵素活性のグラフ である。この酵素は抵抗性遺伝子についてヘテロ接合体型である植物から抽出さ れる;図5はイマザキン(iiazaquin)の存在下でのALS酵素活性の グラフである。この酵素は抵抗性遺伝子についてヘテロ接合体型である植物から 抽出される;図6はクロルスルフロンの存在下でのALS酵素活性のグラフであ る。この酵素は抵抗性遺伝子についてヘテロ接合体型である植物から抽出される ;図7はクロルイムロン(chlorimuron)の存在下でのALS酵素活 性のグラフである。この酵素は抵抗性遺伝子についてヘテロ接合体型である植物 から抽出される;図8はチアカルブロン(thlaearburon)の存在下 での子についてヘテロ接合体型である植物から抽出される:図9は抵抗性対立遺 伝子(resistant allele)についてホモ接合体型(hoioz ygous)である突然変異体1および2の後代の葉から抽出されたかつイマゼ タビル(PURSUIT)の存在下でのALSの活性についての酵素活性のグラ フである; 図10は低抗性対立遺伝子についてホモ接合体型である突然変異体1および2の 後代の葉から抽出されたかつイマザキン(SCEPTER)の存在下でのALS の活性についての酵素活性のグラフである: 図11は抵抗性対立遺伝子についてホモ接合体型である突然変異体lおよび2の 後代の葉から抽出されたかつイマザピル(AR3ENAL)の存在下でのALS の活性についての酵素活性のグラフである: 図12は抵抗性対立遺伝子についてホモ接合体型である突然変異体1および2の 後代の葉から抽出されたかつクロルスルフロン(GLEAN)の存在下でのAL Sの活性についての酵素活性のグラフである;図13は抵抗性対立遺伝子につい てホモ接合体型である突然変異体1および2の後代の葉から抽出されたかつクロ ルイムロン(CLASSIC)の存在下でのALSの活性についての酵素活性の グラフである;図14は抵抗性対立遺伝子についてホモ接合体型である突然変異 体lおよび2の後代の葉から抽出されたかつチアカルブロン(HARMONY) の存在下でのALSの活性についての酵素活性のグラフである;図15は抵抗性 対立遺伝子についてホモ接合体型である突然変異体lおよび2の後代の葉から抽 出されたかつトリアゾロピリミジンの存在下でのALSの活性についての酵素活 性のグラフである; 図16は抵抗性対立遺伝子についてホモ接合体型である突然変異体1および2の 後代の葉から抽出されたかつフェノキンピリミジンの存在下でのALSの活性に ついての酵素活性のグラフである; 図17は除草剤イマザビル(PUR9UIT)についての施用量応答曲線(do se response curve)である;図18は除草剤イマザキン(S CEPTER)についての施用量応答曲線である; 図19は除草剤クロルイムロン(CLASSIC)についての施用量応答曲線で ある; 図20は除草剤クロルスルフロン(OLEAN)についての施用量応答曲線であ る; 図21はトリアゾロピリミジン除草剤についての施用量応答曲線である; 図22はフェノキンピリミジン除草剤についての施用量応答曲線である; 図23はへテロ接合体型及びホモ接合体型の両者の形の突然変異体1及び2に対 する、除草剤イマザビル(PUR3IJ IT)についての施用量応答曲線であ る。
11M1種子(Ml 5eed)の製造1001の軽質パラフィン曲中に11の メタンスルホン酸エチル(EMS)を含有するEMSの原液を調製した。
この原液を冷却して貯蔵した。
n (anther)を有する新しい花粉粒子を屋外で生長さ特表平4−507 340 (5) せたトウモロコシの遅発系統(inbred 1ine)UE95の12個の房 の全部から採取した。花粉粒子をグラフシン(Glassine)(商標)バッ グを使用して薊から分離した。
約3mgの花粉を容量Boilの瓶内の451のEMS原液に添加した。花粉/ EMS溶液混合物を30秒間激しく振とうしついで各々3分間ずつ、4又は5回 、40分間に亘って振とうして花粉粒子の沈殿を防止した。処理された花粉粒子 を、房を除去した遅発雌親(inbred remale parent) ( コードUE95)の毛(silk)に刷毛で付着させた。
植物を成熟するまで生長させ、M1種子を収穫した。
2、スクリーニング 別種子、トレー1個当り、種子100個、をWCB生長培地(低有機物、45% ローム、55%グリッド)に播種しついでトラックスプレイヤーを使用してイマ ザビル(PUR3UIT)の溶液を活性成分の当量が250g/haと算定され た濃度で“流れ出る”(“run ofr”)まで散布した。種子を05インチ のVCBで覆い、25℃の温室内で生長させた。
選択された施用割合は、発芽は100%に近いものになるが後に、実質的に全て の感受性植物が著しく影響を受けるようなものであった。しかしながら、約2週 間後、除草剤の当初の影響は明瞭になった;薄い、すじのある(striped )葉及び対照植物の高さの約20%に過ぎない短縮された高さ。3〜4週間後に は、感受性植物の殆ど全てが枯死した。UE95の通常の苗木(seedlln g)およびM1苗木(Mlseedllng)は散布することなしに発芽させか つ成熟するまで生長させた場合には殆ど区別し得ないことが既に知られているの で、非散布UIE95植物は、対照としての各スクリーンと平行的に、つねに生 長させた。
3、選択(selection)及び生長10本の植物(全体の0.旧%に相当 )の全てを、通常の致死施用量の除草剤についての耐性(tolerance) を示すものとしてスクリーンから当初に選択した。その後に、突然変異体 Nα 4は感受性表現型であることが認められたので、プログラムから除外した。残り の9本の中、大部分は選択後の非処理対照に形態学的に類似していたが、4本は 影響を受け、より短くかつ他の除草剤的影響(herblcidal ef’f ect)を示した。親[JE95(突然変異体1〜10. Na、 4を除く) と戻し交配した(back−crossed)、これらの9本の植物の種子の試 料は、National Co11ection of Industrial  & Marine Bacteriaに淘汰圧されているものである(表1参 照)。
4、HELPの検討 同胞植物(slbling plant)は実際に、起源的にUE95遺伝子型 のものであり、本来的により耐性の、混入(Contaminating)遅発 系(inbred)又はハイブリッドではないことを確認するために、RFLP  [制限酵素に対する半型性(restrictton fraHent le ngth polymorphism)植物の全てからの葉組織から抽…したD NAについて行った。
約1〜5gの葉組織を各植物(4週間〜“成熟”までの樹令)から取出し、DN Aを抽出しそして臨床用単一コピープローブ(dlagonostic sin gle copy probe)を使用してRFLP分析を行った。
RFLP分析により選択された植物はUP95遺伝子型のものであることが確認 された。
5、分離(segregat ton)の検討ホモ接合体型、除草剤感受性UE 95との相互戻し交配(reciprocal back−cross)に抵抗 性植物を使用した。
M BC及びMIBC2世代における抵抗性後代の頻度はイマゼタビルを使用す る処理を行いかつ残存植物(survtvor)を数えることにより測定された 。結果をX2(1:lの比について)の計算値と共に表2に示した。
表2に示された数字から明らかなごとく、戻し交配の後代における抵抗性植物と 感受性植物の比率は、階。
3及び7を除く突然変異体の全てについて1:1から著しく異なっておらず、抵 抗性は単一の優性遺伝子によって制御されることを示している。
表2 ★これらの突然変異体のイマゼタビルに対する抵抗性は低く従ってこの試験にお いて有意義な評価をすることは困難であるが、他の試験においては、分離は1: 1の範囲であることを示している。
6、抵抗性植物からのF1種子の生成 スクリーンにおいて同定された(identified)10本の植物の全てを UE95植物との相互同胞交配(reciprocalsib−crossin g)に使用して、種子(MIBClと称する)を得た、即ち、抵抗性植物を雄性 及び雌性ドナー特表平4−50734C) (6) として使用した。
7、後代種子(progeny 5eed)の再スクリーニング得られた穂軸( cab) 、小さい種子の試料、の各々を最初のスクリーンと同一の条件を使用 してイマゼタビル(PUR3UIT)抵抗性について選択した。
抵抗性表現型及び感受性表現型が各抵抗性植物の後代において分離(segre gate) した。
8、更なる後代の産生 図1を参照して、MIBC1植物を自己受粉させて世代M I B CI S  iを取得しついでこれを再び自己受粉させて世代M IB Ct S 2を取得 した。その世代から、抵抗性素質(resistant trait)は非分離 性(non−segregat ing)であるという事実により、この素質に ついてホモ接合型である系列(lfne)を同定することができる。突然変異体 Nα1から誘導されるホモ接合型系列はイミダゾリノン除草剤に対する抵抗性を 有するF1ハイブリッドの産生又は更なる育種操作(breeding v。
rk)に利用し得る。
9、酵素定ji (enzylle assay)91Wの突然変異体の世代M IBC,、Mより C2の種子に、発芽前、除草剤イマゼタビル(PIJl?5 UIT) (商標)を250g/haの割合で散布しそして生長室で生長させた (18時間、日中、27℃;8時間、夜間、17℃)。
植物は11日後に収穫した。
4gの葉材料(leafa+ater+al>を第−葉軸(first 1ea r axls)の直ぐ上から採取し、乳鉢と乳棒を使用して、40μMのトリシ ン(Triclne) (商標) 、LOmMのEDTA、5dのピルビン酸、 80μMのフラビン アデニン ジヌクレオチド(PAD) 、1mMのジチオ トレイトール(DTT)を含有する溶液、pl(8,201及び0,8gのポリ カール(Pa 1year) AT中で磨砕した。均質化物(homogena ta)を加圧して4枚のモスリン層を通過させ、30 、000gで20分間遠 心分離した。 上澄液を硫酸アンモニウムで65%飽和状態とし、30分間沈殿 させついで30.000gで20分間遠心分離した。ペレットを2.5glの4 hM トリシン、101のEDTA、 5mMのピルビン酸、804cMのFA D 、 25%(■/V)のグリセリン、1a+MのDTT 、 pi(8中に 再懸濁させついで3.5mlの40μM )リシン、LOIIM EDTA 、  25%(V/V)グリセリン、laM DTT 、 pH8に脱塩した(de salt)。
100μlの酵素抽出物(enzyIIe extract)を各々の定量に使 用した。最終薬剤濃度は下記の通りであった:容Ik750μm中に、トリシン 1205M、ピルビン酸5011M 、 MMgCl2LOIl1 、FAD  6BgM、チアミンピロホスフェート(TPP) 93μM 、 pl 8、除 草剤は存在又は不存在。
インキュベーションは37℃で30分間行った。250μmの184Mの硫酸を 使用して反応を中止しついでアセト乳酸塩の脱炭酸を37℃で75分間又は60 ℃で30分間行った。定量用ブランクについては酵素抽出を行う前に硫酸を添加 した。試料及びブランクに2.73MNaOH10,18%(V/V)クレアチ ン中の650μIのα−ナフトールを添加しついでインキュベーションを37℃ で30分間行った。
30.000gで遠心分離した後、上澄液の光学濃度を540nIで測定した。
上記で述べた定量法は下記の除草剤について、9個の突然変異体から抽…した^ LS酵素について行った・イマゼタピル(Ptll?5LllT)イマザピル( ^LSENAL) イマザキン(SCEPTER) クロルスルフロン(GLEAN) クロルイムロン(CLASSIC) チアカルブロン(HARMONY) 酵素活性グラフは図3〜8に示す通りである。尚、世代MIBCIS2から選択 された突然変異体1及び2を、上記と同一のグループの除草剤及びトリアゾロピ リミジン及びフェノキシピリミジンの代表的なものに対して試験した。結果は図 9〜16に示されている。
これらの除草剤の化学的構造は添付図面の図2に示さ酵素定量データーから、各 突然変異体及び各除草剤について、抑制(inhibltlon)の程度の尺度 として、係数ID50%を誘導し得る。この係数は野生型対照と比較した、AL S活性を50%抑制する除草剤濃度を指示するものである。抵抗性のフォルト増 加(fold 1ncrease)も誘導し得る。これらの計算値を以下の表3 に示す。
表3 イマゼタビル(ヘテロ接合体型突然変異体)イマザビル(ヘテロ接合体型突然変 異体)特表平4−507340 (7) クロルイムロン(ヘテロ接合体型突然度異−1.;クロルスルフロノ(ヘテロ接 合体型突然変異体)チアカルブロン(ヘテロ接合体型突然変異体)同様の計算を ホモ接合体型突然変異体1および2についてだけ行った。その結果を表4に示す 。
表 4 このスクリーンで使用した種子はホモ接合体型感受性UE95と交配させたベテ ロ接合体型耐性突然変異体の各々から誘導された、1・lで分離する、混合耐性 及び感受性種子の集団である。耐性後代の全ては耐性についてヘテロ接合体型で ある。突然変異体4を除いて上記で同定した全ての突然変異体の各々を使用した 。対照は耐性系統と同じ年に受粉させた自己受粉UE95の種子である。
11の堆肥を1.9cm xl、1cIA、深さ5c111の寸法の種子用トレ イの各々に装入し、平らに固めた。各トレイの堆肥の表面に深さ]、cmの溝  を2個形成させ、各々の溝に6個の種子を播種したくトレイ1個について全部で 種子12個)。幾つかのトレイには24個の種子を播種し、この場合には、3個 の溝を形成させ、溝1個当り 8個の種子を播種した。
各試験において、各除草剤の施用割合について及び非処理対照について、各々の トレイに1種の突然変異体の種子又はUE95対照の種子を含有させた。
5種の異なるタイプの^LS−抑制剤除草剤を、突然変異体及び比較用としての イマゼタビル(PUR3UIT)について試験した。各々について4種の施用割 合を適用した;各除草剤についての推定屋外施用割合(estimatedrl eld rate)の0.1!、 0.5X、 LX及び4X、施用割合は突然 変異体3〜10については同一であるが、突然変異体1及び2については、クロ ルイムロン(CLASSIC)につい゛てはより高い割合を、クロルスルフロン (GLEAN)についてはより低い割合を適用した。
下記の推定屋外施用割合を有する下記の除草剤を使用した: クロルイムロン(CLASSIC) 8−13 g/IIAクロルスルフロン( GLEAN) 4−26 g/Haイマザキン(SCEPTER) 100−2 6 g/l(aトリアゾロピリミジン to−30g/Haフェノキンピリミジ ン 100−200 g/l(aイマゼタビル(PIJR3UIT) 70−1 40 g/Haスクリーニング試験において使用した施用割合は下記の通りであ る: クロルイムo ン(CLASSIC) 4.20,40,160 g/Ha ( 突然変異体1及び2);及び8.40.80,320 g/Ha (突然変異体 3及び10); クロルスルフロン(GLEAN) 5.25.50,200 g/Ha(突然変 異体1及び2):及び1,5,1.0.40 g/Ha(突然変異体3及びlO )ニ トリアゾロピリミジンとフェノキシピリミジンはJF5969として知られる補 助薬湿潤剤中で製剤し、水で稀釈してJP5989の最終濃度を10%とした。
残りの化合物は水だけで稀釈した。
スプレージェット及びパラメーターは“スクリーニング千4−507340 ( 8) ングの項で述べたものと同一である。散布後、種子を0.51の堆肥で覆い、平 らに固め(覆い2.5cm)ついで“スクリーニングの項で述べたものと同一の 条件下で生長させた。
4週間生長させた後、植物を肉眼で評価した。各植物を0〜5の等級と土壌表面 から最高の葉の頂部までの高さて評価した。評価等級は下記の通りである。
ロー損傷率0〜10%(除草剤の影響が少ないか又は影響無し) 1−損傷率 11〜25% 2−損傷率 26〜50% 3−損傷率 51〜85% 4−損傷率 86〜95% 5−損傷率 96〜100%(植物が完全に枯死)これらの評価を行うにあった では、明らかに感受性の表現型である植物は無視した(植物の約50%)。
等級0.1又は2の植物を記録し、大きな鉢に植え、成熟するまで生長させた。
結果を図17〜22に示す。図23はへテロ接合体型植物とホモ接合体型植物と で得られる結果の比較を示す。
12、結果の解釈 酵素定量によってヘテロ接合体について得られたデーターと生長植物についての 施用量応答曲線とは正確には相互的に関連か無い。このことは当業者には特に予 期し得なかったことであろう。しかしながら、酵素定量において示される抵抗性 の一般的な水準は温室内での研究に反映される傾向にあると言う点においては一 般的な相互関係が存在する。勿論、有用な突然変異体を構成するものは何である かを決定する基準は除草剤又は除草剤の範囲及び取扱う除草剤の施用割合によっ て変動しそして本発明の突然変異体によって示される交差耐性の範囲における比 較的豊富な多様性は、望ましくない変動ではなく、むしろ利点と考えられるもの であり、意図する用途の環境についての突然変異体の選択を可能にする。例えば 、特定の突然変異体は特定の除草剤に対して他の除草剤と比較して比較的低い抵 抗性を示すことがあり得るが、このことは、非常に少量の除草剤に対して耐性を 示すことを意図している植物、例えば、“キャリーオーバー° (“carry −over”)効果に対して抵抗性であることを意図している植物を提供するこ とについて、除草剤を極めて有用なものにせしめる。
従って、このことを考慮に入れた場合には、突然変異体を酵素定量及び温室試験 に基づいて、各除草剤について、“強”、“中間“、“弱”及び“零”抵抗性の 群に分類することができる。この分類は表5に要約され一〇いる。
!L+ 5 特表平4−507340 (9) 13、植物の育生(plant breedlng)本発明の突然変異系統(i utanted 1ine)を種々の第2親系統(second parent  1ine)と共通に使用して除草剤抵抗性ハイブリッドを産生じ得る。
ホモ接合体系統からの材料(mater ia I )を、追加の遠縁交配(o utcrossing)、自家生殖、肉眼選択(visualselectio n)及び除草剤スクリーニングをこの順序で行う育生プログラムに導入して、あ る範囲の新規な除草剤耐性ハイブリッド種子を製造し得る。
前記したごとき除草剤抵抗性についての選択を使用して、前記した突然変異育生 (IIutation breeding)法又は慣用の育生法によって、除草 剤抵抗性素質を新規な系統に移行させ得る。この方法を促進するのに当業者は生 化学的又は分子スクリーニング(molecular sareening)技 術も利用し得る。抵抗性遺伝子を単嶋しかつ転移(t rans fer)させ るのに遺伝子工学技術を使用することは容易に考えられる。
育生プログラムの目的は、単に、除草剤抵抗性の有用な移行であるか又は農業的 性能(agronorlc performance)の同時的改善を含む、よ り複雑なものであり得る。
ALS ACTrVITY X OF C0NTR0LALS AσnVITY  X OF C0NTFtOLALS ACTTVITY にOFCONTRO LALS ACTTVITY % OF C0NTR0LALS ACTIVI TY % OF C0NTR0LAL5ACTIVITYXOFCONTROL ALS Activity %of ControlALSActMtY%of ControlALS AcHv+ty %of ControlRESPON SE OF LEAF ALS To ’HARMONY’RESPONSE  OF ALS To A PHENOXYPYRIFJIDINEFIG 15 .。mur 、、、 PHENOXWYltllJl:・・・;。〜。。5゜+ EIGl−IT (CM) % OF LJNTREATEDl−IEIGHT  (CM)X OF UNTREATED1−IEIcI−IT (CM)にO F UNTREATEDHEICI−IT (CM)X OF UNTREAT EDffffttfftり 、、、1.H−i HEIGHT (CM) Z OF LINTREA丁EDHεIcI−IT  % OF LJN丁REA丁εD国際調査報告 艶詩雪hI++1^601(jIII+Hロ PCT/GB 90100753 国際調査報告 QB 9000753 SA 36B44

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.単離されたトウモロコシの花粉に化学的突然変異誘発物質を作用させ、突然 変異誘発された花粉を回収し、この花粉を雌親に授粉し、成熟した植物から種子 を収穫し、この種子を選択された除草剤又は選択された除草剤と同様な作用形式 を有する第2除草剤の淘汰圧下で生長させついで適用された淘汰圧に対して抵抗 性の植物及びその後代を回収することからなる、通常の致死濃度の、選択された 除草剤に対する抵抗性を有する突然変異体トウモロコシの製造方法。 2.化学的突然変異誘発物質はメタンスルホン酸メチルである請求の範囲第1項 に記載の方法。 3.淘汰圧を加えるために利用される除草剤はアセト乳酸塩合成酵素の抑制剤で ある請求の範囲第1項に記載の方法。 4.除草剤はイマゼタビルである請求の範囲第3項に記載の方法。 5.淘汰圧を適用するために使用される除草剤の濃度は、発芽を抑制するのには 不十分であるが、感受性植物の生長を抑制するのには十分である請求の範囲第1 項〜第4項のいずれかに記載の方法。 6.淘汰圧は発芽前の種子に除草剤を施用することによって適用する請求の範囲 第1項〜第4項のいずれかに記載の方法。 7.ブダペスト条約の規定により英国、アバーデイーン所在の、Nationa l Collectlon Of Industrial &Marine B acteria Ltdに下記の寄託番号でかつ下記の日付でその試料が寄託さ れている、除草剤抵抗性トウモロコシの種子。 寄託番号寄託日 NCIM 401371989.5.8NCIMB 401361989.5. 8NCIMB 401381989.5.8NCIMB 401671989. 7.18NCIMB 401681989.7.18NCIMB 401691 989.7.18NCIMB 401701989.7.18NCIMB 40 1711989.7.18NCIMB 401721989.7.188.ブタ ペスト条約の規定により英国、アバーデイーン所在の、National Co llection Of Industrial&Marine Bacter ia Ltdに下記の寄託番号でかつ下記の日付でその試料が寄託されている、 イマゼタピル抵抗性トウモロコシの種子。 寄託番号寄託日 NCIMB 401371989.5.8NCIMB 401671989.7 .18NCIMB 401701989.7.18NCIMB 4017119 89.7.189.ブダペスト条約の規定により英国、アバーデイーン所在の、 Natlonal Coellectlon of Industrial&M arine Bacteria Ltdに下記の寄託番号でかつ下記の日付でそ の試料が寄託されている、イマザキン抵抗性トウモロコシの種子。 寄託番号寄託日 NCIMB 401371989.5.8NCIMB 401671989.5 .8NCIMB 401701989.7.18NCIMB 40171198 9.7.1810.ブタペスト条約の規定により英国、アバーデイーン所在の、 National Collection Of Industrial&Ma rine Bacteria Ltdに下記の寄託番号でかつ下記の日付でその 試料が寄託されている、イマザキン抵抗性トウモロコシの種子。 寄託番号寄託日 NCIMB 401371989.5.8NCIMB 401361989.5 .8NCIMB 401671989.7.18NCIMB 40170198 9.7.18NCIMB 401711989.7.1811.請求の範囲第7 項〜第10項のいずれかに記載の除草剤抵抗性種子から誘導された除草剤抵抗性 トウモロコシ植物。 12.請求の範囲第11項に記載の植物から創生された除草剤抵抗性トウモロコ シのハイブリッド。 13.請求の範囲第7項に記載の種子のいずれか一つから単離された、除草剤抵 抗性を与えるアセト乳酸塩合成酵素の対立遺伝子。 14.請求の範囲第7項に記載の種子のいずれか一つ中に存在する対立遺伝子と 同一である、除草剤抵抗性を与えるアセト乳酸塩合成酵素の対立遺伝子。
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