JPH04506313A - 吸収性使い捨て物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸収性使い捨て物品 本発明は物品が使用されている時には使用者の身体に一番近い所にくる内側透過 性包囲層と、外側不透過性包囲層と、これら両者の包囲層間に付設される吸収体 とよりなるおむつまたは失禁防護帯など吸収性使い捨て物品に関する所謂オール インワン型のおむつおよび失禁防護帯はこうした製品の吸収体を包む二枚の包囲 層の一方または両方に取付けた弾性糸または弾性バンドの形式で脚および腰のゴ ム紐を備えていることが今日では普通である。この形式のゴム紐はおむつの漏れ に対する安全性を高めると共におむつの身体に対する適合性をよくしている。し かしながら吸収体を包む包囲層に取付けるこのゴム紐は、特にこれが細い場合に は、吸収体に望ましくない変形を起し、またさらにゴム紐内の糸が予め張力付与 の状態で取付けられていて、このことはこうしたおむつの全製造工程中弾性糸を 常に伸長状態下に保持させておく必要があり、これが製造を複雑にすることを意 味するのが普通である。

吸収体を包む弾性材料の包囲層よりなるオールインワン型のおむつはヨーロッパ 特許番号００９８９８３号で既に公知である。この構造の目的は製造を簡単化す ることにある。このようなおむつの欠点はこの弾性張力がおむつの着用者が誰で あろうとこの着用者によって張力が着用者に付与される場合の方法次第だけで決 まるので着用者の脚や腰特表平４−５０６３１３　（２） の周りに適切な弾性張力を構造的に保証することが困難なことにある。従って、 こうしたおむつの着用は着用者にきつくなり過ぎるというおそれが明白である。

同様な解決方法は米国特許第４６９９６２１号に提案されており、これによると 弾性材料の別々の層をその弾性特性が本質的には変らないようなやり方でおむつ に取付けられている。またこの形式のおむつでは弾性張力はおむっをどのように 着用するかその着用方法に全面的に依存している。

本発明はおむつまたは失禁防護帯のきつく締め過ぎる着用ができないようにして 叙上の問題を解決することを目的としている。

本発明によれば上記目的は、細い可撓性材料片を外側包囲層に取付け、この材料 片は予め張力がかけられた状態で取付けられた弾性糸またはゴム紐のパターンを 含み、この材料片が物品の長手方向に吸収体を包む包囲層の背面縁を過ぎる先ま で延びていることを特徴とする前記形式の吸収性使い捨て物品で且つ物品の幅方 向に背面部分に、使用者の物品着用時、材料片の側縁が着用された物品にパンツ 状の形状を与えるために物品の前面部分の対応する側縁に取付は可能となるよう な広がり部分が設けられて上記弾性糸のパターンが脚および腰部のゴム紐を構成 するようにした吸収性使い捨て物品によって達成される。

弾性糸またはゴム紐を別々の材料片に配置することにょ利点が得られる１弾性糸 が吸収体にもまたはこの吸収体に取付けられた包囲層の一方にも取付けられない ため、弾性糸の弾性特性が大きく改善される。しかのみならず、おむつ、即ち腰 および脚のゴム紐をつけた特別な構造の弾性パンツを用いておむつ着用の子供に 締着されたおむつに対する漏れの保安性についての公知の最良解決法についてさ らに詳しく列挙される。材料片の形状は任意所望のものにできるので、吸収体を 包む包囲層の側片は在来のオールインワン型おむつの場合のごとく、おむつが使 用中でない場合には相互に取付けられる必要がない、さらにまた、弾性糸が別々 の材料片に配列されることは弾性糸が予め張力をかけられた、即ち伸張された状 態から全体に弛緩された状態へ縮めることが吸収体によって制限されている在来 のオールインワン型のおむつに比べて、おむつがぴったり適合する子供の大きさ により大きな変化を与える。さらに、材料物体における材料が不透過性たること を必要とせず、このことは空気交換性に優れた柔らかくて快い材料が材料片から 選択可能ということを意味する。

本発明の好ましき実施例を以下に添付の図面を参考に詳述する。

第１図は本発明のおむつを概略的に示す斜視図、第２図は弾性糸を伸張した状態 にした第１図のおむつの平面図、 第３図は本発明のおむつの変態型を示す第２図同様の図である。

各図に示すおむつは吸収体２を二枚の包囲層３．４間に包ませた状態の在来型丁 字形おむつよりなる。おむつを使用する時に使用者の身体に当る内側包囲層３、 即ち第１図において検図者に向いている層は好ましくは不織材料、例えば不ｌｌ １１１ａ維材料製の透過性材料で構成されている。第２図において検図者に向い た外側包囲層４は不透過性材料、例えばポリエチレンまたはポリプロピレンプラ スチックより構成されている。これらの両包囲層は吸収体２を越えて延びた部分 に適当に、例えば接着剤で接合される。

材料片５は、側面部分を形成する丁字形おむつの部分を含み、使用時にはおむつ の前側部分を形成し着用者の下腹部に当る部分を含む丁字形おむつの部域の横縁 に近い狭い部位において、丁字形おむつの外側包囲層４に適当に例えば接着によ って取付けられる。材料片５は丁字形おむつ１の縦方向中央線に対し対称的に整 列されている。

第２図から明らかなように図示の実施例では切取り三角形で、材料片の取付縁と は反対側の縁に平行に延びる二本の弾性糸６を含む、しかのみならず、弾性糸７ が材料片の外側縁に沿って延びている０弾性糸６および７は適当に材料片に予め 張力をかけた状態で取付けられている０図示の好ましき実施例では、材料片５は 二層の不織材料よりなり、この二層間に糸６および７が包囲層が接着接合される と同時に配置され取付けられる。勿論、一枚の材料層から材料片を形成し、これ に直接に糸６および７を取り付けることができる。糸６および７は接着剤接合以 外の方法で取付けでき、例えば縫着は接合することができる。

材料片５はまたはおむつを着用する場合、材料片の側面部分および丁字形おむつ の突出した側面部分を接合するようにした二枚のテープフラップ８よりなる。

第２図においては弾性糸を伸張させた、即ち予め張力をかけた状態にした本発明 のおむつが示されているが、第１図は弾性糸を縮めた、即ち非伸張または弛緩さ せた状態にしたおむつを概略的に示す、第１図から理解できるごとく、弾性糸を 縮めたことによって不織材料に折目が広範囲に亘って形成される０弾性糸６．７ が全面的に弛緩させる不織材料の可撓性のせいで、弾性糸はその元の長さに戻る ことができる０本発明のおむつを着用すると、材料片５はかくして第１図に示す ごときその位置から引かれるので、固定テープ８が丁字形おむつ工の延びた側面 片に取付けられる０丁字形おむつ１および材料片５で形成されるごとき本発明の おむつを着用すると、おむつはパンツ状形状を取り、弾性糸６および７はそれぞ れ腰部および脚のゴム紐を形成する。吸収体を包む包囲層間に弾性糸を配列した 在来のオールインワン型おむつに比べて、本発明のおむつは材料片５内の弾性糸 の作用長さが在来のオールイワン型おむつの弾性糸の作用長さよりずっと長いの でるもつ使用者の体格に対する適応性が大きい、これは弾性糸の収縮、特に腰部 におけるゴム紐を形成している糸の収縮を防止するためである。在来のオールイ ンワン型おむつにおいては、腰部のゴム紐の作用長さは吸収体の外側にある包囲 層の側面部片のゴム紐が収縮することによって決ることが大きい、この点で理解 されたいことはオールインワン型おむつの腰部のゴム紐を形成する横方向の弾性 糸が吸収体の外側にくる包囲層間に全体的に延びるとしても、これで糸の縮括す る能力が大きく制限されるということである。従って、本発明のおむつは材料片 がこれに対して寸法法めされていて腰部のゴム紐の張力に対する適正な値が使用 されているとう条件では在来のオールインワン型おむつよりはおむつ使用者の種 々異なる身体の寸法に対する調整が常に一層良好である。さらに、本発明のおむ つは、在来のオールインワン型おむつもそうであるが、最大引張強度が弾性糸に 適正な張力を付与することによって容易に決定できるという利点を有する。

第３図は第２図の実施例と異なる実施例を示す、この実施例の相違点は、おむつ の使用時には着用者の身体におむつを押し当てるために吸収体の部域内で延長す る特別の長手方向の弾性糸９．１０を材料片５に取付けて設けたことにある。こ れらの弾性糸９．１０は弾性糸６．７よりは引張力が適当で低いことが必要であ る。

上記図示の各実施例は勿論本発明の範囲内で種々の変更が可能である０例えば、 材料片およびこれが取り付けられたおむつの形は変化可能である１本発明を長方 形のおむつに用いた場合、この長方形おむつの外側に取付けられた端部に側面片 を延ばして用いることが得策であり、またその際には両側面に側面から側面に延 びる横方向ゴム紐を設けて腰部のゴム紐の作用長さをさらに長くすることが得策 である。吸収体の変形またはおむつの外側包囲層の変形は材料片用の取付部域に ゴム紐が存在するために起り得ることでるが、この変形は小さく、おむつの機能 的特性に影響しない。

従って、本発明の範囲は付属の請求の範囲の内容によって制限されるのみである 。

さらに、材料片はその背面部分がおむつの前側部分と協動できるという条件でお むつのどの部分にも取付けることができることは勿論である。収尿部分を含むだ けのおむつに対してはおむつの背面部に材料片を取付けてもなお十分な腰部およ び脚部のゴム紐を得ることができる。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．物品の使用者には使用者の身体に最も近い所にくる内側の透過性包囲層（３ ）と、内側の不透過性包囲層（４）と、該両包囲層間に配置された吸収体（２） とよりなるおむつまたは失禁防護帯なと吸収性使い捨て物品において、細い可撓 性材料の材料片（５）が上記外側包囲層（４）に取付けられ、該材料片（５）が 予め張力をかけた状態で材料片（５）に取付けられた弾性糸（６，７，９，１０ ）またはゴム紐のパターンを含み、該材料片は、上記物品の長手方向に、吸収体 を含む包囲層（３，４）の背面縁を超えて先ヘ延び、物品の背面部分における幅 方向が、使用者の物品着用時に、該材料片（５）の側面縁が、該着用された物品 にパンツ状の形状を与えるために、弾性の前面部分の対応する側面縁に取付け可 能となるような広がり部分を有しこのことによって弾性糸のパターンが脚部およ び腰部のゴム紐を形成する糸（７および８の各々）を構成するようにしたことを 特徴とする吸収性使い捨て物品。
2. ２．前記材料片（５）が吸収体（２）の部域内に腰部および脚部のゴム紐を形成 する糸（６および７の各々）のみならずさらに長手方向に延びる弾性糸（９，１ ０）を含むことを特徴とする請求の範囲１項に記載の物品。
3. ３．前記材料片（５）がその前面部分に延長の側面部片を有し、前記前面部分が 前記材料片の背面部分と共に物品の腰部分を形成するようにしたことを特徴とす る吸収体およびその包囲層が長方形を有するる請求の範囲１項に記載の物品。
4. ４．前記材料片（５）がその前面部分の横方向の弾性糸を含むことを特徴とする 請求の範囲１項および３項に記載の物品。