JPH04505741A - 積み重ね可能なボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 積み重ね可能なボックス 本発明は、複数の似通った対象物の貯蔵や輸送のための、積み重ね可能な収納ボ ックスに関する。

積み重ね可能な収納ボックスとしては、種々の形のものが種々の目的のために存 在している。ボトル用のボックスは、普通、各々のボトルのための仕切りがつい ていて、ボックスの形は、ボックス同志を積み重ね得るようになっている。しか し、このことは一方において、空のボックスがボトルを収納しているボックスと 全く同じスペースを占めるという結果になっている。

もし、他方において、ボックスの形が、それらが空になったときには相互に挿入 され得るようであるならば、普通、１つのボックスの重量が下方にあるボックス の内容物の上にかかることとなり、それは、ボトルが軟質のプラスチックででき ている場合には特に不都合であるし、下方のボックスにボトルが１つしか入って いない場合（そういう場合がある）に普通の積み重ね方が不可能になる故に不都 合である。

本発明の目的は、空になったときには他のボックスの中に入って積み重ねられ、 したがって貯蔵や輸送のために占めるスペースを最小にでき、なお、下方のボッ クスにボトルのような対象物が入っているか否かに関係なしに他のボックスの上 に積み重ねられ、その上に載せられるような、積み重ね可能な収納ボックスを提 供することである。

本発明のさらにある目的は、使用後には元の高さの何割かしか占めない高さまで つぶされ得るボトルを格納するための収納ボックス、すなわち、つぶされたボト ルが入つた状態で多数のボックスが、相互に中に入る形で積み重ねられ、その後 、ボトルの回収やあり得る再利用のために返送され得るという収納ボックスを提 供することである。

上記の目的は、本発明によれば、特許請求の範囲に記載しである特徴によって定 義される収納ボックスによって達成される。

図面において、図１は本発明による収納ボックスの斜視図であり、図２は図３の ■−■切断面の断面図であり、図３は１つのボックスの、下側の他のボックス（ 図示）上への載り方を示す平面図、図４は代案の形状のボックスの平面図である 。

図は、５個のボトルを貯蔵するための、その目的のために複数の仕切りウェブ２ を有する収納ボックスを示している。図３と図４で２つの相異なる実施例を示し ている、図３の実施例は、１つのボックスが他のボックスの上面の上に載せされ らるが、ボックスを１８０’回すならば他のボックスの中に入れられる形になっ ており、図４の実施例は１つのボックスが向きに関係なく他のボックスの上面の 上に載せられるに適している。

ボックスの上端は周囲フランジｌが設けられており、そのフランジの長手方向の 各辺の上面に運搬用ハンドル３がある。ハンドルがフランジの中に落ち込んでい るのが望ましい。ハンドル３は適当な高さまで引き上げられ、その高さはせり出 し部４がフランジの下面に当ることで限度となる。ハンドル３を引き上げた後に 、それらハンドルは相互に押し付けられ、底部え部によって相互に固定される。

この位置において２つのハンドルは一緒になり、ボックスのためのハンドルとな ると共に、内容物がボックスから脱落することを防ぐ。特に図２で示されている ように、ボックスの断面は、前側と後側の壁についても両側方の壁についても、 下向きにテーパがついている。このことにより、空のボックスは、図２に示され ているように、相互に中に入った形で積み重ねられる。なお、図１で示されてい るように複数の開口つまり窓１０があり、これによりボックスの内容物が容易に 見られる。

空のボックスを相互に中に入る形で積み重ねると、上側のボックスの底１１が、 下側のボックスの内側にあるショルダー１２の上に載り、それにより、それら２ つのボックスの底同志の間にはスペースができ、このスペースは、再利用のため につぶされた空のボトルを収容し得る。これはなお、相互に中に入った形で積み 重ねられたボックス同志が引掛かることを防止する働きをする。２つのボックス の間の距離は、それら２つのボックスのフランジｌ同志の間にハンドル３のせり 出し部４がおさまるように決められている。

２つのボックスは、両方のボックスの側壁についているウェブ７が同じ側に来る ような向きになっているならば、相互に中に入る形で積み重ねられ得る。しかし 、２つのボックスが相互的に１８０’回されているならば、上側のボックスの底 が下側のボックスのフランジ１の上面の上に載ることとなる。このことはウェブ ７がついている側壁は対向している側壁よりも幅が幾分大きくなっていることに よって達成されている。つまり、下側のエツジに対して１８０’回された上側の ボックスの底は、下側のボックスの幅の大きい方および幅の小さい方の側壁のフ ランジの上に、図３に示されているように載ることになる。ウェブ２とフランジ ｌには幾分低い部分１３があって、それら低い部分１３とフランジ１の上面の間 にエツジＩ４ができている。これらのエツジ１４は、上側のボックスを受入れて 案内する役をするものであり、底の外形に対応した形になっている。エツジは、 幅の広い方の側壁にあるフランジにあってよいが、ウェブ７の上にあってもよい 。

他の実施例での２つのボックスも、それらは同形であってすべての壁にテーパが ついている故に、一方の側壁にあるウェブ７が同じ側に来るように、同じ向きに なっているならば、相互に中に入る形で積み重ねられ得る。しかし、２つのボッ クスが相対的に１８０＠回されたならば、上側のボックスの底１１は、下側のボ ックスのウェブ２の上に載ることになる。ウェブ２の上側エツジには低い部分１ ３があって、上面とその低い部分１３の間に、上側のボックスの底を案内するた めのエツジ１４ができている。この効果を得るために、一方の側壁から各ウェブ ２に至る距離が、他方の側壁からそれら各ウェブに至る距離と異なりている。

この実施例においては、ボックスは、同じ向きになっているならば相互に中に入 る形で積み重ねられ、相対的に１８０°回されているならば、ウェブ２の上に載 り、その重量が内容物にかかることはない。

本発明によるボックスの底には、その全長にわたって延びている中央ビード６が 設けられている。このビードは、それの両側の部分をチャンネル形に内側に凹ま せることによって形成されている。このビード６の目的は次のとおりである。も し２つのボックスが同じ向きになっていて下側のボックスにボトルが入つでいる ならば、ビードがそれらボトルに当たったうえで上側のボックスが傾（こととな るので、扱う人が上側のボックスのハンドル３を手放すより前に、向きが間違っ たことを扱う人に知らせる。上側のボックスを１８０’回せば、上側のボックス の底１１は、下側のボックスの部分１３の上の載るべき位置に来る。

ウェブ２には上向きにテーバがついているので、上側のボックスのウェブの外面 が、下側のボックスのウェブの内面に沿って、間に隙間をもって、上側のボック スの底が下側のボックスのショルダー１２に当るまで滑り込むようにしてボック スは相互に中に入ることとなる。

フランジには、側方端の近くにおいて開口（複数）８が配置されている。これに より、ボックスを例えば壁に配置し得る。フランジｌには、各長手方向の辺にお いて切欠き９を有しているので、扱う人がボックスのハンドル３をつかむのが容 易になつている。

上述した本発明の実施例は長方形のボックスに関しているが、ボックスは、各々 が相対的に９０°回されていれば相互に上に載る形で積み重ねられるように、正 方形になっていてよい。

本発明によるボックスは、液体を入れるためにプラスチックでできたボトルを用 いることに特に関係して形を決められている。この種のボトルは、内容物が使わ れた後には捨てられてよいものであるので、相互に中に入る形で積み重ねられた ２つのボックスの中に納まるような高さになるまでつぶされてよい。本発明によ るボックスは、さらに、相互に上に載る形で積み重ねられたボックスの中に幾つ かのつぶされたボトルを入れて再利用するためにも用いられる。もしそのような ボックスに、再利用のための多くのつぶされたボトルを詰め込むならば、それら は、持ち上げられて相互に押し合わされているハンドルによってロックされ得る 。

本発明によるボックスは、また一方で、空になっていてつぶされていないプラス チックのボトルの再利用、特には、ボトル集積所からの支払の場合ボトルと共に ボックスをボトルを受け入れる機械によって集める場合に適している。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の７第１項）゛平成３年１０月１１日

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．複数の似通った対象物の貯蔵や輸送のための、積み重ね可能なボックスにお いて、ボックスの前側と後側の壁に下向きにテーパがついており、対象物の横方 向支持のための上向きにテーパのついたウエブ設けられており、ボックスの下方 部分では壁の内面に内側ショルダーが、１つのボックスが他方のボックスの中に 入って積み重ねられ、下側のボックスのショルダーの上に載るように設けられて おり、ボックスの底は、正しい方向にあるときは１つのボックスの底が下側のボ ックスの上面に設けられている周囲フランジの上に載るようになっていることを 特徴とするボックス。
2. ２．ボックスが同じ向きにあるときには相互に中に入る形で合わされるが、相互 に向きが異なっているときには、相互に、望ましくは上側のボックスの底が下側 のボックスの上部フランジの上にあるようにして上に載ることとなり、それによ り、下側のボックスにおいては、２つのボックスの底同志の間のスペースに対象 物が収容されるように、ボックスが中央の横断方向の軸線に関して非対称になっ ていることを特徴とする、請求項１に記載のボックス。
3. ３．ボックスの上面にある周囲フランジが、ボックスが積み重ねられたとき、ボ ックスが相互に中に入る状態であっても相互に上に載る状態であっても、垂直方 向に揃うような周囲形状を有していることを特徴とする、請求項１または２に記 載のボックス。
4. ４．各長手方向のフランジ内にハンドルが落ち込んでおり各々のハンドルは、そ れが引き上げられたときにフランジの下面に当るせり出し部を含んでおり、１つ のボックスのそれら２つのハンドルは、引き上げられた後に相互にクランプされ 、内容物を止める働きをすることを特徴とする、請求項１ないし３のいずれか１ 項に記載のボックス。
5. ５．ボックスの底の中央に長さ方向にビードが設けられており、下側のボックス に対象物が入っていたときにビードがその対象物に当ることによって、下側のボ ックスの上に載る形で積み重ねられるためには上側のボックスは、長方形のボッ クスなら１８０°、正方形のボックスなら９０°または１８０°という角度だけ 回されねばならないことが知らされるように、望ましくはビードの両側に、内側 に凹んだ部分が配置されていることを特徴とする、請求項１ないし４のいずれか １項に記載のボックス。
6. ６．フランジの上面に、上側のボックスの底を受け入れるための低くなった部分 があり、それら低くなった部分のエッジは、底の周囲に対応する形になっている ことを特徴とする、請求項１ないし５のいずれか１項に記載のボックス。
7. ７．ボックスが同じ方向にあるときには相互に中に入る形で積み重ねられ、ボッ クスが別の向きになっているときには、上側のボックスの底が下側のボックスの ウエブの上面に載る形で積み重ねられるように、ボックスの一方の端壁から各ウ エブに至る距離が他方の端壁からそれら各ウエブに至る距離と異なっていること を特徴とする、請求項１ないし６のいずれか１項に記載のボックス。
8. ８．ウエブの上部に、ボックスの底に対応するように、低くなった部分とエッジ が設けられていることを特徴とする、請求項７に記載のボックス。
9. ９．ボックスの底が１つの短い端壁と長い端壁を有する台形をなしており、ボッ クスのフランジの中の短い端壁の側の凹所が、上のボックスの長い端壁の底部を 受け入れるようになっていることを特徴とする、請求項１ないし６のいずれか１ 項に記載のボックス。