JPH04504964A - 内視鏡、特に関節鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内視鏡、特に関節鏡 説明 本発明は、請求の範囲＄１項に記載した種類の内視端に関するものである。

この種の内視鏡、特に関節鏡の形式のもの番よ、急性のａｓｒＩ！、大ていは膝 閲酊の検斎と治療に用いられる。

この種の公知の内視鏡は、直線的に視る光学系の光軸に対して斜めの視方向を有 している。この斜めの視方向を育することによって、導入方向により決定される 視野が、器具を回動させることで著しく披大できる。

しかし、器具全体を回動させる場合、接続部、保持グリップ、映像分析システム 、特に、通ｔば器具の縦軸線に対し半径方向に外側へ突出している照明用接続管 及び光灘に至る光伝達ケーブル等を、−緒に回動させねばならない欠点がある。

このため、特に医療眉に使用する場合には、内視鏡を動かす自由が著しく侵害さ れる。特に手術の場合には、ケーブルやコードの類が視野や作業域を制限し、著 しく作業が阻害される。

本発明の根底をなす課題は、冒頭に述べた積電の内視鏡の操作性を改良し、同時 にその使用可能性を高めることにある。

この課題は、請求の範囲１！１１１［記載の特徴を有する手段により解決された 。

本発明番よ、光ファイバを不動に保持したまま光学素子部分を回動することによ り、視方向を選択的に変更する効果が得られる、というａ！騎にもとづいている 。

したがって、本発明によれば、光学素子の対物端部は、接続管に対して回動可能 に配置されている。この回動角度ば３６０’　とするのが好ましい。

本発明により内視鏡筒部の灯室部分を別個に回動可能にすることによって、従来 の内視鏡のように付属部品を一諸に回動させる煩わしさなしに、′見回し”が可 能になる。

本発明の別の有利な構成によれば、光学素子を保持する内視鏡のバレルが、はぼ 円筒形の２つの部分から成り、しかも、２つの部分の分離個所が有利には、２つ の光学線材の間に設けられているため、バレル縦軸線を中心として対物部分の回 動が可能である。

この分離個所は、対物端部から見て照明接線管の後方に設けられている。内視鏡 の対物部分ｌよ、光学素子を保持するバレルの対物部分と、この部分を同心的に 取囲み光ファイバを案内するスリーブとから成っている。その場合、このバレル 対物部分（よスリーブ内を回動可能である。光ファイバを案内するスリーブは、 内視鏡筒部の対眼側区分に対して位置が固定されている。

回動可能なのは、光学素子を保持するバレルの対物区分だけである。こうするこ とにより、たとえば、バレルの接眼部分に付加される映像記録機器又番よ映像記 録機器も、同じように空間位置が固定される。バレルの対物部分が回動可能なこ とで、使用した光学系の視方向を屈折させることにより“見回し“が可能になる 。

光学素子バレルの回動可能部分は、有利には、利用者側端部近くの、操作の手の 届く位置まで達するようにしておく。この実施例の場合、有利には、光学素子を 取囲む光ファイバを予め横へ分岐させておけば、外部から難なく手の届くところ に操作部材が配置できる。

その場合、操作部材の後方に１よ、′光学的インターフェース”を設けておく、 このインターフェースにより、このほかの光学伝達路の固定部分への移行が可能 となる。それに統いて、同じく位置固定されたビデオ・カメラが接続される。

その場合、光フアイバ用の分岐引入れ管と、洗浄導管を付加するための接続部と を受与する保持グリップは、操作部材の形式で外側から手の届くバレル部分に機 械式に“架橋”するように構成されている。この保持グリップは、多重機能を有 するようにするのが有利である６保持グリツプは、また、内視鏡やカメラの保持 のほかに、各チューブや導電を内視鏡へ導くのにも役立っている。こうすること により、自由に垂れ下がっている洗浄用及び（又は）吸引用のチューブや光伝達 ケーブルが、操作者の邪魔になることがなくなる。

対象区域を十分に照明するために、光ファイバの照明角度を光フアイバ出口区域 で、可能な全体の観察区域に適合させておく。

光ファイバの光出口面は、広角照明の場合、有利には、Ｉ！頭円錐形又１よ凹面 状に対物端部が形成されている８＊た、この対物側の形状を、特に関節鏡による 検査向きにもしておくのが有利である。なぜなら、関節内へ差込むさいに、光出 口面がトロカールへ滑らかに移行するように形成することで、軟骨損傷をより少 なくすることができるからである。

特別な一実施例の場合、光ファイバの対物端部のところが、２つの区域に分１す られている。すなわち、光学素子バレルに直接隣接し、円環状の光出口面を有す る内側区域と、円錐形の光出口面を有する外側周囲区域とである。この分割は、 はぼ三角形の横断面を有するリングをそう入することで行なうのが有利である。

別の実施例の場合は、光出口面全体を円環状に構成し、つや消しガラス製のリン グで被覆して、光の散乱が広角となるようにしである。ガラス製リングは、有利 に番よ４分円形の横断面を有しているが、その曲面は、関節部分の損傷を少な（ するように、外とう面から対審区域の端面へ徐々に移行する部分をなしている。

光学素子バレルの分離個所は、たとえば環状のあり継ぎ形式もしくは、ユニオン リングによるねじ継手形式に構成しておくことができる。いずれの場合も、双方 の部分相互をＭ＠に定心させ、かつ自由に回動可能にしておく。ねじ山を有する ユニオンリング【よ、意図せずして回動することがないように、定位置で筒部分 に接着又はロックし、固定しておく、この場合には、笥の各部分を交換したり選 択的に付加したりすることは、もｌ＝や不可能となる。

回動可能な部分を楽に操作できるようにするには、ぎざ付きリングを用いるのが 有利である。このリングは、対物部分の、照明用接続管側端部のところに、その 縦軸簾を中心とし同心的に取付（すておく。

しかしながら、回動可能な部分の操作番よ、バッテリ駆動のモータを介して行な ってもよい、その場合、モータは、観察者側の部分、特に保持グリップの外部又 番よ内部に取付けておき、モータ軸が直接に、もしくは伝動部材を介して、対物 部分ないしぎざ付きリングの周囲に作用し、回転運動を生せしめるようにする。

分離個所を設けることにより、光学素子バレルの対Ｉｆ！１Ｆ！ｉＡ分が他の部 分に対して回動可能となり、また場合により分離個所が、異なる対物部分ないし 、ｔｔ物部分以外の部分の選択的接続にも役立つ。

本発明による内視鏡の更に別の有利な形式番よ、視方向に照明方向を適合させる ための変化形に関するものである。

そのためには、光学素子バレルの先端に結合させた偏向プリズムを照明スリーブ 内へそう人し、ばね作用により照明光路内へ移動させるようにするのが有利で特 表平４−ｓｏ４ａ６４（４） ある。照明スリーブ内部の光学素子バレルを回動させると、プリズムも一緒に回 動するので、照明方向ｔよ、との回動位置でも視方向と合致する。

照明方向に影響を与える別の変化形番よ、照明スリーブの光出口面を覆う弾性的 な透光性リングを変形させることにより得られるものである。そのさい、この変 形は、光学素子バレルがそう人時及び回動時に、このリングの、内方へ突出した 複数区域と接触することで実現される。

更に別の変化形によれば、照明スリーブの光出口面のところに、形状安定的な透 明材料製、特にガラス製の被覆が、回動可能に支承されている。この被覆の形状 は、観察用光路の通過する中心孔を有する偏向プリズムの形状に合致している。

この被覆により、光は一定角度だけ偏向される。斜め方向を視る光学素子に適合 する視角を有する光学素子バレルは、被覆とロック可能なので、被覆はバレルと 一緒に回動可能であり、光をその時々の視方向に偏向させる。

本発明のこのほかの有利な構成は、請求項２以下の各項に示されている。以下に 、本発明の有利な実施例を図面につき詳説する。

図１は、分離個所を有する関節鏡の縦断面図、図２は、図１の関節鏡の別の実施 例の囚、図３は、図１及び図２の関節鏡の、照明された観察域、 図４１よ、分離個所の環状あり継ぎ個所、図５ａ４よ、広角照明の可Ｗな第１実 施例の対物側端部の側方区域をＷｆｒ面して示した図、図５ｂは、広角照明の可 能なｌＩ２実施例の対置側端部の側方区域を折重して示した図、 図６は、図１の内視鏡の斜視図、 図６ａ、図６ｂ、図６ｃ、図６ｄ、図６ｅは図５ａの内視鏡の個別部品、 図７は、モータ式ぎざ付きリング調節装置の第−変化形の図、 図８は、図７の調節装置の第二変化形の図、図９ａば、斜視光学素子を有するバ レルのはめ込み段階を示した内視鏡の末端部の第−変化形を示した部分断面図、 図９ｂは、光学素子バレルはめ込み後の、図６ａ同様の断面図、 図９Ｃば、図９ｂの変化形の正面図、 図９ｄば、図９ａ、図９ｂ、図９０の変化形の斜視詳細図、 図１０ａ、図１０ｂ、図１０ｃ、図１０ｄば、それぞれ図９ａ、図９ｂ、図９ｃ 、図９ｄに相応する図示形式で示したＩｉ２変化形の図。

図１１ａ１図１１ｂ、図１１ｃば、それぞれ図９ａ、図９ｂ、図９ｃに相応する 図示形式で示したＮ３変化形の図、 図１２＆、図１２ｂ１図１２　ｃ　Ｉｔ、それぞれ図９ａ。

図９ｂ、図ＬＯａに相応する図示形式で示した′Ｍ４Ｎ４変化形である。

図１に１よ、関節腔１検査用の関節鏡として構成された本発明による内視鏡が、 ｉ！！断面図形式で示しである。

この種の関【組よ、トロカール・スリーブ２、吸引兼（又は）洗浄チューブ接続 部３，４、トロカール・スリーブ２内にそう人可能の内視鏡装置５から震ってい る。そのさい、照明用には、通例、光ファイバ６が備えられている。光ファイバ ６は、光学素子バレル７を中心とし同心的に配置され、横方向へ突出する照明接 続管８と光フアイバケーブルとを介して光源と接続されている。光ファイバ６と 光学素子バレル７との間には、吸引兼（又は）洗浄通路が延びている。光学素子 バレル７に対し光ファイバ６を安定化し、かつ間隔維持するため、図示されてい ないウェブが設けられている。光学素子バレル７ば、対物レンズ９と複数の映像 転位レンズＩＯとを存しでいる。これらのレンズ１０は、対象１を、接眼レンズ の中間映像平面に写し出して観察できるようにするが、もしくはカメラ１１に写 し出してモニタないし画像記録できるようにする。

以下では、“光学素子バレル”という語は、光学素子を保持するバレルの、回動 可能の対物側部分のみを意味することとする。

光学素子バレル７は、固定的なカメラ１１に対して同軸的に回動可能であるが、 光ファイバ６から成る照明部１３は不動である。

照明接続部８の後方に（よ、外部から手の届（ぎざ付きリング１４が設けられて いる。このリング１４ば、光学素子バレル７と固定結合されている。ぎざ付きリ ング後方の分離個所１５により、カメラ部分１１に対して光学素子バレル７を回 動させることが可能となる。

こうすることによって、照明接続部８、吸引兼（又は）洗浄接続部３，４、カメ ラ１１、グリップないし保持部１６が、光学素子バレル７の回動時に、一定の空 間位置を維持し、−緒に回動しないようにすることができる。

図２は、航記実施例の別の基本図である。

図２と図３とには、光学素子バレル８を互いに１８０６だけ回動させた位置にお いた場合の、光学的な角度状況が示しである。光軸１２に対し視方向を斜めにし た場合、区域１７（図３）が照らし出される。特定回動位置では、角度域２０と 対象域１８が目標域となり、この位置から１８０６回動した位置では、角度域２ １と対象域１９とが目標域となる。照明される空間角度２２ないし区域１７は一 定不変である。このような広角照明用の、対物側の光出口端部の有利な実施形式 を示したのが、図５ａと図５ｂである。

グリップ１６は、図２に示した実施例の場合、トロカール・スリーブ２と固定的 なカメラ１１との間のブリッジ状の連結部をなすと同時に、ぎざ付きリング１４ の前方で分岐する接続管や導管の蟹、特に照明接続管８や吸引ないし洗浄接続管 ３．４のための保持部をなしている。カメラ１１ば、はめ込みシュー２．３を介 して常時、グリップ１６から取外し可能なので、光学素子バレルからも分離する ことができる。

図４は、分離個所の特殊な一実施例で、環状のあり継ぎ２４の形式に構成されて いる。円筒形部分をこの形式にすることにより、正確な調整が可能になり、構造 形式も簡単となり、汎用可能となるのが特徴である。

環状のあり継ぎ２４の、対物端部側の部分２５（よ、回動運動用の操作手段とし ても役立てることができ、その場合にば、ぎざ付きリングとして構成しておくの が有利である。

図５＆は、広角照明部の箪−変化形を示したものである。この照明部は、互いに 分離された２つの環状の光出口面が特徴である。光学素子バレル７に直接隣接す る内側円環状光出口面２６ば、はぼ三角形の横断面を有するリング２７により、 円錐形光出口面２８から分離されている。２つの光出口面２６．２８とスペーサ として役立つリング２７と番よ、滑らかな面を形成している。この滑らかな面は 、トロカール・スリーブ２のところにも続いている。これにより内視鏡ないし関 節鏡を差込むさいの組織損傷が大幅に防止される。双方の光出口域の光の出る角 度域は、図５ａに破線で示したように１なり合っている。このようにすることに より極めて広角の照明が達成されるのが分かる。

図５ｂ図に示した第二の変化形の場合、先出ロ面２６′全体が円環状に構成され ている。スペーサ２７の代わりに、この場合、つや消しのガラス製リング２７′ が用いられ、このリング２７′の平らな面が光出口面２６′に載せられ、リング ２７′は、はぼ四半円形の横断面を有している。つや消しによって、光の散乱を 広角度にでき、また、ガラス製リング２７′の横断面形状をかどを落として丸（ することにより、差込み時の組織損傷を防止できる。

図６は、図１に示した実施例の原理による関ｆＩＢ鏡の斜視図である。その個別 部品と組立順序は、図６ａから図６ｅに示しである。この内視鏡ば、実賀的に次 の部品から成っている。すなわち、照明接続管８を有する光フアイバ照明装置（ 図６ａ）、光軸１２を中心として光学素子バレル７を回動させるためのざざ付き リング１４を有するロッド状光学素子バレル７（図６ｂ）、光学素子バレル７と 照明装置１３との間に延びる吸引兼（又は）洗浄通路用の接続部３及び（又は） ４、グリップ１６（図６ｃ）、カメラ１１（図１２）に適合させるためのアダプ タ２９（図６ｃｉ）である、照明接続部８は、有利にはグリップ１６内に組込ん でおく。

ぎざ付きリング１４の操作時には、光学系マウント７が、吸引兼（又は）洗浄通 路と照明装置１３との内部で光軸１２を中心として回動される。ぎざ付きリング １４は、グリップ１６のすぐ近くにあるため、容易に手が届く。その時々の長方 向は、ぎざ付きリング１４のアーキング３０で認知できる。アーキング３０の半 径方向位置は、半径方向の視方向と合致するようにするのが有利である。また、 ぎざ付きリング１４の位置と視方向とを表示するマーキングを光学的な写像内へ 写し込むこともできる。

図７と図８に番よ、ぎざ付きリング１４用のモータ式調節装置の変化形が示しで ある。これらの変化形は、内視鏡ないし関節鏡のグリップ１６内に組付けられた モータ３１、同じくグリップ１６内に配置されたバッテリ３２、スライドスイッ チ３３、種々の伝動部材から成っている。これらの伝動部材は、モータ３１のエ ネルギーをぎざ付きリング１４に伝達し、照明装置１３に対して光学素子バレル ７を回動させる。

伝動部材は、図７に示された第一の変化形の場合はウオームギヤとビニオンの組 合せとして構成されている。モータ軸３４は、ビニオン３６と噛み合っているウ オームギヤ３５を保持している。ビニオン３６０回転軸３７は、ぎざ付きリング １４の半径方向平面内に、ウオームギヤ３５の回転軸３８と直角方向に配置され ている。ビニオン３６は、その軸を介して２つのつオームギヤ３９，３９’　と 固定結合されている。ウオームギヤ３９．３９’　は２つのと二オン４０．４０ ’　と噛み合っている。ビニオン４０．４０’の回転軸４１゜４１′は、ぎざ付 とリング１４の半径方向平面に対し直角方向に位置し、ウオームギヤ３５の回転 軸３８に対しては直角方向かつ対称的に位置している。このと二オン４０．４０ ’　は、同時にぎざ付きリング１４用の駆動部材でもある。ぎざぎざの形式番よ 、事実上、はぼラックの形状に合致する。

モータ３１の大切ｌよ、スライドスイッチ３３により行なう。このスイッチ３３ は、内視鏡ないし関節鏡のグリップ１６のところに、それも人間工学的に好都合 な個所に設けてお（。スライドスイッチ３３の操作時には、電流回路が開閉され るのみでなく、同時に駆動部材とぎざ付きリング１４との間の摩擦接続が断続さ れる。このように２重機能をもたせることにより、ぎざ付きリング１４を手動で も回転させることが可能となる。この２重機能を実現させるため、スライドスイ ッチ３３番よスライド可能の基板４２と接続されている。

この基板４２上には、伝動部材、モータ３１、弾性的な接続線４３、モータ３１ とバッテリ３２との間に開閉可能の接点４５を有する接続線４４が組付けられて いる。ぎざ付きリング１４の方向へスライドスイッチ３３を操作するさい、基板 ４２は一緒にスライドする。

そのさい、接点４５はバッテリ３２の一方の極と接続され、同時に駆動部材が、 ぎざ付きリング１４の円周部に押付けられる。基板４２上をスライド可能のモー タ３１とグリップ１６のゲージング内に固定的に番よめ込まれたバッテリ３２と の間の接点４５１よ、弾性的な特性を有しているので、開閉状態とは無関係に常 時接触している。

特に伝動部材に関して、別の有利な実施例が図６１Ｌに示しである。モータ軸３ ４は、＠６の実施例に煩似のつｔ−ムギャ３５を有している。このウオームギヤ ３５にばビニオン４６が噛み合い、ビニオン４６の回転軸４７番よ、ウオームギ ヤ３５の回転軸３８と半径方向のぎざ付きリング平面とのいずれに対しも直角方 向に位置している。ウオームギヤ４６の輪には、摩擦車４８が取付けられ、この 摩擦車４８によりベルト４９が駆動され、更に、このベルト４９が２個のローラ ５０．５０’を駆動している。２個のローラ５０．５０’の回転軸５１．５１’ 　は、と二オン４６及び摩擦車４８の回転軸４７同様、つオームギヤ３５の回転 軸３８とぎざ付きリング手直に対し直角方向に位置している。

ローラ５０，５０’　は、加えて、回転軸３８．４７の平面に対して鏡像対称的 に配置され、ぎざ付きリング１４の円周部に接触するようにされである。ぎざ付 きリング１４とローラ５０，５０’　との周面の特性を相応にすることにより、 ぎざ付きリング１４は摩擦接続により回転運動を行なう。

図９ａと図９ｂは、本発明による内視鏡の対物端部を示したものである。これら の図には、直線的に照明するスリーブ状の照明装置１０１内へ、斜視光学素子を 有するバレル１００をそう人するところと、そう人後の状態とが、それぞれ示さ れている。照明に役立つ光ファイバ１０２は、円環状の対物側光出口面１０３の ところで終っている。Ｉ４視光学素子に照明方向を適合させるために、スリーブ 状の照明装置１０１内へはめ込まれる光学素子バレル１００には２個の直角プリ ズム１０４，１０５が備えられている。これらのプリズムの偏向角は、斜視光学 素子の視角に適合させておく。プリズム１０４，１０５は、ヒンジ１０６，１０ ７を介して光学素子バレル１００の対物倒の外縁部の、向い合った位置に取り付 けられている。ヒンジ１０６゜１０７と結合される、当該のバレル１００の外縁 部区域は、照明スリーブ１０１内へ最も突入した対物レンズ区域と最も後方に位 置する対物レンズ区域とに配属されている。バレル１００が照明スリーブ１０１ 内へ押込められてプリズム１０４が照明縁部を超えると、直ちにプリズム１０４ は１８０”だけ外方へ旋回する。

これによってプリズムの基面１０８が、照明スリーブ１０１の光出口面１０３と 平行に整列する。この旋回運動は、ばね１０９によって惹起される。ばね１０９ は、図１０ｂに示した形状をとる働きを有している。

ヒンジ１０６内にＩよ、プリズム１０４が１８０６以上旋回しないようにするス トッパが組み込まれている。

これに対し、ヒンジ１０７には、そのようなストッパが設けられていない、所属 プリズム１０５が、ばね１１０の作用によりその基面１１１を光出口面１０３ま で旋回させることで、所望の光の偏向ができるからである。これに対し、バレル １００を完全に押し込んだ場合、他方のプリズム１０４と光出口面１０３との間 には、エアースペースが生じる。

光学素子バレル１００を照明スリーブ１０１かも引き出すと、双方のプリズム１ ０４，１０５は、再び旋回し、バレル１００の内側曲率に相応して丸くされた縁 部１１２ないし１１３をバレル１００の内壁へ接触させる１図９１Ｌと図９　ｂ 　＋、ニーは示されていない対物レンズが、プリズム１０４，１０５の＃！回域 の下方にバレル１００内に装着されている。しかし、これによって生じる視界の かげりは、一般に、無視しうる程度である。これは、特に、プリズム１０４．１ ０５１よ、斜視光学素子の角度が増せば、それだ（す短（なり、その結果、旋回 のためのスペースが少なくなるからである。

図９０は、内視鏡の先端の正画図である。この図には、光出口面１０３、外方へ 旋回した位置にあるプリズム１０４，１０５、バレル１００の端面、対物レンズ １１４が認められる。

ヒンジ１０６，１０７とばね１０９，１１０とを含む、双方のプリズム１０４， １０５の構造を、もういちご図９ｄに斜視図で示しておく。プリズム１０４゜１ ０５は、基面１０８，１１１、反射面１１５、先出口面１１６、丸くした２つの 側面ｔｔ’ｙ、ｔｔ’ｙ’により制限されている。側面１１７，１１７’は、投 影図では直角三角形をなしている。

図１０ａ、図１０ｂ１図１０Ｃ１図１０ｄに１よ、プリズム１１８，１１９を備 えた光学素子バレル１２０が第２実施例として示されている。図示形式は図９ａ から図９ｄと同じである。第１実施例と異なる点【よ、プリズム１１８，１１９ の旋回が９０°に限られている点である。バレル１２０は、その対置側端部に内 側を向いて向ぎ合った２つの突出部１２１，１２２を宥している。これらの突出 部１２１，１２２により、管状の光学素子バレルは、２つの平らな区域を有する ことになり、これらの区域にプリズム１１８，１１９が、それぞれ２個のヒンジ １２３，１２３’　、１２４，１２４′を介して取り付けられている。バレル１ ２０の装着過程の間、長方形の基面１２５，１２６は、図１０ａに示されている ように、突出部１２１，１２２の直ぐ上のところに照明スリーブの管状内壁１２ ７に沿ってスライドさせ−られる。そのさい、基面１２５，１２６の側縁１２８ ，１２８’　、１２９，１２９’　だけが内壁１２７に接触する０図１０ｂに示 した押込んだ状態では、プリズム１１８，１１９が９０６だけ外方へ旋回して照 明光路内に位置するようになる。

図１０ｃには、内視鏡先端の正面図が示され、この図には、外方へ旋回されたプ リズム１１８，１１９、光出口面、光学素子バレル１２０、対物レンズが認めら れる。

図１０ｄば、プリズム１１８，１１９の斜視図である。基面１２５，１２６が長 方形であることにより、プリズム１１８，１１９の構造は、図９（Ｌに示した、 第１実施例のプリズム１０４，１０５より簡単である。

図１１ａ、図ｔｔｂ、図Ｌｌｃに示した内視鏡先端の第３の実施例では、光出口 面１０３の全体が、弾性手で透明な材料でできたリング１３０で覆われている。

このリング１３０の横断面は、はぼ半円形に構成しである。また、リング１３０ は、光出口面１０３の内側エツジから僅かに突出した区域１３１を有している。

押込まれるバレル１３２が、この区域１３１に突き当ることにより、リング１３ ０全体が変形して、照明方向が斜視光学系の視方向に合致する。光学素子バレル １３２は、このため、末端方向へ突出する部分１３３を有し、この突出部１３３ が、対物レンズ１３４の最も下の個所に配属されるようにしてお（。バレル１３ ２の対物側の短部は、残りの周区域が壁厚を薄くした部分１３５となっているの で、リング１３０の突出区域１３１には突出部１３３が接触するのみである。マ ウント１３２が、照明スリーブ内で“見回す”目的で回動されると、バレル１３ ２と結合された突出部１３３が、円形の軌跡を描いてリング１３０と接触する。

これによりリング１３０の接触個所が弾性変形する。

光学素子バレル１３２が弾性リング１３０のところではね返されるのを防止する ため、バレル１３２と照明スリーブとの間に係止部を設けておいてもよい。

図１２ａ１図１２ｂ１図１２ｃに示した実施例の場合も、光出口面１０３に、内 方へ僅かに突出した区域を有する透明材料製のリング状被覆１３６を備えている 。この被覆１３６番よ、しかし、リング１３０と異なり弾性的に構成されてはい ない。被［１３６は、照明スリーブとして構成された照明装置の光出口面１０３ の全面に接触しており、照明スリーブに対し回動可能に支承されている。接触面 と反対側の光出口面１３７ば、接触面ないしは照明スリーブの光出口面１０３に 対して傾斜しているので、光は一定方同に偏向される。

光の偏向方向を光学素子の視方向と合致させるために、バレル１３８と被覆１３ ６とをロックするｗｌｌＬな係止部が設けられている。この目的のため、バレル １３８の、末端へ向いた端面区域に係止突起１３９が設けである。この係止突起 １３９は、被覆１３６の接触面の、内方へ突出する区域に設けられた相応の凹所 内に係止される。この場合、この凹所１４０は、内方へ突出した被覆区域に設番 すられている。光学素子バレル１３８を回動させると、被覆が一緒に回動するの で、斜視光学系の視角と照明方向と（よ、との回動位置でも合！する。

本発明の形式は、これまでに説明した有利な実施例に限定されるものではない。

むしろ、基本的に別の積項の形式に既述の解決策を利用した複数の変化形が考え られる。

Ｆｉｇ、１１　ｃ Ｆｉｇ、１２ａ　Ｆｉｇ−１２ｂ Ｆｉｇ、　１２　Ｃ 国際調査報告 −一一一−＾■−一−１ｍ　１０′／ＤＥ　８９１００７２Ｂ国際調査報告 ＰＣＴ／ＤＥ　８９１００７２８

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. １．ほぼ円筒形の筒とこの筒の縦軸線に対し有利には半径方向に向いた接続管と から成る内視鏡、特に関節鏡であって、前記筒が光字素子と光ファイバとを保持 し、そのさい光軸が筒の縦軸線と合致し、前記光ファイバが、有利には光学素子 を中心としてその周囲に同心的に配置されており、更にまた、前記接続管を介し て、光ファイバが光源に通じる光伝達ケーブルと接続されており、そのさい、視 方向が対物端部のところで縦軸線に対して傾けられている形式のものにおいて、 少なくとも、光学素子の対物端部が、接続管（８）に対して回動可能に配置され ていることを特徴とする内視鏡。
2. ２．回度角度が、ほぼ３６０°であることを特徴とする、請求項１記載の内視鏡 。
3. ３．光学素子を取り囲む、光ファイバ（６）の、少なくとも対物側の区域、有利 にはその全長が、接続管（８）に対し空間的に不動に配置されていることを特徴 とする請求項１又は２記載の内視鏡。
4. ４．対物側端部から見て接続管（８）の後方に分離個所（１５）が設けられてい ることを特徴とする請求項１から３までのいずれか１項記載の内視鏡。
5. ５．分離個所（１５）のところに環状のあり継ぎ（２４）形式が用いられている ことを特徴とする請求項４記載の内視鏡。
6. ６．分離個所（１５）のところにユニオンリング付きねじ継手が用いられている ことを特徴とする請求項４記載の内視鏡。
7. ７．ユニオンリングのねじ付けを固定するための手段、特に接着剤又はロック手 段が用いられていることを特徴とする請求項６記載の内視鏡。
8. ８．回動可能の光学素子バレル（７）の、分離個所（１５）に隣接する区域に、 その縦軸線（１２）を中心として同心的にぎざ付きリング（１４）が配置され照 子とを特徴とする請求項４から７までのいずれか１項記載の内視鏡。
9. ９．バッテリにより駆動されるモータ（３１）が備えられており、このモータ（ ３１）が、不動の部分と結合されており、かつまたモータ軸（３４）が、直接に 、又は伝動部材を介して、回動可能の部分に作用し、この部分を回動させること を特徴とする請求項４から８までのいずれか１項記載の内視鏡。
10. １０．不動部分と結合された保持グリップ（１６）が備えられており、このグリ ップ（１６）が、照明接続管（８）及び（又は）場合によっては吸引兼（又は） 洗浄通路（３，４）を受容していることを特徴とする、請求項１から９までのい ずれか１項記載の内視鏡。
11. １１．円錐形の照明域（２２）の開角が、観察光路の対物側開角（２０，２１） より大であることを特徴とする、請求項１から１０までのいずれか１項記載の内 視鏡。
12. １２．光ファイバ（６）が、円錐形照明域（２２）の開角が少なくとも１１０° の値となるように構成されていることを特徴とする、請求項１から１１までのい ずれか１項記載の内視鏡。
13. １３．光ファイバ（６）の対物測光出口面が、ほぼ円錐形又は凹状の形状を有し ていることを特徴とする請求項１から１２までのいずれか１項記載の内視鏡。
14. １４．光ファイバ（６）が、その対物側端部に、光学素子バレル（７）に直接に 隣接する、円環形の光出口面（２６）を有する内側区域と、円錐形光出口面（２ ８）を有する周囲の外側区域とを有しており、しかも、ほぼ三角形の横断面を有 するリング（２７）が、これら双方の区域を区分けするために備えられているこ とを特徴とする、請求項１から１３までのいずれか１項記載の内視鏡。
15. １５．円環状に構成された光出口面（２６′）を被覆するつや消しガラス製リン グ（２７′）が備えられていることを特徴とする、請求項１から１３までのいず れか１項記載の内視鏡、
16. １６．リング（２７′）が四分円形の横断面を有し、しかも、その曲面が、対物 側の端部の外面を形成していることを特徴とする、請求項１５記載の内視鏡。
17. １７．光学素子バレル（１００，１２０）の対物側端部に少なくとも１つの、エ ッジを中心として旋回可能の偏向プリズム（１０４，１０５ないし１１８，１１ ９）が備えられており、このプリズムは、光学素子バレル（１００ないし１２０ ）を照明スリーブ（１０１）内へそう入するさいや、バレル（１００ないし１２ ０）内へ引込むさいには、内側へ旋回させた状態にしておき、バレル（１００な いし１２０）の使用状態の場合には、少なくとも１つのばね（１０９，１１０） によって外方へ旋回させて、プリズムの光入口面（１０８，１１１ないし１２５ ，１２６）が照明スリーブ（１０１）の光出口面（１０３）と平行に整列される ようにされており、しかもそのさい、偏向方向及び偏向角度が光学素子（１１４ ）の視方向及び視角に合致していることを特徴とする、請求項１から１６までの いずれか１項記載の内視鏡。
18. １８．偏向プリズム（１０４，１０５）が１８０°だけ旋回可能であり、光入口 面（１０８，１１１）と湾曲した光出口面（１１５）との間に湾曲したエッジを 有しており、そのさい、このエッジにはヒンジ（１０６，１０７）が備えられて おり、かつまたこのエッジないし光出口面（１１５）の曲率が光学素子バレル（ １００）の内側曲率と合致することを特徴とする、請求項１７記載の内視鏡。
19. １９．偏向プリズム（１１８，１１９）が９０°だけ旋回可能であり、光入口面 （１２５，１２６）と光出口面との間に直線状のエッジを有しており、そのさい 、このエッジが少なくとも１個のヒンジ（１２３，１２３′；１２４，１２４′ ）を備えており、光学素子バレル（１２０）の円形横断面内に弓の絃状に埋込ま れていることを特徴とする、請求項１７記載の内視鏡。
20. ２０．照明スリーブの光出口面（１０３）がリング（１３０）を有しており、こ のリング（１３０）は、弾性的な透明の材料製で、半円形の横断面を有し、光出 口面（１０３）から僅かに内方へ突出した区域（１３１）を有しており、更に、 光学素子バレル（１３２）が突出部（１３３）を有し、この突出部（１３３）が 、リング（１３０）の突出区域（１３１）を接触時に変形させて、光が光学素子 の視方向及び視角に応じて偏向されることを特徴とする、請求項１から１．６ま でのいずれか１項記載の内視鏡。
21. ２１．形状安定的な透明材料製被覆（１３６）が、照明スリーブの円環状光出口 面（１０３）に回動可能に支承されており、この被覆（１３６）の光出口面（１ ３７）は、照明スリーブの光出口面（１０３）に対し斜めに位置しており、光学 素子バレル（１３８）は、光学素子の視方向及び視角に応じて光が偏向されるよ うに被覆（１３６）とロック可能であることを特徴とする、請求項１から１６ま でのいずれか１項記載の内視鏡。