JPH04503699A - 球形ハウジング内で互いに対をなして回転するピストンを備えた動力変換機 - Google Patents

球形ハウジング内で互いに対をなして回転するピストンを備えた動力変換機

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JPH04503699A JP2501811A JP50181190A JPH04503699A JP H04503699 A JPH04503699 A JP H04503699A JP 2501811 A JP2501811 A JP 2501811A JP 50181190 A JP50181190 A JP 50181190A JP H04503699 A JPH04503699 A JP H04503699A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 球形ハウジング内で互いに対をなして回転するピストンを備えた動力変換機 本発明は、ピストンの第1の対を備えた第10−タ部分と、機械ハウジングの球 形キャビティ内で移動されるようになったピストンの第2の対を備えた第20− タ部分とを有し、前記ピストンの第2の対はピストンの第1の対に関して前後に 積極的に揺動するようになっており、第10−タ部分は駆動回転シャフト又は被 駆動回転シャフトに連結され、第20−タ部分は、回転シャフトの回転軸線を中 心に協働運動を行うように第10−タ部分に非回転的に連結され、第10−タ部 分は回転軸線に直角な平面内の第1回転路内で回転自在であり、第20−タ部分 は、第10−タ部分とともに回転自在であり且つこの第10−タ部分に関して揺 動自在であり、第20−タ度V傾斜した第2回転路内で回転自在の案内部材によ って案内される、動力変換機に関する。
本発明の動力変換機は、多くの分野で、例えば一段又は多段の圧縮機、ポンプ、 空気圧又は液圧作動式のエンジン、及び2ストローク又は4ストロークの内燃エ ンジンの夫々として使用することができる。この機械は種々の速度スペクトルに ついて使用することができる。この機械は高速圧縮機又は高速エンジンとして特 に有用である。機械が空気圧作動式のモータ、蒸気エンジン、又は内燃エンジン の形態であり、適度な作用容積を有する場合、500r、p、s (30000 r、p、m )の速度を使用することができる。機械が内燃エンジンである場合 には、約10Or、p、s (6000r、p、m)の速度が適当である。
他の場合には500 r、p、sの速度が特定の他の用途について更に適当であ ろう。船舶用推進エンジン(例えばディーゼルエンジン)に関しては、プロペラ の速度を考慮すると特に低速が便利であり、その場合、プロペラについて100  r、p、Ilの速度が推進エンジンに適当である。
特別の目的は機械の作動中の振動を最小にするため機械内の移動質量を効果的に 均衡する機械を提供することである。別の目的は、部品が簡単で部品点数が比較 的少なく、その出力に比べて容積及び重量が比較的小さな、比較的にコンパクト な設計の機械を提供することである。
更に別の目的は、機械の潤滑されている部品から作用室がシールされている機械 を提供することである。他の目的は、機械ハウジングの種々のボート案内を簡単 に且つ効率的に行う機械を提供することである。
1906年に付与された米国特許第828.9g5号(D、Appel)は、導 入として言及した種類の解決策を提供する。
この特許に開示された装置は、種々のボートに対するピストン及び関連した作用 室の好ましい運動をクランクシャフト及び別に作動する弁がない簡単な設計に基 づいて行う。
この従来技術の解決策は、不動の案内手段を設けることを示唆し、この不動の案 内手段は、ピストンの第2の対をピストンの第1の対に関して揺動運動するよう に積極的に案内するため、機械の作用室の半径方向外方に配置されている。従来 技術には環状案内部材が開示され、この案内部材は不動の案内手段で案内溝内を 案内され、この案内溝は、実際の機械ハウジングに形成され、これは、更に、実 際の機械ハウジングを越えて半径方向外方に延びる。
従来技術の解決策によれば、ピストンの第1の対は、実際には回転運動だけを行 い、この際、ピストンの第2の対は対応する回転運動の他にピストンの第1の対 に関して追加の積極的に案内された前後への揺動運動を行う。″前記半径方向外 方案内手段によって、ピストンの第2の対は、球形ハウジングの不動の平面内の 特別の移動路内を積極的に案内され、すなわちピストンの第1の対回転路に関し て前記角度Vの回転路内で傾斜した環状案内手段で積極的に案内される。ピスト ンの第1の対に関するピストンの第2の対の前後への揺動運動は、ロータ組立体 の回転シャフトの回転軸線の横方向に延びる揺動輪線を中心として積極的に案内 された運動を行うときに起こる。これは、ピストンの第2の対のピストン面上の 全ての点が回転シャフトの回転軸線を中心に連続的に回転されるということを意 味する。これらのピストンは、これと同時に、ピストンの第1の対のピストン面 に関する前後に揺動運動も行う。ピストンの第2の対の回転運動と揺動運動の複 合運動は、第2ピストンが揺動運動の極位置で死点を通って作動することなく、 ピストンの第1の対に関して及び球形の内面を有する包囲機械ハウジングに関し て第2ピストン(第20−タ部分)の好ましい運動パターンを作り出す。
上述の設計により、四つのピストン間に構成された四つの異なる室は回転シャフ トの回転軸線を中心に対応する運動を行うように運動され、ピストンの運動路の 所定の部分領域で機械ハウジングの不動のボートに対を成して連結される。回転 シャフトの回転サイクルの各々では、これらの作用室のうちの二つの作用室に最 大に向かう角度的に均等な立体的な膨張が加えられ、次いで、続く行程で最小に 向かう角度的に均等な立体的な収縮が連続的に加えられ、この際、他の二つの作 用室は対応して最小に向かう角度的に均等な立体的な収縮が加えられ、次いで次 いで、続く行程で最大に向かう角度的に均等な立体的な膨張が連続的に加えられ る。作用室の一つの対はボートの第1対と協動し、この際、作用室の第2の対は ボートの第2対と協動する。従って、作用室の特に均等な充填、及び作用室を均 等に空にすることは、各行程で作用室の第1及び第2の対で行われ、行程の交替 は揺動自在のピストンがそれらの夫々の極位置に到った後に直ちに行われる。行 程の交替は、互いに向かって移動する、及び互いから遠ざかるように移動する二 つのピストン間の死点へ向かう質量の特筆すべき運動を介して起こるのでなく、 別々の移動路での互いに関するピストンの積極的に案内された運動を介する質量 の均等な運動によって起こる。この運動パターンは、以下に説明するように、重 要である。
好ましい運動パターン及びロータ部分に加えることのできる好ましい作動状態に も関わらず、最後に言及した解決策は実際上有用であるということは以前には知 られていなかった。これは、案内手段を機械の作用室の半径方向外側に位置決め することに関して持ち上がる、案内部材(案内リング)に特に高い周速が加わり 、機械の作用室に対して開放するという特殊な問題点によると仮定され、これが 作動上の欠点をもたらす。かくして、揺動自在のピストンがそれらの揺動運動の 各々で、機械ハウジングの、案内部材(案内リング)が機械ハウジングに取付け られた隙間の横方向に移動しなければならないということが大きな欠点である。
一方では、案内部材を機械ハウジングに関して潤滑を確保する問題があり、他方 では、機械の作用室内で作用媒体上に案内部材のシールをつくる問題がある。こ れらの問題は高速機械、特に高速内燃エンジンでは特に明らかである。これらの 問題は、本発明がなされるまで過去80年乃至83年に亘って何の解決策も見出 されなかった問題である。
ヨーロッパ特許明細書第293413号(3DインターナシヨナルA/S)は、 同様であるが設計が実質的に異なる動力変換機を開示している。これは上述の従 来技術の欠点のうちの幾つかを無くすけれども本発明による上述の目的の全てを 達成しない。従来技術の解決策は、ポンプ又は圧縮機の形態で効率的に機能する が、一層複雑な内燃エンジンの形態では、ピストンの全てを複合揺動回動運動で 運動させるのに回転クランクシャフトを使用するため、及び機械ハウジングに取 付けられた弁の作動に加えて弁を特別に作動させなければならないため、効率的 に機能しない。
本発明によれば、二つの従来技術の解決策の問題点が解決され、従来技術の解決 策と較べて大きな利点を有する解決策が提供される。
本発明による機械は、第1及び第2のロータ部分が、機械ハウジングの球形の内 面に対応する共通の球形の母面の内方に形成され、第20−タ部分を前後の揺動 運動を行うように案内するための不動の案内手段がロータ組立体の中央に一端が 機械ハウジングにしっかりと固定された細長い固定子として配置されている、こ とを特徴とする。
第20−タ部分の前後の揺動運動をロータ組立体の内側から案内し、不動の案内 手段及びロータ組立体の内側の案内部材上の有効なシールを提供しながら二対の ピストンに連続回転運動を加えることによって、ロータ組立体の外側に配置され たピストンを外案内手段等とは独立して、比較的高速の運動で運動させることが できる。内部に配置された不動の案内手段及び、内部に配置された関連口た案内 部材の選択が案内機構のコンパクトで丈夫な設計を可能にし、この選択により案 内部材を比較的低い周速で移動することができ、この際、特別の問題を引き起こ すことなく、ロータ組立体の半径方向に最大の周部分を実質的に大きな周速で移 動することができる。更に、ロータ組立体又は機械内に特に振動を生じることな く、案内部材及び第20−タ部分の隣接した部品をロータ組立体内で制御された 方法で均衡させることができる。
これと同時に、潤滑剤と機械の作用室内で処理される媒体とを混合する危険なし に、作用室をロータ組立体内の案内手段及び対応する部品の潤滑剤領域から容易 にシールできる。
本発明によれば、導入として言及したように、上述のように機械ハウジングの球 形の内面に対応する球形の母面の内方にロータ部分を構成することによって、及 び不動の案内手段を半径方向外側部分から中央内側位置へ移動することによって 、特に高速機械について有効な解決策を容易に得られる。これは、案内手段の位 置に関わらずボートを機械ハウジングの球面の内側の最適位置に形成することが できるという大きな利点をもたらす。特別の利点は、ロータ組立体の外側及びモ ータハウジングの内側の両方を、ロータ組立体の回転、特に高速回転について互 いに対して正確に適合できる球形の表面を有するように設計できるということで ある。
案内手段について、回転シャフトと同軸に配置され、回転シャフトの内端に連結 された軸受から機械ハウジングの反対端の不動の取付は部まで機械ハウジングを 貫通するようにしである。
その結果、ロータ組立体は、ロータ組立体内に構成された不動の案内手段上で第 20−タ部分の案内部材(案内リング)を有効に案内できると同時に、不動の案 内手段に有効に取付けられる。
不動の案内手段は第10−タ部分の中央を貫通し、第10−タ部分はその両端で 不動の案内手段に関して回転自在に取付けられている。かくして、ロータ組立体 も又機械ハウジング内に容易に取付けることができる。
上述のように、本発明は、潤滑剤(案内部材と不動の案内手段との間の軸受面、 第10−タ部分と不動の案内手段との間の軸受面、及び第10−タ部分と案内部 材との間の軸受面を潤滑しようとするものである)と作用媒体(機械の作用室内 で処理される)との間の連通をどのようなことがあろうとなくすことに向けられ ている。
本発明によれば、ロータ組立体の内部軸受手段及び内部に配置された案内手段の 軸受手段の有効な共通のシールを、これらの軸受を機械の固定子の溝形態に形成 された共通の潤滑システムで潤滑できるように形成することである。従って、本 発明の機械は、第10−タ部分がロータ部分の環状半径方向外部分を通って第2 0−タ部分を端方向に貫通し、第10−タ部分及び第20−タ部分が共同で潤滑 剤包含キャビティを構成し、このキャビティが作用室に対してシールされ、不動 の案内手段及び関連した案内部材及びこの案内部材を第20−タ部分に連結する 連結手段を包囲することを特徴とする。
本発明による種々の解決策は(米国特許第828.985号と同様に)、一般に 弁作動式ボートを必要としない。これは、ピストンの運動が、球形ハウジングの ボートに対するピストンの回転運動だけでボートの開閉を作動できるからである 。ボートの開閉時点は、球形ハウジングのボートの対応する最適設計及び対応す る位置決めによって、不動の外案内手段及び外案内部材と別に調節することがで きる。二つの吸気ボート及び排気ボート、即ち作用室の第1の対に共通な一つの 吸気ボート及び一つの排気ボート、及び作用室の第2の対に共通の別の吸気ボー ト及び別の排気ボート、を使用することができる。
構造的に関する実際上の好ましい解決策は、回転シャフトロータ組立体を構成す るピストンの第1及び第2の対を含む簡単なものであり、ピストンの第2の対を 第2案内路で案内するための球形ハウジング及びこの球形ハウジングに取付けら れた案内手段が固定子組立体を構成する。
重量が少なく、容積が比較的小さいが出力が比較的高い簡単で比較的コンパクト な構造上の解決策が提供されると同時に、ここでは、ロータ組立体及び固定子の 両方で少数の別々の部品を使用することができる。更に詳細い述べると、固定子 は互いにし7かりと連結された案内手段及び機械ハウジングを有し、ロータ組立 体は第10−タ部分、第20−タ部分、及びこれに取付けられ且つ一対のの回動 ピンで案内手段にヒンジ連結された連結手段を有し、前記案内部材は不動の案内 手段に回転自在に取付けられている。組立及び製造を考えると、これらの部分は 、実際には、多数の部品に分けられるが、大まかにいえば固定子は単一の部品か ら成るのに対しロータ組立体は三つの協動部品(二つのロータ部分及び案内部材 )を有する。更に、これらの種々の部品は以下の説明から明らかなように、容易 に製作でき且つ比較的簡単に取付けることができる。
本発明による好ましい解決策では、機械ハウジングは、その両端の各々に回転角 度に関して間隔を隔てられた−対のボートを備え、これらのボートは、第10− タ部分の夫々の端部分の球形の外面の周縁の移動路の内方に配置され、前記ボー トは、ロータ組立体の種々の回転位置で又はロータ組立体の回転領域で前記端部 によって開閉されるようになっており、第10−タ部分の端部分上に構成された 、ロータ組立体の回転軸線に関して対称な球形の外面は幅に比べてかなり大きな 長さを有する。
これは、本発明によれば、ボートを第10−タ部分のピストン形成端部分でそれ らの全体を案内できるということを意味する。
本発明によれば、機械を圧縮機又はポンプとして、又は2ストローク内燃エンジ ンとして使用することによって、二つの直径方向反対側の作用室を、吸気ポート を構成する互いに直径方向反対側のボートに確実に連結することができ(これら の作用室は、次いで、排気ポートを構成する互いに連結するボートに連結される )、この際、−二つの他の直径方向反対側の作用室を、これと同時に、排気ポー トを構成する対応する互いに直径方向反対側のボートに夫々の行程の所定の段階 の夫々で連結する(れらの他の作用室は、次いで、排気ポートを構成する互いに 連結されたボートに連結される)。
機械が4ストローク内燃エンジンの形態である場合には、モータハウジングのキ ャビティはロータ組立体によって四つの別々の作用室を構成し、これらの作用室 は、別々に且つ次々に対をなして、四つのボートのうちの二つのボートの夫々と 連通したエンジンの四つの行程のうちの二つの行程の夫々を受け、これらのボー トのうちの第1ボートは、これと同時に第1作用室の吸気ボートを構成し、第2 ボートは第2作用室からこの作用室の半径方向外側に配置された連結室への圧縮 空気の排出ボートを構成し、第3ボートは連結室から膨張室を構成する第3作用 室への吸気ボートを構成し、第4ボートは第4作用室から排気出口への排気ポー トを構成する。
本発明によれば、先ず第1に、連結室が吸気/圧縮側で作動している作用室を機 械ハウジングの燃焼/排気側で作動している作用室の第2の対に連結する。第2 に、このましくはエンジンの冷却ケーシングの外側に配置された連結室がノズル 及び点火手段を備えた外部燃焼室を構成する。
外部連結室に外部燃焼室を組み合わせることによって、多くの大きな利点を得る ことができる。
第1に4つの行程(吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、及び排気行程)の各々を一 つの同じエンジンハウジング内で同時にしかも四つの作用室のうちの一つで各々 別々に行うことができる。
第2に、実際の燃焼工程を非常に簡単にすることができ、熱損失、高い燃焼温度 、及びその結果、燃料の完全燃焼等を大きく改善することができる。
従って、燃焼室には、好ましくはセラミック材料の内部断熱層が設けられている 。
これは幾つかの大きな利点をもたらす。
第1に、ロータ組立体の部分を低い温度レベルに保持できると同時に燃焼室をか なり高い温度レベルに保持でき、これによって、エンジンの内部部品(機械ハウ ジングの内側、ロータ組立体等)とは別に効果的に燃焼を行うことができるよう にエンジンの燃焼工程の燃焼が作用室の外側で起こる。
更に詳細には、燃焼室をエンジンハウジング自体に、好ましくはエンジンハウジ ング自体及びエンジンの水ケーシングの両方の外側にエンジンのロータ組立体、 水ケーシング、潤滑システム等とは別に固定することができる。これに対応して 、エンジンのロータ組立体を、実際の燃焼サイクル及び燃焼室の設計とは別に、 回転についてできるだけ好ましい方法で設計できる。
更に、燃焼室が相互作用する作用室に、ボートに対する連続回転を加えることが でき、これは、作用室の移動方向への高温のガス流の運動エネルギも効率的に使 用できるように不動の燃焼室から作用媒体を供給する。
燃焼室をエンジンハウジングの外側に固定することの本質的な別の利点は、特に 高温で及び同時に多かれ少なかれエンジンハウジング内の温度状態とは別の比較 的不変の温度レベルで燃料の有効な燃焼を行うことができるということである。
燃焼室は燃焼室を高い一定の温度レベルに保持でき、これによって燃料の有効な 多かれ少なかれ完全な燃焼を行うことができるように、比較的容易に断熱され、 高温に対して比較的容易に耐熱性にされた(例えば内壁に内張りを設は外壁に任 意でセラミ・ツク材料を設けることによって)領域の内方に構成するとかできる 。これは環境についての利点とエンジンの大きな出力の両方をもたらす。換言す ると、エンジンハウジングの外部燃焼室への熱の部分的な供給を制限でき、熱の 供給をエンジンのこの部分的領域にかなり限定することができる。同じ理由で、 エンジンのロータ部分を比較的低い温度レベルに保持できるように、エンジンハ ウジング内で僅かに低い温度レベルをこれに対応して得ることができる。これは 、エンジンハウジングの通常の外部水冷却又は空気冷却及びロータ組立体及びそ の不動の案内手段及び関連した案内部材の通常の内部オイル冷却を使用すること によって、対応する方法で容易に制御できる。
別の利点は、開口面積が正確に構成された単一のボートを介して高温の燃料ガス を別々の作用室に高圧で直接供給できるということである。ボートの開閉時期は 回転サイクルに関して正確に設定される。実際には、高温の圧縮ガス流は、通常 の弁作動なしに、ロータ組立体の回転運動だけで制御された燃焼室から直後の作 用室への迅速に脈動するガス流をなしてほぼ完全に連続している。
弁作動、カムシャフト等をなくすことによって大きな利点が得られる。例えば、 空気の吸入及び排気ガスの排出の夫々に大型のボートを容易に使用することがで き、これによって、追加の可動部品を必要とせずに、空気を対応して迅速に且つ 比較的自由に取り入れ、排気ガスを迅速に排出される。このことは高速エンジン では特に望ましい。従って、エンジンハウジング及び燃焼室の夫々での別々の行 程でのガス媒体の所定の流れ方によって断面形状及び断面積が完全に決定される 種々のボートを容易に設計できる。
本発明の別の特徴は添付図面を参照して以下の記載を読むことにより明らかにな るであろう。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明による動力変換機を圧縮機の形態の第1実施例で示す平面図で あり、 第2図は、第1図の機械の垂直断面図であり、第3図は、第10−タ部分の斜視 図であり、第4図は、第20−タ部分の斜視図であり、第4a図は、第3図のロ ータ部分及び第4図のロータ部分の互いに係合した状態を示す、第4図の第20 −タ部分の一部を断面で示す側面図であり、第5図は、機械の固定子を構成する 部品の垂直断面図であり、 第6図、第7図、及び第8図は、機械のロータ組立体を三つの異なる作動位置で 示す図であり、第9図及び第10図は、一つのハウジング区分内に受入れられた 第ロータ部分及び第20−タ部分を、角度が90″ずれた二つの異なる作動位置 で示す図であり、第11図は、特に吸気ボート及び排気ボートを図示する、4ス トローク内燃エンジンの形態の本発明の機械の斜視図であり、 第12図は、明瞭のため特定の部品が省略しである、特にエンジン及び外部燃焼 室を図示する、第11図と同様の反対側から図示する図であり、 第13図は、第11図及び第12図のエンジンの断面図であり、 第14図は、第20−タ部分の案内手段の斜視図であり、 第14a図は、不動の案内手段及び関連した溝内に取付けられた第20−タ部分 の案内部材の断面図であり、第15図は、案内部材を第20−タ部分に連結する 連結手段内に取り付ける際の、第14図の案内手段及び関連した案内部材の部分 断面側面図であり、第16図は、案内部材と、互いに第10−タ部分を構成する 二つの半部間に位置決めされた連結手段とを有する組立体の分解図であり、 第16a図は、第16図に関して角度を90″ずらした第10−タ部分の断面図 であり、 第17図は、第20−タ部分に含まれる二つの部分間に配置された、第16図に 示す半部からなる第10−タ部分の図であり、 第18図は、第17図に示す第20−タ部分の半部を組立てた状態で示す図であ り、 第19図は、第18図で右から見た、第18図に示す部品の側面図であり、 第20図は、第20−タ部分の斜視図であり、第21図及び第22図は、第13 図に示すエンジンハウジングを互いに構成する二つの半部の端面図であり、第2 3図は、エンジンの外側の燃焼室を含む構造部材の長さ方向断面図であり、 第24図は、第11図乃至第23図に示す4ストローク内燃エンジンの種々の行 程でのボートの開閉を図示する、第10−タ部分及び第20−タ部分を互いに対 して種々の角度位置で示す概略図である。
導入として言及したように、本発明の動力変換機は、例えば一段又は多段の圧縮 機、ポンプ、空気圧又は液圧作動式のエンジン、又は内燃エンジン等として多く の異なる分野で使用することができる。本発明による機械又はエンジンは、その 実施例の全てが本明細書中に記載されていなくても多くの異なる分野で、及び多 くの異なる組み合わせで使用することができる。簡単なエンジンユニットの例を 以下に記載する。これに対し、実際には、大きな利点をもたらすことのできる多 くの異なる組み合わせを行うことができる。例えば、機械又はエンジンを縦並連 結(tandem connection)で又は他の方法で相互作用作動を行 うように配置した場合大きな利点を得ることができる。
圧縮機の形態の動力変換機 第1図乃至第10図に示す第一の実施例では、本発明による動力変換機を圧縮機 の形態の特に簡単な態様で説明する。しかしながら、第1図乃至第10図を参照 して説明する部品は、圧縮機での使用に限定されるものではなく、原理的には、 その具体的な例を以下に説明しなくても、種類の異なる機械にも同様に使用する ことができる。
第1の実施例による機械は、機械ハウジング10、第10−夕部分19−21及 び第20−タ部分3B−35を有するロータ組立体、機械ハウジングに不動に取 付けられた半径方向内方案内手段16を有し、この案内手段は、別の回転平面内 に回転自在に取付けられた案内部材38用の要素である。案内部材38は、回転 運動を独自に行う第10−夕部分19−21に対して第20−タ部分3B−35 を前後に揺動運動するように積極的に案内する。
第1図は、球形の内部キャビティを備えた球形の機械ハウジング10を図示する 。このハウジングは、二つの半部11及び12を有し、第1図、第2図、及び第 5図に一点鎖線で示す横方向中央平面即ち半径方向平面1゜aに沿って分割され る。半部11.12の各々には取付はフランジ13及び14が夫々設けられ、こ れらのフランジは多数の取付はボルト15a及び取付はナツト15bで互いに連 結されている。取付はボルト(図示せず)用の取付は穴101を備えた二つの機 械基礎100a。
100bが図示しである。
機械の固定子10.16を第5図に示し、機械のロータ組立体19−21及び3 3−35を第6図、第7図、及び第8図に示す。機械の固定子−ロータ組立体を 、第2図及び第4a図に取付けた状態で更に詳細に示す。第10−タ部分19− 21及び第20−夕部分33−35を各々第3図及び第4図に別々に示す。
機械ハウジングの一方の半部11にはほぼ棒状の不動の案内手段16が永久的に 取付けられ、この案内手段は球形ハウジング10内の球形キャビティ10b(第 2図参照)を貫通し、前記中央平面10aを横断し、図面に示すように機械ハウ ジングの上端で機械ハウジングの球形キャビティを越えて軸線方向に所定距離延 びる。案内手段16は、回転シャフト17の回転軸線17gと一致する長さ方向 軸線16aを有する。案内手段16の厚味のある端部16bは、案内手段16が 半部11及び12と共に固定子組立体を形成するようにハウジングの一方の半部 11にしっかりと連結されている。
図面の上側(第5図参照)では、案内手段16にステム状部分16cが形成され 、この部分にはボール状中間部分16d及び下ステム状部分16eが続き、この 下ステム状部分は、案内手段をハウジングの半部11に連結する厚味のある下部 分16bに続く。
ハウジングの他方の半部12には、回転シャフト17の軸線方向内側端部17b が半径方向内方回転軸受18に回転自在に取付けられている。回転シャフト17 の軸線方向反対端部17cは、回転シャフト17をハウジング10及び案内手段 16に対して回転させる動力作動式駆動手段(図示せず)と係合するため、ハウ ジング10を越えて端部に向かって延びている。第10−夕部分19−21は、 回転シャフト17の内側端部17bにしっかりと連結されている。このロータ部 分は、共通のハブ部分21でしっかりと相互連結されたピストン19.20の第 1対を有する。第10−タ形成部分19−21は、回転シャフト17に非回転的 に連結されている。ロータ部分19−21は、案内手段16の軸線方向内側端部 16bと隣接した外軸受面22.23.24、及び案内手段16の軸線方向外側 端部16cと隣接した半径方向外方軸受面25.26上に回転自在に取付けられ ている。
案内手段16の外側端部1.6 cは、回転シャフト17の内側端部1.7 b が半径方向内方で案内手段16の外側端部16C上に回転自在に取付けられ、半 径方向外方でハウジングの半部12の回転軸受18内に回転自在に取付けられる ように、回転シャフト17の内側端部17b内に端に向かって突出している。
第3図かられかるように、ピストン19.20及びハブ部分21は、案内手段1 6をハウジングの半部11に取付ける際、ハウジングの半部12をハウジングの 半部11に取付ける前に案内手段16の周りに両側から取付けることができるよ うに、分離線27が示す分割面に沿って二つの半部19 a s 20 a s  21 a及び19b、20b、21bに分割されている。ピストン19.20 は細長いボールセグメントの形状を有する。ハウジング10の中央に配置される ハブ部分21は、中間隙間21cを備えた軸線方向に間隔を隔てられた二つの円 筒形形状スリーブ21g及び21bの形状を有する。スリーブ21a、21bは ハウジング10の内径の約1/3の長さに渡って延びている。これらのスリーブ は、案内手段16のボール状中間部分16d及び関連した環状案内部材38を受 入れるボール状中間キャビティ28(第2図及び第4a図参照)をその間に形成 する。案内部材38には、この案内手段及びボール状キャビティ28からロータ 部分19−21の前記隙間21cを通って半径方向外方に延びるピン39が設け られている。
ハブ部分の両端には凹部31及び32が夫々形成され(第3図参照)、これらの 凹部は円筒形湾曲面31a、31b及び32a、32bを夫々備えている。
第10−タ部分19−21には、第4図に詳細に示す別体の第20−夕部分33 −35が取付けられる。第2図及び第4a図かられかるように、ロータ部分19 −21及び33−35がロータ組立体を構成する。ロータ部分33−35は二つ のピストン33.34及び中間ハブ部分35を有する。ピストン19.20及び ハブ部分21と同様に、ピストン33.34及び中間ハブ部分35は、第4図に 示すように分離線37の形態の分割面で二つの半部33 a −34a s 3 5 a z及び33b、34b。
35b1に分割される。しかしながら、二つの半部35a、35bは、これらの 半部がその間に第10−タ部分のハブ部分の半部21a、21bを受入れるため のキャビティを形成するように分割されている。
取付けに当たっては、先ず案内部材(案内リング)38を案内手段16に取付け る。次いで、第10−タ部分19−21の二つの半部を案内手段16の周りに案 内手段の両側からハウジングの下半部l]内で取付けると同時に回転シャフト1 7としっかりと回転係合させる。その後、第20−夕部分33−35を第10− 夕部分19−21に取り付けることができる。実際には、第20−タ部分の一方 の半部33 a% 34 as 35 aを第10−タ部分の対応する半部19  a s 20 a、21a上に取付けることができる。これと対応して、第2 0−タ部分の他方の半部33b、34b、35bを長さ方向に移動して第10− タ部分の対応する半部19b、20b、21bと係合させることができる。
環状案内部材38は、第4図に示すように二つの区分38a、38bに分割され る。案内部材38は半径方向外方に延びる二つのビン39を有し、これらのビン は二つのリング半部38a、38bの夫々一方と一体にされる。′ピンの反対側 の端部は、第20−夕部分3B−35の二つのピストン部33.34の夫々に回 転軸受を形成する対応するボアに回転自在に取付けられる。リング38は案内手 段16のボール状部分16dの溝41に回転自在に取付けられ、第4a図に示す ように第10−夕部分のハブ部分のスリーブ21aと21bとの間のボール状キ ャビティ28内にボール状部分16dと共に取付けられる。一点鎖線41aで示 すリング溝41の中央主平面は、案内手段】6の中実軸線16aと直角に延びる 平面10aと角度Vを構成する。
図示の実施例では、角度Vは30″であるように図示しであるが、実際には、所 望又は必要に応じて大きくしてもよいし小さくしてもよい。例えば角度Vを30 ”であるように選択すると、ピストンの第2の対を各行程でピストンの第1の対 に関して60″に亘って移動することができる。これらのピストンを薄く作った 場合には、例えば45″の角度を使用することができ、このようにすると、各行 程でピストンの第2の対のピストンの各々をピストンの第1の対に関して90° の角度移動を行うことができる。ピストンはボールセグメントの形状を有しても よいし、機械ハウジングの球形の内面と一致する球形の外面が形成された他の形 状でもよい。
第2図から明らかなように、ロータ部分19−21及び3 B−35がロータ組 立体を構成し、このロータ組立体は、ハウジング10に取付けられ且つ案内手段 16を有する固定子組立体に関して回転シャフト17の軸線17aを中心に回転 するようになりでいる。
第2r7−タ部分33−35は、第20−夕部分33−35のハブ部分35a、 35bの中央を通って延びる回動軸線35cを中心に第10−夕部分19−21 に関して往復運動を行うように積極的に揺動される。回動輪線35cは、キャビ ティ10bの中央で回転シャフト17の軸線17aと直角に交差する。リング3 8を不動の案内手段16の環状溝41の平面41a内で積極的に案内した結果、 案内リング38は案内手段16に関して別の回転路で回転され、すなわち、案内 リング38は回転軸線17aに直角に延びる第10−夕部分19−21の回転平 面に対して斜めに延びる平面41a内で回転される。
案内リング38のビン39はピストン33.34に関して前後に回動運動を行い 、そのため、第10−夕部分19−21 (及び第20−タ部分33−35)が 回転シャフト17の回転軸線17aを中心に回転すると同時に第20−夕部分3 3−35が回動輪線35cを中心に前後に積極的に揺動運動を行う。
圧縮機の作用室 第2図、及び第6図乃至第10図に示すように、二組の作用室42.43及び4 4.45が形成され、すなわち、ピストン19及び20の各側及びピストン33 及び34の各側の夫々に一対の作用室が形成されている。これらのピストンの作 動態様を更によく理解するため、ピストン19.20がピストン33.34に関 して比較的に静止していると見做すのがよい。ピストン33.34だけが揺動運 動を行い、ピストン33.34のピストン19.20に対する運動の結果、前記 作用室を膨張されたり圧縮されたりすることがわかる。しかしながら、ピストン 19.20及びピストン33.34は回転シャフト17の軸線17aを中心に同 期回転を行うが、回転シャフト17の軸線17aに直角な半径方向平面内でのピ ストン19.20に関する回転運動、及び軸線17aに斜めに延びる半径方向平 面内でのピストン33.34に関する回転運動が伴う。前後に揺動するピストン 33.34はそれらの極位置(extre+ee positions)で通常 の戻り運動を行わずに空間内で連続的な回転運動を行い、死点を持たない。
第5図から明らかなように、ハウジング10及び案内手段16が固定子組立体を 構成する。第10−夕部分19−21は、案内手段16に軸線17aを中心に回 転自在に取付けられ、第20−夕部分33−35は第10−夕部分19−21に 軸線35cを中心に揺動自在に取付けられ且つ案内手段16に回転自在に取付け られた案内リング38に回転自在に取付けられている。勿論、第20−夕部分3 3−35が第10−タ部分に関して行う積極的な揺動運動は、案内手段16のボ ール状部分16dの傾斜した案内溝41で案内される。
第6図、第7図、及び第8図は、ピストン19.20、及び33.34をピスト ン19.20に関するピストン33.34の揺動運動の三つの異なる状態で図示 する。
第6図及び第9図に示す第1の状態では、作用室42.43は第6図に横方向で 図示してあり、!9図に上方から図示してあり、これらの室は最大容積で図示し であるのに対し、作用室44.45は最小容積で図示しである。
第7図及び第10図に示す第2の中間状態では、より明瞭にするためピストンは 第7図に斜視図で図示してあり、第10図に上方から図示してあり、作用室42 −45の大きさは同じである。第8図は、作用室44.45が最大容積を有し、 作用室42.43が最小容積を有する第3の状態でピストンを図示する。軸線1 7gを中心にロータ組立体を半回転に亘って移動すると、ピストンには、第1行 程で、第6図、第7図、及び第8図に示す上述の三つの状態が加わり、ロータ組 立体を軸線17aを中心に更に半回転に亘って移動すると、ピストンは対応する 三つの状態を逆の順序で作動する。かくして、ロータ組立体の一回転時に四つの 作用室42−45の各々に二つの連続した行程が加わり、ロータ組立体の回転毎 に四つの作用室の容積と一致する四つの容積ユニットが空にされ、満たされる。
作用室42−45を充填したり空にしたりすることは、二対の吸入ボート46( 一方のみを第9図及び第10図に破線で示す)及び二つの排気ボート47を介し て、関連した排気管48及び吸入管49(第1図参照)を介して行われる。勿論 、ハウジングの半部11及び12の各々の吸入ボート及び排気ボートを使用して もよいし、作用室の各対について、各々ピストン19.20の一方の側に配置さ れた共通の吸入ボート及び共通の排気ボートを使用してもよい。第9図及び第1 0−図には、キャビティ10b内に開口した四角形の内側開口46 a % 4 7 a及び管48.49内に開口した円形の外側開口46b、47bが示しであ る。図示の実施例では、全てのボート46及び47は、第6図及び第8図に示す ようにピストンの極位置で開閉され、第7図に示す中間位置でいわば完全に覆わ れた状態になるようになっている。しかしながら、実際には、必要であれば、こ れらのボートが全行程で、又は各行程の特定の部分だけで開放状態に保持される ようにこれらのボートを寸法状めし、形成し、位置決めすることができる。
第2図は、ピストン33.34表面上のシール手段52を図示し、これらのシー ル手段は半径方向内方に差し向けられ、第10−夕部分19−21のハブ部分2 1に面する。又、ピストン33.34の表面上のシール手段53は半径方向外方 に差し向けられ、ハウジング10の内面に面する。同様のシール手段50が第2 図でピストン19.20の表面上に図示してあり、これらのシール手段は半径方 向外方に面している。第3図では、シール手段51がハブ部分21の半径方向表 面上に表わされている。ロータ部分間、及び各ロータ部分とハウジング10との 間で効率的なシールを比較的簡単な方法で形成できる。
本明細書中には記載しないが、循環する潤滑〜冷却媒体を案内手段16及び回転 シャフト17の夫々を介して各ロータ部分に供給することによって、ロータ組立 体の効果的な潤滑及び冷却を行うことができる。
内燃エンジンの形態の動力変換機 内燃エンジンで使用するのに特に適した実施例を以下に記載する。特に例示しな いけれども、内燃エンジン内のロータについて説明したのと同じ設計を例えばポ ンプや圧縮機等の形態の、種類の異なる機械のロータに使用してもよい。最も本 質的な相違は、異なる用途の全てにおいて同じロータ組立体を使用できるけれど も機械ハウジングが夫々の使用に適合されているということである。
内燃エンジン用のロータ組立体では、ロータ部分が特に耐熱性で断熱性であるよ うにロータ部分に表面処理を施したり、ロータ部分を例えばセラミック材料で特 別に作ってもよいが、ロータ部分のこのような表面処理、又はこのような特別の 製作は他の種類の機械では全く必要とされない。
第11図乃至第24図は、内燃エンジンの形態の、本発明による機械の第2の実 施例を図示する。更に詳細に述べると、これらの図には外部燃焼室を持つ4スト ローク複動内燃エンジンが図示しである。
具体的な実施例は図示してないが、変形態様として、内部燃焼室を持つ同様のエ ンジンを使用してもよい。
これは他の種類の内燃エンジンにも当てはまる。たとえ具体的な実施例が図示し てなくても、その例を提示することなく、例えば外部燃焼室又は内部燃焼室を有 する2ストローク単動エンジンとしてこの内燃エンジンを使用することができる 。
第13図は、二つの半部111及び112から成るエンジンハウジング110を 図示する。このハウジングは中央横断平面110aに沿って分割される。ハウジ ングのこれらの半部の各々は、取付はフランジ113及び114を夫々備えてお り、これらのフランジは多数の取付はボルト1]、5で連結されている。
エンジンハウジング110の外部には冷却フィン105が設けられている。エン ジンハウジング110をケーシング106で包囲し、これによってエンジンハウ ジング110とケーシング106との間に二つの別々の氷室107を構成し、各 氷室内の冷却水を別々に循環する。
第12図において、冷却水の循環を矢印108で表示し、冷却水の入口を矢印1 08aで表示し、冷却水の出口を矢印108bで表示する。冷却水ケーシングの 二つの部分106a及び106bは、ねじ108Cでエンジンハウジング110 のフランジ113及び114に取付けられ、ねじ108dでエンジンハウジング 110の両端に取付けられている。エンジンを水平な状態でベースに取付けるた めの取付はブラケットには参照番号109が附しである。
第11図には、ロータ部分124の最小直径の外面とエンジンハウジングの半部 111及び112の最小直径の内面との間に夫々構成された領域167及び16 8(第13図参照)内に開口した吸引用枝管166が空気入口ノズル161aに 連結されている。これは、望ましからぬガス残留物を、ロータ組立体内部の潤滑 システムと接触させることなく、それ自体周知の方法でエンジンハウジングのキ ャビティから空気入口を通して除去できるようにする。
第13図では、固定子を構成する案内手段116を支持するエンジンの端にオイ ルを潤滑するための一つの供給管169及び二つの戻し管170.171が設け られ、このオイルは、不動の案内手段116を介して案内溝118へ、及びロー タ組立体124.125の内に案内手段116を包囲する回転部品へ分配される 。
第13図は、組立てた状態のエンジンの最も重要な部品を図示する。幾つかの部 品は明瞭のため取り外しである。これらの最も重要な部品を第14図乃至第23 図に更に詳細に図示する。以下では、第13図の全体構成と14図乃至第23図 の詳細構成を交互に参照する。
ロータ組立体の案内手段 第13図に示すエンジンハウジング110の左端には細長い案内手段116が取 付けられ、この案内手段は、中央平面110aを横切ってエンジンハウジング1 10の球形のキャビティ110bを貫通している。案内手段116(第14図も 参照せよ)は、回転シャフト117、すなわちエンジンの被駆動シャフトの回転 軸線117aと一致する長さ方向軸線116aを有する。案内手段116は回転 シャフト117の右端のボア117C内で端に向かって案内される。案内手段1 16の端部分116Cを支持するための、回転シャフト117のボア117゜C 内の軸受ガイド117c’が第13図の左に図示しである。案内手段116の前 記左端116Cは回転シャフト117の下端部に挿入され、これによって包囲さ れている。
案内手段116のキー溝116d、このキー溝に対応した、ハウジング部分11 2にボルト112dで取付けられた終端カバー112aのキー溝(図示せず)、 及び対応するキー(図示せず)によって、案内手段116はハウジング部分11 2に永久的に取付けられている。従って、案内手段はエンジンハウジングと共に 固定子組立体(第14図参照)を構成する。ロータ124.125はこの固定子 組立体の外で案内され、このロータは、以下に詳細に説明するようにエンジンハ ウジングの球形キャビティ110b内で案内手段116の周りにつくられる。
第14図に示すように、案内手段116には、止めを形成する環状カラ一部分1 16fを中央部に有する下スーテム部分116eが形成されている。更に、案内 手段には環状溝118を備えたボール形状ハブ部分116g。
及び上ステム形状部分116Cが形成されている。溝118は、あり溝形状断面 の溝であり、一点鎖線118aが示す平面内を延びる。この平面は分離線110 aと角度Voを構成する。溝118内には案内リング119の形態の案内部材が 配置しである。案内リング119は軸線116bを通る平面(第14a図参照) に沿って二つの区分に分割され、これによって溝118内に取付けることができ る。図示の実施例では、案内リング119は二つの別体の軸受ガイド119bと 1190との間に配置されている。案内リング119は、二つの直径方向反対側 に半径方向外方に開口した回動軸受を形成するボア119aを備え、これらのボ アは、半径方向内方に延びる対応するビン120を受け入れるようになっている 。
これらのビンは、案内手段を構成する連結手段121から半径方向内方に延びる (第16図及び第20図参照)。
連結手段121は、以下に説明するように、第20−タ部分125に含まれる。
前記第10−タ部分124、第20−タ部分125、及び前記案内リング119 は全て共通のロータ組立体に組み込まれている。
案内手段に連結されたロータ組立体 第15図は、案内手段116と、連結手段121の関連した案内部材即ち案内リ ング119との取付けを図示する。連結手段121は二つの半部121a、12 1bから成る。これらの半部のうちの一方の半部121aだけを第15図に示し 、他方の半部121bを第13図及び第16図に示す。案内手段116の球形の ハブ部分116gは、半部121a、121bの内部の対応する球形の凹部(図 示せず)内に受け入れられ、この際、二つの別体の端部片123a及び123b は連結手段121の両側から端に向かって挿入され、ねじ122でその二つの半 部121a、121bの夫々に連結される(第13図参照)。これらのねじを第 15図の右に一点鎖線で示す。第15図では一方の端部片123aが連結手段1 21に取付けられ、これに対し他方の端部片123bは半部121a、121b 間で動かせるようになっている(明瞭のため半部121bは第15図には示さな いが、端部片123a、123bのそれぞれと関連して半部121aに組み込ま れる)。端部片123a、123bには、点線123d’ で示すように、球を なして湾曲した内面が形成しである。端部片123a、123bの各々には、終 端ビン123a″、123b’が設けられている。
第13図に示すように、終端ビン123a’ 、123b′は、スペーサスリー ブ126及び中間キーを介して、図示のように、キー溝126゛でロータ部分1 25にしっかりと連結されている。
第16図は、案内手段116及び案内リング119の周りに取付けられた連結手 段121を図示し、この連結手段は、その二つの向き合った部分121a、12 1bにねじ込んだ端部片123a、123bで案内手段116のハブ部分に対し て係止されている。第16図に示すように、連結手段121は、その凹部121 c、121dによって、ビン123a’及び123b’ を通って延びる軸線1 23′を中心とした特定の限定された弧に沿って前後に揺動運動するように揺動 される。案内リング119と第20−タ部分125との間で連結手段121が連 結手段を形成するため、連結手段121は、ロータ部分125と同じ回転軸線1 17aを中心とした回転を受ける。案内リング119を平面118aと直角に延 びる軸線116b(第13図及び第14a図参照)を中心に積極的に回転させる と、連結手段121は、連結手段121と案内リング119との間のビン連結体 のため、軸線117aを中心とした回転運動の他に軸線123′を中心とした追 加の揺動運動を行う。この揺動運動は、連結手段121の終端ピン123a、1 23bを介してロータ部分125に伝達される。ロータ部分125は、以下に詳 細に説明するように、部分121.124.125が回転軸線117aを中心に 協働回転運動を行うのと同時にロータ部分124に対して対応する積極的な揺動 運動を行う。
ロータ組立体の第10−タ部分 第16図は分解図であり、部品116.119及び121が第10−タ部分12 4の二つのハウジング部分124aと124bとの間にどのようにして包囲され るように受け入れられるかを図示する。
第17図は、ハウジングを形成する一体のロータ部分124に組立てられるハウ ジング部分124a、124bを図示する。ロータ部分124は、回転シャフト 117の回転軸線117aと一致する主軸線124゛を有し、ハウジング即ちロ ータ部分124はエンジンの回転シャフト117と同じ運動をこのシャフトと共 に行う。
第10−タ部分、即ちハウジング124は第16図に示す上端スリーブ部分12 4dで回転シャフト117の下端を包囲し、ハウジング124が回転シャフト1 17に非回転的に連結されるように取付はキー(第13図参照)を介して回転シ ャフトにしっかりと連結される。エンジンハウジングの半部111と回転シャフ ト117との間のラビリンスシール117e、二つのシールリング(半径方向バ ッキングリング)117f、117g、回転シャフト117と軸受ハウジング1 10° との間に軸受ガイド117h”を備えた中間軸受リング117h。
及び関連した端カバー110°゛が図示しである。これに対応して、シールリン グ(半径方向バッキングリング)1241を保持するための端カバー1161が ハウジン−グ124のスリーブ形状端部124gに配置されている。
ハウジング124の第1溝にはシールリング(半径方向バッキングリング)12 4iが配置され、第2溝には二つのスラスト軸受124kが環状カラ一部分16 fの両側に一つづつ配置されている(第12図及び第13図参照)。案内手段1 16を支持するための軸受ガイドには参照番号124mが附しである。ハウジン グの半部112とハウジング110の終端カバー112aの端カバー1161と の間にはラビリンスシール116hが図示しである。
第17図は、連結されて(及び連結手段121とともに)一体のロータ部分12 5を形成する二つの端部片125a、125bを図示し、これらの端部片はハウ ジング124上に両側から取付けられる。
第16図の上側のハウジング部分124a及び第16図の下側のハウジング部分 124bに示すように、第20−タ部分124にはスリーブ形状ハブ部分124 tが形成され、このハブ部分の外側が第20−タ部分125のピストン135. 136を案内し、内側が連結手段121を案内する。
第18図は、一体のロータ部分125を形成するように一点鎖線125Cで示す ように重なったフィンガ形状部分125d、125eを介して共通の取付けねじ で組立てられた後の二つの端部片125a、125bを図示する。フィンガ形状 部分125d、125eは、球形の一部をなす部分125a”、125b”の互 いに向き合った側部で軸線方向外方に端に向かって延びる。軸線方向に差し向け られたフランジ部分125a’ 、125b’は、フィンガ形状部分125dと 125eとの間を延びる。第19図は、一端から見た端部片125a (端部片 125bに対応する)を図示する。ロータ組立体の端部片125a、125bを (キャビティ110b内の)エンジンハウジングの球形の内壁に対してシールす るためのシールリング125a”’、及びハウジング124をエンジンハウジン グの球形の内壁に関してシールするための対応するシールリング129(第13 図参照)が図示しである。
端部片125a、125bを第17図及び第18図に示すように組立てるため、 これらの端部片125a、125bの向き合ったフランジ125a’ 、125 b’ を連結手段121の対応する凹部124ps及び124r内に移動する。
縁フランジ125a’ 、125b’では、第13図に黒い濃い線で示す二つの 別体のシールリング129が対応するシール溝内に配置されている。これらのシ ールリング129は、第10−タ部分124の二つの向き合ったピストン形成部 分の長さ方向に一体で延び、縁フランジ125a’ 、125b’ に向かう中 間領域で環状をなしている。第13図には、互いに平行に且つ第20−タ部分1 25の全周に沿って延びる三つのシールリングが125 a ””で図示しであ る。シールリング125 a ”’及び129は、大部分が丁字形断面を持つよ うに設計されており、これは対応する丁字形溝内に受け入れられる。丁字形の横 棒は溝の底に配置される。作動では、シールリングは、エンジンハウジングの内 壁に遠心力で押付けられるようになっており、ここで摩耗し、これによってこれ らの部品間に大きな摩擦を必要とせずに、有効な摩擦係合が確実になされるよう にする。端部片125a、125bの内(第13図参照)では、上述のように連 結手段121のピン123a、123bを端部片125a、125bにしっかり と連結できるように、スリーブ形状軸受126がキー126°を収容する。上述 のように、ロータ部分121.125がロータ部分124に関して協動回転運動 できるように、一体の剛性連結がキー126゛によってロータ部分121.12 5間に提供される。スリーブ形状回動輪受126の外側には、ハウジング部分1 24 a、 124 bと端部片125a。
125bとの間に環状保護カバー127が図示してあり、この保護カバーの軸線 方向内方には関連した軸受ガイド128′を備えた回転軸受128及びシールリ ング128゛′(半径方向バッキングリング)が設けられ、このシールリングは 、カバー127と回転軸受128との間、及び端部片125a、125bの夫々 とハウジング124との間の夫々に配置されている。第13図は、ハウジング部 分124a及び124bを組立てるための取付は穴130を図示する。
かくして、比較的簡単なシールシステムによって、相互に移動するロータ部分1 24.125間(及びロータ[分124.125とエンジンハウジングの球形の 内面との間の夫々)に有効なシールをつくることができる。
そのため、以下に詳細に説明するように、案内手段116と関連した案内部材( 案内リング)119及びこれに連結された連結手段121がエンジンのロータ部 分124.125及び関連した作用室131−134の半径方向内側にシールさ れる。
−第18図はロータ部分124.125を一方の側から図示し、第19図は回転 軸線117aを中心に90″に亘って回転させた後のロータ部分124.125 を図示する。ロータ部分125は、向き合ったピストン面135a、135b及 び136a、136bを夫々備えた直径方向に向き合った二つのピストン135 .136を有する。ハウジング124に関して軸線135’ (第18図参照) を中心に協動して移動するピストン135.136には突出部125d、125 eが形成され、これらの突出部は互いに重なっており、フィンガを形成する(第 19図はピストン135.136の端面図である)。
−ロータ組立体のピストン 第19図に示すように、ピストン135.136は、上ピストン137の向き合 ったピストン面137a、137b及び下ピストン138の向き合ったピストン 面138a、138bの夫々から、又はこれらに向かってロータ部分124に関 して前後に揺動するように移動することができる。第19図に示すように、作用 室131−134がエンジンハウジングの内壁を示す点線の内側に形成される。
第1上作用室131及び第1下作用室132はピストン137.138とピスト ン135との間に形成され、第2下作用室133及び第2上作用室134はピス トン137.138とピストン136との間に形成される。
回転シャフト117の回転中、ロータ部分124及びロータ部分125は軸線1 17aを中心に協動回転運動を行う。
案内手段116の案内リング119と連結手段121との間のビン連結及び連結 手段121とロータ部分125との間のビン連結123a、123bによって、 ロータ部分125は、前記回転の結果、不動の案内手段116に関して及びロー タ部分124に関して積極的な揺動運動を行う。更に詳細に述べると、案内リン グ119は、案内手段116の関連した案内溝118内で平面118a(第14 図参照)に沿って積極的な回転運動を行い、連結手段121が軸線117aを中 心にロータ部分125と共に回転すると同時に、案内リング119が連結手段1 21を介してロータ部分125を軸線123′を中心として揺動させる。ピスト ン135.136は、これに対応してピストン137と138との間で前後に揺 動運動を行い、作用室132.134の容積を減少させるとき、作用室131. 133の容積を増大させ、又は作用室132.134の容積を増大させるとき、 作用室131.133の容積を減少させることを交互に行う。
軸線117aを中心としたロータ部分124.125の各回転について、作用室 131.133の各々は一度充填され、そして空にされる。この際、作用室13 2.134の各々は、これに対応して一度空にされそして充填され、即ち各作用 室には、完全に空にするサイクル及び完全に充填するサイクルが各回転毎に加え られる。換言すると、この場合、機械が4ストローク内燃エンジンとして設計さ れている場合、四つの作用室131−134はストロークの夫々の対を同時に且 つ対をなして行う、即ち、作用室の第1の対について、 1)吸気行程、2)圧縮行程、 作用室の第1の対について、 3)燃焼行程、4)排気行程 を行う。
次に、作用室の各対131.132、及び133.134の各々は、二つの続( 行程を連続サイクルで別々に行う。
外部連結室/燃焼室 第12図は、外部連結室を図示し、更に詳細には、第23図を参照して以下に詳 細に説明する連結室と燃焼室の複合室150を図示する。好ましい実施例に従っ てエンジンをここに外部燃焼室150に関して説明したとしても、本発明はこの ような外部燃焼室の使用に限定されるものではない。更に、詳細には図示してな いけれども、実際のエンジンのキャビティ110b内で、即ちエンジンのキャビ ティ110b内の夫々の作用室内で作用室がキャビティ110b内での所定の回 転角度範囲内の対応する位置をとるときに燃焼を行うこともできる。この場合、 室150は外部連結室として役立つだけであり、この場合、室を実際のエンジン ハウジングのダクトとして構成するのがよい。連結室という語は、作用室の一方 の対での二つの行程が作用室の他方の対での次の行程に続くことができるように 作用室の一方の対を作用室の他方の対とを連結する連結ダクトを意味する。
更に、本明細書中には実施例が例示してないけれども、前記連結室のない4スト ローク内燃エンジンを提供することもできる。
第23図から明らかなように、燃焼室150は、二つの半1H5150a、 ’  s 150 g ”から成る別体のユニットとしてつくることのできる別体の 構造部材150a内に形成され、エンジンハウジングの外側でケーシング106 (第23図には図示せず)の外側に別々に取付けることができる。構造部材15 0aは、ケーシングを貫通した連結手段150d及び150e、及び取付けねじ 150d’及び150e’ によってエンジンハウジング110に直接取付けら れ、燃焼室150からポンプ162及び163への連結部は開放している。
燃焼が実際のキャビティ110b内で起こる変形例では、構造部材150aは作 用室のうちの二つの室(圧縮(室及び燃焼室の夫々)の間で連結手段を構成する 。構造部材150の二つの半部150a’ 、150a” (第11 2図参照 )は取付はボルト150bによって連結され、取付はボルト150d’及び15 0e’でエンジンハウジング110に取付けられている。
第23図は半部150a″、150a”の断面図であり、これらの半部の各々は 、燃焼室を最適の高温に保持することによって高温で最適燃焼を行うことができ るように、(図示しない方法で)その内側が(所望に応じて外側も)セラミック 材料の耐熱断熱層で被覆されている。
これと同時に、熱が燃焼室から周囲及びケーシング内の冷却水に逃げないように することができる。
構造部材150aの外部品150a”、及び部品150a”のほぼ中央には、点 火手段(点火プラグ)150゛f′用の挿入スリーブ150fが図示しである。
本明細書には例示してないけれども、白熱チューブ又は同様の点火手段(例えば ディーゼルエンジン又は焼玉エンジン)もまた可能である。燃焼室150の両端 には、入口ノズル150g及び150hが形成され、これらのノズルは、燃料を 燃料室150に矢印150g’及び150h’で示すように両方向で点火手段1 50f’ に向かって、即ち矢印150°で示すように圧縮空気/圧縮ガスの流 れ方向に対して夫々並流及び向流をなして、供給するようになっている。
燃焼室150を第23図に例として概略に図示する。
燃料ノズル150g及び150hの位置決め及び点火手段150f’ の位置決 めの夫々に種々の変更を加えるのが便利である。これには特別の例を挙げる必要 はない。
例えば、両方の燃料ノズル、又は数の異なる燃料ノズルを点火手段150f’  の一方の同じ側に位置決めするのが便利であろう。例えば、燃料室の両側から、 最適には燃焼室に供給される圧縮空気の流れ方向に対して並流のみをなすように 位置決めするのが便利である。
第23図に示す実施例では、燃料室は全長さ方向で多かれ少なかれ一定の断面を 持つ室であるように図示されているが、第24図に示すように断面積を燃料室の 一方の側から他方の側へ増大させてもよい。
燃料室をエンジンハウジングに直接形成し、これによって燃料室内での圧力媒体 の流路をできるだけ短くするようにエンジンハウジングに凹部を設けることもで きる。
図示の実施例では、燃料室内の容積はエンジンの四つの作用室の各々の容積の約 1/12であり、そのため、圧縮空気を作用室から燃焼室へ噴射するとき燃焼室 内の圧縮空気の圧縮は1/12である。必要に応じて他の圧縮比を使用して燃料 室内の容積を変化させてもよい。
エンジンハウジングのボート 第21図及び第22図はエンジンの軸線方向で見たエンジンのハウジング110 の二つの両側からの端面図である。即ち第21図は、エンジンハウジングの半部 111及び回転シャフト117が見える側からの端面図であり、第22図はエン ジンハウジングの半部112及び固定子部分116が見える側からの端面図であ る。
第22図は、第11図に示すようにエンジンの外側に設けた空気人口161aか らエンジンのキャビティ110bへの吸気ボートを構成する第1台形ボート16 1と、エンジンのキャビティ110bから燃焼室150の入口側への排気ボート を構成する、はぼ矩形の第2ボート162とを図示する。
第21図は、燃焼室150からエンジンのキャビティ110bへの吸気ボートを 構成するほぼ三角形の第3ボート163と、エンジンのキャビティ110bから 第11図に示すようにエンジンの外側にある排気出口164aへの排気ボートを 構成するほぼ台形の第4ボート164とを有する。
エンジンの作動態様 第24図は、固定子組立体(案内手段116及びエンジンハウジング110)に 対するロータ組立体の第10−タ部分の位置及び第20−タ部分の位置に対応す る五つの異なる回転位置をA1−A3、B1−B5、C1−C5、Dl−D3、 El−B3 (位置AはQa1位置位置60°、位置Cは90’、位置りは13 5@、位置Eは180’)で概略に図示する。回転方向はAI−Elでは時計廻 り方向であり、A3−B3では反時計廻り方向である。更に明瞭にするため、固 定子組立体は図示してなく、燃焼室150及びボート161−164だけを点線 で示す。A1からB3までの全ての図において、固定子組立体(案内手段116 及びエンジンハウジング110)は、A1、B1、C1、Dl、El及びA3、 B3、C3、B3、B3の夫々でボー)161−164が夫々示すように、また 、A2、B2、C2、B2、B2で燃焼室150が示すように一つの同じ位置に ある。ロータ部分を互いに区別するため、第10−タ部分124の球形の端面に は斜線が付けである。
A1、B1、C1、Dl、Elは、駆動シャフト117が図示しである端部から 軸線方向で見たときのロータ組立体124及び125を図示し、これに対し、A 3、B3、C3、B3、B3は反対側の端部、即ち固定子116が図示しである 端部からの軸線方向で図示されている。A2、B2、C2、B2、B2は横方向 で見たときのロータ組立体124及び125を図示する。
A1−A3は、ピストン135.136が一方の極位置にあるロータ組立体のO a位置でロータ部分125のピストン135.136を示し、これに対し、Cl −C5は、ピストンが中間位置にあるロータ組立体の90″位置でピストン13 5.136を示し、El−B3は、ピストン5.136が他方の極位置にあるロ ータ組立体の180”位置(Al−A3の位置に対応し、唯一の相違点はピスト ン135と136がその位置を交換している位置)でピストン135.136を 示す。
ロータ組立体が更に60°に亘って(240@位置まで)連続回転する際、ロー タ組立体が更に30″に亘って(270”位置まで)連続回転する際、ロータ組 立体が更に90@に亘って(360”位置まで)連続回転する際、ピストンはB 1−B5、C1−C5、及びAl−A3に示す位置に対応する位置をとる。即ち 、ロータ組立体124.125の各回転(360”)毎にピストン135.13 6の各々はAl−A3及びEl−B3に示す二つの極位置間で前後に揺動運動( 90” +90”揺動運動)を行う。
A2−B2かられかるように、A2でピストン135め左側にあるピストン13 5の後ろ側に配置された作用室は、ロータ組立体の最初の半回転(180°回転 、即ち90″揺動運動)の後、その最小容積から最大容積に拡張され、次いでB 2のピストン135の左側にロータ組立体の下方に面する側に位置決めされる。
しかしながら、ロータ組立体の次の半回転(180’回転、即ち90″揺動運動 )では、前記作用室は、対応してピストンの左側に図示しであるように回転され るが、次いでロータ組立体の上方に面する側にある。
各作用室はこれに対応して夫々相補的運動を行う。作用室の第1の対、即ちピス トン135の一方の側に各々配置された二つの作用室、及び作用室の第2の対、 即ちピストン136の一方の側に各々配置された二つの作用室は対をなして相補 的な運動を行う。ピストン135の一方の側にある作用室及びこれに対応するピ ストン136の一方の側にある作用室は、作用サイクルの二つの工程に含まれ、 これに対しピストン135.136の他方の側にある作用室は作用サイクルの最 後の二つの工程に含まれる。この場合、作用室の一方の対はボート161.16 2と協働し、作用室の他方の対はボートの他方の対163.164と協働する。
0″位置(及び180’及び360°位置)では、全てのボート161−164 は第10−タ部分124の球形の周面(AI及びA4に示す端面)で閉鎖されて いる。
A3−B3に示すように、空気入口用のボート161は、極位置A3とB3との 間の領域(B3、C3、D3参照)では第1作用室に関して完全に又は部分的に 開かれており、極位置A3及びB3だけで閉鎖される。A3−B3かられかるよ うに、DB−B3に示す位置間の領域で燃焼室への排気ポートを形成するボート 162は、第10−タ部分124の凹部162a (162b)によって開かれ るだけである。
AI−Elに示すように、排気出口用のボート164はA1に示す位置とElに 示す位置との間の領域(Bl−DI参照)で対応して開かれており、A1及びE ll;示す極位置だけでう閉鎖されている。しかしながら、ボート163は、A 1に示す位置とDlに示す位置との間の領域で開いており、A1、Dl、及びに 示す位置で閉鎖される。
ピストン135.136はその揺動運動により、ピストン137.1380回転 運動により掃かれる球形部分間のキャビティ110bの中間環状セクターを掃く 。
ボート162は、第10−タ部分のピストン形成端部の二ツノ対応する凹部16 2a、162b (第16a図も参照せよ)と協働する。更に詳細には、これら の凹部は一部がピストン面自体を延び、そして一部が球形の端面を延びる。従っ てボート162は第10−タ部分の球形の端面の凹部162a、162bの周縁 によって直接案内される。即ちボート162は、凹部162a、162bに示す 実際のピストン137で形成された弁体で案内される。しかしながら、他のボー ト161.163、及び164は第10−タ部分の夫々の球形の端面の周縁によ って案内される。
A及び八3から明らかなように、ピストン137.138は横方向でよりも長さ 方向で大きい。これはボート161−164の必要な案内を行うのに使用される 。A1−A3及びEl−B3では1、即ちO″位置1800位置、及び360a 位置では、全てのボートはピストン137.138で覆われている。B1−83 では、ボート161.163.164の大部分は、対応して夫々の三つの作用室 に向かって開いており、これに対しC1−CBでは全ポート161.163.1 64が夫々の三つの作用室に向かって開いている。しかしながら、Dl−D3で は、ボート161.164は部分的に閉じられており、ボート163 (及びボ ート162)は夫々ピストン137及び138で完全に閉じられている。DI− D3の位置とEl−E3 (回転角度45°)の位置との開では、ボート162 は、上述のように開かれている。
更に詳細には、吸気ボート161及び排気ボート164は多かれ少なかれロータ 組立体の180°の回転に亘って開いている(0″位置、180°位置、及び3 60°位置で小さな角度だけ閉じられている)。これらのボート161.164 はO″位置180’位置、及び360’位置だけで完全に閉じられている。これ は、ボート161.164について最適の開放時期を得ることができるというこ とを意味し、更に、ボート161.164の最適に大型の開口が使用されるとい うことを意味している。
しかしながら、エンジンキャビティ110Bから燃焼室150へのボート162 はボート161に関して減少された断面積を有し、ボート161と比べて実質的 に小さな回転角度(180度の回転角度の45’)に亘って完全に又は部分的に 開放された状態に保持される。
しかしながら、ボート163は僅かに大きな回転角度(180度の回転角度の1 35°)に亘って開放状態に保持され、ボート162よりも大きな断面積を有す る。
ボート163はボート162が閉じた後にのみ開放し、ボート162が開いた後 にのみ閉じる。
以上かられかるように、各作用室131−134は次々に、そして各々別々に種 々のボート161.162、及び163.164に夫々連結され、即ち所定の点 で四つの作用室は各々、エンジンの4つの行程の一つの対の夫々、即ち 1)吸気行程及び2)圧縮行程と 3)燃焼行程及び4)排気行程 に対応する異なる位置をとる。
″ 燃焼室150をエンジンの球形の内側キャビティの外側(即ち前記四つの作 用室の半径方向外側)に配置することによって、各360’回転サイクル中、夫 々の作用室が連結室と連続的に一度連通できるようにする。
第1圧縮室が第1行程即ち吸気行程1 (180°位置から360”位置までの 行程1の180°回転、即ちこの場合、0″位置からの出発点から)を通過した 0″位置の出発点から、前記第1圧縮室は圧縮行程(行程2)を受け135”位 置へ更に135°回転させたとき、前記第1圧縮室は180’位置への残りの4 5″の回転角度に亘って連結室150と連通ずる。
180°位置では、連結室150は、次いで、続く135#の回転角度に亘って 、325”位置に向かって膨張行程(行程3)にある第1作用室と連通し、第1 作用室と連結室150との間の連結は閉じられる。最後に、次の180°の回転 角度行程4、即ち排気行程)に亘って排気が排出される。
第1圧縮室及び第1膨張室が行程1−4を行うとき、第2圧縮室及び第2膨張室 は上述の状態に関して180”の角度遅延で対応する行程を行う。
以上から、連結室150は180”の回転に亘って第1圧縮室と緊密に連通し、 次いで別々の回転角度(45”及び135”の夫々)第1膨張室と別々に連通す る。次いで、これ対応して連結室は、続<180”の回転角度に亘って先ず(4 5°)第2圧縮室と連通し、これに続いて(135’)第2膨張室と連通ずる。
以上記述した角度及び角度位置は、本明細書中に例として記載したものであって 、実際には他の角度及び角度位置もまた適当であるということは理解されよう。
その調節は、ロータ部分124に関するボートの形態及び位置を変えることによ って行うことができる。
燃料を供給すると同時に圧縮空気を連結室150に約1712の圧縮比で供給し 、その混合物に点火することによって前記連結室は燃焼室として作用する。圧縮 室から燃焼室を閉じる(例えば180”位置で)とすぐに燃焼室から膨張室への 連結がつくられ、駆動力が膨張室に315°位置に向かう135°の回転角度に 亘って伝えられる。駆動力の伝達は、膨張室が次いで排気出口に連結され、駆動 力の大部分が膨張室で使用されるように360°位置に向かう残りの45″に亘 って終わる。
P工0゜ 国際調査報告

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. ピストンの第1の対(19、20;137、138)を備えた第1ロータ 部分(124)と、機械ハウジング(10、110)の球形キャビティ(10b 、110b)内で対をなして前記ピストンの第1の対に関して前後に積極的に揺 動するようになったピストンの第2の対(33、34;135、136)を備え た第2ロータ部分(125)とを有するロータ組立体を有し、前記第1ロータ部 分(19−21;124)は駆動回転シャフト又は被駆動回転シャフト(17、 117)に連結され、前記第2ロータ部分(33−35;125)は、前記回転 シャフト(17、117)の回転軸線(17a、117a)を中心に協働運動を 行うように前記第1ロータ部分(19−21;124)に非回転的に連結され、 前記第1ロータ部分は前記回転軸線に直角な平面内の第1回転路内で回転自在で あり、前記第2ロータ部分は前記第1ロータ部分とともに回転自在であり且つこ の第1ロータ部分に関して揺動自在であり、前記第2ロータ部分は、不動の案内 手段(16、116)によって前記第1回転路に関して角度V傾斜した第2回転 路内で回転自在の案内部材(38、119)によって案内される動力変換機にお いて、 前記第1及び第2のロータ部分(19−21、33−35;124、125)は 、機械ハウジング(10、110)の球形の内面に対応する共通の球形の母面の 内方に形成され、 前記第2ロータ部分(33−35;125)を前記前後の揺動運動をなすように 案内するための前記不動の案内手段(16、116)はロータ組立体の中央に一 端が機械ハウジング(10、110)にしっかりと固定された細長い固定子とし て配置されている、ことを特徴とする動力変換機。
  2. 2. 前記不動の案内手段(16、116)が前記回転シャフト(17、117 )と同軸に配置され、前記回転シャフト(17、117)の内端に連結された軸 受から前記機械ハウジング(10、110)の反対端の不動の取付け部まで機械 ハウジングを貫通している、ことを特徴とする請求項1に記載の動力変換機。
  3. 3. 前記不動の案内手段(16、116)は、二つのステム状端部分(16b 、16c;116c、116e)がほぼボール形状の中間部分(16d、116 g)の両側に形成されたシャフト部材から成り、前記中間部分(16d、116 g)には案内部材(案内リング38、119)を受入れるための環状案内溝(4 1、118)が設けられ、この案内部材は前記案内溝内に回転自在に取付けられ 、ピン(38、39;120a、120b)及び関連した穴又は同様の連結手段 で第2ロータ部分(33−35;125)に連結されている、ことを特徴とする 請求項1又は2に記載の動力変換機。
  4. 4. 前記不動の案内手段(16、116)は前記第1ロータ部分(19−21 ;124)の中央を貫通し、前記第1ロータ部分はその両端で前記不動の案内手 段(16、116)に関して回転自在に取付けられている、ことを特徴とする請 求項1、2、及び3のうちのいずれか一項に記載の動力変換機。
  5. 5. 前記第1ロータ部分(124)は、ロータ部分の環状半径方向外部分(1 25a′′、135、125b′′、136)を通って前記第2ロータ部分(1 25)を端方向に貫通し、 前記第1ロータ部分(124)及び前記第2ロータ部分(125)は共同で潤滑 剤包含キャビティを構成し、このキャビティは作用室(131−134)に対し てシールされ、前記不動の案内手段(116)及び関連した案内部材(119) 及びこの案内部材(119)を第2ロータ部分(125)に連結する連結手段( 121)を包囲する、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に 記載の動力変換機。
  6. 6. 前記第1ロータ部分(124)は、前記機械ハウジングのキャビティ(1 10b)の中間ボールセクターを形成する領域の内方に前記第2ロータ部分(1 25)の環状の周部分の二つの一部球形部分(125a′′、125b′′)間 に構成され、 前記第2ロータ部分(125)の二つの向き合ったピストン形成部分(135、 136)が前記第1ロータ部分(124)の軸線方向端部(137、138)間 の領域で前記第2ロータ部分の一部球形部分(125a′′、125b′′)間 に外周連結手段を形成する、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか 一項に記載の動力変換機。
  7. 7. 前記第1ロータ部分(124)は、回転軸線(117a)に関して軸線方 向にスリーブ形成中間部分及びきりかく端部を有する二つの互いに向き合ったボ ールセグメント形状端部(137、138)を有し、前記端部分は、前記第2ロ ータ部分(125)の一部球形リング部分(125a′′、125b′′)とこ れらの一部球形リング部分に環状をなして連結された外側のピストン形成連結手 段(135、136)との間に前記作用室(131−134)を共同して構成す る、ことを特徴とする請求項6に記載の動力変換機。
  8. 8. 前記第2ロータ部分(125)は、前記不動の案内手段(116)に回転 自在に取付けられた案内手段(119)に中央の半径方向内側連結手段(121 )でヒンジ連結され、この連結手段(121)は、第1ロータ部分(124)と 前記不動の案内手段(116)と関連した案内部材(119)との間のキャビテ ィ内で前記第1ロータ部分(124)の中間部分を通って横方向に延びる、こと を特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の動力変換機。
  9. 9. 前記機械ハウジング(110)は、その両端の各々に回転角度に関して間 隔を隔てられた一対のポート(161、164;162、163)を備え、これ らのポートは、前記第1ロータ部分(124)の端部分(137、138)の夫 々一方の球形の外面の周縁の移動路の内方に配置され、種々の回転位置で又は前 記ロータ組立体の回転領域で前記端部(137、138)によって開閉されるよ うになっており、 前記第1ロータ部分(124)の端部分(137、138)上に構成された、ロ ータ組立体の回転軸線(117a)に関して対称な前記球形の外面は幅に比べて かなり大きな長さを有する、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか 一項に記載の動力変換機。
  10. 10. 前記変換機がポンプ、圧縮機、2ストローク内燃エンジン又は同様の2 ストロークエンジンである、請求項9に記載の動力変換機において、前記エンジ ンハウジング(10)のキャビティ(110b)がロータ組立体(124、12 5)によって四つの別々の作用室(131−134)を構成し、これらの作用室 は、各々別々に且つ次々に対をなして四つのボート(161、163;162、 164)の夫々の対と連通してロータ組立体の回転毎に二回エンジンの二つの行 程を受け、これらのポートのうち第1ポート(161)及び第3ポート(163 )は第1作用室の吸気ポート及び第3作用室の吸気ポートを夫々構成し、第2ポ ート(162)及び第4ポート(164)は第3作用室の排気ポート及び第4作 用室の排気ポートを構成する、ことを特徴とする動力変換機。
  11. 11. 機械が4ストローク内燃エンジンの形態である、請求項9に記載の動力 変換機において、前記エンジンハウジング(110)のキャビティ(110b) がロータ組立体(124、125)によって四つの別々の作用室(131−13 4)を構成し、これらの作用室は、各々別々に対をなして、二対のポート(16 1、164;162、163)の夫々のポートと連通したエンジンの四つの行程 のうちの二つの行程を受け、これらのポートのうちの第1ポート(161)は、 これと同時に第1作用室の吸気ポートを構成し、第2ポート(162)は第2作 用室からこの作用室の半径方向外側に配置された連結室(150)への圧縮空気 の排出ポートを構成し、 第3ポート(163)は連結室(150)から膨張室を構成する第3作用室への 吸気ポートを構成し、第4ポート(164)は第4作用室から排気出口への排気 ポートを構成する、ことを特徴とする動力変換機。
  12. 12. 好ましくはエンジンの冷却ケーシング(106)の外側に配置された連 通室(150)が、関連した燃料ノズル(150d、150e)及び点火手段( 150f′)を備えた外部燃焼室を形成し、燃焼室(150)は、好ましくは、 圧縮器ハウジング(110)及び冷却ケーシング(106)から間隔を隔てられ た中空本体(150a)で形成されている、ことを特徴とする請求項11に記載 の動力変換機。
  13. 13. 前記燃焼室(150)には耐熱セラミック材料でできた内側層が設けら れ、好ましくは断熱セラミック材料でできた別の層が設けられている、ことを特 徴とする請求項12に記載の動力変換機。
  14. 14. 独自で回転するピストンの第1の対(137、138)が設けられ、回 転シャフト(117)にしっかりと連結された、ケーシングを形成する二部品中 空本体(124a、124b)の形態の前記第1ロータ部分(124)が、回転 及び前後の揺動を行うピストンの第2の対(135、136)及び回転自在の案 内リング(119)を介してこれらの環状部材を前記不動の案内手段(116) に連結する中間横方向連結手段(121)が設けられた二つの環状部材(125 a、125b)の形態の前記第2ロータ部分(125)によって部分的に包囲さ れ、 前記二つのロータ部分(124、125)は、共同して、横方向連結手段(12 1)及びこの手段の内方に配置された前記不動の案内手段(116)及び関連し た案内リング(119)から機械ハウジングの作用室(131−134)を液密 に、好ましくは気密に構成する、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいず れか一項に記載の動力変換機。
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