JPH04503397A - 沸騰状態検出器 - Google Patents

沸騰状態検出器

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JPH04503397A
JPH04503397A JP50326389A JP50326389A JPH04503397A JP H04503397 A JPH04503397 A JP H04503397A JP 50326389 A JP50326389 A JP 50326389A JP 50326389 A JP50326389 A JP 50326389A JP H04503397 A JPH04503397 A JP H04503397A
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スタレン,フオスター ビー
ペイプ,ダグラス ビー
ウイリイアムズ,ウイリイアム ジェー
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ガス・リサーチ・インステイチュート
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 各−一罫:沸騰状態検出器 玖丘丘! 本発明は、概して熱力学的器機の使用に関するものであって、特に流体が沸騰し ているかどうかについての検出並びに沸騰している場合には沸騰の状態又は程度 の検出に関する。本発明は、沸騰中又は沸騰の開始時、液体によって生じる音響 エネルギー放射の数及び/又は振幅を監視して沸騰の状態を決定しようとするも のである。
!−1 液体の沸騰は、科学的処理、電力発生及び食品加工を含む多くの産業で行われる 。液体が含まれている容器の表面に熱が加えられるにつれて、液体の温度はその 液体の飽和温度又は沸騰温度まで上昇する。液体が全体として飽和温度をわずか に下まわると、加熱された表面近くの液体の薄い層が飽和温度以上に上昇し、沸 騰を開始することができる。蒸気の泡が液体中に形成されるが、これは液体の冷 えた部分まで進むとこわれる。大量の液体が飽和温度以下の場合の沸騰過程は「 サブクールド沸騰(subcooled boiling ) Jと呼ばれる。
(この論議のために、煮沸(sin+mering )という用語を、液体がサ ブクールド沸騰か又はその限界にある場合の状態として定義する。)液体のほぼ すべての温度が飽和点に達すると、蒸気の泡は液面まで上昇する。この過程を「 核沸騰」又はより一般的には「完全沸騰」或いは「ローリング沸騰(rolli ng boiling ) J と称される。
蒸気発生装置において、沸騰状態は、流体の圧力と温度を測定し、その測定値を 装置の標準作動状態と比較して一般に決定される。バッチ式科学反応器では、沸 騰状態は容易には測定され得ない。温度測定のみでは、飽和温度における流体が 沸騰しているか又は凝縮していることもあるので、沸騰状態検出器として不十分 である。圧力測定は、製品ガスが吐出されている場合、利用できないことがある 。温度及び圧力測定値に無関係に沸騰の状態を決定し得る音響沸騰検出器がこの ような反応器には有益である。
調理装置という特定の用途に関しては、この装置における調理状態を検出するた めの様々な装置や方法が提案されてきた。これらの装置は、一般に、検出された 特定の調理状態に応じて天然ガス又は電気エレメントのような、調理装置面ユニ ットの加熱の割合を制御するための手段を含んでいる。例えば、米国特許第38 28164号は、沸騰水の蒸気を検出し、蒸気発生調理状態の検出に応じて無線 による制御信号を発生して伝達することを提案している。この発明には調理容器 の上部にセンサーを設けなければならないという制限がある。これは、調理容器 に特殊な蓋を必要とし、それに関連した費用と清掃の問題が生じる。更に、この 発明は調理される液体が蒸気を発生しているかどうかのみしか検出できないので 、いつサブクールド沸騰が進行しているのか検出することができない。
米国特許第4481409号は、調理装置における電気式表面ユニットの加熱の 割合を制御するための重量検出及び重量損失率算出方法の使用を提案している。
この発明は調理又は沸騰状態を重量損失率から推定する手段のみを提供している が、調理容器が蓋をつけている場合には蒸発蒸気が逃げないので感知方法を適正 に作用させることができない。更に、沸騰状態における重量損失が殆どないので 、このような状態を検出するのに有効でない。
公知の従来技術に関連した装置及び処理の制限を克服するために、我々は音響エ ネルギー放射検出技術と適正な信号処理を有益に利用して、無沸騰、沸騰、サブ クールド沸騰及び完全沸騰のような熱力学的状態を検出することを発見した。我 々が発明した検出器を使用し、操作者に現在の沸騰状態を知らせ、又は制御装置 を作動せしめて沸騰状態を維持するか又は変更することができる。
λ豆皮!旬 本発明は、液体のある沸騰状態に関連した音響エネルギー放射を検出し、且つ相 当する電気信号を発生するための固体金属導波管と圧電変換器のような装置類を 利用している。この電気出力圧電変換器は様々な検出、変換及び信号処理操作を 経て液体の沸騰状態を決定する。電子回路が、燃料流量又は電力レベル制御装置 、或はアラーム又は指示器に適した制御信号を生じるために設けられていて、操 作者に検出した沸騰状態を知らせる。
方法の見地から見ると、本発明は、泡よって生じた音響エネルギー(事象)のバ ーストを感知することによって液体中の個々の泡を音響的に検出する。泡に関連 した音響事象のタイミングと振幅が液体の沸騰状態を表している。連続的又はほ ぼ連続的な音響信号は完全沸騰又はローリング沸騰状態を示しており、この場合 液体の全媒質が飽和温度又は沸騰温度まで加熱されている。一連の散発的音響事 象はサブクールド沸騰を示しており、この場合液体は飽和温度以下であるが、液 体の局部的領域でば時々沸騰して蒸気の泡を発生する。殆どか又は全く音響活動 がない期間は無沸騰状態を示している。
本発明の特殊な応用は、調理装置制御である。この方法は、調理装置の特定の表 面ユニットの加熱速度を変えるために、音響的に検出された調理状態の情報を利 用している。
閃j諺J先盟 第1図は本発明の実際に利用されている装置の機能的概略ブロック図である。
第2図は第1図の装置の使用中発生する各種の音響及びディジタル論理波形を示 す。
第3図は第1図の装置に関連したディジタル論理用真理値表である。
第4図は調理装置用制御システムと共に使用されている、本発明の特殊な実施例 の機能的ブロック図である。
1鼠工脱皿 本発明の好適な実施例は、第1図の符号10として全体が示されている。この図 に示されているように、天然ガスバーナーの形で熱源装置12が、符号16で示 された液体を含んでいる加熱容器14に利用されている。
固体金属導波管20は容器14の底面と接触するように配置されており、好まし くは図示されていないばね手段により押圧接触するようにするとよい。液体16 からの固体金属導波管20によって導びかれて圧電変換器22に達し、電気信号 に変換される。導波管20の目的は容器14の高温から変換器22を保護するこ とにある。
変換器22が容器14の温度に耐え得る場合、導波管20は必要ない。
変換器22からの電気信号は、後処理を受ける前に増幅器及びフィルター24に 導かれている。フィルター通過帯域は容器14への機械的外乱によって生じた低 周波騒音を除外するように選定されている。この通過帯域は沸騰によって発生し た信号素子を含むのに十分高いものでなければならない。沸騰の信号の初期周波 数範囲は液体16の粘度を含む多くの要因によって決まる。フィルター通過帯域 は沸騰に対する変換器の応答の初期周波数を包含しているということも重要であ る。0,5〜500kHzの周波数範囲は殆どの適用に合致するが、液体16が 水の場合には5〜50kHzの範囲が好ましい。次いで、増幅器及びフィルター 24からの信号がこの後で処理される。
第2図は、液体I6の音響放射と、各種波形を区別する際用いられる論理タイマ ー28及び30の出力とに関連した各種波形を示す。第2図の最下部の波形に示 されているように、液体16の音響放射は、液体16で検出された音響放射がな い場合に示される無沸騰状態から様々に変化する。パルスプロセス、又はサブク ールド沸騰に対応するものが先ず導波管20によって検出され、変換器22にお いて電気信号に変換される。第2図に示されているように、パルスプロセス又は サブクールド沸騰状態における音響放射は、任意に間隔を置いた、活動の各バー ストの形をとっている。次に液体16で発生して変換器22及び増幅器24へ導 かれる波形はローリング又は完全沸騰を示す連続プロセスであり、これはすべて が指定されたしきい値レベル以上の信号ピークを有してここに述べた本発明の重 要な特徴は、液体16から音響的に発せられた信号の二つの特性が二つの沸騰相 、即ちサブクールド沸騰と完全沸騰とを区別するように監視されているというこ とである。液体が沸騰又は「煮沸」し始めると、各泡が形成されて容器の底部か ら離れ、底部から上の冷えた部分に達するとこわれる。このような事象は各活動 のバーストとして検出される。完全沸騰の場合は、形成されてこわれる泡の数に より、信号が多くの各事象の重なりの!こめに連続して任意に現れることになる 。
沸騰がない時は、変換器22の出力信号レベルが完全に低くなるので、無沸騰状 態を沸騰状態と容易に区別することができる。逆に、容器に対してスプーンによ る攪拌のような機械的衝撃を加えると、非常に大きな信号が発生する。このよう な信号は区別され、その間あらゆる処理が中断せしめられてこれによる干渉が取 り除かれる。
サブクールド沸騰と完全沸騰とを区別することは、信号をパルスプロセスと連続 プロセスとに分割することに基づいている。
容器14の中身が完全沸騰である情況では、RMS−DC変換器48の出力が沸 騰の割合又は程度の目安になり、マイクロプロセッサ−40により決定される加 熱の割合の調整を行うために使用され得る。容器14の中身がサブクールド沸騰 である情況では、(代表的な回路におけるパルスカウンターラッチ44によって 決定される)音響事象の発生の割合がサブクールド沸騰の割合又は程度の目安に なる。
各種の音響信号状態と沸騰状態のレベルの測定との区別は、ディジタル又はアナ ログ電子回路構成を含む器機の使用数によって影響を受ける。第1図に示され、 且つここで述べられているディジタル電子構成要素を用いている器機の使用は代 表例として示されている。
増幅器及びフィルター24の出力は二つの方法で処理される。第1の方法は、ど のような沸騰状態が存在しているのかを決定するために実行される。第2の方法 は、沸騰の割合を測定したい時、サブクールド沸騰又は完全沸騰の場合に任意に 実行される。
沸騰状態は次のように音響信号を分析して決定される。
増幅器及びフィルター24からの信号は、しきい値検出器26に、更にここから 符号28で示されている50マイクロ秒単安定タイマーに接続されている。タイ マー28は、電気信号が所定のしきい値を越えたことをしきい値検出器26が感 知する毎に開始する50マイクロ秒持続時間のパルスを発生する。タイマー28 は、タイマー28の出力がまだ真理値である(高い)間の2回目にしきい値検出 器26によってトリガーされると、パルスの持続時間がのばされることになる。
音響信号がほぼ連続して、しきい値検出器26の出力が密接して離間した多数の パルスから成っているようなものである場合、タイマー28の出力は連続した真 理値になる。代表的な音響信号に対するタイマー28の応答は第2図の信号Bと して示されている。タイマー28からの出力信号は、1秒単安定タイマー30を 使用することを含んだ二、三の方法で処理される。タイマー30は、タイマー2 8からの正への出力信号変更によってトリガーされ、タイマー28の出力が擬似 値(低い)から真理値へ変わると、タイマー30は少なくとも1秒間のパルスを 発生する。タイマー30は、タイマー30の出力が真理値である時タイマー28 によって再トリガーされると、タイマー30の出力パルスの持続時間がのばされ ることになるが、タイマー28の出力が連続のままであると、タイマー30は再 トリガーされず、その出力は、タイマー28の最後の状態が変わった後、1秒間 だけ擬似値になる。タイマー28の代表的な出力に対するタイマー30の応答は 第2図において信号Aとして示されている。タイマー28及び30は、好ましく は再トリガー可能のワンショット装置の形をとるとよい。
第3図における真理値表は、どのようにしてタイマー28及び30の出力が沸騰 の状態を決定するために使用され得るのかを示している。装置20はANDゲー ト32及び34とインバーター36及び38とを含んでいて、第3図において明 記されている論理過程を実行する。ANDゲート32は、インバーター36で反 転されたタイマー30の出力信号を、又インバーター38で反転されたタイマー 28の出力信号を処理する。ANDゲート32の出力信号は、信号A及びBが共 に擬似値であると真理値となって、液体16の無沸騰状態を示す。ANDゲート 34は、インバーター36で反転されたタイマー30の出力信号とタイマー28 の出力信号を処理する。ANDゲート34の出力信号は、信号Bが真理値である が信号Aが擬似値であると真理値になって、完全沸騰状態を示す。タイマー30 の出力が真理値である時は、タイマー28の状態に関係なくサブクールド沸騰状 態を示す。
液体16が沸騰していて、何れの沸騰状態(サブクールド又は完全綿m>にある かが決定されると、音響信号を処理して検出された状態における沸騰の程度を更 に決定することが望ましい。サブクールド沸騰に関して、これは離散的音響放射 事象の発生の頻度を測定することにより、又完全沸騰については、連続信号の平 方自乗平均(RMS)振幅を測定することにより行われる。ディジタル電子構成 要素を用いてこれらの機能を果たす代表的な器機の使用を第1図の一部に示し、 以下に記述する。
タイマー28の出力はカウンター42に接続されていて、コンピューター40に おけるサブクールド沸騰割合を示す信号の発生時に利用される。パルス積分カウ ンター42の出力はカウンターラッチ44に接続されており、その後、ラッチ4 4の出力はコンピューター40へ接続されている。サンプル間隔タイマー46は コンピューター40からのディジタル出力によって制御され、パルス積分カウン ター42の値をカウンターラッチ44においてラッチし、且つパルスカウンター 42をリセットする作用をする。後で討議されるように、毎秒約1乃至10個の エネルギーバーストの割合で表わされるようにサブクールド沸騰状態を明記する ことが望ましい。
第1図の装置は、入力が増幅器24からの信号であるRMS−DC変換器48も 含んでいる。変換器48は、コンピューター40へ送られ且つ導波管20により 容器14において検出された音響放射包絡線の振幅の尺度である出力信号を生じ る。前に示したように、へんかんき48の出力は、容器14において検出された ローリング沸騰状態の振幅を調整又は制御するために利用することもできる。
第1図の装置は、本発明が使われる用途に必要な、符号50及び52で示された アラーム及びディスプレイ装置も含んでいる。ここに開示されている本発明には 様々な実施例における用途が見出されている。沸騰状態の知識又は制御を必要と する多くのプロセス産業がある。ある化学反応器では沸騰を検出するのに満足な 手段がないということはすでに述べられてきた。ここに詳細に開示されている一 つの特殊な用途は調理装置モニター及び/又は制御器である。
沸騰状態検出器が調理プログラムセレクターと燃料流量又は電力レベル制御装置 と共に使用されて調理プロセスを簡単化又は自動化している。この実施例は第4 図に示されており、ここで液体16は水又は調理される他の液体であり、容器1 4は調理容器である。導波管20は、音響エネルギーを調理容器14から表面加 熱ユニット12を通り越して音響変換器22へ伝達され、変換器22は調理装置 の内部に位置して通常の調理活動の妨害にならないようになっている。変換器2 2からの信号は増幅器及びフィルター24によって処理され、電子回路49によ り前記のように変換されるが、この器機使用例は第1図に示されたものである。
現在の沸騰状態の情報は制御盤60へ送られるが、そこで調理状態が操作者によ って選定されたプログラムと比較される。加熱程度を増減する指示はバーナー制 御装置18に対して必要に応じて与えられ、次いで燃料又は電力が加熱ユニッI ・12へ送られる割合を制御する。
調理装置の表面ユニットで調理される食物には多くの種類があり、沸騰検出器や 制御システムが使用される多くの情況は様々である。操作の可能な一つの方式は 、例えば新鮮な野菜に蒸気をあてて使用されるものである。
この産物を調理するために、産物と水が蓋をされた調理容器内に共に入れられる 。水は完全沸騰するまで加熱され、熱源を下げるか又は止めて容器の蒸気が産物 を調理できるようにする。操作者は調理装置制御器のプログラムを作成し、完全 沸騰が検出されるまで高速度で熱を加え、次いで熱源を下げるか又は止める。操 作の可能な第二の方式は、例えば完全沸騰にしてから暫時煮沸する必要があるス ープやソースを調理するのに使用されるものである。操作者がこのプログラムを 選定すると、先ず高速度で熱が加えられてから完全沸騰状態が検出される。
次いで、加熱ユニットに送られる燃料流量又は電力量が減少せしめられて調理さ れる産物が煮沸状態になるようにする。その後、燃料流量又は電力量の供給が制 御器により連続的に調整されて、一般に毎秒約1乃至10個の音響放射事象を示 すような「煮沸」状態が維持される。
この特定のプログラムは二つの検出及び制御方式を用いている。即ち、産物が初 めに加熱され、制御器が検出器からの完全沸騰信号を持っている散発的制御方式 と、制御器が煮沸段階中に一定の割合の音響放射事象を維持しようとする線形制 御方式である。この第二の操作方式は、「煮こぼれ」を受け易い薄切りポテトの ような調理産物にも有益である。この産物が先ず完全沸騰になった時加熱量を減 らすと、産物は調理され続けるが、煮こぼれの可能性は非常に少なくなる。操作 の可能な第三の方式は、例えば食物を調理容器へ入れる前に水を沸騰させる必要 があるようなパスタを調理するのに用いられものである。
この操作方式においては、熱が高速度で加えられて、完全沸騰状態が検出される と、聴音又は目視アラームが作動して調理容器へ入れようとする操作者に注意を 与える。
これらの例は、沸騰状態検出器の各機能が調理装置の制御システムと制御可能な 熱源と共に用いられて、ある調理作業を簡単化し且つ自動化する種々な方法を示 している。ここで述べていない食品産物は多くあるので、ここに記載されていな いような、沸騰状態検出器を使用し得る制御プログラムもまだ多くある。
更に、沸騰を監視し、又は制御する必要がある産業界には多くのプログラムがあ り、本発明はその多くに用途を見出している。ここで論議した調理という特定の 用途においでは、殆どの沸騰の用途のように、沸騰の程度は液体に熱が伝達され る割合によって制御される。しかし、液体への熱の導入ではなく真空の適用によ って沸騰を生じるある種のプログラムがある。沸騰の程度が圧力又は真空によっ て制御される沸騰制御システムには、沸騰状態検出器ばかりでなくフィードバッ クセンサーも使用され得る。反応物質の沸騰が反応熱によって生じ、その過程が 音響沸騰状態検出器によって監視され得る、あの種の発熱化学反応もある。
第1図における符号40で示されているコンピューターと第4図において符号6 0で示されている制御システムは、実際には共通なマイクロプロセッサ−チップ を共有していてもよく、又は第4図における符号49で示されている沸騰状態感 知回路と制御システム60は単一電子回路として製造されてもよい。その機能は 第4図のブロック図で分けられていて説明を明確にしているが、本発明の器機使 用を限定するものではない。
第2図 才3図 真fi傷表 第4図

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.沸騰の状態を知って監視することが望まれていて可沸騰液体を含んでいる容 器との組み合わせにおいて、a)該容器と協働し、該容器に含まれている液体内 で生じる音響事象を示す電気信号を発生する変換器手段(22)と、 b)該変換器手段の電気信号を受け、該電気信号を液体の沸騰状態を示す出力制 御信号に変換する回路手段(24〜48)とを含んでおり、 該出力制御信号は、該容器に含まれている該液体内で生じる沸騰の程度に応じて 該回路手段によって発生せしめられるようになっている装置。
  2. 2.該変換器手段からの電気信号が該液体内において毎秒約1個未満の音響事象 があることを示していることを該回路手段が決定する時、「無沸騰」信号制御信 号が発せられるようになっている、請求の範囲1に従う装置。
  3. 3.該変換器手段からの電気信号が該液体内において生じる、多重ではあるが散 発的に同一とみなし得る音響事象があることを示していることを該回路手段が決 定する時、「サブクールド沸騰」出力制御信号が発せられ、該事象は毎秒約1乃 至10個の事象の割合で生じるようになっている、請求の範囲1に従う装置。
  4. 4.該回路手段は、該変換器手段によって検出される、該液体内に生じる1秒当 たりの音響事象の数にほぼ直線的に比例した割合でサブクールド沸騰出力信号を 発生するようになっている、請求の範囲3に従う装置。
  5. 5.該変換器手段からの電気信号が該液体内において連続的又はほぼ連続的に生 じる音響事象を示していることを該回路手段が決定する時、「完全沸騰」出力制 御信号が発せられるようになっている、請求の範囲1に従う装置。
  6. 6.該「完全沸騰」出力制御信号が該変換器手段からの電気信号の平方自乗平均 振幅にほぼ直線的に比例している、請求の範囲5に従う装置。
  7. 7.該回路手段は特定の周波数範囲においてのみ生じる変換器手段の電気信号に 応答し、該特定の周波数範囲は約5kHzから約50kHzまで及んでいる、請 求の範囲1に従う装置。
  8. 8.制御信号に応答して熱を加減する加熱ユニットを有する液体処理装置におい て、 (a)液体を含む容器の表面に接触するための音響導波管手段(20)と、 (b)該導波管手段と協働し、容器に含まれている液体内で生じる音響事象を示 す電気信号を発生する変換器手段(22)と、 (c)該変換器手段の電気信号を受け、該電気信号を液体の沸騰状態を示す制御 信号に変換する回路手段(24−48)との組合せから成っており、 核制御信号は、該容器に含まれている該液体内で生じる沸騰の程度に応じて該回 路手段によって発生せしめられるようになっている装置。
  9. 9.熱を増加する制御信号が容器内の「無沸騰」状態に応じて発生され、該変換 器手段は該渡体内において毎秒約1個未満の音響事象があることを示す電気信号 を発生するようになっている、請求の範囲8に従う装置。
  10. 10.制御信号が容器内の「サブクールド沸騰」状態に応じて発生され、該変換 器手段は該液体内において生じる、多重ではあるが散発的に同一とみなし得る音 響事象を示す「サブクールド沸騰」信号を発生し、該事象は毎秒約1乃至10個 の事象の割合で生じるようになっている、請求の範囲8に従う装置。
  11. 11.直線的且つ連続的に装置加熱の割合を調整する制御信号が、該変換器手段 によって検出され且つ該液体内における音響事象の発生の頻度に応じて発生せし められるようになっている、請求の範囲10に従う装置。
  12. 12.制御信号が容器内の「完全沸騰」状態に応じて発生され、該変換器手段は 、一つの事象が次の事象と区別されずに音響事象の発生が連続的なプロセスに見 える割合で該液体内で生じる音響事象を示す「完全沸騰」信号を発生するように なっている、請求の範囲8に従う装置。
  13. 13.直線的且つ連続的に装置加熱の割合を調整する制御信号が、該変換器手段 からの電気信号の平方自乗平均振幅に応じて発生せしめられるようになっている 、請求の範囲12に従う装置。
  14. 14.該回路手段は特定の周波数範囲においてのみ生じる変換器手段の電気信号 に応答し、該特定の周波数範囲は約5kHzから約50kHzまで及んでいる、 請求の範囲8に従う装置。
  15. 15.容器に含まれている液体の沸騰状態を制御する方法において、 (a)含まれた液体内で生じる各音響事象を検出し、(b)該検出された音響事 象から電気信号を発生し、(c)該発生された電気信号から該容器に対してフィ ードバック制御信号を発生する、工程を含んでおり、該フィードバック制御信号 は、検出された音響事象が液体の沸騰状態を示す時発生せしめられるようになっ ている方法。
  16. 16.該フィードバック制御信号は液体内の「無沸騰」状態に応じて発生せしめ られ、該音響事象は毎秒約1個未満の割合で生じるようになっている、請求の範 囲15に従う方法。
  17. 17.該フィードバック制御信号は液体内の「サブクールド沸騰」状態に応じて 発生せしめられ、該音響事象は多重ではあるが発散的に同一のものとみなすこと ができ、該事象は毎秒約1乃至10個の事象の割合で生じるようになっている、 請求の範囲15に従う方法。
  18. 18.該フィードバック制御信号は液体内の「完全沸騰」状態に応じて発生せし められ、該音響事象は、一つの事象が次の事象と区別されずに音響事象の発生が 連続的なプロセスに見える割合で生じるようになっている、請求の範囲15に従 う方法。
  19. 19.該発生された電気信号が帯域フィルターで処理されて特定の周波数範囲の みを含んでおり、該特定の周波数範囲は約5kHzから約50kHzまで及んで いる、請求の範囲15に従う方法。
  20. 20.沸騰可能な液体を含んでいる器具と協働する加熱ユニットを有するプログ ラム可能な調理装置を制御する方法において、 (a)含まれた液体内で生じる各音響事象を検出し、(b)該検出された音響事 象から電気信号を発生し、(c)該発生された電気信号から調理装置加熱ユニッ トに対してフィードバック制御信号を発生する、工程を含んでおり、 該フィードバック制御信号は液体の沸騰状態を示す検出された音響事象に応じて 発生せしめられるようになっている方法。
  21. 21.該フィードバック制御信号は所定の調理プログラムに対する指示に応じて も発生せしめられるようになっている、請求の範囲20に従う方法。
  22. 22.一つの調理プログラムにより、該液体において「完全沸騰」状態が検出さ れるまで該加熱ユニットによって該調理器具に十分な熱が加えられ、次いで「完 全沸騰」状態が検出されたという信号が発せられるようになっている、請求の範 囲21に従う方法。
  23. 23.一つの調理プログラムにより、該液体において「完全沸騰」状態が検出さ れるまで該加熱ユニットによって該調理器具に十分な熱が加えられ、次いで該調 理器具に加えられている熱が低下せしめられるようになっている、請求の範囲2 1に従う方法。
  24. 24.一つの調理プログラムにより、該液体において「完全沸騰」状態が検出さ れるまで該加熱ユニットによって該調理器具に十分な熱が加えられ、次いで該液 体において「サブクールド沸騰」状態が検出されるまで該調理器具に加えられて いる熱が低下せしめられ、更に該加熱ユニットの加熱程度が調整せしめられて該 液体において「サブクールド沸騰」状態が維持されるようになっている、請求の 範囲21に従う方法。
  25. 25.一つの調理プログラムにより、該液体において「完全沸騰」状態が検出さ れるまで該調理器具に十分な熱が加えられ、次いで該加熱ユニットの加熱程度が 調整せしめられて、所定の時間該液体において「完全沸騰」状態が維持され、更 に加熱ユニットが調整されて沸騰手順が完了したという信号が発せられるように なっている、請求の範囲21に従う方法。
  26. 26.一つの調理プログラムにより、「サブクールド沸騰」又は「煮沸」状態が 検出されるまで該調理器具に適度の割合で熱が加えられ、次いで該加熱ユニット の加熱程度が調整せしめられて、該液体において「サブクールド沸騰」又は「煮 沸」状態が維持されるようになっている、請求の範囲21に従う方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244125A (ja) * 1988-08-03 1990-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 煮込み調理器
JPH05203157A (ja) * 1991-10-12 1993-08-10 Gold Star Co Ltd 電子レンジの料理制御方法
JP2015504578A (ja) * 2011-11-17 2015-02-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 機器に関連された例えば光等の出力を機器音に基づいて生成するシステム、装置及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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