JPH04503311A - 血栓抑制性の生体適合性物質 - Google Patents
血栓抑制性の生体適合性物質Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
血栓抑制性の生体適合性物質
免豆立11
この発明の技術分野はプロテーゼ(補綴)血管材料であり、特に、生体適合性の
血栓抑制性(throa+bo−resistance)の血管物質及びそれら
の製造方法である。
血液を人工表面にさらすと、普通、内因性の凝固システムの活性化を伴う粘着性
血小板の層の沈着を導き、遂には血栓を生じる。事実、プロテーゼ動脈移植片を
一回通すだけで重大な血液−物質相互作用が起こり得る。最初に人工表面に吸着
又は結合される血液蛋白質の型は接触凝固に関係する蛋白質を含むであろう、接
触凝固又は外因性経路の凝固は、フィブリン形成、血小板及び補体の活性化、走
化性、キニン生成及び繊維素溶解性成分の活性化を導く生化学的事象の複雑な経
路である。更に、これらの各事象は、しばしば正又は負のフィードバックループ
により制御される後続の生化学経路を増大させる。従って、人工物質との接触に
より導かれる血栓症は人工の血管及び臓器などの体内人工器官(1nterna
lprostheses)及び体外装置の開発及び利用の主要な障害である。
血栓抑制性の程度が異なる材料が血管プロテーゼに利用されたが、限定的にしか
成功していない、これらの材料は、腐食性(自己清浄性)金属、ポリジメチルシ
ロキサン、テフロン、アクリレート、及びメタクリレート(ダクロン、エレクト
レット、アニオン共重合体及びヒドロゲル)などの合成ポリマーを含む(総説と
しては、Salzmanら (1987) Hemostasis and T
hrombosis Ba5ic Pr1nci les and C11r+
Lcal Practice (Co1manら編)J、B、Lippinco
tt Co、、Phfla、、PA 1335−1347頁を見よ)。
長期にわたるこのような人工材料との接触による血栓症の機会を減らすために、
患者は抗凝固、抗血小板及び繊維素分解性の薬剤の全身投与により治療された。
これらは、プロスタサイクリン合成に影響を与えずにトロンボキサン合成を選択
的に阻害し、血小板の粘着性並びに凝集及び遊離に影響を与え、血管のPCl、
産生を増大し、そして/又はトロンビン及びトロンボキサン媒介性の血小板凝集
の両者を阻害する任意の化合物を含む。そのような化合物はアスピリン、スルフ
ィンピラゾン、ジビリダモール、チクロピジン及びスロクチジンを含む。
しかしながら、これらの薬剤での治療はしばしば、全身の出血及び身体の至る所
で必要な凝固を開始し完成することができな(成ることを含む好ましくない副作
用を引き起こす。
この人工材料の血栓抑制性を改良するために、血栓崩壊性、抗凝血性、血栓形成
阻害性及び/又は血小板阻害性を有する生物的に活性な分子がそれらと結合され
た。
例えば、ヘパリンは様々な内因性凝固システムの阻害物質の活性化によって凝固
を軽減するために人工表面に結合された( Salzmanら(1987) H
emostasis and ThroI!1bosis Ba5ic Pr1
nci Les and C11nical Practice第2版(Co1
manら!りLippincott Co、、Ph1la、、PA 1335−
1347 頁) 。
しかしながら、ヘパリンは、血小板のADP又はコラーゲンなどの刺激に対する
応答を増大し、人工表面に対する2つの有害な初期血液応答:血小板の付着及び
凝集を促進する。更に、たとえ表面結合したヘパリン/抗トロンビン複合体が血
小板に対して作用しないとしても、内皮細胞成長因子との相互作用、平滑筋増殖
の阻害及びリボ蛋白質リパーゼの活性化に対する非常に多様な影響が長期間の内
に有害な影響を導くかも知れないので、疑問を生じさせる。
PGE、、PGIa (実験用の使用のみ)、環状AMP及びアスピリンなどの
抗血小板物質も又固体ポリマー表面に付着された。これらの物質は、血管移植片
の近くでの有害な治癒応答を刺激する血小板因子の遊離を止めさせる。それらは
血小板補助による血栓形成をも、血小板付着の阻害により軽減する。
多(の人工表面を血管と接触させる前にアルブミンにさらすとその結果、血小板
との反応性が減少した(NIH発表No、85−2185.1985年9月、l
9−63頁)。それ故、アルブミンは、心肺バイパス外科手術の前に体外の表面
を被覆するために用いられた。しかしながら、長期間の血栓抑制性は、この処置
では達成されていない。
繊維素溶解活性を有するストレプトキナーゼ及びウロキナーゼが、KuSSer
QWらにより、単独で又はヘパリンと組み合わせて人工物表面に付着された(T
rans。
Am、Soc、Artif、Intern、Organ(1971)17:l
) oこれらの酵素は過度のフィブリン沈着及び/又は血栓症による閉塞を軽減
する。しかしながら、それらの人工表面に血栓抑制性を与える能力の長期間にお
ける評価は決定していない。 Pluronic F−68などの界面活性剤も
又人工物表面に固定されたが、長期間の血液適合性を提供することはないようで
ある(Salyerら、 (1971)MedicalA 1ications
of Plastics、Bioa+ed、Materials Res、S
ym、 (Gregor、 4I )No、 1.105頁)。
それ故、必要なものは、長期間にわたって血栓抑制性であり、その活性成分が有
害な副作用を起こさない、より良い生体適合性の材料である。
この発明の目的は、体液と接触する移植可能な及び体外の装置にとって有用な合
成の生体適合性の血栓抑制性の材料を提供することである。
他の目的は、生物的に活性な固定化された血栓形成阻害物質及びその製造方法を
提供することである。
この発明の更に別の目的は、移植片又はプロテーゼと血液の界面の限局された部
位における血小板凝集、血小板因子の遊離及び血栓形成を阻害する方法を提供し
、それにより抗血小板及び抗血栓症薬剤の全身的な影響を避けることである。
免豆立l互
血液と接触する移植可能な又は体外の装置の構成要素として有用な生体適合性の
血栓抑制性の物質を供給するための材料と方法がここに開示される。
合成の生体適合性の材料が、基底被膜層としてヒルディン(hirudin )
又はその活性なアナログ又はフラグメント以外の血栓形成阻害物質をそれに固定
化することにより血栓抑制性の物質に成り得、そのような方法によってその血栓
形成阻害活性は弱まることはないということが発見された。 “血栓形成阻害物
質” (thrombogenesis 1nhibitor)という用語は、
ここでは、血栓の形成を邪魔するか又は阻害する分子を記述するために用いられ
る。そのような分子は、内因性及び外因性のシステム、血小板の付着、凝集又は
因子放出又は活性化、並びに組織因子の遊離又は活性化を邪魔もしくは阻害する
ものを含む。血栓の形成を邪魔及び阻害できる合成又は組換え蛋白質又はそれら
の活性なアナログ、フラグメント、誘導体又は融合産物、及びそれらの混合物が
含まれる。特に有用な血栓形成阻害物質は自然状態において膜結合性の蛋白質(
例えば、トロンボモジュリン(TM) 、アデノシントリホスファターゼ(AT
Pアーゼ)、アデノシンジホスファターゼ(ADPアーゼ)及び3°−ヌクレオ
チダーゼ)及び普通イン・ビボで可溶性のもの(例えば組織プラスミノーゲンア
クチベーター(tPA)、ウロキナーゼ(UK)及びストレプトキナーゼ(SK
))を含む、しかしながら、他の血栓形成阻害物質の活性を阻害又は邪魔する分
子も又有用である。
この発明により意図された合成材料は、好ましくは、ポリエチレンテレフタレー
ト(即ち、ダクロン又はアミラー)、ナイロン、ポリウレタン、架橋されたコラ
ーゲン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリグリコール酸及びそれらの混合物な
どの高分子材料が良く、最も好ましい高分子材料は織られたポリエチレンテレフ
タレートである。他の合成材料も又用いられ得るであろう。
この発明に従って、血栓形成阻害物質は、合成材料の少なくとも一つの表面に付
着する基底被膜層を介して合成材料上に固定される。基底被膜層は、血栓形成阻
害物質とその阻害物質の生物活性を弱めることな(結合し得る成分を含む、その
ような血栓形成阻害物質結合性の基底被膜成分の例は、蛋白質、ペプチド、リボ
蛋白質、糖蛋白質、グリコサミノグリカン、ヒドロゲル、合成ポリマー及びそれ
らの混合物を含む。この発明の好ましい面において、基底被膜層は、血清アルブ
ミン、フィブロネクチン又はこれらの蛋白質の混合物、及び特にヒト血清アルブ
ミン又はヒトフィブロネクチンなどの蛋白質成分を含む。
この発明の好ましい面において、合成材料は、それに付着する基底被膜層を得る
前に、その基底被膜層への結合性を強めるために活性化される。この発明の横範
的な面において、合成材料は、その材料中にあって二官能性の架橋剤(例えば、
カルボジイミド)と結合性の少なくとも一つの化学的に活性な基(例えば、カル
ボン酸基)を利用可能にする溶液と接触させられる。こうして処理された材料は
、それから、架橋剤を含む溶液に、化学的に活性な基がその試薬に結合できるだ
け十分な時間接触させられる。この活性化ステップの前に、合成材料は、それら
の内部及び/又は表面の不純物を取り除(溶液に接触させても良い。
固定化ステップは、最初に血栓形成阻害物質を少なくとも一分子の二官能性架橋
剤と、その薬剤を阻害物質と架橋させるのに十分な時間接触させ、それから、血
栓形成阻害物質と結合した薬剤を合成材料に付着した基底被膜層に結合させるこ
とにより行われる。血栓形成阻害物質はその血栓形成阻害活性をその薬剤に結合
したときに保持する。
”二官能性の架橋剤”という用語は、ここでは、例えば、1分子上の又は2つの
別個の分子上の2つの反応性の基と結合し、それにより架橋する能力を有する分
子として定義される。もしこの二官能性架橋剤が2つの異なるタイプの基に結合
するならば、それは“ヘテロニ官能性”架橋剤である。しかしながら、もしこの
二官能性架橋剤が2つの類似の基にのみ結合するならば、それは“ホモニ官能性
”である。有用な二官能性架橋剤は任意の数の既知のへテロニ官能性又はホモ三
官能性薬剤、又は両者の混合物を含む。
結合ステップの前に、血栓形成阻害物質と結合した架橋剤は、それに混入してい
る不純物を取り除(ためにクロマトグラフィー処理されても良い。
この発明の一つの面において、合成材料に付着した基底被膜は、少なくとも1分
子の二官能性架橋剤に結合されるであろう、この具体例において、その方法は、
更に血栓形成阻害物質に結合した薬剤を基底被膜に結合された薬剤に結合せ、そ
れによって血栓形成阻害物質を基底被膜層を付着した合成物質に架橋結合するこ
とを含む。
この発明の他の面において、基底被膜層と架橋した薬剤は、結合ステップの前に
、還元される。還元は、阻害剤と架橋した二官能性薬剤と、ジスルフィド結合を
形成する置換反応により反応できるスルフヒドリル基の形成を基底被膜層と架橋
した薬剤上にもたらすが、そのジスルフィド結合により、血栓形成阻害物質が基
底被膜層に共有結合的に架橋される。
この発明の他の具体例において、血栓形成阻害物質は合成材料上での固定化の前
に、基底被膜物質に架橋される。
この発明は、次に、ある図解された具体例に関して述べられるであろう、しかし
ながら、様々な変更、追加及び削除が、この発明の趣旨又は範囲から離れずに行
われ得ることは明らかであろう。
の t t 日
この発明の前述の及び他の目的、それらの様々な特徴は、それらの発明と同様に
、下記の記述を、付随する図面と共に読むことにより、より十分に理解されるで
あろう。
図1は、凝血に関係する経路の図解である。
図2は、蛋白質Cの活性化及び発現に関係する経路の図解である。
図3は、血栓形成に関係する血小板の図解である。
図4は、自然のトロンボモジュリンのアミノ酸配列の図式である。
図5は、5PDPにより誘導体化されたTMの活性のグラフである。
図6は、固定化TM又はBSAを含む移植片の活性の図7は、TM−又はBSA
−固定化移植片の活性のグラフである。
11211朋
この発明は、血管系に接触する移植可能な及び体外の装置に有用な生体適合性の
血栓抑制性の物質、及びそれらの製造方法を提供する。
この発明により提供される物質は、その合成材料の表面に付着した生体適合性の
基底被膜層を介してそれに架橋した血栓形成阻害物質を有する生体適合性の合成
物質を含む。
人工器官の体外の又は移植可能な装置において有用な材料は、任意の、生体適合
性の1合成の、好ましくは、血液循環の過酷な作業に耐えるために十分な引っ張
り強さを持ち、基底被膜層が直接又は間接に結合し得る基を有する高分子材料か
ら成るであろう。そのような合成材料の例は、ポリテトラフルオロエチレン(テ
フロン)、ポリエチレンテレフタレート(ダクロン又はアミラー)、ナイロンな
どである。この材料は、用いられる目的に応じて適切な寸法を取り得るであろう
。例えば、それは、移植された心臓弁又は血液透析や心肺バイパス外科手術に有
用な体外の装置の不可欠な部分であり、又はカテーテルを被覆したり移植血管の
内側を裏打ちするのに用いられるであろう。
この合成材料は、得られたときには、様々な非共有結合的に付着した不純物で被
覆され又はそれらを含み、それらの除去が基底被膜層の付着の前に必要であろう
。例えば、商業的品質で織られたポリエチレンテレフタレート上の潤滑剤は、ポ
リエチレンテレフタレートを、例えば、様々な洗浄剤、溶剤又は塩を含む溶液に
接触させることにより除かれ得るが、それらは不純物を解離させ、そして/又は
可溶化する。
表1及び2は、生体適合性の血栓抑制性の物質の代表的な製造方法のあらましを
示す。ここに、“Da”は、織られたポリエチレンテレフタレート繊維から成る
合成材料を、”HSA”は、ヒト血清アルブミンを、”EDC”は、カルボジイ
ミドを、“5PDP”は、N−スクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)−
プロピオネートを、“P−2−T″は、ピリジン−2−チオンを、そして“阻害
物質”は、トロンボモジュリン又はその活性なフラグメント又はアナログのこと
を言う。
及ニ
ステップ
1) Da + NaOH−−−−> Da−COOH2) Da−COOH+
EDC−−−−> Da−EDC3) Da−EDC+ HSA −−−−>
Da−HSA十尿素4) Da−HSA + 5PDP −−−−> Da−
HSA−SPDP5) Da−)ISA−SPDP + DTT −−−−>
Da−HSA−SH+ P−2−T6) 阻害物質+5PDP−−−−>阻害物
質−3PDP7) Da−HSA−3H十阻害物質−−−一〉Da−ISA−3
−S−阻害物質+P−2−Tステップ
1) HSA + 5PDP −−−−> HSA−3PDP2) HSA−S
PDP + DTT −−−−> HSA−3)I + P−2−T3) 阻害
物質÷5PDP−−−−>阻害物質−3PDP4) )ISA−SJ(+ 阻害
物質−−−−>HSA−5−S−明答物質+ P−2−T
5) Da + NaOH−−−−> Da−COOH6) Da−COOH+
EDC−−−−> Da−EDC7) Da−EDC+ HSA−S−3−阻
害物質−−−−> Da−HSA−3−S−十 尿素最初に、合成材料は基底被
膜層の結合を増大させるように活性化することが出来る。この活性化ステップは
合成材料中の化学的に活性な基の数を増す。例えば、アルカリ性の加水分解は、
カルボジイミドなどの二官能性の架橋剤が結合するポリエチレンテレフタレート
中の反応性のカルボン酸基の数を増すように行われる。最後に、基底被膜層が、
合成材料上に結合したカルボジイミド基に付着する。しかしながら、この方法は
注意して行われなければ成らない。なぜなら、アルカリ性の加水分解は部分的に
、ポリエチレンテレフタレートを分解し、その結果この材料の繊維をすり減らす
からである。少なくとも一つの基底被膜層は、合成材料の少なくとも一つの面に
付着する。
この材料に層として付着した又は結合していない基底被膜材料はそれらへの付着
物の血栓形成阻害物質の成分を提供する。そのような成分は、阻害物質のための
結合部位を合成材料単独よりも多く提供し、それによって、結合し得る阻害物質
の量を増大させる。有用な成分は、蛋白質、ペプチド、リボ蛋白質、糖蛋白質、
グリコサミノグリカン、合成ポリマー及びそれらの混合物を含む。
血清アルブミン及びフィブロネクチンなどの蛋白質はそれら自身が抗血栓形成特
性を持つことが知られているので基底被膜成分として特に望ましい(Lyman
ら、 (1965)Trans、Am、 Soc、Artif、 Intern
、 Organs、 11巻:301頁; F a、 l bら(1971)F
ed、Proc、、30巻、1688頁)。例えば、ヒト血清アルブミン(HS
A)分子は、阻害物質結合部位として利用できる65アミノ基を有する。
人工材料の表面への基底被膜層の付着は、自然には、共有結合であろう。蛋白質
のポリエチレンテレフタレートへの共有結合の方法は、架橋剤の遊離の反応性ス
クシンイミドエステル基の蛋白質上の一級アミノ基への攻撃を含む。表1の例に
示されるように、基底被膜層をポリエチレンテレフタレートに共有結合的に付着
させるために、ポリエチレンテレフタレートは、最初に、0.5NNaOHで処
理され、そして、リン酸緩衝塩溶液(PBS)中においてHSA (基底被膜)
で被覆される前に微酸性条件下でカルボジイミドと反応される。
血栓形成阻害物質は、それから、その成分を介して共有結合的に基底被膜層に付
着され、阻害物質で被覆された物質を生じる。阻害物質で被覆された物質は、亘
接血液と接触する移植可能な装置において用いるのに理想的である0例えば、血
管の代用に用いられるバイパス移植片は、しばしば、血液の塊即ち血栓で満たさ
れ、その結果、血流が制限される。阻害物質で被覆された物質は血液の塊に抵抗
するので、その使用は血栓症及び続いて起こるバイパス移植片の閉塞を防ぐであ
ろう。同様に、カテーテルが診断又は治療目的で血管系に入れられると、血塊が
しばしばカテーテルの外側に形成される。血塊は血流によりカテーテルから洗い
落とされるか又はカテーテル操作により揺すり落とされ、塞栓症及び生体器官へ
の循環の閉塞の可能性を増す。阻害物質で被覆された物質は、人工の心臓弁、大
動脈内バルーンポンプ、全心臓即ち人工心臓、又は心臓補助装置、大静脈内装置
、及び血流と接触する任意の装置に同様の利点を与える。更に阻害物質で被覆さ
れた装置は、腹腔内透析用カテーテル及び皮下移植片などの腔内装置に利点を与
え、血栓形成による炎症反応が減少する。
これらの目的に有用な血栓形成阻害物質は、血栓形成を邪魔又は阻害する分子を
含む。これらは、トロンボモジュリン、ATPアーゼ、ADPアーゼ、5°−ヌ
クレオチダーゼ、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、組織プラスミノーゲンア
クチベーター、抗凝固物質、血小板阻害物質(例えば、プロスタサイクリン及び
アスピリン)、並びに、活性なアナログ、フラグメント、誘導体及びそれらの融
合産物、又はそれらの混合物を含む。
トロンボモジュリンは、凝固の制御に関与する内皮又は他の細胞の表面に見出さ
れるレセプター蛋白質であるが、その様々な経路は図1に示されている。それは
、約60.3kDの分子量の糖蛋白質であり、約575のアミノ酸を持つ(Es
mon (1988) Prog、)lemost、Thromb、、9巻、
29−55頁)。トロンボモジュリンはトロンビンに結合し、そうして、トロン
ビンによる蛋白質Cの活性化における補助因子として作用するが、それはトロン
ビンの不活性型の蛋白質Cへの結合を促進しく図2)、それにより、活性化され
た蛋白質Cを形成する。活性化された蛋白質Cは、抗凝固及び血栓崩壊活性の両
方を示す。それは、活性型の凝固因子の酵素的開裂により凝固カスケードをV及
びVIII因子のレベルで阻害し、血栓崩壊活性を持つ蛋白質であるプラスミノ
ーゲンアクチベーターの産主に参加する。トロンボモジュリンは又、非結合トロ
ンビンに触媒される不活性フィブリノーゲンのフィブリンへの開裂を阻害するこ
とにより(Esmonら(1982)J、Biol、Chem、 257巻、
7944−7947頁を見よ)及びトロンビンの活性血小板を活性化する能力を
ブロックすることにより血小板の凝集を阻害することにより血液凝固を阻害する
(例えば、Murataら、 (198g)、Throo+bosisRes、
、50巻、 647−656頁及びEsmonら、 (1983)、J、Bi
ol、Chem、 、 20巻、 1223g−12242頁を見よ)。
未変°性のトロンボモジュリンはヒトの肺及び胎盤から得られるが、その単離手
順は当業者には知られている(例えば、EP0239644及びSalemら、
(1984) J。
Biol、 CheIll、 、 259巻、 12246−12251頁を見
よ)。トロンボモジュリンは又、培養ヒト謄静脈内皮細胞などの培養内皮細胞か
らも得られるであろう(Murataら、 (1988)、Thrombosi
s Res、、50巻、 647−656頁)。或は、そのアミノ酸配列(図3
)が知られているので、合成及び組換え型のトロンボモジュリンが既知の手順に
より産生し得る(例えばWO38109811及びEPO290419を見よ)
。
ADPアーゼは、ADPを分解することにより血小板凝集を減少させる。ADP
は、血小板の高密度顆粒(dense granules)中に蓄えられ、トロ
ンビン、エピネフリン、コラーゲン及び他の刺激物により遊離され得る。遊離さ
れたときは、ADPは、血小板のレセプターの二つの凝固に不可欠の蛋白質であ
るフィブリノーゲン及びv。
n Willebrand因子に対する結合を促進し、それから、トロンボキサ
ン合成、血小板凝集、更なるADPの遊離を促進し、そして、このようにして、
血小板凝集を自己増進させる。
ATPアーゼは、ATPのADPへの変換を触媒するが、それは、上記のように
ADPアーゼにより作用され得る。
5°−ヌクレオチダーゼ(AMPアーゼ)は、ADPアーゼと同様にADPを分
解する。それは又、ADPのレセプター結合に対する競合的拮抗物質であるAM
Pを、血小板阻害物質であるアデノシンに分解する。アデノシンは、細胞内の環
状AMPのレベルを上昇させることにより血小板凝集を阻害する。高レベルの環
状AMPはカルシウムイオンの血小板貯蔵プールからの移動を阻害する。血小板
内の遊離のカルシウムイオンは、余分のADPの血小板高密度顆粒からの遊離を
刺激し、血小板凝集に必要であり、従って血栓形成に必要である(図3を見よ)
。
血栓形成阻害物質は直接又は間接に基底被膜上に、二官能性架橋剤の使用により
固定化される。特に、線形分子の各末端に二つの異なる反応性の基を持ち、それ
故、他の分子上の又は同じ分子の異なる領域の二つの異なる反応性の基に結合で
きるヘテロニ官能性の架橋剤は、二官能性架橋剤として最も好ましい、有用なヘ
テロ三官能性試薬としては、多くのものの内、5PDP及びスクシンイミジル4
−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート(SMCC
)がある。更に、スルホスクシンイミジル2−(m−アシド−O−ニトロ−ベン
ザミド)−エチル−1,3゛−ジチオ−プロピオネート(SAND)及びN−ス
クシンイミジル−6−(4−アゾイド−2゛−ニトロフェニル−アミノ)ヘキサ
ノエート(SANPAH)などの光反応性の架橋剤は光化学カップリングにより
基底被膜のC−H結合に直接挿入し得る光反応性の基を持つが、他方、他の基は
蛋白質への結合のために遊離のままでいる。有用な架橋試薬及びそれらの特性は
表3に列挙されている。各試薬に対して記された“二重薬剤番号”は、その試薬
をPierce Chemical Co、 (Rockford、 l1li
nois)から購入するための商品名である。
轟旦
里」L剤
21551 ANB−NOS X X X20106 APB X X X
20107 APG X X
21559 APTP X X X
21579 BS’ X X
22319 8MHX X
21554 B50COES X X
21524 DFDNB X X
20047 DIDS X X
20664 DMA X X
20666 DMP X X
20668 DMS X X
22585 DSP X X
2]555 DSS X X
20590 DST X X
20665 DTBP X X
22590 DTBPA X X
21577 DTSSP X X
21550 EADB X X X
21565 EGS X X
23700 FNPA X X X
21560 H3AB X X X
表1」旦皇り
区」L泗
26095 MABI X X X
22310 MBS X X X
27715 NHS−ASA X X X20669 PNP−DTP X X
X21552 5ADP X X X
21549 5AND X X X
22588 5ANPAHX X X
27716 5ASD X X X
22325 5IAB X X X X22320 SMCCX X X
22315 SMPB X X X
21557 5PDP X X X
21556 5ulfo−
BSOCOES X X
20591 5ulfo−
DST X X
21556 5ulfo−
EGS X X
22312 Sulfo−
MBS X X X
21553 5ulfo−
SADP X X X
22589 5ulfo−
SANPAHX X X
22327 5ulfo−
SIAB X X X
22322 Sulfo−
SMCCX X X
22317 Sulfo−
SMPB X X X
26101 TRAUNT’S X X架橋剤は、所望の結合部位密度が達成さ
れるような量で基底被膜に加えられる。結合部位密度は、基底被膜に結合して表
面の融合性範囲を与える架橋剤のモル/g合成材料による量である。
阻害物質を基底被膜へ結合するために、架橋剤が最初に基底被膜及び阻害物質に
結合出来る。阻害物質の動力学定数(kinetic constant)が、
その処理のそれらの動力学定数に対する影響を評価するために、結合の前と後と
で比較される。阻害物質は結合の後で生物的に活性であるべきである。それ故、
固定化される阻害物質に特異的な標準的活性試験が、その能力を評価するために
標準トロンビン溶液を用いて行われる。
別法として、基底被膜の蛋白質成分は、合成材料への付着に先立って血栓形成阻
害物質に結合されて複合体を形成し、その複合体は、表2に示されるように合成
材料に結合され得る。未結合の血栓形成阻害物質複合体は、生物活性を保持し、
それ故、それは容易に腎臓で除去されないので、循環において増大された半減期
を持つ薬剤として用いられ得る。更に、血栓形成阻害物質の、基底被膜の蛋白質
成分又は他の蛋白質又は化合物による誘導体の生成は、阻害物質の活性を制御す
るために用いられ得る。
5PDPは、末端並びにニブシロンアミノ基と反応するであろうが、末端アミノ
基の誘導体生成が生物的に活性な蛋白質を不活性化できるので、T−BLOCK
(Pierce Chemical Co、、Rockford、l1lino
is )が、5PDP−誘導体生成においてその基をブロックするのに用いられ
るであろう、T−BLOCKは、それから、生物活性を回復させるための誘導体
生成の後で除去される。
本発明は、下記の非制限的な実施例によって、更に、理解されるであろう。
医JJ乱1
・ クロンの ゛
A、 ダクロンの前処理と活性化
ダクロン移植材料(Meadox Medical、Inc、、0akland
。
NJ)を、1.Ocm長に分割する。織物の表面及び内部の潤滑・剤は、四塩化
炭素で1時間1回及び100%CHI OHで2回洗うことにより除去する。メ
タノールを水で何度も洗い、次にりん酸塩緩衝塩溶液(PBS)pH7,4中で
1回洗うことにより除去する。
この移植材料を、それから、利用できるC0OH基を増すためにアルカリで加水
分解する。この材料を、0゜5 N NaOHで、50℃で、1時間処理し、そ
れから、HsOで繰り返し洗う、活性化された材料を、脱イオン水中の、100
.0mlの10mM水溶性カルボジイミド(EDC)pH4,6−5,0中に、
定速で攪拌しながら、1時間、室温に置(、この材料を取り出し、そしてPBS
中で洗い、過剰の未結合EDCを除去する。
B、 基底被膜の塗布
基底被膜をダクロン移植材料の内腔に塗布する。誘導体生成されたダクロン材料
を、PBS中の5%HSA溶液中で、l m l / c m ”移植材料で、
室温で、定速攪拌しながら、24時間インキュベートする。その移植片を取り出
し、非特異的に結合したHSAを除去するためにPBS中で洗う、ダクロン1m
g当たり約20μgの蛋白質が共有結合する。
HSA−結合ダクロン材料を、それから、PBS中の5PDPの1.0mM溶液
、pH7,4中でインキュベートし、5PDPをHSAに結合させる(100m
MS P D P / c m ”基底被膜)、インキュベーションを室温で3
0−40分後に停止する。移植片をPBSで洗い非特異的に結合した5PDPを
除去する。
C0基底被膜上の5PDPの活性化及び結合部位密度の測定
5PDP架橋された材料を乾燥し、重量測定してその絶対重量(absolut
e weight )を得る。それを、それから、酢酸緩衝液、pH4,5中の
50mMジチオスレイトール(DTT)溶液中に、室温で置く。この反応は、ピ
リジン−2−チオン(P−2−T)を結合した5PDPから遊離させ、同時に、
遊離のスルフヒドリル(SH)基を基底被膜上に形成する。遊離されたP:2−
丁を、吸光係数(E=8.08XIO” )を用いて。
343nmにおける吸光分光分析(adsorption 5pectr。
photometry)により定量するが、それは、結合した5pDP又は結合
部位の量に直接比例する。結合部位の数を計算し、部位のモル数/ダクロンのg
数で表す。この材料を、それから、PBS中で5回、dH□o中で4回洗う。
或は、スルフヒドリル(SH)基を血清アルブミン被覆された移植片に、Tra
unt試薬を用いて共有結合的に導入する。このSH基導入方法は、5PDP以
上の量の基底被膜に結合したSH基を提供する。しかしながら、この方法は、最
終的に結合したSH基の数の定量が困難ということで制限される。
11■ユ
トロンボモジ上1ン TM のダクロンに・ した11Δ旦星1
A、 架橋剤を用いたTMの誘導体生成凍結乾燥されたT M (Americ
an Bioproduct Co、、Parsippany、 N、 J、
)を脱イオン化されたHtOに、10部g/ml(又はIU/ml)に再懸濁す
る。SPDP(Pharmacia、Piscataway、NJ )を100
%EtOHに10mMに溶解する。1部のTMを4部の5PDPに混合しくモル
:モル)、室温で30分インキュベートする。誘導体化されたTMは早く溶出す
るので、5PDP結合TMを遊離の5PDP及び反応副産物からG−25カラム
上で分離する。
5PDPのTMへの結合は、ピリジン−2−チオン(P−2−T)をTMに結合
した5PDPから遊離させるDTTの添加により定量できるが、それは343n
mにおいて分光測光により測定出来る。この測定から、TMに結合した5PDP
のモル数を計算出来る。遊離されるP−2−Tの量は、基底被膜のSH基とSP
DP−TMとの間に起きた5PDP置換反応(共有結合)の数に直接比例する。
1モルのTMは、この研究において、1.0モル以上の5PDPと結合する様で
ある。TM:5PDPの誘導体生成のモル:モルの比は単なる推定であるが、し
かし、結果は、TMがP−2−Tの定量の分光測光法を生化学的に邪魔すること
を示唆し、特異性は見かけ上、5PDPによるTMの誘導体生成に固有である。
B、 誘導体化されたTMの基底被膜への架橋(DTTでの還元又は丁raun
t試薬での処理により利用可能な遊離のSH基を持つ)基底被膜を(DTT又は
Traunt試薬を除去するために)PBSで洗う。5PDPを結合されたTM
を、それから、移植片に約4.0μg / c m ”ダクロンで加える。その
溶液を、−晩、室温で、SPDP−TMをダクロン移植片上のSH基に結合させ
るためにインキュベートする。このTMが共有結合的に固定化されたダクロン材
料を、それからPBSで洗い、PBS中に保存する。
C,TM活性試験
下記の試薬を調製した: (1)TM (TM): 10μg(IUバイアル、
American Bioproducts Co、、Parsippany、
NJ)を1mlのdH,Oで戻した。(2)蛋白質C(PC): 100μg
の蛋白質(IOPEU/バイアルAmerican Bioproducts
Co、)を1mlのd H20で戻しく=0.1μg/μIPC保存溶液)、1
0μmの保存溶液を、試験で用いるために190μmのTM緩衝液(20mM)
リス−HCl、pH8,0,0,−15MNaC1,10mMCaC1,,0,
1%BSA)中に希釈した。、(3)トロンビン(T): 1000/mlの保
存溶液をTM緩衝液で1:4に希釈して25 U / m 1溶液を調製した。
(4)ヒルディン(H) : 2mg (Ciba−Geigy、 Summi
t、 NJ)を1.913m1のTM緩衝液で戻した(11500U/ml)。
(5)S−2266:4mM溶液を、2.318mgを1mlのdHHO2混ぜ
ることにより調製した。(6)試験用緩衝液は25mMトリス−HCl、pH8
,0,0,15MNaC1である。
希釈されたpc溶液200ul、25 U / m lのT5μl及び丁M保存
溶液50μmを混合し、37℃で30分間インキュベートした。5つのTMを含
まないコントロール用の試料をも又作り、37℃で30分間インキュベートした
。
インキュベーションの後、10μmの保存H溶液及び740μmの試験用緩衝液
を過剰のトロンビンを阻害するために、それから、加えた。その試料を表4に示
す。
表1
1* 200 μ 1 5 μ 1 −− 50 μ 1 10μ 12* 2
00 μ 1 5 μ l −−60μ l −−3*−−5μ l −−25
0μ 1 10 μ 14* −−5μ 1 −−260 μ l −−5*
200 μ 1−−−−65 μ 1 −−s** 2 oo μ 1 5 μ
1 50μ1−−10 μ l* コントロール試料
*本試験用試料
これらの溶液を37℃で、3分間インキュベートした。それらを、それから、キ
ュベツトに移し、50μmの4mMS−2266をそれぞれに加えた。A 40
6の吸光度を、各13秒の読みで、5分間測定した。ΔA/分も又計算した。T
M試験用試料(#6)の吸光度A4゜5/分の変化は、どのコントロール用試料
よりも大きく、TM活性を示した。TM試験用試料のΔA/分は安定でかつ不変
であった。50μlのTM保存溶液(IU/ml)は約0.06のΔA/分を与
え、0.05単位のTMは、405nmで、これらの条件下で1色素S−226
6を用いて、0.06のΔA/分を表す。
この試験の機構は:
(1)TM + T −−−> TM−T複合体(3)S−2266+ 活性化
PC
−−−−>増大されたA 46B
である。
D、5PDP誘導体化されたTMの活性200μlの保存7M溶液をキュベツト
に入れた。
10μlの11.0μMの5PDP (TM緩衝液及びEtOH中)を加え、5
PDP添加の前後でAs45を測定した。その溶液を室温で約30分間インキュ
ベートした。TM温溶液約30分間放置してから、50μmを、(C)で述べら
れたのと同様の手順で活性を試験した。
ΔA/分の値から及び図5に示されるように、TM−3PDP試料(#6)は活
性(即ち、トロンビンの存在下で、PCを活性化する能力)を示した。
E、 固定化され、誘導体化されたTM(#1)の活性前もって、実施例1で述
べられたようにして調製し、りん酸緩衝塩溶液(PBS)+アジ化ナトリウム中
に保存した6つの移植片を、PBS中で2回、PBS+ドデシル硫酸ナトリウム
(SDS)で1回洗った。それらをそれから、超音波処理し、PBS中で3回洗
った。移植片をきれいな試験管に入れ、PBS緩衝液中で20mMTraunt
試薬と共に約2時間室温でインキュベートした。
TM−SPDP溶液を、500ILlの保存用TM (IU/ml)をloμf
の22.0μMSPDPと混合することにより作成した。その溶液を室温で約3
0分間インキュベートした。それを、それから、G−25カラム(Pharma
cia、Piscataway、NJ )上で、TM−SPDPを遊離の5PD
Pから分離するために精製した。
ウシ血清アルブミン(BSA)−SPDPを、TM結合されたダクロン移植片の
評価におけるコントロールとして調製した。BSA−SPDP溶液を、2mlの
1%BSAを62ulの20mM5PDPと混合することにより作成した。その
溶液を、PD−10カラム(Phar+++aeta、Piscataway、
NJ )上で精製する前に、室温で30分間インキュベートした。各試料の最初
のピークを採取した。l:5希釈したもののA、4.を、溶液1ml当たりに5
0ulの100mMDTTを加える前及び5分後に測定した。
移植片を、Traunt試薬で処理した後、PBS中で5回洗った。0.5μl
のTM−SPDP溶液を移植片#1及び#2に、0.5μlのBSA−SPDP
溶液を移植片#3及び#4に加えた(表5を見よ)。この移植片を、TMを試験
用移植片上に、そしてBSAをコントロールの移植片上に固定化するために室温
で一晩インキュベートした。
■
往1u虹笠 −!丘1−−−
1 固定化TM PC+ T + H
2固定化TM PC+ T + H
3固定化BSA PC+ T + H
4固定化BSA PC+ T + H
移植片を、それから、PBS中で2回洗い、7M緩衝液中で3回洗った。それら
をきれいなポリプロピレンチューブに入れて、活性を試験した。200μlのP
C(0,1μg/μm)を各移植片に加え、続いて5μlのトロンビン(25U
/ml)を加えて混合した。それらを37℃で30分間インキュベートした。1
0μlの11.500U/mlのH及び740u lの試験用緩衝液を各チュー
ブに加え、それから、37℃で3分間インキュベートした。各試料を、それから
、キュベツトに入れた。50ulの4mMS−2266を加え、Alasを5分
間測定した。
図6に示されるように、TMを固定化された移植片はこの試験において、コント
ロールとしてのBSAを固定化された移植片と比較した場合、より強い活性を示
した。TM移植片に対する大体のΔA/分は0.004であり、BSA移植片に
対しては0.001であった。TM移植片に対するΔA15分は0.013であ
り、BSA移植片に対しては0.005であった。TM移植片はPC試験におい
て、BSA移植片の活性を上回る活性の増大を示したが、これはTMが移植片に
固定化されて、その活性を保持することを示す。
F、 固定化され、誘導体化されたTM(#1)の活性400μlのTMを、1
0μmのEtOH中の22μMSPDPで誘導体生成した。その溶液を精製する
ためにG−25カラムを通し、30分後に停止した。最初のピークの画分を採取
し、プールしなかった。1.0mlのPBS中の1%BSAを、コントロールの
移植片を作るために31μlのEtOH中の22μMSPDPと混合した。30
分後に、その溶液をG−25カラムを通した。最初のピークの画分を採取し、プ
ールした。
5つの移植片を5回PBSで洗い、それから、非共有結合的に結合したアルブミ
ンの除去を確実にするためにPBS+0.1%SDS中で超音波処理した。各移
植片を、室温で、約2時間、1mlのPBST (PBS緩衝液+〇、1%Tw
een20)中の20mMTraunt試薬中でインキュベートした。その移植
片をPBST中で2回、PBS中で3回洗った0表5に示されているように、移
植片#1を、0.5mlのTM−SPDPピーク(A1.。=Q、142)の最
初の画分とインキュベートシた。移植片#2を約0.4mlの第2画分のTM−
SPDP溶液(A8.。=Q、036)とインキュベートした。そして、移植片
#3及び#4を0.5mlのBSA−SPDP溶液とインキュベートした。
各溶液のA、4.を、t=0で、PBSをブランクとして測定した。その移植片
を、それから、室温で、−晩インキユベートした。各溶液のA11.を7M固定
化の程度を評価するために測定した。移植片を、非共有結合的に結合したTMを
除去するために、PBS中で2回、7M緩衝液中で3回洗った。移植片の活性を
、基本的には(E)で述べられたようにして、T(30μm+210μITM緩
衝液)の前にPC(50μm+950μITM緩衝液)を加えて試験した。A4
゜襲を10分間以上測定した。
1互
往1口虹皇 −蔓■五玉−
1固定化TM PC+T+H
2固定化TM PC+T+H
3固定化BSA PC+T+H
図7に示されるように、TM固定化移植片(#1及び#2)は、BSA固定化移
植片(#3)を上回る活性を示した。陽性コントロールとして溶液中に遊離のT
Mを伴う移植片#4は有意の活性を示さなかった。TM移植片#1を、移植片#
2の場合の約3倍のTM−SPDPを含む溶液中でインキュベートした。固定化
TM移植片#lは、固定化TM移植片#2より2倍大きい活性を示したが、これ
はその移植片へのTMの結合に比例的に増加する関係があることを示している。
TM移植片#1及び#2は(それぞれ)BSAブロックされた移植片#3の5倍
及び2倍のΔAを有した。
これらの結果は、TMがうまくダクロン移植材料の表面に固定化され得ること、
固定化されたTMが血栓形成阻害活性を保持すること、加えられたTが固定化さ
れたTMにより結合され得ること、及びTMと結合したTが蛋白質Cの活性化能
を有することを示す。活性化された蛋白質Cは、Va及び VIIIa因子を分
解し、それにより、血栓の形成を抑制する。
良1去旦
ストレプトキナーゼ(SK のダクロンに・ した11Δ立呈1
A、SKの架橋剤による誘導体形成
アルブミンを含まないS K (KabiVitrum、Stockholm、
Sweden )をPD−10カラム(Pharmacia、 Piscata
way、 NJ)を用いて、不純物及びアミノ酸防腐剤を除去し、SKをO,I
MPBS緩衝液、pH7,5中に移スタメにフィルタートランスファーにかけた
。0.5mlずつの画分を採取し、280nmの吸光度を記録し、そして所望の
画分をプールした。プールされたSKのモル濃度をその280nmでの吸光係数
(Azao 1 、0%/1、Ocm=7.5)を用いて決定する。プールされ
たSKの濃度を、それから、PBS緩衝液中で約0.1mMに調整する* 20
m Mの5PDPを使用の直前に純粋エタノール中で調製し、SKを様々なモ
ル比(即ち、1:10)で混合する。その混合物を30分間、23℃でインキュ
ベートする。それを、それから、PBS緩衝液、pH7,5中に、PBS緩衝液
で平衡化されたPD−10カラムを用いて、フィルタートランスファーするa
O−5m lの画分を採取し、280nmでの吸光度測定を記録し、そして所望
の画分(即ち、Aa、。が1.8以上)をプールする。そのプールは、2−ピリ
ジンジスルフィドに結合されたSK (SK−2−PD)をPBS緩衝液、pH
7,5中に含む。
5PDPのSKへの結合を、SKに結合された5PDPからピリジン−2−チオ
ン(P−2−T)を遊離させるDTTの添加により定量する。P−2−Tは、3
43nmで分光測光的に測定可能である。この測定からSKに結合された5PD
Pのモル数が計算出来る。遊離された各P−2−Tは、5PDPのSKへの一つ
の共有結合を表す。この研究において、1モルのSKは、1.2モルの5PDP
に結合する。
B、 誘導体化されたSKの基底被膜への架橋還元された(遊離のSH基を持つ
) 、S P D P架橋された基底被膜(実施例1で述べられた様にして調製
された)を、DTTを除去するためにPBSで洗う。5PDPを結合されたSK
を、それから、50.0mg/cm”ダクロンで、移植片に加える。その溶液を
、5PDP−3Kをダクロン移植片上のSH基に結合させるために、室温で一晩
インキユベートする。SKを共有結合的に固定化されたダクロン材料を、それか
ら、PBS中で洗い、保存する。
C,SK活性の測定
SKは、ヒトプラスミノーゲンと混合されたとき、色素S −2251(Xab
iVitrum、A、B、、Stockholm、Sweden)を用いて定量
され得る活性な蛋白質分解性複合体を形成する。標準曲線を、既知の濃度のSK
(500−10゜OOO単位/m1)を用いて作る。60m1の各標準のアリ
コートを120m1の0.2mMヒトプラスミノーゲン(American D
iagnostica、Greenwich、CT )に加え、37℃で10分
間インキュベートする。SK−プラスミノーゲン複合体並びに、分析の邪魔にな
る遊離の血漿が形成される。この邪魔は、60m1の2.0mg/m1大豆トリ
プシン阻害剤を加えることにより除去されるがそれは、すべての遊離の血漿を阻
害する。SK−プラスミノーゲンの定量分析を、420m1の50mMトリス−
HCl、12mMNaC1、pH7,4中の0.86mMS−2251の添加及
び405nmでの毎分の吸光度の変化を37℃で測定することにより行う、固定
化されたSKが、この試験で標準溶液に置き換えられる。測定されたこの材料の
S−2252上の活性は、それから標準曲線と一致することが示された。
見立上A
ウロキナーゼ LIK の クロンに・ した へ盆且1
A、UKの架橋剤による誘導体形成
U K (Abbokinase、Abbot Chemical Co、、C
hicago、l1linois)から、UKをSKに置き換えて、実施例2A
に述べられた様にして誘導体を生成する。
B、 誘導体化されたSKの基底被膜への架橋誘導体化されたUKを、実施例2
Bに述べられた様にしてダクロンに付着した基底被膜に架橋させる。
C,UK活性の試験
固定化されたUKの活性を、lO〜1000単位(ここでは、CTA単位)の濃
度の可溶性のUKを用いて作成した標準曲線により見積もる。UK標準の活性を
、405nmの吸光度の変化を50.0mMトリス−HC112,0mMNaC
1,pH8,8中で、37℃で監視することにより測定するために、色素S5−
2444(KabiVitru AB、Stockholm、Sweden)を
0.3mMで用いる。標準曲線を、こうして作成する。固定化された即ち結合さ
れたUKを伴う材料の切片を同様の条件下で基質中に置き、吸光度の変化を記録
する。固定化されたUKの活性を標準曲線の活性と比較することによりめる。
この発明は、その趣旨又は基本的特性から離れずに、他の特定の形態で具体化さ
れるであろう、この具体例はそれ故、すべての点で、説明のためのものであり、
制限するものではない、この発明の範囲は、前記の説明よりは、添付される請求
の範囲により示される。そして、その請求の範囲の意図すること及びそれと同等
の範囲内でのすべての変更は、それ故、その中に包含される。
t #トロンボモジュリン
rtz−j/+炉・誘導体化されたTm(1)ロンビン
pc、蛋白質C
活性 (Iσfm睡匍閏ヒ)
国際調香謡失
Claims (39)
- 1.下記のものを含む、生体適合性の、血栓抑制性の物質: (a)合成の、生体適合性の材料; (b)上記の材料の少なくとも1つの面に付着する少なくとも1つの生体適合性 の基底被膜層;及び(c)上記の基底被膜層に、血栓形成阻害物資への結合能を 持つ成分を介して固定化された、ヒルディン並びにそのアナログ又はフラグメン ト以外の血栓形成阻害物質で、上記の固定化された阻害物質が血栓形成阻害活性 を持つ血栓形成阻害物質。
- 2.上記の血栓形成阻害物質が、トロンボモジュリン、ストレプトキナーゼ、ウ ロキナーゼ、組織プラスミノーゲンアクチベーター、ATPアーゼ、ADPアー ゼ、5′−ヌクレオチダーゼ、並びにそれらの活性フラグメント、誘導体、アナ ログ及び融合蛋白質、並びにそれらの混合物を含む、請求項1に記載の物質。
- 3.上記の合成材料がポリマーを含む、請求項1に記載の物質。
- 4.上記のポリマーが、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリウレタン 、架橋されたコラーゲン、ポリグリコール酸、ポリテトラフルオロエチレン及び それらの混合物から成るグルーブから選ばれる、請求項3に記載の物質。
- 5.上記のポリマーがポリエチレンテレフクレートを含む、請求項4に記載の物 質。
- 6.上記の基底被膜層が、蛋白質、ペプチド、リポ蛋白質、糖蛋白質、グリコサ ミノグリカン、ヒドロゲル、合成ポリマー及びそれらの混合物から成るグループ から選ばれる成分を含む、請求項1に記載の物質。
- 7.上記の基底被膜層の上記の成分が蛋白質を含む、請求項6に記載の物質。
- 8.上記の蛋白質が、血清アルブミン、フィブロネクチン及びそれらの混合物か ら成るクループから選ばれる請求項7に記載の物質。
- 9.上記の蛋白質がヒト血清アルブミンを含む、請求項8に記載の物質。
- 10.上記の蛋白質がヒトフィブロネクチンを含む、請求項8に記載の物質。
- 11.上記の血栓形成阻害物質を上記の基底被膜層に架橋させる二官能性の架橋 剤を更に含む、請求項1に記載の物質。
- 12.上記の二官能性の架橋剤がヘテロ二官能性の架橋剤を含む、請求項11に 記載の物質。
- 13.上記の二官能性の架橋剤がホモ二官能性の架橋剤を含む、請求項11に記 載の物質。
- 14. (a)少なくとも1つの基底後腹層を、合成の生体適合性の材料の少なくとも1 つの面へ付着させる工程であって、上記の基底被膜層が血栓形成阻害物質に結合 出来る成分を含み、上記の阻害物質がヒルディン並びにその活性なアナログ又は フラグメント以外のものである付着工程; (b)上記の血栓形成阻害物質を上記の基底被膜層へ固定化する工程であって、 この固定化された阻害物質が血栓形成阻害活性を持つものである固定化工程、か ら成る 生体適合性の、血栓抑制性の物質の製造方法。
- 15.上記の付着のステップが、基底被膜層の上記の材料の少なくとも1つの面 への付着を含み、上記の基底被膜層が、蛋白質、ペプチド、リポ蛋白質、糖蛋白 質、ヒドロゲル、グリコサミノグリカン、合成ポリマー、及びそれらの混合物か ら成るグループから選ばれる成分を含む、請求項14に記載の方法。
- 16.上記の付着のステップが、更に、蛋白質を含む基底被膜層の、上記の材料 の少なくとも1つの面への付着を含む、請求項15に記載の方法。
- 17.上記の付着のステップが、更に、基底被膜層の、上記の材料の少なくとも 1つの面への付着を含み、上記の基底被膜層が、血清アルブミン、フィブロネク チン、及びそれらの混合物から成るグループから選ばれる蛋白質を含む、請求項 16に記載の方法。
- 18.上記の付着のステップが、更に、基底被膜層の合成の生体適合性の高分子 材料の少なくとも1つの面への付着を含む、請求項14に記載の方法。
- 19.上記の高分子材料が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリウレ タン、架橋されたコラーゲン、ポリグリコール酸、ポリテトラフルオロエチレン 、及びそれらの混合物から成るグループから選ばれる、請求項18に記載の方法 。
- 20.上記の固定化のステップが、更に、トロンボモジュリン、ストレプトキナ ーゼ、ウロキナーゼ、組織プラスミノーゲンアクチベーター、ATPアーゼ、A DPアーゼ、5′−ヌクレオチダーゼ、並びにそれらの活性なフラグメント、ア ナログ及び融合蛋白質、並びにそれらの混合物から成るグループから選ばれる血 栓形成阻害物質の固定化を含む、請求項14に記載の方法。
- 21.上記の付着のステップが、 (a)上記の合成材料を活性化して、それへの上記の基底被膜層の結合を増大さ せ、次いで(b)上記の活性化された合成材料を上記の基底被膜層と、上記の基 底按腹層が上記の活性化された合成材料に結合するのに十分な時間接触させるこ とを含む、 請求項14に記載の方法。
- 22.上記の活性化のステップが、 (a)上記の合成材料を上記の材料中の少なくとも1つの化学的に活性な基を使 えるようにする溶液で処理し、次いで (b)上記の処理された合成材料を二官能性の架橋剤と、上記の化学的に活性な 基を上記の試薬に結合させるのに十分な時間接触させることを含む、請求項21 に記載の方法。
- 23.上記の処理のステップが、更に、上記の合成材料を、上記の材料中の少な くとも一つの化学的に活性な基を利用可能にする溶液で処理することを含み、上 記の化学的に活性な基がカルボン酸基である、請求項22に記載の方法。
- 24.上記の固定化のステップが、 (a)上記の血栓形成阻害物質を少なくとも1分子の二官能性の架橋剤と、上記 の試薬が上記の血栓形成阻害物質と架橋するのに十分な時間接触させるステップ において、上記の試薬に架橋された血栓形成阻害物質が血栓形成阻害活性を持つ ように接触させ、次いで (b)上記の血栓形成阻害物質に架橋された上記の試薬を上記の基底被膜に結合 させることを含む、請求項14に記載の方法:
- 25.上記の接触のステップが、更に、上記の基底被膜を少なくとも1分子の上 記の二官能性の架橋剤と、上記の薬剤を上記の基底被膜層に架橋させるのに十分 な時間接触させることを含み、かつ 上記の結合のステップが、更に、上記の血栓形成阻害物質に架橋された試薬を上 記の基底被膜に架橋された試薬に結合させることを含む、請求項24に記載の方 法。
- 26.上記の接触のステップが、更に、上記の血栓形成阻害物質を、ヘテロ二官 能性の架橋剤、ホモ二官能性の架橋剤、及びそれらの混合物から成るクループか ら選ばれる少なくとも1分子の上記の二官能性の架橋剤に接触させることを含む 、請求項24に記載の方法。
- 27.上記の接触のステップが、更に、(a)上記の基底被膜に架橋された試薬 を、その上にスルフヒドリル基を露出させるために還元し、(b)上記の阻害物 質に架橋された試薬を上記の還元された基底被膜に架橋された試薬に加えること を含み、かつ、 上記の結合のステップが、上記のスルフヒドリル基及び上記の阻害剤に架橋され た試薬を含む置換反応を含み上記の反応の結果、上記の障害物質の上記の基底被 膜層へのジスルフィド架橋を生じる、請求項25に記載の方法。
- 28. (a)血栓形成阻害物質を基底被膜材料に架橋させるステップにおいて、上記の 基底被膜材料が上記の血栓形成阻害物質に結合出来る成分を含み、上記の基底被 膜材料に架橋された阻害物質が血栓形成阻害活性を持ち、かつ上記の血栓形成阻 害物質がヒルディン並びにその活性なアナログ又はフラグメント以外のものであ り、次いで、 (b)上記の血栓形成阻害物質を架橋された基底被腹材料を、合成の生体適合性 の材料の少なくとも1つの面に固定化するステップを含む、生体適合性の血栓抑 制性の物質の製造方法。
- 29.上記の架橋のステップが、更に、トロンボモジュリン、ストレプトキナー ゼ、ウロキナーゼ、組織プラスミノーゲンアクチベーター、ATPアーゼ、AD Pアーゼ、5′−ヌクレオチダーゼ並びにそれらの活性なフラグメント、誘導体 、アナログ及び融合蛋白質、並びにそれらの混合物から成るグループから選ばれ る血栓形成阻害物質を上記の基底按腹材料に架橋させることを含む、請求項28 に記載の方法。
- 30.上記の固定化のステップが、更に、上記の血栓形成阻害物質を架橋された 基底被膜材料を合成の生体適合性の高分子材料の少なくとも1つの面に固定化す ることを含む、請求項28に記載の方法。
- 31.上記の高分子材料が、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリウレ タン、架橋されたコラーゲン、ポリグリコール酸、ポリテトラフルオロエチレン 及びそれらの混合物から成るグループから選ばれる、請求項30に記載の方法。
- 32.上記の固定化のステップが、 (a)上記の合成材料を活性化して、それへの上記の血栓形成阻害物質を架橋さ れた基底被膜材料の固定化を増大させ、次いで、 (b)上記の活性化された合成材料を上記の血栓形成阻害物質を架橋された基底 被膜材料に、上記の基底被膜材料を上足の活性化された合成材料に固定化させる のに十分な時間接触させることを含む請求項28に記載の方法。
- 33.上記の血栓形成阻害物質と結合性の上記の基底被膜材料の成分が、蛋白質 、ペプチド、リポ蛋白質、糖蛋白質、ヒドロゲル、グリコサミノグリカン、合成 ポリマー、及びそれらの混合物から成るグループから選ばれる請求項28に記載 の方法。
- 34.上記の血栓形成阻害物質と結合性の上記の基底被膜材料の成分が蛋白質を 含む、請求項33に記載の方法。
- 35.上記の血栓形成阻害物質と結合性の上記の基底被腹材料の成分が、血清ア ルブミン、フィブロネクチン、及びそれらの混合物から成るグループから選ばれ る蛋白質を含む、請求項34に記載の方法。
- 36.上記の活性化のステップが、 (a)上記の合成材料を、上記の合成材料上の少なくとも1つの化学的に活性な 基を結合のために利用可能にする溶液で処理し、次いで、 (b)上記の処理された合成材料を二官能性の架橋剤と、上記の化学的に活性な 基を上記の架橋剤に架橋させるのに十分な時間接触させることを含む請求項32 に記載の方法。
- 37.上記の架橋のステップが、更に、(a)上記の血栓形成阻害物置を少なく とも1分子の二官能性の架橋剤と、上記の試薬を上記の血栓形成阻害物質に架橋 させるのに十分な時間接触させ、次いで、 (b)上記の血栓形成阻害物質と架橋された架橋剤を上記の基底被腹材料に付着 させること、を含む請求項28に記載の方法。
- 38.上記の架橋のステップが、更に、(a)上記の基底被膜材料を少なくとも 1分子の二官能性の架橋剤と、上記の架橋剤を上記の基底被膜材料に架橋させる のに十分な時間接触させ、次いで、 (b)上記の基底被膜と架橋された架橋剤を上記の血栓形成阻害物質に付着させ ること、を含む、請求項28に記載の方法。
- 39.上記の接触のステップが、更に、上記の血栓形成阻害物質を、ヘテロ二官 能性の架橋剤、ホモ二官能性の架橋剤、及びそれらの混合物から成るグループか ら選ばれる少なくとも1分子の二官能性の架橋剤と接触させることを含む、請求 項38に記載の方法。
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