JPH04503023A - 複数の部材より成る義歯をねじ結合するためのねじ体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複数の部材より成る義歯をねじ結合するためのねじ体技術分野： 本発明は、複数の部材より成る義歯をねじ結合するためのねじ体であって、ねじ 山付スリーブと、このねじ山付スリーブの縁部に接触する被せリングと、ねじ山 付シャフトでねじ山付スリーブにねじ込まれていて頭部で被せリングの円錐孔に 支持されている円錐ねじとを有する形式のものに関する。

背景技術： 複数部材より成る義歯、例えば分割されたブリッジおよび植設義歯の上部構造を ねじ結合するためには、２つのあるいは３つ以上の部材より成るねじ体が使用さ れる。上記の形式によるねじ体はねじ山付スリーブと被せリングと円錐ねじとか ら成っている。ねじ山付スリーブは円錐ねじのねじ山付シャフトと同じように、 全長にわたフてねじ山を有している。被せリングは円筒状の外面と円錐状の内面 とを有しているが、ねじ山は設けられていない、この公知のねじ体は次のような 欠点を有している。すなわち歯科医が、例えばブリッジ体のような複数の部材よ り成る義歯の部材を円錐ねじて患者の口腔内にねじ固定したいとき、その歯科医 にとって円錐ねじはその直径が小さいためにねじ山付スリーブに確実に採入する ことが困難である。実際には、ねじが患者により誤って飲み込まれてしまうとい うことが起こる。

発明の記述： ゆえに本発明の課題は上記の形式のねじ体を改良して、ねじ体の機能を損なうこ となく、円錐ねじが被せリングと結合可能であってかつ紛失しないように被せリ ングに保持されているねじ体を提供することである。

この課題を解決するために本発明の構成では、ねじ山付スリーブが、縁部に接続 している部分に、かつ円錐ねじが頭部とねじ山付シャフトとの間に各１つのねじ 山の無い部分を有しており、被せリングには円錐孔の最小直径の部分に円錐ねじ のねじ山付シャフトに適合する雌ねじ山が設けられている。

本発明において被せリングは、公知の被せリングとは反対に、その円錐孔の最小 直径の部分に雌ねじ山を有しており、この雌ねじ山に円錐ねじのねじ山付シャフ トはねじ込まれ得る０円錐ねじのねじ山付シャフトは頭部とは反対側の端部にの み、被せリングの雌ねじ山にねじ込み可能な雄ねじ山が設けられている。この雄 ねじ山は被せリングを貫通するようにねじ込まれる。

雄ねじ山が被せリングを貫通したときには、円錐ねじは被せリングに摺動可能か つ紛失しないように保持されている。被せリングがねじ山付スリーブに載着され るとき、円錐ねじの雄ねじ山は、ねじ山付スリーブに新規に設けられた、ねじ山 が無い部分内に位置する。

本発明により、円錐ねじが意図せずしてねじ山付スリーブから脱落することが無 くなった。複数のねじ体を使用する際に、複数の被せリングの同時載着が可能と なった。

図面の簡単な説明： 図面には本発明の１実施例が示されており、以下にる０図１は、組付けされてい ない状態におけるねじ体の拡大縦断面図、図２は、図１に示されているねじ体を 組付状態において示す拡大縦断面図である。

本発明を実施するための最良の方策： 実施例として選択されたねじ体はねじ山付スリーブｌを有している。このねじ山 付スリーブｌの端面には被せリング２が接触している。ねじ山付スリーブｌおよ び被せリング２は、ねじ山付スリーブｌ内にねじ込まれかつ被せリング２に支持 されている円錐ねじ３によって互いに接触状態に保たれている。

ねじ山付スリーブｌはほぼ中空シリンダとして構成されている。一方の端部にお いてこのねじ山付スリーブｌは、底部１１によって閉鎖されており、反対側の端 部、すなわち縁部１２において、ねじ山付スリーブ１は開放されている。底部１ １から間隔をおいてねじ山付スリーブｌは雌ねじ山１３を有している。雌ねじ山 １３はねじ山付スリーブｌの内壁の一部分のみにわたって設けられている。雌ね じ山１３には縁部１２に至るまで、ねじ山の付いていない部分１４が接続してい る。

被せリング２の下側の端面２１はねじ山付スリーブ１の縁部１２に接触している 。被せリング２は円錐孔２２を有しており、この円錐孔２２はねじ山付スリーブ ｌへ向かって先細に構成されている。最小直径の範囲において被せリング２には 雌ねじ山２３が設けられている。外側においても被せリング２は円錐部２４とし て構成されており、この円錐部２４はねじ山付スリーブｌとは反対の側で縁隆起 部２５へ移行している。

円錐ねじ３は頭部３５を有しており、この顕部３５には外周面に円錐部３１が設 けられている。この円錐部３１は被せリング２の円錐孔２２に適合している。

更に、円錐ねじ３の頭部３５はねじ回しを受容するためのスリット３２を有して いる０頭部３５に接続している部分３３において円錐ねじ３はねじ由無しに形成 されている０円錐部３１とは反対側の端部において円錐ねじ３は雄ねじ山３４を 備えたねじ山付シャフト３６を有している。雄ねじ山３４は被せリング２の雌ね じ山２３と、ねじ山付スリーブ１の雌ねじ山１３とに適合している。

円錐ねじ３はまず初め、その雄ねじ山３４が被せリング２の雌ねじ２３にねじ込 まれてこれを貫通する。

ねじ山付シャフト３６全体が被せリング２を通過した後では、円錐ねじ３は被せ リング２の内部を軸線方向に移動可能である。しかしながら円錐ねじ３は紛失し ないように被せリング２に保持される。被せリング２の下側の端面２１がねじ山 付スリーブｌの縁部１２に載着された後では、円錐ねじ３のねじ山付シャフト３ ６はねじ山付スリーブｌの、ねじ山が無い部分１４内に位置する。ねじ体の部材 相互の結合ひいては義歯の部材相互の結合のためには、円錐ねじ３の円錐部３１ が被せリング２の円錐孔２２に接触するまで、円錐ねじ３の雄ねじ３４がねじ山 付スリーブｌの雌ねじ山１３にねじ込まれるだけでよい、複数部材よりなる義歯 の部材はこれによって互いに結合される。

複数部材より成る義歯というのは、例えば分割されたブリッジまたは植設義歯の 上部構造のことである。

ねじ山付スリーブｌはセメントで埋め込まれるクラウンもしくは装着されている 植設義歯に取り付けられる。

被せリング２は条件付きで除去され得る義歯もしくはブリッジ体の構成要素とな る。ねじ山付スリーブｌおよび被せリング２は有利には鋳造可能な合金、例えば プラチナ−イリジウムより成る。

産業上の利用性： 本発明は、義歯補綴学の分野において産業上の利用性を有する。

特表千４−５０３０２３　（３） 国際調査報告 国際調査報告 ρＣＴ／ＤＥ　９０１００８５１ Ｓ＾　４１５９３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．複数の部材より成る義歯をねじ結合するためのねじ体であって、わじ山付ス リーブ（１）と、該ねじ山付スリーブ（１）の縁部（１２）に接触している被せ リング（２）と、ねじ山付シャフト（３６）でねじ山付スリーブ（１）内にねじ 込まれていて頭部（３５）で被せリング（２）の円錐孔（２２）に支持されてい る円錐ねじ（３）とを有する形式のものにおいて、ねじ山付スリーブ（１）が、 縁部（１２）に接続している部分に、かつ円錐ねじ（３）が頭部（３５）とねじ 山付シャフト（３６）との間に各１つのねじ山の無い部分（１４；３３）を有し ており、被せリング（２）には円錐孔（２２）の最小直径の部分に、円錐ねじ（ ３）のねじ山付シャフト（３６）に適合する雌ねじ山（２３）が設けられている ことを特徴とする、複数の部材より成る義歯をねじ結合するためのねじ体。