JPH04502877A - 液状又は糊状の複数種の薬品を送り出すための携帯型注射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液状又は糊状の複数種の薬品を送り出すための携帯型注射器本発明は、液状又は 糊状の薬品を収容して、各薬品ごとに、適当に決定された量を投与できるように した、新規な形式の携帯型注射器に関する。より詳しくは、使用者が所望の投与 量を正確に調節することができ、この投与量を薬品ごとに変えることができるよ うにした携帯型注射器に関する。

このような投与をすることができる装置は、各種の分野に適用されている。たと えば、膠、溶剤あるいは薬品を投与するために使用されている。本発明は、医療 の分野において、ヘパリンやインシュリンなどの投与及び注射に適用しうるちの であるが、それに限定されるものではない。

インシュリンは、液状の薬品で、糖尿病の治療のために人体に注射される。糖尿 病の患者は、１日に数回、インシュリンの所要量を投与するために、自分自身に 皮下注射している。このような使用者にとっては、時と場所とを選ばずに自分で 取り扱うことができ、注射すべきインシュリンの投与量を正確に測定できるよう な装置が要求されている。

この問題は、未だ完全には解決されていない。一般に使用者は、目盛つきの皮下 注射器を使用し、カープルを装填するか、あるいは薬剤を充填して、ピストンの ウッドを目盛に沿って押して注射をしている。これには、投与量に誤差を生じる 危険が数多く存在する。また、取扱い操作中には、常に無菌状態を保持すること が必要である。概して使用者は、単一のカープルから複数種の薬品の注射を正確 に行うことはできない。

本発明の目的は、これらの不便さを解消し、注射時における投与量がきわめて少 量である場合でも、誤差の危険なしに、正確な量を投与できる装置を提供するこ とである。

本発明の別の目的は、無菌状態を破ることなしに、簡単な操作によって取扱うこ とができる装置を提供することである。

本発明の複数種の調節された投与量の薬品を送り出すための携帯型装置は、次の 要素を備えている。

・内部に詰め替え用の液状の薬剤を収容して、下方へ押し出すようにし、薬品の 押出し側に中空の注射針である送り出しノズルを装着した、細長い中空の本体、 ・本体の中の薬品の上部側に、摺動可能に装着した押出し器、・押出し器の薬品 側への移動範囲を限定する手段、及び・押出し器と本体との係合領域に作用する 少なくとも１つの可撓性のひれで構成した逆行防止手段。

本発明の１つの特徴によれば、押出し器は、１個の押しロッドと、押しロッドが 本体に対して、上向き方向の逆行を防止する手段を形成する１個又は複数のひれ と、下向き方向の逆行を防止する手段を形成する少なくとも１個のひれを介して 、押しロッドと係合する１個のスリーブとで構成しである。

各ひれは、装置のノズルの長さ方向の中心に向かって収斂させである。各ひれは 、押出し器の周面に設けた切欠き又はねじ部と係合させるのがよい。

スリーブを上向き方向に弾性的に復帰させる手段を設けると有利である。

実施例を示す添付図面は、これに限定されるものではないが、本発明の特徴を示 すもので、本発明の利点を良く理解し得るものである。

図１は、本発明の一実施例の正面図で、ユーザーがポケットに入れて携帯できる ペン型に構成してあり、この図は、装置が空である状態を示す。

図２は、同じく正面図で、充填されて使用可能な状態を示す。

図３は、図１の装置の分解正面図である。

図４は、本発明の他の実施例の拡大縦断面図である。

図５は、図４の実施例を変形したものの縦断面図である。

図６は、同じく本体と押出し器の縦断面図である。

図７は、止めカラーの一実施例を示す図である。

図８は、カートリッジに収容された液剤を射出するピストンに結合した押出し器 の末端を示す縦断面図である。

図９は、上部キャップの縦断面図である。

図１０は、図９の矢印Ｘ方向に見た逆行防止ひれの構成を示す図である。

図１１より図１３は、薬剤を充填したときの止めカラーの内面の止め片の作用を 示す横断面図である。

図１４より図１６は、他の実施例で、止めカラーの外面に止め片を設けたものの 横断面図である。

図１７より図１９は、さらに他の実施例で、止めカラーの外面に弾性の復帰制止 突起を設けたものの横断面図である。

図２０は、他の実施例の斜視図である。

図２１より図２３は、図２０の実施例における薬剤システムの止め片を示す横断 面図である。

図２４及び図２５は、図２０のＸＸＩＶ−ＸＸＩＶ線における横断面図である。

図２６及び図２７は、図２０のＸＸＶＩ−ＸＸＶＩ線における横断面図である。

図２８より図３１は、復帰用スプリングを設けた他の実施例における上部部分の 縦断面図である。

図１ないし図３に示す本発明のペン（１）は、特に、ヘパリンあるいはインシュ リンを注射するためのものである。

これは、次のものを備えている。

・後述する薬品射出機構を内臓した本体（２）、・本体（２）に着脱可能に装着 され、注射すべき薬剤を収容した再充填カートリッジ（４）を受容し得るカバー （３）、・カバー（３）の下端に連接され、皮下注射用の中空針（６）及びその 保護キャップ（７）を、通常の手法で装着できるノズル（５）。

当然ながら、ノズル（５）及び中空針（６）、保護キャップ（７）は、カートリ ッジ（４）から放出される物質を、その性状に応じて放出でき、あるいは物質に 応じて変更され得るものであり、この物質とは、薬物又は接着剤、樹脂あるいは その他の同等のものである。

薬品用のカートリッジ（４）を使用する場合、これには、公知のように、ピスト ン（８）が設けられている。カートリッジ（４）の外壁は透明であるので、カバ ー（３）に長さ方向の窓孔（９）を設けて、ピストンを視認できるようにし、ピ ストン（８）が矢印（ｌＯ）の方向に漸次移動して注射するのを、監視できるよ うにすることが望ましい。

図４ないし図１０に示す薬品量制御機構は、次のものを備えている。

・外周にネジを形成し、下端にピストン（８）に結合するための突起（１２）を 設けた押出し器（１１）、 ・押出し器（１１）のネジに、調節ナツトの手法で螺着した止めカラー（１３） 、・本体（２）に一体的に固着された、横断方向の当り面（１４）。

図１ないし図４に示す実施例では、止めカラー（１３）は、ネジを形成した押出 し器（１１）の上部を覆う押出し器のスリーブ（１５）と一体としてあり、スリ ーブ（１５）の上端には、キャップ（１６）を装着しである。キャップ（１６） は、ペンの上端に突出して、使用者が操作する押しボタンを構成している。

ネジつき押出し器（１１）には、回り止め手段として、ネジ軸に沿って、少なく とも１本の溝（１７）を刻設しである。溝の数は、たとえば４個である。

本体（２）の内面には、各溝（１７）に係合して摺動し得る半径方向の突起（１ ８）を、突設しである。

止めカラー（１３）は、次のようにして設けることができる。

・図１ないし図５に示すように、ネジつき押出し器（１１）の下端付近に設ける か、又は、 ・図６及び図８に示すように、ペンの上端に設ける。

いずれの場合にも、止めカラー（１３）の内面には、図２１より図２３に示すよ うに、少なくとも１個の弾性の止め片（１９）を設けである。また、止めカラー （１３）の外面には、目印のマーカー（２０）を浮き彫りしである。

外面マーカー（２０）〜（２２）は、本体（２）の固定リング（２１）に浮き彫 りにしてもよい。

操作は、次のようにして行われる。

図１ないし図５に示すように、注射針（６）をノズル（５）に向けて螺着するこ とにより、カートリッジ（４）の無菌膜に孔をあけ、無菌の保護キャップ（７） を装着して、どんな場合にも、注射針（６）が雑菌に汚染される危険を防止する 。

次いで、ピストン（８）で薬品を注射すべき量に正確に対応するように、目印を つけた量だけ、カラー（１３）又は押出し器のスリーブ（１６）〜（１５）のネ ジをゆるめる。

このネジのゆるめ量は、次のようにして精密に表示される。

・カラー（１３）のマーカー（２０）とリング（２１）のマーカー（２２）とを 目視しながら、２つのマーカーを所要量だけずらせ、 ・カラー（１３）の内面の弾性止め片（１９）がｆｉ（１７）を通過するごとに 、手ざわり及び音によって、通過を検知する。

カラー（１３）の周面に８個の溝（２３）を設けることにより、触覚又は視覚に よる位置決めの正確さを、より一層、改善することができる。

止め片（１９）は、図示のように、カラー（１３）がネジ軸（１１）に対して、 ネジをゆるめる方向（矢印（２４）の方向）には自由に回転できるが、締め付け る方向（図２３の矢印（２５）の方向）には、回転できないようにしである。

かくして、カラー（１３）を、精密に計測した距離（２６）（図２０参照）の位 置でネジ軸（１１）に固定し、指で押出し器（１６）を押し下げると、カートリ ッジ（４）に収容した薬品の所望量を、きわめて正確に射出することができる。

この射出は、カラー（１３）がリング（２１）に再当接するまで、あるいは横断 方向の当り面（１４）に当接するまで、継続する。

次いで、カラー（１３）を、図２１及び図２２に示すようにゆるめて、調節を更 新することにより、注射器は、次ぎの新たな注射をする状態になる。

図２４から図２７に示す別の実施例では、リング（２１）の内面に同様にネジを 設けてあり、かつ溝（１７）と係合する少なくとも１個の止め片（２７）を設け である。この止め片（２７）は、押出し器（１１）のロッドが、図２７の矢印（ ２８）の方向には自由に回転して、ピストン（８）をカートリッジ（４）の中に 押しこむようになっている。

一方、ピストン（８）を図２６の矢印（２９）の方向に回転させて引き抜くこと はできない。

カラー（１３）には、２個の内面止め具（１９）と（３のとを、１回転の１／８ の奇数倍［（２ｎ＋１）Ｘ４５度］　（ｎは、Ｏから３の間の整数）の角度差で 設けである。したがって、カラー（１３）が、ネジをゆるめる方向（図２４の矢 印（３１）の方向）に１／８回転するごとに、使用者は、止め片（１９）又は（ ３０）の１つの通過を検知する。

しかし、逆方向（図２５の矢印（３２）の方向）へは、回転できないようになっ ている。

操作は、次のようにして行う。

カラー（１３）を、上述のように矢印（３１）の方向にゆるめて、所望の距離（ ２６）を正確に決定する。この調節は、目視により、あるいは１／８回転ごとの 切欠きを、触覚及び／又は音で検知することによって行う。この調節を行った後 、押出し器（１１）のネジ軸を、図２７の矢印（２８）の方向に回して、ネジつ きリング（２１）にねじこむと、カラー（１３）がリング（２１）に再当接する まで、注射をすることができる。

押出し器（１１）のネジ軸をねじこむ操作は、次のようにして行う。

・押出し器（１１）のロッドを、刻み目つきのヘッドで回転させるか、又は、・ カラー（１３）を矢印（３２）の方向に回して、押出し器（１１）のネジ軸を駆 動する。

本発明は、特に次のような利点を備えている。

・盲人あるいは聾人でも、注射する薬品量（距離（２６））を容易に調節するこ とができる。

・誤操作をなくしである。

・１回注射した後に、注射器は、自動的に次ぎの注射をすることができる状態に なる。

図１１から図１３に示す実施例では、止めカラー（１３）は、押出し器（１１） のネジ軸を囲むスリーブ（１５）と一体にしである。カラー（１３）とスリーブ （１５）の全体は、ペンの本体（２）に内臓しである。止め片（１９）の作動は 、図２４と図２５で説明したのと同様である。

特にこの場合には、使用者が注射する薬品量を多くしたいとき、押出し器／スリ ーブ（１３）〜（１５）を矢印（３３）の方向に回して、止め片（１９）が係合 しているピストンを図１２に示す位置に設置することができる。一方、注射する 薬品量を少なくしたい場合には、押出し器／スリーブ（１３）〜（１５）を、図 １３に矢印（３４）で示す方向に回転させるだけでよい。

図１４から図１６に示す実施例では、押出し器／スリーブ組立体（１３）　、　 （１５）の外面に止め片（１９）を設け、一方、本体（２）の内面に長手方向の 溝（３５）を刻設しである。押出し器／スリーブ組立体（１３）　、　（１５） を、図１５の矢印（３３）の方向に回転させると、測定される量が減少し、図１ ６の矢印（３４）で示す逆方向に回転させると、薬品量が増加する。

図１７から図１９は、他の実施例を示すもので、この場合は、止め片（１９）に 代えて、弾性復帰手段（３７）に抗して引き込み得るようにした係止用突起（３ ６）を設けである。弾性復帰手段（３７）は、たとえばゴム製のブロック、ある いは金属スプリングで構成することができる。

引き込み式の制止用突起（３６）に対向して、スロット（３５）を設けである。

これもまた、スリーブ／押出し器組立体（１３）　、　（１５）を、図１８の矢 印（３３）の方向に回転させると薬品量が増加し、図１９の矢印（３４）の方向 に回転させると薬品量か減少する。

薬品量の正確さを増し、同時に、使用上の絶対的な安全性を保証するために、図 ４、図５、図９及び図１０に示す各装置には、好ましくはネジつき押出し器（１ １）に、次に説明する逆行防止ひれを設けである。

本体（２）の内面に、複数のひれを、装置の下端側に向かって中心に収斂するよ うに設けである。これらの可撓性のひれの後部は、それぞれ本体（２）の内壁と 一体をなしている。一方、それぞれのひれの中心方向の先端は、エツジ（４６） ないしく５３）になっている。これらのエツジは、それぞれ、押出し器（１１） のネジ軸の周囲に沿って扇形を形成している。

これらのエツジ（４６）〜（５３）は、押出し器（１１）のネジを形成した外壁 に圧着されて、ひれ（３８）〜（４５）を同時に屈曲させる。エツジ（４６）又 は（４７）又は（４８）等・・・又は（５３）の少なくとも１個が、押出し器（ １１）のネジ軸に弾力によって当接する。

云いかえれば、ひれ（３８）ないしく４５）の個数が（図１０の場合のように） ８個であり、押出し器（１１）のネジのピッチが１ミリメートルであると、押出 し器（１１）を矢印（１０）の方向に押したときに、１／８ミリメートルごとに 、ノツチ作用が行われる。

各ひれの面を、本体（２）の中心に向けて、下端方向に傾斜させであるので、ひ れ（３８）ないしく５３）は、押出し器（１１）が矢印（１０）の方向へ押され 得るように、屈曲しながら、押出し器（１１）を圧着し、逆方向への復帰を防止 する。したがって、ここで選択した事例では、この押出しと逆行防止は、１ミリ メートルの１／８ごとのノツチで行われる。

ひれの数を多くし、押出し器（１１）のネジのピッチを少なくすることによって 、きわめて正確な薬品量を得ることができることは、言うまでもない。

押出し器を矢印（１０）の方向に押したときに、１つのひれがネジ山から外れて 、次ぎのひれがネジ山にはまりこむごとに、使用者は、触覚及び聴覚によってそ れぞれのノツチを知覚する。したがって、使用者は、単にクリックの回数を数え るだけで、１／１００ミリメートル程度の正確さを得ることができる。このよう な正確さは、たとえば糖尿病用として、１回充填分の薬剤あるいは１個のカート リッジ（４）から、複数回の注射をすることを可能にする。

注射をした後、次の操作のための再準備をするには、２つの方法がある。

図５及び図２８に示す装置では、手動で再準備を行う。これを行うには、スリー ブ（１５）を押出し器（１１）に対して、ナツトをネジに螺着する要領で、長さ 方向に完全にねじこんでおく。したがって使用状態では、押しボタン（１５）、 （１６）は、手動操作によって、後退方向（図９の矢印（１０）の逆方向）に復 帰できるのみである。

一方、図４及び図２９から図３１に示す装置では、注射した後に、自動的に再準 備をする。これを行うために、これらの図で符号（５５）で示す押出し器スリー ブの周囲に、圧縮スプリング（５４）を装着しである。スプリング（５４）は、 スリーブ（５５）の外周面と本体（２）の内面との間に装着しである。

スプリング（５４）は、次のようにして設けである。

・下端を、本体（２）の内側の逆行防止ひれ（３８）ないしく４５）の上方に設 けである円環状の段差部に、 ・上端を、押出し器スリーブ（５５）の周面に突設した環（５７）に、保持させ る。さらに、押出し器スリーブ（５５）の内壁（５８）は、それに内臓した押出 し器（１１）のネジ軸が自由に摺動できるように、なめらかに仕上げである。

押出し器スリーブ（５５）の下端部には、前述のひれ（３８）ないしく４５）と 同様の形式の逆行防止用ひれ（５９）　（６０）を形成してあり、これらのひれ は、装置の中心軸（６１）に向かって収斂し、下端方向を向いている。ひれは、 固有の可撓性により、ネジつき押出し器（１１）のネジ山にはまりこみ、引き抜 き防止の作用を行う。云いかえれば、 ・押出し器（５５）〜（１６）を図４の矢印（ｌＯ）の方向に押すと、押出し器 （１１）は、一体的のボタン（１６）〜（５５）とともに押されて、薬品を注射 することができる、・また、ボタン（１６）〜（５５）を離すと、スプリング（ ５４）の弾力によって、矢印（ｌＯ〕の逆方向に摺動して、初期位置に復帰する 。この際、押出し器（１］）は、この方向への移動を制止するひれ（３８）ない しく４５）によって制止されており、押出し器（１１）のネジ軸に沿って弾性変 形しながら、上昇し得るひれ（５９）　（６０）の引き込みによって、スリーブ （５５）は、矢印（１０）の逆方向に上昇する。

この装置に見られるように、押しボタン（１６）　（５５）は、注射をした後、 図４及び図３１に示す、スリーブ（５５）の環状段差部（５７）が本体（２）の 環状フランジ（６２）に当接する待機位置に、自動的に復帰する。

符号（６３）は、スプリング（５４）の最大圧縮長さを示すものである。

ＦＩＧ、　５ ＦＩＧ、９ ＦＩＧ、１２　ＦＩＧｊ１５　ＦＩＧ、１８ＦＩＧ、’ｉ３　ＦＩＧ、’！６　 ＦＩＧ、’１９ＦＩＧ、　２６　ｒｌＧ、２７ 国際調査報告 国際調査報告

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. １．調節された量の複数の薬品を送り出すための装置であって、・内部に、下方 へ押し出される再充填薬品カートリッジ（４）を収容し、カートリッジの下端に 送り出しノズル（５）を装着した細長い中空の本体（２）と、・本体（２）内に 、再充填薬品カートリッジ（４）の上部に摺動可能に装着した押出し器（１１） ，（１５），（５５）と、・押出し器（１１），（１５），（５５）の再充填薬 品カートリッジ（４）へ向かう移動量を限定する手段（１３），（１４）とを備 え、押出し器（１１），（１５），（５５）と本体（２）との係合領域に作用す る、少なくとも１個の可撓性のひれ（３８）−（４５），（５９），（６０）か らなる逆行防止手段を備えることを特徴とする調節された量の複数の薬品を送り 出すための装置。
2. ２．押出し器を、押しロッド（１１）と、押しロッドが本体に対して上向き方向 に復帰することを防止する手段を形成する１個又は複数のひれ（３８）−（４５ ）とで構成したことを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. ３．押出し器に、押しロッド（１１）と係合するスリーブ（１５），（５５）を 設けたことを特徴とする請求項２に記載の装置。
4. ４．スリーブ（１５），（５５）が、下向き方向への復帰を防止する手段を形成 する少なくとも１個のひれ（５９），（６０）を介して、押しロッド（１１）に 係合するようにしたことを特徴とする請求項３に記載の装置。
5. ５．スリーブ（５５）を上向き方向に弾性復帰させる手段を備えることを特徴と する請求項３及び４のいずれかに記載の装置。
6. ６．１個又は複数のひれ（３８）−（４５）を、装置（１）のノズルの中心に向 けて収斂するように設けたことを特徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載 の装置。
7. ７．１個又は複数のひれ（３８）−（４５），（５９），（６０）が、刻み目ま たはネジ部分と係合するようにしたことを特徴とする請求項１ないし６のいずれ かに記載の装置。
8. ８．１個又は複数のひれ（３８）−（４５），（５９），（６０）を、中心軸（ ６１）に向い、かつ、装置の下端側に向かう方向に傾斜した面に沿って配置した ことを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載の装置。
9. ９．押出し器（１１）の少なくとも一部の外周面に、ネジを設けたことを特徴と する請求項１ないし８のいずれかに記載の装置。
10. １０．少なくとも１個の長手方向の溝（１７）と１個の突起（１８）とで、押出 し器の回転を防止する手段を構成したことを特徴とする前各項のいずれかに記載 の装置。
11. １１．回転防止手段を構成する複数個の長手方向の溝（１７）を、押出し器（１ １）の外周面に等間隔で設けたことを特徴とする請求項１０に記載の装置。
12. １２．制限手段を、押出し器（１１）に位置を調節可能に装着したカラー（１３ ）を、本体の内面に突設した当り（１４）に係合するようにして構成したことを 特徴とする前各項のいずれかに記載の装置。
13. １３．カラー（１３）を、押出し器（１１）の外周面のネジに、調節ナットとし て、角度位置及び軸線方向の位置を調節可能に螺合したことを特徴とする請求項 １２に記載の装置。
14. １４．カラー（１３）の周面に、弾性的に出没可能な止め手段（弾性突起（３６ ）と溝（３５））を設け、クリックストップにより、ネジつき押出し器（１１） に対する角度位置を決めるようにしたことを特徴とする請求項１２及び１３のい ずれかに記載の装置。
15. １５．止め手段が、角度逆転防止手段（止め片（１９）−溝（１７））を形成し ていることを特徴とする請求項１４に記載の装置。
16. １６．カラー（１３）を、下向き方向への復帰を防止するようにした、押出し器 の押しロッド（１１）に沿って移動し得るスリーブ（１５）としたことを特徴と する請求項１２ないし１５のいずれかに記載の装置。
17. １７．角度位置回転防止手段（押出し器（１１），（１５），（５５）と本体（ ２）との間の止め片（２７）−溝（１７））を形成する弾性的に出没する止め手 段を備えることを特徴とする請求項１ないし９、及び１２ないし１６のいずれか に記載の装置。
18. １８．押出し器／スリーブ組立体（１１），（１３），（１５）の外面に、止め 片（１９）を設け、一方、本体（２）の内面に、対応する長手方向の溝（３５） を刻設したことを特徴とする請求項１７に記載の装置。