JPH04502231A - 耐蝕性フィードスルー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 フ　−ドスルー 〈発明の背景〉 ガラスシールは、バッテリーやその他の電気化学的容器等の種々の器具に用いら れている０例えば、バッテリーの頭部においては、ガラスシールは容器のシール に用いるのが通常で、−またはそれ以上電気的端子をシールをフィードスルーさ せて内外を接続する。以下において「フィードスルー」という語はこのような態 様を一般的に述べるものである。

バッテリーや電気化学的セルにおいては、腐蝕によく遭遇する。

例えば種々の有機電解システムを含むバッテリーはガラス及びメタルからなるフ ィードスル一部材の腐蝕や割れを発生させる。

耐腐蝕性に優れた特殊なガラス素材がサンプイア　ナショナルラボラトリーズ（ Ｓａｎｄｉａ　ＮａｔｉｏｎａｌＬａｂｒａｔｏｒｉｅｓ）により開発されてい る。この素材はＣＡＢＡＬ−１２ガラスとして一般に知られている。このガラス は望ましい耐蝕性および耐割れ性を有するものであるが、このガラスを確実に湿 潤させて強固なハーメチックシールを形成し、溶接性や膨張特性等のシール形成 に関する他の条件に関しても秀れる金属を見つけることができなかった０本発明 の目的は、バッテリーや電気化学的セルのフィードスルー構造に用いるために改 良された金属とＣＡＢＡＬ−１２の組み合わせを提供することにある。

〈発明の概要〉 本発明はＣＡＢＡＬ−１２ガラスを用いたフィードスルーの構造、特に活性バッ テリー有機電解環境、例えばリチウムイオウ塩化物のセルや他の活性化学物質例 えばＭ　ｎ　Ｏ＊やＣＦ、からなるセルにおいて用いるのに適するものに関する 。このガラスはチタンやチタン合金をシールするための独特な親和性があること が発見されている。その好適な実施例においては、本発明は気密で、耐蝕性があ り、圧縮型シールのフィードスルーであって、チタンもしくはチタン合金Ｔｉ− ６Ａ１−４Ｖからなるヘッダーもしくはスリーブ中に取付けるニオブ、タンタル 、モリブデン、チタンもしくはこれらの合金からなる単一のもしくは複数の端子 もしくはビンを用いるものに関する。

〈図面の簡単な説明〉 図１は本発明に係るフィードスルーバッテリーのへラグ−に用いた実施例を示す 縦断面図である。

図２は本発明に係るスリーブを伴うフィードスルーを金属容器に組み合わせ、電 気化学的セルとした実施例の断面図である。

く好適な実施例の説明〉 本発明は種々の形態により実施できるが、特に好適な実施例を図示しかつ説明す る６本開示は本発明の要旨の一つの好適な例であり、本発明を図示の例に限定す ることを意図するものではない。

図１を参照すれば、典型的なヘッダー構造が図示され、この構造はセンタービン もしくは端子１０．ガラスシール部材１２及び外側部材１４を含んでいる。この 実施態様及び図２に示すものは典型的なフィードスルーのシール構造で、本発明 を利用するものである。

他の態様もまた用いられるし、また金属をガラスによって湿潤させるいかなる形 態をも取り得る。

図２を参照すれば、本発明の好適な実施例は、ガラスシール１２を貫通して伸び る端子１０を含み、ガラスシール１２はそのスリーブもしくはヘッダー１４内に 受け入れられている。スリーブ１４は、例えばステンレス鋼製のバッテリー容器 内でその開口に溶着されている。

成形荷重を必要とする場合は、オーブンや炉の内におき、金属部材へのガラスの 溶着を引き起こすよう加熱してガラスと金属部材との間にハーメチックシールを 形成する。このようなフィードスルーはその後必要であれば所望の容器等に溶着 させる。

この好適例において、端子１０はニオブもしくはチタンもしくはそれらの合金か らなる。スリーブ１４は、チタンもしくはチタン合金Ｔｉ−６ＡＩ−４Ｖからな る。ガラス１２はＣＡＢＡＬ−１２で、下表に示す成分を有する。

成分　重量％ Ａｌｌ０Ｉ　２０ 上述の成分組成は、密着性で耐蝕性の圧縮シールを形成する。

これで本発明の一つの実施例及び他の実施例の説明を完了する。

当業者であれば、上述した実施例の均等物に想到するであろう。この均等物は請 求の範囲内に含まれるものである。

本発明について以上述べてきたが、権利及び特権は前述の説明内容に照らして請 求の範囲により定まる。

国際調査報告

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．ニオブ、タンタル、モリブデン、チタン、チタン合金及びこれらの合金のう ちから選択される一つのものからなる電気的端子と、該電気的端子とその取付け 部位の周囲を囲みシールするＣＡＢＡＬ−１２組成型ガラス絶縁体と、チタンも しくはチタン合金からなり上記ガラス絶縁体の周囲に位置し上記電気的端子の取 付け部位を受け入れてシールするスリーブもしくはヘッダーとからなる電気的フ ィードスルー。
2. ２．上記スリーブもしくはヘッダーがチタン合金Ｔｉ−６Ａ１−４Ｖである請求 項１に記載のフィードスルー。
3. ３．ニオブ、タンタル、モリブデン、チタン、チタン合金及びこれらの合金のう ちから選択される一つのものからなる電気的端子と、該電気的端子とその取付け 部位の周囲を囲みシールするＣＡＢＡＬ−１２組成型ガラス絶縁体と、チタンも しくはチタン合金からなり上記ガラス絶縁体の周囲に位置し上記電気的端子の取 付け部位を受け入れてシールするスリーブもしくはヘッダーとからなる圧縮型ガ ラス／金属フィードスルーシール。
4. ４．上記スリーブもしくはヘッダーがチタン合金Ｔｉ−６Ａ１−４Ｖである請求 項３に記載のフィードスルー。
5. ５．腐蝕性の内容物を容器内に含み、該容器が電気的端子をフィードスルーさせ る開口を有し、上記電気的端子は上記開口を通って、セル外からセル内へ伸び、 上記開口内で上記電気的端子の周囲に配したフィードスルーは、上記容器に取付 けたスリーブもしくはヘッダーを有し、該スリーブもしくはヘッダーは実質的に チタンもしくはチタン合金からなり、このスリーブもしくはヘッダーに支持され かつ上記電気的端子の周囲に支持させるガラスシールで囲んでシールし、該ガラ スがＣＡＢＡＬ−１２組成物である電気化学的セル。
6. ６．上記フィードスルーシールは、ニオブ、タンタル、モリブデン、チタン、チ タン合金またはこれの合金を含んで密閉で圧縮タイプである、請求項５の電気化 学的セル。