JPH04502117A - 気管内の連続する正圧を発生する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自然に呼吸する間にエゼクタ作用により気管内に連続した正圧を発生する装置 本発明は患者の呼吸能力が低下している場合に患者が自然に呼吸する闇のガスの 入替えを改良するために使用される装置に関する。この装置は、一端部において 大気中に開口しかつ他端部において患者の気管に鼻および／または口を介して接 続するための取付は装置を存する呼吸用みぞを備えた型式の装置である。さらに 、この装置は呼吸用みぞとその両端の間の一箇所において接続され、そして呼吸 用みぞの内部に調節可能な正圧を得るために新鮮なガスの流れを調節可能にする 入口、すなわち、新鮮なガスの流入用みぞを備えている。

このような装置に組み込まれる原理は、患者が大気圧よりも高い圧力に抗して呼 吸して肺の機能が低下したある状態、における自然な呼吸を容易にすることであ る。この型式の簡単なかつ安価な設計の従来よく知られている装置においては、 呼吸用みぞは比較的に長いチューブからなっており、その結果空気柱が比較的に 長くなる。患者が息を吸い込むときに、呼吸用みぞ内の圧力か低下する傾向を生 ずる。しかしながら、可能な最良の呼吸状態を得るためには、患者の気管内の圧 力は呼吸サイクルの間に可能な限り一定に保たれるべきである。これは、可動弁 および電子構成部分により作動するようになった比較的に複雑な構造のよ（知ら れた装置によってすらも今日まで達成することが困難であった。

したがって、本発明の目的は、構造を簡単化すると共に気管内の圧力変動を最小 限に保って気管内に正圧を持続できるようにし、そしてそれによりより複雑であ り、しかも比較的に高価なよく知られた装置に取って代わることができる考慮中 の型式の装置を提供することにある。

この目的は、呼吸用みぞが取付装置と嵌合する第１分岐みぞと、大気中に開口す る第２分岐みぞとがらなり、これらの二つの分岐みぞが相互に所定角度を形成す るように構成されたことを特徴とする本発明による装置により達成される。

この新鮮なガスの流入用みぞは第１分岐みぞの延長部に実質的に配置されかつ新 鮮なガスの流れが第１分岐みぞ中に主として共軸方向に導かれるように第２分岐 みぞと接続されている。各々の分岐みぞの横断面積は流入用みぞの最小横断面積 の数倍の大きさになっており、そして各々の分岐みぞの長さは比較的に短く、そ の長さは好ましくはその内径の最大５倍になっている。そのほかに、呼吸用みぞ は流入用みぞと一体に形成されて、ストラップ、バンドまたはリボンにより患者 の鼻および／または口に固定することができるコンパクトなユニットを構成して いる。

新鮮なガスの流入用みぞが所定の角度に曲げられた呼吸用みぞに取り付けられた 特定の方法により、新鮮なガスの流れのサイズにより、患者の気管と直接に接続 された第１分岐みぞ内に所望の連続した正圧を発生させる極めて簡単な方法でエ ゼクタ作用が生ずる。

このエゼクタ作用は、吸気段階の間に、吸い込むガスおよび／または大気中の空 気が他方の分岐みそから吸引されることにより呼吸用みぞ内の圧力が低下する傾 向を阻止する。呼気段階の間に呼吸用みぞ内の圧力が上昇する傾向は、呼吸用み ぞの横断面積が流入用みぞの横断面積の数倍に大きくしてあり、それにより装置 内の圧力勾配に可成りの影響を与えないで呼気を新鮮なガスの流れに加えること ができることにより阻止される。それにより、呼吸用みぞ内の圧力は、呼吸サイ クルの間の呼吸用みぞ内の圧力変動にもかかわらず、一定のガス流量において一 定に保たれる。

したがって、本発明による装置は吸気段階中に第１分岐みぞ内の圧力が低下する 傾向が生ずるときにガス供給源にガスが滞留することを回避するために分岐みぞ 内の空気柱を比較的に短くしたコンパクトな装置を構成している。

本発明により得られたこのコンパクトな装置はプラスチック材料で簡単なかつ安 価な方法で製造することができる。この装置は軽量であるので、患者がこの装置 を鼻または口に簡単に固定することかできる。また、この装置はなんら可動部分 を必要としない。必要になる唯一のチューブは、ガス流入用みぞに新鮮なガスを 供給するための比較的に細いホースである。

添付図面に、本発明のいくつかの実施例を示しである。

第１図は吸気段階中の流れを矢印で示した装置の断面略図、 第２図は呼気段階中の流れを矢印で示した装置の断面図、 第３＠は内部に所要のみが設けられたプラスチック材料製の本件の拡大断面略図 、 第４図は特に新生幼児用の装置を斜視図で示した略図、第５図は取付具を第４図 に示した装置の２個の接続管に留めることができる２個の鼻腔取付は用管を備え た取付具を斜視図で示した略図、 第６図は第４図に示した装置に装着された第５図の取付具を斜視図で示した略図 である。

第１図は所定角度に曲げられ、それにより患者の鼻および／または日に取り付け ることができる第１分岐みぞ１１と、開放された大気中に開口した第２分岐みぞ １２とに分割された呼吸用みぞＩＯを図解的に示す。分岐みぞ１１および１２の 間の角度（Ａ）は図示の例では４５０であるが、３０°から５０°までの範囲内 であることが好ましい。

第１分岐みぞ１１の延長部には、新鮮なガスの流入用みぞ１３か実質上共軸方向 に接続されている。この流入用みぞ１３の横断面積は分岐みぞ１１および１２の 横断面積の数分の−になっている。この流入用みぞ１３は第２分岐みぞ１２と接 続され、それにより新鮮なガスの流れを第１分岐みぞ１１中に実質的に共軸方向 に導入する。

呼吸用みぞｌＯの所定角度に曲げられた構成、流入用みぞ１３の特殊の取付けお よび流入用みぞ１３の横断面積と呼吸用みぞｌＯの横断面積との関係により、所 望の噴流によるガス／空気の連行が簡単に行われる。したがって、吸気段階中に 、矢印１４で示した大気中の空気および／または過剰の新鮮なガスを第１分岐み ぞ１１中に吸引することができ、それによりたとえ吸気の流れが新鮮なガスの流 れを上まわっている場合でも、患者の気管内に圧力を維持する傾向が生ずる。矢 印１５は患者の肺に向かう流れを示し、そして矢印１６は流入用みぞ１３から流 出するガスの流れを示す。その結果、みぞ１３から排出される流れ１６は、最大 の吸気流量において、第２分岐みぞ１２からのガスを同伴して流れて、それによ り患者の気管内の圧力降下を阻止する。

第２図に示した呼気段階中、矢印１７で示した患者から吐き出されたガスは過剰 なガスの流れと一緒に第２分岐みぞ１２を通して矢印１８で示すように排出され る。

第２分岐みぞ１２が比較的に大きい流れ能力を有しているので、患者の気管内の 高められた圧力が所望の値を超えて上昇することが阻止される。

第３図は内部に当該みぞ１１．１２．１３か形成されたプラスチック材料製の本 件の断面図である。流入用みぞ１３は供給みぞ２０から分岐している。通常、み ぞｌｌ、１２および１３の二つの系統がプラスチック本体内に相互に隣接して配 置され、そしてみぞ１１の各々は、特に新生幼児の場合には、鼻孔に取り付ける ことができる。

新生幼児用取付具を使用したテストでは、みそは次の内径を育していた。みぞ１ １は３．５ｍｍの直径を存し、みぞ１２は４．０＋＋＋ｍの直径を有し、そして みぞ１３は１゜３１１１ＤＩの直径を存していた。その結果、本件１９は比較的 に小さくかつ軽量であり、したがって、患者の顔面上に快的に固定することがで きる。

みぞＩＩおよび１２の長さは比較的に短く、せいぜいそれぞれの直径の５倍とす ることが好ましい。

第４図はプラスチック本体１９ａが第３図の場合のようにみぞ１１，１２および １３の二つの平行な系列を有する一実施例を示す。みぞ２０は新鮮なガスを供給 するホースを取り付けるための連結管２Ｉを有している。みぞ１１は第５図に示 した取付具２３を取り付けることができる２個の連結管２２を有している。

取付具２３は弾性材料製の２個の小さいフォーク状の管２４を存している。これ らの管２４は患者の鼻内に配置することができる。また、取付具２３をプラスチ ック製本体２９Ａに取り付けて第６図に示したユニットを構成するために、これ らの管２４を管２２に取り付けることかできる。この取付具２３は該取付具を所 定位置に保持するために使用されるストリップ、バンドまたはリボンのための２ 個の穴２５を存している。

国際調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／ＳＥ　８９１００７１５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．一端部において大気中に開口しかつ他端部において患者の鼻および／または 口に取り付ける取付装置を備えるようになった呼吸用みぞと、新鮮なガスを供給 するために呼吸用みぞとその両端間の一箇所において接続された流入用みぞとを 備え、呼吸用みぞの内部に調節可能な正圧を得るために新鮮なガスの流れを調節 できるようにしたエゼクタ作用により患者の気管内に連続した正圧を発生する装 置において、呼吸用みぞ（１０）が取付け装置と連結可能な第１分岐みぞ（１１ ）と大気中に開口する第２分岐みぞ（１２）を備え、これらの二つの分岐みぞ（ １１，１２）が相互に角度（Ａ）を形成し、流入用みぞ（１３）が第１分岐みぞ （１１）の延長部に実質的に配置されかつ新鮮なガスの流れが第１分岐みぞ（１ １）中に共軸方向に主として導かれてエゼクタ作用を生ずるように第２分岐みぞ （１２）と接続され、分岐みぞ（１１，１２）のそれぞれの横断面積が流入用み ぞの最小の横断面積の数倍の大きさにしてあり、分岐みぞ（１１，１２）の各々 の長さが比較的に短く、その内径の最大５倍であることが好ましく、呼吸用みぞ （１０）が流入用みぞ（１３）と一体に構成されて、それによりストラップまた は同等の装置により患者の鼻および／または口に装着することができるコンパク トなユニット（１９，１９Ａ）を構成することを特徴とする患者の気管内に連続 した正正を発生する装置。 ２．患者の鼻孔に取り付けられるようになった請求の範囲第１項に記載の装置に おいて、前記ユニットが各々が鼻孔の各々に接続するための装置（２４）を有す る二つの平行な呼吸用みぞ（１０，１９）を含み、かつ新鮮なガスを供給するみ ぞ（２０）が二つの呼吸用みぞと接続された二つの流入用みぞ（１３，１３）に 分岐されたことを特徴とする装置。 ３．請求の範囲第１項または第２項のいずれか一項に記載の装置において、分岐 みぞ（１１，１２）間の角度（Ａ）が３０°ないし５０°の範囲内であることを 特徴とする装置。