JPH04502010A - グリコサミノシルトランスフェラーゼvの阻害剤 - Google Patents

グリコサミノシルトランスフェラーゼvの阻害剤

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JPH04502010A JP2501325A JP50132590A JPH04502010A JP H04502010 A JPH04502010 A JP H04502010A JP 2501325 A JP2501325 A JP 2501325A JP 50132590 A JP50132590 A JP 50132590A JP H04502010 A JPH04502010 A JP H04502010A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 グリコサミノジルトランスフェラーゼVの該1υL肚 本発明は、転移と関連して高いレベルを有するグリコサミノジルトランスフェラ ーゼ(GnT)の阻害剤を用いた転移性代謝状態の療法および診断に関する。特 に、本発明は特定のグリコジルトランスフェラーゼGnT−Vの阻害剤を用いて 細胞の転移状態の治療および診断を行う方法に関する。
11艮! 正常細胞および腫瘍細胞の細胞表面の特徴は、脂質およびタンパク質のグリコジ ル化に由来する多くの糖構造による。
一般に、腫瘍細胞および正常細胞のグリコジル化様式が極めて異なることが認め られる。Le”s シアリル−Le”s Le”s およびシアリル−Le”を 含む、12以上の腫瘍関連のグリコシド構造が文献に記載されている。アスパラ ギン結合(r”i −M 合)オリゴ糖のサイズが著しく増大することは、正常 細胞から変化した(II瘍)細胞への変化の特徴でもあり、そして、高分子量の フコシル化N−結合オリゴ糖の発生は悪性への変化と再現性をもって相関がある 。
特に、N−結合オリゴ糖のβ(1−6)分枝の増加の程度と、ネズミおよびヒト の腫瘍細胞に転移する可能性との関連があることが示された(Dennis、  J、 W、、 Cancer 5urve s (198B>、印刷中: De nnis、 J、 11.ら、5cience (198?) 236:582 )。
GnT−V欠損腫瘍細胞変異株、つまり細胞表面に高度に分枝した大きな糖を欠 損する株は転移の可能性が著しく減少するこ七も示された(Dennjs、 J 、 W、ら、5cience <1987) 236: 582゜前出)。ポリ オーマDNAパポバウイルス、あるいはRNAレトロウィルスであるラウス肉腫 ウィルスによるBHr細胞の形質転換の研究から、形質転換によって、グリコシ ドのグリコジル化受容体三糖部分であるβ−GlcNAe(1−2) a−Ma n(1−6)β−Min、、、の分枝形成が増加することが示された(Ysva shlda、 K、ら、J Biol Chew (1984) 259: l Gg34;Yamashida、K、ら、J Biol Chew (1985 ) 260: 3963; Plerce。
M、ら、Ll島上J加狸(1986)基ユニ 1G772)。
この三糖部分の分枝形成の増加は、N−アセチルグルコサミニルトランスフェラ ーゼV (GnT−V、 EC2,4,1,15S)の活性の増大と相関がある 。このN−アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼVは、反応スキーム1に 示されるように、この三糖部分のα−マンノース残基で、1−6結合分技になる ように、UDP−GIcNAcからの7セチルグルコサミン残基を転移させるこ とによって、N−結合糖に含まれる前記三糖部分の分枝形成を触媒する(Cun ning、 R,D、ら、J Biol Cheyx(1982) 25?:  11230)。
ス↑−ム 1 どのような理論にも束縛されることを意図しないが、出願人は、膿瘍関連の大き いN−結合グリコシル化鎖の形成(反応スキーム2にまとめられている)には、 GnT−Vにより触媒される分枝形成に引き続いて起こる多数の他の酵素により 触媒されるグリコジル転位による、GnT−Vの触媒による分枝形成が必要条件 であると信じる。
(以下余白) ス〒−へ2 そのうえ、大きい複雑なグリコジル化残基が腫瘍細胞に存在することが、正常細 胞表面のトリペプチド(RGD)受容体が細胞外マトリックスの糖タンパクと結 合する相互作用を妨げると考えられ得る。
本理論と一貫して、グリコジル化を阻害する薬剤は、腫瘍細胞の成長に影響を与 えることが示された。例えば、全てのN−結合グリコシル化を阻害するツニカマ イシン、およびN−アセチルグリコサミン分技を含有しない、高マンノースオリ ゴ糖のみを生成する、グリコジル化様式を阻害するアルカロイドであるカスタノ スパミンおよびスワインソニンは、B16メラノーマにおける器官集落化を阻害 することが示された(Iriwura、T、ら、Cancer Res (19 81) 41: 3411; Humphries。
M、J、ら、5cience (1986) 233: 467; Dennl s、J、W、。
Cancer Res (1986) 46: 5131)。スワインソニンが また転移性MDAY−D2 !、Iンバ腫細胞の集落形成を阻害すること(De nnis。
J、 W、、Cancer 5urve s (198g)、印刷中)、軟寒天 上の腫瘍細胞の成長率を減少すること、および自然キラー細胞に対する腫瘍細胞 の感受性を高めることが示された(Ahrens、 P、 B。
ら、 J Biol Chew (198〕) 262: 7575) 。
出願人の知る範囲内では、GnT族の活性部位に対する周知の阻害剤は、グリコ ジル基供与体部分の糖ヌクレオチドアナローブに限られ(Ca+1arasa、  M、ら、J Med Chew (1985) 28: 40; Vaghe fi、 M、Y、ら、J Med Chew (1987) 30: 1391 ; Kijima−3uda、 1.ら、Cancer Res (1986)  46: 1158) 、そしてその一つであるCMP−シアル酸アナローグは 抗腫瘍作用がある(INjjms−Sudaら、同上) 。GnT−Vの阻害に ついての本研究のアプローチ、すなわち、UDP−GlcNAc供与体アナ供与 体アナロー色して用いることは、比較的非特異的であって、糖脂質の生合成に関 与するGnTを阻害するだけでなく、N−結合オリゴ糖の合成に関与する9個の 周知のGlcNAc )ランスフェラーゼをすべて阻害する(Schacter 、 H,、Biochem Ce1l Biol (19116)■: 163 )ことが期待される。
すなわち、GnT−Vによる触媒反応での受容体部分に注目する本発明のアプロ ーチは、腫瘍細胞の転移能力に、特に関わる酵素の阻害を提案する。
1艶恋隨丞 本発明は、膿瘍細胞、特に活発な転移性の腫瘍細胞に高レベルで存在するN−7 セチルグルコサミニルトランスフエラーゼーV (GnT−V)の合成受容体お よび阻害剤を提供する。本合成受容体および阻害剤は、転移性があると思われる 細胞サンプルのGnT−Vレベルを測定する簡便な方法の材料を提供する。
さらに、阻害剤は、高GnT−Vレベルを有する、および/あるいは転移性を示 す細胞中でのGnT−1の影響を減少するのに治療上有用である。
すなわち、−面では、本発明は、GnT−Vの合成受容体である化合物に向けら れ、本化合物は次の式を有する。
β−G1cNAc(1−2) a −Man(1−6)X (1)ここで、Xは 、β−グリコピラノースあるいはその誘導体であって、Xで示されるこのグリフ ピラノースあるいは誘導体は、式(1)の化合物の有効な受容体としての性質を 本質的に変化する構造ではない。
(ここに示される式および名称に特に記入される必要はないが、特に記入してい なければ、全ての糖残基はD−配置である。) 他の一面においては、本発明は、サンプル、特に細胞サンプルニオIt ルGn T−Vレベルの測定方法に向けられている。この方法は、UDP−GlcNAc からのβ−G1cNAcの式(1)の受容体への転移の測定を含む。
他の一面においては、本発明は次の式を有するGnT−Yの阻害剤に向けられて いる。
β−G1cNAc(1−2) a−6−ジオキシ−Man(1−6)X (2A )4−フルオロ−β−G1cNAc(1−2) a−6−ジオキシ−Man(1 −6)X (2B)、あるいは トデオキシーβ−GlcNAc(1−2) a−6−ジオキシ−Man(1−6 )X (2C)ここでXは、β−グリコピラノースあるいはその誘導体であって 、このグリコピラノースあるいは誘導体は、式(2A)〜(2C)の化合物のG nT−Vの阻害剤としての作用能力に実質的に影響を及ぼさない。
他の一面においては、本発明は、サンプル、特に細胞サンプルにおけるGnT− Vレベルの測定方法に向けられる。この方法は、UDP−GlcNAcからのβ −GIcNAcの細胞抽出物中の受容体混合物への転移に関して、式(2A)〜 (2C)のいずれかの化合物の効果を測定することを含む。本阻害剤は、GnT −Vに特異的なので、本酵素が存在する時だけに阻害が起きる。
さらに、本発明は、被検者における膿瘍細胞の転移活性を阻害する方法に向けら れる。その方法は、式(2A)〜(2C)の阻害剤の一つあるいはそれ以上の、 あるいはこのような阻害をもたらす薬剤組成物の治療上必要な量を投与する方法 を含む。
本発明はまた、本化合物の一つあるいはそれ以上が、本目的のための活性成分と なる薬剤組成物に向けられている。
他の一面においては、本発明は次の式の化合物に向けられている。
2−デオキシ−β−Gal(1−4)β−GlcNAc−OY (3)ここでY は後述の疎水性置換基である。この化合物は、式(3)の化合物の非デオキシア ナローグを含むグリコシドの部分へ、α−L−7コースヲGDP−フコースから 転移するフコシルトランスフェラーゼの阻害剤である。すなわち、α−L−フコ ースの通常の受容体は、グリコシド鎖内にあるような式β−Gal(1−4)β −G1cNAcである。フコース残基転移による生成物は、ヒト血液群抗原Hn 型と関連している。
(以下余白) 図面の簡単な説明 第1図は、式2で示す化合物の合成における様々な中間体の構造を示す。
第2図は、第1図に示される中間体の化合物の合成工程を示す。
第3図は、本発明の受容体および阻害剤の様々な誘導化をcr−Man (受容 体)の、あるいはβ−G 1cNAc (1−2) a−6−ジオキシ−Man 、4−フJレオローβ−G 1cN八c (1−2) a−6−ジオキシ−Ma n、あるいは4−デオキシ−β−G IcNAc (1−2) a−6−ジオキ シ−Man (阻害剤用)のβ(1−6)グリコシドである。本発明の受容体お よび阻害剤は、阻害剤ではα−マンノシド残基がデオキシ型であるところだけに 相違がある。従って、式(2A)〜(2C)の化合物を、GnT−Vの触媒反応 で転移したもう一つのβ−G1cNAc残基の受容体として作用できないように する。
さらに、阻害剤のβ−GIcNAc残基は、4−フルオロあるいは4−デオキシ 誘導体、すなわちそれぞれ式(2B)および(2C)であり得る。なぜなら、こ れらの修飾は、上記の第2スキームで示しているように、通常の過程のグリコシ ド鎖形成の次の段階である、ガラクトース残基を阻害剤の4位に転移するこ2を 妨げるからである。ガラクトース残基を阻害剤の4位に転移することは阻害活性 を破壊することになる。従って、式(2A)の化合物のGIcNAc残基を、4 −フルオロあるいは4−デオキシ誘導体で置換することによって、式(2B)お よび(2C)の阻害剤の不活性化を防ぐ。
受容体および阻害剤両者とも、X″と表す部位に、■−6グリコシル化を必要と する。ここではXはβ−グリコピラノースあるいはその誘導体である。Xがグル コビラノースのあるいはマンノピラノースの誘導体であることが好ましい。グル コビラノース誘導体は容易に合成される点で有利である。なぜなら、必要とする β−グルコピラノシドの調製がβ−マンノピラノシドの調製より容易であるから である。
グリコピラノースの誘導体化は、典型的には、グリコピラノシド残基の2.3お よび/または4位の水酸基をさらに反応させるか、あるいは還元することによっ て、あるいは6−CI、OR基のメチレン基の水素をメチル基で置換することに よってなされる。特に、次の誘導体化が好ましい; (1) 3−OR基をさら にグリコジル化して、三糖あるいは多糖を得る。(2)4−OR基をメチル化あ るいは還元して、またはグリコジル化して、三糖あるいは多糖を得る。および( 3)6位のCH20HのR−あるいはS−水素をメチル基で置換、最も好ましく はR−位の水素をメチル基で置換する。
β−ピラノシド環は、ヘミアセタールOH基の水素を、Yで表す疎水性置換基で 置換することによって安定化する。すなわち、Xで表すグリコピラノシドは次の 一般式を有する。
ここでYは、置換されない、あるいは、ヒドロキシ、アルコキシ(1−4C)  、カルボキシ、アルコキシカルボニル<1−5C)、アルキルカルボニル(2− 5C)、アミノおよびその他の置換基の1個あるいは2M置換基置換され得る、 3〜20個の炭素をもつ疎水性ヒドロカルビル部分である。さらに、ヒドロカル ビル残基のメチレンユニットの1個あるいはそれ以上が、N、 Sおよび0から なる群から選択された異なる原子で置換され得る。YW置換基、化合物の受容体 あるいは阻害剤としての性質を妨げないために充分に疎水性でなければならない こと以外、厳密な性質は必要とされない。本発明の化合物を逆相クロマトグラフ ィーで分離できるように疎水性7トリツクに充分な親和性を付与するために、式 Yの置換基の疎水性が利用できる。また、アルコキシカルボニルのような置換基 を、望むならば、本発明の化合物を個体担体と接合するのに役′立つ官能基に転 換し、あるいは組織を認識するのに役立つような他の分子に転換することができ る。
第3図は、一部の受容体/阻害理化合物、およびXで表すβ−グリコピラノース 残基の好ましいM換および誘導体化の図式を示す。
特に好ましい阻害剤を下記に示す。
Y 6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−ローグルコ ピラノシル)−6−ゾオキシーα−トマンノピラシルコーβ−ローマンノピラノ シド Y 6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−〇−グルコ ピラノシル)−6−ジオキシ−α−ローマンノピラノシル]−β−トグルコピラ ノシド; Y 6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−〇−グルコ ピラノシル)−6−ゾオキシーα−〇−マンノピラノシル]−4−デオキシ−β −D−キシロ−ヘキソピラノシド:Y 6−0− [2−O−(2−7セトアミ ドー2−デオキシ−β−0−グルコピラノシル)−6−ジオキシ−α−ローマン ノピラノシル] −4−0−メチル−β−D−グルコピラノシド; Y 6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ〜β−0−グルコ ピラノシル)−6−ジオキシ−α−0−マンノピラノシル]−7−ゾオキシーα −L−グリセロートグルコ−へブトピラノシド;Y 6−0− [2−O−(2 −アセトアミド−2−デオキシ−β−O−グルコピラノシル)−6−ゾオキシー α−O−マンノピラノシル]−7−ゾオキシーβ−Ω−グリセロー〇−グルコ− へブトピラノシド;Y 6−0− [2−0−<2−ア七ドアミドー2−デオキ シー4−フルオロ−β−ローグルコピラノシル)−6−ゾオキシーα−〇−フン ノピラノシルコーβ−O−マンノピラノシド; Y 6−0− [2−〇−(2−アセトアミド−2−デオキシ−4−フルオロ− β−D−グルコピラノシル)−6−ゾオキシーα−〇−7ンノピラノシル]−β −D−グルコピラノシド; Y 6−0− [2−0−<2−アセトアミド−2−デオキシ−4−フルオロ− β−D−グルコピラノシル)−6−ゾオキシーα−O−マンノピラノシル]−4 −デオキシ〜β−O−キシロ−ヘキソピラノシド;Y 6−(]−[2〜0−( 2−アセトアミド−2−デオキシ−4−フルオロ−β−O−グルコピラノシル) −6−ゾオキシーα−D−マンノピラノシル]−4−0−メチル−β−D−グル コピラノシド;Y 6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ− 4−フルオロ−β−〇−グルコピラノシル)−6−ゾオキシーα−D−マンノピ ラノシル〕−7−ゾオキシーα−L−ダリセローD〜グルコ−へブトピラノシド ;Y 6−0− [2−(1−(2−アセトアミド−2−デオキシ−4−フルオ ロ−β−D−グルコピラノシル)−6−デオキシ=α−〇−マンノピラノシル] −7−ゾオキシーβ−D−グリセローD−グルコ〜へブトピラノシド;Y 6− 0− [2−[1−(2−アセトアミド−2,4−ジデオキシ−β〜D−グルコ ピラノシル)−6−ゾオキシーα−D−マンノピラノシル]−β−ローマンノピ ラノシド: y6−〇−[2−ロー(2−アセトアミド−2,4−ジデオキシ−β−〇−グル コピラノシル)−6−ゾオキシーα−D−マンノピラノシル]−β−ローグルコ ピラノシド; Y 6−0− [2−0−<2−アセトアミド−2,4−ジデオキシ−β−D− グルコピラノシル)−6−ゾオキシーα−D−マンノピラノシル]−4−デオキ シ−β−ローキシロ−ヘキソピラノシド;Y 6−0− [2−O−(2−アセ トアミド−2,4−ジデオキシ〜β−〇−グルフビラノシル)−6−ジオキシ− α−ローマンノピラノシル] −4−0−メチル−β−D−グルコピラノシド: Y 6−0− [2−0−<2−アセトアミド−2,4−ジデオキシ−β−〇− グルコピラノシル)−6−ジオキシ−α−ローマンノピラノシル]−7−デオキ シーα−し一グリセロートグルコーへブトピラノシド;およびY 6−0− [ 2−O−(2−アセトアミド−2,4−ジブオキシルβ−ローグルコピラノシル )−6−ゾオキシーα−トマンノビラノシル]−7−ゾオキシーβ−D−グリセ ロー〇−グルコ−へブトピラノシドここでYは、上記の疎水性置換基である。オ クチルおよび8−メトキシカルボニルオクチルからなる群から選択されたYであ る、前記の化合物が特に好ましい。
好ましい受容体は、 6−0− [2−0−、(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ ラノシル)−α−ローマンノピラノシル]〜β−D−グルコピラノシド;Y6− 〇−[2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−0−グルコピラノシル )−α−ローマンノピラノシル]−4−デオキシ−β−D−キシロ−ヘキソピラ ノシド; Y6〜0−2−0− (2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラ ノシル)−α−ローマンノピラノシル] −4−0−メチル−β−トグルコピラ ノシド; Y 6−0−2 [0−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピ ラノシル)−α−D−マンノピラノシル]−7−デオキシ〜α−し−グリセロ− 0−グルコ−へブトピラノシド;およびY 6−0− [2−O−(2−アセト アミド−2−デオキシ−β−0−グルコピラノシル)−α−ローマンノピラノシ ル]−7−デオキシ〜β−D−グリセロ−D−グルコ−へブトピラノシド;であ る。ここでYは上記に定義したとおりである。特に、Yがオクチルである上記の 化合物が好ましい。
受容体および阻害剤の調製 本発明の受容体および阻害剤は、6−0−α−D−マンノピラノシルーβ−ロー グリコピラノシド受容体のN−アセチルグルコサミンによる(1−2)グリコジ ル化により調製される。阻害剤の場合、α−ローマンノピラノシル−β−ローグ リコピラノシド残基の6−デオキシ型はM換され、そのN−アセチルグルコサミ ン供与体は4−フルオロおよび4−デオキシ型を含む。
一般のアプローチσための反応式が第2図に示されている。
番号が付けられた成分の構造が第1図に示されている。第2図の最初の反応(R xnl)は、β−グリコピラノシル残基”X”の保護を示す。この場合には、8 −メトキシカルボニルオクチルマンノースが示されている。第2〜第6の反応は 、α−6−ジオキシマンノースの保護および調製を示す。受容体の調製では、6 位の水酸基を還元する、第2および′M3の反応が除かれ、そして、第2図の式 6の化合物は、ペンタ酢酸塩に置き変えられる。このグループの残りの反応、す なわち′M4〜第4〜第6により、適切に保護された1−ハロα−マンノシドあ るいは1−ハロー6−デオキシ α−マンノシドが得られる。第7〜第8の反応 は、′最小限の(minio+ally)″三糖受容体、a −Man (1− 6) Xあるいは6−ジオキシ−α−Man (1−6) Xの生成を示す。第 9の反応は最小限の三糖受容体とβ−GlcNAcとの(1−2)結合形成を示 し、そして第1θ〜第11の反応は得られた”最小の(+a+旧mat)”三糖 の脱保護を示す。上記述べたように、Xのグリコピラノシル基が次々に誘導化さ れ、三糖あるいはオリゴ糖ができるので、ここで”最小限の°あるいは”最小の ″という単語が使われる。
示されている6つの新規な受容体の調製は、ここで参考文下記の受容体の標準工 程を用いての合成について述べられる。
オクチル6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グ ルコピラノシル)−α−ローマンノピラノシル]−β−トグルコビラノシド; オクチル6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グ ルコピラノシル)−α−ローマンノピラノシル]−4−デオキシ−β−ローキシ ロ−へキソビラノシド; オクチル6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−トグル コピラノシル)−α−D−マンノピラノシル] −4−0−メチル−β−D−グ ルコピラノシド; オクチル6−0〜[2−0−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グル コピラノシル)−α−ローマンノピラノシル]−7−ゾオキシーα−し−グリセ ロ−〇=グルコーへブトピラノシド;オクチル6−0− [2−O−(2−アセ トアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−α−ローマンノピラノ シル]−7−ゾオキシーβ−D−グリセロ−D−グルコ−へブトラノシド;およ びシクロヘキシルメチル6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオキ シ−β−0−グルコピラノシル)−α−ローマンノピラノシド]最後に述べられ た化合物では、シクロヘキシルメチル基が、おそらく第3の糖残基、すなわち、 モデルの三糖部分のβ−マンノピラノース残基と入れ替わることが注目されるべ きである。この化合物の受容体としての能力は、他の残りの化合物の約25%し かない。この結果から、本発明の化合物は、広く解釈すると、Xがその部位の糖 残基が完全に脱酸素化された誘導体である化合物を含み得るが、これらの化合物 は化合物群として、少なくとも三糖である化合物より好ましくないことが明らか である。従って、好ましい実施態様は、Xで表す残基がβ−ピラノース環を有す るものである。
8−メトキシカルボニルオクチル6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2 −デオキシ−β−トグルコピラノシル)−α−ローマンノピラノシル〕−β−D −マンノピラノシドの合成は、7ahirら、Can JChen+ (198 6) 64 :1771に示されている。
阻害剤の合成をここに説明する。簡単にいえば、第2図に示される通り、β−ト グルコピラノシドの8−メトキシカルボニルオクチル誘導体は、標準的な方法に よりベンジル誘導体に変換する。他の実施態様としてのYを有するβ−D−グル コピラノシドも同様に使用し得る。
第2図の第2の反応では、メチル−α−トマンノピラノシドはトリフェニルホス フィンおよびN−ヨードコハク酸イミドと反応し、6−ヨード化合物が得られ、 この化合物は第3の反応で、水素/ラネーニッケルによって還元され、そしてα とβのTツマ−の混合物であるトリアセチル化型に変換される。
第4の反応では、1位のアシロキシ基をブロモに変換し、そして第5〜第6の一 連の反応で1位のブロモを、第7の反応で示される通り、保護されたβ−ローグ ルコビラノース受容体と反応するのに適したクロロ誘導体に変換する。第8の反 応でのように、ナトリウムメトキシド処理による、6−ジオキシ−マンノース残 基の2位の水酸基の脱保護は、第9の反応によって、1−プロその保護されたグ ルコサミンとの縮合を可能にし、そしてさらに第10〜第12の反応に示される 加水分解および還元により脱保護し、第2図の式■で示される、目的の′8−メ トキシカルボニルオクチル6−0− [2−O−(2−アセトアミド−2−デオ キシ−β−0−グルコピラノシル)−α−D−6−ゾオキシーマンノピラノシル 〕−β−D−グルコピラノシドが得られる。式(2B)および(2C)の本発明 の化合物を調製するためには、図に示されている式14の化合物を、式14の化 合物の4−フルオロあるいは4−デオキシ型で置換する。
他の実施態様のXを有する本発明の同類の化合物は、第2図の式1の化合物を、 目的とするグリコピラノシドあるいはその誘導体で置換することによって容易に 合成される。
GnT−1の測定法 受容体および阻害剤は、サンプル中のGnT−Vの存在およびその量を検出する のに有用である。診断薬として用いる場合、細胞内のGnT−Vレベルが測定さ れる。したがって、細胞を音波破砕、浸透圧あるいは適切な機械的な方法によっ て溶解し、そして細胞抽出物あるいは溶解物を測定に用いる。
測定法の1つは被検抽出物の存在下、UDP−βGIcNAcから本発明の受容 体によるβ−GIcNAcの取り込みの測定を行なう。
この取り込みの検出には、例えば固体担体に受容体を結合し、標識β−GIcN Acの取り込みを測定することを含む、様々な方法が用いられる。三糖である8 −メトキシカルボニルオクチルβ−G IcNAc (1−2) a −Man  (1−6)−β−Manを受容体として用いた方法は、ここでは参考文献とし て引用されているPierce、M。
ら、Biochem Biophys ResCommun(1987)146 :679−684に示されている。この工程は、基質の取り込みを検出する方法 を提供するために放射標識LIDP−βGIcNAcを用いる。本発明の受容体 を用いた、GnT−Vの他の測定法が改変され得る。例えば、Abbott L aboratoriesのヨーロッパ特許出願公開Na 134.292に記載 しているGnT−Vの受容体の測定法を用いた工程を改変する。
反応阻害剤を用いた、GnT−V測定を改変するため、受容体混合物を供給する のに、合成アナローブを用いるよりも、細胞サンプルの粗抽出物を用い得る。本 測定では、上記の通常のグリコシド供与体である、0叶−β−GIcNAcの取 り込みがまた用いられ得る。しかしこの測定法では、細胞抽出物中に存在するG nT酵素の混合物は供給される標識供与体を同時に含まれている受容体の混合物 に移す。しかしながら、GnT−Vだ+jが本発明の阻害剤に阻害される。すな わち、本測定で示される阻害レベルは存在するGnT−νの量を測定することで ある。
処方および投与 本発明の阻害剤はGnT−V酵素の阻害、すなわち分枝鎖糖質の合成阻害により 、病気の被検者の腫瘍細胞の転移を阻害するのに有用である。本阻害剤は知られ ている処方、例えば、Remington′s Pharmacentical  5ciences、Mack Publishir+gCompany、 E aston、PA、最新版、により従来の薬剤として処方および投与されること がある。適切な組成物は従来の非毒性固体担体、例えば、マンニトール、ラクト ース、でん粉、ステアリン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、などの薬品グレ ード(pharmaceutical grades)の固体組成物含有する。
液体組成物もまた、緩衝液、リンガ−液、ハンクス液などの液に、本発明の阻害 剤を溶解あるいは分散するのに使われる。
座薬処方は例えば、プロピレングリコールのようなポリアルキレングリコール、 あるいは他の適切な担体を用いる。組成物は少量非毒性補助剤、例えば、酢酸ナ トリウム、モノラウリン酸ソルビタン、オレイン酸トリエタノールアミンなどの 加湿剤あるいは乳化剤、pH緩衝剤液などを含んでもよい。
本発明の阻害剤は注射、例えば皮下の、筋肉内あるいは静脈注射により非経口的 に投与され、あるいは全身的投与法を用いて投与される。あるいは座薬により投 与、または経口投与される。処方は投与方法によって改変される。
適切な投与量は普通のヒト患者の場合、1日当りミリグラムルブラム範囲、ある いは動物一般の場合■/kg範囲である。
本化合物は、比較的に非毒性であり、高い排泄率を有するので比較的に多量を必 要とする。個人のそれぞれの適切な投与量は、特定条件に従った投与を工夫する のに、当該分野の公知の基本平均値によって最適化される。最適な投与量は、も ちろん、患者の状態と、治療される転移性疾患の性質と、担当医の判断とに依存 する。何日間か何週間の比較的長期間の投薬も、転移の典型的な状態である一般 の自己再生の場合に必要である。従って、無期限反復投薬9例えば、糖尿病のイ ンシュリン投与に類似する投与は、多くの場合において必要である。
(以下余白) 以下に本発明を実施例について、説明するが、本発明はこれに限定されるもので はない。
本化合物の合成は第2図に概説されている。下記に引用される構造は第1図に示 されている。
−船方法 薄層クロマトグラフィ−(TLC)をプレコートしたシリカゲル板(60−F  254. Merck社製)で行い、5%硫酸を含むエタノールをスプレーした 後、蛍光クエンチングあるいは焼き付けで、もしくは両方法によって検出した。
記述のない場合は、カラムクロマトグラフィーをシリカゲル60Merck ( 40−63μm>で行った。Iatrobeadとはビーズ状シリカゲルであっ て、(Iatron Laboratories、東京、製品Nn6RS−80 60)製である。ゲル濾過にはパイオーゲルP−2(200〜400メツシュ)  (B i o−Rad Labora tor i es)を用いた。’H− n、m、rスペクトルはテトラメチルシラン(CDC1,中、δ=0)あるいは アセトン(Da O中、δ=2.225>のいずれかを内部標準で室温にて、3 60MHz (Bruker WM−360)あるいは300MHz (Bru ker AM−300)で記録された。一部のn、 m、r、結果だけを示した 。他のスペクトルは提案された構造と一致した。’)(−n、 m、r。
の化学シフトおよび結合定数は一桁であったが、示されている。記述のない場合 は、全ての反応は室温で行われ、そして反応混合物の処理では、有機溶媒液を当 量の水溶液で洗浄した。有機溶媒を硫酸ナトリウムで乾燥してから、水流ポンプ で吸引減圧しながら、40℃もしくはそれ以下の水浴中、ロータリーエバポレタ ーで溶媒を除去した。
次の溶媒系をアルファベットで示す。
A、酢酸エチル−ヘキサン 1 : 4(v/v) ; B、酢酸エチル−ヘキ サン 2:5; c、酢酸エチル−ヘキサン 1:2;D、酢酸エチル−ヘキサ ン 1:1.;E、酢酸エチル−トルエン 1:5; F、ジクロロメタン−メ タノール15:l; c、ジクロロメタン−メタノール 9:1;H,ジクロロ メタン−メタノール 6:1; I、 ジクロロメタン−メタノール 10:l  J、ジクロロメタン−メタノール−水 60:35:6 ように調製した。
メチル−α−D−マンノピラノシド3をトリフェニルホスフィンおよびN−ヨー ドコハク酸イミドと反応させ、その粗生成物をアセチル化して、6−ヨード−化 合物4を得た(6す、6−ジオキシ−糖を得た(99%)。これを硫酸処理しト リフルオロメタンスルホン酸銀およびN、N、N′、N゛より除き、阻害剤Hを 得た(90%)。
実施例■:化合物I4の合成 トリフェニルホスフィン(13,50g、51.5mrn。
1)を、冷やしたメチルα−D−マンノピラノシド3(5゜0g、25.8mm ol)およびN−ヨードコノ1り酸イミド(11,6g、51.5mmo +) のN、N−ジメチルホルムアミド溶液(200ml)に攪拌しながらゆっくり添 加した。この溶液を50℃にて2.5時間加熱した後、メタノールを加え、溶液 を濃縮しシロップにした。このシロップをピリジン(10ml)中の無水酢酸( 10ml)と室温にて8時間反応させた後、粗生成物をクロマトグラフィー(溶 媒A)δ: 5.321 (dd、LH,J、、、=3.5Hz、 J、、、= 10,0flz、 H−3)、 5.224dd、 IH,Jl、2=2.OH z、 fl−2)、 5.118 (dd、 Ill、 J4.−=10.OH 2゜L4)、4.737 (d、IH,H−1)、3.484 (s、3H,− ロCH,)。
媒E)およびラネーニッケfiv (1,20g、20. 72mmo+)のメ タノール溶液(40ml、酢酸ナトリウム0.85g、10.4mmo 1を含 む)を水素ガス中(1気圧)で、16時間攪拌した。触媒を濾過で除き、濾液を 減圧濃縮した。
残留物をジクロロメタン(100ml)で溶かし、水で洗浄して乾燥し、そして 蒸発して、5 <Rr O,25,溶媒E)を白色固体(1,55g、98%) として得た。’ H−n、 m、r。
(CDCI、)δ: 5.287 (dd、 IH,J、、、=3.5tlz、  J、、、=10.0Hz、 tl−3)。
5.237 (dd、 IH,J、、2=1.7Hz、 H−2)、 5.07 0 (dd、 IH,J4,5=10、Of!z、 H−4)、 4.63Hd 、 IH,tl−1)、 3.859(m、 IH,H−5)、 3.390( s、 31(、−0CH3)、 2.157.2.051.および1.990  (s、 3tl、 −COCtl−)濃硫酸(44μl)の無水酢酸溶液(0, 83m1>をΣ(1,02g、3.35rnmol)(Rr 0.33.溶媒C )の無水酢酸溶液(4,0m1)に、0℃にて滴加した。次に混合物を室温にて 30分攪拌した。この溶液を、ジクロロメタン(100ml)と水冷飽和炭酸水 素す) IJウムの混合液に攪拌しながら注いで、その得られた混合物を室温に て30分攪拌した。有機相と水相を分離し、水相をジクロロメタン(25mlx 2回)で抽出した。ジクロロメタン溶液を集め、飽和炭酸水素す)IJウム溶液 および水で洗浄してから濃縮した。残留したシロップをクロマトグラフィー(溶 媒A)で精製し、6 (R,0,27,溶媒C)をシロップ(2,22g。
90%)として得た。’H−n、m、r、スペクトルは10:1に近いα/β比 を示した。’H−n、m、r、(CDCIs)δ:6,020(d、 J、、2 =2.0Hz、 H−1α)、 5.841 (d、J=1.3tlz、 1( −1β)、 5.311(dd、 J、、3=3.5Hz、 J、、、=10. 0Hz、 L:br)、 5.254 (dd、 H−2α)。
5.127 (dd、 H,、、=10.OHz、 H−4α)、 2,174 .2,164.2.070゜および2.011 (s、 3tl、 CDCI( s)、1.241 (d、 3H,J=6.0Hz。
ン(25rnl)で溶かした。この溶液に33%臭化水素の酢酸溶液(4,0m l、3%無水酢酸を含む)を0℃にて攪拌0、 38.溶媒C)に完全に変換す るのをT、L、 Cで検出するまでさらに3時間、攪拌し続けた。混合物をジク ロロメタン(50ml)で希釈し、そして氷水、飽和炭酸水素ナトリム溶液、お よび氷水の順で洗浄し、さらに乾燥および蒸発した。トルエン(2mlX3回) を添加してから再び蒸発し、粗生成物7をシロップ(H−1,δ6.260.J 、、、−2.0Hz)として得た。本シロップをクロロホルム(10m l ) およびメタノール(6,12m1)に溶かしてから、2.6−ルチジン(0,8 8m1)を加えた。室温にて2時間放置後、得られた混合液をジクロロメタン( 50ml)で希釈し、氷水で2回洗浄し、乾燥してシロップまで濃縮した。
して算出65%)として得た。’fl−n、m、r、(CDCI3) δ:5. 424(d、 ]、H,J、、2=2.5Hz、 fl−1)、 5.067( m、 2H,H−3およびH−4) 。
4.600 (dd、 Ift、 J、、3=3.5Hz、 H−2)、 3. 274(s、 3H,−0CR−)。
2、121および2.064 (s、 3H,−COCH−)、 1.734  (s、 3H,−CD5)。
1.237 (d、 3H,J=6.0Hz、 fl−6)。
化合物8 (385mg、i、27mmo+)を、少量のメトキシ化ナトリウム を含む乾燥メタノール(2,0m1)で溶かした。45分放置後、溶媒を蒸発し て、9 (R,0,55゜溶媒H)をシロップ(268mg、96%)として得 た。本シロップを特徴決定は、さらに行わなかった。0℃にて9(268mg、 1.23mmol>(Rr 0.03.溶媒D)の乾燥ジメチルホルムアミド( 1,0m1)溶液を、攪拌している水素化ナトリウム<88mg、3.65mm ol)のジメチルホルムアミド(1,0m1)溶液にゆっくり加えた。
反応混合物の温度を0℃〜5℃範囲内に保ちながら、臭化ベンジル(0,43m 1.3.65mmol)をゆっくり添加した。この混合物を室温にて17時間放 置後、メタノールの添加により過剰の水素化ナトリウムを分解した。反応混合物 をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄、乾燥して濃縮した。
残留シロップをクロマトグラフィー(溶媒A)で精製し、10(Rr o、52 .溶媒D)を白色粉体(331mg、68%)として得た。1H−n、a+、r 、(CDCI−)δ: 7.420−7.260 (a+、 10■、芳香族性 )、 5.287 (d、 III、 J、、、=2.0)1z、 I(−1) 、 4.384 (dd。
IH,Jz、s=4.0Hz、 H2)、 3.689 (dd、 ltl、  J−,4・9.0Hz、 H3)。
3.489 (dd、 IH,J4.s=9.0Hz、 H−4)、 3.32 7 (m、 LH,H−5)。
3.289(s、 3H,QC)I−)、 1.740(s、 3H,−CH− )、 1.32 (d、 3H,J=6、OHz、 H−6)。
10 (213mg、0.5.3mmol>(Rr O,38゜溶媒C)の乾燥 ジクロロメタン(1,0m1)溶液に、クロロトリメチルシラン(0,122m 1.0.96mrno+>を窒素雰囲気下で滴加した。15分後、T、L、 C ,により出発基質が完全に消費されたことが示された時、溶媒を蒸発してからト ルエン(2mlX3回)と共に蒸発して、11 (R,0,50,溶媒C)を得 た。これをさらに特徴づけしな0.45.溶媒C)およびトリフルオロメタンス ルホン酸銀(0,134g、0.52mmol)の混合物を五酸化リン上で、減 圧乾燥した。乾燥ジクロロメタン(1,0m1)を加え、次にN、 N、 N’ 、 N’テトラメチルウレア(80μl。
0.69mmo I )を加えて、混合物を0℃にて攪拌した。
11 (0,21g、 0.69mmol> (Rr 0.52.溶媒C)の乾 燥ジクロロメタン(1,0m l )溶液を前記の混合物に加えた。1.5時間 後、混合物を室温まであたためてからジクロロメタン(10ml)で希釈した。
sym−コリジン(60μl)、次にトリフルオロメタンスルホン酸銀(0,1 30g)を加えて、過剰の11を分解した。0.5時間後、臭化テトラエチルア ンモニウム(100mg)を加えて、過剰の銀を沈澱させた。銀を濾過で除き、 ジクロロメタン(25ml)で洗浄した。蒸発およびクロマトグラフィー(溶媒 A)による精製の前に、濾液を飽和重炭酸す) IJウム(50ml)で2回お よび水(50ml)で2回洗浄した。
三糖12 (R,0,57,溶媒C)を白色固体(0,267g、63%)とし て得た。’H−n、m、r、(CDCIs)δ: 7.360−7゜200 ( m、 25H,芳香族性)、 5.439 (dd、 LH,Jl、z・=2. 01’lz。
J2−、、・−3,5flz、 11−2’) 、 4.787 (d 、 H −1’)、 4.360 (d、 LH,J+、z=7.8Hz、 )I−1) 、 2.147(s、 3H,−COCHs)、 1.250d、 J=6.0 Hz、 H−6°>、 0.867 <t、 3H,J=6.81(z、 −C )1.)。
化合物12 (267mg、0.287mol)(R,0゜57、溶媒C)を、 少量のメトキシ化す) IJウムを含む乾燥メタノール(5ml)で溶かした。
5時間後、反応液をAmberlite IR−120(H’)樹脂により中性 化させ、濾過し、蒸発した。残留物を、3:1ヘキサン−酢酸エチルを溶離液と して用いて、クロマトグラフィーを行い、13(R,0,34,溶媒C)を白色 固体(0,240g、94%)として得た。’H−n、m、r、(CDCI3)  δ: 7.37−7.20 (a+。
25H9芳香族性>、 4.854 (d、 IH,J=2.0Hz、 H−1 >、 4.360 (d。
LH,J=7.8Hz、 H−1)、 3.804 (dd、 IH,J、1. 、、=3.5Hz。
J、・、、−=9.5Hz、 )I−3’)、 2.427 (d、 IH,J oN+2’ =2.0Hz、 OH)。
1.244 (d、 30. 、I=6.0Hz、 H−6’)、 0.867  (t、 3H,J=7H2,CH3)。
13 (205mg、0.231mmo+>(R−0,53゜溶媒D)の乾燥ジ クロロメタン(4,0m1)溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸銀(584 mg、2.31mm。
1)と、sym−コリジン(0,31m1.2.31mm。
l)と、4°A分子ふるい(1,0g)とを加え、得られた混合物を一50℃ま で冷やした。さらに、ブロモ化合物14(115mg、0. 231mmo ! > (R= 0. 31.溶媒D)の乾燥ジクロロメタン溶液(4,0m1)を 加え、−50℃にて15分放置した後、反応混合物を室温まで1時間かけてあた ためた。T、L、 C,は約25%の未反応の13が存在することを示した。反 応混合物をさらに一50℃まで冷や0、 231mmo I>をさらに加えた。
15分後、混合物を室温まであたため、室温にて1時間さらに放置した。反応混 合物をジクロロメタン(50ml)で希釈し、セライトに通して濾過した。濾液 を氷水と、冷IN塩酸と、飽和炭酸水素ナトリウムと、最後に水の順で洗浄した (各50m1>。溶媒を蒸発し、残留物を1atrobeadsのクロマトグラ フィー(溶媒B)を用いて精製し、三糖15 (R,0,48゜溶媒D)をシロ ップ(120mg、58%)として得た。′H−n、s、r、(CDCIs)δ : 7.39−7.12 (m、 29B、芳香族性)、 5−887(dd、  IH,Ji・、s、=9.5Hz、 Jl9,4・=10.5Hz、 H−3 ′’)、 5.451(d、 IH,Jl・・、 x、、=8.5Hz、 ト1 °’)、 2.087.2−054.および1.900 (各々、 s、 3H ,CDCI−)、 0.874 (t、 3H,J=7.0Hz、 Cl5)、 0.524 (d、 3H,j=6.0Hz、 H−6′)。
15 (107mg、0.081mmo+)(Rfo、48゜溶媒D)およびヒ ドラジン水和物(0−40m1.8.1mmo+)の混合物を乾燥メタノール( 5,0m1)中、5時間還流した。反応混合物を乾燥し、残留物をピリジン(2 ,Om+)で溶かして、無水酢酸(2,0m1)を加えた。16時間攪拌した後 、0℃にて反応混合物にエタノール(10ml)を滴加して過剰の無水酢酸を分 解した。溶媒を蒸発し、残留物をジクロロメタン(50ml)で溶かした。5% 塩酸と、飽和重炭酸す) IJウムと、水とで洗浄したく各50m1)。溶媒を 蒸発し、化合物をクロマトグラフィー(溶媒D)により精製し、16 (Rr  o、28.溶媒D)をシO−7ブ(89mg、89%)として得た。’H−n、 m、r、(CDCla)δ: 7.3g −7゜14 (m、 25H,芳香族 性)、 5.064(dd、 IH,J=9.5.10.5Hz、H−4”)、  4.760 (d、 ltl、 Jll、2・=2.0Hz、 ト1’)、4 .384 (d、 IH。
J、9,2−=8.0Hz、 ト1)、 2.037 (s、 6H,2xCO CH,)、 2.031 (s。
3H,CDCIs)、1.911 (s、3H,NC口CHs)、 1.157  (d、3H,J=6.0Hz、H−6°)、0.870 (t、3H,J=7 .OHz、CH−)。
溶媒G)をシロップ(28mg、70%)として得た。シロップの特徴付はしな かった。
化合物17 (28mg、0.026mmol)(R。
0.73.溶媒J)を98%エタノール(4,0m1)で溶かし、5%パラジウ ム−活性炭(28mg)を加えた。混合物を一気圧の水素ガス雰囲気下で17時 間攪拌した。触媒を濾過して除き、溶媒を蒸発した後、残留物をバイオ−ゲルP 2カラム(2,5cmX47 cm)にかけて、10%エタノール水溶液を溶離 液として用いた。糖質を含む両分を集め、濃縮し、凍結乾燥して、H(Rt O ,27,溶媒J)を白色粉体(14mg、85%)として得た。’H−n、m、 r、(D*0)δ: 4.79 (H−1°、 110ロシグナルで不明瞭であ る)、 4.497および4.399 (各々d、 IH,J=8.2および7 .8Hz、 H−1およびH−1”)。
4.072 (dd、 IH,J、・、2−=1.7. Js−、a・”3.5 Hz、 H−2°、δ4.79の照射でデカップルした)、 1.994 (s 、 3H,NC0CH−)、 1.204(d、 Js+、5−=6.1Hz、  H−6’) 0.806 (t、 3B、 J=7.01lzオクチルCHs )。
GnT−V活性に対する阻害剤の効果 GnT−V活性の測定方法は、上記のTahir、 S、 H,ら、Can J  Chem (1986) 64:1771に記載されていて、ここに参考文献 として加えている。
本方法はPa1cic、 M、M、ら(Palcic、 M、M、ら、Glyc oconjugate J両者はここで参考文献として引用される。後者の2報 の引用文献は種々の合成受容体を用いた測定の結果を記述している。
Pa1cicの報文は合成三糖β−GlcNAc (1−2)−a−Man ( 1−6)−β−Man(ヘミアセタール水酸基によって8−メトキシカルボニル オクチルと結合している)がすぐれたGnT−Vの受容体であり、見かけKm値 が80HMであることを示している。受容体と供与体β−GIcNAcとの生成 物の構造は、供与体のβ−GlcNAcと受容体のα−マンノースとの間が1− 6分枝であるとの確認が後者の引用文献に示された。
上記のPierceの報文に発表された測定方法を用いた測定により、三糖のβ −G1cNAc (1−2>−6−ジオキシ−a−Man (1−6)−β−G luの配置的に制限されたアナローブ、つまりグルコピラノシド残基の6−メチ レン基のproR位にある水素原子の一原子が6−C−メチル基で置換されたア ナローブはKm値が75μMであり、そして、Vmaxがメチル化されていない Tナローグの3倍であることが示された。ProSがメチル化された該当化合物 は受容体としての効果がより小さかった。
測定に対する本発明の種々の阻害剤の効果が5rivastava。
0、P、ら、Carbohydrate Res (198g) 179:13 7−161の方法に従って調べられた。本測定方法は37℃にて4時間反応を行 うこと以外、基本的に上記の測定方法と同様である。UDP−GlcNAcの濃 度は2μMであり、総量の20μm中での比活性が3. 1 x 10’ c  pm/pmo l eであった0インキユベ一シヨン混合物の総タンパク質濃度 は、BSAをスタンダードとして用いたBradford測定により、82μg 720μlとめられた。
本測定の受容体として、オクチル−β−GIcNAc (1−2)−a −Ma n (1−6)−β−Gluを80HM用いた。
実施例1で調製された化合物、オクチル−β−GlcNAc(1−2)−6−ジ オキシ−a−Man (1−6>−β−Gluを用いた場合、その結果は下記に 示される。
(以下余白) 表1 阻害剤(μM) 比活性 [GIcNAc (pmol)/mgタンパク〕表1に示されるように、受容体 に対する当モル濃度の阻害剤は酵素を75%阻害する。これらの結果に基いて計 算されたKi値は約10μMである。
本阻害剤はGnT−Vに特異的であった。ウサギ肝臓のアセトン粉末のトリトン x−iooの抽出物のGnT−1活性を、a−Man (1−3) −Ca−M an (1−6))−β−Manの8−メトキシカルボニルオクチル誘導体を用 いて測定した場合、5000μMの濃度でも阻害が得られなかった。8−メトキ シカルボニルオクチルβ−GlcNAc(1−2)−cr−Man (1−3) Ca−Man (1−6) 〕−β−Manを受容体として用いたGnT−nの 活性測定から同様の結果が得られた。
の主な障害は、薬剤が影響を及ぼす代謝を有する細胞へ透過できないことである 。多くの場合、細胞膜の透過は、特定の受容体機構に介される。他の場合、例え ば本発明の化合物の場合、化合物の性質は細胞膜を非特異的に透過できるような 性質である。下記の実施例は、本発明の化合物の性質を有する化合物が細胞膜を 透過することを証明する。モデル化合物は、GnT−1の基質である8−メト本 ジカルボニルオクチル三糖である。
Lec5細胞(2X10’細胞10.25m1)をシクロへキサミドと2時間ブ レインキュベートした。GnT−I反応の受容体である8−メトキシカルボニル オクチル三糖を300mM加えて、反応混合物を37℃にてゆるやかに振盪しな がらインキュベートした。指定時間に、各チューブ内にある細胞を遠心分離し、 上清を取って5ep−Pak C18カラムにかけた。カラムを水で洗浄し、メ タノールで溶離した。
メタノール溶離物を乾燥した。その残留物に、10mMのM n ” ”および 5ミリユニツトのガラクトシルトランスフェラーゼと一緒に500mMの100 0 c pm/pmo 1の重水素ラベルUDP−Ga Iを加えた。37℃に て6時間、ガラクトシルトランスフェラーゼによる触媒のあらゆる反応が完全に 反応するのに十分な時間インキュベートした後、インキコベーション混合物をC I8カラムにもう一度かけ、洗浄し、そしてメタノールで溶離した。メタノール 溶離物をンンチレンヨンカウンティングした。その結果が表2に示される。
ゑ 2 本測定は、三糖受容体がGnT−1の作用によって先ず細胞内で延長されなけれ ば、三糖受容体が(IDP−Ga Iからのガラクトース残基を受容する能力が ないということに基づいた測定法である。この結果により、3時間インキュベー シ冒ン後には、三糖受容体がある程度細胞内に入り、そして6時間後には大部分 が細胞内に入って、そしてこの三糖受容体が細胞内酵素のGnT−1および細胞 内のG1cNAc供与体によって、ガラクトシルトランスフェラーゼの四糖受容 体に変換されたことが示される。
(以下余白) 1: R,=H,Rよ=8 3: R,=OMe、 R2==H,R,=H,R 4=OH2: R,=Bn、 R,=H4: R,=OMe、 R2=H,R3 =Ac、 R4=15: R,=OMe、 R2=H,R3=Ac、 R4=H 6: R,、R2=Ac、 RJ=Ac、 R4=H7: R,=Br、 R2 =H,R3=Ac、 R4=H8: R=Ac l” 9・R=H 10’ ””’ FIG、 IA 12: R=Ac 13: R=H 15: R1=Bn、 R,=Phth、 R,=Ac16: R,=Bn、  R2=H,Ac、 R3=Ac17: R,=Bn、 R2=H,Ac、 R3 =HH: R,=H,R2=H,Ac、 R3=HFIG、 IB 用WXw11審謡失 一呻一−a−m紳1. PCr10589105349””−−−−”m0’− ””、PCr/US89105349

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.GnT−Vの触媒反応における、UDP−GlcNAcからのβ−GlcN Acの受容体として有用な化合物であって、次式(1)を有する化合物: β−GlcNAc(1−2)α−Man(1−6)X(1)ここでxは、8−メ トキシカルボニルオクチルβ−Manであり得ないという条件下において、グリ コピラノースあるいはその誘導体である。
  2. 2.xがβ−グルコピラノースあるいはその誘導体である、請求項1に記載の化 合物。
  3. 3.下記式でなる群から選択される、請求項1に記載の化合物: Y6−O−[2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラ ノシル)−α−D−マンノピラノシル]−β−D−グルコピラノシド;Y6−O −[2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル) −α−D−マンノピラノシル]−4−デオキシ−β−D−キシローヘキソピラノ シド; Y6−O−[2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラ ノシル)−α−D−マンノピラノシル]−4−O−メチル−β−D−グルコピラ ノシド; Y6−O−[2−O−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラ ノシル)−α−D−マンノピラノシル]−7−デオキシ−α−L−グリセロ−D −グルコーヘプトピラノシド; Y5−O−[2−O−(2−アセトアミド−2−デオネシ−β−D−グルコピラ ノシル)−α−D−マンノピラノシル]−7−デオキシ−β−D−グリセローD −グルコーヘプトピラノシド;およびシクロヘキシルメチル6−O−[2−O− (2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−α−D−マ ンノピラノシド];ここでYは、環水性置換基を示す。
  4. 4.サンプルのGnT−Vレベルを測定する方法であって、サンプルに、測定さ れた量の請求項1に記載の化合物を添加すること、および UDP−GlcNAcから、請求項1に記載の化合物である受容体に転移された β−GlcNAcの量を測定すること、を包含する、方法。
  5. 5.GnT−Vの阻害剤であって、下記式を有する化合物;β−GlcNAc( 1−2)α−6−デオキシ−Man(1−6)X(2A)4−フルオロ−β−G loNAc(1−2)α−6−デオキシ−Man(1−6)X(2B)、あるい は、 4−デオキシ−β−GlcNAc(1−2)α−6−デオキシ−Man(1−6 )X(2C); ここでXは、β−グリコピラノースあるいはその導導体であって、該Xは式(2 A)〜(2C)で示される化合物のGnT−Vの阻害剤としての能力に実貧的に 影響を与えない。
  6. 6.Xが下記式でなる群から選択される、請求項5に記載の化合物; Yβ−D−グルコピラノシド; Yβ−D−マンノピラノシド; Y4−デオキシ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシド;Y4−O−メチル−β− D−グルコピラノシド;Y7−デオキシ−α−レグリセロ−D−グルコーヘプト ピラノシド;および Y7−デオキシ−β−D−グリセロ−D−グルコーヘプトピラノシド;ここでY は、疎水性置換基であって、3〜20Cのヒドロカルピルでなる群から選択され 、該ヒドロカルピルは置換されていないか、もしくは1から2個のアルコキシ( 1−4C)あるいはアルコキシカルボニル(2−5C)置換基で置換きれている 。
  7. 7.多種のGnT酸素および多種のGnT受容体を含有するサンプルにおけるG nT−Vのレベルを測定する方法であって、該サンプルを、糖質供与体UDP− GlcNAcの存在下で、インキュベートすること、および 請求項5に記載の化合物の存在下および不在下において受容体へ転移されたGl cNAcの量を比較すること、を包含する、方法。
  8. 8.転移性細胞を有する被検者における転移を阻害する方法であって、そのよう な処置を必要とする被検者に、有効量の請求項5に記載の化合物あるいはその薬 剤組成物を投与することを包含する、方法。
  9. 9.転移を阻害する薬剤組成物であって、活性成分として1種あるいはそれ以上 の請求項5に記載の化合物を適切な薬剤担体とともに含有する、組成物。
  10. 10.α−L−レフコシルトランスフェラーゼの活性を阻害するのに有用な化合 物であって、次式(3)で示される化合物:2−デオキシ−β−Gal(1−4 )β−GlcNAc−OY(3)ここでYは、請求項6で定義したとおりである 。
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