JPH04501857A - 肝炎の治療方法 - Google Patents

肝炎の治療方法

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JPH04501857A
JPH04501857A JP2508728A JP50872890A JPH04501857A JP H04501857 A JPH04501857 A JP H04501857A JP 2508728 A JP2508728 A JP 2508728A JP 50872890 A JP50872890 A JP 50872890A JP H04501857 A JPH04501857 A JP H04501857A
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フーフネグル,ジェイ エィチ.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 計重」鉦伍n迭 光1と1■ 本発明はB型肝炎の治療方法に関する。
l豆立11 B型肝炎ウィルスによる慢性感染は、世界の人口のおよそ5%を冒している。B 型肝炎の慢性保菌者は、慢性肝臓疾病による罹患率および死亡率を増加する虞れ があり5そしてこれらの比率は、究極的には肝硬変および/または肝細胞癌を増 加するであろう。現在のところ、慢性B型肝炎のための証明された利益ある療法 は無い。
α−インターフェロンは末期を時間延長するために処置された亜群の患者におい て卓越した見込みを示すけれども、具合悪いことには、応答速度全体ががっかり するほどに低かった。
ヒトB型肝炎ウィルスは、ヘパドナウィルス(hepadnaviruses) として知られているウィルス科の一員である。この科の他のウィルスはマーモッ ト肝炎ウィルス、地上性リス肝炎ウィルスおよびアヒルB型肝炎ウィルスである 。これら動物ウィルスは、ヘパドナウィルスの特徴付けおよびその珍しい複製サ イクルの描写のために非常に貴重なモデルであった。これらウィルスは、逆転写 酵素活性を必要とするところのRNA鋳型を介して不斉的に複製する。Sun+ mers 、 Ce1l 29: 403−415.1982 参照。
2°、3′−ジデオキシヌクレオシドは、最近、Matsuya等により Pr oc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA 1986; 83 :1 911−1915において記載されるように、ヒト免疫不全ウィルス HTVの 逆転写酵素活性に対して効能ある抗ウィルス活性を有することが示されたウィル スである。これらの類似物の中で最も大きい効能のあるものは、2’、 3’− ジデオキシシチジン、またはDDCであり、これは細胞培養において10 nM と同じ位低い濃度においてHIVを阻害する。また、2°、3゛−ジデオキシア デノシン(DDA)および2°、3°−ジデオキシグアノシン(DDG)および 2゛、3°−ジデオキシイノシン(DDI)も、能力のあるHIVの阻害因子で ある。
本発明の目的は、従来技術における欠点を克服することにある。
本発明のもう一つの目的は、B型肝炎を治療する方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、B型肝炎を治療するための組成物を提供することにある。
本発明により、B型肝炎は、2゛、3°−ジデオキシイノシン(DDI)、2° 、3°−ジデオキシグアノシン(DDG)および2°、3°−ジデオキシアデノ シン(DI)A)をB型肝炎に感染された患者に投与することにより、治療する ことができる。2゛、3°−ジデオキシイノシン、2°。
3“−ジデオキシグアノシンおよび2”、 3’−ジデオキシアデノシンは、ア ナポリックリン酸化に続いて、B型肝炎ウィルスの逆転写酵素を明害する。
本発明による組成物の抗ウィルス活性の正確な機構は知られていないが、DDA 、DDGまたはDDIの作用の機構はウィルス性ポリメラーゼ、特に逆転写酵素 の阻害であると思われる。DDA、DDGおよびDDIは、ヌクレオシド類似物 であり、そしてこれらは、ひとたび成長するDNA鎖の中に組み込まれると、正 常なホスホジエステル結合の形成を妨げるように思われる。この過程は、゛鎖終 結(chain terminationl”に至る。DDIおよびDDAは逆 DDG転写酵素について高いアフィニティを有し、そして従って、ゲノムRNA 鋳型からの逆転写を妨げることにより、B型肝炎ウィルスの複製を阻害すること ができる。複製におけるこの干渉により、血清レベルのウィルスの減少と、肝臓 中のB型肝炎ウィルスDNAの量の緩やかな降下となる。
DDG、DDAおよびDDiは、経口により吸収されかつ使用条件下で比較的に 最小の副作用を有するので、特に抗ウィルス剤として魅力あるものである。
日の言 な!日 2′、3“−ジデオキシイノシン、2°、3゛−ジデオキシグアノシンまたは2 ゛、3“−ジデオキシアデノシンは、B型肝炎に感染された患者においてそれを 治療するために使用することができる。該ヌクレオシドは、経口によりよく吸収 され、そして一般に良好な耐容性がある。
インヒトO(in vitro) D D A トリホスフェート、DDGトリ ホスフェート、またはDDIトリホスフェートは、アヒルB型肝炎ウィルスある いはヒトB型肝炎ウィルスのいずれのDNAポリメラーゼ活性についてほとんど 効果が無い、以前の研究者たちは、B型肝炎における抗ウィルス活性を評価する ためにインビトロ分析を用いal、、 Antimic、 組弘」Chea+o 、 19: 44−50.1981−iJ照。
しかしながら、今、この評価は抗ウィルス剤をスクリーニングする手段として信 頼できないものであることが発見された。ヘパドナウィルスに感染されたヒトお よびアヒルよりの血清中で測定されたDNAポリメラーゼ活性は、複製に必要な ウィルス酵素のうちの一つのみを表わし、そしてこの活性は、阻害に対して相対 的に耐性である。
血」して見りし折 血清DNAポリメラーゼ活性は、精製ディン(Dane)粒子の中への1H−チ ミジンの混入をKaplan + et al。
J、 Virol、 12: 995−1005.1973の方法により測定す ることにより決定される。DHBVおよびHBVについてのヌクレオシド類似物 としてのDDl、DDAおよびDDGのインビトロ効果は、DNAポリメラーゼ 反応を使用して評価した。ある濃度範囲のDDI、DDAまたはDDGトリホス フェートを、精製ゲイン粒子とともに37℃にて1時間の間定温に保ち、そして その後DNAポリメラーゼ反応を行った。
DHBV DNAは、cACYCl 84中の3.Okb全長DHBV DNA クローンを使用して分子ハイブリッド形成により分析した。DHBV DNA挿 入物は、EcoRlによる消化とアガロースゲル電気泳動によりプラスミドA4 9よりぜ離した。DHBV DNAは、Feinberg 、 et al、  、1bid、、の方法を使用してlapの放射性同位体により標識して3xlO ’ないし1xlO@cps/ugの比活性とした。
DHBV DNAは、血清および肝臓組織中においてスロットプロット分析(s lot blot analysis)により検出した。血清中のDHBV D NAの分析については、foulの血清を1LLlのIM NaOHで5分間変 性した。その後混合物を、90ulの1M酢酸アンモニウムを添加することによ り中和した。肝臓生検試料中のDHBV DNAの分析については、およそ 1 00■gの細かく切り刻まれた肝臓を1mlの水冷50mm Tris 、pH 8,5゜10+wM E D T Aおよび1%SDS中に均質化した。粗肝臓 均質物を、プロティナーゼK (200μs/ml)により50℃にて2時間の 間消化した* Tris pH7,5中のフェノールおよびクロロホルムの混合 物(1: 1)による二回の抽出物により全細胞DNAを調製した。DNAを無 水エタノールにより沈殿させ、そしてTE緩衝液中のおよそ2躊g/slのDN A濃度に希釈した。
血清または肝臓より調整された百マイクロリットルのDNA試料を、スロットプ ロット装置と真空マニホールドを使用して、1M酢酸アンモニウムで予め湿らせ たニトロセルロース濾紙の上に斑点を付けた。該膜を空気乾燥しそして真空オー ブン中で80℃にて2時間の間焼成しそしてDHBV DNAプロウブ(pro be)を用いて40’Cにてハイブリッド形成した。ハイブリッド形成された膿 をxlIilフィルムに5.24および72時間の間暴露し、そして得られたオ ートラジオグラムをZenith走査型デンシトメータを使用して走査した。D HBV DNAの量は、各々の試料についてのオートラジオグラフィー信号を、 正常血清および正常アヒル肝臓DNA中で希釈された同じフィルタ上に斑点を付 けた知られた量のクローン化DNAの該信号と比較することにより定量した。
また肝臓組織DHBV DNAは、サインハイブリッド形成法(Souther n hybridization)により分析した。
サイン法J、 Mo1. Biol、 98: 503−517.1975+c ヨ’)、11ahl 、 et al、 、Proc、 Natl、 Acad 、 Sci、 IJsA 76 :3683−3687.1979により変形さ れたように、十マイクログラムの全細胞DNAを1%アガロース中で水平スラブ ゲル電気泳動にかけそしてニトロセルロース紙に移した。ハイブリッド形成およ びオートラジオグラフィーを、上記したように行った。
肢ヱロL近 学生の試験、正常分布についてのShapiro−milk試験およびSpea rmanの等級補正係数を用いて、データを比較した。血清DNAポリメ゛ラー ゼレベルの平均および標準偏差は、データの対数変換の後算出した。これらウィ ルス[1の血清および肝臓レベルにおける変化は、前処理レベルの百分率阻害と して表現した。
アヒルLiJLj ウ ルスに ・に さ アヒルについてDDAのインビボ  in viv。
インビボの経験とは反対に、DDAはアヒルB型肝炎ウィルスにより慢性的に感 染されたアヒルに、ヒト抗ウイルス試験(参照Yarchoan 、et al l、Lancet 1 ニア6−81、1988)において使用されたのと同様 の投与量で7日間与えるとき、効能のある抗ウィルス活性を示した。DNAポリ メラーゼ活性とアヒルB型肝炎ウィルスの双方の阻害の程度は、同様であり(6 7%および69%それぞれ)そして慢性B型肝炎の治療に使用された他の抗ウイ ルス因子の研究において報告されたこれら標識の阻害の程度に匹敵し得るもので あった。しかしながら、抗ウイルス効果は一部のみのものであり、アヒルはアヒ ルB型肝炎ウィルスDNAまたはDNAポリメラーゼ活性に対して完全に陰性と ならず、かつ、これらウィルス標識のレベルはDDA療法を停止した後まもなく 上昇し始めた。これらの発見は、慢性B型肝炎に使用された他の抗ウィルス剤に ついて報告されたものと同様である。しかしながら、DDA投与に続(有望な発 見は、DNAポリメラーゼ活性およびアヒルB型肝炎ウィルスDNAの阻害のな かには、療法を停止した後12日間の限りはなおも観察されたものがあることで ある。この観察は、アデニンアラビノシドおよびアシクロヴイア(acyclo virlを用いて、これら因子の禁断に続いて、アヒルB型肝炎ウィルスの血清 レベルがしばしば上記の前処理レベルに跳ね返るという発見(Hirota 、  et al、 、He atolo 7二24−28゜アヒルB1 ニラ ル スによ ・に されたアヒルについてDDIおよびDDGの ンビボ2’、 3 ’−ジデオキシイノシンおよび2゛、3°−ジデオキシグアノシンの効果は、ア ヒルB型肝炎ウィルス(DHB’V)により慢性的に感染された18匹の北東タ ックにおいて評価した。6匹のアヒルはDDIを、そして6匹のアヒルはDDG を、5日間の間6時間毎に丸薬により注射1回につき 0.8 mg/kgの割 合で与えられた。抗ウイルス応答は、DH’BV DNAポリメラーゼを含め、 ウィルス複製の血清標識をモニターすることにより評価した。DDIおよびDD Gの血清レベルは、丸薬注射後20分にて、それぞれ386 ng/mlおよび 772 ng/ml 、そして1時間後にて、それぞれ120 ng/mlおよ び5’Ong/a11であった。
抗ウイルス療法は良好な耐性があり、そして全てのアヒルは、療法および肝臓生 検よりも長生きした。アヒルは薬剤毒性の明らかな証拠を示さなかった。
衣 DHBV DNAポリメラーゼ(cps/(1,2a+1)対照(615107 ±4009 5182±4501 3571±3070D D I 2417± 1609 1001±850 630±548D D G 3571±3070  700±229 1572±432表は、DDGおよびDDIの双方が、対照 と比較して(p<0.01) 、治療3日によりすべてのアヒルにおいて、DN Aポリメラーゼ活性の大変意義ある阻害、それぞれ83%と79%をひき起こす ことを示す0両方の薬剤は同程度の阻害をひき起こした。しかしながら、4匹の DDG治療のアヒルにおいては、治療を止めて5日目においてDNAポリメラー ゼ活性の跳ね返りが観察された。
DNAポリメラーゼ活性の跳ね返りは、6匹のDDI治療アヒルのうちの1匹の みにおいて発生し、そして阻害は治療を停止した後13日までの間続け、そして 対照群(p<0.01)と比較して有意なものであった。
2匹のアヒルについてAra−AMPによる治療は、他の人(参照Hirota  、et al、 、免り、 eft、 )により報告されたものと同様の結果 を得た。DNAポリメラーゼおよびDHBV DNAレベルは、療法の間に71 %および100%だけ減少するが、これらウィルス標識のレベルは、筋肉内注射 を止めてから4日以内に急速に上昇して前処理の値よりもより大きくなる。
本発明において使用するためのヌクレオシドは、以下の式を肴する。
ジデオキシアデノシン ジデオキシイノシンDDG、DDAまたはDDIは、エ ステル基の非カルボニル部分が、直鎖または枝分れ鎖のアルキル基、アルコキシ アルキル基(例えば−メトキシメチル基)、アルアルキル基(例えばベンジル基 )、アリールオキシアルキル基(例えばフェノキシメチル基)、アリール基(例 えば所望によりハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基または炭素原 子数1ないし4のアルコキシ基により置換されたフェニル基)より選択されたカ ルボン酸エステル;スルホン酸エステル例えばアルキル−またはアルアルキル− スルホニル基(例えばメタンスルホニル基);およびモノ−、ジー、そしてトリ ーホスフェートエステルの形態であり得る。
また上記に記載した化合物には、薬学的に許容し得るその塩も含まれる。別個列 挙しない限り、存在する全てのアルキル部分は有利には1ないし18個の炭素原 子、特に1ないし4個の炭素原子を含む。かかるエステルにおいて存在する全て のアリール部分は、好ましくは、置換フェニル基を含め、フェニル基よりなる。
本発明によりB型肝炎を治療するのに使用し得るところの化合物の薬学的に許容 し得る塩および薬学的に許容し得る誘導体の例には、塩基性塩、例えば塩基例え ばアルカリ金属(ナトリウム、リチウム、カリウム)塩、アルカリ土類金属(マ グネシウム〕塩、アンモニウムおよびNX4 (Xは炭素原子数1ないし4のア ルキル基を表わす。)より誘導されたものが含まれる。水素原子またはいずれか のアミノ基を含む生理学的に許容し得る塩には、有機カルボン酸、例えば酢酸、 乳酸、酒石酸、マレイン酸、イソチオン酸、ラクトビオン酸および琥珀酸の塩; 有機スルホン酸、例えばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホ ン酸、およびp−t−ルエンスルホン酸の塩;無機酸、例えば塩酸、硫酸、燐酸 、およびスルファミン酸の塩が含まれる。ヒドロキシル基を含む化合物の生理学 的に許容し得る塩には、適当なカチオン、例えばN a ” 、N HY 4  ”、およびHX 4 ” (式中、Yは炭素原子数1ないし4のアルキル基をあ られしかっXはハロゲン原子を表わす。)と組み合わせた前記化合物のアニオン が含まれる。
本発明に従い使用し得る化合物の薬学的に許容し得る誘導体の特別例には、モノ ナトリウム塩および次の5個のエステル:モノホスフェート、ジナトリウムモノ ホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、アセテート、3−メチルブ チレート、オクタノエート、パルミテート、3−クロロベンゾエート、4−メチ ルベンゾエート、コハク酸水素エステル、ビバレート、およびメチレートが含ま れる。
また本発明の範囲内に含まれるものには、薬学的に許容し得る塩、エステル、該 エステルの塩、ニトリルオキシド、または、処方箋を受ける者への投与の際、上 記したようなヌクレオシド類似物または抗ウイルス活性代謝物もしくはその残留 物を、直接的あるいは間接的に、提供し得るすべての他の共有結合化合物または 非結合化合物がある。全てのこれら化合物は、ウィルス感染度および複製の効果 的な阻害のために十分な効能のある濃度にて活性でありかつ相対的に非毒性であ る。
本発明のヌクレオシドは溶液により単独で投与することができる。しかし、有効 成分は薬学的配合剤の中にて使用または投与し得る。これら配合剤は、一種また はそれ以上の薬学的に許容し得る担体および/または他の治療剤とともにヌクレ オシドまたはその誘導体よりなる。
本発明の範囲内に含まれるように、“許容し得る”は、配合剤中の他の有効成分 と両立し得るものでかつ患者または宿主細胞に有害で無いものと定義される。
B型肝炎を治療するためのDDG、DDAまたはDDIの投与は、種々の投与手 段により行うことができる。
いかなる投与手段を選択しようとも、ヌクレオシドの循環レベルを約0.O1μ Mないし約2.0uMの範囲内になるようにすべきである。4時間毎に投与して およそ0.05ないし約0.5−g/kgの範囲は、ヒトにおいてウィルスタテ イック(virustatic)範囲にあると考えられる。これに達するために は、経口投与のための予備投薬の範囲は、より広範に、例えば、4時間ごとに投 与して0.001−0.50−g/kgであっていい。投薬変形は、個々の患者 において毒性のある副効果を改善または抑制するために必要があると認められる 。
本発明による薬学的配合剤は、好都合には単位投薬の形態で投与することができ そして薬学技術において知られたいかなる方法によっても製造することができる 。該技術の熟練の範囲内にて、投薬内に含まれるべき有効量は決定される。
本発明による薬学的配合剤は、薬学的に使用し得る製剤へのり、DAまたはDD Iの加工を容易にす、るところの賦形剤および助剤よりなる適当な薬学的に許容 し得る担体を含むことができる。好ましくは製剤、特に経口投与できそして好ま しい種類の投与のために使用し得るところのもの、例えば錠剤、糖衣剤、カプセ ル□剤、およびまた直腸投与することができるもの、例えば坐剤、並びに注射ま たは経口による投与のために適する溶液は、賦形剤とともに、約0.1ないし9 9重量%、そして好ましくは約25−85重量%のDDCを含む。
本発明の薬学的製剤は、それ自体知られている方法により、例えば1通常の混合 、顆粒化、糖衣剤製造、溶解または凍結乾燥プロセスにより製造される。従って 、経口使用のための薬学的製剤は、活性化合物を固形賦形剤とともに組合せ、所 望により得られた混合物を粉砕し、そして、適当な助剤を加えた後、粒剤の混合 物を、望みあるいは必要ならば、加工して錠剤または糖衣剤コアとすることによ り得られる。
適する賦形剤は、特に、充填剤例えば糖質、例えばラクトースまたはスクロース 、マンニトールまたはソルビトール、セルロース製剤および/またはカルシウム ホスフェート、例えばリン酸カルシウムまたはリン酸水素カルシウム、並びに結 合剤例えば澱粉ペースト用剤、例えば、とうもろこし澱粉、小麦澱粉、米澱粉、 じゃがいも澱粉、および同様のもの;ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセル ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセ ルロース、および/またはポリビニルピロリドンである。所望ならば、壊変剤・ 例えば上述の澱粉およびカルボキシメチル澱粉、架橋ポリビニルピロリドン、寒 天、アルギン酸またはその塩例えばアルギン酸ナトリウムを添加することができ る。助剤、例えば、流れ調整剤および潤滑剤、例えばシリカ、タルク、ステアリ ン酸またはその塩例えばステアリン酸マグネシウムもしくはカルシウム、および /またはポリエチレングリコールである。糖衣剤コアは、望むならば、胃液に耐 え得るところの適当なコーティングを備λる。この目的のために、濃縮糖質溶液 を使用することができ、これは所望によりアラビアゴム、タルク、ポリビニルピ ロリドン、ポリエチレングリコール、二酸化チタン、ラッカー溶液、および適当 な有機溶剤または溶剤混合物を含むことができる。胃液に耐え得るコーティング を作るためには、適当なセルロース製剤例えばアセチルセルロースフタレートま たはヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートの溶液が使用される。染料 または顔料は、例えば、同定または活性化合物用量の異なる組合せを区別するた めに、錠剤または糖衣剤コーティングに加えられる。
経口使用することができる他の製剤には、ゼラチンで作られたブツシュ−フィツ ト(push−fit)カプセル剤、並びにゼラチンで作られた軟質密封カプセ ル剤、および゛可塑剤例えばグリセロールまたはソルビトールが含まれる。ブツ シュ−フィツトカプセル剤は活性化合物を、充填剤例えばラクトース、結合剤例 えば澱粉、および/または潤滑剤例えばタルクまたはステアリン酸マグネシウム 、および所望により、安定剤と混合し得るところの顆粒の形態で含み得る。軟質 カプセル剤においては、活性化合物は好ましくは適当な液体例えば脂肪油、液状 パラフィン、または液状ポリエチレングリコールの中に溶解または懸濁される。
加えて、安定剤も添加し得る。
直腸使用することができる可能な薬学的製剤には、例えば、車側が含まれ、これ は有効成分と車側基剤の組合せよりなる。適する車側基剤には、天然または合成 トリグリセライド、パラフィン炭化水素、ポリエチレングリコールまたは高級ア ルカノールが含まれる。加えて、活性化合物と基剤の組合せよりなるゼラチン直 腸カプセル剤を使用することもまた可能である。可能な基剤には、例えば、液状 トリグリセライド、ポリエチレングリコール、およびパラフィン炭化水素が含ま れる。
非経口投与のために適する配合剤には、適当な油状注射懸濁液を投与し得るよう な活性化合物の水溶液が含まれる。適する脂質親和溶剤またはビヒクルには、脂 肪油、例えばごま油、合成脂肪酸エステル、例えばエチルオレエートまたはトリ グリセライドが含まれる。水性注射懸濁液は、懸濁液の粘度を増大するところの 物質例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、ソルビトール、および/ま たはデキストランを含有することができる。所望により、懸濁液はまた安定剤を も含むことができる。
本発明においては、B型肝炎は、トリホスフェート誘導体を患者に直接受は渡す ことにより治療することができる。トリホスフェート化合物は細胞膜を浸透しな いので、“非シールド(unshieldl”トリホスフェートは使用すること ができないことはよく知られている。従って、この発明のトリホスフェート誘導 体は、リポソーム、細胞内伝達系として吸収され得ない薬剤を細胞膜な通して正 常に受け渡し得るところの粒子(直径約25μMないし約1uM)を用いて受け 渡される。薬剤受渡のためのリポソームのかような使用は当該技術においてよく 知られており、そして水性環境において同時に二層を形成するリン脂質の能力に 基づくものである。
リポソームを形成するーの方法は、リン脂質を水性懸濁液中で高速で攪拌するこ とによる。これにより、リポソームに特有な閉じた小胞が形成される。ひとたび 細胞内に入ると、トリホスフェート誘導体はB型肝炎ウィルスの複製を排除する ように作用する。トリホスフェートは細胞の内側にて活性であり、そしてその中 では活性形態であると示されているので、リポソームは明らかにこれら薬剤の受 渡のための選択の一方法である。
膣投与のために適する配合剤は、有効成分に加えて、当該技術において適当であ ると知られているところの担体を含む、ペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル 、ベースト、フオーム、またはスプレー配合剤の形態であり得る。
本発明による配合剤は、単位服用量(unit−doselまたは複数服用量( multi−dose)の密封容器、例えばアンプルおよび水薬びんであってよ く、また使用直前に注射のための無菌液状担体の添加のみを必要とする親油化条 件において保存し得る。即席注射溶液および懸濁液は、以上記載した種類の滅菌 粉末、顆粒、および錠剤より製造することができる。
本発明によりB型肝炎を治療するために、薬剤は一般に1日に2ないし6回投与 される。経口薬の生物学的利用能を改良するために、しばしば、普通の緩衝液例 えば酢酸ナトリウムを、本発明によるヌクレオシドを含む溶液に添加するのがよ り好ましい。
特定の態様についての以上の記載は、他の人が、最近の知識を適用することによ り、包括的な概念から離れることなく、特定の態様のような様々な適用のために 容易に変形および/または適合し得る程に、本発明の一般的性質を十分に表わす であろう。そして従って、かような適合および変形は、開示された態様の意義と 均等物の範囲内に包含されることを意味する1本明細書では表現法および用語法 は記載の目的のためであって制限されるものではないと理解すべきである。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184の個平成3年11月14日

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.B型肝炎に感染された患者に、2′,3′−ジデオキシイノシンおよび2′ ,3′−ジテオキシアデノシンおよび2′,3′−ジデオキシグアノシンよりな る群から選択された有効量のヌクレオシドを投与することよりなる、B型肝炎の 治療方法。
  2. 2.ヌクレオシドは、トリホスフェート塩の形態にあるところの請求項1記載の 方法。
  3. 3.ヌクレオシドは、薬学的に許容し得る担体の中にあるところの請求項1記載 の方法。
  4. 4.担体は、生理的食塩水であるところの請求項3記載の方法。
  5. 5.担体は、リボソームであるところの請求項2記載の方法。
  6. 6.ヌクレオシドを、毎日2ないし12回投与して約0.03ないし約0.5m g/kgの範囲の服用量で投与するところの請求項1記載の方法。
  7. 7.ヌクレオシドを、経口投与するところの請求項1記載の方法。
  8. 8.ヌクレオシドを、静脈投与するところの請求項1記載の方法。
  9. 9.ヌクレオシドを、筋肉内投与するところの請求項1記載の方法。
  10. 10.ヌクレオシドを、直腸投与するところの請求項1記載の方法。
  11. 11.ヌクレオシドは親油化粉末の形態にあり、そしてこれを鼻腔内投与すると ころの請求項1記載の方法。
  12. 12.ヌクレオシドは、2′,3′−ジデオキシアデノシンであるところの請求 項1記載の方法。
  13. 13.ヌクレオシドは、2′,3′−ジデオキシイノシンであるところの請求項 1記載の方法。
  14. 14.ヌクレオシドは、2′,3′−ジデオキシクアノシンであるところの請求 項1記載の方法。
  15. 15.薬学的に許容し得る担体中に、2′,3′−ジデオキシイノシン、2′, 3′−ジデオキシアデノシンおよび2′,3′−ジデオキシクアノシンよりなる 群から選択されたヌクレオシドよりなる組成物。
  16. 16.ヌクレオシドは、トリホスフェート塩の形態にあるところの請求項15記 載の組成物。
  17. 17.B型肝炎の治療のために、2′,3′−ジデオキシイノシン、2′,3′ −ジデオキシアデノシンおよび2′,3′−ジデオキシグアノシンよりなる群か ら選択されたヌクレオシドを使用する方法。
  18. 18.ヌクレオシドは、トリホスフェート塩の形態にあるところの請求項17記 載の方法。
  19. 19.ヌクレオシドは、薬学的に許容し得る担体の中にあるところの請求項17 記載の方法。
  20. 20.担体は、生理的食塩水であるところの請求項19記載の方法。
  21. 21.担体は、リボソームであるところの請求項19記載の方法。
  22. 22.ヌクレオシドを、毎日2ないし12回投与して約0.03ないし約0.5 mg/kgの範囲の服用量で与えるところの請求項17記載の方法。
  23. 23.ヌクレオシドを、経口投与するところの請求項17記載の方法。
  24. 24.ヌクレオシドを、静脈投与するところの請求項17記載の方法。
  25. 25.ヌクレオシドを、筋肉内投与するところの請求項17記載の方法。
  26. 26.ヌクレオシドを、直腸投与するところの請求項17記載の方法。
  27. 27.ヌクレオシドは親油化粉末の形態にあり、そしてこれを鼻腔内投与すると ころの請求項17記載の方法。
  28. 28.ヌクレオシドは、2′,3′−ジデオキシアデノシンであるところの請求 項17記載の方法。
  29. 29.ヌクレオシドは、2′,3′−ジデオキシイノシンであるところの請求項 17記載の方法。
  30. 30.ヌクレオシドは、2′,3′−ジデオキシクアノシンであるところの請求 項17記載の方法。
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