JPH04501519A - 超音波骨分析方法及び装置 - Google Patents

超音波骨分析方法及び装置

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JPH04501519A
JPH04501519A JP1509049A JP50904989A JPH04501519A JP H04501519 A JPH04501519 A JP H04501519A JP 1509049 A JP1509049 A JP 1509049A JP 50904989 A JP50904989 A JP 50904989A JP H04501519 A JPH04501519 A JP H04501519A
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ブランデンバーガー,ゲイリィ,エッチ.
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オステオ ― テクノロジー,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 超音波骨分行方法及び装置 発明の背景 方法に関し、より詳細には超音波エネルギを使用して生体内の骨強度を決定する 装置及び方法に関する。
解されていない病気である。ここで“骨粗化症”と0う用語は骨強度が劣化して 終局的に骨折を生じるようなさまざまな状態に使用する。
骨強度を理解するには、骨の構造及び構成を理解する必要がある。全ての骨はコ ラーゲン、結晶化カルシウム及び間質流体の同じ構造要素で出来ているが、個々 の骨は著しく異なる構造を有している。骨格系は一般的(こ2つのカテゴリーに 分割することができ、それは皮層(緻密質)骨及び網状(海綿質)骨である。体 内の大概の骨は両方のカテゴリーを有し、緻密質の皮層骨は海綿質の網状骨の核 をとりまく外皮を形成する。網状骨(1板及び(トラベキュラと呼ばれる)円柱 て出来た3次元格子の形状であり、間質流体は赤及び黄色の骨髄及びほんの僅か の他物質からなっている。
最近の研究により、骨の復械的強度の劣化は3つの異なる相関した機構により生 じることが示唆されている。
第1の、最も広範に認識されているのは、30代で始って全ての人に生じる骨量 の減損である。文献は結論として骨強度は骨量の減損と共に低減するとしている 。例えば、ジェー・バイオメカニクス、1987年、第20巻、第11/12号 、第1.055〜1.061頁のゴールドスタイン・ニス・ニーの論文“トラベ キュラ骨の機械的性質:解剖学的位置及び機能への依存性”を参照されたい。
骨強度を劣化させる第2の潜在的に重要な機構は骨マトリクス自体の劣化である 。近年発見された確証はトラベキュラ骨内のコラーゲンの生化学的安定度は年と 共に降下することを示唆している。オクスランド、エッチ、モスキルド、エル、 オルトフト、ジー、“人間のトラベキュラ骨からのコラーゲン安定度の年齢によ る変化“(アブストラクト$97)、骨粗髭症国際シンポジウム議事録、編集、 ジエー・ジエンセン、ビー・リース、シー・クリスチャンセン、アールボーグ、 デンマーク、1987年、9月27日〜10月2日を参照されたい。さらに、ト ラベキュラ骨のコラーゲン含有量が婦人の場合骨粗3症により低減するようにみ える。バーケンバーガー、ディー・エッチ、“骨粗國症骨のコラーゲンの著しい 欠除”骨粗鮎症国際シンポジウム議事録、編集、ジエー・ジエンセン、ビー・リ ース、シー・クリスチャンセン、アールボーグ、デンマーク、1987年9月2 7日〜10月2日を参照されたい。これらの文献には、骨量とは無関係に、トラ ベキュラマトリクスを結合する蛋白の弱化が示唆されている。骨強度は外傷が無 い場合に人間が骨粗眩症骨折に苦しむかどうかを決定するのに重要である。
骨強度を劣化させる第3の機構は骨量減損が僅かであったりほとんど無い場合で も、トラベキュラ構造の骨粗化症に関連した変化であることが判った。例えば、 1985年のCa1cif、 Ti5sue Int、 、37 : 594− 597のクリールコバー、エム、等の“背椎圧縮骨折の病因における3次元トラ ベキュラ微小構造の役割“を参照されたい。
これらの文献には骨構造の骨粗髭症変化の3つの局面が示されている。第1は非 修復疲労ダメージであり、疲労は骨のストレスの繰り返しサイクリングにより生 じる。
このような繰り返しサイクリングにより疲労ダメージが生じ、このような疲労ダ メージが修復されないと骨強度か劣化する。疲労ダメージの修復か不完全である と、ダメージを受けた骨が再吸収されて新しい骨と入れ替っていない場合にさら に骨強度が低下することがある。第2は更年期の婦人に生じることがある網状骨 内の層板間のトラベキュラ数の低減等の、トラベキュラ構造の劣化である。第3 はCa1icificationの欠除を示すコラーゲンの結果たる骨法蓄積で ある。骨強度を劣化させるこらの要因はいずれも必ずしも骨量減損を特徴としな い。例えば、トラベキュラ層板間のトラベキュラ円柱の減損は骨量減損のみによ る場合よりも余計に骨強度を低減させるようにみえる。
従来、骨の病気を検出及び評価するのにさまざまな方法が採用されてきた。それ は地域及び医療上の特殊性によって異っている。産科、婦人科、内分泌科、栄養 学、内科、整形外科、放射線科、核医学科、家庭及び一般診療科の専門医は骨の 病気に関心を持っている。彼等の関心に応じて、これらの専門医は次のような骨 の健康評価技術のいくつかもしくは全てを使用することができる。
一つの評価技術は背柱構造に特別な注意を払う身体検査である。背中の激痛及び /もしくは明瞭な曲り(後前症)は骨粗鬆症等の背痛の後の段階における徴候で ある。
第2の評価技術はリスク要因評価であり、ここでは患者の医療及び家族歴を調べ 且っ/もしくは喫煙、アルコール消費及び食事等の個人的習慣を分析して骨粗3 症骨折の相対的リスクを評価する。可能性として広く認識はされているか、背痛 を予示する主要な特定リスク要因の結論的証拠は挙げられていない。ジエー・テ ィ・シトロン等の“重み付はクリニック変数のスケールを使用したpeak p rememenopausal骨量の予測”、骨粗3症国際シンポジューム議事 録、1987年9月/り0月、デンマーク、編集者ニジニー・ジエンセン、ビー ・リース、シー・クリスチャンセン、アブストラクト#17を参照されたい。
第3の評価技術は血液及び尿化学に関し、血液と尿の化学分析を行って骨代謝に 関するカルシウム及び他の要因の存在を決定する。骨代謝に明確に関連はしてい るが、このような化学は必ずしも骨強度を表示しない。
第4の方法は骨量測定技術に関し、骨格系の全体もしくは所望部を通過した放射 を供試骨の前蓋密度に関する表示として測定する。このような骨量測定技術はベ ック等の論文“医者の骨粗鬆症リソースマニュアル:判定ガイド”国際骨粗3症 協会、第14〜16頁、1987年に記載されており、X線、単ホトン吸収計、 二重ホトン吸収計及び量子計算トモグラフィを含んでいる。
前記技術により生体内の骨に関する情報は得られるが、あらゆる場合に高信頼度 で骨強度を決定するには不充分な情報である。例えば、骨量測定技術により骨量 に関する情報は得られるがその構造は得られず、両要因共骨の強度評価にとって 重要である。骨粗髭症骨折リスクをより有効に評価するには、骨強度をより直接 的に評価する必要がある。これが骨強度を超音波で測定する動機となる。
音は移動する機械的振動である。伝播するにつれて、振動は媒体の機械的性質と 相互作用して漸次変化する。
骨に伝達される機械的振動と超音波が骨中を公知の距離だけ伝播した後の機械的 振動との差を観察すれば、骨の機械的性質のい(つかを決定することができる。
骨強度の測定に対する超音波の特定応用について検討する前に、根元的な医学的 概念について調べることが重要である。(“X”として示す)特定方向の歪みは (F′として示す)特定方向の応力を加えた時に物体が示す変形である。例えば 、歪みXはFの力により骨が圧縮される%として示すことができる。その特定方 向に関する弾性係数Eは、特定量の応力(F)を加えた時に物体がどれだけ変形 するかを示すにすぎない。大きな力Fを加えた時に僅かな歪みしか示さない強力 な物体の弾性率Eは大きい。弱い物体は弾性係数Eが小さく、小さな応力でも大 きな歪みを示す。3つの値は次のように関連している。
一定の弾性係数Eを有する骨に特定方向の応力Fを加えると、応力が骨の塑性変 形や永久変化を生じる程大きくない限り、(1)式で決る量Xだけ同じ方向に変 形する。骨折が始まるのは歪みを生じる応力を取り除いた時に骨が元の状態へ戻 らなくなる歪レベルである。骨折ははっきりした骨折もしくは疲労骨折の微妙な ダメージである。XTは骨折が始まる応力の閾値である。Fアはこの歪みを生じ る対応する応力である。次に、前記した歪/応力関係式から次式が得られる。
FT=E “Xア (2) 切迫した骨折を予測するには、a)、環境により骨が示す最大歪みがXTを超え るか、b)、環境による最大歪みがFTを超えるか、を決定しなければならない 。もちろん、FTやXTを決定することができないため、これらいずれかの骨特 性により切迫した骨折を予測するのは学術的なことである。同様に、物体の活動 による最大歪みやその結果たる最大変形を測定することはできない。
もう一つの方法は、骨が弱くなると、所与の応力Fを加えた時に強い骨に同じ応 力を加える場合よりも大きい歪みXが生じることに目をつけている。従って、弾 性係数Eは骨が弱くなるにつれ低下しなければならない。従って、弾性係数は骨 折可能性の重要な要素として捕えることができる。
固体力学は超音波信号の速度を前記応力/歪式に関連ずける。骨等の固体中の所 定方向における縦方向音速Vは、 となり、ここにEは考慮する方向における弾性係数、rは例えばgram/cc 単位で示す骨の質量密度である。
アベンドシェイン、ダブリュー・ハイアット、ジー・ダブり二の論文“骨の超音 波及び選定物理特性” Cl1n。
計重op、 Re1. Res、、69 : 294−3OL1970年を参照 されたい。
老化及びある種の病気により骨密度r及び骨強度が低下する。骨強度の劣化は弾 性係数Eの低下の証拠である。
しかしながら、劣化した前状態の表面における音速の変化については、(3)式 の情報は不充分である。
見過されているのは弾性係数Eと骨密度rとの関係である。弾性係数は経験的に 密度rの二乗に比例することが判っている。
E=K ”r” (4) 例えば、J、 Biomechanics(in press)、 1988年 のライス、ジェー・シー、コーライン、ニス・シーボーマン、ジエー・ニーの論 文“網状骨の弾性及び強度の見掛は上の密度に対する依存性”を参照されたい。
比例係数Kには物理的解釈がある。骨の主要な構造要素はコラーゲン原線維、結 晶化カルシウム(アパタイト)及び間質粘性流体(骨髄)である。各々の比率が 異なれば密度に対する値も異ってくる。しかしながら、前記したように、特定密 度rに対して異なる人間(もしくは同じ人間の人生の異なる段階)の同じ骨の同 じ領域が異なる骨強度を有することがある、すなわち、骨は同じ密度rであるが 弾性係数Eが異なることがある。これは骨品質係数にの違いにより説明される。
この相違の大部分は骨自体の顕微鏡構造にある。例えば、Ca1cif、 Ti 5sue Int、37 : 594−597.1985年のエム・クリールコ パー等の論文“を椎圧縮骨折の病因における3次元トラベキュラ微小構造の役割 ”を参照されたい。例えば、骨を粉砕し次にそれを円筒状に堅めて殆んど強度を 持たない非常に高密度の物体を生成することができる。事実、骨粗3症骨折に苦 しんだ後、粉砕されたを椎はX線、CTもしくは二重ホトン装置で測定した場合 に隣接する正常なを椎よりも高い質量密度を示すことが多い。Bone and  Mineral、2 : 141−146.1987年のヒユー、ニス・エル 、スレメンダ、シー・ダブリニ・ジョンストン、シー・シー、アップルトーン、 シー・アールの“を椎骨密度に対する年齢及び更年期の影響”及びチャールスト ン、ニスシー、1986年4月23−25.22−24、第7回医学研究 Ra ss会議報告書骨品質係数にのもう一つの潜在的に重要な決定要素は骨マトリク ス自体の品質である。前記したように、トラベキュラ骨内のコラーゲンの生化学 的安定度は年齢と共に低下する。さらに、トラベキュラ骨のコラーゲン含有量は 骨粗髭症婦人の場合には低くなるようである。両結果共トラベキュラマトリクス を結合させる蛋白の弱化を示唆している。さらに、非回復疲労ダメージや骨状蓄 積により骨品質係数には劣化する。
次に、骨品質係数には骨構造及び骨マトリクスの品質を示す。構造品質の測定値 のように見える。所与の密度rに対して、骨品質係数Kが高い程骨は強くなる。
これが超音波とどのように関連するかを理解するために、弾性係数Eの(4)式 を(3)式の音速Vの式に代入する。すると、弾性係数Eが消えて、次式か残る 。
こうして、骨品質係数にや密度rを低下させる骨の劣′化により速度Vが低下し 、それは速度Vの前式のように、量密度rが分母に現われないためである。骨の 密度rしか測定しない放射線装置は骨の機械的性質を特徴ずけるのに必要な情報 の一部しか入手できない。骨の物理的構造に関する情報がない。これに対して、 音速は密度r及び骨品質係数にで表わされる構造品質の両方に関連する量が得ら れる。
次に、速度自体は骨品質の測定値として使用できるように見える。さらに、速度 は骨折のかかり易さのおおよその指標として使用することができる。しかしなが ら、任意の指標の精度は量化するのが困難な他の制御不能要因と折れ合うことに なる。サンフランシスコ、CA。
95−101S1987年、エッチ・ケイ・ジエナント編集、放射線研究及び教 育協会の骨粗髭症最新情報1987のオズニツチ、アール・ディ、の論文“骨質 量測定による骨折予測“を参照されたい。これらの制御不能要因には、例えば、 個人の物理的活動範囲、筋肉状態、協調喪失、環境(例えば、氷状階段上の頻繁 な歩行)及び一般的健康が含まれる。従って、臨床医は一つの測定値に頼るので はな(全ての要因を同時に評価しなければならない。
音速伝播は工学材料の弾性係数及び破断強度の特性を表わすのにうまく使用され ている。骨店への応用可能性を認識して、骨生体力学研究者達は音速を使用して 、生体外で、骨の弾性係数及び破断強度を評価できるという結論に達した。Cl 1n、 0rthop、 Re1. Re569 : 294−301.197 0年、のダブリニー・アベンドシエイン、ハイアット、ジー・ダブりニーの論文 “骨の超音波及び選定物理的性質”、ジェー・生体力学、17 (5):349 −361S1984年、のアシュマン、アール・ビー・コーライン、ニス・シー ・パンバスカーク、ダブりニー・シー・ライス、ジエー・シーの論文“皮質骨の 弾性特性を測定するための連続波技術”、ジエー・生体力学、18(9)ニア1 7−721.1985年のアシュマン、アール・ビー、ロシナ、ジー・コーライ ン、ニス・シー、フすンテノット・エム・ジーの論文“犬の下顎骨の骨組織は弾 性等方性である”、及びジエー・生体力学、20(10):979−986.1 987年のアシュマン、アール・ビー、コリン、ジエー・ディー、ターナ、シー ・エッチの論文“網状骨の弾性特性:超音波技術による測定“を参照されたい。
速度による骨の生体外特性表示が成功したにもかかわらず、生体内応用の成功は 確認されていない。バルク共振周波数の測定値から長い骨の速度を推定する試み が前になされた。Phys、 Med、 Biol、 15 (3) 417− 426.1970年のシュリスト、ジエー・エム、の論文“骨の弾性応答の生体 内決定 10尺骨共振周波数決定法“、Phys。
Med、 Biol、 15 (3) : 427−434.1970年のジュ リスト、ジエー・エムの論文“骨の弾性応答の生体内決定 ■、骨粗慰症、糖尿 病及び正常な対象における尺骨共振周波数” 、 Ca1cif、 Ti5su e Int、35 : 153−158、1983年のフジタ・ティ等の論文“ 骨共振周波数測定の基本的及び臨床学的評価”を参照されたい。筋肉緊張、脂肪 量及び筋肉組織1等の主エラー源の制御が困難で長い骨の形状が複雑なため成功 例は少ない。また、骨サイズをX線で評価するには正確な速度測定値の必要条件 として長い骨の長さを正確に決定する必要がある。
周辺骨内の速度を直接測定する方法の開発により成功率が高くなってきた。この 作業は馬の拳骨及び中足骨の疲労骨折を検出して重大な骨折が生じる前に競馬馬 の訓練に介入することで開始された。例えば、Proc、 Amer。
As5oc、 Equine Praet、 26 : 295−306 、  1980年のブラット、ジー・ダブリュの論文“生体内超音波前強度評価法″  ; Proc、 Amer、 As5oc、 Equine Pract、 2 9 :343−351.1983年のラビン、ディー・ニス等の論文“サラブレ ッド競走馬の管強度評価の臨床学的用途”;Vet、 Record、116  : 337−342.1985年のシェフコツト、エル・ビー等の“馬の骨品質 評価の道具としての超音波“を参照されたい。
人間の骨品質と超音波速度との関係か26マイルのボストンマラソンの走者につ いて証明された。ジェー・生体力学、20 (7)723−727.1987年 のルピン、シー・ティ等の“激しい肉体活動に続く骨の機械的性質の急変を決定 する生体内超音波の使用”を参照されたい。
人間に対する臨床学的応用の可能性が早産新生児の前状態の研究で証明された。
Pediatric Re5earch、22(5):541−544.198 7年のライト、エル・ダブりニー・グレード、エム・ジエー、ゴパル、ジエーの 論文“新生児の前状態の評価に対する超音波伝送の使用”を参照されたい。研究 は2つの要素を有している。第1に、本来の位置で測定される見掛は上の速度が 死後の新生児の生体外で骨ミネラル含有量(BMC) 、妊娠年齢及び破断強度 と比較された。第2に、新生児にBMC及び超音波分析を行った。この研究によ り、超音波信号の速度は妊娠年齢と共に直線状に増大しBMC及び破断強度とよ く相関することが判った。
この研究はProc、第33回合合、Soc、 Nucl、 Med。
1986年6月のギルバート等の論文“閉経後骨粗鬆症における伝送超音波と骨 量量化技術”て検討されており、その中てブラットの米国特許第4.421.1 19号の教示に従って膝蓋の超音波速度とを柱及び手首で測定した量密度の相関 性が示されている。
前記方法は管強度の生体内超音波測定が有用である可能性を示してはいるが、臨 床学的な有用性を有する装置を開示もしくは示唆しているものはない。現在利用 できる超音波生体内骨強度測定法は正確でも繰返し可能でもない。若い非骨粗鬆 症対象と老いた骨粗鬆症対象との間には、膝蓋等の、網状骨の速度に最大15% の差があることをお判り願いたい。さらに、膝蓋等の、一つの骨で測定する速度 は骨内の波の伝播径路の位置に応じて1596程度変動する。従って、本技術で は所与の結果が骨粗鬆症によるものか測定装置の動作に関する変数によるものか を予測することができない。
さらに、現在利用可能な技術は骨の異方性や異質性及び超音波か往来する送受信 トランスジューサ間の径路数を考慮していない。現在、装置は径路を区別しない 。従って、骨等の身体の一部を通る生体内の所望径路を見つけて、所望径路に沿 って超音波信号を指向する方法及び装置を提供することが本発明の一つの目的で ある。所望径路に沿って伝播する超音波信号成分を受信し、それを他の成分から 識別して身体の一部の強度に関する情報を与える速度を決定することが本発明の もう一つの目的である。
発明の概要 本発明の他の目的及び利点は一部以下の説明に記載され、一部は説明から明白で あるかもしくは発明を実施すれば判る。本発明の目的及び利点は特許請求の範囲 に指摘された手段及び組合せにより実現し達成することができる。
本発明の生体内の骨の所望径路に沿った超音波の速度を繰返し正確に決定するこ とができる骨の生体内超音波分析方法及び装置を提供することにより従来技術の 問題点及び欠点を克服するものである。本発明は骨の異方性と異質性及び超音波 信号が骨の中のいくつかの径路を横切する結果を考慮するものである。
前記目的を達成し、ここで実施し広範に記載した、本発明の目的に従って、超音 波信号を身体の一部の所望径路に沿って指向させ身体の一部の強度を決定する方 法が提供される。超音波信号は身体の一部中の所望の超音波径路を含む、複数の 超音波径路に沿って伝播することができる。身体の一部は複数の各径路に沿って 超音波信号と異った相互作用をする。
本発明の方法は超音波送信機及び超音波受信機を身体の一部に近接配置し、前記 所望径路に沿って前記送信機と前記受信機間に直接超音波径路を確立するステッ プを含んでいる。超音波信号は身体の一部中へ受信機に向って送出され身体の一 部を伝播した後に受信される。次に、受信電子信号が発生され、それは受信機が 受信する超音波信号を表わす。
次のステップにおいて、受信した電子信号の信号調整を行って調整された電子波 形を発生する。次に、調整された電子波形の選定特性が標準波形の対応する選定 特性と比較され、標準波形は送出される超音波信号が少くとも身体の一部中を所 望径路に沿って伝播される時に身体の一部と送出超音波信号との相互作用により 得られる。
送信機及び受信機は身体の一部に対して異なる方位に連続的に再位置決めされ、 調整された電子波形の選定特性が標準波形の選定特性と実質的に同じとなるまで 異なる超音波径路を確立し、送信機から送出される超音波信号が少くとも所望の 径路に沿って前記受信機へ伝播したことを示す。
所望径路に沿って身体の一部中を伝播する超音波信号成分の伝播時間が次に超音 波信号が送出されてから所望径路に沿って身体の一部中を伝播する受信超音波成 分が受信されるまでの経過時間として計算される。
所望径路に沿って身体の一部中を伝播する受信された超音波信号成分の見掛は上 の速度は受信機と送信機間の決定距離を測定された伝播時間で除して計算するこ とができる。見掛は上の速度は身体の一部の強度に関連する。
本発明は超音波信号を身体の一部中の所望の超音波径路に沿って指向させ身体の 一部の強度を確立する装置にも関連している。超音波信号は身体の一部が複数の 各径路に沿って超音波信号と異なる相互作用をしながら、複数の超音波径路に沿 って伝播することができる。
本発明の装置は身体の一部に近接配置されて送信機と受信機の間にほぼ所望径路 に沿った直接超音波径路を確立する超音波送信機及び超音波受信機を含んでいる 。送信機は身体の一部中を受信機に向って超音波信号を送出する手段を含み、受 信機は送信された超音波信号を身体の一部中を伝播した後に受信して受信機が受 信する超音波信号を表わす受信電子信号を発生する手段を含んでいる。
本装置はさらに受信機と通信して受信電子信号を調整された電子波形へ調整する 信号調整手段を含んでいる。
調整された電子波形の選定特性を標準波形の公知の選定特性と比較する比較手段 が信号調整手段に接続されている。標準波形は身体の一部と送出超音波信号が少 くとも身体の一部中の所望径路に沿って伝播する時の送出超音波信号との相互作 用により得られる。比較手段により調整された電子波形の選定特性と標準波形の 公知の選定特性を比較することができる。
本発明に従った装置はさらに、比較手段に応答して、所望の超音波信号が身体の 一部中を伝播する時間を超音波信号が送出されてから身体の一部中を所望径路に 沿って伝播する超音波信号が受信されるまでに経過する時間として測定する計算 手段を含んでいる。計算手段はまた受信機と送信機間の距離を測定された伝播時 間で除して身体の一部中を所望径路に沿って伝播する超音波信号成分の見掛は上 の速度に対する値を計算する。見掛は上の速度は身体の一部の強度に関連してい る。
図面の簡単な説明 本明細書に組み入れられその一部を構成する添付図は本発明の一実施例を示し、 明細書と共に本発明の詳細な説明するものである。
第1図は人間の膝に近接配置された超音波送信機及び超音波受信機を含む人間の 膝の斜視図、第2図は人間の原著の横断面図、 第3図は人間の原著の異なる部分を伝播する時の超音波信号の減衰グラフ、 第4a図は人間の原著の前方皮質を伝播する超音波信号成分のグラフ表示、 第4b図は人間の原著内の所望径路を伝播する超音波成分のグラフ表示、 第4c図は人間の原著を取り巻く軟組織中を伝播する超音波信号成分のグラフ表 示、 第4d図は人間の原著の前方皮質及び所望径路中を伝播する超音波信号のグラフ 表示、 第5図は本発明に従って使用する標準波形図、第6図は本発明に従って身体の一 部の超音波分析を行う装置の斜視図、 第7図は第1図の装置のブロック及び略図、第8A図は本発明に従って所望径路 に沿って超音波信号を指向させ身体の部位の強度を決定する方法のチャート図、 第8B図は調整された電子波形を標準波形と比較する方法のフロー図、 第9図は自動利得レンジャーを含む本発明に従った波形発生手段の実施例のブロ ック回路図、第10図はログ圧縮器を含む本発明に従った波形発生手段の実施例 のブロック回路図、 第11図〜第13図は本発明に従って原著中の所望径路から異なる径路に沿って 人間の原著中を通過した超音波波形表示である。
実施例の説明 次に、本発明の実施例を詳細に参照し、その−例を添付図に示す。
A、骨構造及び超音波伝播 本発明を理解するには、過去の超音波測定技術において適切に考慮されなかった 、骨構造の深い理解が重要である。全ての骨は結晶化カルシウム(ハイドロクシ アパタイト)と、90%はコラーゲンである。有機材で構成されている。個々の トラベキュラの方位は、骨の構造をその機能に関連ずける仮説である、ウォルフ の法則に従うように見え、それは骨の形式もしくは形状が与えられると管要素は 作用応力の方向に配置もしくは変位されるということである。大腿頚部や原著等 の網状骨内のトラベキュラの方位は明らかにこれを示している。
複雑な構成及び構造要素により、骨は異方性、異質性の流体充填有孔材である。
“異方性”とは一方向における(音波速度を含む)機械的特性が骨の同じ領域内 の他の方向の特性とは異なることである。“異質性”とは骨の一つの領域におけ る(速度等の)機械的特性が他の領域における特性とは異なることである。
その結果、骨の構成はそれが耐えなければならない力と同様に複雑となる。これ は2つの効果を有する。第1に、骨の密度と構成は空間全体にわたって変化し、 個人によって異なる複雑なパターンであることが多い。はとんど全ての骨の異質 性はこれによる。第2に、骨マトリクスの主要な方位は骨に加わる主要な力の線 に沿ったものとされる。これにより、骨の機械的特性が異方性となる。主として 垂直な圧縮力を経験するを椎動物等の骨は横方向の強度が遥かに低い。
音速は伝播する骨の異質性を反映する。これは、例えば、速度は超音波信号がと る径路の関数となる人間の原著内で証明することができる。同様に、骨中を通る 超音波信号の速度は骨自体の異方性と釣り合った異方性を示す。これは、骨マト リクスの主要方位に対する伝播径路の角度に速度が大きく依存することを示して いる。
異質性及び異方性は組織内の速度測定に著しい衝撃を与え、測定プローブを測定 される身体の一部に一致させるプロトコルを厳しく制御する必要がある。例えば 、個人に対していくつかの測定を行う場合、超音波信号を送受信するプローブは 毎回正確に再配置して音波がマトリクスの主要方位に対して同じ方向に同じ骨量 だけ横切することを保証しなければならない。
異なる人間に対する測定値の有意比較を行うにはさらに厳しい制御を要する。− 人の人間から次の人間に対して測定される骨マトリクスの構成及び方位が比較て きなければならない。個人間の生物学的変異性かある場合には、超音波信号が同 じ径路を横切するように被測定骨に対してプローブを配置する慎重に設計された プローブ配置プロトコルが必要となる。
速度測定に影響を及ぼす他の要因として、超音波信号を送信トランスジューサか ら散開させる回折、骨内の屈折、及び骨の界面を横切する時の超音波信号の内部 反射が含まれる。さらに、骨表面の不規則性により超音波信号は一つよりも多く のモードで骨内に結合される。骨は横切及び縦方向モード等の多数の超音波伝播 モードを支持し、各モードが異なる特性速度を有するため、これは重要である。
一人の個人において再生可能で異なる個人間で比較可能な測定を行うには、異質 性及び異方性を制御できる骨測定位置を選定することが重要である。人間のこの ような測定位置は、例えば、as−calcis 、原着及び末梢撓骨である。
3つのうち、原着はを稚内の骨粗3症の存在を示す最も好ましい特性を有するこ とか判った。以下の説明では、本発明の方法及び装置を、生体内で、人間の原着 に応用するが、本発明は人間の原着以外にも動物の骨や人間の骨を含む、生体内 のさまざまな部位に応用できることをお判り願いたい。
原着はい(つかの理由により骨測定位置として好ましく、それは第1図及び第2 図を参照すればお判りいただける。第1図は膝に近接配置された超音波送信機2 6及び超音波受信機28を含む人間の膝の斜視図であり、第2図は第1図の■− ■線に沿った、生体内の、人間の原着の横断面図である。原着の第1の好ましい 特性はその前面付近の原着の中間横方向面がその側面上にほぼ平行な面200及 び201を有し、それらがそれぞれ超音波トランスジューサ26.28の位置を 定めて原着中の超音波径路を確立する面を与えることである。第2に、大概の個 人の原着を覆う軟組織層、例えば、トランスジューサ26.28を、それぞれ骨 から分離する軟組織層209.210は骨の幅に対して許容できる程薄い。第3 に、生体内で、原着中を超音波信号がとる所望径路はほぼ直線状とされ、骨等の 異質、異方性固体の場合のように弯曲することがない。
原着中の所望の超音波伝播径路は、例えば、中央上部の原着の濃密な前方皮質の 下に位置している。この所望の超音波伝播径路をここでは”所望径路”と呼び第 2図に番号25て示す。所望径路25は、例えば、主として垂直方向トラベキュ ラからなる領域を通る。所望径路に沿ったトラベキュラはウォルフの法則に従っ てこの領域内の主圧縮力に応答してこの垂直方位に恐らく発達する。
所望径路が位置する原着の中央上部は好ましい診断位置となり、それはその構造 がを椎動物の中央部の構造に類似していると思われるためである。従って、原着 中の所望径路に沿った骨の状態を決定することにより、を椎動物の中央部におけ る骨の状態を推断することができる。
原着中の、前記所望径路以外の、別の所望径路も識別することかできる。このよ うな原着中の別の所望径路及び原着以外の部位を通る所望径路も本発明の範囲内 とみなす。
前記したように、生体内で、超音波信号は人間の原著内へさまざまなモードで結 合され、身体の一部中で送信機26から受信機28までさまざまな径路をとる。
例えば、送信機26において原着中へ結合する超音波信号は前方皮質38中を( 点線で示す)径路202に沿い、原着の後部40中を(破線で示す)径路204 に沿い、原着の後方に位置する後方軟組織41中を(鎖線で示す)径路206に 沿い、原著前方の前方軟組織39中を径路208に沿って伝播することができる 。いずれの場合にも、軟組織が骨を取り巻いているため各超音波径路は少くとも いくつかの軟組織を横切する。
送信機26により送信され、生体内の、原着等の身体の一部32中を伝播し受信 機28により受信される超音波信号は、各々が軟組織もしくは軟組織と骨中の− っ以上の径路の両方を通る超音波信号の異なる径路に対応する、複数の成分を含 んでいる。一つの成分は所望径路25に対応し“所望信号”もしくは“診断信号 ”と呼ばれる。受信機28が受信する超音波信号内に所望の信号が存在すること を保証するのが本発明の目的である。所望信号が存在する場合、その到来時間を 確認し、その伝播時間及び速度を決定し、その速度を身体の一部の所望径路に沿 った部分の強度に関連ずけることができる。
原着中の異なる各径路は原着の異なる部分に沿っている。これら各部分が異なる 密度及び構造を存している。
原着のこれらの異なる部分は送信される超音波信号スペクトルの異なる周波数を 異なる程度だけ減衰させる。言いかえれば、送信される超音波信号は広帯域信号 であり、骨中の各径路は一部の超音波スペクトルだけを通過させる低域フィルタ として作用する。この現象を第3図にグラフで示す。
前方皮質38を通る超音波信号は高周波数において(35d b/am−MHz よりも大きい)高減衰を示す。所望径路に沿って伝播する超音波信号成分は中程 度(4〜35 db/ cm −MHz )の減衰量である。後方軟組織39や 前方軟組織41内で見つかる、軟組織中を伝播する超音波信号成分は原着中を送 信される任意の周波数において(およそ1 db/ an −MHz )比較的 低い減衰を示す。
前方皮質で見つかるような、濃密な骨を通る超音波信号の速度は、所望径路を横 切した骨のような、低濃密度の骨を通る超音波信号の速度よりも高いことが判っ ている。軟組織を通る超音波信号の速度はさらに低い。従って、濃密な骨中の伝 播に寄与する受信信号成分か最初に到来し、それに所望径路に沿って低濃密度の 骨中を伝播する成分が続き、さらに軟組織中を伝播する成分が続く。
送信される超音波信号が複数の径路をとる間、超音波信号の強度は送信機26と 受信機28との間に確立された直接径路から半径方向外向きに位置する径路で減 衰する。
例えば、後方軟組織39もしくは前方軟組織41中の径路に沿って伝播する超音 波信号の強度な送信機26と受信機28間の所望径路25に沿って伝播する超音 波信号の強度よりも低い。
第4a図〜第4c図は異なる径路に沿って伝播する受信波形の成分を示す。第4 a図は前方皮質38中を径路202に沿って伝播した受信波成分の波形を示し、 その到来時間はtcである。第4b図は所望径路25に沿って伝播した受信波成 分の波形を示し、その到来時間はt4であり、“所望信号”の波形を表わす。第 4c図は、それぞれ、径路208.206に沿って重畳する軟組織39.41中 を伝播した受信波成分の波形を示し、その到来時間はtcである。
第4d図は第4a図及び第4b図の成分を含む複合波形を示す。簡単にするため に、軟組織中を伝播する受信波成分は第4d図から省いである。第4d図に示す ように、中断点66は超音波エネルギが最初に受信機28により受信される点で ある。中断点66は前方皮質38を横切する超音波信号成分が受信される時間t eにおいて生じる。この成分は周波数及び振幅が低く速度が高く、他の成分より も前に到来する。従って、所望信号の到来時間、t、を正確に計るには、その到 来時間を前方皮質中を伝播する成分の到来時間、tc、から区別しなければなら ない。本発明に従ってこの区別を行う方法及び装置を次に詳細に説明する。
B、標準波形 第5図は“標準波形”と呼ぶ調整された電子波形を示し、一般的に番号60で示 す。“標準“という用語は少(とも所望径路25に沿って伝播する超音波信号が 受信機28により送信される時に常々発生する一般的波形を示し、受信機28は 受信電子信号を発生しそれは次に信号調整電子装置により調整される。
第5図に示す標準波形60は単なる説明用であり、外観、振幅もしくは骨と軟組 織間の相対エネルギ分布は著しく変動することがあるため、本発明を制限するも のと解釈してはならない。さらに、動物の骨や原着以外の人間の骨等の人間の原 着以外の部位に対して発生する場合、標準波形60は変動することがある。
標準波形60の複雑性の大部分は異なる径路に沿って伝播し異なる時間に受信機 に到来する多くの異なる超音波成分による。標準波形60の重要な特徴はその最 初に到来する成分が所望径路25に沿って伝播する超音波信号成分に関連し、そ の成分の到来時間を容易に決定できることである。
標準波形60は初期インパルス62のリーダー61、ベースライン64、ベース ライン中断66、第1のふれ68、第1のゼロ振幅点70、青信号72及び軟組 織信号74等のいくつかの特性を含んでいる。標準波形60はまた、絶対値及び 相対値の両方で、青信号72及び軟組織信号74に含まれるエネルギ量に特徴が ある。すなわち、青信号72にはある量のエネルギが付随しており、組織信号7 4にはある量のエネルギが付随している。
リーダー61は超音波励起が送信される前に集められる短いサンプルである。初 期インパルス62は電磁干渉、すなわち“クロストーク”のバーストであり、超 音波信号の送信時に、後記するように、信号処理電子装置により検出される。初 期インパルス62は受信機28に存在するいかなる超音波信号をも表わすもので はないが、超音波励起が送信される時間を確認するのに有用である。
標準波形60をビデオディスプレイ装置上に表示する場合には、水平尺度及び波 形ディスプレイのオフセットを調整して初期インパルス62の表示を無くする。
ベースライン64は初期インパルスが消えた後音響信号が受信機28に到来する 前に生じる。ベースライン64は到来する音響エネルギの検出に使用するノイズ 閾値を確立するのに使用する波形のゼロ振幅成分である。
ベースライン中断66は超音波信号が最初に受信機28により受信される点であ る。
第1のふれ68は標準波形60のベースライン64からの最初の逸脱である。第 5図は最初のふれ68を負の半サイクルとして示している。好ましくは、送信機 26により送信される超音波信号は第1の極性の第1の半サイクルを有し、標準 波形60は第1の極性の第1の半サイクルを有する。標準波形及び送信超音波信 号の最初の半サイクルに対して極性を保証することにより、標準波形60で示す 送信超音波信号は所望径路に沿って伝播し受信トランスジューサにおいて屈折弯 曲したり過剰な位相相殺を受けることがないことを大いに確信することができる 。“位相相殺″という用語は超音波信号が2つ以上の異なる径路に沿って伝播し 互いに相殺されるように位相がずれて受信機に到来する状態のことである。最初 のゼロ振幅点70は第1のふれ68の終りをマークし、受信波形がゼロの振幅を 有するベースライン中断66の後の最初の点である。
C1超音波信号を所望径路に沿って指向させ身体の一部の強度を決定する方法及 び装置本発明に従って、身体の一部を通る所望超音波径路に沿って超音波信号を 指向させ身体の一部の強度を確立する方法が提供される。超音波信号は複数の超 音波径路に沿って伝播することができ、身体の一部は複数の各径路に沿って超音 波信号と異なる相互作用を行う。本発明の方法を実施するのに有用な装置を第6 図に斜視図として且つ第7図にブロック図として示し、一般的に番号10で示す 。装置はコンピュータ18と連絡され且つプローブケーブル14を介して超音波 フロントエンド23を付随している。コンピュータ18は中央処理装置(以後、 CPUと呼ぶ)19、ビデオディスプレイ24、検査される身体の一部に関する 情報の記憶及び読み取りを行うディスクドライブ21 (第6図)等の記憶装置 20(第7図)、及びCPU19と超音波装置の残部との間のインターフェイス を提供する超音波フロントエンド23(第7図)を含んでいる。コンピュータ1 8に情報を入力するキーボード22が設けられている。このような情報として患 者に関する情報、変化される測定パラメータに関する情報、もしくはビデオディ スプレイ24上への波形の表示方法に関する情報が含まれる。これらの要素の構 造及び機能については後記する。
第8A図及び第8B図は本発明の方法を実施する好ましい手順を示す。本発明に 従って、本方法は超音波送信機及び超音波受信機を身体の一部の近辺に位置決め して送信機及び受信機間でほぼ所望径路に沿って直接超音波径路を確立するステ ップ(ステップ82)を含んでいる。
本発明の方法を実施するのに有用な装置はプローブ12を含んでいる。プローブ 12は超音波トランスジューサ26及び28を含んでいる。第1図、第2図及び 第7図に示すように、送信機26及び受信機28は、生体内で、原着等の身体の 一部に近接配置して両者間に所望径路25を確立するようにすることができる。
好ましくは、送信機及び受信機は身体の一部の両側に配置される。
また、送信機及び受信機は身体の一部の同じ側に配置することもできる。いずれ の場合にも、送信機26及び受信機28は身体の一部32に近接配置して所望径 路、例えば、径路25に沿った直接超音波径路を確立しなければならない。
送信機26及び受信機28は好ましくは身体の一部32と音響的に結合されてい る。これは、図示せぬ音響結合ゲル等の音響結合媒体を、送信機26と身体の一 部32間及び受信機28と身体の一部32巻に施して達成することができる。
本発明に従って、本方法は受信機に向って身体の一部中へ超音波信号を送出する ステップ(ステップ84)を含んでいる。第9図及び第10図は装置10のある 電子装置の別の実施例を示す。第9図及び第10図に示すように、CPU19は 数サイクルの周期的電子信号バーストを発生する励起発生器104を制御する。
励起発生器104からの信号はドライバ106により増幅され送信機26より超 音波信号へ変換される。送信機26は超音波信号を身体の一部32中へ送出する ことができ、そこで受信機により受信される。好ましくは、送信機26及び受信 機28は、例えば、米国、マサチューセラ州、つすルサムのバナメトリック社製 、モデルNnV533、等と同じ超音波トランスジューサである。好ましくは、 このような超音波トランスジューサは2.25MHzの公称中心周波数、80% のおよそ6db帯域幅、及び100〜600 k)t:帯域内に有意の信号エネ ルギを有する超音波信号を送受信することができる。前記したように、骨は高周 波を減衰させる。従って、送信された超音波信号が100〜600 kHz範囲 内に有意エネルギを含むことを保証すれば、骨中の径路に沿って充分な超音波エ ネルギが伝播して受信機28により検出できることが確実になる。好ましくは、 送信された超音波信号は、例えば、5μs程度の短い持続時間である。
本発明に従って、本方法は(1)、送出された超音波信号を身体の一部中を伝播 した後に受信して受信機が受信する超音波信号を表わす受信電子信号を発生する (ステップ86)及び(2)、受信した電子信号を信号調整して調整された電子 波形を発生するステップ(ステップ88)を含んでいる。
本発明の方法を実施するために、受信機28が発生する電子信号を受信機28が 受信する超音波信号を表わす調整された波形へ調整する信号調整手段が設けられ ている。実施例において、信号調整手段は第9図及び第10図に示す破線ボック ス124.124’に囲まれた要素を含んでいる。
これらのそれぞれの図において、受信機28からの受信された電子信号は線11 3に沿って通過し前置増幅器112により増幅される。実施例に示すように、前 置増幅器100は100db(およそ100.000倍)の利得Gを与える。次 に、増幅された信号は後記するいくつかの要素中を通過してデジタイザttSの 入力となり、それは増幅された信号を20メガサンプル/秒でサンプルし8ビツ トアナログ/デジタル変換器を使用してそれをデジタル化する。このようにして 、1024サンプルが集められ、各サンプルは“ポイント“と呼ばれるポイント を集めたものは“レコード”と呼ばれる。
装置の信号/ノイズ比を向上させるために、32のレコードを連続的に得て波形 アベリジャ120によりポイント毎に平均化する。こうして得られる平均化され た1024ポイントの集りは“調整された電子波形”と呼ばれる。調整された電 子波形は受信された超音波信号の電子的表示でありビデオディスプレイ24上に 表示したり、記憶手段20に記憶したりCPU19によりさらに処理することが できる。
受信超音波信号の処理が適切なシーケンスで生じることを保証するためのクロッ ク及びコントロール122が設けられている。信号調整手段124はさらに20 kHz〜3MHzの帯域を通過させるバンドパスフィルタを含んでいる。
好ましくは、信号調整手段124は受信超音波信号の振幅が好ましい範囲内の値 となることを保証する自動利得範囲手段を含んでいる。自動利得範囲手段は信号 調整手段124の線型動作を行う。実施例に示すように、自動利得範囲手段は超 音波フロントエンド23内に配置することができ、第9図に示すように、動作上 CPU19に接続される利得制御器114を含むことができる。利得制御器11 4は0〜60dbの減衰が可能である。
自動利得範囲手段の替りに、信号調整手段124は受信超音波信号をログ圧縮し て受信超音波信号の振幅が好ましい範囲の値となることを保証するログ圧縮手段 を含むことができる。このようにして、ログ圧縮手段により波形発生手段の線型 動作が行われる。第10図に示すように、ログ圧縮手段はログ圧縮器125及び エクスボネンシエータ126を含むことができる。ログ圧縮器125はバンドパ スフィルタ116を通過する信号をその信号の対数に変換する。
受信機128が発生する受信電子信号は交互に正負であり頻繁にOを通過する正 弦波を含んでいる。従って、信号処理の同業者にはお判りのように、単純に受信 電子信号の対数をとることはできない。従って、Sが受信電子信号である場合に 、log(s)を計算する替りに、ログ圧縮器125はclog(s)を計算し 、ここに、Lは小振幅のS、すなわち、IsI≦Lに対して、clog(s)が 線型動作へ戻るように選定される。これにより、Sが1より小さい値からOもし くは負の値となる時に対数が負、負の無限大、もしくは定義されない数となるこ とが避けられる。I7の値はlよりも太き(且つQ=log (L)となるよう に選定され、clog演算がSの連続関数となって対数から線型演算への、l  S l =L遷移の周りに不連続性がないようにされる。
エクスボネンシエータ126は信号のデジタル化された対数を元の形式へ拡張す る。次に信号調整手段124に関して説明した方法で信号を処理して調整された 電子波形を発生する。
本発明に従って、本方法は調整された電子波形の選定特性を標準波形の対応する 選定特性と比較するステップ(ステップ90)を含んでいる。標準波形は送出超 音波信号が少くとも身体の一部中の所望径路に沿って伝播する時に身体の一部と 送出超音波信号との相互作用により得られる。
本発明の方法を実施するために、比較手段はCPU19を含んでいる。前記した ように、調整された電子波形は波形アベリジャー120からの出力であり、電気 信号のデジタル表示形式である。このデジタル表示をサンプルして調整された電 子波形に関する選定特性を得ることができる。同様に、標準波形60の選定特性 がデジタル表示されてCPU19に記憶される。従って、標準波形60の選定特 性はCPU19内で調整された電子波形の選定特性と電子的に比較される。
また、調整された電子波形をビデオディスプレイ24上に表示し、そこでオペレ ータは調整された電子波形を標準波形60の可視表示と比較したリオベレータの 知っている標準波形60と比較することができる。従って、コンピュータ18は ビデオディスプレ1′24等の調整された電子波形を表示するディスプレイ手段 を含むことができる。調整された電子波形は単に図解の目的でビデオディスプレ イ24上に表示するものとして示してあり、本発明に従った波形を表わしたり本 発明を何らかの形で制限するものと解釈してはならない。
好ましくは、CPU19は標準波形60を調整された電子波形と比較して調整さ れた電子波形が標準波形60と実質的に同じ特性を有するかどうかを決定する。
このような自動比較の好ましい手順を第8B図に示す。標準波形は身体の一部中 の所望径路に沿って伝播した超音波信号を示す特性を有するため、調整された電 子波形が標準波形と実質的に同じ特性を有する場合、受信超音波信号は所望径路 に沿って伝播したと結論することができる。
好ましくは、これは調整された電子波形及び標準波形が第1及び第2の部分を含 む場合に生じ、標準波形及び調整された電子波形の第1の部分は骨中の径路に沿 って伝播する送信超音波信号に対応し、標準波形及び調整された電子波形の第2 の部分は少くとも骨中及び軟組織中の径路を含む径路に沿って伝播する送信超音 波信号に対応する。
第5図に示すように、標準波形60は青信号72である第1の部分及び軟組織信 号74である第2の部分を含んでいる。青信号72は所望径路25等の原着及び 恐らくは前方皮質38中をも伝播した送信超音波波形を表わす成分を含んでいる 。軟組織信号74は原着及びその周りの軟組織中を伝播した送信超音波信号を表 わす成分を含む合成波形である。
好ましくは、CPU19は標準波形の第1及び第2の部分と同様な調整された電 子波形の第1及び第2の部分を見つけ出すことにより波形比較を行う(ステップ 21o)。
次に、CPU19は“調整された電子前波形“と呼ばれる調整された電子波形の 第1の部分を“標準管波形“と呼ばれる標準波形60の青信号と比較する(ステ ップ212)。CPU19は“調整された軟組織波形”と呼ばれる調整された電 子波形の第2の部分を“標準軟組織波形′と呼ばれる標準波形6oの組織信号と 比較する(ステップ214)。第8A図の比較ステップ9oのこれらのサブステ ップを第8B図にフロー図形式で示す。
好ましくは、標準波形の主周波数は第1の部分中に第1の周波数範囲に降下し、 標準波形の主周波数は第2の部分中に第1の周波数範囲とは異なる第2の周波数 範囲に降下する。第5図に示すように、第1の部分に対応する青信号72は第2 の部分に対応する軟組織信号74とは遥かに異なる周波数を有する。第3図に関 して説明したように、これは軟組織は送信機26により送信されるスペクトル内 の周波数範囲を単に減衰させるだけであるが、所望径路に沿って配置された骨は 高周波数信号を一層厳しく減衰させるためである。従って、青信号と軟組織信号 は主周波数の違いにより識別することができる。
実施例及び第8図に示すように、本方法は調整された電子波形が標準波形と実質 的に同じであるかどうかを決定するステップ(ステップ90)を含んでいる。好 ましくは、調整された電子波形の第1の部分の第1の周波数範囲の所定部分は第 1の所望量のエネルギを含み、調整された電子波形の第2の部分の第2の周波数 範囲の所定部分は第2の所定量のエネルギを含んでいる。送信機26及び受信機 28が原著に対して前方方向に同時に移動すると、比例的に多くの送信超音波信 号が原著の前方部を覆う軟組織中を伝播する。同様に、送信機26及び受信機2 8が原著に対して後方方向に移動すると、比例的に多くの信号が膝蓋骨自体中を 伝播する。従って、骨及び組織信号により表わされる相対エネルギ量は原著に対 する送信機26及び受信機28の位置のインジケータとなる。この相対エネルギ は次の方法で計算することができる。
1023の調整された電子波形を介してデジタル化されたポイント512から5 12ポイント波形が生成され“チェック波”と呼ばれる。チェック波はチェック 波の最初の25ポイントにわたって0から1へ線型に立ち上る台形ウィンドによ り増幅される波形を測定して“ウィンド”され、次の462ポイントに対しては 一定にとどまり、次にチェック波の最終25ポイントにわたって1から0へ降下 する。
ウィンドした後、CPU19はチェック波のフーリエ変換を計算して周波数範囲 の関数として“ウィンドされた”チェック波の大きさを得る。次に大きさの関数 の3つの積分がCPU19により次のように計算される。
L F E = 19.5kHzから0.5MHzまでの積分、HF E =0 .5 MHzから3.5MHzまでの積分、T OT =19.5kHzから1 0MHzまでの積分。
LFEはチェック波の低周波成分の積分であり青信号72内のエネルギに関連し ており、HFEはチェック波の高周波成分の積分であり軟組織信号74のエネル ギに関連している。TOTはチェック波の総エネルギに関連している。超音波信 号が所望径路25に沿って伝播する時に生じる調整された電子波形に対しては、 次の2つの条件が満される 1、LFE/TOT>0.15; 且っ2、HFE/TOT>0.40 第1の条件が満されない場合には、調整された電子波形は低過ぎる青信号を有し 標準波形60と等価でないとして拒絶される。この条件により送信機26及び受 信機28が所望径路25よりも後方過ぎるかもしくは前方過ぎるかが判る。第2 の条件が満されない場合には、調整された電子波形は低過ぎる組織信号を有し、 標準波形60と等価でないとして拒絶される。この条件により送信機26及び受 信機が所望径路の後方に配置されているが、低い青信号を発生する程後方ではな いことが判る。
送信機及び受信機を身体の一部の近辺に位置決めする間、標準波形と実質的に同 じ特性を持たないいくつかの波形を発生することができる。このように調整され た電子波形の例を第11図〜第13図に示す。
第11図は調整された電子骨信号の初期部分78の振幅が小さ過ぎ且つ青信号7 2′の最初のふれ68′が標準波形ではない調整された電子波形の特徴を示す調 整された電子波形を示す。この種の調整された電子波形は所望経路に沿って伝播 する超音波信号もしくはその一部の屈折弯曲等のい(つかの理由により生じる。
第11図の波形はまた受信トランスジューサの位相相殺により生じる。IEEE  Trams、バイオメディカルエンジニアリング、第BME−28巻、第2号 、1981年2月のフレバー等の論文“位相無感応検出及び周波数依存測定の計 算された超音波減衰トモグラフィへの応用“を参照されたい。
第12図はまた調整された電子骨信号の第1の部分の振幅が小さ過ぎ且つ青信号 72′の最初のふれ68′が標準波形ではない調整された電子波形の特徴を表わ す調整された電子波形を示す。第12図の調整された電子波形に対する理由は第 11図の波形に対するものと同じである。
第13図は調整された電子骨信号の最初のふれが全く消失し初期青信号の振幅が 小さ過ぎる調整された電子波形を示す。これは、第11図に関して引用した理由 により生じる。これらの理由により、信頼できない最初のふれ68′が完全に減 衰され送信波の後のエネルギだけが受信機で検出できる状態が生じる。
本発明に従って、本方法は送信機及び受信機を身体の一部に対して異なる方位に 再位置決めして調整された電子波形の選定特性が標準波形の選定特性と実質的に 同じになるまで異なる超音波径路を確立するステップを含んでいる。これが確立 されると、送信機から送出される超音波信号は少(とも所望径路に沿って受信機 へ伝播している。第8A図に線92内の判断がNOの場合のステップ82〜90 のループとしてこの再位置決めを示している。
送信機26及び受信機28の配置が後方過ぎる場合には、標準波形と類似した調 整された電子波形が得られるが、無効な測定となる。簡単なテストを行ってプロ ーブ12が適切な前方位置にあるかどうかを決定できることが判っている。超音 波信号径路の上、すなわち前方皮質39の上の皮膚が穏やかに押圧される。プロ ーブ12が適切な前方位置にある場合には、軟組織に対応する調整された電子波 形の成分が消えるかもしくは多少低減する。
プローブ12の配置が後方過ぎると、調整された電子波形の軟組織成分は皮膚を 押下しても変化しない。
これらの位置変化を行うことにより、一つもしくはいくつかの超音波径路を確立 することができる。その理由は最初の試みで所望径路が見つかることはめったに ないためである。ここで、送信機及び受信機を両者間の直接径路が身体の一部中 の所望径路に沿うようになるまで身体の一部に対して移動させなければならない 。送信機と受信機間の径路か所望径路に沿うようになると、調整された電子波形 は第5図に示す標準波形と実質的に同じ特性を有するようになる。
本発明に従って、本方法は身体の一部中を所望径路に沿って伝播する超音波信号 成分の伝播時間を超音波信号を送出してから身体の一部中を所望径路に沿って伝 播する超音波信号成分を受信するまでに経過する時間として測定するステップを 含んでいる。実施例及び第8図に示すように、本方法の超音波信号の送信と時間 tcとの間の伝播時間を決定するステップ(ステップ94)を含んでいる。
本発明の方法を実施する装置は比較プログラムとは異なるプログラムを使用して このような計算を行うCPU19を含むことができる計算手段を含んでいる。計 算プログラムにおいて、CPU19は励起発生器104にコマンドが与えられる 時間(“コマンド時間”)を最初に決定して送信機26に身体の一部32へ超音 波信号を送信させる。次に、CPU19は身体の一部中を所望径路25に沿って 伝播する受信超音波信号成分が受信機28に到来する時間(“受信時間”)を決 定する。受信時間の決定において、受信機28により中断点66が検出される時 間は身体の一部中を所望径路25に沿って伝播した受信超音波信号成分が受信機 28により受信される時間でないこともある。第4a図〜第4d図に関して説明 したように、中断点66は前方皮質中を伝播した超音波成分が到来する時間とす ることができる。従って、所望径路に沿って伝播した成分の実際の到来時間は間 接的に決定するかもしくは推定しなければならない。
好ましくは、CPU19は受信超音波信号の最初のふれをベースラインから識別 し且つ受信超音波信号が最初のふれの後て最初に0の振幅を有する時点を識別す ることにより、身体の一部中を所望径路に沿って伝播する受信超音波信号成分の 受信時間を推定する。0振幅点は身体の一部中を所望径路に沿って伝播する受信 超音波信号成分の推定受信時間であり、前方皮質中を伝播する成分の有無に比較 的影響されない。CPU19は最初の半サイクル68の終りの受信時間を検出す ることにより、身体の一部中を所望径路に沿って伝播する受信超音波信号成分の 到来時間を推定する。最初の半サイクル68の終りは最初の0振幅点70であり 、第4b図及び第4C図の符号t0に示すように生じる。
好ましくは、CPU19は正の閾値よりも小さく且つ負の閾値よりも小さい場合 に最初のふれを識別する。前記し且つ実施例に示すように、最初のふれ68は調 整さた電子波形のベースライン64からの最初の逸脱である。
これは最初のエネルギが受信機28により受信される点である。人間の原着で小 さな正のふれを最初に示すものもあることが判っている。この最初の正のふれが 充分小さければ、安全に無視することができる。しかしながら最初の正のふれが 正の閾値よりも大きければ、調整された電子波形はCPU19により拒絶される 。さらに、標準波形は所定の負の閾値よりもさらに負の最初のふれを有する。最 初のふれが負の閾値よりも負でなければ、調整された電子波形はCPU19によ り拒絶される。従って、第11図〜第13図について検討したように、受信超音 波信号は受信トランスジューサにおいて回折弯曲されたり位相相殺されることが な(、所望径路を横切することが保証される。
本発明に従って、本方法は身体の一部中を所望径路に沿って伝播した受信超音波 信号成分の見掛は上の速度に対する値を測定された伝播時間及び受信機と前記送 信機間の所定距離から計算するステップを含み、見掛は上の速度は身体の一部の 強度に関連している(ステップ96)。
骨中の見掛は上の音速を引き出すためには移動距離の知識や測定を必要とする。
ステップ94で決定される伝播時間で距離を除すとここで見掛は上の音速と呼ぶ ものが得られる。“見掛は上”という用語は音速が全媒体、すなわち軟組織、脂 肪質及び接続組織及び骨の合成を表わすことを意味する請求められるのは骨中の 真の音速であり、それは超音波信号か骨中を移動した距離を移動時間で除したも のである。“見掛上の速度”という表現は測定値が骨の“真の速度”の近似であ るという事実を反映している。例えば、骨を取り巻(軟組織の厚さが充分小さい ような状況の元では、真の速度は見掛は上の音速にほぼ等しい。このような状態 は人間の原着に対して得られる。
プローブ12は送信機26と受信機28間の距離を判定する測距手段を含んでい る。実施例に示すように、測距手段は送信機26と受信機28間の距離を示すデ ジタル距離信号を与えるデジタルキャリパ−30を含んでいる。線100に沿っ てCPU19へ送られる距離信号は次のようにして発生される。送信機26が第 1のバー31を介してスケール29に接続される。受信機28が第2のバー33 を介してスライド27に接続される。受信機28が(第7図に点線で示す)原点 から身体の一部26の送信機26と反対側に移動すると、スライド27に沿って 滑動してスライドに沿って移動する距離“d′に比例する距離信号を発生する。
この距離信号は線100に沿ってCPU19へ送られる。
実施例及び第8図示すように、本発明に従った方法は速度を比較できる正常もし くは病気の人間のものと比較することにより骨強度を減損する危険性や病気の危 険性を決定するステップ(ステップ98)を含んでいる。
“比較できる対象”とは、例えば、骨強度を決定しようとする人と比較できる年 齢、人種及び地理学的位置の対象である。前記したように、身体の一部32中の 所望径路25に沿った超音波信号の速度は身体の一部の強度に関連している。詳 細には5式を参照されたい。
診断のためには、rもKも直接計算する必要はない。
速度Vは骨品質係数K及び密度rに関連しており、いずれが劣化しても病気によ る強度の減損を生じるため、速度の低下は病気及び強度の減損を示す。さらに、 骨の密度rを決定すると、骨品質係数Kを直接計算することができる。身体の一 部中の所望径路に沿った速度を所与の患者の集団の速度に関連ずけることにより 骨強度減損の危険性を決定することができる。実施例に示すようにこの比較はC PU19によって行われる。
また、所望径路に沿った骨の密度は、例えば、X線技術及びKの計算値により決 定することができる。次に、所望径路に沿った骨の強度はKの計算値を所与の患 者集団のKの値に関連ずけることにより決定することができる。実施例に示すよ うに、所望径路に沿った密度rをキーボード22を介してCPU19へ入力する ことができ、Kの値はCPU19により計算して公知のKの値とCPU19で比 較することができる。
原着の中央上部等の所望径路に沿って測定した超音波信号の速度はその場所にお ける骨の弾性係数、破断強度及び量に関する情報を与える。このような情報は原 着やを椎等の他の場所における骨の品質や健康に対して有意の関係を有している 。
同業者であれば発明の範囲及び精神を逸脱することなく本発明の生体中の骨強度 の超音波分析装置及び方法をさまざまに修正及び変更できることと思われる。従 って、本発明は特許請求の範囲及び同等範囲に入る修正や変更も含むものとする 。
FIG、/。
FIG、 2゜ 浄書(内容に変更なし) 周波数 FIG、 4b。
FIG、 4c。
FIG、 4d。
浄書(内容に変更なし) FIG、 5゜ 浄書(内容に変更なし) FIG、8A。
浄書(内容に変更なし) FIG、8B。
手続補正書(自発) 1.事件の表示 PCT / US89 / 034122、発明の名称 超音波前分析方法及び装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 オステオ−テクノロジー インコーホレイテッド 4、代理人 居 所 〒100東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手町ビルヂング33 1 手続補正書防式) 1−事件の表示 超音波前分析方法及び装置 オステオ − テクノロジー、インコーポレイテッド4−代理人 6、ネm正により土岐カロする言青求項の数7−補正の対象 代理権を証明する書面 国際膿審報牛

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.身体の一部中を所望の超音波径路に沿って超音波信号を指向させる方法にお いて、超音波信号は複数の超音波径路に沿って伝播することができ身体の一部は 複数の各径路に沿って超音波信号と異なる相互作用を行い、該方法は、 (a).超音波送信機及び超音波受信機を身体の一部に近接配置し、ほぼ前記所 望径路に沿って前記送信機と前記受信機間に直接超音波径路を確立し、 (b).受信機に向って身体の一部中へ超音波信号を送出し、 (c).身体の一部中を伝播した後の送出超音波信号を受信して前記受信機が受 信する超音波信号を表わす受信電子信号を発生し、 (d).前記受信した電子信号の信号調整を行って調整された電子波形を発生し 、 (e).調整された電子波形の選定特性を標準波形の対応する選定特性と比較し 、前記標準波形は前記送出超音波信号が身体の一部中を少くとも前記所望径路に 沿って伝播する時の身体の一部と前記送出超音波信号との相互作用によって得ら れ、 (f).前記送信機及び前記受信機を身体の一部に対して異なる方位に再配置し て前記調整された電子波形の前記選定特性が前記標準波形の前記対応する選定特 性と実質的に同じとなるまで異なる超音波径路を確立して、前記送信機から送出 される前記超音波信号が少くとも前記所望径路に沿って前記受信機へ伝播したこ とを示す、ステップからなる超音波信号指向方法。
  2. 2.身体の一部の強度を確立する方法において、該方法は、 (a).送信機から身体の一部を通って超音波信号を送出し、 (b).身体の一部中を伝播した後の超音波信号を受信機で受信し、受信超音波 信号は身体の一部中を所望径路に沿って伝播する成分及び身体の一部中を一つも しくはいくつかの他の径路に沿って伝播する成分を含み、(c).身体の一部中 を所望径路に沿って伝播する超音波信号成分の伝播時間を超音波信号が送信され てから身体の一部中を所望径路に沿って伝播する受信超音波信号成分を受信する までに経過する時間として測定し、(d).前記受信機と前記送信機間の所定距 離を測定された伝播時間で除すことにより身体の一部中を所望径路に沿って伝播 する受信超音波信号成分の見掛け上の速度に対する値を決定し、見掛け上の速度 は身体の一部の強度と関連している、ステップからなる身体の一部の強度確立方 法。
  3. 3.身体の一部中へ所望径路に沿って超音波信号を指向させて身体の一部の強度 を決定する方法において、超音波信号は身体の一部中の所望超音波径路を含む複 数の超音波径路に沿って伝播することができ、身体の一部は複数の各径路に沿っ て超音波信号と異なる相互作用をし、該方法は、 (a).プローブ間距離だけ離された超音波送信機及び超音波受信機を身体の一 部に近接配置してほぼ前記所望径路に沿って前記送信機と前記受信機との間に直 接超音波径路を確立し、 (b).受信機に向って身体の一部中へ超音波信号を送出し、 (c).身体の一部中を伝播した後で送出超音波信号を受信して前記受信機が受 信する超音波信号を表わす受信電子信号を発生し、 (d).前記受信電子信号を信号調整して調整された電子波形を発生し、 (e).調整された電子波形の選定特性を標準波形の対応する選定特性と比較し 、前記標準波形は前記送出超音波信号が身体の一部中を少くとも前記所望径路に 沿って伝播する時に身体の一部と前記送出超音波信号との相互作用により得られ 、 (f).前記送信機及び前記受信機を身体の一部に対して異なる方位に再配置し て前記調整された電子波形の前記選定特性が前記標準波形の前記選定特性と実質 的に同じとなるまで異なる超音波径路を確立し、前記送信機から送出される前記 超音波信号が少くとも前記所望径路に沿って前記受信機へ伝播したことを示し、 (g).身体の一部中を所望径路に沿って伝播した超音波信号成分の伝播時間を 超音波信号が送出されてから身体の一部中を所望径路に沿って伝播する受信超音 波信号成分が受信されるまでに経過する時間として測定し、(h).前記プロー ブ間距離を測定された伝播時間で除すことにより身体の一部中を所望径路に沿っ て伝播する受信超音波信号成分の見掛け上の速度に対する値を計算し、見掛け上 の速度は身体の一部の強度と関連ずけられている、ステップからなる超音波信号 指向方法。
  4. 4.請求項1もしくは3記載の方法において、身体の一部中へ超音波信号を送出 する前記ステップは第1の極性の第1の半サイクルを有する超音波信号を送出す るステップを含み、 前記送信機及び前記受信機を再配置する前記ステップは前記調整された電子波形 が前記第1の極性の第1の半サイクルを有するまで繰り返される、超音波信号指 向方法。
  5. 5.請求項1もしくは3記載の方法において、前記送信機及び前記受信機を身体 の一部へ近接配置する前記ステップは前記送信機及び前記受信機を身体の一部の 両側に配置するステップを含む、超音波信号指向方法。
  6. 6.請求項1もしくは3記載の方法において、受信電子波形を信号調整する前記 ステップは受信超音波信号の振幅の自動レンジングを行って前記受信超音波信号 の振幅が好ましい範囲内の値であることを保証するステップを含む、超音波信号 指向方法。
  7. 7.請求項1もしくは3記載の方法において、受信超音波波形の信号調整を行う 前記ステップは受信超音波信号をログ圧縮して前記超音波信号の振幅が好ましい 範囲内の値となることを保証するステップを含む、超音波信号指向方法。
  8. 8.請求項1もしくは3記載の方法において、調整された波形と標準波形の選定 特性を比較する前記ステップは調整された波形をビデオディスプレイ上に表示す るステップを含む、超音波信号指向方法。
  9. 9.請求項2もしくは3記載の方法において、伝播時間を測定する前記ステップ は身体の一部中を所望径路に沿って伝播する受信超音波信号成分を受信する時間 を、前記調整された電子波形がベースライン値から逸脱する最初の時点を識別し 、且つ 前記調整された電子波形が前記第1の時点に続くベースライン値に最初に達成す る第2の時点を識別し、前記第2の時点は身体の一部中を所望径路に沿って伝播 する受信超音波信号成分の推定受信時点として作用する、ことにより推定するス テップを含む、超音波信号指向方法。
  10. 10.請求項9記載の方法において、第1の時点を識別する前記ステップは前記 調整された電子波形の最初のふれを正の閾値及び負の閾値以下に決定するステッ プを含む、超音波信号指向方法。
  11. 11.請求項1,2もしくは3記載の方法において、身体の一部中へ超音波信号 を送出する前記ステップは、生体中で、軟組織に取り巻かれた骨中に超音波信号 を送出するステップを含む、超音波信号指向方法。
  12. 12.請求項11記載の方法において、前記受信ステップは第1の部分と第2の 部分を含む超音波信号を受信するステップを含み、前記受信超音波信号の前記第 1の部分は骨中径路に沿って伝播する超音波信号成分に対応し受信超音波信号の 第2の部分は少くとも前記骨中径路及び前記軟組織中径路に沿って伝播する超音 波信号成分に対応する、超音波信号指向方法。
  13. 13.請求項12記載の方法において、身体の一部中に超音波信号を送出する前 記ステップは少くとも高周波数成分及び低周波数成分を有する超音波信号を送出 するステップを含み、前記高周波成分は軟組織中径路に沿って伝播し前記低周波 成分は骨中径路に沿って伝播する、超音波信号指向方法。
  14. 14.請求項13記載の方法において、前記受信ステップは超音波信号の受信を 含み、前記第1の部分は第1の周波数範囲を特徴とし前記第2の部分は前記第1 の周波数範囲とは異なる第2の周波数範囲を特徴とする、超音波信号指向方法。
  15. 15.請求項12記載の方法において、前記比較ステップは前記電子波形の第1 及び第2の部分を捜そうと試みるステップを含み、前記第1及び第2の部分は、 それぞれ、第1及び第2の識別可能な測定された特徴を有し、それらは前記標準 波形の前記選定特性に類似している、超音波信号指向方法。
  16. 16.請求項15記載の方法において、前記第1及び第2の識別可能な特徴は、 それぞれ、第1及び第2の周波数範囲を含み、前記捜し出しを試みるステップは 、前記電子波形の前記第1の部分の第1の周波数範囲内の所定量のエネルギを測 定し、 前記電子波形の前記第2の部分の第2の周波数範囲内の所定量のエネルギを測定 する ステップを含む、超音波信号指向方法。
  17. 17.身体の一部中の所望の超音波径路に沿って超音波信号を指向させる装置に おいて超音波信号は複数の超音波径路に沿って伝播することができ身体の一部は 複数の各径路に沿って超音波信号と異なる相互作用を行い、該装置は、 (a).身体の一部に近接配置されほぼ前記所望径路に沿って送信機と受信機と の間に直接超音波径路を確立する前記超音波送信機及び前記超音波受信機であっ て、前記送信機は受信機に向って身体の一部中へ超音波信号を送出する手段を含 み、前記受信機は身体の一部中を伝播した後の送出超音波信号を受信して前記受 信機が受信する超音波信号を表わす受信電子信号を発生する手段を含む前記超音 波送信機及び超音波受信機と、(b).前記受信機と通信して前記受信電子信号 を調整し調整された電子波形を形成する信号調整手段と、(c).前記信号調整 手段に接続され、調整された電子波形の選定特性を標準波形の対応する選定特性 と比較する比較手段であって、前記標準波形は前記送出超音波信号が少くとも身 体の一部中を所望径路に沿って伝播する時に身体の一部と前記送出超音波信号と の相互作用により得られ、前記比較手段は前記調整された電子波形の前記選定特 性を前記標準波形の前記対応する選定特性と比較して、前記送信機及び前記受信 機が身体の一部に対して異なる方位に再配置されて前記調整された電子波形の前 記選定特性が前記標準波形の前記選定特性と実質的に同じとなるまで異なる超音 波径路を確立し、前記送信機から送出される前記超音波信号が少くとも前記所望 径路に沿って前記受信機へ伝播したことを示す前記比較手段、を具備する超音波 信号指向装置。
  18. 18.身体の一部中を所望の超音波径路に沿って超音波信号を指向させて身体の 一部の強度を確立する装置において、超音波信号は複数の超音波径路に沿って伝 播することができ身体の一部は複数の各径路に沿って超音波信号と異なる相互作 用を行い、該装置は、(a).身体の一部に近接配置されほぼ前記所望径路に沿 って送信機と受信機との間に直接超音波径路を確立する超音波送信機及び超音波 受信機であって、前記送信機は受信機に向って身体の一部中へ送出超音波信号を 送出する手段を含み、前記受信機は身体の一部中を伝播した後の送出超音波信号 を受信して前記受信機が受信する超音波信号を表わす受信電子信号を発生する手 段を含む、前記超音波送信機及び超音波受信機と、 (b).前記受信機と通信して前記受信電子信号を調整し調整された電子波形を 形成する信号調整手段と、(c).前記信号調整手段に接続され調整された電子 波形の選定特性を標準波形の公知の選定特性と比較する比較手段であって、前記 標準波形は前記送出超音波信号が身体の一部中を少くとも所望径路に沿って伝播 する時に身体の一部と前記送出超音波信号との相互作用により得られる、前記比 較手段と、 (d).前記比較手段に応答して身体の一部中の所望の超音波信号の伝播時間を 前記超音波信号が送出されてから所望径路に沿って身体の一部中を伝播する受信 超音波信号成分が受信されるまでの経過時間として測定し、前記受信機と前記送 信機間の所定距離を測定された伝播時間で除すことにより身体の一部中を所望径 路に沿って伝播する受信超音波信号成分の見掛上の速度に対する値を計算し、前 記見掛上の速度は身体の一部の強度に関連している計算手段、を具備する超音波 信号指向装置。
  19. 19.請求項17もしくは18に記載の装置において、さらに前記送信機及び前 記受信機に接続され前記送信機及び前記受信機が身体の一部の両側に配置される ようにする搭載構造を含む、超音波信号指向装置。
  20. 20.請求項17もしくは18記載の装置において、前記信号調整手段は前記受 信超音波信号の振幅が信号調整手段の線型動作を行うような範囲となることを保 証する自動レンジ手段を含む、超音波信号指向装置。
  21. 21.請求項17もしくは18記載の装置において、前記信号調整手段は前記受 信超音波信号の振幅が前記信号調整手段の線型動作を行うような範囲となること を保証するログ圧縮手段を含む、超音波信号指向装置。
  22. 22.請求項17もしくは18記載の装置において、さらに前記調整された電子 波形を表示する手段を含む、超音波信号指向装置。
  23. 23.請求項22記載の装置において、前記表示手段はビデオディスプレイを含 む、超音波信号指向装置。
  24. 24.請求項18記載の装置において、前記計算手段は身体の一部中を所望径路 に沿って伝播した受信超音波信号成分の受信時を、 前記調整された電子波形がベースライン値から逸脱する第1の時点を識別し、 前記調整された電子波形が前記第1の時点の後で最初にベースライン値に達する 第2の時点を識別し、前記第2の時点は身体の一部中を所望径路に沿って伝播し た受信超音波信号成分の推定受信時として役立つようにすることにより、推定す る手段を含む超音波信号指向装置。
  25. 25.請求項24記載の装置において、前記計算手段はさらに前記調整された電 子波形の最初のふれが正の閾値及び負の閾値よりも小さい時を決定する手段を含 む、超音波信号指向装置。
  26. 26.請求項17もしくは18記載の装置において、前記送信機は前機超音波送 信機及び前記超音波受信機を、生体内で、軟組織に取り巻かれた骨に近接配置し た時に少くとも軟組織中の径路に沿って伝播する高周波成分と骨中の径路に沿っ て伝播する低周波成分を含む超音波信号を送信する手段を含む、超音波信号指向 装置。
  27. 27.請求項26記載の装置において、前記比較手段は前記標準波形の対応する 第1及び第2の部分と同様な前記調整された電子波形の第1及び第2の部分を捜 し出す手段を含む、超音波信号指向装置。
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