JPH04501375A - 圧力ろ過機の作動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 圧力ろ通線の作動装置 本発明は、ボイラー形状の外側ケーシングと、この外側ケーシングをその開放端 で解放自在に閉鎖する蓋と、この蓋がら外側ケーシングの軸線に同軸に突出する 管状ろ過要素と、外側ケーシングとろ過要素との間に同軸に配設された裏返し可 能な膜と、外側ケーシング上の吸入及び圧力連結パイプとを具備してなる、懸濁 液のための圧力ろ通線を作動する装置に関する。

この型の圧力ろ通線はドイツ特許公開第３５１６８１９号から公知である。この ろ通線の作動中、膜に作用する過剰圧力又は真空がろ通線の外側ケーシング上に 設けられた吸入及び圧力連結パイプを介して生じることがある。この点に関し、 過剰圧力は流体圧力媒体の助けにより発生し、真空は真空ポンプにより発生する 。膜が多孔性であったならば、有毒懸濁液が流体圧力媒体の中に又は真空ポンプ を介して開放空気の中に流入し、人々や環境に害を与える危険を生じるおそれが ある。

本発明の目的は、圧力ろ通線の膜が多孔であっても懸濁液が環境の中に漏れ出な いような一般的装置を構成することである。

本発明によれば、この目的は次のような特徴によって達成される。

Ａ、流体圧力媒体のための容器であって、圧力媒体が容器の下方部分を充たしこ の圧力媒体の流体液面より上方の容器内にガス空間が得られる、流体圧力媒体用 容器、Ｂ、圧力媒体を容器の下方部分から外側ケーシングと圧力ろ通線の膜との 間の空間に移送するための第１の管路、Ｃ０第１の管路中の圧力ポンプ、 Ｄ、外側ケーシングと圧力ろ通線の膜との間の空間を容器のガス空間に連結する 第２の管路、 Ｅ、容器のガス空間に真空を発生させる吸引ポンプ。

本発明の好適な実施Ｍｔａについての以下の記載は、添付図面と関連して本発明 をさらに説明する役割をする。図面において、 第１図はろ通線を作動させる装置を備え閉じた状態の圧力ろ通線を示す。

第２図は第１図のろ通線の開いた状態を示す。

図面に示される圧力ろ通線は、円形断面を有し一端面（第１図及び第２図で右側 の）が閉じられその反対側の端面が開放されているボイラー形状の外側ケーシン グ１を具備している。その開放端面において、外側ケーシング１は２つの部分２ ．３からなる周縁フランジを担持し、このフランジの間に弾性可撓材料からなる 管状膜５の一端縁部分４が堅く締めつけ固定される。吸入及び圧力連結バイブロ が外側ケーシングｌから上方に突出する。外側ケーシングｌはまた支持構造を介 して、外側ケーシングの軸線に平行な固定バー８上を移動可能なブツシュ７に、 解放自在に連結される。

外側ケーシングｌの開放端面をシール状に閉鎖するための１１１１が、バー８を 担持する固定機械フレーム９に堅く又は回転自在に取付けられている。チューブ １２が外側ケーシング１に対面するＭｌｌの内側から堅く突出している。このチ ューブはその自由端上に、外側ケーシングｌの開放端面上のフランジと同じよう に２つの部分１３．１４からなるフランジを担持している。膜５の他方の端縁１ ｏはこれら部分１３と１４との間に堅く締めつけ固定される。

管状ろ過要素１５が蓋１１の内側とフランジ部分１３との間に延在する。この要 素は例えば、ろ通有によって被覆されたスクリーンドラムのように構成されてい る。このろ過要素１５は蓋１１の内側とフランジ部分１３とにそれぞれシール状 に当接する。

ろ通線の閉じた状態で（第１図）、管状膜５は外側ケーシング１の内側とろ過要 素１５の外側との間に同軸に延在する。

ろ通線の開いた状態（第２図）では、外側ケーシング１と蓋１１とがコンド８上 のブツシュ７の移動によりその共通軸線の方向に相互に引っ込められた時、膜５ が第１図の位置に対して内側が外側に裏返し又はひっくり返されそれにより膜の 内側が今度は外側となるようにする。

実際のろ過工程の間、圧力ろ通線は閉じられる（第１図）。

このため、外側ケーシング１は、チューブ１２の内部に位置し外側ケーシングｌ の閉じた端面から内側に突出するアーム１７によってその一部が担持されている 差込み栓１６を介して、１１１１に堅く連結される。真空を連結バイブロに加え ることにより、膜５は第１図に示す位置をおおよそ取ることができそれによりろ 過されるべき懸濁液をＭｌｌ上に設けられた供給管路１８を介して導入すること ができる。ろ過工程が一旦終了すると、膜５は、残留流体をろ過要素を通過させ るため連結バイブロに過剰圧力を加えることによりろ過要素１５に対し押しつけ られる。懸濁液の固体成分はろ過ケークとし、でろ過要素１５上に残り、一方、 ろ過要素１５を通過させられたろ液は蓋１１上に設けられた放出管路１９を介し て流出される。ろ通線の開かれた状態（第２図）で、ろ過ケークはろ過要素１５ から取り除くことができる。

ろ過工程の終了に続いて、圧力ろ通線は掃除することができる。この目的で、膜 ５はろ通線の閉じた状態でろ過要素１５から真空により再び持ち上げられこれに よって外側ケーシング１の内側に対して緊密に押しつけることができる。洗浄流 体が放出管路１９を介して導入されろ過要素１５を洗いとができる。

圧力ろ通線の蓋１１が回転自在に取付けられた時、このろ通線はろ過工程の間２ 頭矢印への方向に前後に回転され、ろ過ケークの均一な形成を保証することがで きる。このろ過ケークがろ通線の開かれた状態で放出される時（第２図）、蓋１ １はまた２頭矢印の方向に前後に回転されろ過ケークの放出を助けるようにする ことができる。

外側ケーシング１と膜５との間の空間に流体圧力媒体を導入することにより、過 剰圧力が膜５上に発生する。この目的で、第１図に略示されるように、連結バイ ブロが第１の管路２１に連結されこの第１の管路２１は逆止弁２２を介して電気 モータ２３によって駆動される高圧ポンプ２４の圧力側に連結される。ポンプ２ ４の吸入側は管路２１の付加部分を介して、流体圧力媒体、例えば水又はオイル を保持する容器２５の下側に連結される。流体圧力媒体２６は容器２５の下方部 分を充たすのみでありそのためガス空間２７が圧力媒体の流体液面より上方の容 器の中に存在する。

第１図に略示されるように第２の管路２８が一方において圧力連結バイブロに連 結され、他方において容器２５のガス空間２７に連結されている。この管路２８ は、好ましくは遠隔操作されかつ選択的に開放位置又は閉鎖位置に持ってくるこ とのできる遮断弁２９を含んでいる。付加管路３１が一方において容器２５のガ ス空間２７に連結され他方においてモータ３２によって駆動される吸引又は真空 ポンプ３３に連結され、それによりガス、例えば空気をガス空間から開放空気の 中に吸引できるようにする。

ろ過工程中圧力が膜５上に加えられるようにされた時、容器２５からの流体圧力 媒体２６はポンプ２４により管路２１を介して外側ケーシング１と膜５との間の 空間の中に押し込まれそれにより膜５がろ過要素１５に接近するよう動かされ流 体がこのろ過要素を通るよう押圧される。圧力ろ通線がその閉じた状態から開い た状態（第２図）に動かされる前に圧縮ポンプ２４が遮断され吸引ポンプ３３が 始動される。この吸引ポンプはガスをガス空間２７から送り出しそのため流体圧 力媒体が外側ケーシング１と膜５との間の空間から管路２８を介して容器２５の 中に戻るよう流入する。膜５がろ過要素から解放されぞして真空が外側ケーシン グ１と膜５との間の空間に存在すると膜５はこのケーシングの内側に当接する。

圧力ろ通線の作動中、膜５が例えば長い作動時間の後に多孔となりそして有毒懸 濁液が外側ケーシング１と膜５との間の空間に流入し流体圧力媒体２６と混合す るようなことがあった時、この混合液がこれを取り巻く環境の中には流入しない で、何らの害を生じない容器２５の中にせいぜい流入するにすぎないことが保証 される。流体圧力媒体２６の変化（汚れ）を測定するためのセンサ３４を第２の 管路２８に配設することができる。このセンサ３４は、ろ過されるべき懸濁液が 膜５の多孔となったことにより流体圧力媒体２６の中に流入した時に反応する。

さらに第１図に略示されるように、公知の流体液面表示器３５が容器２５に配置 されこれが容器２５内の流体圧力媒体２６の液面を表示する。この流体液面表示 器３５はそれ自体公知のように、容器２５内の所定の流体液面を検知する調節可 能な検知要素３６，３７．３８を具備している。これら検知要素３６，３７．３ ８は第１図に略示されているようにスイッチ３９．４０及び４１にそれぞれ接続 され、これらスイッチは適当な流体液面に達した時応動し制御手段を始動させる 。

スイッチ３９に接続された検知要素３６は容器２５内の流体圧力媒体の正常液面 を表示する。正常な流体液面より所定量上方に配置されかつスイッチ４０に接続 された検知要素３７は、流体液面が正常な流体液面より高くなった時所定の方法 で反応する。この正常な流体液面は、この装置の中に含まれている流体圧力媒体 の全量が容器２５の中にある時に与えられる。スイッチ４０は“最高スイッチ” として表示され、そして吸引ポンプ３３が稼動している時、ろ過されるべき懸濁 液が膜の破壊により流体圧力媒体の中に流入した時に応動する。吸引ポンプ３３ はそのためスイッチ４０により遮断され損傷から免れるようにすることができる 。

スイッチ４１に接続された検知要素３８は正常の流体液面より所定量下方に配置 され、それによりスイッチ４１が最低スイッチとして作用しそして流体液面が正 常の流体液面より低くなった時に所定の方法で反応するようになっている。これ は、流体圧力媒体が破損した膜を通って懸濁液の中に流入し放出管路１９を介し て懸濁液と共に流れるため、高圧ポンプ２４の稼動している時に膜の破損を検知 することができることを意味する。この場合、高圧ポンプ２４のモータ２３はス イッチ４１を介してスイッチを切ることができる。

高圧ポンプ２４が稼動中で流体圧力媒体が外側ケーシング１と膜５との間の空間 に押し込まれた時、管路２８中の遮断弁２９は閉じられる。

さらに第１図に示されるように、第１の管路２１はポンプ２４の後側に連結され またバイパス管路４２を介して流体圧力媒体で充たされた容器２５の下方部分に 連結される。このバイパス管路４２は過圧弁４３を包含し、この過圧弁４３は第 １の管路したがって外側ケーシング１と膜５との間の空間中の圧力が所定の値を 超えた時に開（。これは、外側ケーシングｌと膜５との間の空間内に許容できな い高圧力が生じるのが回避できることを意味する。この過圧弁４３は、所定の圧 力値でこれが開くようにそれ自体公知の方法で調節することができる。

管路３１は管路４４に連結され、この管路４４は、例えば遠隔制御される遮断弁 ４５と好ましくは調節可能な真空弁４６とを含んでいる。真空弁４６は大気中に 開口する。弁４５がその開放位置にある時（第１図に示される）、ガス空間２７ 内部の圧力は、吸引ポンプ３３が稼動している時真空弁４６の助けにより所定の 値に調節することができる。

圧力ろ過膜を閉じた位置（第１図）から開いた位置（第２図）に動かすため、圧 縮空気が、差込み栓１６が解放された後に外側ケーシング１と膜５との間の空間 に加えられる。この目的で、管路４７が管路２１と２８に加えて、吸入及び圧力 連結バイブロに開口し、必要な時に遠隔制御遮断弁４８を介して圧縮空気源（図 示しない）（′：連結することができる。

圧力ろ過膜をその開いた位置（第２図）から閉じた位置（第１図）に動かす時、 膜５をひっくり返すのが容易となるので、低圧力又は真空をすでに記載された方 法で管路２８を介して連結バイブロに加えることが好ましい。圧力ろ過膜を閉じ る時は十分な吸引又は真空圧力を連結バイブロに加えずむしろろ過膜５をさらに 容易に反転させるだけのより小さな圧力を加えるのが適当である。十分な真空又 は吸引圧力は、外側ケーシング１が蓋１１に設けられた半径方向のシールを越え るに到った時、閉鎖工程の最終段階に達するまで、導入されない。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成３年５月　１　日

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．ボイラー形状の外側ケーシングと、外側ケーシングの開放端面を解放自在に 閉鎖する蓋と、蓋から外側ケーシングの軸線と同軸に突出する管状ろ過要素と、 外側ケーシングとろ過要素との間に同軸に配置された裏返し可能な膜と、外側ケ ーシング上の吸入及び圧力連結パイプとを具備してなる懸濁液のための圧力ろ過 機を作動させる装置において、Ａ．流体圧力媒体（２６）のための容器（２５） であって、流体圧力媒体が該容器の下方部分を充たし該容器内の流体圧力媒体の 液面より上方にガス空間（２７）が得られる容器（２５）と、 Ｂ．圧力媒体（２６）を容器（２５）の下方部分から外側ケーシング（１）と圧 力ろ過機の膜（５）との間の空間に移送するための第１の管路（２１）と、 Ｃ．第１の管路中の圧力ポンプ（２４）と、Ｄ．圧力ろ過機の外側ケーシング（ １）と膜（５）との間の空間を容器のガス空間（２７）に連結する第２の管路（ ２８）と、Ｅ．容器（２５）のガス空間に真空を発生させるための吸引ポンプ（ ３３）、 とを具備することを特徴とする圧力ろ過機の作動装置。
2. ２．請求項１に記載の装置において、さらにＦ．容器（２５）上の流体液面表示 器（３５）と、Ｇ．容器（２５）内の所定の流体液面を検知するための調節可能 の検知要素（３６，３７，３８）と、Ｈ．検知要素（３６，３７，３８）に接続 されたスイッチ（３９，４０，４１）であって、所定の流体液面に到達し制御手 段を始動させた時に反応するスイッチ（３９，４０，４１）、とを具備すること を特徴とする装置。
3. ３．請求項２に記載の装置において、さらにＩ．流体液面が、その一部が容器内 に収容された流体圧力媒体の量に対応する、正常の流体液面より所定の量だけ高 い時に応動ずる最高スイッチ（４０）を有することを特徴とする装置。
4. ４．請求項２に記載の装置において、さらにＪ．流体液面が、その一部が容器（ ２５）内に収容された流体圧力媒体（２６）の量に対応する、正常の流体液面よ りも所定の量だけ低い時に応動する最低スイッチ（４１）、を有することを特徴 とする装置。
5. ５．請求項１に記載の装置において、第１の管路（２１）がバイパス管路（４２ ）を介して流体で充たされた容器（２５）の下方部分に連結され、該バイパス管 路（４２）が、第１の管路の圧力が所定値を超えた時開く過圧弁（４３）を含ん でいることを特徴とする装置。
6. ６．請求項５に記載の装置において、過圧弁（４３）が所定の圧力値に調整可能 であることを特徴とする装置。
7. ７．請求項１に記載の装置において、吸引ポンプ（３３）がパイロット弁（４５ ）を介して真空弁（４６）に選択的に連結可能であり、ガス空間（２７）内の圧 力を所定値に調節するようにしていることを特徴とする装置。
8. ８．請求項１に記載の装置において、外側ケーシング（１）と圧力ろ週機の膜（ ５）との間の空間の内部に正の空気圧力を発生させるための弁制御の圧縮空気管 路（４７）を有することを特徴とする装置。