JPH04501007A - 光学活性物質の定量的決定方法および装置 - Google Patents

光学活性物質の定量的決定方法および装置

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JPH04501007A
JPH04501007A JP51077689A JP51077689A JPH04501007A JP H04501007 A JPH04501007 A JP H04501007A JP 51077689 A JP51077689 A JP 51077689A JP 51077689 A JP51077689 A JP 51077689A JP H04501007 A JPH04501007 A JP H04501007A
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シユミトケ、ゲルハルト
リーデル、ウオルフガング
ウオルフ、ヘルムート
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シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
光学活性物質の定量的決定方法および装置本発明は、分析すべき物質を通過し、 また検光子を経て検出器に入射する第1の直線偏光された光束を発生する第1の 光源を有し、比較信号、特に差または比信号の発生のもとに、偏光法により光学 活性物質の濃度、特に患者の体液中のグルコースの濃度を定量的に決定するため の方法および装置に間する。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第2944113号明細書およびヨーロッパ特許 出願公開第0030610号明細書から、請求項1の前文による方法および装置 は公知である。この方法では光学活性物質の試料はファラデー変調器を通過した 直線偏光された光により照射される。この通過の後に光線は測定または参照ビー ムに分割され、これらはいずれも個々に検出器により検知され、その際に得られ た信号から比または差信号が発生され、この信号が試料中の光学活性物質の定量 的決定のために利用される。 この方法による装置は複雑な光学的構成を用いており、その小型化は多大の費用 を必要とする。従来技術による方法では、磁界発生装置に大きい電力消費を必要 とし、従ってまた生体の内部で短い独立した作動時間のみを可能にするファラデ ー変調器が使用される。 このような従来技術から出発して、本発明の課題は、光学活性物質の定量的決定 のための方法および装置であって、わずかな電力消費で簡単に小型化を可能にし 、またそれにより生体内の長時間有効な植え込みを可能にする方法および装置を 提供することである。 この課題は、本発明によれば、請求項1の特徴により解決される0本発明を実施 するための装置の特徴は請求項5にあげられている。 2つの半導体光源から簡単にかつ電流を節減する仕方で発生可能であり、それら の光放射が時間的に交互に切換周波数により制jHされ、またそれらの固定の偏 光方向が予め定められた角度だけ互いに偏差する2つの異なる直線偏光された光 線の使用は、電気的および電子的構成要素の小さい電力消費において照射された 溶液中の光学活性物質の濃度決定の際の高い分解能を可能にする。 2つの固定の光路を有する機械的に動かされる部分のない剛固な構成は高いSN 比を可能にする。 ロックイン増幅技術による測定信号の位相敏感な検知の使用はさらにSN比を高 める。 発光ダイオードまたは半導体レーザーダイオードの使用は回路板上の場所を節減 した集積を可能にする。 以下、本発明の4つの実施例を図面により一層詳細に説明する。 第1図は第1の実施例による光学活性物質の定量的決定装置の概要図、第2図は 第1の実施例の第1図の線II −IIに沿う断面図、第3図は検出器から発生 される光電流を入射光の偏光方向に関係して示す図、第4図は第2の実施例によ る光学活性物質の定量的決定装置の概要図、第5a図および第5b図は第3の実 施例による光学活性物質の定量的決定装置の概要平面図および側面図、また 第6図は第4の実施例による光学活性物質の定量的決定装置の概要側面図である 。 第1図には本発明の第1の実施例による人間の体液中の光学活性物質を定量的決 定するための装置の概要が示されている0本装置はほぼ同一の波長の光を放射す る第1の発光ダイオード1および第2の発光ダイオード21を育する。放射され る光の波長範囲は400ナノメートルと900ナノメートルとの間に選定され得 る0再発光ダイオードlおよび21は、等しい波長範囲で作動する半導体レーザ ーにより置換されてもよい。 第1図では説明のために、両発光ダイオード1および21が同時に作動すること から出発する。これは前記の装置の応用で調節および検査目的でのみ行われ、測 定作動では両発光ダイオードlおよび21は間歇的に放射する。 第1の発光ダイオードlは第1の発散する光線2を発生する。第1の発散光線2 は第1のコリメータレンズ3により第1の平行な光線4としてコリメートされる 。 第1の平行な光線4は、第1の発光ダイオード1から出射される光を直線偏光さ せる第1の偏光フィルタ5を横断する。レーザーダイオードの使用の際には第1 の発光ダイオード1を置換するレーザーダイオードが第1の偏光フィルタ5によ り後偏光される。第1の偏光フィルタ5を通過する第1の偏光光線6の偏光はで きるかぎり100 : 1の偏光比を有するべきである。 第1の偏光光線6は支持楔8の上に配置されている第1のコリメータミラー7に 入射する。第1のコリメータミラー7は第1の偏光された光線6を第1の収斂光 線9として偏向させる。 第1の収斂光線9は分析すべき透析物11で満たされているセルlOを通過する 。セル10は長方形の前壁12および長方形の後壁13を有する直方体状である 。セル10の前壁12は両発光ダイオードエおよび21から放射された光に対し て透過性である。セルlOの後壁13も透過性に構成されている。さらに好まし くは、セル10は透析物11による通流のために図面には示されていない2つの 孔(前壁12および後壁13の付近にそれぞれ1つ)を有する。 第2の発光ダイオード21は第2の発散光線22を発生する。第2の発散光線2 2は第2のコリメータレンズ23により第2の平行光線24としてコリメートさ れる。 第2の平行光線24は、第2の発光ダイオード21から出射される光を直線偏光 させる第2の偏光フィルタ25を横断する。レーザーダイオードの使用の際には 第2の発光ダイオード21を置換するレーザーダイオードが第2の偏光フィルタ 25により後偏光される。第2の偏光フィルタ25を通過する第2の偏光光線2 6の偏光は第1の偏光光線6に相応する偏光比を有するべきである。 第1の偏光光線6の偏光方向と比べての第2の偏光光線26の正確な偏光方向は 後で第2図に関連して説明する。 第2の偏光光線26は第1のコリメータミラー7と反対側で支持ff8の上に配 置されている第2のコリメータミラー27に入射する。第2のコリメータミラー 27は第2の偏光光線26を第2の収斂光線29として偏向させる。 第2の収斂光線29は同じく分析すべき透析物11で満たされているセル10を 通過する。 両発光ダイオードlおよび21およびそれらから出発する光線2.4.6.22 .24および26は軸線30に間して一直線上にそろえられている。偏光された 両光線6および26のくびれた部分はほぼ等しい大きさである6両コリメータミ ラー7および27は等しい結像特性を有する。 第1のコリメータミラー7の対称面は第2のコリメータミラー27の対称面と直 角よりも多少しか大きくない鈍角を形成しており、従って第1の収斂光MI9お よび第2の収斂光線29は、第1の収斂光線9が透析物11における第1のビー ムガイド31を、また第2の収斂光vA29が透析物11における第2のビーム ガイド32を通流し終わった後に、後壁13のほぼ同じ面部分を通ってセル10 から出るようにセル10の前壁12を通過し、またその際に好ましくは、図面に は示されていないが、第1のビームガイド31は第2のビームガイド32とでき るかぎり大きい共這の部分を有する。 両収斂光線9および29はセル10の透過性の後壁13を通って検光子33上に 入射し、また最後に検出器34上に結像される。 態率化された実施例ではミラー7および27は平らに構成されており、またコリ メータレンズ3および23の焦点距離は、発光ダイオード1および21の発散光 が収斂して検出器34上にビームガイド31.32と類似して結像されるように 選定されている。 検光子33を通過させられるビームの偏光方向は後で第2図に関連して示される 。 検出器34上への両発光ダイオード1および21の結像により、使用される光源 の効果的な利用により最大の光信号35が検出器34内で発生される。光信号3 5は、出力側で制御および評価回路37の入力端と接続されているロックイン増 a器36に与えられる。制御および評価回路37は両発光ダイオード1および2 1を制御線38を介して駆動し、また参照制御線39を介してロックイン増幅器 36に対する参照信号を与える。制御および評価回路37内で発生される調整信 号40は図面には示されていないインシュリンポンプの制御のために、または外 部指示のために利用される。 両発光ダイオード1および21の駆動ならびにロックイン増幅器36および制御 および評価回路37内での検出器34の光信号35の信号処理を説明するためL  に、先ず両偏光フィルタ5および25ならびに検光子33の間の異なる偏光方 向の調節を第2図により説明する。 第2図には第1図の線II −IIに沿う断面図が示されている。セル10は先 ず光学不活性物質の透析物11により満たされており、また互いにかなり離され ている2つの破線の円により示されている両収斂光線9および29により通過さ れる。 好ましくは、しかしながら、収斂光線9および29の範囲は既にセル10の前壁 12の付近でも重なっている。 矢印42によりセル10を通る横断面内の光に対する偏光方向が予め与えられて いる。第1の偏光フィルタ5は、第1の収斂光線9の偏光が矢印42により予め 与えられている偏光方向にくらべて小さい予め定められた角度αだけ回転されて いるように配置されている。第2の偏光フィルタ25は、第2の収斂光線29の 偏光が矢印42により予め与えられている偏光方向にくらべて小さい予め定めら れた角度βだけ回転されているように配置されている。第2図で角度αおよびβ は矢印42から離れる方向を指している0本装置の他の実施例では角度αおよ
【  びβは矢印42から見て等しい方向を指していてもよい、角度αおよびβによ り予め与えられており矢印42により予め与えられている偏光方向から偏差する 第1および第2の収斂光線9および29の偏光方向は単に異なっていればよい。 第2図の断面図中に示されていない検光子33の偏光方向は矢印42により予め 与えられている方向に対してほぼ直角である。 検出器34により受け入れられる異なる測定信号を説明するために、以下では第 3図を参照する。第3図には、検出器34から発生される光電流50の経過が偏 光方向、従ってまた非常に小さい偏光解消に対する入射光の与えられた偏光角度 51に関係して示されている。 1 零角度52は、検出器34上に入射する直線偏光された光線が検出器34内 で最小の光電流53を発生する偏光方向により定義される。最小の光電流53の 大きさは入射する不完全に直線偏光された光線の偏光解消に対する尺度である。 矢印42に対してほぼ直角に配置されている検光子33では、最小の光電流53 は] 矢印42の方向に偏光されている入射光により発生される。 角度が矢印42を基準にして時計廻り方向に測定されるとき、第2図からの第1 の収斂光線9は、方向角度が矢印42の方向角度よりも角度αだけ小さい偏光を 有する。同しく測定されるとき、第2の収斂光vi29は、方向角度が矢印42 の方向角度よりも角度βだけ大きい偏光を有する。角度αおよびβは数度の範囲 内である。 セル10内の光学的に回転しない透析物11では、また大きさが等しい角度1α 1−1β1では1.検出器34内で発生される調節光電流54は等しい、iI節 光を流54の差信号は零であり、また比信号は1に等しい。 調節光電流54を検知するために制御および評価装置37が発光ダイオード1お よび21に制御線3日を介して交互に電流を供給し、従って発光ダイオード1お よび21はたとえば10ヘルツないし1000ヘルツの範囲からの切換周波数に より交互に光を放射する。光の放射は好ましくはなおたとえば1キロヘルツない し1001キロヘルツの範囲からの周波数により行われる第2の変調により重畳 されている。 両発光ダイオード1および21の交互の放射により次々と、回転しない透析物1 1で満たされているセル10において等しい調節光電流54を生じさせる両方向 角度αおよびβが測定される。制御および評価装置37においては切換周波数に 一方の半周期で測定された信号が中間記憶され、また第2の半周期で測定された 信号とたとえばコンパレータで比較される。SN比を高めるために、両発光ダイ オード1および21の光放射は、ロックイン増幅器36による測定された信号の 位相敏感な検知を可能にする第2の変調により重畳されている。 光学的に回転する透析物】】は、セル10を通過する収斂光線9および29の直 線変調をそれぞれ等しい方向に角度σだけさらに回転させる。第1の発光ダイオ ード1の光放射は、偏光角度α+σに対応付けられている第1の信号光電流55 を発生する。第2の発光ダイオード21の光放射は、偏光角度β+σに対応付け られている第2の信号光電流56を発生する。和角度α+σは和角度α+βより も零角度52の近くに位置している。和角度α+σの第1の信号光電流55は調 節光を流54よりも小さく、また和角度α+βの第2の信号光if流56ば調節 光ti54よりも大きい。 発光ダイオード1および21の光放射の第1または第2の半周期中に発生される 第1または第2の信号光電流55または56は等しくない、透析物11内の光学 的に回転する物質の含有量がそれらによりめられ得る。たとえば中間記憶された 第1の信号光電流55と第2の信号光電流56との差信号は零に等しくなく、ま た比信号は値1から偏差する。また中間記憶された第1の信号光電流55と第2 の信号光電流56とから形成される他の各比較信号は透析物11内の光学活性物 質の濃度の決定のために利用され得る。 第4図には第2の実施例による光学活性物質の定量的決定のための装置の概要が 示されている0本装置は、第1の実施例の場合のように選定される第1の発光ダ イオード1および第2の発光ダイオード21を有する。 第4図でも説明のために、両発光ダイオードlおよび21が同時に作動させられ ることから出発する。これは前記の装置の応用でvsmおよび検査目的でのみ行 われ、測定作動では両発光ダイオード1および21は間歇的に放射する。 第1の発光ダイオード1は第1の発散光線2を発生する。第1の発散光線2は第 1のコリメータレンズ3によりコリメートされ、また第1の発光ダイオード1か ら出射される光を直線偏光させる第1の偏光フィルタ5を横断する。レーザーダ イオードの使用の際には第1の発光ダイオード1を置換するレーザーダイオード が第1の偏光フィルタ5により後偏光される。第1の偏光フィルタ5を通過する 第1の結像光線60の偏光はできるかぎり100:1の偏光比を有するべきであ る。 第1の結像光線60は分析すべき透析物Ifで満たされているセル10を通過す る。セル10の構成は第1の実施例で説明されている。 第2の発光ダイオード21は第2の発散光線22を発生する。第2の発散光線2 2は第2のコリメータレンズ23によりコリメートされ、また第2の発光ダイオ ード21から出射される光を直線偏光させる第2の偏光フィルタ25を横断する 。レーザーダイオードの使用の際には第2の発光ダイオード21を置換するレー ザーダイオードが第2の偏光フィルタ25により後偏光される。第2の偏光フィ ルタ25を透通する第2の結像光線61の偏光は第1の結像光線60に相応する 偏光比を有するべきである。 第1の結像光線60に比べての第2の結像光線61の正確な偏光方向は先に第2 図に関連して説明されている。その際に、そこに参照符号9および29を付され ている光線はいま光線60および61に相応する。 第2の結像光線61は同しく、分析すべき透析物11で満たされているセルlO を通過する。 両発光ダイオード1および21およびそれらから出る光線はセル10の前壁12 への垂線に対しほぼ平行にそろえられている。 第1の偏光フィルタ5および第2の偏光フィルタ25は、第1の発光ダイオード 1の光が第2の偏光フィルタ25上に入射し得ないように、また第2の発光ダイ オード21の光が第1の偏光フィルタ5上に入射し得ないように配置されている 。このことは光学的隔壁により達成され得る3両コリメータレンズ3および23 は、個別レンズの結像特性を統一する単一のコリメータレンズにより!換され得 る。 結像する両光線60および61はセルlOの透過性の後壁13を通って検光子3 3上に入射し、また最後に検出器34上に結像される。 検出器34の光信号35は第1の実施例と類似に制御および評価回路37内で処 理される。また両発光ダイオード1および21の駆動は制御線38を介して第1 の実施例と同一の仕方で行われる。 好ましい実施例ではセルIOは第2図中に拡大して示されている横断面を有し、 その辺の長さは3ミリメートルまたは6ミリメードルである。そのなかを延びて いる両収斂光線9および29または再結像光線60および61の直径は約2ミリ メートルである。セル10の長さは数センチメートルである。セルの前壁12の 透過性部分は中性ガラス窓から、または両偏光フィルタ5および25から形成さ れていてよい、セルの後壁13の透過性部分は好ましくは検光子33から構成さ れる。コリメータレンズ3および23は一方では発光ダイオードlおよび21に 、より、また他方では偏光フィルタ5および25によりイマージ町ン層と結合か つ接合されており、従って光路中の反射損失は低く保たれ、また全光学的構成は 小形であり、また機械的に保持可能である。 大きい中間空間なしに構成され、セルlOと一直線上にある第2の実施例による 光学的構成により、また構成要素34.36および37から構成され、セル1O の延長上に配置されている集積された形態の測定および制御エレクトロニクスに より、たとえばエネルギー供給のための小形電池により、光学的に回転する物質 の濃度、特にこのような物質の濃度の時間的変化を決定するための患者への植え 込みのために顕著に通した測定装置が得られる。 制御および評価回路37はインシュリンポンプを制御し得る。制御および評価回 路37の調整信号40はインシュリンポンプを作動または停止させる0−1信号 であってよい、さらに、それは、光学的に回転する物質の濃度の指示の役割をし 、もしくは連続的に動作するポンプを制御する連続的信号であってよい。 相応のタイマーにより、検査されている物質の濃度変化よりも濃度変化が遅い他 の光学活性物質の濃度変化がフィルタアウトされ得る。ダイナミックレンジを高 めるためには、それぞれ対をなして互いに対応付けられており、また光放射がセ ル10の断面積内で偏光フィルタによりそれぞれ多少異なる偏光方向を有するさ らに多くの発光ダイオードが設けられていてよい、これは第2の実施例で特に簡 単な仕方で達成される。3つまたはそれ以上のできるかぎり等長のクロックで発 光ダイオードの光放射を方形波変調することにより、3つまたはそれ以上の光電 流50が第3図中の種々の偏光角度51に対して検出され得る。適当な信号の対 をなしての選択により濃度測定のダイナミックレンジが顕著に高められる。 以上説明した第1または第2の実施例では、角度αおよびβは1α1−1β1− 45°であってもよい、その場合、検光子33は前記の仕方で第2図中に示され ている矢印42の方向に対して直角にも矢印方向にも配置され得る。このことは 、測定路中に光学活性物質の不存在の際に、光路がそれらの伝送または光源の放 射強度に関して互いに異なっていないかぎり、光源の等化を可能にする。 第5a図および第5b図には本発明の第3の実施例による人間の体液中の光学活 性物質の定量的決定のための装置の概要が示されている。第2の実施例に比較し て、第3の実施例は第5b図中に示されている参照ビームおよび参照検出器34 ′により拡張されている。 第5b図には二重チャンバセル66の側面図が示されており、その2つのチャン バは測定液または透析物11または参照液11′を含んでいる。第5a図中に示 されている第1の発光ダイオード1または第2の発光ダイオード21は第1の発 散する光線2または第2の発散する光&I22を発生し、これらの光線は第1の コリメータレンズ3または第2のコリメータレンズ23により第1の結像光線6 0および第2の結像光線61として焦点合わせされる。光線60および61は二 重チャンバセル66の2つのチャンバを通過し、このことは第5b図の側面図に 明らかに示されている。 それぞれ透析物11または参照液11′を平行に通過する光の一部分は開口絞り 63により絞られる。透析物11を通過する光線60および61の残りの部分は 集光レンズ64により検出器34上に結像される。参照液11’を通過する光線 60および61の残りの部分は第2の集光レンズ64′により参照検出器34′ 上に結像される。 検出器34は、出力側で制御および評価回路37の入力端と接続されているロッ クイン増幅器36に与えられる光信号35を発生する。制御および評価回路37 は両発光ダイオード1および21を制御線38を介して制御し、ま光参照信号線 39を介してロックイン増幅器36に対する参照信号を与える。 参照検出器34′は、出力側で制御および評価回路37の別の入力端と接続され ているロックイン増幅器36′に与えられる参照光信号35′を発生する。制御 および評価回路37は第2の参照信号線39′を介してロックイン増幅器36′ に対する参照信号を与える。 制御および評価回路37内で発生された調整信号40は第1の実施例に類似して 使用される。 参照チャネル内に、すなわち参照液11’内に光学的に回転する物質の不存在の 際には、ビーム源としての役割をする発光ダイオード1の強度は自動的に調整可 能な供給回路65を介して、参照検出器34′の参照光信号35′がそれぞれ個 々に放射する両発光ダイオード1および21に対して等しいように等化され得る 。このような自動的等化はボラリメータの長時間使用の際に特に有利である。 なぜならば、その場合には放射源の経時変化が考慮に入れられなければならない からである。 発光ダイオードlおよび21は10ヘルツ以下から数キロヘルツまでの範囲内の 周波数で間歇的に放射する。その場合に生ずるロックイン信号は参照チャネル内 の供給回路65内で零設定による信号等化を可能にする。 光の放射は好ましくはなお、たとえば1キロヘルツないし100キロヘルツの範 囲からの周波数により行われる第2の変調により重畳されている。第2の周波数 は上記の第1の周波数よりも少な(とも1桁大きくなければならないであろう。 変調はたとえばそのつと作動させられる発光ダイオード1および21の速いスイ ッチオン/スイッチオフに位置している。その場合に発光ダイオード1および2 1は参照ロックイン増幅器36′を介して各光源に対して固をの信号を発生し、 これらの信号の1つが自動的に調整可能な供給回路65により他方の信号に合わ せられる。 第6図には本発明の第4の実施例による人間の体液中の光学活性物質の定量的決 定のための1つの装置の概要側面図が示されている。第1の発光ダイオードlか ら出る第1の発散する光線2は第1のコリメータレンズ3により第1の平行な光 線4として集束され、この光線4は第1の偏光フィルタ5および偏光ビームスプ リッターキューブ67を通って第1の結像光線60として二重チャンバセル66 に入射する。第2の発光ダイオード21から出る第2の発散光線22は第2のコ リメータレンズ23により第2の平行光線24として集束され、この光線4は第 2の偏光フィルタ25を通過し、また偏光ビームスブリッターキューブ67によ り第2の結像光線61として二重チャンバセル66内で偏向される。 両光線60および61は互いに一直線上にそろつており、また好ましくは等しい ビームくびれ部分を有する。光線60および61の偏光度へのより低い要求の場 合には偏光ビームスプリッタ−キューブ67は単独で利用され、また偏光フィル タ5および25は省略され得る。偏光フィルタ5および25が使用されるとき、 簡単な通常の偏光解消しないビームスプリッタ−を使用することも可能である。 両光線60および61の偏光方向の間の角度は先の実施例の場合のように特に各 45°に選定されている。 二重チャンバセル66は、透析物11および参照液11’で満たされている2つ のチャンバを含んでいる。その後の光路および得られた光信号35および35′ の評価は第3の実施例と類似に行われる。第4の実施例は、測定および参照光路 が同一であり、それによってたとえば強度を弱める測定光路内の堆積物が測定結 果に誤りを惹起しないという利点を有する。 国際調査報告 国際調査報告 PCT/EP 89101175

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.分析すべき物質を通過し、また検光子を経て検出器に入射する第1の直線偏 光された光束を発生する第1の光源を有し、比較信号、特に差または比信号の発 生のもとに、偏光注により光学活性物質の濃度、特に患者の体液中のグルコース の濃度を定量的に決定するための方法において、同じく分析すべき物質を通過し 、また検光子を経て検出器に入射する第2の直線偏光された光束が第2の光源に より発生され、第2の直線偏光された光束の固定の偏光方向として、予め定めら れた角度だけ第1の直線偏光された光束の固定の偏光方向から偏差する偏光方向 が選定され、第1および第2の光源が交互に切換周波数によりスイッチオンおよ びスイッチオフされ、また検出器から発生された第1および第2の直線偏光され た光束に付属の測定信号が1つまたはそれ以上の比較信号、特に差または比信号 の発生のために利用されることを特徴とする光学活性物質の濃度の定量的決定方 法。 2.検光子の偏光方向が第1および第2の光束の偏光方向に対してほぼ直角に調 節されていることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.第1および第2の光束の偏光方向の間の予め定められた角度が90度であり 、また検光子の偏光方向が第1および第2の光束の偏光方向に対してほぼ45度 だけ回転されることを特徴とする請求項1記載の方法。 4.検出器の信号を位相敏感に検知するため、光源が変調周波数により変調され 、その際に切換周波数が少なくとも1桁だけ変調周波数よりも小さいことを特徴 とする請求項1ないし3の1つに記載の方法。 5.請求項1ないし4の1つによる方法を実施するための装置において、交互に 切換周波数によりスイッチオンおよびスイッチオフされている少なくとも2つの 光源(1、21)が設けられており、光源(1、21)の光束が異なる偏光方向 に直線偏光されており、また光学的に回転する物質の濃度が測定されるべき物質 (11)を通過し、その際に光束が検光子(33)を通過した後に検出器(34 )上に結像され、その光信号出力端が、測定信号を中間記憶可能であり、また物 質の濃度に対応付けられている調整信号(40)を表す比較信号、特に比または 差信号を形放するための計算回路を有する制御および評価エレクトロニクス(3 6、37)に接続されていることを特徴とする光学活性物質の濃度の定量的決定 装置。 6.光源(1、21)として発光ダイオードが設けられており、それらの光路の なかに偏光フィルタ(5、25)が配置されていることを特徴とする請求項5記 載の装置。 7.光源(1、21)として半導体レーザーダイオードが設けられていることを 特徴とする請求項5記載の装置。 8.それらの光路のなかに偏光フィルタ(5、25)が配置されていることを特 徴とする請求項7記載の装置。 9.光学的に回転する物質の濃度が検出されるべき流動性の物質(11)を収容 するためのセル(10)が設けられており、また光源の光路がセル(10)の長 手方向にそろえられており、その際にセル(10)の前壁(12)および後壁( 13)が透過性であることを特徴とする請求項5ないし8の1つに記載の装置。 10.光源(1、21)が付属のコリメータレンズ(3、23)と共にセル(1 0)の長手方向軸線の延長上に、偏光された光束(9、29、60、61)がセ ル(10)の前壁(12)を形成する偏光フィルタ(5、25)およびセル(1 0)の後壁(13)を形成する検光子(33)を通過した後に検出器(34)上 に結像されるように配置されていることを特徴とする請求項9記載の装置。 11.セル(10)の長手方向軸線の延長上にビームスプリツターキユーブ(6 7)が配置されており、第1の光源(1)が第1のコリメータレンズ(3)と共 にセル(10)の長手方向軸線の延長上に配置されており、第2の光源(21) が第2のコリメータレンズ(23)と共にビームスプリツターキユーブ(67) に対してほぼ直角に配置されており、偏光された光束(60、61)がピームス プリッターキュープ(67)を通過した後にセル(10)の前壁(12)に入射 し、またそれぞれ部分的に、分析すべき物質(11)で満たし得るチャンバまた は参照液(11′)で満たし得るチャンバを通り抜け、またセル(10)の後壁 (13)を形成する検光子(33)により検出器(34)または参照検出器(3 4′)上に結像されることを特徴とする請求項9記載の装置。 12.コリメータレンズ(3または23)とビームスプリッターキュープ(67 )との間にそれぞれ1つの偏光フィルタ(5または25)が配置されていること を特徴とする請求項11記載の装置。 13.ビームスプリッターキュープ(67)が偏光ビームスプリッターキュープ であることを特徴とする請求項11または12記載の装置。 14.セル(10)が、光学的に回転する物質の濃度が検出されるべき流動性の 物質(11)を有するチャンバに対して平行に延びている第2のチャンバを含ん でおり、またその際に第2のチャンバがセル(10)の長手方向にその前壁(1 2)からその後壁(13)まで延びており、また第2のチャンバは参照液(11 ′)を収容するために設けられており、光源(1、21)の光束が参照液(11 ′)を通過し、その際に光束が検光子(33)を通過した後に参照検出器(34 ′)上に結像され、その光信号出力端が、測定信号を中間記憶可能であり、また 光源(1、21)の光収率に対応付けられており供給回路(65)のなかに光源 (1、21)の供給のために供給可能である調整信号(40)を表す比較信号を 形成するための計算回路を有する制御および評価エレクトロニクス(36′、3 7)に接続されていることを特徴とする請求項9ないし13の1つに記載の装置 。
JP51077689A 1989-10-06 1989-10-06 光学活性物質の定量的決定方法および装置 Pending JPH04501007A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122579A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Aime Technology Co Ltd 散乱媒質中微量成分濃度の無侵襲測定法およびその装置

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