JPH04501003A - 血漿中のシアル酸を測定するための改良された方法 - Google Patents
血漿中のシアル酸を測定するための改良された方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
血 のシアル を るための された ゛光11と11一
本発明は、血漿又は血清中のシアル酸を測定するための改良された方法に係わる
。この方法は従来の方法より所要時間が短く、コストが低く、試料毎の変動が小
さく、且つ検査する人間の技術及び経験に対する依存度が小さい。
被験者の血液血清中のシアル酸含量が高い場合には癌の疑いがあるということを
証明する研究は、これまでにも多くなされたきた0例えば、Davidsonら
の米国特許第4,146゜803号には、シアル酸含量が高いという事実が癌を
特異的に決定する要因の1つであることを立証する、かなり複雑な一連の方法が
開示されている。
MacBeth及びBekes iはCancer Res、22:1170−
1178(1982>で、血漿中の糖タンパク質を測定したところ、乳癌の場合
にはガラクトース及びマンノースの値が急変しないことを発見したと述べている
。 KloppelらはProc、Natl、^cad、sc、74:3011
−3013(1977)で、可移植性乳癌腫を有するマウスでは血清シアル酸糖
脂質の量が2.5倍に増え、ヒト癌腫患者では2倍に増えると報告している。こ
の方法はガングリオシドをカラムクロマトグラフィーで分離する操作を含み、最
低1mlの全血を必要とする。Kloppelらはまた、^s+、JJet。
Res、39:1377−1380(1978)で、24匹のイヌの92%にシ
アル酸の増加が見られたが、別の障害をもつイヌについて多くの疑似陽性が観察
されたと報告している。 LengleはJ、Natl。
Cancer In5t、62:1565−1567(1979)で、白血病へ
KR/Jマウスでは血漿及び胸腺リンパ球の脂質結合シアル酸が増加することを
発見したと述べている。脂質結合シアル酸の量は黒色腫をもつヒトの血漿及び赤
血球でも増加することが判明した。 Portoukalianら 、Bioe
hem、Biophys、Res、Com−un、85:916−920(19
78) 、クロマトグラフィーでの分離及びカラムでの精製に次いで、クロマト
プレートでの評価が行われた。
5ilverらはCancer 41:1497−1499(1978);Ca
ncrr Res、39:5036−5042(1979)で、黒色腫患者の血
清シアル酸の量が腫瘍に大きく関連して増加すると報告している。但し、腫瘍が
観察された患者の36%は血清シアル酸の増加を示さなかった。 Hogan−
RyanらはBr、J、Caneer 41:587−592(1980)で、
乳癌患者の総結合血清シアル酸について、腫瘍の段階に対応した増加が見られる
と報告している。
本発明で改良する特定の方法の1つは、Katopodisらにより^meri
ean As5ociation for Cancer Re5earch
AnnualMeetingProceediBs Vol 21. Marc
h 1980に^bstract No。
728として記載されている。要約すれば、この方法は100ulの血漿試料(
50,1に減少)を6mlのクロロホルム/メタノール混合物(容量比2:1)
で抽出する操作を必要とする8次いで、得られた脂質抽出物を0.2倍容の水を
用いて分配する。水相を蒸発乾固させ、残留物を水に再溶解する。その後、脂質
結合シアル酸をトリクロロ酢酸−リンタングステン酸沈澱によって精製し、得ら
れた沈澱物から上清を分離した後で、沈澱物を5vennerho I−及びH
iettienの方法(Svennerholm。
Quantitative Estimation of 5ialic Ac
1d、、、Biochem。
Biophys、^eta 24.pp、604−611(1957))により
測定する。
本発明で改良する別の特定の方法は、1982年8月3日に交付されたKato
podis及び5tockの米国特許第4,342,567号に開示されている
。この方法は前記した方法と類似しているが、試料を100.1ではなく50μ
mしか必要としない。また、乾燥ステップが省略され、トリクロロ酢酸も不要で
あり、リンタングステン酸だけが使用される。
これらの特定の方法には、下記のような多くの欠点がある:正確に規定した44
.7λ出発試料を必要とする;管を逆さにするステップで脂質結合シアル酸を損
失するため、最終値が小さくなる;リンタングステン酸による脂質結合シアル酸
の沈澱が完全ではないため、特に該シアル酸の量が正常値を少ししか上回らない
(例えば、筋発生の初期)試料を検査する場合に問題が生じる;リンタングステ
ン酸の添加の後に5分間の待機時間があるため検査速度が制限され、検査コスト
も余り低くない。
本発明で改良する他の特定の方法は、1987年10月20日に交付された米国
特許第4,701,418号(Katopodis)及び1988年5月31日
に交付された米国特許第4.748,128号(K亀topodis)に記載さ
れている。これらの方法では、試料中に存在するシアル酸の量を測定すべく、先
ずヒト全血もしくは血漿試料を希釈し、次いで塩素化低級アルキル炭化水素、例
えばクロロホルムと、低級アルキルアルコール、例えばメタノールとの混合物を
加え、得られた溶液を混合し、遠心にかけて、実質的に透明な上方層を形成する
。その後、所定量の上方層にタンパク質沈澱剤を加えて脂質結合シアル酸を沈澱
させる。これらの方法で使用されるタンパク質沈澱剤はリンタングステン酸であ
る。上清から沈澱物を分離し、この沈澱物を水に懸濁させ、レゾルシノール試薬
と酢酸ブチル及びn−ブタノールの混合物とを加え、得られた溶液の58On−
での吸光度を測定することによって、脂質結合シアル酸の量を計算する。
本発明は、血漿もしくは血清中に存在するシアル酸の量を測定するための改良さ
れた方法を提供する0本発明の方法は、成る実施態様では従来の方法より定性的
且つ定量的に高い感度を示し、別の実施態様では少なくとも従来の方法と同じ程
度の、感度を示す、また、本発明の方法は従来の方法より経済的であり、時間効
率が高く、自動化が容易であり、且つ労働力及び化学的試薬の必要量が少ない6
本発明の方法は、タンパク質沈澱剤の必要がなく、シアル酸の抽出に使用される
混合物の低級アルキルアルコール及び塩素化低級アルキル炭化水素の比を逆にし
たという点で、従来の方法とは大きく異なる。前記先行特許の方法では、塩素化
炭化水素、通常はクロロホルムがアルキルアルコールより多い混合物が使用され
る。その容量比は2:1である。
これに対し、本発明ではアルコール対塩素化炭化水素の比が約70 : 30〜
約85:15の混合物を使用する0本発明では、実施態様によっては、腐食性で
取扱いの難しい酢酸ブチル/n−ブタノール混合物の使用も不要である0表1は
、米国特許第4,342,567号の方法を用いて本出願人以外の手によって得
られた結果をまとめたものであり、健常被験者からの試料を検査した場合の結果
にばらつきがあることを示している。
轟−一り
、 4342567 の ゛ いて しt・ ムの叉91]U1久藍1−
止Jl貝−
(1) にatopodis及び5tock、米国特許第4,342,567号
(3) ^0M、Dnistrianら 、C11nical Che+*、η
7(10) 1981(4) S、Kakariら、^ntieincer R
es、4,5upp1.1:3−6.1984(5) L、Santiwari
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8) D、Muojalら、FED、 Proc、、Vol、42(3)、19
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gavaら、^SCO,Vo1.6.No、2.1984(14) S、Kak
ariら、Intl、Meetings、5aloniea、Greece、1
982(15) TJustrow、German Cancer Congr
ess、25/6 GL 1983光」[ユ鷹!
本発明は、血液の血漿もしくは血清試料からシアル酸を抽出し、試料中に存在す
るシアル酸の量を測定する方法を提供する。
この方法は、
(a)試料に低級アルキルアルコールと塩素化低級アルキル炭化水素との混合物
を加えて、低級アルキルアルコール対塩素化低級アルキル炭化水素の容量比が約
70:30〜約85=15の混合物を形成する操作、
(b)得られた混合物を、試料中に存在するシアル酸を溶解するのに十分な時間
にわたって混合する操作、(c)回収し得る実質的に透明なシアル酸含有上方相
を形成すべく前記混合物を処理する操作、
(d)形成された透明な上方相から所定量の上方相を別個に採取する操作、並び
に
(e)所定量の上方相中に存在するシアル酸の量を測定し、それによって試料中
に存在するシアル酸の量を計算する操作を含む。
本発明は、別の目的として、ヒト被験者の癌を診断する方法にも係わる。この診
断方法は、被験者の血漿もしくは血清試料中のシアル酸量を本発明の測定方法で
測定し、測定した量を癌にかかっていることがわかっている被験者の測定値と比
較するか、又は測定した量を同一被験者の一定期間にわたる測定値と比較するこ
とからなる。
本発明は、被験者の癌の進行をモニターする方法も提供する。この方法は、被験
者の体液試料中のシアル酸量を本発明の測定方法により一定の時間間隔で測定し
、測定した量を同一被験者に関してそれ以前に測定した量と比較することからな
る。
本発明は更に、癌診断キットも提供する。このキットは、検査試料を収容するた
めの適当な試料容器と、既知量の基準試料が入った試料容器と、低級アルキルア
ルコール及び塩素化低級アルキル炭化水素の混合物(容量比75:25)が入っ
た容器と、酵素溶液もしくはレゾルシノール試薬の容器と、安定剤M衝溶液もし
くは酢酸ブチルとn−ブタノールとの混合物(容量比85:15)が入った容器
と、脱イオン蒸留水の容器とピペットとを含む。
゛ の ゛ t=
第1図は、上清の抽出、最終色の濁り度、及び米国特許第4,748,128号
の方法で得られた値と測定値との合致性に関するClC1,:CH,OHの比の
比較を示すグラフである。
第2図は、本発明の方法で得られた結果と米国特許第4.748,128号の方
法で得られた結果とを比較して示すグラフである。
1凹L!!2JLIL
本発明は、血漿もしくは血清試料からシアル酸を抽出し、試料中に存在するシア
ル酸の量を測定する方法を提供する。
この方法は、
(a)試料に低級アルキルアルコールと塩素化低級アルキル炭化水素との混合物
を加えて、低級アルキルアルコール対塩素化低級アルキル炭化水素の容量比が約
70:30〜約85=15の混合物を形成するステップ、
(b)得られた混合物を、試料中に存在するシアル酸を溶解するのに十分な時間
にわたって混合するステップ、(c)回収し得る実質的に透明なシアル酸含有上
方相を形成すべく前記混合物を処理するステップ、(d)形成された透明な上方
相から所定量の上方相を別個に採取するステップ、並びに
(e)所定量の上方相中に存在するシアル酸の量を測定し、それによって試料中
に存在するシアル酸の量を計算するステップを含む。
血漿もしくは血清試料中のシアル酸の量は癌を診断するための指針の1つとして
使用し得る。試料は通常、被験者から採取した全血を後述の方法で処理して血漿
もしくは血清を回収することにより調製する。この血漿又は血清は直接使用し得
る。
ステップ(a)で添加するアルコール/塩素化炭化水素混合物の量は試料の量に
ほぼ等しい0例えば、試料の初期量が10hlであれば、加える混合物の量も約
100u lにする。
適当な塩素化炭化水素としては、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、
塩化プロピレン及び四塩化炭素が挙げられる。現時点ではクロロホルムが好まし
い、低級アルキルアルコールとしてはメタノール、エタノール、プロパツール、
n−ブタノール、インプロパツール、イソブタノール又はイソアミルアルコール
を使用し得る。但し、シアル酸の抽出に関しては、アルコールの炭素原子数が多
ければ多いほど、混合物の効果は減少する。従って、好ましいアルコールはメタ
ノールである。
当業者に公知の方法で使用されるアルコール/塩素化炭化水素混合物とは異なり
、本発明で使用する混合物はアルコールの割合が塩素化炭化水素の割合より遥か
に大きい。
本発明の実施で使用し得る低級アルキルアルコール対塩素化低級アルキル炭化水
素の比は85:15〜70 : 30である。現時点で最も好ましい実施態様で
は、メタノール及びクロロホルムを約75:25の容量比で使用する0表2及び
第1図は、アルコール対塩素化炭化水素の種々の比が、上清の抽出、最終色の濁
り度、及び先行技術の方法で得られた値と測定値との合致性に及ぼす影響を示し
ている。
Lユ
CHCl ) :CH*OHの比が上清(抽出物)の分離、最終色の濁り度及び
測定値に及ぼす影響
ステップ(a)で得た混合物は、試料中の物質がアルコール/塩素化炭化水素混
合物に溶解するまで適当な時間にわたって混和する。好ましくは、静かな断続的
渦状撹拌によって約10秒間混和する。
次いで、回収可能な実質的に透明な上方相が形成されるように、前記混合物を処
理する。この処理は混合物を静置するか又は遠心分離にかけることによって実施
し得る。好ましくは、前記混合物を約2000rpm (750xg)以上で少
なくとも約2分間遠心にかけて、実質的に透明な上方相を得るようにする。好ま
しい実施態様では、遠心分離を約3000rpmで約10分間行う。
次いで、好ましくは上方相を上方相から分離し且つ後者を廃棄することによって
、形成された実質的に透明の上方相から所定量の上方相を分離採取する。採取す
べき所定量は、試料の初期量と、所定量の上方相中に存在するシアル酸の量を測
定するためのステップ(e)で使用する特定の方法とに依存する0例えば、試料
の初期量が約toou+であれば、ステップ(e)で酵素溶液を使用する場合に
は別個に採取する上方相の量を約50. lにし、前記ステップでレゾルシノー
ル試薬を使用する時は前記上方相の量を1oap lにする0分離採取すべき上
方相の所定量はまた、大量の上方相を管内の界面もしくは別の物質をかき乱すこ
となく除去する上での容易さにも依存する。
採取した所定量の上方相中のシアル酸含量は幾つかの方法で測定し得る。成る実
施態様では、適当な酵素、例えばノイラミニダーゼ又はノイラミニダーゼを含む
酵素の組合わせを所定量の上方相に加えて混合物を形成する。添加する酵素の量
は、酵素の種類と上方相の所定量とに依存する。
好ましくは、酵素の量を上方相の所定量の2倍にする0次いで、前記混合物をイ
ンキュベートする。このインキュベーションは通常37℃で約20分間行う、イ
ンキュベーションが終わったら、前記混合物に安定剤緩衝溶液を加えて溶液を形
成する。この溶液を混和し、550nmでの吸光度を測定する。測定した吸光度
を既知のシアル酸濃度の1つ又は複数の標準溶液の吸光度と比較することによっ
て、試料中に存在するシアル酸の量をめる。
本発明を実施するのに使用される適当な安定剤緩衝溶液は、当業者には良く知ら
れている。好ましい実施態様では、この*W温溶液温度37℃、pH7,5のリ
ン酸塩及び水酸化ナトリウム(NaOH)の混合物からなる0、!Iの緩衝溶液
は、2.72gのKH,PO,を500m1の水に溶解し、ION水酸化ナトリ
ウムを(通常20〜30滴)加えてpHを7.5に調整し、次いで該溶液の温度
を37℃にすることによって調製し得る。得られたIIW溶液は0℃〜4℃で貯
蔵する。
別の実施態様では、所定量の上方相に適量のレゾルシノール試薬を加えることに
よってシアル酸量を測定する。レゾルシノール試薬は通常、レゾルシノールと水
との混合物からなる。意外なことに、レゾルシノール試薬を形成するために本発
明の実施で使用し得るレゾルシノール対水の比は、約53:47〜約57:43
に制限されることが判明した。レゾルシノール対水の比を55:45にすると最
大の効果が得られた。このレゾルシノール試薬を上方相と混合しく上方相の所定
量が100μmの場合はレゾルシノール試薬の量を約0.5mlにする)、得ら
れた溶液を5分間沸騰させ、水浴で冷却し、その後前記適量のレゾルシノール試
薬(例えば約1m1)の約2倍の量の酢酸ブチルとn−ブタノールとの混合物(
容量比85:15)に加える。このようにして得られた、上方相、レゾルシノー
ル試薬及び酢酸ブチル/n−ブタノールの溶液を混和し、約200Orpm以上
の速度で約5分間遠心分離して有機層を形成する。この有機層を分離し、その吸
光度を580nmで読取る0次いで、測定した吸光度を既知のシアル酸濃度を有
する1つ又は複数の標準溶液の吸光度と比較することによって、試料中に存在す
るシアル酸の量を計算する。
これと類似の別の実施態様では、酢酸ブチルとn−ブタノールとの混合物ではな
く、適量のレゾルシノール試薬とその2倍の量の蒸留水とを所定量の上方相に加
え、且つ550a■での吸光度を測定することによって、シアル酸量を測定し得
る。
試料中のシアル酸量の算出は、既知量のn−アセチルノイラミン酸(MAN^)
を含む標準溶液との比較を行い、且つ試料の吸光度読取り値を前記標準溶液の吸
光度読取り値で補間することによって実施し得る。
本発明の種々の実施態様における試料の取扱い及び操作の種々のステップ、例え
ば試薬の添加、混合、アリコートの採取、遠心分離等は、例えば適当にプログラ
ム化した(programmed)ロボット装置と操作に必要な適当な装置、例
えばシリンジ、プリパーチューブ、遠心分離器、渦状撹拌器(vorLexer
)もしくは他の混合器等とをインタフェースで適当に接続して使用することによ
り自動化し得る。また、−qレ
シアル酸の存在に起因する吸光も、適当にプログラムした検出装置、例えばスペ
クトロホトメータとロボット装置とをインタフェースで適当に接続して自動化し
得る。シアル酸の量も、適当にプログラム化したコンピュータ、例えばマイクロ
コンピュータを検出装置と適当にインタフェース接続して、検出吸光度から直接
計算されるようにし得る。
測定方法を前述のごとく自動化すれば、アッセイ当たりのコストが低下し、アッ
セイの変動係数も改善され得る。
本発明は、ヒト被験者の癌を診断する方法にも係わる。
この診断方法は、被験者の血液の血漿もしくは血清試料中のシアル酸量を前記測
定方法によって測定し、測定した量を癌にかかっていることがわかっている被験
者の測定値と比較するか、又は前記測定量を同じ被験者の一定期間の測定値と比
較することからなる9本発明はまた、被験者の癌の進行をモニターする方法も提
供する。この方法は、被験者の体液試料中のシアル酸量を本発明の測定方法によ
って一定の時間間隔で測定し、測定した量を同一被験者についてそれ以前に測定
した量と比較することからなる。この方法は、療法に対する被験者の反応のモニ
ター又は癌の再発のモニターにも使用し得る。この方法はまた、癌患者の治療プ
ログラムの決定に使用することもできる。
本発明は更に、癌診断キットも提供する。このキットは検査試料を収容し得る適
当な容器と、既知量の基準試料及び/又はn−アセチルノイラミン酸標準溶液が
入った容器と、低級アルキルアルコール及び塩素化低級アルキル炭化水素の混合
物(容量比75:25)が入った容器と、酵素溶液もしくはレゾルシノール試薬
の容器と、必要であれば、安定剤M衝溶液もしくは酢酸ブチルとn−ブタノール
との混合物(容量比85:15)が入った容器と、容器に入った脱イオン蒸留水
と、ピペットチップとを含む。
以下に実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。
但し、これらの実施例は本発明を一切限定するものではない。
叉m
11jU夏
液体EDT^を入れたバキュテイナー(vacutainer)(パープルキャ
ップ)(15%EDT^を充填したVenojectラベンダーストッパーチュ
ーブ)又はEDT^コーティングビーズを入れたマイクロチイナー(micro
tainer)に全血を採取する。管を何回か逆さにして中の物質を混合した後
、ベンチタイプ臨床遠心分離器(IEC#9588箇所ロータを備えたIEC)
IN−S−II遠心分離器、Damon/International Equ
ipment Co、)により2200rpmで10分間遠心分離する0分離し
た血漿のアリコートは分析前に一20℃で数箇月貯蔵するか、又はそのままの新
鮮な状態で分析する。
及1色よ
EIt の5
実施例1″i!″調製した血漿試料100,1を適当な管又は容器に入れる1次
いで、等容量(100ul)のメタノール:クロロホルムを加える。クロロホル
ム、メタノール及び他の溶媒はMallinckrodt Inc、から^na
lytical Reagent(^R)グレードで入手した。前記混合物を1
0秒間渦状に撹拌する(Vortex−Genie・、5cientific
Industries、Ine、)、その後、試料を3000〜4000rpm
で10分間遠心分離し、実質的に透明な上方相を形成する。
えLl工
100I −のシ ル の・
ホウケイ酸塩培養管に、実施例2で得た透明上清50,1をHL^ピペッタ−に
よって注入し、これにノイラミニダーゼとM衝溶液とを含む酵素溶液をtoou
+加える。この管を37℃の水浴中に配置して20分間インキュベートする。イ
ンキュベーションが終わったら、11の安定剤緩衝溶液を加える。
短時間混合した後、管を室温で10分間靜1する。30分以内に55on−での
吸光度を測定する。試料中に存在するシアル酸の量は、該試料の吸光度読取り値
を既知のノイラミニダーゼ濃度の溶液の吸光度読取り値で補間することによって
計算できる。
K1圧先
1001; のシアル ゛の 1″″
ホウケイ酸塩培養管に、実施例2で得た上清100,1をML^ピペッタ−によ
って注入し、これに0.5e+lのレゾルシノール試薬を加える。得られた溶液
を渦状に撹拌し、次いで沸騰水中に5分間配置する。試料が沸騰したらすぐに氷
水洛中に入れて5分間放置する。その後、1.0mlの酢酸ブチル及びブタノー
ルの混合物(85:15 v/v)を加え、この試料を渦状に撹拌しさらに約2
500rp+*で5分間遠心分離する。有機相の吸光度を58on−で測定しく
Model 34スペクトロホトメータ、BeckIIIan Instrum
ents、Inc、)、前記した方法でシアル酸量を計算する。
九良隨1
1001血 = のシアル を゛ る ゛の 2″″乏ホウケイ酸塩培養管に、
実施例2で得た上清10hlをML^ピペッタ−によって注入し、これに0.5
1のレゾルシノール試薬を加える。得られた溶液を渦状に撹拌し、次いで沸騰水
中に5分間配置する。試料が沸騰したらすぐに氷水洛中に入れて5分間放置する
。その後、1.0mlの水を加え、この試料を渦状に撹拌しさらに約2500r
p−で5分間遠心分離する。有機層の吸光度を55On−で測定しくModel
34スペクトロホトメータ、Becks+an Instruments、I
nc、)、前記した方法でシアル酸量を計算する。
え11影
し゛ルシノール2・
1、レゾルシノール、29/
1001計量フラスコに2gのレゾルシノール(SIにHA #R−1000)
を秤取する。マークのレベルまで蒸留水を充填する。
この溶液を暗色場に入れて冷蔵する。
2 、0.IMP Cu5O−5HOM^LLINCKRODT 484410
0ml計1175 ス:l 4.1:2.497gm(7) Cu5On ・5
H,0を秤取する。
マークのレベルまで蒸留水を充填する。
3、塩 FISHERCo、#^−144し゛ルシノール;′の=
100ml計量フラスコに下記の物質を導入する:a) 10.0mlの2%レ
ゾルシノール原液、b) 0.25m1の0.1M Cu5O,(混合する)、
e) 9.75m1の蒸留水(混合する)、d)マークのレベルまで塩酸を充填
。
これらの物質を混合し、暗色容器に移して0〜5℃で貯蔵する。
火11外1−
0 のシ ル ゛ のう
A)既知のシアル酸濃度の試料を1つ用いる場合:既知量のシアル酸を含む試料
(POOL)を未知量のシアル酸を含む試料と同じ条件で分析する。既知の試料
が光学密度(0,D、)“A”を示し、未知の試料が0.D、“B”を示せば、
未知の試料のシアル酸濃度は下記の式に従って計算される:例えば、既知の試料
の0.D、A = 、084未知の試料の0.0.B = 、119既知の試料
の濃度 = 18.8 Bs%となる。
B)シアル酸濃度が既知の試料を3つ又は4つ使用する場合ニ
シアル酸濃度が既知である3つ又は4つの試料(POOL)を未知の試料と共に
分析する。既知の試料は直線状の標準曲線を示し、この標準曲線から未知の試料
のシアル酸濃度を読取ることができる。
え11支
表3は、シアル酸濃度を米国特許第4,748,128号に記載の方法で測定し
た場合の結果と、本発明の方法で測定した場合の結果とを比較して示している。
この表3から明らかなように、本発明の方法を使用した場合には標準偏差が先行
技術の方法の場合より遥かに改善されている。
第2図は、米国特許第4,748,128号の方法及び本発明の方法を用いて、
活動性癌(aetive cancer)疾患を有する患者、良性疾患を有する
患者及び健常者の試料から夫々測定したシアル酸Iの比較を示している。この図
から明らかなように、本発明の方法で得られた値は、臨床的に活動性疾患をもつ
患者に対する相関度が、米国特許第4,748,128号の方法によって得られ
た値より高かった。
表−1
゛ 、−4748128の ′ び 日の ゞで・ したシアル の1、米国特
許第4,748,128号
2、実施例3の方法
手続補正書力式
%式%
2、発明の名称 血漿中のシアル酸を測定するための改良された方法3、補正を
する者
事件との関係 特許出願人
名 称 ダイアノン・システムズ・インコーホレイテッド4、代 理 人 東京
都新宿区新宿1丁目1番14号 山田ビル5、補正命令の日付 平成3年11月
5日6、補正の対象 図面
7、補正の内容
(1))図面の翻訳文の浄書を別紙の通り補充する。(内容に変更なし)国際調
査報告
Claims (26)
- 1.血漿もしくは血清試料からシアル酸を抽出し、試料中に存在するシアル酸の 量を測定する方法であって、(a)試料に低級アルキルアルコールと塩素化低級 アルキル炭化水素との混合物を加えて、低級アルキルアルコール対塩素化低級ア ルキル炭化水素の容量比が約70:30〜約85:15の混合物を形成するステ ップ、 (b)待られた混合物を、試料中に存在するシアル酸を溶解するのに十分な時間 にわたって混和するステップ、(c)回収し得る実質的に透明なシアル酸含有上 方相を形成すべく前記混合物を処理するステップ、(d)形成された透明な上方 相から所定量の上方相を分離採取するステップ、並びに (e)所定量の上方相中に存在するシアル酸の量を測定し、それによって試料中 に存在するシアル酸の量を計算するステップを含む方法。
- 2.低級アルキルアルコールがメタノール、エタノール、アロパノール、n−ブ タノール、イソプロパノール、イソブタノール又はイソアミルアルコールである 請求項1に記載の方法。
- 3.塩素化低級アルキル炭化水素がクロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン 、塩化プロピレン又は四塩化炭素である請求項1に記載の方法。
- 4.低級アルキルアルコールがメタノールであり、塩素化低級アルキル炭化水素 がクロロホルムである請求項1に記載の方法。
- 5.メタノール対クロロホルムの容量比が約75:25である請求項4に記載の 方法。
- 6.ステップ(b)の混和操作が約10秒間の渦状撹拌からなる請求項1に記載 の方法。
- 7.ステップ(c)の処理が約3000rpm以上で少なくとも10分間の遠心 分離からなる請求項1に記載の方法。
- 8.ステップ(d)での分離採取が、下方相から上方相を除去することからなる 請求項1に記載の方法。
- 9.ステップ(e)で所定量の上方相中のシアル酸量を測定する操作が、所定量 の上方相に適当な酵素を加えて混合物を形成し、この混合物を適当な時間にわた ってインキユベートし、この混合物に安定剤緩衝溶液を加えて溶液を形成し、こ の溶液を混和し、この溶液の吸光度を550nmで測定し、測定した吸光度を既 知のシアル酸濃度を有する1つ又は複数の標準溶液の吸光度と比較して試料中の シアル酸量を計算することにより実施される請求項1に記載の方法。
- 10.酵素がノイラミニダーゼ及び緩衝溶液を含む請求項9に記載の方法。
- 11.酵素の量が上方相の所定量の2倍である請求項10に記載の方法。
- 12.安定剤緩衝溶液がリン酸塩と水酸化ナトリウムとを含む請求項9に記載の 方法。
- 13.安定剤緩衝溶液が、KH2PO4を水に溶解し且つ水酸化ナトリウムを加 えることによって調製される請求項12に記載の方法。
- 14.ステップ(e)で所定量の上方相中のシアル酸量を測定する操作が、適量 のレゾルシノール試薬を加えて溶液を形成し、この溶液を混和し、この溶液を5 分間沸騰させ、この溶液を氷浴で冷却し、この溶液に容量比約85:15の酢酸 ブチル及びn−ブタノールの混合物を前記適量のレゾルシノール試薬の約2倍の 量で加え、得られた溶液を混和し、この溶液を約2000rpm以上の速度で約 5分間遠心分離にかけて有機層を形成し、この有機層を分離し、該有機層の58 0nmでの吸光度を読取り、測定した吸光度を既知のシアル酸濃度を有する1つ 又は複数の標準溶液の吸光度と比較して試料中のシアル酸量を計算することによ り実施される請求項1に記載の方法。
- 15.ステップ(e)で所定量の上方相中のシアル酸量を測定する操作が、適量 のレゾルシノール試薬を加えて溶液を形成し、この溶液を混和し、この溶液を5 分間沸騰させ、この溶液を氷浴で冷却し、前記適量のレゾルシノール試薬の約2 倍の量の水を加え、得られた溶液を混和し、この溶液を約2000rpm以上の 速度で約5分間遠心分離にかけ、得られた溶液の吸光度を580nmで読取り、 測定した吸光度を既知のシアル酸濃度を有する1つ又は複数の標準溶液の吸光度 と比較して試料中のシアル酸量を計算することにより実施される請求項1に記載 の方法。
- 16.レゾルシノール試薬のレゾルシノール対水の容量比が55:45である請 求項14又は15に記載の方法。
- 17.レゾルシノール試薬の適量が約0.5mlである請求項14又は15に記 載の方法。
- 18.ヒト被験者の癌を診断する方法であって、被験者の体液試料中のシアル酸 量を請求項1に記載の方法で測定し、測定した量を癌にかかっていることがわか っている被験者について得られた値と比較することからなる方法。
- 19.ヒト被験者の癌を診断する方法であって、被験者の体液試料中のシアル酸 量を請求項1に記載の方法により一定の時間間隔で測定し、測定した量を同一被 験者についてそれ以前に得られた量と比較することからなる方法。
- 20.被験者の癌の進行をモニターする方法であって、被験者の体液試料中のシ アル酸量を請求項1に記載の方法により一定の時間間隔で測定し、測定した量を 同一被験者についてそれ以前に得られた量と比較することからなる方法。
- 21.被験者の癌の進行をモニターする方法であって、被験者の体液試料中のシ アル酸量を請求項9に記載の方法により一定の時間間隔で測定し、測定した量を 同一被験者についてそれ以前に得られた量と比較することからなる方法。
- 22.検査試料を収容するための適当な試料容器と、既知量の基準試料が入った 試料容器と、低級アルキルアルコール及び塩素化低級アルキル炭化水素の混合物 (容量比75:25)が入った容器と、ノイラミニダーゼを含む酵素溶液の容器 と、安定剤緩衝溶液の容器と、ピペットチップとを含む癌診断キット。
- 23.検査試料を収容するための適当な試料容器と、既知量の基準試料及びn− アセチルノイラミン酸標準溶液が入った試料容器と、低級アルキルアルコール及 び塩素化低級アルキル炭化水素の混合物(容量比75:25)が入った容器と、 レゾルシノール試薬の容器と、酢酸ブチルとn−ブタノールとの混合物(容量比 85:15)が入った容器と、脱イオン蒸留水の容器と、ピペットチップとを含 む癌診断キット。
- 24.検査試料を収容するための適当な試料容器と、既知量の基準試料及びn− アセチルノイラミン酸標準溶液が入った試料容器と、低級アルキルアルコールと 塩素化低級アルキル炭化水素との混合物(容量比75:25)が入った容器と、 レゾルシノール試薬の容器と、脱イオン蒸留水の容器と、ピペットチップとを含 む癌診断キット。
- 25.適当にプログラム化したロボット装置を用いて自動的に実施される請求項 1に記載の方法。
- 26.適当にプログラム化したロボット装置を用いて自動的に実施される請求項 9に記載の方法。
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