JPH0450049B2 - - Google Patents

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JPH0450049B2
JPH0450049B2 JP31383888A JP31383888A JPH0450049B2 JP H0450049 B2 JPH0450049 B2 JP H0450049B2 JP 31383888 A JP31383888 A JP 31383888A JP 31383888 A JP31383888 A JP 31383888A JP H0450049 B2 JPH0450049 B2 JP H0450049B2
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JP
Japan
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rotating drum
treated
liquid
water
tank
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JP31383888A
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JPH02160009A (ja
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Shigemasa Tanaka
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Infilco Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種用水、廃水、海水、その他の液
体を清澄化処理する際に、これらの被処理液(以
下原水と称する)中に含まれている微生物、プラ
ンクトン、細菌などを殺したのち、これらと無機
性の浮遊懸濁固形物を過分離する方法および装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、原水中に含まれている浮遊懸濁固形物を
過分離する装置として、第3図および第4図に
示すようなマイクロストレーナ型過機が知られ
ている。すなわち、処理水流出管2が開口した槽
1内に外周面を材3で形成した回転ドラム4を
配備し、回転ドラム4は一端にモータ5により回
転される回転支持軸6を有し、他端に原水流入管
7が開口され、回転ドラム4の外側でほぼ真上の
位置には、材3の洗浄用水を導くための圧力水
管8に連通されたスプレーノズル9が配設され、
スプレーノズル9の下で回転ドラム3内上部には
洗浄排水を集水する集水ホツパー10が設けら
れ、集水ホツパー10に連結された排水管11は
原水流入管7内を貫通して槽外に導かれている。
このようなマイクロストレーナ型過機では、
原水流入管7から回転ドラム4内に流入した原水
は、回転ドラム4内の水位と外部の槽1内水位と
の水位差によつて、原水は回転ドラム4外周面の
材3を通過し、原水中の微生物、プランクト
ン、無機物などの浮遊懸濁固形物が過分離さ
れ、処理水となつて処理水流出管2から流出す
る。
一方、回転ドラム4の上部からは、圧力水管8
を経てスプレーノズル9からスプレーされる洗浄
用水によつて材3の内面に付着した浮遊懸濁固
形物が洗い流され、集水ホツパー10内に洗浄排
水として集水され、排水管11から外部へ排出さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来のマイクロストレーナ
型過機は、原水中の浮遊懸濁固形物などを材
3で単に過分離する機能を有するだけであつ
て、材3を通過した微生物、プランクトンある
いは細菌などを殺す機能や、材3に付着して繁
殖する微生物を殺す機能などは全く有しておら
ず、作業環境の悪化にもつながつていた。
本発明は、従来のマイクロストレーナ型過機
の前記問題点を有効に解決し、原水中の微生物、
プランクトン、細菌などを殺し、作業環境をも良
好たらしめる過分離方法およびその装置を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、外周面を材にて形成し内部に被処
理液流入管を開口した回転ドラムを槽内に配備
し、該回転ドラム内に流入した被処理液の水位と
前記槽内の水位との水位差によつて被処理液が前
記回転ドラム外周面の材を通過し、被処理液中
の浮遊懸濁固形物を過分離するに際し、前記ド
ラム中の被処理液を撹拌しながら液中で紫外線照
射を行うことを特徴とする過分離方法である。
また本発明は、外周面を材にて形成し、内部
に被処理液流入管を開口した回転ドラムを槽内に
配備し、該回転ドラム内に流入した被処理液の水
位と前記槽内の水位との水位差によつて被処理液
が前記回転ドラム外周面の材を通過し、被処理
液中の浮遊懸濁固形物を過分離するマイクロス
トレーナ型過機において、前記回転ドラム外周
面の材内面に撹拌用フインを配設すると共に回
転ドラム内の液面下に没するように紫外線殺菌灯
を設けたことを特徴とする過分離装置でもあ
る。
〔作用〕 上記構成になる本発明では、回転ドラム内に流
入した原水は、回転ドラムの回転と同時に撹拌さ
れつつ水面下で紫外線が照射され、原水中の微生
物、プランクトンあるいは細菌などが効果的に殺
されながら、回転ドラム内の水位と槽内水位との
水位差によつて原水は回転ドラム外周の材を通
過し、処理水となつて系外へ流出し、前記殺され
た微生物類を含む浮遊懸濁固形物が過分離され
る。この時、材内面に捕捉された微生物類は、
すべて殺されているので繁殖はなく、材孔の閉
塞が少なく、作業環境も改善される。
なお、槽内に太陽光線が入射すると、材表面
あるいは槽内面に藻類が繁殖するから、そのよう
な場宿では槽上部に蓋を取り付けて太陽光線が入
らないように密閉することが好ましい。
また、一般に水処理で使用される紫外線殺菌灯
は、紫外線を水の外部から照射する外照式と水内
部から照射する内照式に大別されるが、本発明で
使用する紫外線殺菌灯は殺菌ランプを水中に浸漬
し、水内部からエネルギー効率よく紫外線を照射
する内照式を採用し、低圧、中圧水銀放電ランプ
を用いる。
紫外線波長は、200〜300nm、特に260nm付近
の波長が殺菌効果が大きいことが知られており、
低圧水銀放電ランプの波長はこれに近い253.7nm
である。
紫外線照射量は、照射強度と照射時間の積で表
わされ、下記式で表示される。
紫外線照射量〔μW・sec/cm2〕 =照射強度〔μW/cm2〕×照射時間〔sec〕 紫外線照射量は、装置設計にあたつて最も重要
な因子であるが、原水の紫外線透過率、対象とす
る菌種、水温あるいは紫外線殺菌灯の照度分布
(紫外線殺菌灯の取付け数)などによつて異なる。
すなわち、細菌類は14000〜50000μW・sec/cm2
度の紫外線照射量でほぼ完全に殺菌されるが、緑
藻あるいは動物性プランクトンなどは60000〜
800000μW・sec/cm2程度の紫外線照射量でなけれ
ばほぼ完全に殺菌することはできない。したがつ
て、紫外線照射量は12000〜900000μW・sec/cm2
程度とする。
〔実施例〕
本発明の装置の一実施例を図面を参照しながら
説明すれば、第1図および第2図において、処理
水流出管2が開口した槽1内に外周面を材3で
形成した回転ドラム4を配備し、回転ドラム4は
一端にモータ5により回転される回転支持軸6を
有し、他端に原水流入管7が開口され、回転ドラ
ム4の外側ほぼ真上の位置に材3の洗浄用水を
導く圧力水管8に連通されたスプレーノズル9が
配設され、スプレーノズル9の下で回転ドラム4
内の上部には洗浄排水を集水する集水ホツパー1
0が設けられ、集水ホツパー10に連結された排
水管11は原水流入管7内を貫通して槽外に導か
れている。
以上の構造は、従来のマイクロストレーナ型
過機と変わるところはないが、本発明ではさらに
材3の内面に撹拌用フイン12が適当数配設さ
れ、また回転ドラム4内で水面下に没する位置に
紫外線殺菌灯13が適当数設けられている。
撹拌用フイン12は、回転ドラム4の回転に伴
つて回転ドラム4内の原水を撹拌するためのもの
で、紫外線殺菌灯13の紫外線照射の際に原水が
静止状態よりも流動状態の方が殺菌効果が大きく
なることに起因している。撹拌用フイン12の高
さは高いほど原水の撹拌効果が大きくなるが、回
転ドラム4を回転させるモータ5の必要動力が大
きくなり、しかもそれに比例して紫外線殺菌灯1
3の紫外線照射による殺菌効果は高まらない。こ
のため、撹拌用フイン12の高さは、回転ドラム
4の直径の1/10〜1/20程度の高さにする。
また、紫外線殺菌灯13の取付け位置は、回転
ドラム4内の水面下で材3に近づけるほど、
材3内面に捕捉された微生物、プランクトンある
いは原水中に浮遊する微生物、プランクトン、細
菌などを殺す効果が大きく、また材3の材孔
に付着繁殖する微生物を殺す能力は紫外線殺菌灯
13との距離が近いほど高く、これによつて微生
物繁殖による材3の孔の閉塞を防止することが
できる。しかし、回転ドラム4の材3の内面に
配設された撹拌用フイン12の高さの関係で必然
的にその位置が決定される。すなわち、紫外線殺
菌灯13は材3の内面に近く、撹拌用フイン1
2に接触しない位置となる。
回転ドラム4の外周面を形成する材3の孔径
は、大きいと微生物あるいはプランクトンなどの
捕捉率が低く一部が通過してしまい、孔径が小さ
いと原水通過の際の材抵抗が大きくなつて処理
量の低下を招くため、孔径10μm程度の材3を
使用すると良い。
図中、14は槽1を密閉するための蓋で、槽1
への太陽光線の入射を阻止し、材3の表面、槽
1内面等に藻類が繁殖しないように考慮してあ
る。
しかして、原水流入管7から回転ドラム4内に
流入した原水は、回転ドラム4の回転に伴い材
3内面に配設された撹拌用フイン12によつて撹
拌されると共に、水面下に浸漬された紫外線殺菌
灯13から照射される紫外線によつて、含まれる
微生物、プランクトンあるいは細菌などが殺され
ながら、回転ドラム4内と槽1内の水位差によつ
て材3を通過し、回転ドラム4外に流出する際
に微生物、プランクトン、あるいは無機物などの
浮遊懸濁固形物が分離、除去され、処理水流出管
2から処理水となつて系外へ流出される。一方、
回転ドラム4の材3に付着した浮遊懸濁固形物
は、圧力水管8を経てスプレーノズル9から噴出
される洗浄用水によつて洗浄され、集水ホツパ1
0で集水されて洗浄排水として排水管11から排
出される。
なお、回転ドラム4内の原水を撹拌手段として
は、適宜公知のものを採用することができるが、
原水流入の水流による撹拌だけでもよいが、実施
例に示すように撹拌用フイン12と併用するのが
好ましい。
次に、本発明の実験例を示す。
実験例 1 上記本発明の装置において、 回転ドラム:材質 SUS304 径 1500mm 長さ 1500mm 回転数 6r.p.m. 材:極細繊維立毛布,孔径10μm 撹拌用フイン:材質 SUS304 高さ 100mm 個数 8 紫外線殺菌灯:紫外線波長253.7nm 個数 3 原水水量負荷:3000m3/D なる条件で、腸炎ビブリオを2.0×103個/mlに調
整した海水を過分離した時の紫外線照射量と腸
炎ビブリオ生存率は次の通りであつた。
紫外線照射量 腸炎ビブリオ殺菌率 〔μW・sec/cm2〕 〔%〕 11000 99.5 12000 99.97 14000 100 0 0 このように、紫外線照射量14000μW・sec/cm2
で完全に殺菌された処理海水を得ることできた。
また、原海水には平均粒子径(みかけ粒子径)
17μmのプランクトンが3.0mg/含まれていた
が、処理海水中には0.25mg/となつており、そ
の除去率は92%であつた。
実験例 2 条件は実験例1と同じで、平均粒子径(みかけ
粒子径)16.3μmの緑藻が4.3mg/含まれる沼水
を過分離した時の紫外線照射量と殺藻率は次の
通りであつた。
紫外線照射量〔μW・sec/cm2〕 殺藻率〔%〕 100000 50 300000 90 700000 99 0 0 なお、処理水の固形物濃度は0.55mg/で、そ
のものは無機性コロイド状物質であつた。
実験例 3 条件は実験例1と同じで、平均粒子径(みかけ
粒子径)35μmの動物性プランクトンが13mg/
含まれている下水処理水を過分離した時の紫外
線照射量と殺菌率は次の通りであつた。
紫外線照射量〔μW・sec/cm2〕 殺菌率〔%〕 500000 70 600000 89 700000 96 800000 99 0 0 なお、処理水の固形物濃度は0.30mg/であつ
た。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、マイクロス
トレーナ型過機の回転ドラム内の原水中に紫外
線殺菌灯を浸漬し、運転中に原水を撹拌しながら
水中で紫外線を照射することにより、効率よく微
生物、プランクトンあるいは細菌などを殺すこと
ができ、回転ドラム内で材に付着繁殖する微生
物をも殺して材孔の閉塞を防止するとができ、
処理水通過の際の材抵抗が長期にわたつて高ま
らない等のきわめて有益なる効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
従来装置の縦断面図、第4図は第3図の−線
断面図である。 1…槽、2…処理水流出管、3…材、4…回
転ドラム、5…モータ、6…回転支持軸、7…原
水流入管、8…圧力水管、9…スプレーノズル、
10…集水ホツパー、11…排水管、12…撹拌
用フイン、13…紫外線殺菌灯、14…蓋。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周面を材にて形成し内部に被処理液流入
    管を開口した回転ドラムを槽内に配備し、該回転
    ドラム内に流入した被処理液の水位と前記槽内の
    水位との水位差によつて被処理液が前記回転ドラ
    ム外周面の材を通過し、被処理液中の浮遊懸濁
    固形物を過分離するに際し、前記ドラム中の被
    処理液を撹拌しながら液中で紫外線照射を行うこ
    とを特徴とする過分離方法。 2 外周面を材にて形成し、内部に被処理液流
    入管を開口した回転ドラムを槽内に配備し、該回
    転ドラム内に流入した被処理液の水位と前記槽内
    の水位との水位差によつて被処理液が前記回転ド
    ラム外周面の材を通過し、被処理液中の浮遊懸
    濁固形物を過分離するマイクロストレーナ型
    過機において、前記回転ドラム外周面の材内面
    に撹拌用フインを配設すると共に回転ドラム内の
    液面下に没するように紫外線殺菌灯を設けたこと
    を特徴とする過分離装置。
JP31383888A 1988-12-14 1988-12-14 濾過分離方法およびその装置 Granted JPH02160009A (ja)

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JP31383888A JPH02160009A (ja) 1988-12-14 1988-12-14 濾過分離方法およびその装置

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JPH02160009A JPH02160009A (ja) 1990-06-20
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NO20020093D0 (no) * 2002-01-09 2002-01-09 Optimarin As Fremgangsmåte for å skille ulike partikler og organismer med lav egenvekt fra v¶sker i en hydrosyklon med et filter
EP1673309A1 (en) * 2003-09-30 2006-06-28 The Robert Gordon University Apparatus and method for treating fluid by means of a transparent container
CN100383056C (zh) * 2004-09-09 2008-04-23 天津理工大学 转筒式光催化水处理反应器
EP2415717A1 (en) 2010-08-03 2012-02-08 Saltuk Karayalcin Water transport and purifying apparatus

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