JPH0449233B2 - - Google Patents

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JPH0449233B2
JPH0449233B2 JP61263898A JP26389886A JPH0449233B2 JP H0449233 B2 JPH0449233 B2 JP H0449233B2 JP 61263898 A JP61263898 A JP 61263898A JP 26389886 A JP26389886 A JP 26389886A JP H0449233 B2 JPH0449233 B2 JP H0449233B2
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JP
Japan
Prior art keywords
inductor
induction heating
heating device
metal strip
steel plate
Prior art date
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Application number
JP61263898A
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English (en)
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JPS63119188A (ja
Inventor
Gakuo Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、インダクタよるトランスバース磁
束によつて帯状金属、例ば鋼板を加熱するため
の、トランスバース磁束を利用した鋼板等の誘導
加熱装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図、第6図は特開昭51−138937号公報に示
された従来の鋼板等の誘導加熱装置を説明するた
めのもので、図において、複数個のインダクタ1
が加熱すべき鋼板2の上下に配置されている。第
7図は鋼板2を加熱する際に用いられる単位幅当
たり磁束分布を例示する図で、一様磁束密度aを
単位とし、鋼板2の端部に向けての磁束密度が、
a部の磁束密度に対する割合として示している。
第5図〜第7図からわかるように、矢印方向に
搬送される鋼板2の全幅を横切る磁束によつて、
鋼板2を加熱し、その磁束値にいろいろ変化をつ
けて、鋼板2の全幅に渡つて均一加熱しようとす
るものである。この例では、鋼板2の2つの端部
における磁束値を鋼板の中心における単位幅当り
の磁束値の±20%の範囲にすることで、鋼板2中
の幅方向を均一に加熱しようとするものである。
そうして、この所望の磁束分布を得るために、イ
ンダクタ1の鉄心と鋼板2の間隙を変化させる方
法等がとられている。
〔発明が解決しようとする課題点〕
従来のトランスバース磁束を利用した帯状金属
の誘導加熱装置は、均一な磁束をかけると帯状金
属のエツジ部が昇温し易いという現象を、磁束分
布の不均一なかけ方で是正しようとするので、こ
の是正に伴つて、帯状金属の幅の変化で昇温効果
が変化するという決定的な問題点があつた。
この発明は上記の問題点を解消するためになさ
れたもので、帯状金属の幅にかかわらず、全幅に
わつて均一に加熱できるトランスバース磁束を利
用した帯状金属の誘導加熱装置を得ることを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るトランスバース磁束を利用した
帯状金属の誘導加熱装置は、帯状金属の中央部を
ピークとして両端エツジ部に向つて対称的に発熱
分布が低減するとともに、帯状金属の面と平行な
面での回転変位可能な第1のインダクタと、帯状
金属のエツジ部を中央部よりも多く加熱する第2
のインダクタとを並設し、帯状金属を均一に加熱
できるようにしたものである。
〔作 用〕
この発明においては、エツジ部の昇温しやすい
第2のインダクタでの昇温分布は、インダクタの
長さを帯状金属幅より大きくしておけば、帯状金
属幅が変化して(小くなつても)昇温分布は変化
しない。一方、第1のインダクタを回転変位させ
ると帯状金属の中央部への加熱の集中の度合いが
変化するので、その回転位置角度を調整して、両
インダクタによる合成昇温分布を幅方向で均一に
する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図〜第4図を
参照して説明する。第1図は帯状金属である鋼板
に対する各種インダクタ配置を示したもので、ト
ランスバース磁束を利用した第1のインダクタと
しての1つのスロツトを有するC形インダクタ1
1は、C形の鉄心11aと、この鉄心11aの鋼
板2と平行な部分に巻回されたコイル11bから
なつている。鉄心11aの、鋼板2長手方向寸法
は、鋼板2幅方向寸よりも小くなつている。図で
は示していないが、鋼板2の部に相対して、同種
のC形インダクタ11を互いに対向して配置すれ
ば、加熱効率が増大する。トランスバース磁束を
利用した第2のインダクタとしての、2つのスロ
ツトを有するE形インダクタ21はE形の鉄心2
1aとコイル21bからなつている。コイル21
bは鋼板2に垂直な鉄心部分に巻回されている。
コイル11bおよび21bに加熱電源3で電圧を
印加し、コイル11b,21bに電流を流して磁
束を流して磁束を発生し、鋼板2に垂直に磁束を
貫通させる。図示していないが、C形インダクタ
11は回転機構により、鋼板2の面と平行な面
で、矢印Aで示す鋼板2の搬送方向、すなわち鋼
板2の長手方を基準として0゜〜90゜範囲の任意の
角度θに、矢印Bで示すように回動した位置をと
るとができるようになつている。E形インダクタ
21は、スロツトの方向が矢印Aと直角をなして
いる。なお、C形インダクタ11は上記と逆方向
に0゜〜90゜回転させるようにしてもよい。
この実施例では、各インダクタ11,21はそ
れぞれ1個しか図示していないが、容量によつて
複数個使用する場合はあり得る。また、複数個使
用する場合は、それぞれ配置する角度が変つた
り、鋼板2に対する設置位置が変化することは、
昇温パターンの合成結果よりあり得る。
次に誘導加熱作用について説明する。E形イン
ダクタ21による昇温パターンは、第2図に示す
ように、エツジ部が高くなる。昇温高さ等は、電
源3の印加電力で変化する。第3図はC形インダ
クタ11と鋼板2との角度が90゜の場合で、第4
図は角度が0゜のときを示す。
すなわち、第3図はC形インダクタ11が第1
図に示すように配置されている場合、そして第4
図は第1図の配置からC形インダクタ11が90゜
回転変位した場合の昇温パターンを示す。横軸は
鋼板2の幅方向の位置を示す。角度θが90゜のと
きは、例えば特公昭55−36250号公報の第9図、
第10図に示されているように、中央部が平坦で
高く、両端エツジ部近で対称的に低くなつた昇温
パターンになる。しかし、角度θが0゜のときは鋼
板2のエツジ部に対向した所には鉄心11aが存
在しないので、鋼板2の中央部が集中的に高温に
なり、両端エツジ部では対称的に低くなる。0゜と
90゜の間では第4図と第3図の中間のパターンに
なる。
したがつて、電源の供給電力の調整で昇温レベ
ルを加減し、鋼板2の幅に応じてC形インダクタ
11の角度で昇温パターンを変えることで、両イ
ンダクタ11,12の組合せによる合成された昇
温パターンが鋼板2の幅向にわたつて均一するこ
とが可能となる。つまり、鋼板2幅が広い場合は
上記角度を大きくし、狭い場合は小さくすればよ
い。
なお、第1図では鋼板2がまずE形インダクタ
21で加熱され、続いてC形インダクタ11で加
熱されることになるが、その逆にしてもよい。
また、上記実施例ではインダクタ21は特に回
動させるようにはしていないが、場合よつては回
動させて配置を変えることで、第2図に示す昇温
パターンを多少変えることは可能である。
また、この発明では、インダクタ形状をC形と
E形に限定しているが、これは、一設計例で、特
に、鉄心形状にこだわるものでなく、要は電流分
布がエツジ部に集中するタイプの代表をE形と
し、エツジ部で拡散する代表をC形としている。
さらに、鋼板2を挟んで同種のインダクタを対
向させたときは、この1対のインダクタを同時に
同方向に回動可能とする。
なお、上記実施例では帯状金属として鋼板2の
場合を示したが、アルミニウムや銅など他の金属
でも加熱できることは明らかである。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、エツジ部で
拡散する第1のインダクタと、電流がエツジ部に
集中するタイプの第2のインダクタとを組み合わ
せ、第1のインダクタの回転位置を調整するよう
にし、第1のインダクタでのエツジ部電流密度の
拡散度合を変えられるようにしたので、帯状金属
の幅が変化した場合も、全幅にわつて均一な誘導
加熱が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの発明の一実施例を説明す
るためのもので、第1図はインダクタの配置を示
す概略斜視図、第2図〜第4図はそれぞれインダ
クタの昇温パターン線図である。第5図〜第7図
は従来の誘導加熱装置を説明するためのもので、
第5図、第6図はインダクタの配置を示すそれぞ
れ、平面図と側面図、第7図は磁束分布線図であ
る。 11,21……C形、E形インダクタ、11
a,21a……鉄心、11b,21b……コイ
ル。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トランスバース磁束を利用して帯状金属を加
    熱する誘導加熱装置において、前記帯状金属の幅
    方向中央部をピークとして両端エツジ部に向かつ
    て対称的に発熱分布が低減するように前記帯状金
    属を加熱するとともに、前記帯状金属の面と平行
    な面で回転変位可能な第1のインダクタと、前記
    エツジ部を前記中央部よりも多く加熱する第2の
    インダクタとを並設して用い、前記帯状金属の幅
    に応じて前記第1のインダクタの回転位置角度を
    調整することにより前記帯状金属の全幅にわたつ
    て均一に加熱できるようにしたことを特徴とする
    誘導加熱装置。 2 第1のインダクタの鉄心の、帯状金属に平行
    な部分にコイルを巻回するとともに、第2のイン
    ダクタの鉄心の、前記帯状金属に垂直な部分にコ
    イルを巻回した特許請求の範囲第1項記載の誘導
    加熱装置。 3 第1、第2のインダクタがそれぞれC形、E
    形の鉄心を備えた特許請求の範囲第2項記載の誘
    導加熱装置。 4 帯状金属の長手方向を基準にして、第1のイ
    ンダクタが一方向または逆方向に0゜から90゜まで
    回転変位可能である特許請求の範囲第1項記載の
    誘導加熱装置。 5 1対の第1のインダクタが、帯状金属を挟ん
    で対向配置され同時に回転変位可能である特許請
    求の範囲第1項記載の誘導加熱装置。 6 第2のインダクタが回転変位可能である特許
    請求の範囲第1項記載の誘導加熱装置。
JP26389886A 1986-11-07 1986-11-07 トランスバ−ス磁束を利用した帯状金属の誘導加熱装置 Granted JPS63119188A (ja)

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JPS63119188A JPS63119188A (ja) 1988-05-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015056224A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 中部電力株式会社 誘導加熱装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60221986A (ja) * 1984-04-19 1985-11-06 神鋼電機株式会社 交叉磁界型誘導加熱器
JPS61118993A (ja) * 1984-11-13 1986-06-06 住友重機械工業株式会社 電磁誘導加熱装置

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