JPH0449114B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 容器本体２と、宣伝広告などのために前記容
器本体に取付けられる表示プレート１とからなる
容器において、前記容器本体２は長形形状を有し
その一端に設けた開口部に再閉塞可能な栓３を取
付け、前記表示プレート１は前記容器本体２に対
しその内容物の取出しに際しても一体不可分でか
つ容器本体と直接または結合手段を介して着脱不
能に結合され、しかも前記表示プレート１は前記
長形容器本体２の軸線にほぼ平行に延在し、さら
に前記容器本体２の開口部に取付けた栓３は前記
表示プレート１と可撓性結合部材４，１３で一体
的に結合されていることを特徴とする情報用表示
プレートを備えた容器。

２ 表示プレート１は、容器本体２とこの容器本
体２の栓３との間の可撓性結合部材４に結合して
なる請求の範囲第１項記載の情報用表示プレート
を備えた容器。

３ 容器は、プラスチツクを射出成形して構成し
てなる請求の範囲第１項記載の情報用表示プレー
トを備えた容器。

明細書 本発明は、情報用表示プレートを固定した少量
の物質のための容器、特に宣伝広告を付した香料
用の見本容器に関するものである。

特に、小型容器を使用する場合、実際上しばし
ばこれに情報用表示プレートを付加する必要が生
ずる。フラスコ型の容器の場合には、フラスコ頚
部にゆるくぶら下がる小パンフレツト、或いはフ
ラスコ頚部やフラスコ自体に貼着したラベル、或
いは接着剤によりフラスコラベルを貼付したりせ
ざるを得ない。この種の情報用表示プレートは、
容器表面自体を極く小さな場所に提示する場合、
特に有利である。典型的な応用分野は、たとえば
医薬品、化粧品、食品見本、粘着剤、色素、軟
膏、繊維保護剤、香料用の小瓶もしくはフラスコ
のような小型容器であり、これらの場合種々異な
る粘稠度の上記物質をそれぞれ対応の容器中に満
たす。

本発明の目的は、上記のまたは同様な応用分野
のための容器と情報用表示プレートとの組合せを
提供することであり、これは情報用の例えば宣伝
文、使用説明書、危険告知などの充分なスペース
を提供し、情報用表示プレートと容器とは商業上
相互に補完し合うと共に、情報用表示プレートは
容器使用の際にもこの容器に貼付されたままであ
る。

上記の目的は、本発明によれば、宣伝広告を有
する香料用の見本容器の好適応用分野において、
任意の形態の宣伝広告を直接的におよび／または
間接的に製品ユニツトに対し着脱不能に容器と結
合させることにより達成される。香料におけるこ
の好適応用分野の他に、本発明の解決策は、他の
多くの例えば冒頭に挙げた用途にも有利に用いる
ことができる。

本発明による解決策の範囲内において、宣伝広
告を容器自体に着脱不能に固定したり、或いは容
器を収容するホルダに付したり、容器の栓にまた
は容器と栓との結合部に付したりすることができ
る。これらの固定部分の多くを併用することもで
きる。この場合、常に重要なことは、容器を破壊
しなければ宣伝広告を除去し得ないことである。
宣伝広告を容器に対し間接的にのみ結合させるな
らば、結合部分例えばホルダを容器と着脱不能に
結合しなければならない。

特に、好適な実施例によれば、製品ユニツトを
例えばプラスチツク射出成形品として或いは着脱
不能な機械的結合手段の使用により宣伝広告と容
器との間に一体的に形成される。従つて、常に重
要なことは、容器と情報用表示プレートとを、製
品ユニツトの破壊時にのみ互いに分離させ得るよ
うに互いに結合することである。このようにし
て、容器に詰められた物質に関連する情報および
宣伝機能は、この物質の全使用期間にわたり有効
にすることができる。好適な使用分野、すなわち
香料分野の範囲において、情報用表示プレートは
宣伝広告として利用することもできるし、或いは
容器内容物自体に対しまたは他の任意の目的の宣
伝機能として利用することもできる。本発明によ
る製品ユニツトとして宣伝広告を備えた香料用の
見本容器を婦人客に配るような流行品用ブチツク
は、この宣伝広告をブチツクの宣伝として作成し
或いはそれ相応の印刷を施せば、各香料用途にお
いて宣伝刺激効果を達成する。

本発明の範囲内において、多くの実施態様が考
えられるが、これらについては特に請求の範囲の
実施態様項に記載する。小型香料フラスコの場合
は、宣伝広告をフラスコの場合は、宣伝広告をフ
ラスコ軸線に対しほぼ平行に延在する平面体とし
て形成するのが有利であり、この場合宣伝広告と
容器とを或いは宣伝広告とフラスコホルダとを、
好ましくは一体的プラスチツク材とする、フラス
コ状だけでなく、容器は他の任意の形態とするこ
ともでき、さらに平面的形状のみならず立体的形
状を有し得る宣伝広告にも有効である。特に、宣
伝広告の表面は、例えば印刷、接着、例えばメツ
キ法による被覆、艶掛け、写真技術の利用による
感光層の塗布など種々の方法で形成させることが
できる。

以下、添付図面を参照して本発明を実施例につ
き説明する。

第１図は見本容器と宣伝広告表示プレートとか
らなる製品ユニツトの一実施例を示す説明図であ
り、 第２図は見本容器と宣伝広告表示プレートとか
らなる製品ユニツトの別の実施例を示す説明図で
あり、 第３図は見本容器と宣伝広告表示プレートとか
らなる製品ユニツトのさらに別の実施例を示す説
明図であり、 第４図は見本容器と宣伝広告表示プレートとか
らなる製品ユニツトの変形例を示す説明図であ
り、 第５図は見本容器と宣伝広告表示プレートとか
らなる製品ユニツトの別の変形例を示す説明図で
あり、 第６図は第５図の−線断面図であり、 第７図は見本容器と宣伝広告表示プレートとか
らなる製品ユニツトのさらに別の変形例を示す説
明図であり、 第８図は第７図の側面図であり、 第９図は見本容器と宣伝広告表示プレートとか
らなる製品ユニツトのさらにまた他の変形例を示
す説明図であり、 第１０図は第９図の側面図である。

図示した製品ユニツトは、それぞれ例えばポリ
エチレンもしくはポリプロピレン製のプラスチツ
ク射出成形部分からなつている。第１図の実施例
によれば、一部的な宣伝広告表示プレート１が存
在し、その表面は、所望の情報に対する媒体とし
て役立ち、容器２の内容物に関連しまたはそれに
無関係の情報を載せ得る。

第１図は、本発明容器の好適な実施例であつ
て、容器２は宣伝広告表示プレート１に対して形
成されたプラスチツクフラスコであつて、栓３を
備え、この栓３は可撓性の結合部４を介してフラ
スコ２に結合される。

第２図は、本発明容器の好適な別の実施例であ
つて、蝶の２枚の羽根に若干類似した形態の分割
された宣伝用平面部１ａ，１ｂを備え、容器２は
蝶の身体を示している。容器２の密栓１２は、蝶
の触角を象徴するバンド１３を介して紛失しない
ように羽根状の宣伝広告表示プレート１ａ，１ｂ
と結合される。側面には、第２図による製品ユニ
ツトは留めピン１４を備え、これにより何等かの
方法で香料リザーバとして衣服に取付けることも
できる。羽根状の宣伝広告表示プレート１ａ，１
ｂは、任意のデザインで種々の色彩に印刷するこ
とができ、さらに文字情報として例えば商標表示
を載せることも可能である。

第３図は、本発明容器のさらに好適な別の実施
例であつて、プラスチツク容器２は可撓性結合部
４を介してその栓３と結合し、結合部４の宣伝広
告表示プレート１を固定したものである。

なお、前述した実施例の容器２は、それぞれ長
形形状を有し、しかも宣伝広告表示プレート１は
前記長形の容器２の軸栓にほぼ平行して延材し、
容器２と不可分に存在する前記表示プレート１は
容器２の側面に極めて安定に保持されと共に、そ
の表示内容を容易に読み取ることができる。

前述した実施例から明らかなように、本発明の
容器によれば、容器２と表示プレート１と栓３と
が一体的に結合されており、栓３は表示プレート
１に対して可撓性結合部４で結合されて容器２か
ら容易に取り外すことができ、しかも容器２と表
示プレート１とは一体不可分であることが特徴と
なつている。このため、本発明の容器によれば、
表示プレート１はどのような場合であつても容器
２から離脱することなく、従つてその情報伝達機
能を有効に発揮し得ると共に、容器２の内容物の
取出しに際して、栓３は可撓性接合部４の作用に
より容易に取り外すことができ、容器２の取扱い
も簡便である等の優れた利点を有している。

第４図は、前記表示プレート１と容器２との組
合せの変形例を示すもので、容器２は独立したフ
ラスコ状のガラス製容器とし、表示プレート１は
穴部５を設けてここに容器２の底部６を着座させ
（例えばそこに接着し）、かつ容器２の先細り頚部
７の領域において２個の成形プラスチツク接合部
８，１０により前記表示プレート１と結合したも
のである。なお、前記接合部は、容器２の頚部７
を両側から囲繞し、一方の接合部８は鳩目９を有
し、他方の接合部１０はその端部に拡大部１１を
有して、この拡大部１１は両接合部８，１０を結
合する際に鳩目９に挿通される。

第５図および第６図は、表示プレート１と容器
２との組合せの別の変形例を示すもので、中央の
容器２がハート形の表示プレート１からなるプラ
スチツク被覆により包囲されたものである。この
場合、ねじ栓１５は容器２の頚部１６に螺着さ
れ、表示プレート１の裏面１７が、情報用の広い
スペースを提供する。

第７図および第８図は、表示プレート１と容器
２との組合せのさらに別の変形例を示すもので、
容器２の栓３が容器形状に対応する表示プレート
１の断面に固定され、従つて容器２が栓３に対し
て自由に懸架されたものである。

第９図および第１０図は、表示プレート１と容
器２との組合せのさらにまた別の変形例を示すも
ので、３本の並列配置された見本容器２ａ，２
ｂ，２ｃを有し、各容器の栓３ａ，３ｂ，３ｃは
部分的にプラスチツク縁１８に注型され、各密栓
部１９は容器との係合のため縁１８から突出して
おり、前記プラスチツク縁１８にはさらにＵ字状
に形成された表示プレート１が付帯され、しかも
この表示プレート１が少なくとも一方の側におい
て容器２ａ，２ｂ，２ｃの取り外しのために矢印
Ｆで示される方向に旋回し得るように構成された
ものである。