JPH044878Y2 - - Google Patents

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JPH044878Y2
JPH044878Y2 JP10691885U JP10691885U JPH044878Y2 JP H044878 Y2 JPH044878 Y2 JP H044878Y2 JP 10691885 U JP10691885 U JP 10691885U JP 10691885 U JP10691885 U JP 10691885U JP H044878 Y2 JPH044878 Y2 JP H044878Y2
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louver
hot air
valve
tank
tank body
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、含水固形物、特に水処理等で発生し
た汚泥その他の各種含水スラツジ(以下単に「ス
ラツジ」と称す)を脱水機にて脱水して得られた
脱水ケーキの通気乾燥に適した通気竪型乾燥器に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般にスラツジは、スクリユープレス、ベルト
プレス、フイルタプレス等の各種脱水機で脱水さ
れるが、得られた脱水ケーキはまだ含水率が高い
ため、その後の処分を行う前にさらに乾燥を行う
必要がある。
従来、含水固形物の通気乾燥装置としては、設
置面積が少なくてすみ、熱容量係数が大で乾燥器
容積のコンパクト化が可能という長所をもつた各
種通気竪型乾燥器が知られているが、スラツジの
脱水ケーキのような粘着性かつ不定形の含水固形
物に対しては、全く適用できなかつた。しかる
に、近時、スラツジの脱水ケーキの乾燥に適した
ものとして、実願昭58−149649(実開昭60−59094
号)の通気乾燥装置が考案されるに至つた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記の新しく考案された通気乾
燥装置でも、スラツジの脱水ケーキは高水分(通
常70〜80%の水分を示す)で、強度が小さく、か
つ互いに癒着し易い難流動性の物性をもつものに
対しては、熱風が偏流して乾燥が不均一になり易
く、この結果乾燥物の移動、排出も困難になるこ
とも多かつた。
本考案は、熱風の吹き込み手段に工夫を加えて
このような問題点を解決し、スラツジの脱水ケー
キのような高水分で癒着性の強い性状をもつもの
に対しても、トラブルを生ずることなく、効率よ
く乾燥することのできる通気竪型乾燥器を提供し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、筒形槽体の上部に開閉弁を備えた含
水固形物の供給口と乾燥排ガスの排気口を設け、
槽体の底部に中央に開口部を設けたドーナツツ状
ルーバーを配設し、該ルーバーの中央開口端部の
形造る形状を逆錐状としかつルーバーの外周端部
の槽周壁間に空間部を形成し、該空間部に熱風供
給口を開口すると共に槽底部の下端中央部に開閉
弁を備えた乾燥物の排出口を設けたことを特徴と
する通気竪型乾燥器である。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照しながら説明する
と、1は適宜保温された円筒又は角筒状の槽体
で、上部には乾燥すべき含水固形物の供給口2が
設けられている。この供給口2は、バタフライバ
ルブ、ロータリーバルブ、ゲートバルブなどの圧
力空気に対してシール性の優れた弁3を備え、ま
た槽体1の上部には乾燥排ガスが排出される排気
管4を開口せしめている。
槽体1の底部には、中央部を開口したドーナツ
ツ状の板を竪方向に多段に配列してなるルーバー
5を配設し、ルーバー5の下段に至るにつれてそ
の中央の開口径を小さくし、ルーバー5の中央開
口端部が形造る形状を逆錐状とし、かつルーバー
5の外周端部と槽体1の周壁間に空間部6を形成
する。
ルーバー5は、第1図示例では平板を水平に多
段に配列したものを示したが、第2図示例のよう
に、中央開口部に向かつて低く傾斜された逆錐状
の板を多段に配列したものも有効である。
なお、ルーバー5は、その最上部の板の外周端
部を槽周壁に接するようにするとよく、また第1
図示例のように槽体1の底部を膨出させて空間部
6を形成するようにしてもよい。
さらに、空間部6には熱風7′を供給する熱風
供給間7を開口させるが、熱風供給間7の開口位
置は、第1図示例では空間部6の上部に下方に向
けて開口し、第2図示例では空間部6の下部に上
方に向けて開口するのが好ましく、こうるすこと
によつて熱風7′をルーバー5のスリツトから均
等な横方向の気流たらしめ、含水固形物の充填層
8に熱風を均一に供給することができる。
また、槽体1底部の下端中央部、即ちルーバー
5の中央開口端部が形造る逆錐状の頂部には、供
給口2と同様に、シール性の優れた弁9を備えた
乾燥物の排出口10を設けてある。
しかしてその作用を説明すれば、スラツジの脱
水ケーキを乾燥する場合には、スラツジをスクリ
ユープレス、フイルタプレス、などの機械脱水機
で脱水して得られた脱水ケーキを、そのまま或い
は大きな塊状である場合にはケーキ破砕機、造粒
機などで細分化したのち、弁3を開放して供給口
2から槽体1内に供給し、脱水ケーキの充填層8
を形成させる。充填層8の層厚は、脱水ケーキの
水分に応じて300〜1000mm程度が選ばれるが、ケ
ーキ水分の高いものは、層厚を高くしすぎると下
部が圧密されて、均一な通気が困難になるので、
層厚を低くすべきである。
槽体1内に脱水ケーキの充填が終わつたのち、
弁3を閉じ、熱風7′を熱風供給管7から供給す
ると、熱風7′はルーバー5によつて横向きに吹
き出したのち上昇流となつて充填層8を通気し、
乾燥は充填層8の下部から進行してゆき、遂には
充填部8の上部の脱水ケーキが目標水分にまで乾
燥される一方、乾燥排ガスは排気管4から排出さ
れる。
しかして、目標水分にまで脱水ケーキが乾燥さ
れると、熱風7′の供給を止め、弁9を開放する
ことによつて、乾燥物は排出口10から落下排出
される。このとき、圧縮空気を瞬間的に充填層8
内に吐出して乾燥物相互のブリツジングを破壊す
るようにすれば、乾燥物の未排出トラブルを防止
できる。
かくて、乾燥物の排出が終わつたのち、弁9を
閉じ、弁3を開放して、再び槽体1内に脱水ケー
キを供給して充填層8を形成し、熱風7′の通気
を再開するというサイクルを繰り返す。
なお、本考案により通気竪型乾燥器を下水、し
尿、各種産業廃水などの有機性汚水の処理過程で
発生する有機性スラツジの脱水ケーキの乾燥に使
用するときは、極めて省エネルギー的で有利とな
る。
即ち、有機性汚水の活性汚泥処理を代表とする
生物処理用の曝気槽には、多量の曝気用空気がブ
ロワーから供給されているが、このブロワーは単
に生物処理に必要な空気を供給するという単一機
能しか利用されていなかつた。ところが、曝気ブ
ロワー吐出空気の温度は、熱力学における気体の
断熱圧縮理論に示されるように、ブロワー吸込空
気の温度よりも20〜40℃程度上昇するものであ
る。
しかしながら、この曝気ブロワー吐出空気のも
つ断熱圧縮熱を利用して、スラツジの脱水ケーキ
を乾燥する場合には、曝気ブロワー吐出空気の保
有エンタルピーが小さいため、乾燥器の熱利用率
を高めなければ十分な乾燥ができないが、本考案
では、充填層厚の高い乾燥器となり、乾燥排ガス
の温度を湿球温度にまで低下させることが可能に
なるので、曝気ブロワー吐出空気という低温度エ
ネルギーを効率よく脱水ケーキの乾燥に利用でき
る。
そこで、曝気用空気を供給する曝気ブロワー1
1の吐出空気を、熱風供給管7から槽体1内に供
給し、その保有熱を充填層8の乾燥用熱源として
利用したのち、降温し排気管4から排出される乾
燥排ガス(空気)を曝気槽内の散気器に供給する
ようにすれば、乾燥用熱源をノーコストで入手で
きるから、極めて省エネルギー的になり、排気管
4から排出される乾燥排ガス(空気)中の悪臭も
曝気槽内で生物学的に脱臭されるから、特別の脱
臭装置、脱臭経費が不要になる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、次のような
有用なる効果を有するものである。
(1) 熱風の流入構造が簡単で、製作が容易であ
り、しかも均一な上昇気流を作ることができる
ので、熱利用効率が向上し、乾燥むらも発生し
難い。
(2) 穀類、コークス、石炭その他の低水分、強度
が大で粘着性の少ない粒状物に対しての適用は
勿論のこと、高水分で癒着性大、難流動性のス
ラツジの脱水ケーキにも問題なく適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ本考案の実施例
を示す縦断説明図である。 1……槽体、2……供給口、3……弁、4……
排気管、5……ルーバー、6……空間部、7……
熱風供給管、7′……熱風、8……充填層、9…
…弁、10……排出口、11……曝気ブロワー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒形槽体の上部に開閉弁を備えた含水固形物
    の供給口と乾燥排ガスの排気口を設け、槽体の
    底部に中央に開口部を設けたドーナツツ状ルー
    バーを配設し、該ルーバーの中央開口端部が形
    造る形状を逆錐状としかつルーバーの外周端部
    と槽周壁間に空間部を形成し、該空間部に熱風
    供給口を開口すると共に槽底部の下端中央部に
    開閉弁を備えた乾燥物の排出口を設けたことを
    特徴とする通気竪型乾燥器。 2 前記ルーバーを中央開口部に向かつて低く傾
    斜させた逆錐状にしたものである実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の通気竪型乾燥器。 3 前記熱風供給口を汚水処理用の曝気ブロワー
    の吐出口に連絡したものである実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の通気竪型乾燥
    器。
JP10691885U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH044878Y2 (ja)

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