JPH0448492Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0448492Y2 JPH0448492Y2 JP1984196717U JP19671784U JPH0448492Y2 JP H0448492 Y2 JPH0448492 Y2 JP H0448492Y2 JP 1984196717 U JP1984196717 U JP 1984196717U JP 19671784 U JP19671784 U JP 19671784U JP H0448492 Y2 JPH0448492 Y2 JP H0448492Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- bobbin
- magnetic
- annular bobbin
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 13
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 6
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
1 産業上の利用分野
本考案は、環状コアを用いた磁気方位検知素子
に関する。
に関する。
2 従来の技術
地磁気の水平成分を観測するにより方位を測定
する磁気方位測定装置には、環状コアを用いた磁
気方位検知素子が使用されている。第2図は、こ
の種の磁気方位検知素子の一例の基本構成を示し
ている。従来の磁気方位検知素子は、環状コア1
1と、この環状コア11の全周に巻き回した励振
巻線12と、互いに直交するように中心を交叉さ
せ環状コア11に巻き回した2つの検出巻線1
3,14からなる。
する磁気方位測定装置には、環状コアを用いた磁
気方位検知素子が使用されている。第2図は、こ
の種の磁気方位検知素子の一例の基本構成を示し
ている。従来の磁気方位検知素子は、環状コア1
1と、この環状コア11の全周に巻き回した励振
巻線12と、互いに直交するように中心を交叉さ
せ環状コア11に巻き回した2つの検出巻線1
3,14からなる。
3 考案が解決しようとする問題点
上述の磁気方位検知素子は、傾斜していると環
状コア1と地磁気の鎖交が変化し、方位が精度よ
く測定できない欠点がある。そのために磁気方位
検知素子は、常に水平にする機構たとえば吊り下
げ型のジンバル構造または特殊なハウジングなど
に取り付けるか、気泡水準器と組み合わせて測定
時に水平に保持するなどの必要がある。しかし、
水平保持機構は、構造が複雑で高価であるという
問題があり、気泡水準器の場合には調整が容易で
ないという問題もあつた。
状コア1と地磁気の鎖交が変化し、方位が精度よ
く測定できない欠点がある。そのために磁気方位
検知素子は、常に水平にする機構たとえば吊り下
げ型のジンバル構造または特殊なハウジングなど
に取り付けるか、気泡水準器と組み合わせて測定
時に水平に保持するなどの必要がある。しかし、
水平保持機構は、構造が複雑で高価であるという
問題があり、気泡水準器の場合には調整が容易で
ないという問題もあつた。
本考案の目的は、水平保持機構や水準器などの
付属品が不要であり、かつ、方位を安定して精度
よく検知することができる安価な磁気方位検知素
子を提供することにある。
付属品が不要であり、かつ、方位を安定して精度
よく検知することができる安価な磁気方位検知素
子を提供することにある。
4 問題点を解決するための手段
本考案によれば、環状空間をもつ環状ボビン内
に液体を封入するとともに磁性体浮子を浮かべて
収容し、この磁性体浮子に環状コアを一体的に設
け、前記環状ボビンは、断面が内周部から外周部
にいくにしたがつて広がる略扇形状であるととも
に内周部の内面が前記環状ボビンの中心点を中心
とした球面の一部をなし、かつ、前記環状ボビン
の外周部に励振巻線を巻き回すとともに前記環状
ボビンの直径方向へ複数の検出巻線を巻き回して
前記環状ボビンの中心部で交叉させてなる磁気方
位検知素子が得られる。
に液体を封入するとともに磁性体浮子を浮かべて
収容し、この磁性体浮子に環状コアを一体的に設
け、前記環状ボビンは、断面が内周部から外周部
にいくにしたがつて広がる略扇形状であるととも
に内周部の内面が前記環状ボビンの中心点を中心
とした球面の一部をなし、かつ、前記環状ボビン
の外周部に励振巻線を巻き回すとともに前記環状
ボビンの直径方向へ複数の検出巻線を巻き回して
前記環状ボビンの中心部で交叉させてなる磁気方
位検知素子が得られる。
5 作用
環状ボビン内の液面にしたがつて環状コアが浮
動することにより磁気方位検知素子が傾斜しても
環状コアが常に水平であり、地磁気との鎖交が一
定である。
動することにより磁気方位検知素子が傾斜しても
環状コアが常に水平であり、地磁気との鎖交が一
定である。
6 実施例
次に、本考案の1実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
説明する。
第1図は、本考案の1実施例を示す断面図であ
る。
る。
第1図において、符号1は環状ボビンを示して
いる。この環状ボビン1の環状空間2には、液体
3が封入されているとともに磁性体浮子4が前記
液体3に浮かべて収容されている。この磁性体浮
子4には、環状コア5が一体的に設けられてい
る。この環状コア5は、磁性体浮子4に作用する
浮力により前記液体3に浮いている。この液体3
の量は、磁性体浮子4が環状空間2の中央部にお
いて水平状態に浮かぶように決定されている。液
体3としては、水、比重の大きな水溶液、液体ま
たは懸濁液などが用いられる。
いる。この環状ボビン1の環状空間2には、液体
3が封入されているとともに磁性体浮子4が前記
液体3に浮かべて収容されている。この磁性体浮
子4には、環状コア5が一体的に設けられてい
る。この環状コア5は、磁性体浮子4に作用する
浮力により前記液体3に浮いている。この液体3
の量は、磁性体浮子4が環状空間2の中央部にお
いて水平状態に浮かぶように決定されている。液
体3としては、水、比重の大きな水溶液、液体ま
たは懸濁液などが用いられる。
前記環状ボビン1の外周部には、励振巻線6が
巻き回されているとともに前記環状ボビン1の直
径方向へ複数の検出巻線7,8が前記環状ボビン
1の中心部で交叉するように巻き回されている。
なお、励振巻線6は、検出巻線7,8と45度の位
置に4箇所の分割巻きをして、検出巻線7,8と
重ならないように環状ボビン1に巻くこともでき
る。
巻き回されているとともに前記環状ボビン1の直
径方向へ複数の検出巻線7,8が前記環状ボビン
1の中心部で交叉するように巻き回されている。
なお、励振巻線6は、検出巻線7,8と45度の位
置に4箇所の分割巻きをして、検出巻線7,8と
重ならないように環状ボビン1に巻くこともでき
る。
前記環状ボビン1は、断面が内周部から外周部
にいくにしたがつて広がる略扇形状であるととも
に内周部の内面1aが前記環状ボビン1の中心点
Oを中心とした球面の一部をなしている。磁気環
状ボビン1内の液体3の液面にしたがつて環状コ
ア5が浮動することにより磁気方位検知素子が所
定の傾斜角度(たとえば水平面から約20度)まで
傾斜しても環状コア5が常に水平であり、かつ、
環状コア5の中心点と環状ボビン1の中心点Oと
が常に一致しているので、地磁気との鎖交が一定
となる。
にいくにしたがつて広がる略扇形状であるととも
に内周部の内面1aが前記環状ボビン1の中心点
Oを中心とした球面の一部をなしている。磁気環
状ボビン1内の液体3の液面にしたがつて環状コ
ア5が浮動することにより磁気方位検知素子が所
定の傾斜角度(たとえば水平面から約20度)まで
傾斜しても環状コア5が常に水平であり、かつ、
環状コア5の中心点と環状ボビン1の中心点Oと
が常に一致しているので、地磁気との鎖交が一定
となる。
7 考案の効果
本考案の磁気方位検知素子は、水平保持機構や
水準器などの付属品が不要であつて、方位を安定
して精度よく検知することができ、かつ、簡単な
構成であるので安価である。
水準器などの付属品が不要であつて、方位を安定
して精度よく検知することができ、かつ、簡単な
構成であるので安価である。
第1図は本考案の1実施例を示す断面図であ
り、第2図は従来の環状コアを用いる磁気方位検
知素子の基本となる構成の1例を示す平面図であ
る。 1……環状ボビン、2……環状空間、3……液
体、4……磁性体浮子、5……環状コア、6……
励振巻線、7,8……検出巻線。
り、第2図は従来の環状コアを用いる磁気方位検
知素子の基本となる構成の1例を示す平面図であ
る。 1……環状ボビン、2……環状空間、3……液
体、4……磁性体浮子、5……環状コア、6……
励振巻線、7,8……検出巻線。
Claims (1)
- 環状空間をもつ環状ボビン内に液体を封入する
とともに磁性体浮子を浮かべて収容し、この磁性
体浮子に環状コアを一体的に設け、前記環状ボビ
ンは、断面が内周部から外周部にいくにしたがつ
て広がる略扇形状であるとともに内周部の内面が
前記環状ボビンの中心点を中心とした球面の一部
をなし、かつ、前記環状ボビンの外周部に励振巻
線を巻き回すとともに前記環状ボビンの直径方向
へ複数の検出巻線を巻き回して前記環状ボビンの
中心部で交叉させてなる磁気方位検知素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984196717U JPH0448492Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984196717U JPH0448492Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114318U JPS61114318U (ja) | 1986-07-19 |
JPH0448492Y2 true JPH0448492Y2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=30754564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984196717U Expired JPH0448492Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448492Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129831U (ja) * | 1974-08-28 | 1976-03-04 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP1984196717U patent/JPH0448492Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129831U (ja) * | 1974-08-28 | 1976-03-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61114318U (ja) | 1986-07-19 |
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