JPH0448312Y2 - - Google Patents

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JPH0448312Y2
JPH0448312Y2 JP1987067766U JP6776687U JPH0448312Y2 JP H0448312 Y2 JPH0448312 Y2 JP H0448312Y2 JP 1987067766 U JP1987067766 U JP 1987067766U JP 6776687 U JP6776687 U JP 6776687U JP H0448312 Y2 JPH0448312 Y2 JP H0448312Y2
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sliding
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、開かれた扉が開く力を除かれたとき
扉の重力で閉じられた状態へ自動的に復帰回動せ
しめる機能を備えた自動閉鎖型蝶番(以下自閉蝶
番と略称する)に関するものである。
(従来の技術) 従来、開かれた扉を閉扉状態へ自動的に復帰回
動せしめる機能を備えた自閉蝶番としては数多く
提案されている。例えば実開昭58−168679号公
報、実開昭60−15369号公報などである。
これらの基本的な構成は、何れも固定側と回動
側との羽根板の夫々の一端に形成された軸筒を嵌
合させて軸杆で保持せしめ、該軸筒の摺動する面
を斜めに切断して傾斜スライド面を形成し、両羽
根板の相対回動により回動側の軸筒がせり上げら
れるようにして扉が開かれ、開く力を除かれると
扉の重力により前記傾斜スライド面に生じる回転
トルクで扉を閉扉状態へ自動的に復帰回動せしめ
られるようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) このような形式の従来品に共通する欠点として
は、傾斜スライド面が厚さの薄い両軸筒を斜めに
切断したものなので、接触面積が小さなうえに金
属同志の接触なため、相対回動して回動側がせ上
げられる作動過程におけるスライド面の接触面が
非常に小さなものとなり、それに扉の重量などの
荷重が負荷されることになるので、どうしても扉
を開くとき重く且つ円滑に開かず、さらに接触部
分の摩耗が激しくどうしても耐久性に劣り、特に
重量のある扉に対して使用できないものである。
又独立した狭い部屋に向つて閉じられる扉の場
合、閉扉されるときの回転トルクが小さいため部
屋の風圧で扉が完全に閉じられないようなことが
発生する欠点もある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたものであつて、上・下羽根板の一端に形
成された摺動する両軸筒へ取着された両軸杆に、
開かれた扉を自動的に復帰回動せしめる機能と、
閉扉するさいの回転トルクを調整できる機能とを
附与して、自閉蝶番の性能を飛躍的に向上せしめ
ることにより、上記問題点を解決することを目的
としている。
本考案は、方形板状部材の一端を管状に折曲形
成された上・下管部を夫々備えた上・下部羽板
と;該下管部に軸部を嵌挿して回動不能に取着さ
れ、上端に所定傾斜のスライド面を形成され且つ
ネジ孔を穿設された該軸部より小径の摺動軸部
を、前記軸部の軸芯上に連設した下部軸杆と;該
上管部に軸受部を嵌挿して回動不能に取着され、
軸芯上に、該摺動軸を嵌合させる、内先端に所定
傾斜のスライド受面を形成された摺動孔と、貫通
孔とを設けた上部軸杆と;該上部軸杆上部に装着
されたスプリングを、該スプリング及び貫通孔を
挿通し先端を該ネジ孔に螺着した調整ボルトで、
前記上部軸杆に対して常に押圧する調整装置とを
備えたことを特徴とする自動閉鎖型蝶番である。
(作用) この自閉蝶番は、自動復帰機能を上・下軸杆の
スライド受面とスライド面で行なわせるようにす
ると共に、スライド面のある摺動軸部を軸受軸部
の摺動孔に嵌合させているため、扉の開閉が常に
軽く且つ円滑に行なわれ、そのうえ接触部分にお
ける摩耗が著しく少なく耐用寿命が長くなる。
又下部軸杆に固定された調整ボルトで上部軸杆
をスプリングで常に押圧して、開かれた扉の回転
力を大きくしたため、閉扉するさい扉に対して部
屋の風圧による抵抗が生じても扉を確実に且つ完
全に閉じることができる。
(実施例) 本考案を第1図〜第7図に示す一実施例に基づ
き以下詳述する。1は鋼またはステンレススチー
ル等からなる方形板状部材の一端で長さ方向の上
方約2/3の延出部分を、管状に折り曲げて所定内
径に形成された上管部2と、目的物へ取着するの
に用いられる上部本体3に設けられた複数のビス
穴4とを備えた上部羽根板、5は同一材料の方形
板状部材の一端で長さ方向の下方約1/3の延出部
分を、管状に折り曲げて上管部2と同一内径に形
成された下管部6と、上部羽根板1と同様に下部
本体7に設けられた複数のビス穴4とを備えた下
部羽根板、8は下管部6の開放端に圧嵌挿させて
取着される円柱形状の脚部9と、該開放端を被覆
する脚部9の外端に連設された円板形状の頭部1
0とを備えた、ナイロンなどの合成樹脂で造られ
た下ぎぼし、11は上管部2の開放端に圧嵌挿さ
せて取着される円柱形状の脚部9′と、頭部10
と同様な脚部9′に連設された頭部10′と、脚部
9′及び頭部10′の中心に所要径で穿設された調
整孔12とを備えた、下ぎぼし8と同一材料で造
られた上ぎぼしである。
13は下管部6に上部開放端から嵌挿し止めネ
ジ14でネジ穴15を介して回動不能に装着され
る円柱形状の軸部16と、該軸部16の上端に連
設された上・下管部2,6と同一外径で所要厚さ
の円環形状の鍔部17と、軸部16の軸芯上で鍔
部17に連設され、上端に一端側を45°で傾斜1
8′させ且つ他端側に向けて20°で傾斜18″させ
たスライド面18を形成すると共に、軸芯上で該
スライド面18に所要深さのネジ孔19を穿設さ
れた軸部16より小径の摺動軸20とを備えた滑
動性能が良く耐摩耗性に優れたナイロンなどの合
成樹脂で造られた下部軸杆、21は下端部に設け
られた鍔部17と同一外径で所要厚さの円環形状
の鍔部22と、該鍔部22に連設され、上管部2
に下部開放端から嵌挿し止めネジ14′でネジ穴
15′を介して回動不能に装着される円柱形状の
軸承軸部23とを備えた、下部軸杆13と同一材
料で造られた上部軸杆で、軸芯上に鍔部22側か
ら摺動軸20を嵌挿させると共に内先端にスライ
ド面17と摺動する45°で傾斜したスライド受面
24を形成した摺動孔25と、該スライド面23
側にネジ孔19と同一径の貫通孔26とを穿設し
ている。
27は先端を下部軸杆13のネジ孔19に螺合
させた調整ボルト28で、ワツシヤー29を介し
て上部軸杆21の上部に装着されたスプリング3
0を押圧している調整装置で、上ぎぼし11の調
整孔12から頭部31を回動させて押圧程度を調
整できる。
32は下管部6の下部開放端から脚部9を圧嵌
挿してぎぼし8を取着したのち、上部開放端から
軸部16を嵌挿してネジ穴15を介して止ネジ1
4で下管部6に下部軸杆13を回動不能に装着し
た下部羽根板5と;上管部2の下部開放端から軸
受軸部23を嵌挿してネジ穴15′を介して止ネ
ジ14′で上管部2に上部軸杆21を回動不能に
装着したのち、上部開放端から上部軸杆21の上
部にスプリング30を載置すると共に、調整ボル
ト28をスプリング30及び貫通孔26に挿入し
た上部羽根板1とを;下部羽根板5に装着されて
いる下部軸杆13の摺動軸部20を、上部羽根板
1に装着されている上部軸杆21の摺動孔25に
嵌挿して両鍔部17,22を接合させてから、調
整ボルト28の頭部31を回動してネジ孔19に
螺合させて上・下羽根板1,5を連結し、上管部
2に上部開放端え脚部9′を圧嵌挿しぎぼし11
を取着して組み立てられた自閉蝶番である。
この自閉蝶番32は、下部羽根板5を扉枠、戸
枠、壁などにビス穴4を介してビスで取着し、上
部羽根板1を扉、戸などの一端部にビス穴4を介
してビスで取着して使用される。
扉を開くと第7図に示す如く、上部羽根板1が
回動するにつれて上・下軸杆21,13のスライ
ド受面24とスライド面18が摺動し、スライド
面によりスライド受面24を介して上部軸杆21
が上方にせり上げられ(同時に扉も上方に持ち上
げられる)、開扉する力を除くと扉の重力により
スライド面18とスライド受面24に生じる回転
トルクで扉が自動的に復帰回動して閉扉される。
この場合、自閉蝶番32は、自動復帰機能を滑
動性能が良く耐摩耗性に優れた材料からなる上・
下軸杆21,13に設けられたスライド受面24
とスライド面18において行なわせるようにする
と共に、スライド面18のある摺動軸部20を軸
受軸部23の摺動孔25に嵌合させて上・下部軸
杆21,13に偏荷重が負荷されないようにした
ため、扉の開閉が常に軽く且つ円滑に行なわれ、
そのうえ接触部分における摩耗が著しく少ないの
で耐用寿命が長くなる。
又下部軸杆13に固定された調整ボルト28で
上部軸杆21を常に押圧するスプリング30を嵌
着して、開かれた扉の回転力を大きくしたため、
閉扉するさい扉に対して部屋の風圧による抵抗が
生じても扉を確実に且つ完全に閉じることができ
る。そのうえ上部軸杆21を押圧するスプリング
30の強さを調整可能な構造にしたので、扉の自
動復帰力及び速度を適宜調整することができる。
上記の一実施例において、上・下部軸杆21,
13を回転不能にするため、ネジ穴15′,15
を介して止めネジ14′,14で上・下管部2,
6に固定したが、止めネジ14′,14の代わり
に接着材で上・下部軸杆21,13を上・下管部
2,6に固着したり、または上・下部軸杆21,
13に設けた突起を上・下管部2,6に設けた凹
部に嵌合させるような手法によつても良い。
又下部軸杆13のスライド面18を、一端側を
45°で傾斜18′させ且つ他端側に向けて20°で傾
斜18″させて形成したが、一端側を45°の傾斜に
したのは、扉が完全に閉じるときの部屋の風圧に
よる抵抗よりも大きな回転トルクを自閉蝶番32
に発生させるためであつて、場合によつて傾斜1
8″と同一の角度に形成しても良い。
又上・下部軸杆21,13のスライド受面24
とスライド面18は、側面視で大体35°〜45°の傾
斜角度にすることにより目的を達することができ
るが、傾斜角度の大きい程扉の自動復帰速度が早
くなるものの、余り大きくすると最初開扉したと
き扉のせり上りが大きくなつて、扉の上端が扉枠
などに接触して開扉し難くなることがある。
(考案の効果) 本考案は上記の構成を有するので次の効果を奏
する。
(1) 自動復帰機能は、上部軸杆のスライド受面と
上部軸杆に嵌合する下部軸杆のスライド面とで
行なわれるので、扉の開閉が常に軽く且つ円滑
に行なわれて需要家に満足感を与える。
(2) 上部軸杆のスライド受面と上部軸杆に嵌合す
るスライド面とで摺動させるようにしたので、
摺動面における摩耗が少なく耐用寿命が長くな
り、極めて経済性に優れている。
(3) 上部軸杆を押圧するスプリングを装着して、
自動復帰のさいの扉の回転力を強化したため、
閉じる扉に対して部屋の風圧による抵抗が生じ
ても確実に且つ完全に閉じることができ、機能
を著しく向上せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図〜第4
図は自動閉鎖型蝶番で、第1図が平面図、第2図
が正面図、第3図は裏面図、第4図がA−A断面
図、第5図は下部軸杆で、イが平面図、ロが側面
図、第6図は上部軸杆で、イが平面図、ロが側面
図、第7図は蝶番の機能を説明するための開扉状
態に対する蝶番の作動状態を示す図面で、イが閉
扉状態、ロが90°開扉状態、ハが全開扉状態であ
る。 1……上部羽根板、2……上管部、5……下部
羽根板、6……下管部、13……下部軸杆、16
……軸部、18……スライド面、19……ネジ
孔、20……摺動軸、21……上部軸杆、23…
…軸受部、24……スライド受面、25……摺動
孔、26……貫通孔、27……調整装置、28…
…調整ボルト、30……スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 方形板状部材の一端を管状に折曲形成され
    た上・下管部を夫々備えた上・下部羽根板と;
    該下管部に軸部を嵌挿して回動不能に取着さ
    れ、上端に所定角度のスライド面を形成し且つ
    ネジ孔を穿設された該軸部より小径の摺動軸部
    を、前記軸部の軸芯上に連設した下部軸杆と;
    該上管部に軸受部を嵌挿して回動不能に取着さ
    れ、軸芯上に、該摺動軸を嵌合させる、内先端
    に所定角度のスライド受面を形成された摺動孔
    と、貫通孔とを設けた上部軸杆と;該上部軸杆
    上部に装着されたスプリングを、該スプリング
    及び貫通孔を挿通し先端を該ネジ孔に螺着させ
    た調整ボルトで、前記上部軸杆に対して常に押
    圧する調整装置とを備えたことを特徴とする自
    動閉鎖型蝶番。 2) 外部からスプリングの押圧力を調整可能と
    した調整装置を備えたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の自動閉鎖型蝶
    番。 3) 滑動性能が良く耐摩耗性に優れた合成樹脂
    で造られた上・下部軸杆を備えたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の自動閉鎖型蝶番。
JP1987067766U 1987-05-06 1987-05-06 Expired JPH0448312Y2 (ja)

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JPS63173480U JPS63173480U (ja) 1988-11-10
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