JPH0447460Y2 - - Google Patents

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JPH0447460Y2
JPH0447460Y2 JP1985073163U JP7316385U JPH0447460Y2 JP H0447460 Y2 JPH0447460 Y2 JP H0447460Y2 JP 1985073163 U JP1985073163 U JP 1985073163U JP 7316385 U JP7316385 U JP 7316385U JP H0447460 Y2 JPH0447460 Y2 JP H0447460Y2
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tube
output shaft
damping force
shock absorber
hydraulic shock
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は減衰力を調節する調節機構を具備した
油圧緩衝器に関する。
[考案が解決しようとする問題点] 車体と車軸との間に設けられる油圧緩衝器の減
衰力を運転条件や道路事情に応じて調節する場
合、油圧緩衝器本体内に設けられる減衰力調整部
材とこの減衰力調整部材を回転させる電動機との
間には回転伝達棒が配置される。ところでこの回
転伝達棒と電動機との間の連結は、例えば第1図
に示すように行われている。すなわち、回転伝達
棒24の両面取りされて係合平坦面24aが形成
された一端49を、丸棒50のスリツト51に嵌
挿し、この丸棒50を覆つて管52を丸棒50に
挿着し、丸棒50及び管52を貫通してピン53
を設け、歯車43を介して電動機41の出力軸4
2に連結された歯車45にスリツト54及び55
を有する筒体56を取り付け、スリツト54及び
55の夫々にピン53の夫々の一端を配置して、
電動機41の出力軸42と回転伝達棒24の一端
49とを連結している。従つてこのような連結部
であると、丸棒50のスリツト51の加工を、丸
棒50は拡径しないように行なわなければなら
ず、加えてスリツト51への一端49の嵌挿後、
丸棒50が拡径しないように前記のように管52
を必要とし部品点数が多くなるという不都合が生
じる。
本考案は前記諸点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、部品点数の少ないかつ
構造の簡単な連結部を有した油圧緩衝器を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案によれば前記目的は、油圧緩衝器本体
と、この油圧緩衝器本体の減衰力発生機構の減衰
力を調整すべく、油圧緩衝器本体に回転自在に設
けられた減衰力調整部材と、一端がこの減衰力調
整部材に連結され、他端が係合平坦面を有する回
転伝達棒と、この回転伝達棒を回転させるための
回転出力軸を有したアクチユエータと、円筒部材
によつて構成されており、回転伝達棒の他端が当
該円筒部材の一端側に挿入される場合に、回転伝
達棒の他端の係合平坦面と係合し得る被係合平坦
面を形成するように一端側が押圧変形された連結
用の管と、管の軸栓に対してほぼ直交する長手軸
線を有しており、アクチユエータの回転出力軸の
回転力を管を介して回転伝達棒に伝達するために
管を前述の長手軸線に沿つて移動自在かつ該長手
軸線のまわりに揺動自在に管の他端側において回
転出力軸に連結するピンとを有してなる油圧緩衝
器によつて達成される。
[具体例] 次に本考案を、図面と共に更に詳細に説明す
る。
第1図及び第2図において、油圧緩衝器本体1
00の内筒1は外筒2内に装着されており、内筒
1及び外筒2の一端にはキヤツプ3が固着されて
おり、キヤツプ3には油圧緩衝器本体100を車
軸等に取付けるための取付環4が一体的に連結さ
れいてる。内筒1及び外筒2の他端には、ロツド
ガイド5及びキヤツプ6が夫々嵌装されており、
ガイド5及びキヤツプ6をピストンロツド7が貫
通して上方へと伸長している。キヤツプ6内には
パツキン8がロツド7の周囲の封止的に当接する
ように設けられており、パツキン8はリテーナ9
を介してスプリング10によりキヤツプ6の内面
及びロツド7外周面上に圧接されている。
ロツド7の一端には、内筒1の室12を二つの
油室13,14に画成すべく、内筒1内に嵌装さ
れたピストン11が連結されている。ピストン1
1には、デイスク弁よりなる一方向弁15,16
によつて、夫々開閉される通路17,18が設け
られている。更に、ピストン11には、室13,
14を常に連通させるために、通路17から分岐
した通路、すなわち固定オリフイスが設けられて
いる。19がワツシヤ、20はピストンリングで
ある。弁15は、室14内の液圧が室13内の液
圧に対してある一体の値より大きくなると開弁
し、室14から室13へと油液が通路17を介し
て流れるのを許容し、一定値より小さくなると閉
弁し、室14から室13へと油液が通路17を介
して流れるのを阻止する。弁16は、室13内の
液圧が室14内の液圧に対してある一定の値より
大きい場合に開弁し、逆に小さい場合に閉弁し、
弁15と逆の作用を実行する。
内筒1と外筒2とにより規定される環状の室2
1は、内筒1の一端に穿設された貫通孔22を介
して室14と連通されており、室21,13及び
14には油液が収容されており、室21の上方に
不活性加圧気体が封入されている。
ロツド7には、ロツド7の上端から下端まで長
手方向に伸長する貫通孔23が穿設されており、
貫通孔23内を回転伝達棒24が回転自在に伸長
している。また、ロツド7には、貫通孔23と室
13とを連結する半径方向の貫通孔25が設けら
れている。更にロツド7の下端には、筒体26が
螺着されており、筒体26の下端には蓋27が螺
着されている。
回転伝達棒24の一端には、筒体26内で回転
自在に保持されている減衰力調整部材としてのシ
ヤツタ29が取付けられている。筒体26の側壁
には、異なる直径の孔30,31及び32が穿設
されており、回転伝達棒24を通じてシヤツタ2
9が筒体26内で回転される際、シヤツタ29の
孔34を介してオリフイスとしての孔30,31
及び32が選択的に開閉される。孔30,31及
び32が夫々約120度の角度間隔で筒体26の側
壁に設けられている。孔30,31及び32の直
径30,31,32の順で大きくなつている。シ
ヤツタ29の孔34はシヤツタ29の側壁を所定
の幅で伸長しており、この幅が孔30,31及び
32間の夫々の間隔より小さく、孔32の直径よ
り大きくなるように設定されている。シヤツタ2
9と蓋27との間にはスプリング35が配設され
ており、スプリング35によりシヤツタ29は上
方に付勢されている。シヤツタ29には孔34に
加えて孔36が孔32よりも十分に大きな通路断
面積を有して形成されており、孔34,36を介
して孔23と孔30,31又は32とが連通され
る。孔23,25,34及び36並びに選択され
た孔30,31又は32が油圧緩衝器本体100
の減衰力発生機構の液通路を構成しており、ピス
トン11のF及びG方向の移動でこの液通路を介
しても室13及び14の油液は移動する。内筒1
の外部に位置したロツド7の一端側は取付機構3
7を介して車体に取付けられている。孔23の上
端には、孔23からの油液の漏出を防止するOリ
ング38が配置されている。ロツド7の上端に
は、回転伝達棒24を、従つてシヤツタ29を回
転する駆動装置39のケース40が取り付けられ
ており、ケース40には直流電動機41が取り付
けられている。電動機41の出力軸42には歯車
43が固着されており、歯車43は、回転出力軸
の一例である軸44(歯車45と筒体56により
構成される)の歯車45と噛合しており、歯車4
3と歯車45との組合せにより、電動機41の出
力軸42の回転は軸44の筒体56に減速して伝
達される。軸44はケース40に回転自在に支持
されている。即ち、前述の電動機41、出力軸4
2、歯車43、および軸44の夫々によつてアク
チユエータが構成されている。ケース40に取り
付けられた基板46には、筒状ガイド部材47が
設けられており、ガイド部材47とロツド7との
間には筒状部材48が装着されている。
本考案によれば、一端49と出力軸42との連
結は、丸棒50及び管52の代わりに、第3図及
び第4図に示すように、一端側60が回転伝達棒
24の一端49の形状に対応して変形された管6
1によつて行われている。すなわち、管61の一
端側60には後述する製造方法により被係合平坦
面63が形成されており、この被係合平坦面63
が回転伝達棒24の一端に形成された係合平坦面
24aと密に係合している。また、管61の円筒
状他端側62にはピン53が貫通しており、この
ピン53が前述のアクチユエータの回転出力軸の
一例である軸44の筒体56のスリツト54及び
55に係合することによつて管61の他端側62
と当該軸44ひいては出力軸42との連結が達成
されている。又、第3図に示されたような筒体5
6のスリツト54及び55の夫々と第3図及び第
4図に示されたようなピン53とによつて管61
は、ピン53の長手軸線に沿つて移動自在かつ該
長手軸線のまわりに揺動自在に筒体56に連結さ
れている。このような管61は、例えば、第5図
に示すように円筒部材70の一端側を、型71及
び72の間に配置し、円筒部材70内に、回転伝
達部材24の一端49と同形の型73を挿入し、
第6図に示すように押圧部材74及び75により
円筒部材70の一端側を加圧押圧することにより
製造し得る。これにより回転伝達棒24の係合平
坦面24aと密に係合する被係合平坦面63が管
61に形成される。
このように構成された油圧緩衝器では、電動機
41に電力が供給され、出力軸42が回転される
と、この回転は、歯車43,45、管61を介し
て回転伝達棒24に伝達され、回転伝達棒24の
回転で、シヤツタ29が例えばA方向に回転され
る。シヤツタ29のこの回転で孔34が孔30,
31又は32のいずれかに対面される。孔30と
孔34とが対面するようにシヤツタ29が回転に
より位置決めされると、ピストン11のF及びG
方向の移動で最も大きな減衰力が得られ、孔31
と孔34とが対面するようにシヤツタ29が回転
により位置決めされると、ピストン11のF及び
G方向の移動で中位の減衰力が得られ、孔32と
孔34とが対面するようにシヤツタ29が回転に
より位置決めされると、ピストン11のF及びG
方向の移動で最も小さい減衰力が得られる。
ところで、前記のように本考案の油圧緩衝器で
は、管61によつて一端49と電動機41の出力
軸42との連結が行われているため、構造が極め
て簡単であり、また管61の加工もプレス技術を
用いることにより簡単に行い得、その上変形され
た一端側60が形成されてなる管61であるがた
め、ピン53を挿通する孔64を管61に形成す
る場合、この一端側60で管61を確実に保持し
得、正確、容易に孔64を管61に形成すること
ができる。
尚、前記具体例では、出力軸42を、歯車4
3,45を介して管61に間接的に連結したが本
考案はこれに限定されず、歯車42,43を介す
ることなしに出力軸42を直接的に管61に連結
するようにしてもよい。
[考案の効果] 上記のように、本考案の油圧緩衝器において
は、ピンが管の軸線に対してほぼ直交する長手軸
線を有しており、管を該長手軸線に沿つて移動自
在かつ該長手軸線のまわりに揺動自在に管の他端
側において回転出力軸に連結するため、回転出力
軸と回転伝達棒との間の配置のずれ等によつて例
えば偏心が生じたとしても、該移動自在かつ揺動
自在な連結によつて前述のずれを吸収することが
でき、そのため油圧緩衝器を製造する際に発生し
がちな各部品の寸法誤差や取付け誤差による組立
て不良の発生を防止し得ると共に、ずれを吸収す
ることができる構造によつて私蔵の容易性を増大
し組立て作業者の作業負担を軽減することができ
るため、作業時間を短縮することができ、その結
果、生産性を向上し得る。
加えて、本考案の油圧緩衝器は、回転伝達棒の
一端の係合平坦面と係合する被係合平坦面を一端
側に押圧変形して形成された連結用の管を介して
回転伝達棒とアクチユエータの回転出力軸とを連
結しているため、部品点数が少なく構造が極めて
簡単であり、軽量化し得ると共に、前述の連結用
の管の製造を、パイプ等の円筒部材をプレス加工
等により押圧変形させることによつて容易に行な
うことができるため、削り出し加工等の比較的コ
ストの高い加工方法を必ずしも用いる必要がな
く、そのため比較的ローコストで簡単に製造し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に関連する油圧緩衝
器の説明図、第3図及び第4図は第1図に示す油
圧緩衝器に適用される連結部の本考案による一具
体例の詳細説明図、第5図及び第6図は第3図及
び第4図に示す管の製造方法の説明図である。 24……回転伝達棒、29……シヤツタ、41
……電動機、61……管、100……油圧緩衝器
本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 油圧緩衝器本体と、 この油圧緩衝器本体の減衰力発生機構の減衰力
    を調整すべく、油圧緩衝器本体に回転自在に設け
    られた減衰力調整部材と、 一端がこの減衰力調整部材に連結され、他端が
    係合平坦面を有する回転伝達棒と、 この回転伝達棒を回転させるための回転出力軸
    を有したアクチユエータと、 円筒部材によつて構成されており、前記回転伝
    達棒の他端が当該円筒部材の一端側に挿入される
    場合に、前記回転伝達棒の他端の係合平坦面と係
    合し得る被係合平坦面を形成するように一端側が
    押圧変形された連結用の管と、 前記管の軸線に対してほぼ直交する長手軸線を
    有しており、前記アクチユエータの回転出力軸の
    回転力を前記管を介して前記回転伝達棒に伝達す
    るために前記管を前記長手軸線に沿つて移動自在
    かつ前記長手軸線のまわりに揺動自在に前記管の
    他端側において前記回転出力軸に連結するピンと
    を有してなる油圧緩衝器。
JP1985073163U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0447460Y2 (ja)

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JP1985073163U JPH0447460Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JP1985073163U JPH0447460Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JPS61188048U JPS61188048U (ja) 1986-11-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930945B2 (ja) * 1976-03-26 1984-07-30 ダイキン工業株式会社 液圧駆動装置

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JPS61188048U (ja) 1986-11-22

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