JPH044732Y2 - - Google Patents

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JPH044732Y2
JPH044732Y2 JP12027188U JP12027188U JPH044732Y2 JP H044732 Y2 JPH044732 Y2 JP H044732Y2 JP 12027188 U JP12027188 U JP 12027188U JP 12027188 U JP12027188 U JP 12027188U JP H044732 Y2 JPH044732 Y2 JP H044732Y2
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JP
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toothpick
microcapsules
tip
substances
substance
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JP12027188U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば医薬品や医薬部外品、清涼
剤などの所望の物質を包みこんだ微小なマイクロ
カプセルをつま楊枝の先端部位に付着させ、つま
楊枝の使用中にマイクロカプセルが破れ、マイク
ロカプセル内の物質が歯や歯茎に浸透して、例え
ば口内部を衛生的にしたり、或いは清涼感を与え
るようにすることのできるつま楊枝に関するもの
である。
〔従来の技術〕
つま楊枝は、一般に歯を掃除するために使用さ
れる用具で、食後に歯の間に挟まつた食べかすや
垢などを取り除くためにもつぱら使用されてい
る。つま楊枝は、わが国では平安時代頃から上流
貴族、僧侶などの間で使用され、江戸時代には広
く庶民の間にも普及するようになつて、今日に至
つている。
スーパーなどで一般に市販されているつま楊枝
は、6cmほどの長さで、直径が2mmほどであり、
その一端側となる先端部が尖つている。又最近の
つま楊枝の中には他端側が折れ易いように細工が
施されているものもある、つま楊枝はその材料と
して、ヤナギ、クロモジ、モモ、スギ、タケなど
が使用されている。
ところで、近年、つま楊枝の先端部に例えば薬
剤、香味剤、清涼剤などの各種の物質を塗布、浸
透をさせたつま楊枝(例えば、実開昭49−
140263、実開昭57−51518、実開昭57−87720)が
知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述の従来のつま楊枝(例え
ば、実開昭49−140263、実開昭57−51518、実開
昭57−87720)にあつては、薬剤、香味剤、清涼
剤などの各種の物質をつま楊枝の先端部に塗布、
浸透させる構成であるため、つま楊枝の使用前に
塗布、浸透させた各種の物質が一部蒸発したり、
化学変化を起こす等の不都合があつた。
このため、各種の物質がある程度蒸発すること
を考慮して、少し多めに各種の物質を塗布、浸透
させており、その分各種の物質の使用量を余分に
増やさねばならなかつた。また、空気と触れて化
学変化を生じて物質本来の性質が有効に発揮され
ないこともあつた。更に、これに伴い化学変化を
生じ易い物質は使用しにくかつた。
この考案は、上記のような問題点に鑑み、その
問題点を解決すべく創案されたものであつて、そ
の目的とするところは、例えば医薬品や医薬部外
品、清涼剤などの所望の物質を包みこんだ微小な
マイクロカプセルをつま楊枝の先端部位に付着さ
せることにより、つま楊枝の使用前にこれらの所
望の物質が蒸発したり化学変化を起こすのを防ぐ
ことができるつま楊枝を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、この考案は、つ
ま楊枝の先端部位に所望の物質を包みこんだ微小
なマイクロカプセルを付着させた構成よりなつて
いる。
〔作用〕
以上のような構成を有するこの考案は次のよう
に作用する。
すなわち、つま楊枝の先端部位に所望の物質を
包みこんだ微小なマイクロカプセルを付着させた
構成よりなるから、所望の物質はマイクロカプセ
ルによつて保護され、つま楊枝の使用前につま楊
枝に付着させた所望の物質が蒸発したり化学変化
するのを防ぐように作用する。
そして、つま楊枝の使用中につま楊枝の先端部
位のマイクロカプセルが破れ、マイクロカプセル
内の物質が歯や歯茎などに浸透し、浸透した物質
の種類によつて、例えば口臭の発生を防いだり、
歯垢の付着を防いだりして口内部を衛生的にし、
或いは口内部に清涼感を与えるよう作用する。
〔実施例〕
以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考案
をより具体的に説明する。
ここで、第1図は斜視図、第2図はつま楊枝の
先端部位の部分拡大図である。
図において、つま楊枝1はその先端部位2が例
えば楔状に尖つており、この尖つている先端部位
2で歯の間に挟まつた食べかすや垢などを取り除
くことができるようになつている。つま楊枝1は
その材料として、ヤナギ、クロモジ、モモ、ス
ギ、タケなどが使用されているが、例えばプラス
チツク性のものからなるものを使用することがあ
る。
つま楊枝1の先端部位2、つまり先端やその周
辺には所望の物質を包みこんだ微小なマイクロカ
プセル3が多数付着してある。所望の物質とし
て、例えば医薬品や医薬部外品、清涼剤などの無
害の物質が含まれる。これらの物質が歯や歯茎な
どに浸透し、浸透した物質の種類によつて、例え
ば口臭の発生を防いだり、歯垢の付着を防いだり
して口内部を衛生的にし、或いは口内部に清涼感
を与える。
マイクロカプセル3は内部の物質を外部環境か
ら保護する働きを有している。マイクロカプセル
3は普通は球状で、大きさは数μmから数百μmの
範囲にある。マイクロカプセル3の薄膜の厚さは
カプセル径に比べて100分の1以下であり、又つ
ま楊枝1の使用中に歯などによつて薄膜が破れる
ようになつている。
マイクロカプセル3は、先ず、所望の物質を微
粒子状にして適当な媒質中に分散し、次いで、微
粒子の各々に膜をかけて被覆し、その後、化学的
方法、物理化学的方法又は物理的方法で調整され
てつくられる。化学的方法には界面重合法と不溶
化反応法があり、物理化学的方法には相分離法と
界面沈殿法があり、又物理的方法には噴霧乾燥法
と流動床法がある。
つま楊枝1の先端部位2へのマイクロカプセル
3の付着は、例えば、内部に所望の物質を含んだ
マイクロカプセル3と液状の無害な接着剤4を混
合して、この混合物につま楊枝1の先端部位2を
浸透させて行われる。このとき、接着剤4との混
合は、通常同一の物質を含んだ多数のマイクロカ
プセル3との混合となるが、必要に応じて異なる
物質を含んだ二種類以上のマイクロカプセル3同
士を混合させてもよい。この場合、異なる物質同
士が化合して有害になる組み合わせは避ける。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で
種々の改変をなし得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、この考案に係
るつま楊枝によれば、つま楊枝の先端部位に所望
の物質を包みこんだ微小なマイクロカプセルを付
着させた構成よりなるから、所望の物質はマイク
ロカプセルによつて保護され、つま楊枝の使用前
につま楊枝に付着させた所望の物質が蒸発したり
化学変化するのを防ぐことができる。
このように、マイクロカプセルによつて物質が
蒸発するのを防ぐことができるため、従来のよう
に物質がある程度蒸発することを考慮してその分
物質の使用量を余分に増やす必要もなく、物質の
使用量を節約することができる。また、マイクロ
カプセルによつて物質が化学変化するのを防ぐこ
とができるため、従来のように化学変化を生じて
物質本来の性質が有効に発揮され得ないというこ
ともなく、物質本来の性質例えば口内部を衛生的
にしたり、清涼感を与えるような性質を遺憾なく
発揮させることができると共に、化学変化を生じ
易い物質の使用も可能となる等、極めて実用的有
益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るつま楊枝の実施例を示す
ものであつて、第1図は斜視図、第2図はつま楊
枝の先端部位の部分拡大図である。 符号の説明、1……つま楊枝、2……先端部
位、3……マイクロカプセル、4……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. つま楊枝の先端部位に所望の物質を包みこんだ
    微小なマイクロカプセルを付着させたことを特徴
    とするつま楊枝。
JP12027188U 1988-09-12 1988-09-12 Expired JPH044732Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12027188U JPH044732Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12027188U JPH044732Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0239708U JPH0239708U (ja) 1990-03-16
JPH044732Y2 true JPH044732Y2 (ja) 1992-02-12

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ID=31366231

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JP12027188U Expired JPH044732Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12

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JPH0239708U (ja) 1990-03-16

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