JPH044698Y2 - - Google Patents

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JPH044698Y2
JPH044698Y2 JP13118486U JP13118486U JPH044698Y2 JP H044698 Y2 JPH044698 Y2 JP H044698Y2 JP 13118486 U JP13118486 U JP 13118486U JP 13118486 U JP13118486 U JP 13118486U JP H044698 Y2 JPH044698 Y2 JP H044698Y2
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rotor
center pole
dehydration
sneakers
brush
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JP13118486U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はスニーカーと呼ばれる綿布製運動靴
の洗浄機に関するものである。
(従来の技術) 従来スニーカーを洗浄するための専用の機械は
なく、そのため適当なブラシを用いて手で洗つて
いた。またその他既存の一般的な電気洗濯機の洗
濯槽にそのまま汚れたスニーカーを入れて洗濯す
ることも一応考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらブラシを手で持つて手作業で洗浄
するのはなにぶん面倒である。また水ですすいだ
後、手で水を絞りきることもできず、乾燥までに
時間を要する。
また一方、既存の洗濯機をそのまま用いるのは
まず衛生上問題があり、しかもスニーカーの底が
ゴム底であるため洗濯時に洗濯槽内壁と衝突して
洗濯機に悪影響を及ぼすのは明らかである。洗浄
効果についても、単に水流の中を漂うだけであつ
てさほど望めない。
これらはスニーカー専用の洗浄機がなかつたこ
とに起因するものである。そこでスニーカー専用
の洗浄機なるものが考えられるが、かかる場合、
既存の洗濯機をそのままスケールダウンするだけ
では根本的な解決とはならない。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案は洗濯槽を兼ねる脱水ローター
内にセンターポールを設け、ブラシを有する隔壁
をこのセンターポールに固着しまた脱水ローター
内壁にもブラシを設け、この隔壁と脱水ローター
内壁に囲まれた空間内にスニーカーを入れ、セン
ターポールを上下、あるいは自軸を中心とする正
反転運動させることによつてスニーカーを洗浄す
る構成を持つ、スニーカー洗浄機を提供して問題
の解決を図るものである。
而してこの考案の具体的構成について言えば、
上面が開口した略円筒形の本体の内側に、ブラシ
及び多数の透孔を自体の内周及び底面に有し、か
つ自体の上面は開口している脱水ローターを回転
自在に支持せしめ、脱水ローター内の中心軸の位
置にはセンターポールを設け、さらに当該センタ
ーポールにはブラシ及び多数の透孔を表面に有す
る隔壁を放射状に固着し、本体に設けた駆動モー
タにより脱水ローターを回転自在にするととも
に、センターポールを脱水ローター内で適宜方向
に反復運動自在とさせ、また脱水ローターの回転
時にはセンターポールが脱水ローターと同期化す
る構成とし、一方本体には脱水ローターからの水
の開閉自在な排出径路を設けたものである。
なおこの考案にいうブラシは人造繊維、天然
毛、スポンヂ材等からなる適宜のブラシを指称
し、またセンターポールに固着される隔壁の透孔
は、例えば隔壁全体が適宜の格子体で構成される
ことによつても得られるものである。
(作用) センターポールに固着した隔壁と脱水ローター
内周壁とによつて仕切られた空間内に目的物たる
スニーカーを入れ、さらに排水径路が閉の状態で
水及び洗剤を入れる。そのあと駆動モータにより
センターポールを適宜方向、例えば上下動、ある
いはセンターポールを中心とする正反転運動させ
れば、センターポールに固着した隔壁表面のブラ
シによつてスニーカーの表面がこすられ、かつス
ニーカー自身もこれに伴い、水流の中を移動す
る。またこのとき、脱水ローターの内周壁表面に
もブラシを設けてあるから結局スニーカーは、ブ
ラシによる表面の磨き擦り、水流の中での移動及
びブラシへの衝突が複雑に組み合さつて効果的に
洗浄される。また隔壁が水の中を反復運動する際
(特にセンターポールを中心とする正反転運動の
際)、水圧を受けることになるが、隔壁には多数
の透孔があるので該水圧は減少して、隔壁の運動
に支障はきたさない。
一方、すすぎが終了して脱水する際には、脱水
ローターとセンターポールは同期化されて同じ回
転を行うので、スニーカーが納まつている空間は
そのまま維持され、脱水ローターの回転による円
滑な脱水作用がなされる。なお脱水時の排水径路
は開状態であり、脱水ローターの透孔から出た水
は外部に排出される。また洗浄、脱水時にスニー
カー、水等が本体外へ飛び出すのを防止するには
適宜の蓋体で本体上面を被つてやればよい。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図について説明す
る。第1図、第2図は第1実施例についての図で
あり、1は上面が開口し、かつ底面の中心部分を
除く部分に多数の透孔を有する円筒形の脱水ロー
ターである。この脱水ローター1の内周壁、及び
中心部分を除く内部底面には多数の毛2が植設し
てあり、これらは夫々サイドブラシ、ボトムブラ
シを構成するものである。
脱水ローター1は、二重構造でかつ上面が開口
している略円筒形の本体3の中に回転自在に設置
されるものであるが、第1実施例においては本体
3内の底部に設けた駆動モータ4のシヤフト4a
上部のクラツチ体5外側と、脱水ローター1の底
面とが一体になつている。また脱水ローター1の
上方外周は、本体3の内周壁上方に設けたボール
ベアリング等のローター受6によつて支持される
ものである。なお駆動モータ4は、防振機構マウ
ント7を介して本体3に固定、設置されている。
クラツチ体5の中心からはセンターポール8が
脱水ローター1内へ回転自在に突出しており、ま
たこのセンターポール8には多数の透孔を全面に
有する隔壁9が60°おきに計6ケ所放射状に固着
されている。各隔壁9の各表面にも多数の毛10
が植設してあり、これらはセンターブラシを構成
するものである。
而してセンターポール8と脱水ローター1の関
係は、クラツチ体5のクラツチ機構により、相互
に回転自在、あるいは切替えて両者一体に回転す
るものである。かかる機能は、例えばクラツチ体
5のクラツチ機構をバネクラツチなどの簡単な構
造にすることによつても実現できるものである。
本体3の内側の受水槽となる水受部11の下方
には開閉自在な排水径路12があり、さらに駆動
モータ4のシヤフト4aと水受部11底面の交叉
部分には防水軸受13が設けてある。この防水軸
受13は例えばシヤフト4aに当接する部分にオ
イルレスメタルを配してこれをフエルトパツキン
で支持し、さらにこれらの外部をオイルシールを
持つたシールケースで密封し、最後に適宜の弾性
あるベローズ体で被うという手段に拠つても良
い。
第1実施例は以上の如き構造であり、使用する
際は第1図に示したように所望のスニーカーを隔
壁9と脱水ローター1の内周壁とによつて形成さ
れる略扇形の室に入れ、排水径路12を閉にした
状態で脱水ローター1内に水及び洗剤を入れる。
そのあと駆動モータ4を作動させて、センターポ
ール8を正反転運動させればよい。また脱水時は
排水径路12から水を抜き、クラツチ体5のクラ
ツチを切り替えて、脱水ローター1とセンターポ
ール8とを同期化し、そのあと駆動モータ4を作
動させれば第1図の状態のまま隔壁9と脱水ロー
ター1は回転し、遠心力によつてスニーカー14
に含浸した水は脱水ローター1の透孔から水受部
11へと飛散する。
次に第2実施例を第3図、第4図について説明
すれば、21は上面が開口した略円筒形の脱水ロ
ーターであり、第1実施例と同様、内側に多数の
毛22及び透孔を有するものであり、本体23の
内部に回転自在に支持されている。本体23の内
部底面には脱水用モータ24、センターポール用
モータ25が設けられている。脱水用モータ24
の回転力は第4図に示したように、ベルト26に
よつて脱水ローター1の底面に固着した筒状のド
ラム27に伝達される。これに対してセンターポ
ール用モータ25は、脱水ローター21内へと立
設するセンターポール28を上下動させるもので
ある。センターポール28と脱水ローター21相
互の関係は、脱水ローター21が回転するときは
センターポール28も回転するが、センターポー
ル28の上下動に対しては脱水ローター21はフ
リーである。
センターポール28には第1実施例の場合と同
様、60°おきに隔壁29が計6ケ所に固着されて
いる。またこの隔壁29が多数の透孔及び毛30
を有していることも第1実施例の場合と同様であ
る。
本体23の内側の水受部31の下方には開閉自
在な排水径路32が設けられており、水受部31
の水を外部に排出する。
第2実施例では以上の如き構造を有しており、
使用する際は第1実施例と同様、隔壁29と脱水
ローター21の内周壁によつて形成される略扇形
の空間にスニーカー33を入れ、排水径路32を
閉にして脱水ローター21内に水と洗剤を入れ、
センターポール用モータ25を作動させ、センタ
ーポール28を上下動させる。センターポール2
8が上下運動すれば、センターポール28に固着
した隔壁29の毛30によるブラシ効果によつて
スニーカー33が洗浄される。一方このブラシの
動きにつれてスニーカー33自身も適宜動くが、
その際脱水ローター21内周壁にも毛22がある
のでスニーカー33の全表面が効果的に洗浄され
る。また脱水時には脱水用モータ24を作動して
脱水ローター21を回転させると、センターポー
ル28は脱水ローター21と同時に回転し、各隔
壁29と脱水ローター21の内周壁の相対位置関
係は第3図のまま維持され、スニーカー33は効
果的に脱水される。
なお、第1、第2実施例とも脱水ローター1,
21の径、および各毛2,22の長さ、隔壁9,
29の間隔は丁度スニーカーが略扇形の空間に納
まり、かつ各センターブラシ、サイドブラシが該
スニーカーに接しているように設定してあるが、
もちろんこれに限る必要はなく、適宜変更しても
この考案の趣旨は逸脱することはない。
(考案の効果) この考案によれば直接人の手に依ることなく、
汚れたスニーカーを自動的に洗浄、脱水ができ、
便利である。しかも洗浄効果について言えば、ブ
ラシによる磨き作用や水流による洗浄、ブラシへ
の衝突等が組み合されて洗浄作業がなされるの
で、極めて効果が高い。また一度に多数のスニー
カーを洗浄でき経済的であり、脱水ローターの回
転による脱水作用によつてスニーカーに含浸され
た水も効果的に排することができ、乾燥時間も短
かくて済む。また洗浄槽をかねる脱水ローター内
はブラシによつて被われているから、スニーカー
の衝突によるシヨツクも緩和されて機械に与える
影響も小さく、しかもゴツゴツという衝突音など
もせず好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
各図はいずれも実施例に関する図であり、第1
図、第2図は夫々第1実施例の平面図、一部断面
側面図、第3図、第4図は夫々第2実施例の平面
図、一部断面側面図である。 なお図中、1は脱水ローター、2は毛、3は本
体、4は駆動モータ、5はクラツチ体、8はセン
ターポール、9は隔壁、10は毛、11は水受
部、12は排水径路、14はスニーカーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開口した略円筒形の本体内に、ブラシ及
    び多数の透孔を内周及び底面に有し、かつ上面が
    開口した略円筒形の脱水ローターを回転自在に支
    持せしめ、脱水ローター内の中心軸の位置にはセ
    ンターポールを設け、さらにセンターポールに
    は、ブラシ及び多数の透孔を表面に有する隔壁を
    放射状に固着し、本体に設けた駆動モータにより
    脱水ローターを回転自在にするとともに、さらに
    センターポールを脱水ローター内で適宜方向に反
    復運動自在とし、また脱水ローターの回転時には
    センターポールが脱水ローターと同期化する構成
    とし、一方本体には脱水ローターからの水の開閉
    自在な排水径路を設けたことを特徴とする、スニ
    ーカー洗浄機。
JP13118486U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH044698Y2 (ja)

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JP13118486U JPH044698Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

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JP13118486U JPH044698Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

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JPS6337162U JPS6337162U (ja) 1988-03-10
JPH044698Y2 true JPH044698Y2 (ja) 1992-02-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021101784A (ja) * 2019-12-24 2021-07-15 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 靴用洗濯機および靴の洗濯方法

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