JPH04457Y2 - - Google Patents

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JPH04457Y2
JPH04457Y2 JP1986117504U JP11750486U JPH04457Y2 JP H04457 Y2 JPH04457 Y2 JP H04457Y2 JP 1986117504 U JP1986117504 U JP 1986117504U JP 11750486 U JP11750486 U JP 11750486U JP H04457 Y2 JPH04457 Y2 JP H04457Y2
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flapper
shutter
coin return
meshing
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は公衆電話機、自動販売機等に実施して
好適な硬貨返却口の構造に関し、特に硬貨返却口
の紙詰め等の不正操作を防止し得るようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
公衆電話機、自動販売機等においては硬貨選別
装置を内蔵し、投入された硬貨を選別して収納す
ることにより通話や商品の取出しを可能にしてい
る。そして、上述した硬貨選別装置には、選別さ
れた不良硬貨や擬似硬貨を返却するとともに、主
機器の動作終了時において余剰硬貨を返却する硬
貨返却機構が設けられている。
この硬貨返却機構は、硬貨選別軌道部および硬
貨蓄積軌道部に連通する硬貨返却軌道と、この返
却軌道の下端に設けられ筐体表面に開口する硬貨
返却口と、この硬貨返却口を通常閉塞する開閉自
在なフラツパ等からなり、使用者はこのフラツパ
を内方に押し開けて返却口に返却された硬貨を取
出すようにしている。
ところで、上述した硬貨返却口において、従来
構造では硬貨返却口の奥、特に返却軌道の下端開
口部に紙等の異物を詰めることにより返却硬貨を
一時的に滞留させておき、これを後で窃取すると
いう盗難事故を招くことがあつた。特に、このよ
うな問題は輸出用の機器、装置において著しいも
のであり、何らかの対策を講じることが必要とさ
れている。
これを第5図に示す従来例を用いて簡単に説明
すると、硬貨返却口1は、主機器筐体2内で硬貨
返却軌道3の下方に配設される硬貨返却容器4を
備えており、この容器4は筐体2の内側面に固設
されてその前面部の一部が筐体表面に開口される
ことにより返却口5を構成している。返却口5は
容器4内でその上端部6aが支軸7によつて内向
きに回動可能に枢支されたフラツパ6によつて開
閉されるように構成され、このフラツパ6は支軸
7に装着されたスプリング8によつて閉方向に付
勢されることにより、常時は前記返却口5を閉塞
している。
硬貨返却容器4は、硬貨返却軌道3が筐体2の
内側にある程度離間して設けられており、また返
却される硬貨を一時的に蓄える構能と、フラツパ
6の押し開き動作を確保する上で、その奥行きの
ある若干広めの容積空間をもつものであることが
要求され、このためフラツパ6を図中仮想線で示
すように外方から押し開いた状態で容器奥方、特
に硬貨返却軌道3の下端開口部に紙等を詰めてお
くと、容器4内に硬貨が返却されず、窃盗などの
悪意のある悪戯を可能とするものであつた。
そこで、このような紙詰め等による不正操作を
防止し得る硬貨返却口構造として、例えば実開昭
60−65869号公報などにより、フラツパの内側に
これを連動して回動するシヤツタを設け、このシ
ヤツタにより硬貨返却軌道を閉塞するようにした
ものが従来から提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来構造では、シヤ
ツタの動作範囲が大きいため、スプリングのへた
りが生じ易く耐久性に欠け、また構造上フラツパ
とシヤツタとが連動しにくく、フラツパの開き具
合によつてはシヤツタが確実に硬貨返却軌道を閉
鎖出来ず、このため不正操作を完全には防止し得
ないなどの問題があり、より確実な紙詰め防止構
造の実現が望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る硬貨返却口の構造は上述したよう
な問題点を解決すべくなされたもので、硬貨返却
軌道の下方に配設されると共に、その前面が開口
して返却口を構成する硬貨返却容器と、この容器
内でその返却口を開閉するように上端部が枢支さ
れ内方に向かつて回動可能なフラツパとを備えた
硬貨返却口において、前記フラツパ裏面側に形成
された長孔内を移動自在なガイド部材と、略L字
状に形成されてフラツパ後方に配設されその一端
が上方に延在して枢支され、他端が容器奥方に延
在して櫛歯状の歯合部を有し、かつ屈曲部が前記
フラツパの裏面と前記ガイド部材との間に介在さ
れることにより該フラツパと一体的に回動的に回
動するシヤツタと、前記硬貨返却容器の奥方に位
置し前記フラツパの開放時に前記シヤツタの歯合
部が歯合する歯合部を有する歯合部材と、前記シ
ヤツタをフラツパ側に付勢するスプリングとを設
け、前記シヤツタの歯合部と前記歯合部材の歯合
部とは隙間と角度を有して交差するように構成し
たものである。
〔作用〕
本考案においてシヤツタはフラツパと一体的に
結合されているため、一体に回動し、該フラツパ
との間隔を実質的に一定に保持し、故意に変えら
れる恐れがない。すなわちフラツパの裏面にシヤ
ツタとの当接点を設けているためその動作が円滑
となり確実に硬貨返却軌道を閉鎖でき、またシヤ
ツタの動作行程も短いため、スプリングのへたり
が少なく、耐久性、信頼性を向上させる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る硬貨返却口の構造を示す
フラツパの閉成状態の断面図、第2図はフラツパ
の開放状態の断面図、第3図はシヤツタと噛合部
材の平面図、第4図は要部拡大断面図である。な
お、図中第5図と同一構成部品、部分に対しては
同一符号を以つて示し、その説明を省略する。こ
れらの図において、本実施例はフラツパ6の裏面
に上下方向に長い長孔10を有する突条部11を
設け、この長孔10にガイド部材12を摺動自在
に配設し、フラツパ6に連動して回動するシヤツ
タ13の中間部を前記フラツパ6の裏面6aとガ
イド部材12との間に介在させ、該フラツパ6を
スプリング14によつてシヤツタ13側に付勢
し、かつ前記シヤツタ13に対応して硬貨返却容
器4の奥方で硬貨返却軌道3の下方に噛合部材1
5を配設した点に特徴を有している。
前記長孔10は上端に丸孔が連通して設けられ
ることにより鍵孔形状を呈し、その丸孔部にゴム
等からなる弾性部材16が圧入固定されている。
ガイド部材12は、頭付ピン17、平座金18お
よび止め輪19によつて構成されている。
前記シヤツタ13は、金属板によつて略L字状
に形成されてフラツパ6の後方、すなわち内側に
配設され、上方に延在する一端が支軸20によつ
て回動自在に枢支され、後方に向つて延在する他
端は第3図に示すように櫛歯状に形成されること
により噛合部21を構成し、屈曲部付近に前記フ
ラツパ6の突条部11が挿通される長孔22が設
けられている。そしてシヤツタ13は、一端がフ
ラツパ6の支軸7に掛止めされたスプリング14
によつて第1図反時計方向、すなわちフラツパ6
側への回動習性を付与され、これによつてシヤツ
タ13がフラツパ6を閉方向に押圧付勢してい
る。この時、ガイド部材12はシヤツタ13によ
つて長孔10に沿つて押し上げられ、弾性部材1
6に当接している。なお、シヤツタ13の屈曲部
13Aは前記フラツパ6の裏面6aとガイド部材
12との間に介在され、フラツパ6との当接部を
構成している。
前記噛合部材15は硬貨返却軌道3から落下す
る硬貨Cを硬貨返却容器4内に導くと共に返却口
5の開放時には前記シヤツタ13と共働して前記
容器4の奥方開口部23を閉鎖するもので、前下
がり傾斜して設けられ、その先端部に前記シヤツ
タ13の噛合部21と噛合し得る櫛歯状の噛合部
24が形成されている。
噛合部21,24としては本実施例の場合梯形
状の突起で構成した例を示したが、これに必ずし
も限定されるものではなく、V字状突起、ストレ
ートな突起等であつてもよい。
このような構成において、フラツパ6はシヤツ
タ13によつて押圧されることにより通常は第1
図に示す如く返却口5を閉塞し、この時シヤツタ
13は噛合部材15から離反して容器4の奥方開
口部23を開放し、返却硬貨Cの容器4内への落
下を阻止しないように構成されている。この状態
において、フラツパ6が内向きに押圧されて開放
されると、第2図に示すように該フラツパ6に連
動してシヤツタ13はスプリング14に抗して容
器奥方に向つて回動され、フラツパ6が完全に開
けられた状態でその噛合部21が噛合部材15の
噛合部24と噛合し、容器4の奥方開口部23を
閉鎖する。
したがつて、このような状態では返却口5より
容器4の内奥に手を差込んだとしても、硬貨返却
軌道3の下端開口部への紙詰めは不可能であり、
これにより従来問題とされていた窃盗を目的とし
た不正操作を一掃することが可能となる。
また、シヤツタ13と噛合部材15の噛合部2
1,24は第3図に示すように適宜な隙間を以つ
て噛合し、かつ第2図に示すように適宜角度で交
叉させておくと、接着テープをこれら噛合部2
1,24に接着しても、その接着力が弱く、貼り
にくくする。また、仮りに接着テープでシヤツタ
13を噛合部材15に接着固定し得たとしても、
その場合はフラツパ6が開放状態を維持するた
め、硬貨返却口1の異常を一目で確認し得る。加
えて、噛合構造においてはシート状の紙の挿入を
困難にする利点を有する。
また、シヤツタ13はフラツパ6により容器4
の奥方に押し込まれて噛合部材15と共に容器4
の奥方開口部23を閉塞するだけであるため、そ
の構成が簡単で、動作も円滑かつ確実に行なえる
ばかりか、動作行程も僅かで、スプリング14の
へたりが生じることもなく、耐久性、信頼性を向
上させ得るものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る硬貨返却口の
構造は、フラツパの後方に配置され屈曲部がフラ
ツパの裏面とガイド部材との間に介在されること
によりフラツパと一体的に回動するシヤツタを略
L字状に形成してその上方に延在する一端を回動
自在に枢支し、後方に延在する他端に櫛歯状に歯
合部を設け、この歯合部を歯合する歯合部を有す
る歯合部材を硬貨返却口の下方に設け、この歯合
部材の歯合部にフラツパの開放時に前記シヤツタ
の歯合部を隙間と角度を有して歯合させて、硬貨
返却容器の奥方開口部を閉塞するように構成した
ので、硬貨返却軌道への紙詰めを確実に防止して
盗難事故等を未然に防止することができ、またフ
ラツパとシヤツタの動作が円滑かつ確実で、接着
テープによる不正操作も行いにくく、さらにはシ
ヤツタの回動範囲が小さいため、スプリングのへ
たりも少なく信頼性および耐久性に優れた硬貨返
却口を達成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すフラツパの閉
成状態における断面図、第2図はフラツパの開放
状態における断面図、第3図はシヤツタと噛合部
材の平面図、第4図は要部拡大断面図、第5図は
従来の硬貨返却口を例示する断面図である。 1……硬貨返却口、2……筐体、3……硬貨返
却軌道、4……硬貨返却容器、5……返却口、6
……フラツパ、10……長孔、12……ガイド部
材、13……シヤツタ、14……スプリング、1
5……噛合部材、21,24……噛合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬貨返却軌道の下方に配設されると共に、その
    前面が開口して返却口を構成する硬貨返却容器
    と、この容器内でその返却口を開閉するように上
    端部が枢支され内方に向かつて回動可能なフラツ
    パとを備えた硬貨返却口において、前記フラツパ
    裏面側に形成された長孔内を移動自在なガイド部
    材と、略L字状に形成されてフラツパ後方に配設
    されその一端が上方に延在して枢支され、他端が
    容器奥方に延在して櫛歯状の歯合部を有し、かつ
    屈曲部が前記フラツパの裏面と前記ガイド部材と
    の間に介在されることにより該フラツパと一体的
    に回動するシヤツタと、前記硬貨返却容器の奥方
    に位置し前記フラツパの開放時に前記シヤツタの
    歯合部が歯合する歯合部を有する歯合部材と、前
    記シヤツタをフラツパ側に付勢するスプリングと
    を設け、前記シヤツタの歯合部と前記歯合部材の
    歯合部とは隙間と角度を有して交差することを特
    徴とする硬貨返却口の構造。
JP1986117504U 1986-08-01 1986-08-01 Expired JPH04457Y2 (ja)

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JP1986117504U JPH04457Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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JP1986117504U JPH04457Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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JPS6324679U JPS6324679U (ja) 1988-02-18
JPH04457Y2 true JPH04457Y2 (ja) 1992-01-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57161083U (ja) * 1981-03-31 1982-10-09

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JPS6324679U (ja) 1988-02-18

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