JPH0445762Y2 - - Google Patents

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JPH0445762Y2
JPH0445762Y2 JP13491786U JP13491786U JPH0445762Y2 JP H0445762 Y2 JPH0445762 Y2 JP H0445762Y2 JP 13491786 U JP13491786 U JP 13491786U JP 13491786 U JP13491786 U JP 13491786U JP H0445762 Y2 JPH0445762 Y2 JP H0445762Y2
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JP
Japan
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case
side wall
lock holder
grip
case part
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JP13491786U
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JPS6341434U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、マシニングセンターで使われるサイ
ドロツクホルダー、特に、主として主軸に対して
直角方向の横送りにて使用するエンドミル等のス
トレートシヤンクを保持するとともに、圧縮空気
や切削液などの加圧流体の供給が可能なサイドロ
ツクホルダーの改良に関する。 〔従来の技術〕 従来加圧流体の供給が可能で、ATC用のボト
ルグリツプを有するサイドロツクホルダーとして
は、第5図(以下従来品という。)に略示するも
のが知られている。図において、21は主軸に取
り付けられるテーパーシヤンク部で、22は
ATC用のボトルグリツプ部、23は回転工具の
ストレートシヤンク部を保持するための把持部で
あり、円筒状の側壁24の外周には、軸受25
a,25bを介してケース部26が嵌裝され、該
ケース部26には加圧流体を該ケース部内部を経
て前記把持部23へ移送する部材27が取り付け
られている。移送部材27はケース部26を回転
しない様にする機能を持つ。そしてケース部26
より前方の側壁部分に、軸方向に離隔した2個の
止めねじ28a,28bが螺入されている。これ
らの止めねじにより、把持部23に挿入される回
転工具のフラツト切欠き付気きストレートシヤン
ク部が固定される。 〔考案が解決しようとする問題点〕 上記の従来のサイドロツクポルダーは加圧流体
の供給が可能な様に外周にケース部26を有する
が、マシニングセンターではATC装置のマガジ
ン内への収納との兼ね合いで、ホルダーの最大外
径寸法が制約されているので、必然的に工具を保
持するための側壁24の外径寸法も、加圧流体の
供給機構のないものと比べて制限されてくる。 よつて、側壁24の肉厚が十分でないために剛性
不足となる。又、ケース部26が存在するために
止めねじ28a,28bを円筒状側壁24上に近
接して設けなければならないので、側壁24の突
き出し長さが必然的に長くなり、それに応じてた
わみやすくなる。さらに止めねじがいずれも円筒
状側壁24に設けられるので、工具の固定はもの
によつては必ずしも十分でない。このような構造
上の問題点により特に横送りの切削時にビビリを
起こしやすいという問題があった。このため従来
のサイドロツクホルダーは加圧流体供給によるメ
リツトはあるものの、使用領域が限られ、実用性
に乏しいのが現状であつた。 従つて本考案の目的は、上記の様な問題点を解
消し、加圧流体の供給が可能で、剛性があり、か
つビビリにくいマシニングセンター用のサイドロ
ツクホルダーを提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本考案は次の構成
要件を具備している。すなわち、 ATC用のボトルグリツプを有するテーパーシ
ヤンク部と、回転工具のストレートシヤンク部を
止めねじで取り付けるたの把持部と、円筒状の側
壁の外周に軸受を介して前記側壁が自由に回転し
得るように嵌装されたケース部とを有し、該ケー
ス部には加圧液体をケース部内部を経て前記把持
部に移送するための部材を有するサイドロツクホ
ルダーにおいて、前記ケース部の前後の位置に前
記止めねじが設けられていることを特徴とする。 〔作用〕 本考案によれば、回転工具のフラツト切欠き付
きストレートシヤンク部を固定する止めねじの位
置が、ケース部の前と後に分けられていることに
より、ケース部より突き出している前方の側壁の
長さを短くすることができ、よって、この分ホル
ダー全体の突き出し長さも短くできる。一般に片
持ばりのたわみははりの長さの3乗に比例すると
ころから、ホルダー全体の突き出し長さの減少は
たわみを著しく低下させる。又、ケース部後方の
止めねじは、回転工具のシヤンク部を肉厚の大き
い所で締め付けるので安定した固定ができ、その
上前後の止めねじの間隔が大きいので止めねじの
締め付けにより回転工具に発生するソリも減少さ
せることができる。これらの相乗効果により、ホ
ルダーの剛性を著しく向上させることができ、よ
つて特に横送り時のビビリを著しく低減すること
ができる。 〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第1図は本考案に係るサイドロツクホルダ
ーの構造を略示する部分断面正面図である。図に
おいて、1はテーパーシヤンク部、2はボトルグ
リツプ部、3は回転工具のストレートシヤンク部
を保持するための把持部で、円筒状の側壁4の外
周には軸受5a,5bを介してケース部6が嵌装
され、該ケース部6には加圧流体を該ケース部の
内部を経て前記把持部3へ移送するための移送部
材7が取り付けられている。尚実際にマシニング
センターで使用され場合には、主軸の回転により
テーパーシヤンク部1及び把持部3が回転しても
ケース部6は前記部材7により回転しない機構に
なっている。 以上の構成において、回転工具のストレートシ
ヤンク部を固定するための止めねじ8a,8bが
次の位置に螺入されている。つまり、ケース部6
の前方の側壁に止めねじ8a,ケース部後方のボ
トルグリツプ部2のキー溝位置に止めねじ8bが
それぞれ螺入されている。 次に、第1図に示す本考案品と第5図に示す従
来品との比較テストについて説明する。使用工具
は複数の切刃であるスローアウエイチツプを軸方
向にステツプ状にずらし、かつ螺旋状に配置した
ストレートシヤンク付きの外径寸法Φ40mmのスロ
ーアウエイ式ラフイングエンドミルで、その概略
を第2A図に、そのすくい面基準の断面図を第2
B図に示す。図において、スローアウエイチツプ
31は皿ねじ32により本体30に着脱可能に取
り付けられている。又、本体30には、サイドロ
ツクホルダーからの圧縮空気を切刃であるスロー
アウエイチツプ31に噴出させる様にエアー穴3
3が設けられている。尚。ストーレトシヤンク部
34には、本考案品及び従来品のサイドロツクホ
ルダーの止めねじ位置に合わせてフラツトな切欠
き部が設けられている。 本考案品と従来品の第3図に示す主要部の寸法
を第1表に示す。第3図において、1はケース
部より前方の側壁部の長さ、2はゲージライン
よりの突き出し長さで、側壁部の外径寸法は本考
案品及び従来品ともΦ70mmで同一である。本考案
のものは、止めねじの位置をケース部の前後と分
けたので1及び2とも短くなっている。このよ
うな構造の本考案品及び従来品を用いて、肩削り
の切削りテストを第2表の条件で切削幅を変化さ
せて行い、ビビらない範囲での切削安定領域を比
較した。尚、使用エンドミルの突き出し長さは本
考案品、従来品とも60mmで統一してある。
【表】
〔考案の効果〕
本考案は、ATC用のボトリングリツブを有し、
加圧流体の供給可能なサイドロツクホルダーの止
めねじの位置をケース部の前と後とに分けたこと
により、ケース部前方の側壁の長さも短くできた
こと等によってホルダーの剛性が著しく向上し、
ビビリにくいサイドロツクホルターを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す部分断面正面
図であり、第2A図は切削テストで使用したスロ
ーアウエイ式ラフイングエンドミルの概略正面図
であり、第2B図はそのすくい面基準の断面図で
あり、第3図は本考案品と従来品の主要部の寸法
比較のための正面図であり、第4図は切削テスト
の結果を示す安定領域比較図であり、第5図は従
来品の概略を示す部分断面正面図である。 1……テーパーシヤンク部、2……ボトルグリ
ップ部、3……把持部、4……側壁、5a,5b
……軸受、6……ケース部、7……移送部材、8
a,8b……止めねじ、1……ケース部より前
方の側壁部の長さ、2……ケージラインよりの
突出し長さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ATC用のボトルグリツプを有するテーパシ
    ヤンク部と、回転工具のストレートシヤンク部
    を止めねじで取り付けるための把持部と、円筒
    状の側壁の外周に軸受を介して前記側壁が自由
    に回転し得るように嵌装されたケース部とを有
    し、該ケース部には加圧流体をケース部内部を
    経て前記把持部に移送するための部材を有する
    サイドロツクホルダーにおいて、前記ケース部
    の前後の位置に前記止めねじが設けられている
    ことを特徴とするサイドロツクホルダー。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のサイ
    ドロツクホルダーにおいて、前記ケース部の前
    方の側壁と、ケース部後方のボトルグリツプに
    それぞれ1個の止めねじを設けたことを特徴と
    するサイドロツクホルダー。
JP13491786U 1986-09-03 1986-09-03 Expired JPH0445762Y2 (ja)

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JP13491786U JPH0445762Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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JP13491786U JPH0445762Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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Publication Number Publication Date
JPS6341434U JPS6341434U (ja) 1988-03-18
JPH0445762Y2 true JPH0445762Y2 (ja) 1992-10-28

Family

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