JPH0445721B2 - - Google Patents

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JPH0445721B2
JPH0445721B2 JP21163387A JP21163387A JPH0445721B2 JP H0445721 B2 JPH0445721 B2 JP H0445721B2 JP 21163387 A JP21163387 A JP 21163387A JP 21163387 A JP21163387 A JP 21163387A JP H0445721 B2 JPH0445721 B2 JP H0445721B2
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signal
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、火力発電所のボイラ自動制御装置に
係り、特に負荷ランバツクやFCB発生時におい
て、缶保有水量の増加によるドラムレベル低下や
火炉水壁のメタル温度上昇を防止するのに好適な
ボイラ自動制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特開昭61−49907の発明の概要
に記載されているように、負荷ランバツク開始時
のドラムレベル低下及び負荷ランバツク終了後の
ドラムレベル上昇という現象を検知して、給水量
を増減するという方法を採つている。
しかし、上述の方式では、負荷ランバツク時の
缶保有水量の増加に伴なう給水流量の不足による
ドラムレベル低下という現象については考慮され
ておらず、逆に、給水流量過多によるドラムレベ
ルの上昇の危険性まで含んでいる。このことは、
ドラムレベル極低が、ボイラ水壁の焼損の恐れが
あるため、ボイラ本体保護上ボイラトリツプさせ
るのに対し、ドラムレベル極高は、タービンへの
湿り蒸気流入の恐れがあるため、タービン本体保
護上ボイラをトリツプさせるというプラント制御
上の危険性を持つことになつてしまつている。な
お、負荷ランバツクとは、火力プラントの大型補
機が2台ある場合、そのうち1台がトリツプし残
された1台でプラントの運転が継続可能な負荷ま
で急速に降下させることを言い、FCBとは、電
力系統の事故より、火力プラントの所内単独運転
負荷まで急速に降下させることを言いこのような
場合は異常時としてボイラの出力を所定の値に減
少させる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、燃料の急速絞り込みによる缶
保有水量の増加が、ボイラのドラムレベル低下や
火炉水冷壁メタル温度高を発生するという点につ
いて配慮されておらず、給水過注水によるドラム
レベルの上昇や、給水,燃料,空気流量制御のア
ンバランスによるボイラ熱バランス崩れが、主蒸
気温度、圧力の変動となつて現われるという問題
があつた。
本発明の目的は、負荷ランバツク及びFCB時
において、ドラムレベルの低下及び上昇を防止
し、火炉水壁の焼損及びタービンブレードの熱応
力による破損を防止することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点はボイラの燃料流量、燃焼空気流
量、給水流量をそれぞれの検出値とボイラマスタ
信号とにもとずいて制御し、ボイラの通常運転時
には、ボイラの目標負荷値にもとずいて算出した
通常時ボイラマスタ信号を前記ボイラマスタ信号
とし、ボイラの出力を所定の出力値に減少させる
異常時には、該所定の出力値に対応した異常時ボ
イラマスタ信号を前記ボイラマスタ信号とするボ
イラの自動制御装置において、前記異常時ボイラ
マスタ信号をボイラ負荷に対応して変る、ボイラ
ドラム、ボイラドラムの降水管及び火炉壁水管内
の水量の変化に応じた補正をすることにより、ま
たは、前記異常時ボイラマスタ信号をボイラ負荷
に対応して変る火炉壁水管内の水量の変化に応じ
た補正をすることにより解決される。
〔作用〕 ボイラドラム、ボイラドラムの降水管及び火炉
壁水管内の水量の変化に応じてボイラマスタ信号
を補正し、燃料流量,燃料空気流量,給水流量を
制御して、ボイラ出力の急激な変動を生じる異常
時においてもドラムレベルを下限,上限内に制御
し、またボイラドラムのない貫流ボイラでは、火
炉壁水管内の水量の変化に応じてボイラマスタ信
号を補正し、燃料流量,燃焼空気流量,給水流量
を制御して、ボイラ出力の急激な変動を生じる異
常時においても火炉水冷壁メタル温度を所定値以
内に制御する。
〔実施例〕
以下、本発明の1実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
第3図において、ドラム型火力発電プラントの
概要を説明する。火力発電プラントは、ボイラ本
体20,高圧タービン2,中圧タービン31,発
電機3により構成され、ボイラ自動制御装置30
2は、負荷(タービン・発電機)からの要求、つ
まり、タービン制御装置303が、タービンガバ
ナ38の開度調整を行ない、タービン入口蒸気を
定格の蒸気の圧力、温度に保つべく、燃料流調弁
14により燃料量を、ボイラ給水ポンプ(以下
BFPと略す)5により給水量を、また押込通風
機(以下FDFと略す)15により空気量をそれ
ぞれ制御する。
次に、燃料ガスの流れについて説明すると、火
炉(ボイラ本体20)にて燃焼したガスは、まず
火炉壁水管(以下WWと略す)40,ドラム1
0,2次過熱器(以下2SHと略す)39,再熱器
(以下RHと略す)34,1次過熱器(以下1SH
と略す)33,節炭器(以下ECOと略す)32
を通り、1部は再循環ガスとしてガス再循環フア
ン(以下GRFと略す)41とガス再循環フアン
入口ダンパ(以下GRF入口ダンパと略す)42
によりガス再循環量を調整して、火炉内へ注入さ
せることにより、WW40,ドラム10,2SH3
9,RH34,1SH33,ECO32での伝熱量調
整に使用し、残りの燃焼ガスは煙突より大気へ排
出させる。
また、水蒸気系について説明すると、中圧ター
ビン2からの排気を復水器4により冷却して復水
とし、この水をBFP5により加圧し、給水流調
弁8にて給水量を調整した水は、ECO32にて
加熱させ、WW40て過熱されて蒸気となる。こ
の蒸気は、ドラム10にて飽和蒸気と飽和水に分
離され、1SH33で過熱後、給水の1部をスプレ
ー弁37を介して減温器36に注入することによ
り、蒸気温度の調整を行ななう。さらに、この蒸
気は2SH39にて定格温度まで過熱されて、ター
ビンガバナ38を経て高圧タービン2へ送られ
る。高圧タービン2で仕事を終えた蒸気は、
GRF入口ダンパ42にて、ガス再循環量を調整
し、RH34にてガス対流熱を吸収させ、定格温
度まで蒸気を再熱されて、中圧タービン31へ送
られる。中圧タービン31で仕事を終えた蒸気
は、復水器4へ送られ、復水されてボイラ給水用
として使用される。
その他の装置として、中央操作盤301,空気
流量発信器11,燃料流量発信器13,主蒸気圧
力検出器22がある。
第5図に、ドラム型ボイラにおける、従来の負
荷ランバツク発生時の主なプロセス量について、
その挙動の1例を示す。
本図より明らかなように、静特性により決定さ
れる負荷ランバツクの目標に向けて一律に給水
量、燃料流量を絞つて行つても、ドラムレベル極
低となりボイラトリツプに至つてしまうことが判
る。
さらに、第6図に、貫流ボイラにおける、従来
の負荷ランバツク発生時の主なプロセス量につい
て、その挙動の1例を示す。
本図も、ドラム型ボイラと同様に、静特性によ
り決定される負荷ランバツクの目標に向けて一律
に給水流量,燃料流量に絞つて行つても、火炉水
冷壁メタル温度高となりボイラトリツプに至つて
しまうことが判る。
ここで、第7〜10図を用いて、ドラム型ボイ
ラ及び貫流ボイラにおける缶保有水の説明を行な
う。
第7図は、ドラム型ボイラの水蒸気系統図を示
す。ドラム型ボイラは、ドラム10とドラムから
の降水管41及び蒸発管40との間に水及び蒸気
の比重差による循環水が存在する。この循環水に
占める水と蒸気の割合は、ボイラへ投入される燃
料及び給水量によつて決定され、これらがバラン
スしている指標として、ドラムレベルが規定値の
範囲内に制御されているということで判断できる
ようになつている。
ところが、ドラムレベルが一定であつても循環
水に占める水と蒸気の割合は、燃料流量、すなわ
ち、ボイラの負荷によつて異なつている。この循
環水中に占める水の量を、缶保有水を呼ぶことに
する。そこで、負荷と缶保有水の関係を第10図
に示す。第10図より明らかなように、低負荷に
おいては、缶保有水が多くなつている。これは、
高負荷帯においては、燃料投入量が多く、蒸発管
40内において水から蒸気へ変化が進み、循環水
に占める蒸気の割合が多くなつてしまうが、逆に
低負荷では、燃料投入量が少ないため、蒸気管4
0内において蒸気から水への変化が進み、循環水
に占める水の割合が多くなつてしまう。すなわ
ち、缶保有水が多くなることを示している。
同様な現象は、ボイラの型式が異なる貫流ボイ
ラにおいても現われている。
第8図に、貫流ボイラの水蒸気系統図を示す。
貫流ボイラでは、ドラム型ボイラのような蒸発管
と過熱器との間に、水と蒸気を分離するドラムが
存在せず、BFP5よりボイラへ加圧給水された
水は、ECO32,WW40,ISH33,2SH39
を通過することにより、タービン2の入口蒸気を
規定の温度,圧力となるように燃料と給水流量を
制御する。すなわち、貫流ボイラにおいては、水
と燃料の比率制御である水燃比制御が、重要なポ
イントとなつている。
ところが、第8図に示してるWW40を通過す
る水と蒸気の割合は、ドラム型ボイラ同様に燃料
流量により変化する。貫流ボイラにおける缶保有
水を、このWW40内の水の量と呼ぶことにする
と、やはり、第10図に示した特性となる。
次に、第9図を用いて、負荷に対する給水流量
の特性を、ボイラの静特性の場合と負荷ランバツ
クの場合に分けて説明する。
まず、実線で示したボイラの静特性による給水
流量の数値は、タービンへ供給する蒸気量を示し
ている。すなわち、火力プラントの熱サイクルの
原理としては、実線で示した給水流量は、すべて
蒸気となりタービンへ送られる。ところが、第1
0図に示したように、ボイラの蒸気管内に缶保有
水として蓄えられる水の量があり、この缶保有水
は、第9図に示すボイラの静特性上では現われて
来ない。
このため、負荷ランバツクやFCB発生時に、
急速に燃料を絞り込んで負荷を下げる場合、ボイ
ラの静特性で決まつた給水流量の数値を目標に給
水流量を絞るだけでなく、缶保有水の増加分を補
正した給水流量の制御を行なえるように、ボイラ
マスタ信号を負荷ランバツク目標値と缶保有水の
増加分を補正した信号とする必要がある。第9図
の破線で示した特性が、負荷ランバツク発生時に
缶保有水量を補正した場合の特性を示す。ここ
で、斜線部は、缶保有水の補正を示す。
第1図に、ドラム型ボイラに本発明を適用した
制御回路を示す。
まず、火力プラントの大型補機として、2台の
FDF(15と16)、3台のBFP(5,6,7)、
3台の燃料油ポンプ(以下、FOPと略す、17,
18,19)などがあり、2台ある補機では2台
のうち1台が、3台ある補機では3台のうち2台
がトリツプした場合に、残された1台にてプラン
トの運転が継続可能な負荷(通常50%負荷)まで
急速に降下させることを負荷ランバツクと言う。
また、FCBとは、電力系統の事故により、火力
プラントの所内単独運転負荷(通常25〜30%負
荷)まで急速に降下させることを言う。なお、本
制御回路の説明では、負荷ランバツクやFCBの
検知回路及びFCB、負荷ランバツクの目標値設
定回路108については、周知のものとし、説明
は省略する。
1は制御装置の範囲を示す。
まず、中給指令23により、本プラントの目標
負荷が決まる。この信号に、主蒸気圧力検出器2
2の信号と、主蒸気圧力設定値101の信号と
を、比較演算器102にて演算して、この偏差分
を比例積分器103にて演算した補正信号を、加
算器104にて演算してボイラマスタ信号を作成
する。このボイラマスタ信号は、セレクターステ
ーシヨン106から手動設定も可能となるよう
に、アナログメモリ105を設けている。すなわ
ち、セレクターステーシヨン106が自動時は、
アナログメモリ105の出力は、加算器104の
出力と同じとなり、中給指令と主蒸気圧力による
補正信号を加算した信号がボイラマスタ信号とな
る。
次に、低値選択器111により、FCB及び負
荷ランバツク発生時以外は、ボイラマスタ信号が
選択されるようにし、このボイラマスタ信号によ
り、燃料,空気,給水量を制御する。
まず、燃料流量制御については、燃料流量検出
器13の信号と、ボイラマスタ信号をベースにし
た燃料流量設定用の関数発生器112の出力信号
とを、比較演算器113により演算して、偏差分
を比例積分器114にて演算し、さらに、ボイラ
マスタ信号をベースにした燃料流調弁先行信号を
関数発生器115により設定し、これを加算器1
16で加算することにより、燃料流調弁14の操
作信号を作成する。
また、空気流量制御については、ECO出口Oz
値検出器の信号とボイラマスタ信号とから、負荷
に見合つた空気量要求値をO2補正回路117に
て作成する。次に、空気流量検出器11の信号と
比較演算器118にて演算し、この偏差分を比例
積分器119により演算し、さらに、ボイラマス
タ信号をベースにしたウインドボツクス入口ダン
パ(以下、W/B入口ダンパと略す)先行信号を
関数発生器120により設定し、これを加算器1
21で加算することにより、W/B入口ダンパ1
2の操作信号を作成する。
さらに、給水流量制御については、ドラムレベ
ル検出器21の信号と、ドラムレベル設定値12
2の信号を、比較演算器123にて演算し、この
偏差分を比例積分器124にて演算し、この補正
信号をボイラマスタ信号をベースとした給水流量
設定用の関数発生器125の出力信号と、加算器
126にて演算し、給水流量要求信号を作成す
る。次に、低値選択器129により、BFPラン
バツク以外では、給水流量要求値が選択されるよ
うにし、給水流量要求値と給水流量検出器9の信
号とを比較演算器127により演算し、この偏差
分を比例積分器128により演算して、給水流調
弁8の操作信号を作成する。
次に、FCB又は負荷ランバツクが発生した場
合の制御法について説明する。
前述したように、FCB、負荷ランバツクが発
生すると、負荷ランバツク目標値設定回路108
より負荷ランバツクの降下する負荷の値及び変化
率制限器109の変化率を設定する。この変化率
制限器109の出力に、発電機出力信号検出器4
3をベースとした缶保有水量の補正用関数発生器
107とを、加算器110にて演算した信号を作
成する。この信号は、低値選択器111により選
択され、ボイラマスタ信号として、燃料,空気,
給水をバランス良く絞つて行く。なお、BFPラ
ンバツクの場合のみ、給水流量制御において、切
替器132がBFP1台での許容給水流量を設定し
た設定器131側を選択し、給水流量要求信号に
制限を加え、BFPが過負荷となることを防止す
る。
第2図には、貫流ボイラに本発明を適用した場
合の制御回路を示す。
第1図のドラム型ボイラの場合と異なる所は、
燃料制御に主蒸気温度による補正が加わつたこと
と、給水制御からドラムレベル補正が削除されて
いるだけで、その他は同一である。よつて、第2
図については、燃料制御の主蒸気温度による補正
についてのみ説明する。
すなわち、主蒸気温度検出器26の信号と主蒸
気温度設定器133の信号を、比較演算器134
にて演算し、この偏差分を比例積分器135で演
算して、ボイラマスタ信号をベースとした燃料流
量設定用の関数発生器112の出力信号と、加算
器136にて加算し、燃料流量要求信号を作成す
る。その他の制御は、第1図で説明した事と同一
なので省略する。
第11図に、ドラム型ボイラにおいて本発明を
適用した場合の負荷ランバツク発生時の主なプロ
セス量について、その挙動の1例を示す。
本図より明らかなように、ボイラ静特性で決定
される負荷ランバツクの目標値に、缶保有水量の
補正を行なつたボイラマスタ信号にて制御するこ
とにより、ドラムレベルの極低及び異常上昇を防
止した、燃料,空気,給水共にバランスの良い制
御が可能となつている。
同様に、第12図の貫流ボイラにおいて、本発
明を適用した場合の負荷ランバツク発生時の主な
プロセス量についての、その挙動の1例を示す。
本図も第11図同様、ボイラマスタ信号に缶保
有水量の補正を加えることにより、火炉の水壁メ
タル温度高を防止し、制御値以内に抑えることが
可能となつている。
第4図に、本発明の機能説明フローを示す。
まず、演算ブロツク41にて、負荷ランバツク
中かどうかを判定する。もし、負荷ランバツク中
であれば演算ブロツク42へ進む。
演算ブロツク42では、まず、各種の大型補機
(FDF,FOP,BFP,GRF,コンデンサウオー
タポンプ(以下、CWPと略す)、吸込通風機(以
下、IDFと略す))などがトリツプして、補機の
容量に見合つた負荷ランバツクの目標値及び負荷
変化率を設定する。次に、負荷ランバツクするこ
とによる缶保有水量の増加を補正すべく、負荷ラ
ンバツク信号を補正したボイラマスタ信号によ
り、給水,燃料,空気流量をバランス良く制御す
る。
次に、演算ブロツク43で、BFPランバツク
かどうかを判別する。もし、BFPランバツクで
あつたら、演算ブロツク44に進む。
演算ブロツク44では、給水流量要求信号に対
して、BFP1台の給水流許容値の制限をかけるこ
とにより、BFP1台で過負荷とならないようにす
るという本発明の機能説明フローを示している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、火力発電所のボイラにおい
て、FCB、負荷ランツバク発生時等の異常時に、
燃料の急速絞り込みにより発生する缶保有水の増
加を、該缶保有水の増加に対応して補正したボイ
ラマスタ信号にて、給水,燃料,空気流量を制御
できるので、ドラムレベル極低や火炉の水冷壁メ
タル温度高による火炉蒸発管の焼損や、ドラムベ
ル異常高によるタービンブレード破損などのプラ
ント事故を防止し、安定したプラントの運転が継
続できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はそれぞれ本発明の別々の実施
例の制御回路図、第3図は代表的なドラムボイラ
の本体系統図、第4図は本発明の機能説明のフロ
ー図、第5図はドラム型ボイラにおいて従来制御
方式による負荷ランバツク時の主なプロセスの挙
動を示す図、第6図は貫流ボイラにおいて、従来
制御方式による負荷ランバツク時のプロセスの挙
動を示す図、第7図はドラム型ボイラの水蒸気系
統図、第8図は貫流ボイラの水蒸気系統図、第9
図は負荷をベースにした給水流量の静特性と負荷
ランバツク発生時の補正カーブを示す図、第10
図は負荷ベースとした缶保有水量を示す図、第1
1図は本発明を採用した場合のドラム型ボイラの
負荷ランバツク時の主なプロセスの挙動を示す
図、第12図は本発明を採用した場合の貫流ボイ
ラの負荷ランバツク時の主なプロセスの挙動を示
す図である。 9……給水流量発信器、10……ボイラドラ
ム、11……空気流量発信器、13……燃料流量
発信器、40……火炉壁水管、41……降水管、
302……ボイラ自動制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボイラの燃料流量,燃焼空気流量,給水流量
    をそれぞれの検出値とボイラマスタ信号とにもと
    ずいて制御し、ボイラの通常運転時には、ボイラ
    の目標負荷値にもとずいて算出した通常時ボイラ
    マスタ信号を前記ボイラマスタ信号とし、ボイラ
    の出力を所定の出力値に減少させる異常時には、
    該所定の出力値に対応した異常時ボイラマスタ信
    号を前記ボイラマスタ信号とするボイラの自動制
    御装置において、前記異常時ボイラマスタ信号を
    ボイラ負荷に対応して変る、ボイラドラム、ボイ
    ラドラムの降水管および火炉壁水管内の水量の変
    化に応じた補正をすることを特徴とするボイラの
    自動制御装置。 2 ボイラの燃料流量,燃焼空気流量,給水流量
    をそれぞれの検出値とボイラマスタ信号とにもと
    ずいて制御し、ボイラの通常運転時には、ボイラ
    の目標負荷値にもとずいて算出した通常時ボイラ
    マスタ信号を前記ボイラマスタ信号とし、ボイラ
    の出力を所定の出力値に減少させる異常時には、
    該所定の出力値に対応した異常時ボイラマスタ信
    号を前記ボイラマスタ信号とするボイラの自動制
    御装置において、前記異常時ボイラマスタ信号を
    ボイラ負荷に対応して変る火炉壁水管内の水量の
    変化に応じた補正をすることを特徴とするボイラ
    の自動制御装置。
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