JPH0444545Y2 - - Google Patents

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JPH0444545Y2
JPH0444545Y2 JP1987017760U JP1776087U JPH0444545Y2 JP H0444545 Y2 JPH0444545 Y2 JP H0444545Y2 JP 1987017760 U JP1987017760 U JP 1987017760U JP 1776087 U JP1776087 U JP 1776087U JP H0444545 Y2 JPH0444545 Y2 JP H0444545Y2
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JP
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running
traveling
crane
rail
beams
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JP1987017760U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はクレーンの走行装置に係り、特にクレ
ーンの脚部両端に設けられる走行部を走行方向に
高低差を有する走行レールに沿つて着地させるべ
く互いに反対方向に浮沈移動させると共に、その
浮沈量を調整することのできるクレーンの走行装
置に関する。
[従来の技術] 一般に、岸壁等を走行する屋外クレーンにおい
ては第5図に示すごとき走行装置が設けられてい
る。
図示するように、岸壁等には走行レールaが設
けられている。
この走行レールaにはクレーンを走行させるた
めの走行部b,cが設けられており、この走行部
b,cはクレーン本体dの海側および陸側にそれ
ぞれ設けられる脚部eに走行方向両端に位置され
て取り付けられている。走行部b,cは複数の車
輪fとこれら車輪fを並列に連結するロツカビー
ムgとから主に構成されている。
このように、クレン本体dは海側および陸側に
それぞれ設けられる走行部b,cによつて4点支
持されて走行レールa上を走行するようになつて
いる。したがつて、岸壁等に沈下が生じ、2本の
走行レールaの一方に走行方向の高低差が生じた
場合には3点支持された状態でクレーン本体dが
走行することになる。このためクレーンの安定
性、安全性、車輪荷重の均等性が損なわれる。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、従来においては第4図に示す如く、走
行レールaが設けられる岸壁等の不等沈下対策と
して、不等沈下した側の脚部eに取り付けられる
2つの走行部b,cを走行レールa上に着地させ
るイコライザhを備えたクレーンが知られてい
る。
このイコライザhはリンク機構iを介して走行
部b,cを互いに連結するイコライザビームj,
kによつて構成されている。イコライザビーム
j,kは、クレーンの脚部eに支持され、一端が
互いにリンク機構iを介して連結され、他端が走
行レールaの高低差に応じて回動することにより
走行部b,cを上下動自在に支持するように構成
されている。すなわち、図示例のように、一方の
走行部bの浮上移動量に応じてこれに連結される
イコライザビームkが回動し、この回動量を他の
イコライザビームjに伝達し、他の走行部cを降
下させる。したがつて、一方の走行部bの浮上移
動量と等しい値だけ他の走行部cが下降移動する
ことになる。これにより、走行部b,cは高低差
を有する走行レールaに着実に着地してクレーン
本体eを支承することになる。
このように、クレーン本体eは高低差を有する
走行レールa上に着地する走行部b,cによつて
4点支持されることになるが、一般にクレーンは
走行方向の慣性あるいは風荷重に対する反力を支
持部を形成する各走行部b,cで受ける。また、
クレーンの転倒モーメントの反力は各走行部b,
cで受けるように構成されている。
このため、たとえば海側の脚部eのみにイコラ
イザhを設けた場合にはクレーンに作用する走行
方向の水平力に対してその海側の脚部eが不安定
となるので、海側の脚部eに設けられる走行部
b,cによつて十分な反力ないし反モーメントを
形成し得ない。その結果、反対側の陸側の脚部e
に大きな負荷が加わることになる。したがつて、
従来はイコライザhを有しない側の脚部eおよび
走行部b,cの強度を高めねばならず、そのため
にコストアツプを余儀なくされる問題があつた。
また走行レールaの高低差に応じて走行部b,
cの浮沈量を無制限に許容することは走行部b,
cの不安定性を助長させ、クレーン全体の安定性
および運転性を低下させる問題があつた。
そこで、本考案はこれらの問題を有効に解決す
べく創案されたものであり、走行レール上にその
走行方向の高低差に応じてクレーの走行部を着地
させるイコライザ装置を有したクレーンにおい
て、走行部の上下動を抑制し、コストダウンを達
成すると共に、クレーンの運転性を向上させるこ
とのできるクレーンの走行装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段と作用] 本考案はクレーンの脚部に走行方向前後にそれ
ぞれ支点部が枢支され、その支点部より走行方向
前後に互いに反対方向に延出される一端部が走行
レールを走行する走行部を保持すると共に上記支
点部から脚部の走行方向中央側に互いに延出され
る他端部が上記脚部に互いに反対方向に回動自在
に連結される一対のビームを有し、該ビームの回
動に従つて上記走行部双方を互いに反対方向に浮
沈移動させて走行レール上に着地させるイコライ
ザと、上記脚部から垂下され上記いずれか一方の
ビームの他端部に挿通される棒材を有すると共に
ビームの他端部を挟んで棒材に係合する規制部材
を有し、脚部側から上記走行レールの高低差に応
じて回動するビームの回動量を規制して上記走行
部の浮沈量を調整するためのストツパとから構成
したものである。
[実施例] 以下本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
第1図に示すように、岸壁等の基礎上にはクレ
ーン本体1を走行させるための走行レール2が設
けられている。
この走行レール2にはこれに沿つて走行する走
行部3,4が設けられる。この走行部3,4はク
レーン本体1の海側および陸側の脚部5に設けら
れると共にその脚部5の走行方向両端部にそれぞ
れ設けられる。したがつて、クレーン本体1はこ
れら走行部3,4により4点支持されて走行レー
ル2上を走行するようになつている。各走行部
3,4は車輪6とロツカビーム7とから構成され
ている。ロツカビーム7は各車輪6を連結するよ
うになつている。
また、これら走行部3,4はイコライザ8によ
り浮沈移動されるように構成されている。本実施
例においてはたとえば海側の脚部5にイコライザ
8が設けられている。すなわち、岸壁等の不等沈
下によつて海側の走行レールaに高低差が生じて
いる。
イコライザ8はこれら走行部3,4を互いに連
結するビーム9,10によつて構成されている。
これらのビーム9,10は走行レールaの走行方
向の高低差に応じて回動し、走行部3,4の双方
を互いに反対方向に移動させて走行レールa上に
着地させるように構成されている。すなわち、こ
れらのビーム9,10は走行部3,4を浮沈移動
させるレバー部材を形成する。
すなわち、脚部5には他端部に力点部11を有
すると共に脚部5に走行方向前後に枢支される支
点部12を有しかつ一端部に作用点部13を有す
る一対のビーム9,10が形成され、支点部12
から脚部5の走行方向中央側に互いに延出される
力点部11は脚部5に形成されたブラケツト14
にリンク機構15を介して互いに反対方向に回動
自在に連結されている。支点部12は脚部5に形
成されたブラケツト16に枢支され、その支点部
12から走行方向前後に互いに反対方向に延出さ
れる作用点部13は支点部12を中心として回動
し且つ走行部3,4のロツカービーム7を保持す
るようになつている。
したがつて、走行レールaの高低差に応じて、
一方走行部3,4が浮上したときにはその浮上量
に等しく他方の走行部4,3が沈下するように構
成されている。
特に、本考案においては、このイコライザ8に
ストツパ17を設けたことに特徴を有するもので
ある。このストツパ17はレバー部材を形成する
ビーム9,10の回動を規制し、走行部3,4双
方の浮沈量を調整するように構成されている。
本実施例においては、第2図に示すように棒材
18と規制部材となる一対のナツト19とからス
トツパ17が構成されている。棒材18はクレー
ン本体1の脚体5からブラケツト20を介して垂
下され、いずれか一方のビーム9,10の力点部
11を回動自在に挿通されるようになつている。
図示例においては棒材18がビーム10に挿通さ
れている。また、一対のナツト19はビーム10
の力点部11を挾んで棒材18を螺合されて取り
付けられるように構成されている。
したがつて、これらナツト19が互いに所定間
隔に離間されて各ビーム9,10の回動を規制す
ることにより、双方の走行部3,4の浮沈量が必
要最小限に調整されることになる。この調整は走
行レールaの高低差に応じて定期的になされる。
たとえば、通常運転時には走行部3,4の走行
性を損なわないようにナツト19の離間距離が調
整される。また台風等の暴風時においては、第3
図に示すようにナツト19でビーム10の力点部
11の回動を規制する。すなわち、走行部3,4
の浮沈量をなくし、走行部3,4をクレーン本体
1に固定して安定性を確保することになる。
なお、第1図において21は安全装置としての
セーフテイラグである。このセーフテイラグ21
は、脚部5の両端部と各ビーム9,10の作用点
13側とに相向い合つて設けられ、走行部3,4
をその許容限界まで浮沈させるようになつてい
る。
このように、走行部3,4の浮沈量が必要最小
限に調整されることにより、各走行部3,4はク
レーン本体1の運転時における慣性力あるいは風
荷重による転倒モーメントに対抗し得る反力、反
モーメントを形成することができる。したがつ
て、従来のようにクレーン本体1の強度を高める
ためのコストを抑制できる。またクレーンの走行
時においては走行部3,4が安定した走行性を発
揮するので、運転性に優れる。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のごとき優れた
効果を発揮する。
(1) 走行部を連結するビームの回動を規制し、走
行部双方の浮沈量を調整するように構成したの
で、クレーンの安定性が増大し、クレーンの強
度を高めるためのコストを抑制することができ
る。
(2) 走行部の安定性が高められるので、走行性能
が向上し、運転性に優れる。
(3) ストツパが、互いに連結されるいずれか一方
のビームの他端部の回動量を規制するため、単
一のストツパで一対のビームの回動量を調節で
き、装置の簡素化を達成できる。
(4) 一端部に走行部を有するビームの他端部の回
動を規制するため、クレーンの脚部を下方から
支承する支承点がビームの支点部に固定され、
ビームの他端部側に移動することはなく、小さ
な力でビームの回動を規制でき、ストツパの簡
素化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクレーンの走行装置を示
す正面図、第2図は第1図の要部を示す拡大図、
第3図は暴風時等の走行装置の要部を示す拡大
図、第4図はクレーンの走行装置の従来例を示す
正面図、第5図はクレーンの走行装置の一般的な
例を示す正面図である。 図中、2は走行レール、3,4は走行部、5は
脚部、8はイコライザ、9,10はビーム、17
はストツパである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クレーンの脚部に走行方向前後にそれぞれ支点
    部が枢支され、該支点部より走行方向前後に互い
    に反対方向に延出される一端部が走行レールを走
    行する走行部を保持すると共に上記支点部から脚
    部の走行方向中央側に互いに延出される他端部が
    上記脚部に互いに反対方向に回動自在に連結され
    る一対のビームを有し、該ビームの回動に従つて
    上記走行部双方を互いに反対方向に浮沈移動させ
    て走行レール上に着地させるイコライザと、上記
    脚部から垂下されて上記いずれか一方のビームの
    他端部に挿通される棒材を有すると共にビームの
    他端部を間に挟んで棒材に係合する規制部材を有
    し、脚部側から上記走行レールの高低差に応じて
    回動するビームの回動量を規制して上記走行部の
    浮沈量を調整するためのストツパとを備えたこと
    を特徴とするクレーンの走行装置。
JP1987017760U 1987-02-12 1987-02-12 Expired JPH0444545Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987017760U JPH0444545Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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JPS63126382U JPS63126382U (ja) 1988-08-18
JPH0444545Y2 true JPH0444545Y2 (ja) 1992-10-20

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ID=30810808

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4992743A (ja) * 1972-09-14 1974-09-04
JPS55135090A (en) * 1979-04-06 1980-10-21 Mitsui Shipbuilding Eng Device for supporting multiple wheel

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS63126382U (ja) 1988-08-18

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