JPH0444190Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0444190Y2 JPH0444190Y2 JP8716786U JP8716786U JPH0444190Y2 JP H0444190 Y2 JPH0444190 Y2 JP H0444190Y2 JP 8716786 U JP8716786 U JP 8716786U JP 8716786 U JP8716786 U JP 8716786U JP H0444190 Y2 JPH0444190 Y2 JP H0444190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection button
- injection
- cap
- sense
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 86
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 86
- 239000000443 aerosol Substances 0.000 claims description 21
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 claims 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012611 container material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、エアゾール容器の改良に関する。
(従来の技術)
この種エアゾール容器は、その耐圧容器から突
出する噴射弁棒を噴射ボタンの操作によつて押し
下げ、これにより耐圧容器内に圧縮充填した容器
物を噴出せしめるものである。斯かるエアゾール
容器においては、前記噴射ボタンの誤操作を防止
して安全を確保するために噴射ボタンのロツク機
構が設けられることが多い(例えば、実公昭58−
49797号公報参照)。
出する噴射弁棒を噴射ボタンの操作によつて押し
下げ、これにより耐圧容器内に圧縮充填した容器
物を噴出せしめるものである。斯かるエアゾール
容器においては、前記噴射ボタンの誤操作を防止
して安全を確保するために噴射ボタンのロツク機
構が設けられることが多い(例えば、実公昭58−
49797号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記従来のエアゾール容器にあ
つてはその噴射ボタンのロツク機構が複雑であつ
たり、又その作動の確認ができない等の問題があ
つた。
つてはその噴射ボタンのロツク機構が複雑であつ
たり、又その作動の確認ができない等の問題があ
つた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処は、構造単純にして容易、且つ確
実に噴射ボタンのロツク及びその解除ができるエ
アゾール容器を提供するにある。
の目的とする処は、構造単純にして容易、且つ確
実に噴射ボタンのロツク及びその解除ができるエ
アゾール容器を提供するにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成すべく本考案は、耐圧容器上部
に嵌着されたキヤツプに噴射ボタンを上下動自在
に支持せしめ、該噴射ボタンと一体的に設けられ
た筒状ボス部を耐圧容器から突出する噴射弁棒に
係合させ、前記噴射ボタンを下動させることによ
つて前記筒状ボス部を介して前記噴射弁棒を押し
下げて内容物を噴射させるようにしたエアゾール
容器において、前記噴射ボタンを前記キヤツプに
対して回動自在に支持するとともに、前記キヤツ
プの外表面の一部に段凹部を形成し、同噴射ボタ
ンの回動に節度感を付与すべきクリツク機構を設
け、クリツク機構を、前記噴射ボタンの筒状ボス
部に一体的に突設されるリブと、前記キヤツプに
設けられる周方向に撓曲自在な係止片と、から構
成し、前記噴射ボタンの所定の回動位置にて前記
リブを前記係止片に対して係合させて回動を阻止
すると共に、さらに前記噴射ボタンの回動操作力
が所定の大きさを越えると前記リブが前記係止片
を乗り越えるように係止片を撓ませ、係止片を乗
り越える際の抵抗感を節度感として操作者に回動
位置を感知可能としてなることを特徴とする。
に嵌着されたキヤツプに噴射ボタンを上下動自在
に支持せしめ、該噴射ボタンと一体的に設けられ
た筒状ボス部を耐圧容器から突出する噴射弁棒に
係合させ、前記噴射ボタンを下動させることによ
つて前記筒状ボス部を介して前記噴射弁棒を押し
下げて内容物を噴射させるようにしたエアゾール
容器において、前記噴射ボタンを前記キヤツプに
対して回動自在に支持するとともに、前記キヤツ
プの外表面の一部に段凹部を形成し、同噴射ボタ
ンの回動に節度感を付与すべきクリツク機構を設
け、クリツク機構を、前記噴射ボタンの筒状ボス
部に一体的に突設されるリブと、前記キヤツプに
設けられる周方向に撓曲自在な係止片と、から構
成し、前記噴射ボタンの所定の回動位置にて前記
リブを前記係止片に対して係合させて回動を阻止
すると共に、さらに前記噴射ボタンの回動操作力
が所定の大きさを越えると前記リブが前記係止片
を乗り越えるように係止片を撓ませ、係止片を乗
り越える際の抵抗感を節度感として操作者に回動
位置を感知可能としてなることを特徴とする。
(作用)
而して、上記噴射ボタンを回動させてこれをキ
ヤツプ外表面に形成した前記段凹部に一致させれ
ば、該噴射ボタンとキヤツプ間に隙間が形成さ
れ、この隙間分だけ噴射ボタンが移動可能となつ
てこのとき内容物の噴射が可能となり、それ以外
の噴射ボタンの回動位置では該噴射ボタンの移動
はロツクされて内容物の噴射が不可能となる、
又、前記クリツク機構によつて噴射ボタンの回動
には節度感が与えられるため、同噴射ボタンの操
作を確実に行なうことができる。すなわち、たと
えばロツク位置で、リブが係止片を乗り越えるよ
うにしておけば、ロツク位置を操作者が感覚的に
感知することができる。この節度感を得る位置
は、ロツク位置でもよいし、ロツク解除位置でも
よいし、使用態様に応じて最適な位置に設定する
ことができる。
ヤツプ外表面に形成した前記段凹部に一致させれ
ば、該噴射ボタンとキヤツプ間に隙間が形成さ
れ、この隙間分だけ噴射ボタンが移動可能となつ
てこのとき内容物の噴射が可能となり、それ以外
の噴射ボタンの回動位置では該噴射ボタンの移動
はロツクされて内容物の噴射が不可能となる、
又、前記クリツク機構によつて噴射ボタンの回動
には節度感が与えられるため、同噴射ボタンの操
作を確実に行なうことができる。すなわち、たと
えばロツク位置で、リブが係止片を乗り越えるよ
うにしておけば、ロツク位置を操作者が感覚的に
感知することができる。この節度感を得る位置
は、ロツク位置でもよいし、ロツク解除位置でも
よいし、使用態様に応じて最適な位置に設定する
ことができる。
(実施例)
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図乃至第4図は噴射ボタンがロツク状態に
ある場合を示す図であり、図中、1は内部にエア
ゾール液を圧縮充填して成る耐圧容器であつて、
その上端部には環状のカール部1aが形成されて
おり、この上端部はキヤツプ2にて被われてい
る。このキヤツプ2には同芯二重構造を成す内、
外筒壁3,4が一体に形成されており、該キヤツ
プ2は図示の如くその内筒壁3を耐圧容器1の前
記カール部1a外周に係着することによつて耐圧
容器1の上端部に取付けられている。尚、キヤツ
プ2の内筒壁3には複数の連通孔3a…が穿設さ
れている。
ある場合を示す図であり、図中、1は内部にエア
ゾール液を圧縮充填して成る耐圧容器であつて、
その上端部には環状のカール部1aが形成されて
おり、この上端部はキヤツプ2にて被われてい
る。このキヤツプ2には同芯二重構造を成す内、
外筒壁3,4が一体に形成されており、該キヤツ
プ2は図示の如くその内筒壁3を耐圧容器1の前
記カール部1a外周に係着することによつて耐圧
容器1の上端部に取付けられている。尚、キヤツ
プ2の内筒壁3には複数の連通孔3a…が穿設さ
れている。
又、上記キヤツプ2の中央凹部5内には噴射ボ
タン6が上下動自在、且つ回動自在に収納保持さ
れており、該噴射ボタン6からは噴射ノズル7が
水平に、筒状ボス部8が垂直にそれぞれ延設され
ており、これら噴射ノズル7と筒状ボス部8内に
は通路9が形成されている。そして、この筒状ボ
ス部8の下端部は前記耐圧容器1の上端から突出
する噴射弁棒10に当接係合している。尚、この
噴射弁棒10は、これを下動せしめることによつ
て耐圧容器1内に圧縮充填したエアゾール液を噴
出するものである。
タン6が上下動自在、且つ回動自在に収納保持さ
れており、該噴射ボタン6からは噴射ノズル7が
水平に、筒状ボス部8が垂直にそれぞれ延設され
ており、これら噴射ノズル7と筒状ボス部8内に
は通路9が形成されている。そして、この筒状ボ
ス部8の下端部は前記耐圧容器1の上端から突出
する噴射弁棒10に当接係合している。尚、この
噴射弁棒10は、これを下動せしめることによつ
て耐圧容器1内に圧縮充填したエアゾール液を噴
出するものである。
ところで、前記キヤツプ2の外表面の一部には
図示の如く段凹部2a,2bが形成されており、
これら段凹部2a,2bを除くキヤツプ2の開口
部周縁には円弧状の平面部2c,2cが形成され
ている。
図示の如く段凹部2a,2bが形成されており、
これら段凹部2a,2bを除くキヤツプ2の開口
部周縁には円弧状の平面部2c,2cが形成され
ている。
ここで、噴射ボタン6の回動に節度感を付与す
べきクリツク機構を第5図及び第6図に基づいて
説明する。図示の如く噴射ボタン6の筒状ボス部
8からは一片のリブ11が一体に突設されてお
り、このリブ11の下端は斜めにカツトされてい
る。一方、キヤツプ2の中央凹部の底壁12は切
欠円環状に成形され、該底壁12の端面12aか
ら所定距離隔たつた位置には撓曲自在な係止片1
3,13が形成されており、これら係止片13,
13と上記底壁12の端面12aとの間には隙間
S1,S2が互いに直角を成して形成されている。而
して、噴射ボタン6をキヤツプ2に組込んでこれ
を回動させれば、該噴射ボタン6に設けた前記リ
ブ11の下端部がキヤツプ2側に設けた係止片1
3,13を乗り込えて隙間S1,S2内に進入して前
記リブ11がストツパーとしての機能を有する底
壁12の端面12aに当接したときに当該噴射ボ
タン6の回動が阻止され、その回動に節度感が与
えられるとともに、リブ11の係止片13,13
への係合、離脱の際に音が発生する。すなわち、
係止片を乗り越える際の抵抗感が節度感として与
えられ、操作者は感覚的に回動位置を感知できる
わけである。この実施例では音が発生して、聴覚
的にも回動位置を感知できるようになつている。
従つて、噴射ボタン6は第1図に示す角度α(=
90°)の範囲内で回動することができ、前記クリ
ツク感及び音の発生によつてその回動端(これは
後述のロツク位置、オープン位置に対応する)を
確認することができる。
べきクリツク機構を第5図及び第6図に基づいて
説明する。図示の如く噴射ボタン6の筒状ボス部
8からは一片のリブ11が一体に突設されてお
り、このリブ11の下端は斜めにカツトされてい
る。一方、キヤツプ2の中央凹部の底壁12は切
欠円環状に成形され、該底壁12の端面12aか
ら所定距離隔たつた位置には撓曲自在な係止片1
3,13が形成されており、これら係止片13,
13と上記底壁12の端面12aとの間には隙間
S1,S2が互いに直角を成して形成されている。而
して、噴射ボタン6をキヤツプ2に組込んでこれ
を回動させれば、該噴射ボタン6に設けた前記リ
ブ11の下端部がキヤツプ2側に設けた係止片1
3,13を乗り込えて隙間S1,S2内に進入して前
記リブ11がストツパーとしての機能を有する底
壁12の端面12aに当接したときに当該噴射ボ
タン6の回動が阻止され、その回動に節度感が与
えられるとともに、リブ11の係止片13,13
への係合、離脱の際に音が発生する。すなわち、
係止片を乗り越える際の抵抗感が節度感として与
えられ、操作者は感覚的に回動位置を感知できる
わけである。この実施例では音が発生して、聴覚
的にも回動位置を感知できるようになつている。
従つて、噴射ボタン6は第1図に示す角度α(=
90°)の範囲内で回動することができ、前記クリ
ツク感及び音の発生によつてその回動端(これは
後述のロツク位置、オープン位置に対応する)を
確認することができる。
次に本エアゾール容器の作用を説明する。
第1図乃至第4図に示す状態では、噴射ボタン
6はその噴射ノズル7がキヤツプ2の外表面に設
けた段凹部2a,2bと直角を成す方向(ロツク
位置方向)に回動セツトされており、従つて噴射
ノズル7の下面は第2図に示す如くキヤツプ2の
平面部2c,2cに当接して噴射ボタン6の下動
がロツクされる。この噴射ボタン6がロツク位置
にあつてその下動が阻止されるロツク状態にあつ
ては、たとえ該噴射ボタン6を誤操作しても噴射
弁棒10は全くこれの影響を受けず、誤つてエア
ゾール液が外部に噴出して安全性を害するという
ことが全くない。
6はその噴射ノズル7がキヤツプ2の外表面に設
けた段凹部2a,2bと直角を成す方向(ロツク
位置方向)に回動セツトされており、従つて噴射
ノズル7の下面は第2図に示す如くキヤツプ2の
平面部2c,2cに当接して噴射ボタン6の下動
がロツクされる。この噴射ボタン6がロツク位置
にあつてその下動が阻止されるロツク状態にあつ
ては、たとえ該噴射ボタン6を誤操作しても噴射
弁棒10は全くこれの影響を受けず、誤つてエア
ゾール液が外部に噴出して安全性を害するという
ことが全くない。
一方、第7図乃至第10図は噴射ボタン6がオ
ープン位置、即ちエアゾール液の噴射可能位置に
ある状態を示しており、噴射ボタン6をα(=
90°)だけ回動させて第7図に示す如くその噴射
ノズル7の方向をキヤツプ2に設けた段凹部2
a,2bの一方に一致させれば、第8図及び第9
図に示す如く噴射ボタン6とキヤツプ2間には隙
間δが形成され、従つて噴射ボタン6はこの隙間
δだけ下動することが可能となる。そこで、第1
0図に示す如く噴射ボタン6を指で矢印イ方向に
押せば、これはδだけ下動して耐圧容器1から突
出する噴射弁棒10を同量δだけ押し下げる。す
ると、耐圧容器1内に圧縮充填したエアゾール液
は噴射ノズル7から第10図中、矢印ロ方向へ噴
出する。
ープン位置、即ちエアゾール液の噴射可能位置に
ある状態を示しており、噴射ボタン6をα(=
90°)だけ回動させて第7図に示す如くその噴射
ノズル7の方向をキヤツプ2に設けた段凹部2
a,2bの一方に一致させれば、第8図及び第9
図に示す如く噴射ボタン6とキヤツプ2間には隙
間δが形成され、従つて噴射ボタン6はこの隙間
δだけ下動することが可能となる。そこで、第1
0図に示す如く噴射ボタン6を指で矢印イ方向に
押せば、これはδだけ下動して耐圧容器1から突
出する噴射弁棒10を同量δだけ押し下げる。す
ると、耐圧容器1内に圧縮充填したエアゾール液
は噴射ノズル7から第10図中、矢印ロ方向へ噴
出する。
以上のエアゾール容器において、耐圧容器1内
に充填したエアゾール液の噴射可能位置(オープ
ン位置)、噴射不能位置(ロツク位置)へのセツ
トは噴射ボタン6の回動操作のみによつてなされ
る構成としたため、その構造が単純化するととも
に、操作が容易となる。又、噴射ボタン6の回動
には節度感が付与されるため、これの操作が確実
になされる。
に充填したエアゾール液の噴射可能位置(オープ
ン位置)、噴射不能位置(ロツク位置)へのセツ
トは噴射ボタン6の回動操作のみによつてなされ
る構成としたため、その構造が単純化するととも
に、操作が容易となる。又、噴射ボタン6の回動
には節度感が付与されるため、これの操作が確実
になされる。
次に本考案の変更実施例を第11図乃至第16
図に基づいて説明するが、第一実施例のものと同
一の要素には同一符号を付して説明すると、本変
更実施例においてはキヤツプ102の頂部に細幅
の矩形平面部102cを形成し、この平面部10
2cの中央部に第12図に示す如く深さδの段凹
部102aを形成している。従つて、噴射ボタン
106の噴射ノズル107の方向が図示の如くキ
ヤツプ102の前記段凹部102aの方向に一致
する状態では噴射ボタン106とキヤツプ102
との間には隙間δが形成され、噴射ボタン106
はδだけ下動可能となり、第14図に示す如くこ
れを矢印イ方向に指で押さえて噴射弁棒10を押
し下げれば、耐圧容器1内のエアゾール液が噴射
ノズル107から矢印ロ方向へ噴出する。
図に基づいて説明するが、第一実施例のものと同
一の要素には同一符号を付して説明すると、本変
更実施例においてはキヤツプ102の頂部に細幅
の矩形平面部102cを形成し、この平面部10
2cの中央部に第12図に示す如く深さδの段凹
部102aを形成している。従つて、噴射ボタン
106の噴射ノズル107の方向が図示の如くキ
ヤツプ102の前記段凹部102aの方向に一致
する状態では噴射ボタン106とキヤツプ102
との間には隙間δが形成され、噴射ボタン106
はδだけ下動可能となり、第14図に示す如くこ
れを矢印イ方向に指で押さえて噴射弁棒10を押
し下げれば、耐圧容器1内のエアゾール液が噴射
ノズル107から矢印ロ方向へ噴出する。
又、本変更実施例においても、第15図及び第
16図に示すようにクリツク機構が設けられてい
るので、噴射ボタン106の回動時には前述の如
き節度感及び音の発生によつて、噴射ボタン10
6のロツク位置やオープン位置を容易に確認する
ことができる。尚、本変更実施例においては、第
一実施例の場合と異なり、係止片13の数が単一
になつているので、第一実施例に比べてその構造
がより一層簡易になつている。
16図に示すようにクリツク機構が設けられてい
るので、噴射ボタン106の回動時には前述の如
き節度感及び音の発生によつて、噴射ボタン10
6のロツク位置やオープン位置を容易に確認する
ことができる。尚、本変更実施例においては、第
一実施例の場合と異なり、係止片13の数が単一
になつているので、第一実施例に比べてその構造
がより一層簡易になつている。
(考案の効果)
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、噴
射ボタンを回動自在に支持するとともに、これを
支持するキヤツプの外表面の一部に段凹部を形成
し、同噴射ボタンの回動に節度感を付与すべきク
リツク機構を設けたため、構造単純にして容易、
且つ確実に噴射ボタンのロツク及びその解除がで
きるようになるという効果が得られる。
射ボタンを回動自在に支持するとともに、これを
支持するキヤツプの外表面の一部に段凹部を形成
し、同噴射ボタンの回動に節度感を付与すべきク
リツク機構を設けたため、構造単純にして容易、
且つ確実に噴射ボタンのロツク及びその解除がで
きるようになるという効果が得られる。
第1図乃至第16図は本考案に係るエアゾール
容器の実施例を示すもので、第1図乃至第4図は
噴射ボタンがロツク状態にある場合を示してお
り、第1図は本考案に係るエアゾール容器の平面
図、第2図は第1図の矢視A方向の図、第3図は
第1図の−線部分断面図、第4図は第1図の
−線部分断面図、第5図はキヤツプと噴射ボ
タンの一部を破断した分解斜視図、第6図はキヤ
ツプと噴射ボタンを組み付けた状態で噴射ボタン
のみを断面で示した拡大平面図、第7図乃至第1
0図は噴射ボタンのオープン時を示す図であつ
て、第7図は同エアゾール容器の平面図、第8図
は第7図の矢視B方向の図、第9図は第7図の
−線部分断面図、第10図は噴射状態を示す第
7図の−線部分断面図、第11図乃至第16
図は本考案の変更実施例を示す図であつて、第1
1図は変更実施例に係るエアゾール容器の平面
図、第12図は第11図の矢視C方向の図、第1
3図は第11図の−線部分断面図、第1
4図は噴射状態を示す第11図の−線部
分断面図、第15図はキヤツプと噴射ボタンの一
部を破断した分解斜視図、第16図はキヤツプと
噴射ボタンを組み付けた状態で噴射ボタンのみを
断面で示した要部拡大平面図である。 符号の説明、1……耐圧容器、2,102……
キヤツプ、2a,2b,102a……段凹部、
6,106……噴射ボタン、7,107……噴射
ノズル、10……噴射弁棒、11……リブ(クリ
ツク機構)、13……係止片(クリツク機構)、δ
……隙間。
容器の実施例を示すもので、第1図乃至第4図は
噴射ボタンがロツク状態にある場合を示してお
り、第1図は本考案に係るエアゾール容器の平面
図、第2図は第1図の矢視A方向の図、第3図は
第1図の−線部分断面図、第4図は第1図の
−線部分断面図、第5図はキヤツプと噴射ボ
タンの一部を破断した分解斜視図、第6図はキヤ
ツプと噴射ボタンを組み付けた状態で噴射ボタン
のみを断面で示した拡大平面図、第7図乃至第1
0図は噴射ボタンのオープン時を示す図であつ
て、第7図は同エアゾール容器の平面図、第8図
は第7図の矢視B方向の図、第9図は第7図の
−線部分断面図、第10図は噴射状態を示す第
7図の−線部分断面図、第11図乃至第16
図は本考案の変更実施例を示す図であつて、第1
1図は変更実施例に係るエアゾール容器の平面
図、第12図は第11図の矢視C方向の図、第1
3図は第11図の−線部分断面図、第1
4図は噴射状態を示す第11図の−線部
分断面図、第15図はキヤツプと噴射ボタンの一
部を破断した分解斜視図、第16図はキヤツプと
噴射ボタンを組み付けた状態で噴射ボタンのみを
断面で示した要部拡大平面図である。 符号の説明、1……耐圧容器、2,102……
キヤツプ、2a,2b,102a……段凹部、
6,106……噴射ボタン、7,107……噴射
ノズル、10……噴射弁棒、11……リブ(クリ
ツク機構)、13……係止片(クリツク機構)、δ
……隙間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 耐圧容器上部に嵌着されたキヤツプに噴射ボタ
ンを上下動自在に支持せしめ、該噴射ボタンと一
体的に設けられた筒状ボス部を耐圧容器から突出
する噴射弁棒に係合させ、前記噴射ボタンを下動
させることによつて前記筒状ボス部を介して前記
噴射弁棒を押し下げて内容物を噴出可能に構成し
たエアゾール容器において、 前記噴射ボタンを前記キヤツプに対して回動自
在に支持すると共に、前記キヤツプの外表面の一
部に段凹部を形成し、同噴射ボタンの回動に節度
感を付与すべきクリツク機構を設け、 該クリツク機構を、前記噴射ボタンの筒状ボス
部に一体的に突設されるリブと、前記キヤツプに
設けられる周方向に撓曲自在な係止片と、から構
成し、 前記噴射ボタンの所定の回動位置にて前記リブ
を前記係止片に対して係合させて回動を阻止する
と共に、さらに前記噴射ボタンの回動操作力が所
定の大きさを越えると前記リブが前記係止片を乗
り越えるように係止片を撓ませ、係止片を乗り越
える際の抵抗感を節度感として操作者に回動位置
を感知可能としてなることを特徴とするエアゾー
ル容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8716786U JPH0444190Y2 (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8716786U JPH0444190Y2 (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62199165U JPS62199165U (ja) | 1987-12-18 |
JPH0444190Y2 true JPH0444190Y2 (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=30944143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8716786U Expired JPH0444190Y2 (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0444190Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140285974A1 (en) * | 2013-03-21 | 2014-09-25 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Substrate spacing member and inverter device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3936144B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2007-06-27 | 株式会社吉野工業所 | エアゾール式噴霧器 |
-
1986
- 1986-06-10 JP JP8716786U patent/JPH0444190Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140285974A1 (en) * | 2013-03-21 | 2014-09-25 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Substrate spacing member and inverter device |
US9485865B2 (en) * | 2013-03-21 | 2016-11-01 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Substrate spacing member and inverter device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62199165U (ja) | 1987-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4353483A (en) | Container cap having safety locking means | |
US3848778A (en) | Childproof actuator assembly | |
US5027982A (en) | Aerosol actuator and overcap assembly | |
WO2006087867A1 (ja) | ポンプ付き注出容器 | |
US6202869B1 (en) | Child-resistant/senior-friendly container | |
US4203527A (en) | Novel secure cap with depressible lock | |
EP0424587B1 (en) | Plug body for a liquid container | |
JP5491140B2 (ja) | エアゾール容器のロック機構及びこのロック機構を備えたエアゾール製品 | |
US3675831A (en) | Tamperproof aerosol dispenser | |
EP4043363A1 (en) | Child resistant aerosol actuator | |
US4024995A (en) | Safety dispenser for an aerosol dispenser | |
US3734354A (en) | Child proof overcap and actuator for an aerosol can | |
GB2058027A (en) | Safety closure | |
EP0503735B1 (en) | A combination of an aerosol can and a cap placed on said aerosol can | |
JPH0444190Y2 (ja) | ||
JPH0335403Y2 (ja) | ||
US4775062A (en) | Child resistant closure cap for necked cans or containers | |
US20060273111A1 (en) | Safety caps for aerosol spray devices and methods for operating the same | |
US3443712A (en) | Resilient container opening means | |
US20070187431A1 (en) | Child-proof closure device | |
JPH0517171Y2 (ja) | ||
US3915354A (en) | Automatic relocking device | |
JP6821273B2 (ja) | エアゾール容器のロック機構およびこれを用いたエアゾール容器 | |
JPH0441945Y2 (ja) | ||
JP3539430B2 (ja) | エアゾール式容器 |