JPH0442889Y2 - - Google Patents
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- JPH0442889Y2 JPH0442889Y2 JP15722587U JP15722587U JPH0442889Y2 JP H0442889 Y2 JPH0442889 Y2 JP H0442889Y2 JP 15722587 U JP15722587 U JP 15722587U JP 15722587 U JP15722587 U JP 15722587U JP H0442889 Y2 JPH0442889 Y2 JP H0442889Y2
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- Japan
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- metal
- synthetic resin
- outer container
- protective film
- coated microspheres
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- Expired
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Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は、電気機器の外装容器に関するもの
である。 〔従来の技術およびその問題点〕 従来、屋外など、紫外線照射量の多い場所や水
分が直接かかるような場所で使用する電力用コン
デンサ、計器用変成器、変圧器あるいはリアトル
などの電気機器は、絶縁油を充填した鋼板製の外
装容器に素子や巻線を収容している。 上記鋼板製の外装容器の外面には、塗装が施さ
れているが、時間経過と共に錆が発生し、保守、
点検を行わずに放置した場合、錆のため絶縁油が
漏洩し、絶縁破壊に至ることがある。 このため、近年は、外装容器の錆、絶縁油の漏
洩対策として、外装容器の合成樹脂化や樹脂モー
ルドによるオイルレス化が行われつつある。 ところが、外装容器を合成樹脂によつて形成し
た場合、紫外線、水分、温度差などの多い屋外で
は、合成樹脂の物質劣化が大きく実用性に欠ける
という問題があつた。 そこで、この考案は、合成樹脂からなる外装容
器の耐候性を向上させることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、上記の問題点を解決するために、
合成樹脂製の外装容器の外面に金属被覆微小球体
を合成樹脂バインダーによつて付着結合させて保
護膜を形成したのである。 〔作用〕 これにより、外装容器の外面が金属被覆微小球
体の保護膜によつて覆われるので、外装容器の耐
候性が著しく向上する。 〔実施例〕 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 第１図は、モールドコンデンサを示しており、
外装容器１はコンデンサ素子２のまわりをエポキ
シ樹脂等によつてモールドすることによつて形成
されている。第１図において、符号３はブツシン
グ、４は外部端子を示している。 上記外装容器１の外面には、第２図に示すよう
に、金属被覆微小球体５を合成樹脂バインダー６
によつて付着結合させた保護膜７が形成されてい
る。 上記金属被覆微小球体としてはシリカの微小中
空体８の表面に、耐候性に優れた亜鉛、アルミニ
ウム、ステンレススチール等の金属を単独または
組合せて被覆したものがあり、例えば
Extendosphere（商品名、アメリカ、Paper
Applications International Incorporated製）が
ある。符号９は金属被覆層を示している。 上記金属被覆微小球体５は380μm未満の粒子サ
イズのものを使用し、しかもこの範囲で粒子サイ
ズの異なるものを混合して使用することが望まし
い。このように粒子サイズの異なるものを混合し
て使用すると、大きな粒子の間に小さな粒子が埋
まるので、金属被覆微小球体５が間隙なく密に結
合する。 また、上記合成樹脂バインダー６としては、エ
ポキシ樹脂、ポロウレタン樹脂、シリコン樹脂、
アクリル樹脂、ふつ素樹脂またはこれらを組合せ
たものがある。 次に、上記金属被覆微小球体５として、金属被
覆シリカ球形中空体（アメリカ、Paper
Applications International Incorporated製）を
使用した実施例を下表に示す。
である。 〔従来の技術およびその問題点〕 従来、屋外など、紫外線照射量の多い場所や水
分が直接かかるような場所で使用する電力用コン
デンサ、計器用変成器、変圧器あるいはリアトル
などの電気機器は、絶縁油を充填した鋼板製の外
装容器に素子や巻線を収容している。 上記鋼板製の外装容器の外面には、塗装が施さ
れているが、時間経過と共に錆が発生し、保守、
点検を行わずに放置した場合、錆のため絶縁油が
漏洩し、絶縁破壊に至ることがある。 このため、近年は、外装容器の錆、絶縁油の漏
洩対策として、外装容器の合成樹脂化や樹脂モー
ルドによるオイルレス化が行われつつある。 ところが、外装容器を合成樹脂によつて形成し
た場合、紫外線、水分、温度差などの多い屋外で
は、合成樹脂の物質劣化が大きく実用性に欠ける
という問題があつた。 そこで、この考案は、合成樹脂からなる外装容
器の耐候性を向上させることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、上記の問題点を解決するために、
合成樹脂製の外装容器の外面に金属被覆微小球体
を合成樹脂バインダーによつて付着結合させて保
護膜を形成したのである。 〔作用〕 これにより、外装容器の外面が金属被覆微小球
体の保護膜によつて覆われるので、外装容器の耐
候性が著しく向上する。 〔実施例〕 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 第１図は、モールドコンデンサを示しており、
外装容器１はコンデンサ素子２のまわりをエポキ
シ樹脂等によつてモールドすることによつて形成
されている。第１図において、符号３はブツシン
グ、４は外部端子を示している。 上記外装容器１の外面には、第２図に示すよう
に、金属被覆微小球体５を合成樹脂バインダー６
によつて付着結合させた保護膜７が形成されてい
る。 上記金属被覆微小球体としてはシリカの微小中
空体８の表面に、耐候性に優れた亜鉛、アルミニ
ウム、ステンレススチール等の金属を単独または
組合せて被覆したものがあり、例えば
Extendosphere（商品名、アメリカ、Paper
Applications International Incorporated製）が
ある。符号９は金属被覆層を示している。 上記金属被覆微小球体５は380μm未満の粒子サ
イズのものを使用し、しかもこの範囲で粒子サイ
ズの異なるものを混合して使用することが望まし
い。このように粒子サイズの異なるものを混合し
て使用すると、大きな粒子の間に小さな粒子が埋
まるので、金属被覆微小球体５が間隙なく密に結
合する。 また、上記合成樹脂バインダー６としては、エ
ポキシ樹脂、ポロウレタン樹脂、シリコン樹脂、
アクリル樹脂、ふつ素樹脂またはこれらを組合せ
たものがある。 次に、上記金属被覆微小球体５として、金属被
覆シリカ球形中空体（アメリカ、Paper
Applications International Incorporated製）を
使用した実施例を下表に示す。
この考案は、以上の如きものであるから、以下
に列挙するような効果を奏する。 (1) 合成樹脂製の外装容器の外面は、金属被覆微
小球体からなる保護膜によつて覆われているの
で、耐候性が極めて良好であり、屋外でも使用
できる。 (2) 保護膜は、金属被覆微小球体を結合させたも
のであり、その表面が微小な球体の金属被覆材
で覆われ、発水性に優れているため、雨滴が付
着しにくく、保護膜内部への水分の侵入を防止
できる。 (3) 金属被覆微小球体からなる保護膜は金属色を
呈するので、紫外線を反射することができる。 (4) 金属被覆微小球体として、中空の微小球体を
使用した場合、断熱効果が高くなり、外装容器
内の温度上昇を防止できる。
に列挙するような効果を奏する。 (1) 合成樹脂製の外装容器の外面は、金属被覆微
小球体からなる保護膜によつて覆われているの
で、耐候性が極めて良好であり、屋外でも使用
できる。 (2) 保護膜は、金属被覆微小球体を結合させたも
のであり、その表面が微小な球体の金属被覆材
で覆われ、発水性に優れているため、雨滴が付
着しにくく、保護膜内部への水分の侵入を防止
できる。 (3) 金属被覆微小球体からなる保護膜は金属色を
呈するので、紫外線を反射することができる。 (4) 金属被覆微小球体として、中空の微小球体を
使用した場合、断熱効果が高くなり、外装容器
内の温度上昇を防止できる。
第１図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
２図は保護膜の拡大図、第３図は金属被覆微小球
体の一例を示す拡大断面図である。 １……外装容器、５……金属被覆微小球体、６
……合成樹脂バインダー、７……保護膜。
２図は保護膜の拡大図、第３図は金属被覆微小球
体の一例を示す拡大断面図である。 １……外装容器、５……金属被覆微小球体、６
……合成樹脂バインダー、７……保護膜。
Claims (1)
- 合成樹脂製の電気機器の外装容器であつて、そ
の外面に金属被覆微小球体を合成樹脂バインダー
によつて付着結合させて保護膜を形成したことを
特徴とする電気機器の外装容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15722587U JPH0442889Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15722587U JPH0442889Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0160511U JPH0160511U (ja) | 1989-04-17 |
| JPH0442889Y2 true JPH0442889Y2 (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=31436481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15722587U Expired JPH0442889Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0442889Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020120021A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | 株式会社日立産機システム | 静止誘導機器 |
-
1987
- 1987-10-14 JP JP15722587U patent/JPH0442889Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0160511U (ja) | 1989-04-17 |
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