JPH0442764Y2 - - Google Patents

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JPH0442764Y2
JPH0442764Y2 JP1986007810U JP781086U JPH0442764Y2 JP H0442764 Y2 JPH0442764 Y2 JP H0442764Y2 JP 1986007810 U JP1986007810 U JP 1986007810U JP 781086 U JP781086 U JP 781086U JP H0442764 Y2 JPH0442764 Y2 JP H0442764Y2
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valve
bag
tube
ring
sampling
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体などのサンプルを採取するため
のバツグ、とくに滅菌状態の液体状食品あるいは
無菌状態の菌体培養培地などを、菌に汚染されな
いでサンプリングするためのバツグに関する。
〔従来の技術〕
従来、サンプルを菌に汚染されないで採取する
場合、ガラス製の三角フラスコあるいはそれに類
するものを使用しており、たとえば三角フラスコ
の開口部にガラス管を挿入し、該ガラス管と前記
開口部との間にコツトン等を充てんして、さらに
サンプリング用のシリコン製チユーブを前記ガラ
ス管に接続し、該チユーブの他端側にサンプリン
グ用のコツクを取り付け、三角フラスコにサンプ
リングしていた。そして使用される三角フラス
コ、ガラス管などの部品全体を、オートクレーブ
等に入れて滅菌処理を行なつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の部品の取り付けには熟練
を必要とし、とくにコツトン等を詰める量は、個
人差が大きくバラツキがあるなど、結果として滅
菌処理後の無菌性を保持できる期間にバラツキが
生じ、24時間以内にサンプリングすることが常識
になつていた。加えて、部品全体としての容積が
大きくなつて、サンプリング数の多い工場では、
極めて大型のオートクレーブを必要とすると共
に、サンプリングに時間がかかるなどの欠点があ
つた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるサンプリング用バツグは、サンプ
ルを収納するための空気のない中空なバツグ体3
1と、該バツグ体と気密に連通するチユーブ33
と、該チユーブの外端開口を封じる破裂可能な膜
蓋34とを備えているサンプリング用バツグから
なるため、滅菌された、あるいは無菌にされたも
ののサンプルを、外気に接触することなしに採取
できる。
〔実施例〕
以下に本考案を、その実施例について図面を参
照して説明する。
第2図は、本考案に使用される一実施例のサン
プリング用バルブを示す断面図で、第1図は本考
案による一実施例のサンプリング用バツグを示す
切欠正面図である。第2図のバルブ箱1は径大な
円筒形であつて、内周壁の下方にはリング径の弁
シート2が突設されている。なお、弁シート2は
中央に弁孔3が形成されている。サンプルの流入
孔4は、弁シート2の上のバツグ箱1の一周壁に
開設されている。5は流入ガイド用のパイプ部
で、該パイプ部5は、流入孔4を囲んでバルブ箱
1周壁に突設され、バイプ部5の外側開口の外周
には取り付け用のフランジ6が形成されている。
細長いロツド7は、バルブ箱1内を昇降自在に
なり、該ロツド7の下方端には円板形のバルブ体
8が形成され、該バルブ体8は耐熱性のパツキン
板9を介在して弁孔3を開閉する。10は孔開け
用のニードルで略逆錐形になつて、パツキン板9
を介在してバルブ体8に螺入固定されている。な
お、ニードル10は弁孔3内を昇降自在になる。
バルブ箱1の内周壁中央に、リンク形に突設さ
れているのは座部11である。気密用のパツキン
輪12は座部11の上に配設されている。13は
筒形になる伸縮自在な耐熱性のベローズで、ロツ
ド7に外装されて、下方の開口縁はバルブ体8の
外周壁に気密に固設され、上方の開口縁はパツキ
ン輪12の内周壁に気密に固設されている。
ロツド7の上方に昇降自在に外装されるのは、
やや長手バイプ形の中間体14で、この中間体1
4は、袋ナツト15をバルブ箱1の上方周壁に螺
着することによつて、抜け止め固定される。
第2図上方の肉厚筒形のノブ16は、中間体1
4の上方突出端に回転昇降自在に螺着されてい
る。17はナツトで、ノブ16の頂壁を貫通する
ロツド7の上端部18に螺着されており、ノブ1
6はロツド7に対し回転自在になると共に、ロツ
ド7はノブ16の昇降につれ上下動するように連
結されている。19はスプリングで、ノブ16と
中間体14との間に遊嵌状に配設されて、ノブ1
6を押し上げる。
第2図下方のバルブ箱1の開口部に形成されて
いるのは、リング形のテーパ部20で、該テーパ
部20の内周壁には、弁孔3と連通する大きな窪
み21が形成されている。22は肉厚筒形の短尺
なリング体で、頂壁外周にはリング溝23が形成
されると共に、底壁外周にもリング溝24が形成
されており、該リング体22は窪み21内に遊嵌
自在になる。25はテーパリングで、テーパ部2
0とほぼ同形で、内周部がリング溝24内に挿嵌
自在になる。
リング形のクリツプ26は、テーパ部20なら
びにテーパリング25を挟んで締つけ固定するた
めのもので、中央にヒンジ27を有して開閉自在
になり、両端にそれぞれ小さなフランジ28を有
して、これらフランジ28がボルトナツト29に
よつて締つけられる。
第1図は、第2図のサンプリング用バルブに使
用されるサンプリング用バツグで、大きな中空の
空気のないバツグ体31は高密度ポリエチレンな
どで矩形に形成され、耐熱性を有している。バツ
グ体31の一頂壁に開口突説されているのは、サ
ンプル流入用の径小なノズル部32である。
ノズル部32に外装突出されているのは、長手
なチユーブ33で、耐熱性を有するEPDMゴム
などで形成されている。なお、柔軟なチユーブ3
3とノズル部32との固着は、たとえばエポシキ
系の耐熱性接着剤で気密に行なわれる。
チユーブ33の上方開口は膜蓋34にて閉じら
れ、さらに該開口の外縁にはやや肉厚なリング部
35が形成されると共に、該リング部35の外周
には気密用のパツキン環36が形成されている。
上述の構成からなる実施例は、たとえば図示略
の滅菌プラントなどのサンプル流出管Aのフラン
ジa1に、気密用のパツキン(図示略)を介在し
てサンプリング用バルブBのフランジ6をボルト
ナツトa2にて気密に取り付ける。
こののち、ノブ16を回転してロツド7を上昇
し、弁孔3を開くと共に、ニードル10の下方鋭
端を弁孔3の上方に位置する。
つぎにボルトナツト29を取り外してクリツプ
26を開き、テーパリング25ならびにリング体
22をテーパ部20から取り外す。
そしてサンプリング用バツグCのチユーブ33
に、テーパリング25を遊嵌状に外装すると共に
リング体22を外装して気密用のパツキン環36
をリング溝23に挿嵌する。さらにこのリング体
22をテーパ部20の窪み21内に挿嵌すると共
に、リング溝24にテーパリング25を挿嵌し
て、クリツプ26によりテーパ部20ならびにテ
ーパリング25を囲むと共に閉じ、該クリツプ2
6をボルトナツト29で締め付け、第2図の鎖線
のように、バルブBにバツグCを取り付ける。
つぎに図示略の滅菌プラント側からスチーム、
高温水などの熱媒体を、サンプル流出管Aからサ
ンプリング用バルブB内に流し込んで満たし、高
温を保持して滅菌プラントの滅菌とバルブB内の
滅菌とを行なう。なお、この場合サンプリング用
バツグCの膜蓋34の表面も滅菌されることにな
る。
これらの滅菌終了後、滅菌プラント側からサン
プル流出管Aを介して、たとえば滅菌された液体
食品等がバルブB内に流入して満たされる。
ここで、ノブ16を回転してロツド7を降下す
ると、弁孔3がパツキン板9を介在してバルブ体
8にて閉じられると共に、ニードル10がバツグ
Cの膜蓋34を突き破ることになり、第2図の如
く、該膜蓋34は開口されることになる。
つぎにノブ16を回転しロツド7を昇降調節し
て、弁孔3を開き、滅菌された液体食品等のサン
プルをチユーブ33を介在して、バツグCの空気
のないバツグ体31内に流入する。なお、サンプ
ルの流入量は、ノブ16の回転で制御できること
は勿論である。
バツグ体31内に所望量のサンプルが得られる
と、ノブ16を回転して、第2図の如く、弁孔3
を閉じてのち、チユーブ33の中間位置を、図示
略のピンチコツク等で密封し、この密封位置上方
のチユーブ33を切断して、バツグ31内に無菌
のサンプルを得る。
なお、サンプリング用バツグCの全体は、120
℃で2時間以上の耐熱性をもつことが望ましく、
またバツグCの全体が熱処理あるいはガンマ線処
理、すなわち滅菌処理が可能であることが望まし
い。
加えて、バツグ体31は、紙袋のように折りた
たみ可能で、サンプルが入ると箱形になるものが
望ましい。
〔考案の効果〕
以上、説明したように本考案は、サンプリング
用バツグにベローズを設けて、サンプルの流入側
と外気側とを気密に隔絶し、さらに密封された熱
処理可能なサンプリング用バツグを使用するた
め、滅菌された、あるいは無菌にされたサンプル
を、外気から触れさせることなしに採取できるか
ら、滅菌処理ならびにその他の無菌を保持する必
要がある装置等について、これらの装置の滅菌性
あるいは無菌性を評価する場合に、極めて好適で
ある。また、特定の菌株を他の菌に汚染されるこ
となく保持することも可能なことは言うまでもな
い。
加えて、サンプリング用バルブは、装置プラン
ト自体を滅菌するときに滅菌できる利点がある。
また、サンプリング用バツグは、バツグ体とチユ
ーブ体の2個部品からなり、さらに接続は接着剤
であるため、大量生産が可能な品質を均一にでき
る利点がある。さらに、サンプリング用バツグは
小形にできるため、小型のオートクレーブで大量
に滅菌処理できる利点があり、滅菌後の無菌性保
持の期間は、完全密封であるため、3カ月位の長
期間を保償できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による一実施例を示す断面
図、第2図は図上の実施例を使用するためのバル
ブを示す断面図である。 B……サンプリング用バルブ、C……サンプリ
ング用バツグ、1……バルブ箱、3……弁孔、4
……流入孔、8……バルブ体、10……ニード
ル、13……ベローズ、31……バツグ体、33
……チユーブ、34……膜蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サンプルを収納するための空気のない中空なバ
    ツグ体31と、 該バツグ体と気密に連通するチユーブ33と、 該チユーブの外端開口を封じる破裂可能な膜蓋
    34とを備えているサンプリング用バツグ。
JP1986007810U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH0442764Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986007810U JPH0442764Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986007810U JPH0442764Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62121538U JPS62121538U (ja) 1987-08-01
JPH0442764Y2 true JPH0442764Y2 (ja) 1992-10-09

Family

ID=30791610

Family Applications (1)

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JP1986007810U Expired JPH0442764Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751891A (en) * 1980-09-12 1982-03-26 Matsushita Electric Works Ltd Felt washing method in papermaking machine

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54163993U (ja) * 1978-05-10 1979-11-16
JPS57203354U (ja) * 1981-06-23 1982-12-24

Patent Citations (1)

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JPS5751891A (en) * 1980-09-12 1982-03-26 Matsushita Electric Works Ltd Felt washing method in papermaking machine

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Publication number Publication date
JPS62121538U (ja) 1987-08-01

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