JPH0442629A - スペクトル拡散通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、スペクトル拡散通信方式、より具体的には、
直接スペクトル拡散通信の一つのチャネルで複数の情報
を送るための多重通信を実現するための通信方式に関す
る。

並米妓先 直接スペクトル拡散通信システムは、送信側では周波数
変調や位相変調された信号に、擬似雑音符号による拡散
信号を乗ずることによって送信信号の周波数拡散をおこ
ない、受信側では送信に使われたものと同じ符号の拡散
信号を用いて逆拡散を行なって情報信号を復調するもの
であり、相互相関の小さい複数の種類の擬似雑音符号を
用いることで符号分割多重通信に用いられる。

また、クロックレート変調方式は、擬似雑音信号のクロ
ックを情報信号で周波数変調して送信することでスペク
トル拡散通信を実現するものである。

而して、直接スペクトル拡散通信方式は符号分割多重の
一方式でもあり、多重通信を行なうときは、相互相関の
小さい擬似雑音符号（例えばＭ系列符号やゴールド符号
）を複数選び、送信側では、それらの信号を発生する擬
似雑音信号発生器をそれぞれ用意し、それぞれからの拡
散信号を用いて周波数拡散を行なうもので、受信側では
それぞれの拡散符号に対応した検波回路を用意すること
になる。

したがって、多重通信を行なうには、送りたい情報の数
に応じて異なる種類の複数個の擬似雑音符号を用意する
ことになり、チャネル数が増えるとチャネル間の相互干
渉が増えるという欠点がある。よって、１チヤネルで伝
送信号を多重できることが望ましい。

目　　　　　的 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
１チヤネルで送れる情報量を増やす為に、擬似雑音信号
のクロックを周波数変調することによって、ある一種類
の擬似雑音符号を用いる直接スペクトル拡散通信１チヤ
ネルに伝送信号を多重化する通信方式を提供することを
目的としてなされたものである。

璽−一」又 本発明は、上記目的を達成するために、擬似雑音信号を
拡散符号として用いる直接スペクトル拡散通信方式にお
いて、周波数変調などで１次変調された信号に擬似雑音
信号を乗ずる乗算手段を有し、前記１次変調された信号
に前記擬似雑音信号を乗ずる際に、前記１次変調に用い
た情報と異なる情報で周波数変調されたクロックによっ
て発生された擬似雑音信号を用いて多重通信をおこなう
ことを特徴としたものである。以下、本発明の実施例に
基いて説明する。

第１図は、本発明の通信方式に用いられる送信機側構成
の一例を示すブロック図で、図中、１は１次変調部、２
は電圧制御発振器、３はＰＮ（擬似雑音）信号発生器、
４は乗算器、５は周波数変換部、６は電力増幅部、７は
送信アンテナで、１次変調には一般に角度変調（ＦＭな
ど）が用いられ、情報信号Ｓ工が変調信号として用いら
れる。

拡散信号となる擬似雑音（ＰＮ）信号は、通常、一定の
周波数をもつクロック信号により制御された擬似雑音（
ＰＮ）信号発生器３で発生されるが、本発明においては
、このクロック信号は情報信号Ｓ２で制御される電圧制
御発振器２から取り出す。

したがって、クロック信号が情報信号Ｓ２で周波数変調
を受けることになる。このクロック信号により制御され
た擬似雑音信号を拡散信号にもちいて、１次変調された
信号Ｓ１を拡散して送信する。

第２図は、受信機側構成の一例を示すブロック図で１図
中、１１は受信アンテナ、１２はＲＦ増幅部、１３は周
波数変換部、１４は電圧制御発振器、１５はＰＮ（擬似
雑音）信号発生器、１６は局部発振器、１７□、１７□
、’１７３，１８□。

１８□、１８．は乗算器、１９１，１９□、１９３はバ
ンドパスフィルタ、２０は１次復調部、２１□。

２１□は包絡線検波器、２２は加算器、２３はループフ
ィルタで、情報信号Ｓ２の復調は、周知のように、擬似
雑音信号の同期回路であるノンコヒーレント遅延ロック
ループでおこなわれ、ループの参照擬似雑音信号のクロ
ック信号を供給する電圧制御発振器１４の制御電圧Ｒ１
が情報信号Ｓ２の復調信号となる。一方、１次変調され
た信号Ｓ工を逆拡散によって復調するために、遅延ロッ
クループによって受信擬似雑音信号と位相同期した参照
擬似雑音信号を受信信号に乗じ、この後、１次変調の方
式に応じた復調回路を通して情報信号Ｓ、が復調される
。

拡散に用いる擬似雑音信号のクロックが周波数変調を受
けている為、直接拡散された信号を逆拡散する際に用い
られる参照擬似雑音信号は常に情報信号Ｓ２の振幅に応
じた位相誤差をもっていることになり、１次変調された
信号Ｓ１の逆拡散の際に相関特性の劣化を生じることが
予想される。

しかし、たとえば、遅延ロックループが、第３図に示す
ような、１△（Δ：擬似雑音信号の１チツプ長）遅延弁
別特性をもつとき、ループが情報信号Ｓ２を復調できる
範囲は−Δ／２〈τ〈△／２であり、したがって、１次
変調された信号Ｓ□の逆拡散に用いられる参照信号の位
相誤差もΔ／２より小さいことになる。今、第４図に示
すように、位相誤差Δ／２のときの擬似雑音信号の自己
相関関数は、最大値（τ＝０）を１とすると、（１／２
）・（１−１／Ｎ）であり、したがって、情報信号Ｓ、
が復調されているときには、（１／２）・（１−１／Ｎ
）以上の相関が得られるため、−次変調された信号Ｓ１
の逆拡散のためには十分な相関が得られると考えられる
。

以上のように、本発明では直接スペクトル拡散通信の１
チヤネルで伝送信号の多重が可能となることがわかる。

効　　　果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、直接
スペクトル拡散通信の１チヤネルに伝送信号を多重でき
るため、チャネルの使用効率を向上させることができ、
また、従来の直接スペクトル拡散方式より多重チャネル
数を増やすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による通信方式に用いる送信側ブロッ
ク図、第２図は、受信側ブロック図、第３図は、正規化
遅延弁別特性図、第４図は、正規化自己相関特性図であ
る。 １・・・１次変調部、２・・・電圧制御発振器、３・・
・ＰＮ信号発生器、４・・・乗算器、５・・・周波数変
換部、６・・・電力増幅部、７・・・送信アンテナ、１
１・・・受信アンテナ、１２・・・ＲＦ増幅部、１３・
・・周波数変換部。 １４・・・電圧制御発振器、１５・・・ＰＮ信号発生器
。 １６・・・局部発振器、１７□〜１７．．１８□〜１８
゜・・・乗算器、１９１〜１９．・・・バンドパスフィ
ルタ、２０・・・１次復調部、２１□、２１□・・・包
絡線検波器。 ２２・・・加算器、２３・・・ループフィルタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、擬似雑音信号を拡散符号として用いる直接スペクト
   ル拡散通信方式において、周波数変調などで１次変調さ
   れた信号に擬似雑音信号を乗ずる乗算手段を有し、前記
   １次変調された信号に前記擬似雑音信号を乗ずる際に、
   前記１次変調に用いた情報と異なる情報で周波数変調さ
   れたクロックによって発生された擬似雑音信号を用いて
   多重通信をおこなうことを特徴とするスペクトル拡散通
   信方式。