JPH0442599Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0442599Y2 JPH0442599Y2 JP1985139304U JP13930485U JPH0442599Y2 JP H0442599 Y2 JPH0442599 Y2 JP H0442599Y2 JP 1985139304 U JP1985139304 U JP 1985139304U JP 13930485 U JP13930485 U JP 13930485U JP H0442599 Y2 JPH0442599 Y2 JP H0442599Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil passage
- outermost
- base material
- oil
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 25
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は自動車用変速機などに適用される油路
のシール構造に関するものである。
のシール構造に関するものである。
従来、母材に形成された複数の油路のうち、最
外側の油路を除く油路どおしをキリ穴により連通
せしめる場合には、第3図、第4図に示すように
母材10に平行な複数の油路11,12,13を
形成し、最外側の油路13を除く内側の油路1
1,12をキリ穴14により連通させ、このキリ
穴14の開放端部をボール15でシールするとと
もに、最外側の油路13がキリ穴14と交差しな
いように迂回させるのが通例である。
外側の油路を除く油路どおしをキリ穴により連通
せしめる場合には、第3図、第4図に示すように
母材10に平行な複数の油路11,12,13を
形成し、最外側の油路13を除く内側の油路1
1,12をキリ穴14により連通させ、このキリ
穴14の開放端部をボール15でシールするとと
もに、最外側の油路13がキリ穴14と交差しな
いように迂回させるのが通例である。
ところが、上記構造の場合には、キリ穴14を
最外側の油路13と交差しないようにするため、
キリ穴14を母材10の下面から油路13の深さ
以上に離れた位置に形成しなければならず、その
結果、母材10の厚みBが増すという問題があつ
た。一方、最外側の油路13の迂回部分13aの
断面積を小さく、換言すれば迂回部分13aの深
さを浅くすれば、キリ穴14を母材10の下面近
傍に形成でき、母材10の厚みBを薄くできる
が、これでは最外側の油路13内を流れる油の流
れが迂回部分13aで著しく阻害される欠点があ
る。
最外側の油路13と交差しないようにするため、
キリ穴14を母材10の下面から油路13の深さ
以上に離れた位置に形成しなければならず、その
結果、母材10の厚みBが増すという問題があつ
た。一方、最外側の油路13の迂回部分13aの
断面積を小さく、換言すれば迂回部分13aの深
さを浅くすれば、キリ穴14を母材10の下面近
傍に形成でき、母材10の厚みBを薄くできる
が、これでは最外側の油路13内を流れる油の流
れが迂回部分13aで著しく阻害される欠点があ
る。
そこで、本考案の目的は、母材に形成された複
数の油路のうち最外側の油路を除く油路どおしを
キリ穴により連通させる場合に、母材の厚みを薄
くでき、かつ最外側の油路の油の流れを阻害しな
い油路のシール構造を提供することにある。
数の油路のうち最外側の油路を除く油路どおしを
キリ穴により連通させる場合に、母材の厚みを薄
くでき、かつ最外側の油路の油の流れを阻害しな
い油路のシール構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、他部材
によつてシールされる母材のシール面に、溝状の
複数の油路をほぼ平行に形成し、最外側の油路を
除く油路どおしを、これら油路と交差するように
母材の最外側から形成されたキリ穴により連通さ
せる構造において、上記キリ穴は最外側の油路を
含むすべての油路と交差するように形成された一
定内径の孔であり、最外側の油路のうちキリ穴と
交差する部分の溝深さをキリ穴の内径より深くか
つ交差部分と隣接する部分の溝深さより深く形成
し、母材の最外側に開口する上記キリ穴の開放端
部に最外側の油路の幅寸法より長い1本の円柱状
シール部材を圧入することにより、最外側の油路
とこれに隣接する油路との間および最外側の油路
と母材の外部との間を同時にシールしたものであ
る。
によつてシールされる母材のシール面に、溝状の
複数の油路をほぼ平行に形成し、最外側の油路を
除く油路どおしを、これら油路と交差するように
母材の最外側から形成されたキリ穴により連通さ
せる構造において、上記キリ穴は最外側の油路を
含むすべての油路と交差するように形成された一
定内径の孔であり、最外側の油路のうちキリ穴と
交差する部分の溝深さをキリ穴の内径より深くか
つ交差部分と隣接する部分の溝深さより深く形成
し、母材の最外側に開口する上記キリ穴の開放端
部に最外側の油路の幅寸法より長い1本の円柱状
シール部材を圧入することにより、最外側の油路
とこれに隣接する油路との間および最外側の油路
と母材の外部との間を同時にシールしたものであ
る。
上記のように構成することにより、内側の油路
どおしが連通するとともに、これら油路と最外側
の油路とはシール部材によつて確実にシールされ
る。しかも、シール部材は最外側の油路と外部と
の間も同時にシールするので、1個のシール部材
を圧入するだけで所望の油路を形成でき、作業性
が良い。また、最外側の油路の交差部分はキリ穴
の内径より深く、かつ他の部分より深く形成され
ているので、シール部材によつて最外側の油路の
油の流れが阻害されず、円滑な流れを確保でき
る。
どおしが連通するとともに、これら油路と最外側
の油路とはシール部材によつて確実にシールされ
る。しかも、シール部材は最外側の油路と外部と
の間も同時にシールするので、1個のシール部材
を圧入するだけで所望の油路を形成でき、作業性
が良い。また、最外側の油路の交差部分はキリ穴
の内径より深く、かつ他の部分より深く形成され
ているので、シール部材によつて最外側の油路の
油の流れが阻害されず、円滑な流れを確保でき
る。
第1図、第2図は本考案にかかる油路のシール
構造の一例を示し、母材1の平坦なシール面1a
には紙面に垂直な方向に互いに平行な3本の溝状
の油路2,3,4の開口した下面側は別の母材5
にてシールされている。上記母材1には側方から
キリ穴6が穿孔されており、このキリ穴6によつ
て上記各油路2,3,4が互いに連通している。
特に、最外側の油路4のキリ穴6と交差する部分
4aは、第2図に示すように、キリ穴6の内径よ
り深く形成されており、しかも交差部分4aの深
さはその隣接する部分4bの深さより深い。そし
て、この交差部分4aに面するキリ穴6の開放端
部には円柱状シール部材7が圧入され、内側の油
路3と最外側の油路4との間、および最外側の油
路4と外部との間を同時にシールしている。
構造の一例を示し、母材1の平坦なシール面1a
には紙面に垂直な方向に互いに平行な3本の溝状
の油路2,3,4の開口した下面側は別の母材5
にてシールされている。上記母材1には側方から
キリ穴6が穿孔されており、このキリ穴6によつ
て上記各油路2,3,4が互いに連通している。
特に、最外側の油路4のキリ穴6と交差する部分
4aは、第2図に示すように、キリ穴6の内径よ
り深く形成されており、しかも交差部分4aの深
さはその隣接する部分4bの深さより深い。そし
て、この交差部分4aに面するキリ穴6の開放端
部には円柱状シール部材7が圧入され、内側の油
路3と最外側の油路4との間、および最外側の油
路4と外部との間を同時にシールしている。
上記構造において、キリ穴6は最外側の油路4
と交差しているため、キリ穴6を母材1の下面近
傍に形成することができ、その結果母材1の厚み
Aを従来に比べて薄くすることができる。また、
内側の油路3と最外側の油路4との間、および最
外側の油路4と外部との間を1本の円柱状シール
部材7で同時にシールしたので、シール作業が容
易となる。
と交差しているため、キリ穴6を母材1の下面近
傍に形成することができ、その結果母材1の厚み
Aを従来に比べて薄くすることができる。また、
内側の油路3と最外側の油路4との間、および最
外側の油路4と外部との間を1本の円柱状シール
部材7で同時にシールしたので、シール作業が容
易となる。
また、上記のように最外側の油路4のキリ穴6
と交差する部分4aをキリ穴6の内径より深く、
かつ油路4のその隣接する部分4bより深く形成
することにより、シール部材7を除く油路の深さ
w1+w2を他の部分の深さwとほぼ同等とするこ
とができ、油路4の断面積がほぼ均一となるた
め、油の流れが円滑となる。なお、最外側の油路
4の交差部分4aを深く形成すれば、交差部分4
aに対応する母材1の肉厚はやや厚くなるが、母
材1の中央部の厚みAは薄肉とすることができる
ので、母材1の小型化、軽量化を達成できる。
と交差する部分4aをキリ穴6の内径より深く、
かつ油路4のその隣接する部分4bより深く形成
することにより、シール部材7を除く油路の深さ
w1+w2を他の部分の深さwとほぼ同等とするこ
とができ、油路4の断面積がほぼ均一となるた
め、油の流れが円滑となる。なお、最外側の油路
4の交差部分4aを深く形成すれば、交差部分4
aに対応する母材1の肉厚はやや厚くなるが、母
材1の中央部の厚みAは薄肉とすることができる
ので、母材1の小型化、軽量化を達成できる。
以上の説明で明らかなように、本考案によれば
最外側の油路を含む全ての油路と交差するキリ穴
の開放端部にシール部材を圧入し、最外側の油路
とこれに隣接する油路との間、および最外側の油
路と外部との間を同時にシール作業が容易となつ
て所望の油路を簡単に構成できるとともに、キリ
穴を母材の端面近傍に形成することが可能とな
り、母材の厚みを薄くすることができる。
最外側の油路を含む全ての油路と交差するキリ穴
の開放端部にシール部材を圧入し、最外側の油路
とこれに隣接する油路との間、および最外側の油
路と外部との間を同時にシール作業が容易となつ
て所望の油路を簡単に構成できるとともに、キリ
穴を母材の端面近傍に形成することが可能とな
り、母材の厚みを薄くすることができる。
また、最外側の油路のキリ穴と交差する部分の
深さをキリ穴の内径より深くかつ隣接する部分よ
り深くしたので、シール部材による最外側の油路
の断面積変化を小さくでき、油の流れを阻害しな
いという効果がある。
深さをキリ穴の内径より深くかつ隣接する部分よ
り深くしたので、シール部材による最外側の油路
の断面積変化を小さくでき、油の流れを阻害しな
いという効果がある。
第1図は本考案にかかる油路のシール構造の一
例の断面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は従来例の断面図、第4図は第3図の−
線断面図である。 1……母材、2,3……内側の油路、4……最
外側の油路、4a……交差部分、6……キリ穴、
7……円柱状シール部材。
例の断面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は従来例の断面図、第4図は第3図の−
線断面図である。 1……母材、2,3……内側の油路、4……最
外側の油路、4a……交差部分、6……キリ穴、
7……円柱状シール部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 他部材5によつてシールされる母材1のシール
面1aに、溝状の複数の油路2,3,4をほぼ平
行に形成し、最外側の油路4を除く油路2,3ど
おしを、これら油路2,3と交差するように母材
1の最外側から形成されたキリ穴6により連通さ
せる構造において、 上記キリ穴6は最外側の油路4を含むすべての
油路2,3,4と交差するように形成された一定
内径の孔であり、最外側の油路4のうちキリ穴6
と交差する部分4aの溝深さをキリ穴6の内径よ
り深くかつ交差部分と隣接する部分4bの溝深さ
より深く形成し、母材1の最外側に開口する上記
キリ穴6の開放端部に最外側の油路4の幅寸法よ
り長い1本の円柱状シール部材7を圧入すること
により、最外側の油路4とこれに隣接する油路3
との間および最外側の油路4と母材1の外部との
間を同時にシールしたことを特徴とする油路のシ
ール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985139304U JPH0442599Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985139304U JPH0442599Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6246850U JPS6246850U (ja) | 1987-03-23 |
JPH0442599Y2 true JPH0442599Y2 (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=31045084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985139304U Expired JPH0442599Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442599Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51140233A (en) * | 1975-05-15 | 1976-12-03 | Stumpmeier Fritz | Valve base for connecting fluid valve in fluid circuit |
JPS5289757A (en) * | 1976-01-20 | 1977-07-27 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | Speed change gear in tractors and the like |
JPS5289756A (en) * | 1976-01-19 | 1977-07-27 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | Speed change gear in tractors and the like |
JPS5839802A (ja) * | 1980-08-13 | 1983-03-08 | コマ−シヤル・シアリング・インコ−ポレイテツド | 制御弁−逃し弁組立体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6078622U (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-01 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 自走式作業車における油圧供給装置 |
-
1985
- 1985-09-11 JP JP1985139304U patent/JPH0442599Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51140233A (en) * | 1975-05-15 | 1976-12-03 | Stumpmeier Fritz | Valve base for connecting fluid valve in fluid circuit |
JPS5289756A (en) * | 1976-01-19 | 1977-07-27 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | Speed change gear in tractors and the like |
JPS5289757A (en) * | 1976-01-20 | 1977-07-27 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | Speed change gear in tractors and the like |
JPS5839802A (ja) * | 1980-08-13 | 1983-03-08 | コマ−シヤル・シアリング・インコ−ポレイテツド | 制御弁−逃し弁組立体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6246850U (ja) | 1987-03-23 |
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