JPH0442031Y2 - - Google Patents
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- JPH0442031Y2 JPH0442031Y2 JP5686487U JP5686487U JPH0442031Y2 JP H0442031 Y2 JPH0442031 Y2 JP H0442031Y2 JP 5686487 U JP5686487 U JP 5686487U JP 5686487 U JP5686487 U JP 5686487U JP H0442031 Y2 JPH0442031 Y2 JP H0442031Y2
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- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 8
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 6
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
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- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、金型温度がほぼ一定となるよう
に、加熱炉の加熱時間を制御するようにした、シ
エル鋳型造型装置に関するものである。
に、加熱炉の加熱時間を制御するようにした、シ
エル鋳型造型装置に関するものである。
(従来技術)
シエル鋳型造型装置は、一般にダンプボツクス
式のものが多く用いられている。(たとえば特開
昭58−70941号公報) このダンプボツクス式シエル鋳型造型装置によ
るシエル鋳型の造型は、加熱炉で加熱した金型
を、反転可能なダンプボツクス内に入れてセツト
し、この金型に、ダンプボツクス上方にある樹脂
を含有するシエル砂をシヤツターを開いて落下さ
せ、シエル砂で金型を覆つて一定時間経過する
と、シエル砂が金型温度により効果して、金型表
面にほぼ一定厚さの鋳型が形成される。
式のものが多く用いられている。(たとえば特開
昭58−70941号公報) このダンプボツクス式シエル鋳型造型装置によ
るシエル鋳型の造型は、加熱炉で加熱した金型
を、反転可能なダンプボツクス内に入れてセツト
し、この金型に、ダンプボツクス上方にある樹脂
を含有するシエル砂をシヤツターを開いて落下さ
せ、シエル砂で金型を覆つて一定時間経過する
と、シエル砂が金型温度により効果して、金型表
面にほぼ一定厚さの鋳型が形成される。
続いてダンプボツクスを反転して残余のシエル
砂を落下させた後シヤツターを閉じてダンプボツ
クスを正転し、旧位に戻してから、鋳型付の金型
をダンプボツクスから取り出し、再度加熱炉に入
れて鋳型の背面を加熱焼成した後加熱炉外に取り
出し、鋳型を金型から離型してシエル鋳型の造型
が完了する。
砂を落下させた後シヤツターを閉じてダンプボツ
クスを正転し、旧位に戻してから、鋳型付の金型
をダンプボツクスから取り出し、再度加熱炉に入
れて鋳型の背面を加熱焼成した後加熱炉外に取り
出し、鋳型を金型から離型してシエル鋳型の造型
が完了する。
このようなシエル鋳型の造型において、金型温
度が造型の良否を決定づけるおおきな要因であつ
て、金型温度が高過ぎると、シエル鋳型が必要以
上に厚くなつてシエル砂の消費が多くなり、逆に
金型温度が低過ぎると、シエル鋳型が薄くなり、
型強度が不足して鋳造時にシエル鋳型が破損して
鋳造不良を招くこととなる。
度が造型の良否を決定づけるおおきな要因であつ
て、金型温度が高過ぎると、シエル鋳型が必要以
上に厚くなつてシエル砂の消費が多くなり、逆に
金型温度が低過ぎると、シエル鋳型が薄くなり、
型強度が不足して鋳造時にシエル鋳型が破損して
鋳造不良を招くこととなる。
従来来、金型温度は、加熱炉の加熱時間を定め
た作業標準に従つて一定時間加熱する方法に依つ
ていて、成形の都度温度測定はされておらず、こ
の方法によると金型温度は周囲の状況等によつて
かなり大きな誤差が生じ、結果としてシエル鋳型
の品質のバラツキが大きくなり、鋳造不良が発生
する場合があるといつた問題があつた。
た作業標準に従つて一定時間加熱する方法に依つ
ていて、成形の都度温度測定はされておらず、こ
の方法によると金型温度は周囲の状況等によつて
かなり大きな誤差が生じ、結果としてシエル鋳型
の品質のバラツキが大きくなり、鋳造不良が発生
する場合があるといつた問題があつた。
(考案の目的)
この考案は、上記した従来の問題点を解消する
ために加熱前の金型温度を測定し、この測定した
金型温度により加熱炉の加熱時間または加熱温度
を制御して金型温度をほぼ一定に保ち、シエル鋳
型の品質を高めて鋳造不良を減少させることを目
的とするものである。
ために加熱前の金型温度を測定し、この測定した
金型温度により加熱炉の加熱時間または加熱温度
を制御して金型温度をほぼ一定に保ち、シエル鋳
型の品質を高めて鋳造不良を減少させることを目
的とするものである。
(考案の構成)
上記の目的を達するためのこの考案は、金型の
加熱を行う加熱炉と、シエル砂を収容したダンプ
ボツクスとを配置した、シエル鋳型造型装置にお
いて、加熱前の金型温度を測定する温度測定器
と、この温度測定器の測定値に基づいて、鋳型造
型に必要な一定の金型温度にすべく加熱炉を制御
する制御手段とを備えた、シエル鋳型造型装置で
ある。
加熱を行う加熱炉と、シエル砂を収容したダンプ
ボツクスとを配置した、シエル鋳型造型装置にお
いて、加熱前の金型温度を測定する温度測定器
と、この温度測定器の測定値に基づいて、鋳型造
型に必要な一定の金型温度にすべく加熱炉を制御
する制御手段とを備えた、シエル鋳型造型装置で
ある。
このシエル鋳型造型装置は、金型を加熱炉に収
容する前に一回毎に金型温度を温度測定器により
測定して、この測定値にもとづいて加熱炉の加熱
時間または金型温度を制御するものでこの制御は
自動で行うことを主とするが、手動で行うことも
できる。
容する前に一回毎に金型温度を温度測定器により
測定して、この測定値にもとづいて加熱炉の加熱
時間または金型温度を制御するものでこの制御は
自動で行うことを主とするが、手動で行うことも
できる。
こうして金型温度がほぼ一定となると、ダンプ
ボツクス内で一定時間かけて造型したシエル鋳型
が毎回ほぼ一定の厚みに揃つて、バラツキの小さ
い高品質のシエル鋳型が得られるものである。
ボツクス内で一定時間かけて造型したシエル鋳型
が毎回ほぼ一定の厚みに揃つて、バラツキの小さ
い高品質のシエル鋳型が得られるものである。
(実施例)
以下この考案を、図面に示す実施例にもとづい
て説明する。
て説明する。
第1図はシエル鋳型造型装置を操作者側から見
た正面図であつて図中1は加熱炉、2はダンプボ
ツクスで、この加熱炉1とダンプボツクス2とは
搬送路1と、で結ばれ、この搬送路3上をパター
ンキヤリツジ4が金型5を載置して移動する。
た正面図であつて図中1は加熱炉、2はダンプボ
ツクスで、この加熱炉1とダンプボツクス2とは
搬送路1と、で結ばれ、この搬送路3上をパター
ンキヤリツジ4が金型5を載置して移動する。
また加熱炉1と、ダンプボツクス2との中間の
搬送路3の中途に、エジエクトシリンダー6を備
えたエジエクトステーシヨン7が設けられてい
て、平時パターンキヤリツジ4は金型5を載置し
て第1図のように、このエジエクトステーシヨン
7に停止している。
搬送路3の中途に、エジエクトシリンダー6を備
えたエジエクトステーシヨン7が設けられてい
て、平時パターンキヤリツジ4は金型5を載置し
て第1図のように、このエジエクトステーシヨン
7に停止している。
8は温度測定器、9は制御手段、10はシエル
プロ操作盤で、温度測定器8は赤外線温度計発信
器が使用され、エジエクトステーシヨン7の上方
に設置されて、このエジエクトステーシヨン7に
停止しているパターンキヤリツジ4上の金型5の
温度を測定し、ダンプボツクス2の側方に設けて
ある制御手段9に信号を送つて、この制御手段9
が演算してデイジタル表示計9aに金型温度をデ
イジタル表示するとともに、この金型温度が正常
か、高いか、低いかを判定して、正常ならば正常
青ランプ9bが、高ければ高温赤ランプ9cが、
低ければ低温赤ランプ9dが点灯する。
プロ操作盤で、温度測定器8は赤外線温度計発信
器が使用され、エジエクトステーシヨン7の上方
に設置されて、このエジエクトステーシヨン7に
停止しているパターンキヤリツジ4上の金型5の
温度を測定し、ダンプボツクス2の側方に設けて
ある制御手段9に信号を送つて、この制御手段9
が演算してデイジタル表示計9aに金型温度をデ
イジタル表示するとともに、この金型温度が正常
か、高いか、低いかを判定して、正常ならば正常
青ランプ9bが、高ければ高温赤ランプ9cが、
低ければ低温赤ランプ9dが点灯する。
9eは金型温度上・下限調節計で、適正金型温
度の許容範囲(たとえば275°±5°C)を設定する
もの、9fはエミシビテイ補正計で、金型温度が
正常出ない場合の加熱炉1による金型の加熱時間
の補正を行うもので、算段切換粗調節と、微調節
が行えるもの、9gはタイマーで加熱炉1の加熱
時間を制御するもので、金型5の温度が正常の場
合は標準設定時間で作動し、高温の場合は、標準
設定時間−Δt秒−Δt秒で作動し、低温の場合は
標準設定時間+Δt秒で作動する。
度の許容範囲(たとえば275°±5°C)を設定する
もの、9fはエミシビテイ補正計で、金型温度が
正常出ない場合の加熱炉1による金型の加熱時間
の補正を行うもので、算段切換粗調節と、微調節
が行えるもの、9gはタイマーで加熱炉1の加熱
時間を制御するもので、金型5の温度が正常の場
合は標準設定時間で作動し、高温の場合は、標準
設定時間−Δt秒−Δt秒で作動し、低温の場合は
標準設定時間+Δt秒で作動する。
この制御手段9からの信号を、加熱炉1側に設
けて在るシエルプロ操作盤10に送る。
けて在るシエルプロ操作盤10に送る。
シエルプロ操作盤10には、自動・手動セレク
ター(図示省略)と、自動起動ボタン(図示省
略)とが設けられていて、自動操作、手動操作の
どちらでも行える。
ター(図示省略)と、自動起動ボタン(図示省
略)とが設けられていて、自動操作、手動操作の
どちらでも行える。
11は加熱炉の扉、12は扉開閉用シリンダ
ー、13は燃焼用バーナーである。
ー、13は燃焼用バーナーである。
次に自動操作を第2図のフローチヤートにより
説明する。
説明する。
シエルプロ操作盤10の、自動・手動セレクタ
ー(図示省略)を自動にし、自動起動ボタン(図
示省略)を押すと自動運転の態勢に入り、搬送路
3上のエジエクトステーシヨン7に停止している
パターンキヤリツジ4上の金型5(作業着手の最
初に余熱しておく)の温度を温度測定器8が測定
して、その信号を制御手段9に送る。
ー(図示省略)を自動にし、自動起動ボタン(図
示省略)を押すと自動運転の態勢に入り、搬送路
3上のエジエクトステーシヨン7に停止している
パターンキヤリツジ4上の金型5(作業着手の最
初に余熱しておく)の温度を温度測定器8が測定
して、その信号を制御手段9に送る。
この制御手段9は、金型温度を演算判定してデ
イジタル表示計9aに温度表示するとともに、金
型温度が正常範囲であれば正常青ランプ9bが点
灯し、正常範囲より高ければ高温赤ランプ9cが
点灯し、正常範囲より低ければ低温赤ランプ9d
が点灯して、金型温度を表示するとともに、あら
かじめ設定されている金型温度上・下限調節計9
eと、エミシビテイ補正計9f(平常は調節を必
要としない)と、タイマー9gとを駆動して、加
熱炉1の加熱時間を設定し、その信号をシエルプ
ロ操作盤10に送つて、加熱炉1にタイマー9g
の設定時間だけ加熱させるように指令して、加熱
炉1と、ダンプボツクス2とパターンキヤリツジ
4とを順次自動で作動させる。
イジタル表示計9aに温度表示するとともに、金
型温度が正常範囲であれば正常青ランプ9bが点
灯し、正常範囲より高ければ高温赤ランプ9cが
点灯し、正常範囲より低ければ低温赤ランプ9d
が点灯して、金型温度を表示するとともに、あら
かじめ設定されている金型温度上・下限調節計9
eと、エミシビテイ補正計9f(平常は調節を必
要としない)と、タイマー9gとを駆動して、加
熱炉1の加熱時間を設定し、その信号をシエルプ
ロ操作盤10に送つて、加熱炉1にタイマー9g
の設定時間だけ加熱させるように指令して、加熱
炉1と、ダンプボツクス2とパターンキヤリツジ
4とを順次自動で作動させる。
すなわち、金型5を載置したパターンキヤリツ
ジ4を加熱炉1内に搬入し、タイマー9gの設定
時間、(金型温度が正常範囲にある場合は標準設
定時間、高温の場合は標準設定時間−Δt秒、低
温の場合は標準設定時間+Δt秒)だけ金型5を
加熱する。
ジ4を加熱炉1内に搬入し、タイマー9gの設定
時間、(金型温度が正常範囲にある場合は標準設
定時間、高温の場合は標準設定時間−Δt秒、低
温の場合は標準設定時間+Δt秒)だけ金型5を
加熱する。
こうして加熱が完了すると、再び金型5をパタ
ーンキヤリツジ4とともに加熱炉1の外に搬出し
て、ダンプボツクス2の下方の仮想線で示す位置
に移動させ、金型5をダンプボツクス2の下端に
セツトする。
ーンキヤリツジ4とともに加熱炉1の外に搬出し
て、ダンプボツクス2の下方の仮想線で示す位置
に移動させ、金型5をダンプボツクス2の下端に
セツトする。
続いて前記した従来と同じ方法で、一定時間か
けてダンプ成形し、鋳型付の金型5をダンプボツ
クス2から外して、パターンキヤリツジ4ととも
にダンプボツクス2から搬出し、再び加熱炉1内
に搬入して、一定時間第主に鋳型の裏面を加熱焼
成した後、加熱炉1より搬出して、エジエクトス
テーシヨン7に停止させる。
けてダンプ成形し、鋳型付の金型5をダンプボツ
クス2から外して、パターンキヤリツジ4ととも
にダンプボツクス2から搬出し、再び加熱炉1内
に搬入して、一定時間第主に鋳型の裏面を加熱焼
成した後、加熱炉1より搬出して、エジエクトス
テーシヨン7に停止させる。
ここまで自動で作動し、つづいて手動によりエ
ジエクトシリンダー6を作動させて鋳型(図示省
略)を金型5から離型し、金型5を清掃して1サ
イクルの工程を完了するもので、この工程を繰り
返して所要数の鋳型を製造するものである。
ジエクトシリンダー6を作動させて鋳型(図示省
略)を金型5から離型し、金型5を清掃して1サ
イクルの工程を完了するもので、この工程を繰り
返して所要数の鋳型を製造するものである。
なお、上記工程において金型5が加熱炉1に搬
入・搬出するたびに、パターンキヤリツジ4の動
きを検出して、扉開閉用シリンダー12を作動さ
せ、加熱炉の扉11を自動的に開閉させるもので
あり、さらに金型5のダンプボツクス2へのセッ
テイングおよび離脱、ダンプボツクス2の反転お
よびシヤツター(図示省略)の開閉、ダンプ成形
時間の保持等も自動的に行うものである。
入・搬出するたびに、パターンキヤリツジ4の動
きを検出して、扉開閉用シリンダー12を作動さ
せ、加熱炉の扉11を自動的に開閉させるもので
あり、さらに金型5のダンプボツクス2へのセッ
テイングおよび離脱、ダンプボツクス2の反転お
よびシヤツター(図示省略)の開閉、ダンプ成形
時間の保持等も自動的に行うものである。
以上で自動操作の説明を終り、次に手動の場合
を概略説明する。
を概略説明する。
シエルプロ操作盤10の自動・手動セレクター
(図示省略)を手動にし、温度測定器8および制
御手段9をシエルプロ操作盤10の電源により駆
動し、パターンキヤリツジ4を手動でエジエクト
ステーシヨン7に持つて来て、温度測定器8によ
り金型温度を測定してデイジタル表示計9aによ
り金型温度を知り、タイマー9gの標準時間と高
温用時間と、低温用時間とを、手動により選択し
て金型の加熱を行うものである。
(図示省略)を手動にし、温度測定器8および制
御手段9をシエルプロ操作盤10の電源により駆
動し、パターンキヤリツジ4を手動でエジエクト
ステーシヨン7に持つて来て、温度測定器8によ
り金型温度を測定してデイジタル表示計9aによ
り金型温度を知り、タイマー9gの標準時間と高
温用時間と、低温用時間とを、手動により選択し
て金型の加熱を行うものである。
以上の説明では金型5の温度により加熱炉1の
加熱時間を調節する場合を述べたが、燃焼用バー
ナー13を制御して加熱温度を調節することも可
能である。
加熱時間を調節する場合を述べたが、燃焼用バー
ナー13を制御して加熱温度を調節することも可
能である。
上記した方法により加熱炉1を金型5の温度に
より調節した場合の金型温度は、標準値275°に対
して275°±5°の範囲のバラツキでおさまつてお
り、従来の一定加熱の場合の275°±15°であつた
ものに比べて、格段に金型温度のバラツキを小さ
くすることができ、結果として鋳型の造型不良が
ほとんど無くなり、鋳型の品質を安定させること
ができるものである。
より調節した場合の金型温度は、標準値275°に対
して275°±5°の範囲のバラツキでおさまつてお
り、従来の一定加熱の場合の275°±15°であつた
ものに比べて、格段に金型温度のバラツキを小さ
くすることができ、結果として鋳型の造型不良が
ほとんど無くなり、鋳型の品質を安定させること
ができるものである。
(考案の効果)
以上説明したこの考案に係るシエル鋳型造型装
置によれば、金型を加熱する前に金型温度を測定
し、この測定値に応じて加熱炉の加熱時間または
金型温度を変えて適正な加熱を行うようにしたこ
とにより、金型温度の誤差が大幅に減少し、シエ
ル鋳型の厚みがほぼ一定に揃つて、造型不良がほ
とんど無くなり、同時にシエル砂の効率的な使用
ができるとともに、結果的に鋳造不良を減少させ
得るものである。
置によれば、金型を加熱する前に金型温度を測定
し、この測定値に応じて加熱炉の加熱時間または
金型温度を変えて適正な加熱を行うようにしたこ
とにより、金型温度の誤差が大幅に減少し、シエ
ル鋳型の厚みがほぼ一定に揃つて、造型不良がほ
とんど無くなり、同時にシエル砂の効率的な使用
ができるとともに、結果的に鋳造不良を減少させ
得るものである。
第1図はこの考案のシエル鋳型造型装置の一実
施例を示す操作者側から見た正面図、第2図は、
この考案の装置を自動操作する場合のフローチヤ
ートである。 1……加熱炉、2……ダンプボツクス、3……
搬送炉、4……パターンキヤリツジ、5……金
型、7……エジエクトステーシヨン、8……温度
測定器、9……制御手段、10……シエルプロ操
作盤。
施例を示す操作者側から見た正面図、第2図は、
この考案の装置を自動操作する場合のフローチヤ
ートである。 1……加熱炉、2……ダンプボツクス、3……
搬送炉、4……パターンキヤリツジ、5……金
型、7……エジエクトステーシヨン、8……温度
測定器、9……制御手段、10……シエルプロ操
作盤。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 金型の加熱を行う加熱炉と、シエル砂を収容し
たダンプボツクスとを配置した、シエル鋳型造型
装置において、 加熱前の金型温度を測定する温度測定器と、こ
の温度測定器の測定値に基づいて、鋳型造型に必
要な一定の金型温度にすべく加熱炉を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする、シエル鋳型
造型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5686487U JPH0442031Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5686487U JPH0442031Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63163234U JPS63163234U (ja) | 1988-10-25 |
JPH0442031Y2 true JPH0442031Y2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=30886052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5686487U Expired JPH0442031Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442031Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-14 JP JP5686487U patent/JPH0442031Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63163234U (ja) | 1988-10-25 |
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