JPH0441196Y2 - - Google Patents

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JPH0441196Y2
JPH0441196Y2 JP1986126313U JP12631386U JPH0441196Y2 JP H0441196 Y2 JPH0441196 Y2 JP H0441196Y2 JP 1986126313 U JP1986126313 U JP 1986126313U JP 12631386 U JP12631386 U JP 12631386U JP H0441196 Y2 JPH0441196 Y2 JP H0441196Y2
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dyeing
drum
dye
tank
temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本案は、ストツキング等のピース物を染色する
装置に関するものである。
従来の技術 従来、ストツキング等のピース物を染色する技
術として、一般に、スミスドラム式染色機と液流
式染色機が知られている。また、染液と被染物を
動かすこと無く浸漬、水切りを行つて染色する技
術として特公昭60−7064号公報記載のものも知ら
れている。
しかしながら、本考案がスミスドラム式染色機
の改良に係わるものであるため、スミスドラム式
染色機を従来技術として説明する。
スミスドラム式染色機は、第6図、第7図に示
すように、多孔板にてドラム8bの形に形成し且
つそのドラム内を多孔板の仕切板10にて互いに
染液が流通できる複数の部屋に仕切りした染色ド
ラムBbと、前記染色ドラムを内蔵すると共に該
染色ドラムを回動自在に支持する染色槽Cと、前
記染色槽に水と染料と助剤などを混合した染液を
供給する染液供給手段Dと、前記染色槽Cに染液
などを蒸気にて所定の温度に加熱する加熱手段
Ebと、前記染色ドラムBbを変速モータ等により
回転させるドラム駆動手段Fとより構成したもの
である。
そして、ストツキングなどの被染物1を1袋ず
つ小分けした染色袋1aを、前記染色ドラムBb
の各部屋の挿入口より、1部屋に数袋から数十袋
ずつバランスよく挿入し、染液を染色ドラムBb
の中位置程度まで注水した後、一定周期をもつて
自動的に反転させて染液を自動流動させると共に
被染液1を部屋内で移動させ、浸漬、水切り処理
を反復して染色するものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、この技術は仕切りされた各槽の
円周部多孔板の孔より染液が流入流出するが、被
染物1がその内周面に接していると、被染物1が
その孔を塞ぐことになつて、染液が流入しにくく
なり、従つて、浸漬処理に時間がかかり、染色時
間が長くなるという問題点を抱えていた。
本考案は前述の問題点を解決することを目的と
して開発したものである。
問題点を解決するための手段 構 成 本案であるドラム染色機は、第1図〜第5図b
図に示すように、流通可能な多孔板を円筒状のド
ラム8に形成すると共に該ドラム内を多孔板の仕
切り板10にて複数の部屋42に仕切りせしめた
染色ドラムBと、前記染色ドラムBを内蔵すると
共に該染色ドラムを回動自在に支持する染色槽C
と、前記染色槽Cに染液などを供給する染液供給
手段Dと、前記染液などを所定の温度に加熱する
と共に温度制御する加熱手段Eと、前記染色ドラ
ムBを回転させるドラム駆動手段Fとより成るド
ラム染色機において、 前記染色ドラムBが、前記ドラム8の円周面孔
部より外方へ突出して半お椀状に形成せしめた染
液掬い揚げ吸い込み機構Aを備えていることを特
徴とするドラム染色機。
作 用 そして、ストツキングなどの被染物1を1袋ず
つ小分した染色袋1aを、染色ドラム各部屋42
に分配して挿入し染色の前処理を行なつた後、染
液供給手段Dにより染液を染色槽Cに注入し、次
いで、加熱手段Eにより注入された染液を染色温
度まで加熱すると共にドラム駆動手段Fにより染
色ドラムBを回転させて、該ドラム円周面に形成
せしめた染液掬い揚げ吸い込み機構Aにより染液
を染色ドラムB内に強制的に流入させて被染物1
を浸漬させると共にその強制流入により染液を乱
流させて被染物1をランダムに動かし、次いで、
染色ドラムBの回転上昇により水切り処理を行な
い、その浸漬、水切り処理を反復して染色を行な
う。
実施例 以下、添付図面に従い本考案の実施例を説明す
る。
第1図、第2図に示すように、固定台2上に染
色槽Cを立設支持せしめ、該染色槽の内部には適
宜な隙間を設けて染色ドラムBを軸受3a,3b
にて回動自在に支持せしめている。
更に、染色槽Cの底部には染色槽外部より蒸気
パイプ11を貫通し、該蒸気パイプにより染液を
所定の温度に加熱すると共に所定の温度を維持す
るよう制御する加熱手段Eを設け、染色槽Cの外
部位置には染液を染色槽Cに供給する染液供給手
段Dと、染色ドラムBを正逆回転させるドラム駆
動手段Fとを設け、該ドラム駆動手段は染色槽C
を貫通して伝動機構により染色ドラムBへと動力
を伝達できるよう設けている。
次に、各手段、機構、部材の詳細を説明する。
染色槽Cは、第1図、第2図に示すように、一
部直線部を有する楕円状の槽で染液を貯溜するも
のであり、その上方斜め位置には、染色ドラムB
に被染物1を挿入した染色袋1aを挿入、取り出
しするための扉4を設けている。
染色ドラムBは、第1図、第2図に示すよう
に、流通可能な多孔板を円筒状のドラム8に形成
すると共に該ドラム内を多孔板の仕切り板10に
て複数の部屋42に仕切りし、更に、該ドラムの
円周面に染液掬い揚げ吸い込み機構Aを形成せし
めたものである。更に、被染物1を挿入、取り出
しする窓5を前記複数の部屋42の箇数設け、そ
れぞれの窓5には染色ドラムBの回転に支障を来
たさないようにして開閉用の扉6を設けている。
また、染色ドラムBの片側側面部には、第1図に
示すように、軸芯に合わせて外歯車39を取付け
ており、該外歯車は、後述する別の外歯車38と
噛み合せドラム駆動手段Fの伝動機構の一部を構
成している。
染液掬い揚げ吸い込み機構Aは、染色ドラムB
の円周面孔部41より突出して半お椀形状(ある
いは、貝殻の片方の形状)に形成して、しかも、
その断面形状を第3図に示すように、ドラム円周
面より外側に形成したものである。そして、その
半お椀形状に形成した理由は、染色ドラムBが回
転すると、半お椀形状で外側に形成せしめた掬い
揚げ部材40が染液を掬い揚げることにより、円
周面孔部41より染液を吸い込むことができ、そ
の結果、被染物1がドラムの円周面孔部41を塞
いだとしても、染液を吸い込む勢いによつて染液
がドラム8内に強制的に乱入し皮染物1をランダ
ムに動かし、皮染物1への染液の流通を容易にし
染色効果を高めることができる。従つて、染色ド
ラムBを正逆回転させるには、前記半お椀形に形
成せしめた掬い揚げ部材40の開き口の方向を、
第4図に示すように、交互に設けて、その掬い揚
げ機能が発揮できるよう設けるとよい。
なお、染液掬い揚げ吸い込み機構Aの半お椀形
の形状は第5a図、第5b図に示すように、必要
に応じて幅広く形成してもよく、また、その深さ
も浅く平らでもよく、要は、染色ドラムの回転に
より染液を掬い揚げ、そして、ドラム円周面孔部
から染液をドラム内に流入できる機能を果す形状
のものであればよく、本考案の実施例に限定され
るものではない。
加熱手段Eは、第1図、第2図に示すように、
染色槽Cの底部には染色槽外部より蒸気パイプ1
1を貫通し、その外部には自動弁12を介して高
圧蒸気を付与できるよう設け、更に、染色槽Cの
底部に温度検出器13を挿入し、外部には温度調
節計14を設け、検出器13により検出された温
度を設定した温度と比較し、その差を電気、空気
圧などの信号に変換して自動弁12にその信号を
送り、自動弁12を作動させ染色槽C内の染液の
温度を制御できるよう設けたものである。なお、
加熱手段の他の例として、染色槽外部に熱交換器
を設け、該熱交換器により加熱され温度制御され
た染液を染色槽に供給してもよい。
染液供給手段Dは、第1図に示すように、染色
槽C外部に染料タンク18、助剤タンク19、フ
イツクス剤タンク20などの容器を配設し、それ
ぞれのタンクには自動弁21、自動弁22、自動
弁23を連通して設け、更に、給水用配管に自動
弁24を介して前記自動弁21,22,23の二
次側配管部と連通し、その配管部は染色槽Cの側
面に連通して接続し、前記各タンクと供給される
水とより造られた染液などが注入できるように構
成したものである。なお、染色槽Cの底部には染
液などの排水用自動弁25を設けている。
ドラム駆動手段Fは、第1図に示すように、染
色槽Cの外部下方位置に変速モータ30を配設
し、該変速モータの出力軸にはスプロケツト31
をはめ合い固着せしめている。一方、染色槽Cの
外側面部には軸受支持台32を取付け、該軸受支
持台上には軸受33aと軸受33bとを間隔を空
けて取付け、前記軸受33a,33bには軸35
を挿通して回動自在に支持せしめ、該軸の一端部
にはスプロケツト36をはめ合い固着し、前記ス
プロケツト31とチエーン37にて掛け渡しして
いる。また、軸35の他端部には外歯車38をは
め合い固着せしめ、前述のドラム側面に取付けた
外歯車39と噛み合せている。そして、変速モー
タ30を作動させると、その動力は、スプロケツ
ト31〜チエーン37〜スプロケツト36〜軸3
5〜外歯車38〜外歯車39〜介して伝わり染色
ドラムBを回転させる。
次に、その作用を第1図、第2図に従つて説明
する。
最初に、ストツキングなどの皮染物1を1袋ず
つ小分けした染色袋1aを染色ドラムBの各部屋
42に分配して挿入する。
次に、給水用の自動弁24を作動させて給水す
ると共に変速モータ30を作動させ染色ドラムB
を回転させて染色の前処理である精練作業を行な
う。
次に、一旦排水し、次いで、染液供給手段Dの
染料タンク、助剤タンクの自動弁21,22と給
水用の自動弁24とを作動させて染液を染色槽C
に注入し、次いで、加熱手段Eの自動弁12を作
動させて高圧蒸気により注入された染液を染色温
度まで加熱すると共にドラム駆動手段Fにより染
色ドラムBを回転させる。この染色ドラムBの回
転は前述の精練作業に引き続き回転させてもよ
く、または、一旦、停止させて再起動させてもよ
い。そして、一定周期をもつて自動的に反転させ
て、浸漬した皮染物1を染色ドラムBの円周面孔
部41の染液掬い揚げ吸い込み機構Aにより染液
を染色ドラムB内に強制的に流入させて皮染物1
を浸漬させ、次いで、その部屋42が染液より抜
け出て水切り処理を行ない、この浸漬、水切り処
理を反復して染色作業を行なう。
この染色作業は、例えば、染液の温度を40℃を
数分、60℃を数分、95℃を1時間とそれぞれの染
色条件に応じて変えることができる。
染色作業が終ると、排水し、そして、給水して
フイツクス作業、ソーピング作業、水洗い作業、
柔軟作業を順次行ない、全ての工程が終ると排水
すると共に変速モータ30を停止させ、皮染物1
を染色ドラムBより取り出し作業は完了する。
考案の効果 以上、本考案によると下記のような効果を奏す
る。
染色ドラムBが、前記ドラム8の円周面孔部よ
り外方へ突出して半お椀形状に形成せしめた染液
掬い揚げ吸い込み機構Aを備えているから、染色
ドラムを回転させてドラム円周面の染液掬い揚げ
吸い込み機構により、染液を染色ドラム内に強制
的に流入させ皮染物を浸漬させると共にその強制
流入により染液を乱流させて皮染物をランダムに
動かすことができるため、皮染物への染液の流通
がよくなり、従来のスミスドラム式染色機に比し
染色効果を高めることができる。その結果、染色
時間が短縮され、生産性向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施する装置の一部破断した
概略側面図。第2図は第1図をX−X矢視した概
略正面断面図。第3図は染液掬い揚げ吸い込み機
構の一実施例でその断面形状を示す部分側面図。
第4図は染色ドラムBを正逆回転させる場合の掬
い揚げ部材および円周面孔部の配列状態を示す一
部破断した正面図。第5a図は染液掬い揚げ吸い
込み機構の他の実施例を示す部分側面断面図。第
5b図は第5a図の部分正面断面図。第6図は従
来のスミスドラム式染色機の一部破断した概略側
面図。第7図は第6図をY−Y矢視した概略正面
断面図。 これらの図において、A……染液掬い揚げ吸い
込み機構、B……染色ドラム、Bb……染色ドラ
ム、C……染色槽、D……染液供給手段、E……
加熱手段、Eb……加熱手段、F……ドラム駆動
手段、1……皮染物、1a……染色袋、2……固
定台、3……軸受、4……扉、5……窓、6……
扉、8……ドラム、8b……ドラム、10……仕
切板、11……蒸気パイプ、12……自動弁、温
度検出器、14……温度調節計、18……染料タ
ンク、19……助剤タンク、20……フイツクス
剤タンク、21,22,23,24,25……自
動弁、30……変速モータ、31……スプロケツ
ト、32……軸受支持台、33a,33b……軸
受、35……軸、36……スプロケツト、37…
…チエーン、38,39……外歯車、40……掬
い揚げ部材、41……円周面孔部、42……部
屋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流通可能な多孔板を円筒状のドラム8に形成す
    ると共に該ドラム内を多孔板の仕切り板10にて
    複数の部屋42に仕切りせしめた染色ドラムB
    と、前記染色ドラムBを内蔵すると共に該染色ド
    ラムを回動自在に支持する染色槽Cと、前記染色
    槽Cに染液などを供給する染液供給手段Dと、前
    記染液などを所定の温度に加熱すると共に温度制
    御する加熱手段Eと、前記染色ドラムBを回転さ
    せるドラム駆動手段Fとより成るドラム染色機に
    おいて、 前記染色ドラムBが、前記ドラム8の円周面孔
    部より外方へ突出して半お椀状に形成せしめた染
    液掬い揚げ吸い込み機構Aを備えていることを特
    徴とするドラム染色機。
JP1986126313U 1986-08-18 1986-08-18 Expired JPH0441196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986126313U JPH0441196Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986126313U JPH0441196Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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Publication Number Publication Date
JPS6334196U JPS6334196U (ja) 1988-03-04
JPH0441196Y2 true JPH0441196Y2 (ja) 1992-09-28

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ID=31020001

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JP1986126313U Expired JPH0441196Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56357A (en) * 1979-06-12 1981-01-06 Inamoto Seisakusho Kk Fiber impregnating machine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6082491U (ja) * 1983-11-10 1985-06-07 グンゼ株式会社 ドラム式繊維処理機

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56357A (en) * 1979-06-12 1981-01-06 Inamoto Seisakusho Kk Fiber impregnating machine

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JPS6334196U (ja) 1988-03-04

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