JPH0440676Y2 - - Google Patents

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JPH0440676Y2
JPH0440676Y2 JP5361988U JP5361988U JPH0440676Y2 JP H0440676 Y2 JPH0440676 Y2 JP H0440676Y2 JP 5361988 U JP5361988 U JP 5361988U JP 5361988 U JP5361988 U JP 5361988U JP H0440676 Y2 JPH0440676 Y2 JP H0440676Y2
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hot water
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  • Apparatus For Making Beverages (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は漢方薬草を湯により加熱して薬液を得
る漢方薬煎じ機に関する。
[従来の技術] 従来、漢方薬煎じ器は、第9図に示すように、
耐熱ガラス容器あるいは陶器などの容器1と、こ
の容器1を加熱するガスあるいは炭火などを熱源
とした加熱器3とを有している。
容器1の上部開口には、この上部開口を封止す
るように着脱可能な蓋5が設けられている。容器
1の内部には、漢方薬草7と、この漢方薬草7か
ら薬液を抽出するための水9が収納されている。
漢方薬草7は弱火にて水9を長時間加熱するこ
とにより漢方薬草7のエキスが抽出される。
具体的には、容器1の内部に200CCの水9を注
ぎ込み漢方薬草7を水9に浸した後に、ガスバー
ナ11の火を用いて容器1が加熱される。水9は
沸騰しない温度の湯で漢方薬草7を煮詰め、湯が
半分程度になるまで漢方薬草7が煎じられる。
このようにして、漢方薬草7は湯により加熱さ
れると、薬液が抽出されるため、薬用として飲む
ことができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、漢方薬草は長時間、煮詰めるた
めに、煎じ過ぎると薬液の濃度が濃くくなるため
一定の濃度の薬液が得られない。
また、ガスや炭火を熱源とすると、温度調節が
困難であることは言うまでもなく、操作も複雑に
なる。
さらに、このような漢方煎じ器は熱源の開閉の
自動化、湯温度を一定温度に保つ設定の自動化、
などを行なおうとすると装置や加熱工程が複雑に
なり、コンパクトな漢方薬煎じ器が得られない。
それ故に本考案の課題は、簡単な操作により薬液
の抽出ができ、コンパクトな漢方薬煎じ機を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、漢方薬草を湯により加熱して
薬液を得る漢方薬煎じ機において、上記漢方薬草
を収納する容器と、この容器に湯を注ぐととも
に、この容器を加熱する薬液抽出装置とを含み、
上記容器の上部開口に着脱可能な蓋を有し、この
蓋には上記薬液抽出装置に組み付けた湯導管の湯
噴出口から噴出する湯を上記容器内に導く湯口を
形成し、この湯口には開閉手段を設け、上記薬液
抽出装置は上記容器を載置して加熱する加熱器を
有し、この加熱器には上記湯導管と、この湯導管
を加熱するヒータとを備えたことを特徴とする漢
方薬煎じ機が得られる。
また、上記蓋は上記湯口に上記開閉手段とし
て、弁体を有し、この弁体の内部には上記湯の圧
力または湯溜りにより作動して上記容器内に湯を
導く弁部材を設けた上記漢方薬煎じ機及び上記湯
口の周りには上記蓋面から上方にのびた筒部を形
成し、この筒部の内面に着脱可能に上記弁体を係
合した上記漢方薬煎じ機が得られる。
[作用] 容器の内部には、漢方薬草が適当量に収納され
るとこの容器の上部開口に蓋を設けた状態にて薬
草抽出装置の加熱器の上に載せる。さらに電源ス
イツチを閉路すると、加熱器がヒータにより加熱
される。同時に加熱器に設けられてる湯導管の一
部が加熱されるので、湯導管内の水が沸騰し、こ
の沸騰圧力により湯が湯導管の湯噴出口から噴出
する。この際、湯噴出口の下方には、蓋に形成し
た湯口があるためこの湯口を湯が通過して容器内
の漢方薬草が湯に浸される。湯は適当量が薬草抽
出装置の水タンクから流入されて水タンク内の水
がなくなると、湯の供給は停止する。
そして、加熱器はサーモスタツトにより設定温
度に保たれているので、電源を遮断するタイマー
が設定時間に到達するまで加熱が続けられる。
したがつて、漢方薬草は一定温度の湯によつ
て、煎じられ薬液が抽出される。
容器内で発生する蒸気は蓋の内側にまで上昇す
るが蓋の温度が蒸気の温度より低いため、蓋面に
て水滴となり落下する。
湯口には、弁体が設けられているので、湯噴出
口から噴出した湯はこの弁体に入ると弁体の弁部
材が開放し、湯口から湯が容器内に導かれる。湯
の噴出が終了した際には、弁体は自動的に閉塞さ
れるので、容器内の蒸気が外部に逃げないように
なる。
[実施例] 第1図は本考案の漢方薬煎じ機の一実施例を示
している。この実施例において、第9図と同じ部
分には同じ符号を附して説明を省略する。
第1図を参照して、この漢方薬煎じ機は、漢方
薬草7を収納した容器1と、この容器1に湯15
を注ぐとともに、この容器1を加熱する薬液抽出
装置17とを含んでいる。容器1の上部開口には
着脱可能な蓋19が設けられている。この蓋19
は容器1の上部開口を塞ぎ、容器1の内部をほぼ
密封するようになつている。蓋19の中央部には
湯口21が形成されている。
この湯口21には、湯口21を開閉可能にする
開閉手段が設けられている。湯口21には開閉手
段として、筒状の弁体23が設けられている。こ
の弁体23の内部には浮子のような弁部材25が
設けられている。
湯口21の周りには蓋19の面から上方にのび
た筒部31が形成されている。弁体23は筒部3
1の内面に着脱可能に係合されている。
筒部31は、第2図にも示すように、内面が漏
斗形状に形成されている。弁体23は内面が漏斗
形状に形成されている。したがつて、筒部31の
内面には弁本体23が係合するように組合されて
いる。
この弁体23筒部31に着脱可能に係合されて
いる。弁体23の内部には弁部材25がこの弁体
23の下部開口から落ちないように、設けられて
いる。
この筒部31は外周を指によつて摘むことがで
きるため、蓋19のツマミとなり、蓋19の搬送
時に、筒部31を摘みながら、作業を行なうこと
ができる。
なお、容器1には握手33が取り付けられてい
る。
一方、薬液抽出装置17は電気ヒータ35及び
湯導管37の中間部分を組付けた加熱器38と、
水タンク41とを有している。湯導管37の一端
は、水タンク41の底部に接続部43を介して接
続されている。接続部43の内部には水タンク4
1に収納された水9が湯導管37から逆流しない
ように逆止弁(図示せず)が設けられている。
湯導管37の他端は、下方に折曲された湯噴出
口47が形成されている。
加熱器38は、たとえば板状に形成されたアル
ミニユウム板に電気ヒータ35と湯導管37が固
定されている。この加熱器38の上面には容器1
を載置する金属製の載置板51が設けられてい
る。載置板51は、薬液抽出装置17の外枠板に
固定されている。
この載置板51の上に容器1が載置された状態
では、弁体23の開口上方に湯導管37の湯噴出
47が位置している。
次に、第3図乃至第5図をも参照して漢方薬草
の薬液抽出の操作を説明する。
先ず、容器1は薬液抽出装置17の載置板51
の上から外した状態にて、蓋19を容器1から取
り外す。この状態にて容器1の内部に適量の漢方
薬草7を収納する。
次に、容器1の上部開口には蓋19を設ける。
この際、蓋19の筒部31には弁体23を嵌め込
む。このようにして、容器1の握手33を持ち、
薬液抽出装置17の載置板51の上に載せる。こ
の状態にて弁体23の上部開口の上方には、薬液
抽出装置17に組付けてある湯導管37の湯噴出
口47が位置する。
一方、薬液抽出装置17に設けてある水タンク
41の内部には、適量の水9を収納する。
このようにして、第5図に示す薬液抽出装置1
7の一部に取り付けられている電源スイツチ61
を閉成し、タイマー63を設定時間にセツトする
と電気ヒータ35が発熱し加熱器38が加熱され
るから、水タンク41から湯導管37に流入した
水9が加熱されて、湯噴出口47から湯15が噴
出する。
湯15は、第3図に示すように、弁体23の内
部に注がれると、湯15の湯溜りによつて弁部材
25が浮き上がり、弁部材25と弁体23との間
が開放されるため、矢印Aに示すように、湯口2
1から容器1の内部に湯15が落下する。
さらに、第4図に示すように、湯15の注出を
終了すると、弁部材25が弁体23の下部開口を
閉塞する。このような状態において、加熱器38
は加熱を続け、加熱器38に設けたサーモスタツ
ト65により設定温度を保ちながら、薬液の抽出
が行なわれる。
この薬液抽出装置17においては、第5図に示
すように、電源ライン間に、タイマー63のB接
点65、電気ヒータ35及びサーモスタツト65
が直列に接続されて、これらの直列な両端にタイ
マー63が並列に接続されている。この電源ライ
ンには電気ヒータ35の主開閉を行なう電気スイ
ツチ61が接続されている。
したがつて、タイマー63が設定時間に到達す
ると、B接点67が開放し、電気ヒータ35の回
路を開路する。
この実施例における回路構成は、タイマー63
の設定時間が終了と同時に、電気ヒータ35回路
が開路するように構成されているが、加熱終了の
ブザーや加熱中にパイロツトランプの表示を行な
うなどの構成にできることは言うまでもない。
第6図乃至第8図は弁体23の他の実施例を示
している。第6図の弁体23には浮子ような球体
25aに断面逆台形の止水部25bとこの止水部
25bの下面から下方に棒柱部25cからなる弁
部材25が設けられている。この弁部材25によ
れば、止水部25bが弁体23の内面を閉塞し、
棒柱部25cが蓋19の湯口21にまでのびてい
る。この棒柱部25cは、弁部材25bを水平に
保つように、重りの役目をしているので、弁部材
25bと弁体23との閉塞性を増やす働きをす
る。
第7図に示す弁体23は筒状の弁体23の内側
の中間部に環状の壁部23aが形成されている。
この壁部23aによつて作られた中央部の通孔2
3bを下方から塞ぐように半球状の弁部材25d
が設けられている。この弁部材25dの下面には
棒柱部25eが下方に向けてのびている。弁体2
3の下部開口には、透孔板71が嵌め込まれてい
る、弁部材25dの下面と透孔板71との間には
スプリング73が設けられている。スプリング7
3は棒柱部25eを包み込むように設けられてい
る。
この弁体23によれば、第8図に示すように、
湯導管37の湯噴出口47から弁体23に湯15
が注入されると、湯15の圧力により弁部材25
dが下降して通孔23bを開放するため、湯口2
1から容器1の内部に湯15が矢印Aに示すよう
に、注入される。そして湯15の注入が終了する
と、スプリング73の反発力により弁部材25d
が上昇し、通孔23bを閉塞する。
このように、実施例の漢方薬煎じ機において
は、弁体23に湯15が注がれた後に、弁部材2
5によつて、湯口21が閉塞されるため、漢方薬
草7を長時間に煎じることによつて発生する臭い
をも容器1の外へ流出することがない。
すなわち、漢方薬草7は湯15が沸騰しない程
度に煮詰められるから、容器1の内部に発生する
蒸気が上昇した際に、弁体23の外部に流出する
ことなく、容器1より温度が低い蓋19の内面に
付着し、水滴となつて落下する作用を繰り返しな
がら、漢方薬草7の薬液抽出が行なわれる。
[考案の効果] 以上、実施例により説明したように本考案の漢
方薬煎じ機によれば、薬液抽出装置の水タンクに
適量の水を収納し、容器に適量の漢方薬草を収納
しておけば、電源スイツチとタイマーの設定によ
り一定濃度の薬液が抽出できるため簡単な操作に
より、熟練を要せず一定濃度の薬液が得られる。
また、弁体は湯を注出した後に自動的に閉じる
ため、容器内から、漢方薬草の煎じ中に発生する
臭いを外部に流出することがなく、快適な状態に
て漢方薬草の薬液抽出ができる。
さらに、漢方薬煎じ機は、薬液抽出装置と容器
とが一組に組合されているため、コンパクトな漢
方薬煎じ機が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の漢方薬煎じ機の一実施例を示
す断面図、第2図乃至第4図は第1図の弁体の動
作を示す断面図、第5図は第1図の漢方薬煎じ機
の回路図、第6図は第1図の弁体の他の実施例を
示す断面図、第7図及び第8図は弁体の他の実施
例における動作を示す断面図、第9図は従来の漢
方薬煎じ器を示す断面図である。 1……容器、7……漢方薬草、9……水、15
……湯、17……薬液抽出装置、19……蓋、2
1……湯口、23……弁体、25……弁部材、3
1……筒部、35……電気ヒータ、37……湯導
管、47……湯噴出口、61……電源、63……
サーモスタツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 漢方薬草を湯により加熱して薬液を抽出する
    漢方薬煎じ機において、上記漢方薬草を収納す
    る容器と、この容器に湯を注ぐとともに、この
    容器を加熱する薬液抽出装置とを含み、上記容
    器の上部開口に着脱可能な蓋を有し、この蓋に
    は上記薬液抽出装置に組み付けた湯導管の湯噴
    出口から噴出した上記湯を上記容器内に導く湯
    口を形成し、この湯口を開閉する開閉手段を設
    け上記薬液抽出装置は上記容器を載置して加熱
    する加熱器を有し、この加熱器には上記湯導管
    と、この湯導管を加熱する電気ヒータとを備え
    たことを特徴とする漢方薬煎じ機。 2 上記蓋は上記湯口に上記開閉手段として、弁
    体を有し、この弁体の内部には上記湯の圧力ま
    たは湯溜りにより作動して上記容器内に湯を導
    く弁部材を設けたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第一項記載の漢方薬煎じ機。 3 上記湯口の周りには、上記蓋面から上方にの
    びた筒部を形成し、この筒部の内面に着脱可能
    に上記弁体を係合したことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第一項及び第二項記載の漢方
    薬煎じ機。
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JPH01157750U JPH01157750U (ja) 1989-10-31
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