JPH0440043Y2 - - Google Patents

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JPH0440043Y2
JPH0440043Y2 JP11671487U JP11671487U JPH0440043Y2 JP H0440043 Y2 JPH0440043 Y2 JP H0440043Y2 JP 11671487 U JP11671487 U JP 11671487U JP 11671487 U JP11671487 U JP 11671487U JP H0440043 Y2 JPH0440043 Y2 JP H0440043Y2
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shaft
magnetic
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magnet
ball
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、導電性磁性流体シール装置、例え
ば、磁気デイスク装置における同シール装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
この考案に先行する関連装置としては、第4〜
6図に示すものがある。この装置は、本件出願人
が特願昭61−308893号においてすでに提案してい
るものである。
図において、1は筒状のハウジング、2はハウ
ジング1に軸受3を介して取り付けたシヤフト、
4,5は環状の磁石6を挟んでハウジング1の内
壁面に導電性の接着剤で固着してシヤフト2廻り
に配設した環状のポールピースである。Cは上記
環状の磁石6とポールピース4,5とで形成され
たシール部材である。上記ハウジング1は非磁性
体で導電性を有し、シヤフト2とポールピース
4,5は磁性体で導電性を有する。7はシヤフト
2とポールピース4,5の間に磁力によつて保持
された磁性流体、すなわち、磁石6によつてシヤ
フト2とポールピース4,5の間に形成された磁
界によつて保持された磁性流体である。この磁性
流体7は、シヤフト2とポールピース4,5の間
をシールして、軸受3側を塵埃等から保護するた
めのものである。
8は、磁性体からなる導電性のボールで、シヤ
フト2がポールピース4の間に形成された上記磁
界による吸引力によつて両部材2,4に吸着され
ている。一方、この吸着されたボール8とポール
ピース4およびシヤフト2との間、つまり、それ
らの摺接部には、同じく磁石6で形成された磁界
によつて上記磁性流体7の一部が保持されてい
る。
すなわち、ボール8は、磁性流体7を介して磁
石6の吸引力(磁力)でシヤフト2とポールピー
ス4に吸着されている。そして、ボール8は、こ
れに働く上記磁力によつてシヤフト2とポールピ
ース4に金属接触または導電可能な距離まで近接
している。9はシヤフト2に嵌着したデイスク、
10は磁気ヘツドである。
次に作用を説明する。
シヤフト2およびポールピース4とボール8と
を金属接触させた部位または導電可能な距離まで
近接させた部位(摺接部)は、同部位に保持され
た磁性流体7によつて潤滑される。
また、シヤフト2およびポールピース4とボー
ル8は、これらの摺接部において、金属接触また
は導電可能な距離まで近接しているので、この部
位で導電可能となる。導電状態になれば、ポール
ピース4はハウジング1に導電性の接着剤で固着
されているから、シヤフト2とハウジング1は電
気的に接続されることにより、デイスク9等に発
生した静電気はシヤフト2、ボール8、ポールピ
ース4、ハウジング1を経てアースされる。
さらに、シヤフト2およびポールピース4とボ
ール8との間に保持する磁性流体は、シヤフト2
とポールピース4の間をシールするための磁性流
体7を利用できるし、上記磁性流体の保持は、磁
性流体7を保持するための磁石6の磁力で可能で
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記シール装置は、このような優れた電動性能
を有するが、ボール8とシヤフト2およびポール
ピース4,5との間の導電性は、磁性流体7を介
してそれらの間に働く磁石6の磁力のみによつて
得る構造となつている。このため、シヤフト2が
矢印方向へ回転すると、ボール8も矢印方向へ移
動するが、シヤフト2の回転速度によつてはボー
ル8が磁性流体7上に浮き、シヤフト2とポール
ピース4,5から離れることがあり、常に良好な
導電性を確保できないおそれがあつた。
この考案は、このような問題点を解決するため
になされたもので、常に良好な導電性を確保でき
る導電性磁性流体シール装置を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る導電性磁性流体シール装置は、
ハウジングと、このハウジングに軸受を介して取
り付けた磁性体のシヤフトと、環状の磁石とその
両端面に固着した前記磁石より径の大きい磁性体
の環状ポールピースとより形成し、かつ、ポール
ピースとシヤフトとの間に隙間を設けてハウジン
グに固定した環状のシール部材と、前記隙間に磁
石の磁力で保持した磁性流体と、シール部材とシ
ヤフトとの間の環状の空間部に収納し、かつ、磁
石の磁力でポールピースとシヤフトに磁性流体を
介して金属接触または導電可能な距離まで近接さ
せた磁性体のボールとを有するシール装置におい
て、前記シール部材に、シヤフトの回転に伴つて
移動するボールをポールピースとシヤフト側へ案
内して制止するストツパを設けたものである。
〔作用〕
上記シヤフトが回転し、磁性流体が移動する
と、これに伴いボールがシヤフトとポールピース
にそつてシヤフトの回転方向へ移動する。そし
て、シヤフトが一定以上の高速で回転すると、ボ
ールが磁性流体上に浮き、シヤフトとポールピー
スから離れようとする。しかし、ボールはストツ
パに当たり、シヤフトとポールピース側へ案内さ
れて止まる。このとき、ストツパは、シヤフトの
回転によつてボールに加えられる力を、同ボール
のシヤフトとポールピースに対する押圧力(接触
力)に変換する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1,2図によつて
説明する。
この実施例は、この考案を磁気デイスク装置に
おけるシール装置に適用した例で、第4〜6図で
説明した導電性磁性流体シール装置との比較で言
えば、同装置のシール部材Cを構成する環状の磁
石6にボール8のストツパSを設けたものであ
る。その他の構成は、第4〜6図のシール装置と
同じである。
上記ストツパSは、環状の磁石6の穴6aの内
周面の接線方向へ向けて同穴6aの端部を横切る
ように上記磁石6に設けた丸棒である。そして、
ストツパSとシヤフト2の間隔dとストツパSと
ポールピース4の間隔lは、いずれもその最小部
位ではボール8の直径より小さくしてある。スト
ツパSは丸棒であるので、間隔d,lは上記最小
部位から離れるに従つて次第に大きくなつてい
る。
次に作用を説明する。
シヤフト2が矢印方向へ回転し、磁性流体7が
移動すると、ボール8もシヤフト2とポールピー
ス4にそつてシヤフト2と同方向へ移動する。い
ま、シヤフト2が一定以上の高速で回転すると、
ボール8は移動しながら磁性流体7上に浮き、シ
ヤフト2とポールピース4から離れようとする
が、ストツパSつまり丸棒Sに当たり、シヤフト
2とポールピース4へ案内されて止まる。このと
き、シヤフト2の回転によつてボール8に加えら
れている力は、丸棒Sによつて方向変換され、同
ボール8のシヤフト2とポールピース4に対する
押圧力ないし接触力となる。
このため、ボール8は、この押圧力と磁石6の
磁力とによつてシヤフト2とポールピース4とに
金属接触する。少なくと両者8と2,4は、導電
可能な距離まで常時近接することになり、常に良
好な導電性を確保できる。
第3図は、他の実施例を示し、第2図に対応す
る。これは、上記ストツパ(丸棒)Sを2個設け
た例で、シヤフト2が正逆転を繰り返す場合など
に適する。作用効果は上記実施例と同じである。
なお、図示しないが、この他にも、丸棒Sを多
数設けて、ボール8も多数配設することも可能で
ある。また、ストツパSは、ポールピース4,5
に取り付ける構成としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、シー
ル部材に、シヤフトの回転に伴つて移動するボー
ルをポールピースとシヤフト側へ案内して制止す
るストツパを設けたので、常に良好な導電性を確
保できる導電性磁性流体シール装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部縦断面
図、第2図は同実施例の要部横断面図、第3図は
他の実施例の要部横断面図、第4図は本件出願人
が先に提案した導電性磁性流体シール装置を使用
した磁気デイスク装置の縦断面図、第5図は第4
図の要部拡大図、第6図は第4図の要部拡大断面
図である。 1……ハウジング、2……シヤフト、4……ポ
ールピース、6……磁石、7……磁性流体、8…
…ボール、S……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングと、このハウジングに軸受を介して
    取り付けた磁性体のシヤフトと、環状の磁石とそ
    の両端面に固着した前記磁石より径の大きい磁性
    体の環状ポールピースとより形成し、かつ、ポー
    ルピースとシヤフトとの間に隙間を設けてハウジ
    ングに固定した環状のシール部材と、前記隙間に
    磁石の磁力で保持した磁性流体と、シール部材と
    シヤフトとの間の環状の空間部に収納し、かつ、
    磁石の磁力でポールピースとシヤフトに磁性流体
    を介して金属接触または導電可能な距離まで近接
    させた磁性体のボールとを有するシール装置にお
    いて、前記シール部材に、シヤフトの回転に伴つ
    て移動するボールをポールピースとシヤフト側へ
    案内して制止するストツパを設けたことを特徴と
    する導電性磁性流体シール装置。
JP11671487U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH0440043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11671487U JPH0440043Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11671487U JPH0440043Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6421860U JPS6421860U (ja) 1989-02-03
JPH0440043Y2 true JPH0440043Y2 (ja) 1992-09-18

Family

ID=31359503

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JP11671487U Expired JPH0440043Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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JPS6421860U (ja) 1989-02-03

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