JPH043986A - インプットコイルを備えたsquid素子 - Google Patents

インプットコイルを備えたsquid素子

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Publication number
JPH043986A
JPH043986A JP2106240A JP10624090A JPH043986A JP H043986 A JPH043986 A JP H043986A JP 2106240 A JP2106240 A JP 2106240A JP 10624090 A JP10624090 A JP 10624090A JP H043986 A JPH043986 A JP H043986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
squid
superconductor
substrate
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP2106240A
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English (en)
Inventor
Yasuharu Yamada
康晴 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH043986A publication Critical patent/JPH043986A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は極微弱電流や磁界検出等に用いられるSQUI
D素子に関し、更に詳しくは、インプットコイルを備え
た高温超電導体薄膜製のSQUID素子に関する。
〈従来の技術〉 SQUID(超電導量子干渉計)では、通常、被測定磁
界等を直接SQUID素子で拾うことはせず、磁束トラ
ンス法等と称される入力回路が使用される。この入力回
路は、測定すべき磁束等を拾うピックアップコイルおよ
びインプットコイルとからなる超電導閉回路で、インプ
ットコイルはSQUID素子と磁気的に結合される。
Nb等の金属材料超電導体の薄膜を用いたSQUID素
子では、一般に、一つの基板上にSQUID素子パター
ン、絶縁膜およびインプットコイルパターンを多層製膜
およびパターニング技術により積層形成することによっ
て、SQUID素子とインプットコイルとを磁気的に結
合している。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、YBCOに代表される高温超電導体薄膜は、
多層化すると一般に多層間の拡散、酸素の抜は等が生じ
て臨界温度の低下が見られる。
従って、このような高温超電導体薄膜を用いてSQUI
D素子を形成する場合、金属超電導体薄膜を用いた素子
のように多層化によってインプットコイルとSQUID
素子本体との結合を行うことは実質的に不可能となる。
本発明はこのような点を解決すべくなされたもので、そ
の目的は、積層技術を用いることなくSQUID素子本
体とインプットコイルとの結合を可能とした構造の高温
超電導体薄膜製5QtJID素子を提供することにある
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応する
第1図および第2図を参照しつつ説明すると、本発明で
は、高温超電導体薄膜製のSQUIDリングパターン1
0が形成されたSQUID基板1と、中心部および外縁
部に電極21および22を有するスパイラルコイルパタ
ーン20が形成されたコイル基板2とを、互いのパター
ン形成面を対向させて配設し、かつ、この両基板1と2
の間には、一面にスパイラルコイルパターン20の中心
の電極21にに当接する突起31とその周りの環状の壁
体32およびこれらを接続する橋渡し部33からなる超
電導体ブロック3と、その超電導体ブロック3の他面と
SQUID基板1間に介在する絶縁板4を配設するとと
もに、これらの各部材を一体的に保持する保持部材5a
、5bを設けている。
く作用〉 SQUIDリングパターン10およびインプットコイル
パターン20は、それぞれの基板1および2に個別に作
成される。この基板1と2を対向配置して、その間に環
状の壁体を持つ超電導体ブロック3を配設して両パター
ン間への磁束の侵入を阻止することより、SQUIDリ
ングパターン10(素子本体)とインプットコイルパタ
ーン20の磁気的結合が向上する。
絶縁膜4はSQUIDリングパターン10と超電導体ブ
ロック3間の短絡を防止し、また、超電導体ブロック3
の中心部の突起によって、スパイラルコイルパターン2
0の中心部の電極21は、超電導体ブロック3を介して
外部に接続可能となり、ピックアップコイルで拾った磁
界のSQUID素子本体への伝達を可能としている。
〈実施例〉 第1図は本発明実施例の中央縦断面図で、第2図はその
分解斜視図である。
MgO基板等のSQUID基板1上には、YBCO等の
高温超電導体薄膜をパターニングした、第3図にその平
面図を示すようなりC−3QU IDリング10が形成
されている。このDC−3QUIDリング10には4つ
の電極バッド11・・・11が設けられている。
同じ<MgO基板等のコイル基板2上には、同じ<YB
CO等の高温超電導体薄膜をパターニングしたスパイラ
ルコイル20が形成されている。
このスパイラルコイル20には、第4図にその平面図を
示すように、中心部と縁部に電極21および22が形成
されている。
これらのSQUID基板1およびコイル基板2は、互い
のパターン形成面を向かい合わせた状態で保持体5によ
って保持されているとともに、この両基板間には、超電
導体ブロック3と絶縁膜4が介挿されている。
超電導体ブロック3は、第5図(a)に平面図を同図(
b)にそのA−A断面図を示すように、中心部に突起3
1を持ち、その周囲には環状の壁体32を有しており、
この突起31と壁体32とは橋渡し部33によって相互
に接続されている。この超電導体ブロック3は例えばY
BCO等の高温超電導体のバルクによって形成すること
ができる。
この超電導体ブロック3は、その突起31が形成された
側をコイル基板2側に向けて配置され、突起31の先端
はスパイラルコイル20の中心部の電極21に当接され
た状態で保持されている。
壁体32の最外周は、DC−3QUIDリング10の電
極パッド11・・・11の内側で、かつ、インプットコ
イルの縁部の電極22の内側に位置している。そして、
壁体32の先端面は、コイル基板1の表面に接触してい
るが、スパイラルコイル20のパターンを横切る部分は
僅かな深さの切り欠き34が形成され、この部分におい
ては超電導体ブロック3はスパイラルコイル20に接触
していない。
絶縁膜4は、超電導体ブロック3の突起31形成側と反
対側の面と、SQUID基板1上のDC3QUIDリン
グ10との間に挿入され、超電導体ブロック3とDC−
3QU I Dリング10間を絶縁している。
この絶縁膜4の材質としてはマイカシート等を使用する
ことができる。
保持体5は上下2つに分割されており、SQUID基板
1やコイル基板2等の内蔵物を収容した状態で上下が相
互に固着され、これによってその内蔵物を保持している
DC−3QUIDリング10の電極パッド11・・・1
1と、インプットコイル20の縁部の電極22、および
超電導体ブロック3の壁体32の外周面には、それぞれ
超電導線6が接続され、保持体5に設けられた開口部5
1から外部に取り出されている。
そして、電極パッド11・・・11はタンク回路等の測
定回路に接続される。また、電極22および超電導対ブ
ロック3はピックアップコイルに接続され、これにより
、インプットコイル20の両端がピンクアップコイルの
両端と接続されることになる。
保持体5の材質としては、例えばリン青銅等の金属を用
いることができる。
以上の本発明実施例によれば、DC−3QU IDリン
グ10とスパイラルコイル20とは密着されないが、そ
の間が超電導対ブロック3の壁体32によって覆われて
いるので、これら両者の結合は向上し、実質的にこれら
を積層形成した場合と同等の効果が得られる。
なお、保持体5を高温超電導体材料とすることにより、
SQUID素子への磁束の侵入を防止することができ、
S/Nが向上する。
また、本発明はDC−3QUIDに限らず、RF−3Q
UIDにも適用可能であることは勿論である。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、互いに別個の基
板上にそれぞれSQUIDリングパターンとインプット
コイルを形成し、これらの間に超電導体ブロックの壁体
を介在させてこの間への磁束の出入りを阻止したので、
SQUIDリングとインプットコイルとの磁気的結合が
向上し、実質的に多層化の不可能な高温超電導体薄膜を
用いても、多層化した場合と同等の効果が得られ、もっ
て高温超電導体薄膜を用いたSQUID素子において、
容易にインプットコイル一体型の素子を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の中央縦断面図、第2図はその分
解斜視図、 第3図はそのSQUID基板1上のSQUIDパターン
を示す平面図 第4図はそのコイル基板2上のスパイラルコイルパター
ンを示す平面図 第5図はその超電導体ブロック3の構造説明図である。 10.、、SQU I Dii 10・、・・DC−3QUIDリング 11・・・11・・・・電極パッド 2・・・・コイル基板 20・・・・スパイラルコイル 2122・・・・電極 300.・超電導体プロ・ンク 31・・・・突起 32・・・・壁体 33・・・・橋渡し部 34・・・・切り欠き 4・・・・絶縁膜 5・・・・保持体 6・・・・超電導線 特許出願人   株式会社島津製作所 代 理 人    弁理士 西1)新 第2図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  高温超電導体薄膜製のSQUIDリングパターンが形
    成されたSQUID基板と、中心部および外縁部に電極
    を有するスパイラルコイルパターンが形成されたコイル
    基板とが、互いのパターン形成面を対向させて配設され
    、かつ、この両基板の間には、一面に上記スパイラルコ
    イルパターンの中心の電極に当接する突起とその周りの
    環状の壁体およびこれらを接続する橋渡し部からなる超
    電導体ブロックと、その超電導体ブロックの他面と上記
    SQUID基板間に介在する絶縁板が配設されるととも
    に、これらの各部材を一体的に保持する保持部材を有し
    てなるインプットコイルを備えたSQUID素子。
JP2106240A 1990-04-20 1990-04-20 インプットコイルを備えたsquid素子 Pending JPH043986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07311249A (ja) * 1994-05-16 1995-11-28 Chodendo Sensor Kenkyusho:Kk 超伝導薄膜ピックアップコイル

Cited By (1)

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