JPH0439579Y2 - - Google Patents

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JPH0439579Y2
JPH0439579Y2 JP16777586U JP16777586U JPH0439579Y2 JP H0439579 Y2 JPH0439579 Y2 JP H0439579Y2 JP 16777586 U JP16777586 U JP 16777586U JP 16777586 U JP16777586 U JP 16777586U JP H0439579 Y2 JPH0439579 Y2 JP H0439579Y2
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wind
pitot tube
stabilizer
wind direction
potentiometer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は風向検出手段を備えたピトー管風速計
に関するものである。
(従来の技術) 上空の風速を測定する手段として、ピトー管風
速計は周知である。この種の装置は、静圧と風の
動圧との差を検出するピトー管と、このピトー管
によつて検出された圧力差の信号に基づいて風速
を演算する演算器とからなる。
通常、この種のピトー管風速計は、気象観測用
のヘリコプタや飛行機等の移動体に装備され、移
動体の飛行によつて、上空の風速が測定されるも
のであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の装置においては、移動体
が風に向かつて飛行する場合、すなわち、ピトー
管の動圧取り入れ口が風に対向している状態のと
きは正確な風速を測定できるのであるが、移動体
およびピトー管が風に対して斜めになつたときに
は風の正確な動圧を取り入れることができず、こ
のため、正確な風速を測定することができなくな
るという問題があつた。
本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、移動体、すなわ
ち、ピトー管が風に対し斜め向きになつた場合に
おいても、正確な風速を測定することができるピ
トー管風速計を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、次のよう
に構成されている。すなわち、本考案は、移動体
に固定されるピトー管と; ピトー管によつて検
出される静圧と動圧との圧力差に基づき風速を演
算する演算器と; を備えたピトー管風速計にお
いて、風向の方位に対応して回転自在のスタビラ
イザと、スタビライザの回転角を検出し風向検出
信号を演算器へ送る回転角度検出手段とが設けら
れているピトー管風速計である。
(作用) 上記構成からなる本考案において、移動体およ
び該移動体に固定されたピトー管が風に対し対向
状態にあるときにはスタビライザも基準の向き
(ピトー管と同一の向き)を向いている。
この状態から移動体が風に対して斜め向きにな
つた場合には、ピトー管も同様に風に対して斜め
向きになり、ピトー管に正確な風の動圧が取り入
れられなくなる。しかし、このとき、スタビライ
ザは回転自在であるから、常に風の向きに沿うよ
うに回転する。そして、このスタビライザの基準
の向きから風の向きに沿うまでの回転角、つまり
風向が回転角度検出手段によつて検出される。
そして、該検出手段はこの風向きの情報、すな
わち、風向検出信号を演算器へ送るのである。
演算器はこの風向検出信号を受けて風速の演算
値を補正する結果、ピトー管の向きが風向きに対
し、斜めになつても、常時、正確な風速測定が達
成できるのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図には本考案に係る一実施例の構成を
示す正面図が示され、また、第2図にはその底面
図が示されている。
図において、計器枠体1は固定板20を介して
気象観測用の飛行機やヘリコプタ等の移動体(図
示せず)に固定されており、該計器枠体1の前部
には温度計21が突設され、また底部にはフラン
ジ板2を介してピトー管3が固定されている。
このピトー管3の固定状態で該ピトー管3の前
後方向の中心軸は移動体の前後方向の中心軸に平
行になつている。このピトー管3の前方部には半
導体圧力センサ4が配設されており、該半導体圧
力センサ4は動圧取り入れ口5から取り入れられ
る風の動圧と、計器枠体1内に臨む静圧取り入れ
口6から取り入れられる静圧との差による圧力差
を検出し、その圧力差の信号を移動体あるいは地
上の管理室等に配置される演算器22へ送る。
また、前記計器枠体1の後方部には水平方向の
風向を検出する第1のスタビライザ7が設けられ
ている。該第1のスタビライザ7は回転軸8と該
回転軸8に基端部が固定された風向検出板9とか
らなり、前記回転軸8は計器枠体1から下方へ突
出させた状態で軸受10を介し、該計器枠体1に
回転自在に軸支されている。
この結果、第1のスタビライザ7は風を受ける
ことにより、風に沿つて、すなわち、風向検出板
9の基端部(回転軸8側)が風上、先端部が風下
となるように回転することになる。
ところで、計器枠体1内には取付板11を介し
て回転角度検出手段としての第1のポテンシヨメ
ータ12が固定されており、該第1のポテンシヨ
メータ12の入力軸13はカツプリング14を介
して前記回転軸8に連結されている。
したがつて、回転軸8の回転に連動して第1の
ポテンシヨメータ12の入力軸13が回転する
が、この入力軸13の回転角によつて風向が検知
されることとなり、該第1のポテンシヨメータ1
2の回転角の信号、すなわち、風向検出信号が演
算器22へ加えられる。
同様に、計器枠体1の前方部には垂直方向の風
向を検出する第2のスタビライザ15が設けられ
ている。該第2のスタビライザ15も回転軸16
と風向検出板17によつて構成されており、該回
転軸16は計器枠体1に回動自在に軸支された状
態で計器枠体1から真横に向けて水平に突設され
ている。そして、回転軸16は第2のポテンシヨ
メータ18の入力軸19に連結される結果、垂直
方向の風向きが第2のスタビライザ15の回転
角、すなわち、第2のポテンシヨメータ18の入
力軸19の回転角によつて検出され、この第2の
ポテンシヨメータ18からの風向検出信号も演算
器22に加えられている。
該演算器22にはピトー管3からの圧力差の信
号によつて風速を算出する風速演算プログラムと
第1のポテンシヨメータ12および第2のポテン
シヨメータ18からの風向検出信号によつて風速
演算値を補正する補正プログラムとが与えられて
いる。したがつて、本実施例によれば、移動体お
よびピトー管3が風に向かつて飛行しているとき
には、ピトー管3によつて検出された動圧と静圧
との圧力差の信号によつて(このときは風向検出
信号は零となる)正確な風速が風速演算プログラ
ムにのつとり演算器22によつて算出される。
一方、移動体が風に対して斜め向きとなつた場
合には、風向検出板9および同17の一方あるい
は両方に風が当り、風が当つた風向検出板9およ
び同10は風の向きに沿う位置まで回転する。
そして、このときの第1のスタビライザ7およ
び第2のスタビライザ15の回転角が対応する第
1のポテンシヨメータ12および第2のポテンシ
ヨメータ18によつて検出され、演算器22は該
第1のポテンシヨメータ12および第2のポテン
シヨメータ18から加えられる風向検出信号によ
つて、風速演算値を補正プログラムを利用して補
正する。この結果、移動体の向きにかかわらず常
に正確な風速測定を行うことが可能となる。
なお、上記実施例では、第1のスタビライザ7
および第2のスタビライザ15の回転によつて第
1のポテンシヨメータ12および第2のポテンシ
ヨメータ18から得られる風向検出信号を、演算
器へ導いて風速演算値の補正用に利用している
が、この風向検出信号を前記補正用とは別個に取
り出して、風速とともに風向を表示器等へ表示す
るようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案は以上説明したような構成と作用とを有
しているので、移動体の飛行の向き、つまり、ピ
トー管の向きが風の向きに対して斜めになつて
も、上空の正確な風速を確実に測定することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の構成を示す正
面図、第2図は第1図の底面図である。 1……計器枠体、2……フランジ板、3……ピ
トー管、4……半導体圧力センサ、5……動圧取
り入れ口、6……静圧取り入れ口、7……第1の
スタビライザ、8……回転軸、9……風向検出
板、10……軸受、11……取付板、12……第
1のポテンシヨメータ、13……入力軸、14…
…カツプリング、15……第2のスタビライザ、
16……回転軸、17……風向検出板、18……
第2のポテンシヨメータ、19……入力軸、20
……固定板、21……温度計、22……演算器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 移動体に固定されるピトー管と; ピトー管
    によつて検出される静圧と動圧との圧力差に基
    づき風速を演算する演算器と; を備えたピト
    ー管風速計において、風向の方位に対応して回
    転自在のスタビライザと、スタビライザの回転
    角を検出し風向検出信号を演算器へ送る回転角
    度検出手段とが設けられていることを特徴とす
    るピトー管風速計。 (2) スタビライザは水平方向の風向を検出する第
    1のスタビライザと垂直方向の風向を検出する
    第2のスタビライザとのうちの少くとも一方の
    スタピライザを含むことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載のピトー管風速計。 (3) 回転角度検出手段はポテンシヨメータにより
    構成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載のピトー管風速計。
JP16777586U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0439579Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16777586U JPH0439579Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16777586U JPH0439579Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6373670U JPS6373670U (ja) 1988-05-17
JPH0439579Y2 true JPH0439579Y2 (ja) 1992-09-16

Family

ID=31100024

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JP16777586U Expired JPH0439579Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP4607450B2 (ja) * 2003-12-26 2011-01-05 大和ハウス工業株式会社 プロペラ型風力発電システム

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JPS6373670U (ja) 1988-05-17

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