JPH04371220A - 精密濾過膜とその製造方法 - Google Patents
精密濾過膜とその製造方法Info
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- JPH04371220A JPH04371220A JP17726091A JP17726091A JPH04371220A JP H04371220 A JPH04371220 A JP H04371220A JP 17726091 A JP17726091 A JP 17726091A JP 17726091 A JP17726091 A JP 17726091A JP H04371220 A JPH04371220 A JP H04371220A
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は精密濾過膜とその製造方
法に関するもので、さらに詳しく言えば、清涼飲料水や
酒類の濾過に適した精密濾過膜とその製造方法に関する
ものである。
法に関するもので、さらに詳しく言えば、清涼飲料水や
酒類の濾過に適した精密濾過膜とその製造方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】清涼飲料水や酒類は、保存中に生じる濁
りを防止する目的で、濁りの原因となる物質を除去する
ことが行われる。また、酒類では、発酵の段階で使用す
る酵母による悪影響を防止する目的で、不要な酵母を除
去することが行われる。
りを防止する目的で、濁りの原因となる物質を除去する
ことが行われる。また、酒類では、発酵の段階で使用す
る酵母による悪影響を防止する目的で、不要な酵母を除
去することが行われる。
【０００３】このような濾過には、従来より珪藻土を用
いた濾過装置や有機高分子材料製の精密濾過膜を用いた
濾過装置が用いられている。
いた濾過装置や有機高分子材料製の精密濾過膜を用いた
濾過装置が用いられている。
【０００４】珪藻土を用いた濾過装置は、濾過効率は良
好である反面、濾過精度の安定性に若干の問題があるた
め、近年は精密濾過膜を用いた濾過装置が多用されるよ
うになってきている。
好である反面、濾過精度の安定性に若干の問題があるた
め、近年は精密濾過膜を用いた濾過装置が多用されるよ
うになってきている。
【０００５】精密濾過膜を用いた濾過装置は、濾過精度
は良好であるが、濾過中に目詰まりが発生しやすいとい
う問題があるため、精密濾過膜を頻繁に交換する必要が
あった。
は良好であるが、濾過中に目詰まりが発生しやすいとい
う問題があるため、精密濾過膜を頻繁に交換する必要が
あった。
【０００６】このような精密濾過膜を用いた濾過装置の
目詰まりの発生を少なくする手段として、精密濾過膜よ
り孔径の大きい織布や不織布からなるプレフィルターを
用い、精密濾過膜で濾過する前にプレフィルターで目詰
まりの発生原因となる物質を除去するようにした濾過装
置が知られ、種々の濾過に広く用いられるようになって
きている。
目詰まりの発生を少なくする手段として、精密濾過膜よ
り孔径の大きい織布や不織布からなるプレフィルターを
用い、精密濾過膜で濾過する前にプレフィルターで目詰
まりの発生原因となる物質を除去するようにした濾過装
置が知られ、種々の濾過に広く用いられるようになって
きている。
【０００７】
【発明が解決しようとする問題】上記した従来のプレフ
ィルターを用いた濾過装置では、清涼飲料水や酒類のよ
うに、蛋白質成分を多く含むものに対しては効果が不十
分であるという問題があった。
ィルターを用いた濾過装置では、清涼飲料水や酒類のよ
うに、蛋白質成分を多く含むものに対しては効果が不十
分であるという問題があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明は、有機質微孔膜の片面に無機吸着材を含有さ
せたシート状のプレフィルターを配してなる精密濾過膜
とその製造方法を得るものである。
、本発明は、有機質微孔膜の片面に無機吸着材を含有さ
せたシート状のプレフィルターを配してなる精密濾過膜
とその製造方法を得るものである。
【０００９】
【作用】無機吸着材は、清涼飲料水や酒類に含まれてい
る蛋白質を凝集して吸着するため、プレフィルターに無
機吸着材を含有させることによって清涼飲料水や酒類の
濾過に適した精密濾過膜を得ることができる。
る蛋白質を凝集して吸着するため、プレフィルターに無
機吸着材を含有させることによって清涼飲料水や酒類の
濾過に適した精密濾過膜を得ることができる。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明の精密濾過膜の断面図である
。
。
【００１１】図１において、１および１’は平均繊維径
が１０μｍ、厚さが０．１５ｍｍのポリプロピレン製不
織布で、各不織布１，１’間に無機吸着材２としてのシ
リカを介在させてプレフィルターを構成している。３は
有機質微孔膜で、平均孔径が１μｍ、厚さが０．２０ｍ
ｍのポリスルホン系微孔膜である。
が１０μｍ、厚さが０．１５ｍｍのポリプロピレン製不
織布で、各不織布１，１’間に無機吸着材２としてのシ
リカを介在させてプレフィルターを構成している。３は
有機質微孔膜で、平均孔径が１μｍ、厚さが０．２０ｍ
ｍのポリスルホン系微孔膜である。
【００１２】従って、清涼飲料水や酒類のような蛋白質
を含む液体を上記精密濾過膜によって濾過すると、濾液
中の蛋白質は無機吸着材２としてのシリカに吸着される
ため、有機質微孔膜３としてのポリスルホン系微孔膜に
は目詰まりの原因となる蛋白質が含まれない液体が通過
することになり、精密濾過膜を長期間交換せずに濾過装
置を使用することができる。
を含む液体を上記精密濾過膜によって濾過すると、濾液
中の蛋白質は無機吸着材２としてのシリカに吸着される
ため、有機質微孔膜３としてのポリスルホン系微孔膜に
は目詰まりの原因となる蛋白質が含まれない液体が通過
することになり、精密濾過膜を長期間交換せずに濾過装
置を使用することができる。
【００１３】次に、上記した精密濾過膜の製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１４】本発明の精密濾過膜の製造方法の特徴は、
如何にして無機吸着材２としてのシリカを織布または不
織布に均一に散布してプレフィルターを構成するかとい
う点にあり、そのため発明者はシリカを分散媒としての
水またはアルコール中に分散させて無機吸着材分散液を
得た後、この無機吸着材分散液を織布または不織布に含
浸させ、乾燥させて分散媒のみを除去して上記の如きプ
レフィルターを得た。
如何にして無機吸着材２としてのシリカを織布または不
織布に均一に散布してプレフィルターを構成するかとい
う点にあり、そのため発明者はシリカを分散媒としての
水またはアルコール中に分散させて無機吸着材分散液を
得た後、この無機吸着材分散液を織布または不織布に含
浸させ、乾燥させて分散媒のみを除去して上記の如きプ
レフィルターを得た。
【００１５】前記無機吸着材分散液を織布または不織布
に含浸させる方法としては、スプレーによって吹き付け
る方法や前記分散液中に織布または不織布を浸漬する方
法がある。
に含浸させる方法としては、スプレーによって吹き付け
る方法や前記分散液中に織布または不織布を浸漬する方
法がある。
【００１６】また、前記プレフィルターとしては、２枚
の織布または不織布の各片面に無機吸着材分散液を含浸
させた後、分散媒のみを除去し、含浸させた面同士を対
向させることによって構成することができ、この方法で
は無機吸着材２としてのシリカを２枚の織布または不織
布の間に介在させることができるので、プレフィルター
の保存中に無機吸着材２としてのシリカが汚染される危
険性を少なくすることができる。
の織布または不織布の各片面に無機吸着材分散液を含浸
させた後、分散媒のみを除去し、含浸させた面同士を対
向させることによって構成することができ、この方法で
は無機吸着材２としてのシリカを２枚の織布または不織
布の間に介在させることができるので、プレフィルター
の保存中に無機吸着材２としてのシリカが汚染される危
険性を少なくすることができる。
【００１７】こうして得られたプレフィルターを有機質
微孔膜３の片面に配し、ラミネート加工等によって一体
化すれば、本発明の精密濾過膜を得ることができるが、
有機質微孔膜３の片面に上記無機吸着材分散液を塗布ま
たは吹き付け、乾燥させて分散媒のみを除去した後、そ
の面に織布または不織布を配してもよい。
微孔膜３の片面に配し、ラミネート加工等によって一体
化すれば、本発明の精密濾過膜を得ることができるが、
有機質微孔膜３の片面に上記無機吸着材分散液を塗布ま
たは吹き付け、乾燥させて分散媒のみを除去した後、そ
の面に織布または不織布を配してもよい。
【００１８】上記実施例では、無機吸着材２としてシリ
カを用いたが、ゼオライトまたは両者を混合させたもの
であってもよい。
カを用いたが、ゼオライトまたは両者を混合させたもの
であってもよい。
【００１９】上記実施例では、有機質微孔膜３としてポ
リスルホン系微孔膜を用いたが、アセチルセルロース膜
、ポリオレフィン系微孔膜であってもよい。
リスルホン系微孔膜を用いたが、アセチルセルロース膜
、ポリオレフィン系微孔膜であってもよい。
【００２０】こうして得られた本発明の精密濾過膜と無
機吸着材２を含まない従来の精密濾過膜とについて、６
種類の果汁、清涼飲料水、酒類を濾過したところ、目詰
まりが発生するまでの時間が本発明の精密濾過膜は従来
の精密濾過膜の１．５ 〜４倍になることがわかった。
機吸着材２を含まない従来の精密濾過膜とについて、６
種類の果汁、清涼飲料水、酒類を濾過したところ、目詰
まりが発生するまでの時間が本発明の精密濾過膜は従来
の精密濾過膜の１．５ 〜４倍になることがわかった。
【００２１】
【発明の効果】上記したとおりであるから、本発明の精
密濾過膜は清涼飲料水や酒類のような蛋白質を含む液体
を濾過するのに適し、このような用途の濾過装置のラン
ニングコストを低くすることができる。
密濾過膜は清涼飲料水や酒類のような蛋白質を含む液体
を濾過するのに適し、このような用途の濾過装置のラン
ニングコストを低くすることができる。
【図１】本発明の精密濾過膜の断面図である。
１，１’ 不織布
２ 無機吸着材
３ 有機質微孔膜
Claims (6)
- 【請求項１】 有機質微孔膜の片面に無機吸着材を含
有させたシート状のプレフィルターを配したことを特徴
とする精密濾過膜。 - 【請求項２】 無機吸着材がシリカおよび／またはゼ
オライトであることを特徴とする請求項第１項記載の精
密濾過膜。 - 【請求項３】 プレフィルターが織布または不織布の
間に無機吸着材を介在させてなることを特徴とする請求
項第１項記載の精密濾過膜。 - 【請求項４】 有機質微孔膜がポリスルホン系微孔膜
、アセチルセルロース膜またはポリオレフィン系微孔膜
であることを特徴とする請求項第１項記載の精密濾過膜
。 - 【請求項５】 分散媒に無機吸着材を分散させて無機
吸着材分散液を得る工程と、この無機吸着材分散液を織
布または不織布に含浸させた後分散媒のみを除去してプ
レフィルターを得る工程と、このプレフィルターを有機
質微孔膜の片面に配する工程とからなることを特徴とす
る精密濾過膜の製造方法。 - 【請求項６】 プレフィルターを得る工程が２枚の織
布または不織布の各片面に無機吸着材分散液を含浸させ
た後分散媒のみを除去し、含浸させた面同士を対向させ
るものであることを特徴とする請求項第５項記載の精密
濾過膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17726091A JPH04371220A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 精密濾過膜とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17726091A JPH04371220A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 精密濾過膜とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04371220A true JPH04371220A (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=16027962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17726091A Pending JPH04371220A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 精密濾過膜とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04371220A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017519619A (ja) * | 2014-04-11 | 2017-07-20 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 酸焼結相互接続シリカナノ粒子の３次元多孔質ネットワークを有するミクロ多孔質物品及びその製造方法 |
| JP2022529630A (ja) * | 2019-04-15 | 2022-06-23 | クアーズ ブリューイング カンパニー | 極高比重アルコール飲料のろ過および安定化のための方法およびシステム |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP17726091A patent/JPH04371220A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017519619A (ja) * | 2014-04-11 | 2017-07-20 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 酸焼結相互接続シリカナノ粒子の３次元多孔質ネットワークを有するミクロ多孔質物品及びその製造方法 |
| US10328389B2 (en) | 2014-04-11 | 2019-06-25 | 3M Innovative Properties Company | Microporous articles with a three-dimensional porous network of acid-sintered interconnected silica nanoparticles and methods of making the same |
| JP2022529630A (ja) * | 2019-04-15 | 2022-06-23 | クアーズ ブリューイング カンパニー | 極高比重アルコール飲料のろ過および安定化のための方法およびシステム |
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