JPH04369389A - ドラムによる加熱・冷却方法 - Google Patents
ドラムによる加熱・冷却方法Info
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
に用いられるドラムおよび該ドラムの加熱・冷却方法並
びにこれらドラムを用いてのワークの加熱・冷却方法に
関する。
紙、ゴム等からなる帯状部材を均一にかつ高能率で加熱
・冷却するために、熱媒体が内部を流過するドラムが用
いられているが、このようなドラム11としては例えば
図4、5、6に示すようなものが知られている。このも
のは、円筒状をした外筒12と、外筒12内に該外筒1
2と同軸関係を保って遊嵌され外筒12との間に空間1
3を形成する内筒14と、外、内筒12、14の軸方向
両端に空間13を閉止するよう取り付けられた円板状の
側板15、16と、前記空間13内に円周方向に互いに
離れるとともに軸方向に延びるよう配置され、軸方向両
端が側板15、16に連結されることで空間13を円周
方向に離れた4つの室17に区画する4枚の仕切り18
と、各室17内に円周方向に互いに離れるとともに軸方
向に延びるよう配置され、各室17をクランク状に折れ
曲がった通路19に区画する2枚の区画プレート20と
、側板15の中央に連結され内部に加熱用あるいは冷却
用の熱媒体が通過する供給通路21が形成された回転軸
22と、側板16の中央に連結され内部に加熱用あるい
は冷却用の熱媒体が通過する排出通路23が形成された
回転軸24と、供給通路21と各通路19の一端とを接
続する4本の供給管25と、排出通路23と各通路19
の他端とを接続する4本の排出管26と、を備えたもの
である。
場合には、該ドラム11を回転させながら、供給通路2
1、供給管25を通じて各通路19の一端に加熱用ある
いは冷却用の熱媒体を供給し通路19内を流過させる。 この結果、熱媒体の熱が外筒12に伝達され、外筒12
が所定の温度に加熱あるいは冷却される。そして、通路
19の他端まで流過してきた熱媒体は、排出管26、排
出通路23を通じて排出される。
うな従来のドラム11にあっては、熱媒体が流過する通
路19がクランク状に折れ曲がり、熱媒体の流過方向が
2度に亘って 180度変化するため、通路19の管路
抵抗が大きくなって熱媒体の流過速度を上げることがで
きないのである。この結果、熱媒体と外筒12との熱交
換が遅くなって応答性能が悪くなるという問題点がある
。しかも、周方向に離れた4本の通路19の管路抵抗を
全て同一とすることは困難であるため、管路抵抗が小さ
な通路19に接する外筒12の一部は速やかに加熱・冷
却されるが、管路抵抗が大きな通路19に接する外筒1
2の一部は緩やかに加熱・冷却され、外筒12に円周方
向の温度むらが発生してしまうという問題点もある。
するとともに、ドラムにおける温度分布を均一とするこ
とを目的とする。
状をした回転する外筒と、外筒内に該外筒と同軸関係を
保って遊嵌された内筒と、外、内筒間の空間に螺旋状に
配置され、外、内端が前記外、内筒にそれぞれ連結され
ることにより、前記空間を螺旋状に延びる通路に区画す
る仕切りと、を備え、熱媒体を前記通路に供給して流過
させることにより加熱あるいは冷却するようにしたドラ
ムにより、また、ドラムを構成する外筒と該外筒内に遊
嵌された内筒との間の空間に、熱媒体を供給して螺旋状
に流過させることにより、該ドラムを加熱・冷却するよ
うにしたドラムの加熱・冷却方法により達成することが
できる。
用あるいは冷却用の熱媒体を通路に供給して該通路内を
流過させるが、この通路は外、内筒間を螺旋状に延びて
いるため、熱媒体も螺旋状に流過し、その流過方向の変
化は一定割合の緩やかなものとなる。この結果、通路の
管路抵抗は小さくなって熱媒体の流過速度を大幅に上昇
させることができ、熱媒体と外筒との熱交換が速やかに
行われ応答性能が良好となる。しかも、1本の通路が外
筒の全範囲をカバーしているため、外筒全域が均一に加
熱・冷却され、外筒の温度分布が均一となる。
温度が変化するため、ドラムの軸方向両端部の間に多少
の温度差が発生する。このため、ドラムを複数設置する
ような場合には、請求項3に記載のように、空間内での
熱媒体の流過方向を、隣接するドラムにおいて逆方向と
し、これにより、ドラムの温度分布を隣接するドラムで
逆転させ、ワークに対する加熱・冷却を均一化する。
説明する。図1、2において、31は回転可能なドラム
であり、このドラム31は薄肉円筒状の外筒32を有す
る。この外筒32内には該外筒32と同軸関係を保って
薄肉円筒状の内筒33が遊嵌され、これにより、これら
外筒32と内筒33との間には円筒状の空間34が形成
される。37、38は円板状をした一対の連結板であり
、これらの連結板37、38は内筒33の軸方向一端部
内周に軸方向に離れて固定されている。これら連結板3
7、38には外筒32と同軸である回転軸39の先端部
外周が固定され、この回転軸39内には加熱用あるいは
冷却用の熱媒体を供給する供給通路40が形成されてい
る。一方、内筒33の軸方向他端部内周には軸方向に離
れた一対の円板状をしている連結板41、42が固定さ
れ、これらの連結板41、42には前記回転軸39と同
軸の回転軸43の先端部外周が固定されている。そして
、この回転軸43内にはドラム31を加熱あるいは冷却
した後の熱媒体を排出する排出通路44が形成されてい
る。また、前記空間34の軸方向両端部にはリング状を
した側板47、48が配置され、これらの側板47、4
8の外端は外筒32の内周に、また、内端は内筒33の
外周に固定され、これにより、空間34の軸方向両端は
密閉される。50は前記空間34内に配置された連続帯
状の仕切りであり、この仕切り50は空間34内におい
て一定ピッチを保ちながら螺旋状に延びている。そして
、この仕切り50の外端は外筒32の内周に、また、内
端は内筒33の外周にそれぞれ連結され、これにより、
空間34は1本の螺旋状に延びる通路51に区画される
。ここで、この仕切り50の一端は側板47に、他端は
側板48に連結されている。53は連結板37と38と
の間に配置された半径方向に延びる供給連結管であり、
この供給連結管53は供給通路40と通路51の一端と
を連結し、熱媒体を通路51の一端に供給する。一方、
連結板41と42との間にも半径方向に延びる一対の排
出連結管54が配置され、この排出連結管54は排出通
路44と通路51の他端とを連結し、熱媒体を通路51
の他端から排出する。
6本)設置した加熱・冷却装置60を示しており、これ
らのドラム31は互いに重なり合って平行に配置され、
フレーム61に回転可能に支持されている。そして、こ
れらのドラム31a、31b、31c、31d、31e
、31fの外周には帯状ゴム等のワーク62が次々と接
触しながら移動し、これにより、ワーク62は加熱ある
いは冷却される。ここで、前記ドラム31のうち、隣接
するドラム、即ち31aと31b、31bと31c、3
1cと31d、31dと31e、31eと31fの空間
34内での熱媒体の流過方向は逆方向になっている、例
えば、ドラム31aにおいて紙面手前から紙面奥に向か
って流過している場合には、ドラム31b、31d、3
1fでは熱媒体は紙面奥から紙面手前に向かって、一方
、ドラム31c、31eでは熱媒体はドラム31aと同
じく紙面手前から紙面奥に向かって流過している。
説明する。ドラム31を加熱あるいは冷却する場合には
、加熱あるいは冷却用の熱媒体を供給通路40、供給連
結管53を通じて通路51の一端に供給する。ここで、
通路51は前述のように外、内筒32、33間を螺旋状
に延びているため、熱媒体も他端に向かって螺旋状に流
過し、熱媒体の流過方向の変化は一定割合の緩やかなも
のとなる。この結果、通路51の管路抵抗は小さくなっ
て熱媒体の流過速度を大幅に上昇させることができ、熱
媒体と外筒32との熱交換を速やかに行うことができる
。このようなことからドラム31の応答性能が良好とな
り、ドラム31を速やかに加熱・冷却することができる
。例えば、一定温度の熱媒体を一定量だけ供給し、所定
温度に到達するまでの時間を計測したところ、この実施
例のドラムでは従来のドラムに対して加熱時で0.58
倍程度まで、冷却時で0.45倍程度まで時間を短縮を
することができた。しかも、この実施例では、1本の通
路51が外筒32の全範囲(周方向に関しても)をカバ
ーしているため、外筒32全域が均一に加熱・冷却され
、外筒32の温度分布を均一とすることができる。そし
て、ドラム31を加熱・冷却した後の熱媒体は、排出連
結管54、排出通路44を通じて排出される。
ラム31を有する加熱・冷却装置60によってワーク6
2を加熱あるいは冷却する場合には、該ワーク62を移
動させながら各ドラム31の外周に次々と接触させる。 ここで、各ドラム31においては、熱媒体が外筒32等
との熱交換によって温度が変化、例えば加熱用熱媒体で
は温度が低下、冷却用熱媒体では温度が上昇するため、
その軸方向両端部の間に多少の温度差が発生する。この
ため、この実施例では空間34内での熱媒体の流過方向
を隣接するドラム31において逆方向とし、例えばドラ
ム31a、31c、31eにおいて紙面手前から紙面奥
に向かって流過しているとすると、ドラム31b、31
d、31fでは紙面奥から紙面手前に向かって流過させ
、これにより、ドラム31の温度分布を隣接するドラム
31で逆転させ、ワーク62に対する加熱・冷却を均一
化している。
、ドラムを速やかに、かつ均一に加熱・冷却することが
できるとともに、ワークに対する加熱・冷却を均一とす
ることもできる。
である。
面図である。
外筒33…内筒
34…空間50…仕切り
51…通路62…ワーク
Claims (3)
- 【請求項1】円筒状をした回転する外筒と、外筒内に該
外筒と同軸関係を保って遊嵌された内筒と、外、内筒間
の空間に螺旋状に配置され、外、内端が前記外、内筒に
それぞれ連結されることにより、前記空間を螺旋状に延
びる通路に区画する仕切りと、を備え、熱媒体を前記通
路に供給して流過させることにより加熱あるいは冷却す
るようにしたことを特徴とするドラム。 - 【請求項2】ドラムを構成する外筒と該外筒内に遊嵌さ
れた内筒との間の空間に、熱媒体を供給して螺旋状に流
過させることにより、該ドラムを加熱・冷却するように
したことを特徴とするドラムの加熱・冷却方法。 - 【請求項3】請求項2に記載された方法で加熱・冷却さ
れた複数のドラムにワークを移動させながら次々と接触
させて該ワークを加熱・冷却する際、空間内での熱媒体
の流過方向を、隣接するドラムにおいて逆方向としたこ
とを特徴とするドラムによる加熱・冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16921491A JP3226296B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ドラムによる加熱・冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16921491A JP3226296B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ドラムによる加熱・冷却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369389A true JPH04369389A (ja) | 1992-12-22 |
JP3226296B2 JP3226296B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=15882326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16921491A Expired - Lifetime JP3226296B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ドラムによる加熱・冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3226296B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002166437A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-11 | Kuraray Co Ltd | ポリビニルアルコールフィルムの製造法 |
US8579014B2 (en) | 2002-04-29 | 2013-11-12 | Richard W. Kauppila | Cooling arrangement for conveyors and other applications |
JP2017101915A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-08 | 住友化学株式会社 | フィルム加熱装置およびフィルム製造方法 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP16921491A patent/JP3226296B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002166437A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-11 | Kuraray Co Ltd | ポリビニルアルコールフィルムの製造法 |
US8579014B2 (en) | 2002-04-29 | 2013-11-12 | Richard W. Kauppila | Cooling arrangement for conveyors and other applications |
JP2017101915A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-08 | 住友化学株式会社 | フィルム加熱装置およびフィルム製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3226296B2 (ja) | 2001-11-05 |
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