JPH04368018A - フィールドプログラマブルゲートアレイとその製造方法 - Google Patents

フィールドプログラマブルゲートアレイとその製造方法

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JPH04368018A
JPH04368018A JP14322091A JP14322091A JPH04368018A JP H04368018 A JPH04368018 A JP H04368018A JP 14322091 A JP14322091 A JP 14322091A JP 14322091 A JP14322091 A JP 14322091A JP H04368018 A JPH04368018 A JP H04368018A
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JP
Japan
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block
fpga
gate array
programmable gate
field programmable
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Withdrawn
Application number
JP14322091A
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English (en)
Inventor
Tomotaka Marui
丸 井 智 敬
Masato Yoneda
米 田 正 人
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィールドプログラマ
ブルゲートアレイ(FPGA=FIELD PROGR
AMMABLE GATE ARRAY)と呼ばれる集
積回路装置(LSI)の装置構成(アーキテクチャア)
に関する。
【0002】また、本発明は上記フィールドプログラマ
ブルゲートアレイを製造する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】最近、LSIの種類のなかでユーザが利
用現場(フィールド)で自由に回路を定義(プログラム
)でき、回路の定義の変更もフィールドで可能であるL
SIが注目されている。そのようなLSIの一種として
「フィールドプログラマブルゲートアレイ(以下に、「
FPGA」と略称する)」がある。
【0004】FPGAは、複数個の比較的大きな回路ブ
ロックと配線ブロックをチップ上に規則的に並べて構成
されている。回路ブロックおよび配線ブロックの内部に
は回路の電気的な接続または非接続を「プログラムでき
るデバイス」が多数配置されており、ユーザはこれらデ
バイスをプログラム(定義)することでブロック内部と
ブロック間接続をフィールド(利用現場)でプログラム
できる。電気的な接続または非接続をプログラムできる
デバイスとしては「フューズ」、「アンチフューズ」、
「トランジスタスイッチ」等を用いたものが実用化され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記FPGA
に特有の問題点をFPGA以外のLSI製品を製造する
場合と対比して説明する。
【0006】周知の通り工業製品には、一般に、その製
造プロセスの成熟度に依存した製品品質のばらつきがあ
る。この品質ばらつきをチェックし、不良品の排除、製
品のランク付けを行うために製造後の製品テストが行わ
れる。
【0007】LSI製品テストには、基本機能テスト、
耐環境性保証テスト、経年変化保証テストなど種々のも
のがあるが、ここでは基本機能テストのみに注目する。 この基本機能テストは設計した回路パターンが正確に実
チップ上に実現されているかを電気信号で間接的にチェ
ックするものである。
【0008】電気信号は設計した機能をチェックするた
めの入出力端子と入出力信号パターンの組み合わせであ
り、「テスト入出力パターン」と呼ばれている。このテ
ストにおいて、入力信号に対し設計上期待される出力を
出さないチップは不良品として排除される。さらに、良
品でもプロセスの成功度が異なるために、その成功度が
「出力信号遅延時間」として上記のテスト結果に反映さ
れる。それによって製品のランク付けが行われる。
【0009】具体的には、あるチップの遅延時間データ
の最大保証値に応じて「使用保証クロック周波数」が決
められる。例えば2MHzチップ、5MHzチップ、1
0MHzチップ等のランク付けとなる。
【0010】ところで、新製品開発競争が激しく単独製
品の製品寿命が短い種類のLSIでは特に製造プロセス
の成熟度が低い。そのため、特にそういったLSI製品
ではきわめて大きな品質のばらつきが発生する。FPG
AもそのようなLSI製品の一つである。
【0011】FPGAでは、上記の製品テストに関連し
て次のような問題がある。テストは製品において「■製
造上むずかしい回路パターンからなる部分」、「■特に
高速動作が必要な部分」、「■信号同士が干渉しやすい
部分」などを抽出してこれら部分の製造プロセスの成功
度が定量的に評価できるような「テスト入出力パターン
」を決定し、これを用いて実施される。
【0012】FPGA以外のLSI製品では製品の回路
にて、「■製造上むずかしい回路パターンからなる部分
」、「■特に高速動作が必要な部分」、「■信号同士が
干渉しやすい部分」を抽出することは可能である。
【0013】それに対してFPGAでは、ユーザがFP
GA内部の配線接続をプログラムするため、「■製造上
むずかしい回路パターンからなる部分」を抽出すること
は可能であるが、「■特に高速動作が必要な部分」、「
■信号同士が干渉しやすい部分」を抽出することが不可
能である。そのためFPGAでは回路すべてが上記の■
■に相当すると考えてテストしなければならない。
【0014】通常のLSI製品では、製造プロセス成功
度はチップの中でもばらつくので、■および回路中の「
一部」である■■の部分の品質がよければ製品としては
上位ランクの製品となる。
【0015】それに対して、FPGAではすべての部分
の品質がよくないと、通常のLSI製品と同等ランクの
良品とならない。
【0016】これを模式的に図15の(a)〜(d)で
説明する。図15の(a)は通常LSIを示し、図中の
Aが「■特に高速動作が必要な部分」、あるいは「■信
号同士が干渉しやすい部分」であり、Bがそれ以外の部
分である。図15の(a)と同等の回路をFPGAをプ
ログラムして実現したものが図15の(b)、(c)、
(d)であり、(a)の部分Aと回路上同等な回路をa
1,a2,a3でそれぞれ示している。
【0017】ここで(a)の通常LSIのB部分では製
造プロセス精度が部分Aに比べて「多少悪くても」上位
ランクの良品となるとする。それに対してFPGAでは
図15の(b)〜(d)に示すように、(a)の部分A
と回路上同等な回路がチップのどの部分にプログラムさ
れるか予想することができない。そのため、(b)〜(
d)に示すFPGAでは回路のすべての部分において部
分Aと同等な製造プロセス精度が満たされないと同等の
ランクの良品とならない。
【0018】このため、FPGAの使用方法によっては
従来の製品ランクは、オーバスペック、すなわち必要以
上の製品仕様となる。というのも、明らかにFPGAに
て図15の(b)のような回路をプログラムする場合に
はa1、図15の(c)のような回路をプログラムする
場合にはa2、図15の(d)のような回路をプログラ
ムする場合にはa3、の部分がそれぞれ上位ランクの品
質でありさえすればよいからである。
【0019】上記のように従来はFPGA内部のすべて
の部分をある製品ランク以上となるようにランク付けし
ていた。そのため、FPGAはそれと同等のプロセス技
術で製造した同等の機能を持つLSI製品を製造する場
合に比べ、製品ランクが低く評価される傾向となり、不
良品の発生確率も高く製品製造における歩留りも悪いと
いう問題がある。それがコストアップの一因となりFP
GA製品が高価となる原因であった。
【0020】またFPGAは通常LSI製品よりも不良
品として廃棄される製品が相対的に多い。不良品とはい
え、希少な材料を用い、多大のエネルギーを消費して作
り出されているので省資源、省エネルギー上も好ましく
ない。
【0021】本発明は上記問題を解消すべく、製造後の
製品テストデータを書き込むROM(READ ONL
Y MEMORY)等の記憶ブロックをFPGA上に用
意し、FPGAの内部回路ブロック単位の製品性能をユ
ーザに対して公開し、この情報を活用することで従来使
用できなかったランクの低い製品を高いランク製品とし
て使用可能ならしめるFPGA構造とその製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様にお
いて、記憶ブロックを有するフィールドプログラマブル
ゲートアレイであって、前記記憶ブロックに自らのブロ
ックに関するテストデータが書き込まれていることを特
徴とするフィールドプログラマブルゲートアレイを提供
する。
【0023】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックに書き込まれたテストデータが内部ブロックそれ
ぞれ個別の使用保証クロック周波数であるのがよい。
【0024】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックに書き込まれたテストデータが内部ブロックそれ
ぞれ個別の最大最小遅延時間値であるのがよい。
【0025】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックに書き込まれたテストデータが内部ブロック任意
の端子間の最大最小遅延時間値であるのがよい。
【0026】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックに書き込まれたテストデータが欠陥または使用保
証外の内部ブロックの名称または位置であるのがよい。
【0027】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックに書き込まれたテストデータが内部ブロック内の
欠陥または使用保証外の要素回路、ないしは欠陥または
使用保証外の端子間スイッチであるのがよい。
【0028】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックをEEPROM(Electric Ereas
able Programmable Read On
ly Memory)等のROMブロックとするのがよ
い。
【0029】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックの回路デザインルールがその他の内部ブロックよ
りも大きいサイズのデザインルールで設計製造されてい
るのがよい。
【0030】本発明の好適な態様において、前記記憶ブ
ロックの配線回路デザインがその他の内部ブロックより
も少ない層数の配線で設計製造されているのがよい。
【0031】本発明の第2の態様において、前記本発明
の第1の態様のフィールドプログラマブルゲートアレイ
を製造するにあたり、記憶ブロックに記憶ブロックに以
外のフィールドプログラマブルゲートアレイの内部ブロ
ックに関するテストデータを書き込む製造工程を有する
ことを特徴とするフィールドプログラマブルゲートアレ
イの製造方法を提供する。
【0032】
【作用】本発明は、ユーザにFPGAの製品品質に関す
る情報をROMに記憶させて、ユーザが随時その情報を
取り出すことにより、FPGAの所望の製品品質の箇所
をユーザが適切に利用することが可能となり、従来の基
準ではランクの低い製品を高いランクの製品と同等に使
用可能ならしめる。
【0033】さらに図14を用いて説明する。簡単のた
め製品ランク代表例を前記のように2MHz/5MHz
/10MHz製品とする。参考までにこれらの製品回路
の遅延時間保証値は概ね0.5μsec/0.2μse
c/0.1μsecである。前記の図14の(a)にて
Aの部分が10MHzのクロック周波数動作を保証する
回路部分であるとする。その他の部分はその条件がなく
、周波数2MHzの動作保証品質で十分であるとする。 これを図14の(b)〜(d)のように図中の数字10
MHzでは10、2MHzでは2、あるいは5MHzで
は5と表す。
【0034】従来は図14の(b)〜(d)の回路をF
PGAでプログラムする際には(b)に示す「10MH
zランク」のFPGA製品を用いていた。この場合実際
は図14の(c)、(d)に示すようなFPGAでも使
用可能である。しかしながら、従来のランクでは(c)
のFPGAは「2MHzランク」、(d)のFPGAは
「5MHzランク」であるので、ユーザはこれらのラン
クのFPGAを所有していたとしても利用(有効活用)
できなかった。
【0035】ただし、確かに、FPGAのプログラム回
路を動的に様々の回路にプログラム変更しながら用いる
ようなシステムでは、FPGA内部の任意の部分が同一
の製品ランクである必要があるが、このような使用方法
は希であるため対象外とする。
【0036】本発明は上記のような使用方法の際に、F
PGA「個別の」内部部分ブロックの製品ランクがわか
るようにし、オーバスペックでない最適なFPGA製品
の使用を可能にしたものである。
【0037】
【実施例】本発明に係るフィールドプログラマブルゲー
トアレイ(FPGA)の実施例を図面を参照しつつ具体
的に説明する。
【0038】図1は本発明に係るFPGA11がLSI
13に実装された例を示し、さらにFPGA11の基本
的構造を拡大して示している。このFPGA11は、プ
ログラマブル論理回路ブロック15と、プログラマブル
配線ブロック17と、記憶ブロック(内蔵メモリ)の例
としてのメモリ即ちROMブロック19とが所定の規則
の配列で配置されている。ユーザは、プログラマブル論
理回路ブロック15のブロック内論理とプログラマブル
配線ブロック17を用いてこれら論理回路ブロック15
を相互配線することができるものである。また、ROM
ブロック19には、ROMブロック19以外のFPGA
の内部ブロック即ちプログラマブル論理回路ブロック1
5とプログラマブル配線ブロック17とに関するテスト
データが書き込まれている。ところで、このようなFP
GA11の回路の一部にメモリ19を組み込んだいわゆ
る「内蔵メモリ付きFPGA構造」は公知であるが、一
般に公知の「内蔵メモリー」の内容(用途)は、ユーザ
のプログラムを内蔵する為のものであったり、あるいは
ユーザのシステムが動作中である時の状態記憶用のもの
であり、したがってROMブロック19はメモリーの用
途が従来と異なる。
【0039】図2が本案の第1実施例を説明する図であ
る。この例は従来のランクにおいて10MHzランクの
製品である場合を示したもので、全ての論理回路ブロッ
クが10MHz製品ランクである例である。内蔵ROM
ブロック19には、すべて10が論理回路ブロック名称
(または位置)と対応して書き込まれている。ここで図
3に示すような内蔵ROMブロック内容リストの書き込
み順序を規定すれば、この例にあるような「ブロック名
称(位置)=」の記述は必要でなく、単にランクを示す
数字2,5,10を並べたものでも良い。したがって、
ROMブロックへの書込み順序が規定されている場合に
は、ブロック名称(または位置)は省略することができ
る。
【0040】一方、図4に示すFPGAも第1実施例の
例であるが、内部論理回路ブロックのランクがばらつい
ているFPGAの場合の例である。このFPGAにおい
て、ブロック名称(位置)が11,13である論理回路
ブロックは5MHzランクのブロックであり、またブロ
ック名称(位置)が75,77,79,7B,95,9
7,99,9B,B5,B7,B9,BBである論理回
路ブロックは2MHzランクのブロックとなっている。 また、図5に、内蔵ROMブロックの内容リストを示す
【0041】この第1実施例のFPGAによれば、ユー
ザは公知の「メモリー内容読取装置(ROMライター等
)」を用いて、図5に示したようなFPGA内部のRO
Mブロックの内容リストを必要に応じて読み出すことが
可能である。
【0042】その内容をもとにして図14の(c)、(
d)に示したようなケースでも、従来使用できなかった
2MHz、5MHz製品を用いたプログラムが可能とな
る。具体的には、図4の例で、ユーザが10MHzの高
速動作回路部分を設計し、その回路をブロック割付する
際に、内蔵ROMブロックの内容リストをメモリー内容
読取装置にて読んで、5あるいは2と記載されているブ
ロックを避けて割り付ければよい。
【0043】このように、従来不可能であった2/5M
Hz製品ランクにても、部分的に10MHzランクの回
路が構成できるようになる。すなわち、必要最低限の内
部製品品質をもったFPGAまでも利用できるチャンス
が生まれ、従来の低ランク製品の利用範囲が拡大される
。言い換えれば、FPGAの最適選択が可能となる。
【0044】一方、図6は本発明によるFPGAの第3
の実施例で、保証遅延時間をROMブロックに書き込ん
だ例である。この実施例では、各論理回路ブロックの保
証遅延時間の測定値(保証値)がROMに書き込まれて
いる。このFPGAにおいて、ブロック名称(位置)5
1,53に1.0μsecの保証遅延時間が書き込まれ
ている以外のブロック名称(位置)には0.2μsec
の保証遅延時間が書き込まれている。さらに図7には内
蔵ROMブロックの図6に対応する内容リストを示す。
【0045】また、図8は上記第3実施例の変形例で「
最大」及び「最小」保証遅延時間をROMに書き込んだ
例である。この内蔵ROMブロックの内容リストにおい
て、ブロック名称(位置)52に最大保証遅延時間0.
8μsec、最小保証遅延時間1.0μsecが書き込
まれ、ブロック名称(位置)54に最大保証遅延時間0
.7μsec、最小保証遅延時間1.0μsecが書き
込まれ、それ以外のブロックには、最大保証遅延時間0
.1μsec、最小保証遅延時間0.2μsecが書き
込まれている。
【0046】さらにまた、図は省略するが、ROMに書
き込まれたテストデータが「内部回路任意の端子間」の
最大最小遅延時間値であってもよい。この場合、「任意
の端子」の選定の仕方は以下のようにするのが良い。製
造者がユーザのプログラムする回路を想定し、その回路
について「■特に高速動作が必要な部分」、「■信号同
士が干渉しやすい部分」を抽出し、その回路部分をテス
トするのに好適な入出力テストパターンを作成し、その
テストパターンを用いてテストを実施する。そのテスト
結果である最大最小遅延時間値をROMに書き込む。
【0047】上記の想定回路としては、たとえば画像処
理用の典型回路を想定したとすれば、その典型回路の最
大および最小遅延時間値をROMに書き込んだ本発明の
FPGAは「画像処理用」として利用可能な製品となる
【0048】さらに、図9および図10は第4実施例で
、ROMに書き込まれたテストデータが「欠陥(または
使用保証外)回路ブロックのデータ」であるFPGAの
説明図である。「欠陥(または使用保証外)回路ブロッ
ク」とは、ブロック内部の回路の製造プロセスが失敗し
回路不良部となっていて、これを用いて回路をプログラ
ムした場合、十分な回路が構成できないブロックを指す
【0049】回路不良部とは、トランジスタ機能不全(
即ちしきい値電位はずれ)、メモリーセル機能不全、配
線断線、配線短絡などである。従来は図9に示すような
FPGAはすべて不良品として廃棄処分となっていたも
のである。
【0050】この本発明の第4実施例としてのFPGA
によれば、ユーザは設計回路をFPGA回路にブロック
割付、配線する際に、公知の「メモリー内容読取装置(
ROMライター等)」を用いてFPGA内部のROMブ
ロックの内容を読み出し、「欠陥(または使用保証外)
回路ブロック」を避けて割り付け、配線すればよい。図
9の例では、ブロック名称(位置)が53である論理回
路ブロックを避けて、他の論理回路ブロックへの割り付
けを行い、またブロック名称(位置)が62,64であ
る配線ブロックを避けて配線すればよい。図10に示す
ように、内蔵ROMブロックの内容リストには、欠陥(
使用保証外)ブロックのブロック名称(位置)のみを書
き込めばよい。
【0051】またさらに、図11は本発明の第4実施例
を発展した第5実施例であるFPGAのもう一つの例で
ある。すなわち第5実施例は欠陥ブロックの名称(位置
)にさらにその「欠陥ブロック内部の欠陥部分」に対応
したデバイス名を書き込んだ例である。
【0052】FPGAの論理回路ブロックは、AND回
路、OR回路、FF(フリップフロップ)回路およびブ
ロック内配線接続メモリーなどの要素で構成され、FP
GAの配線ブロックは、ブロック「間」接続配線とその
接続配線メモリーなどの要素で構成されている。「欠陥
ブロック内部の欠陥部分」は上記の構成要素単位でRO
Mに書き込むのが好適である。
【0053】図11に示す例では、ブロック名称(位置
)53の論理回路ブロック内部のデバイス名「AND0
001 」の  AND回路、および「OR0002」
のOR回路、ならびにブロック名称(位置)62の配線
ブロック内部のデバイス名「120 」および「005
 」のブロック「間」接続配線、ブロック名称(位置)
64配線ブロックのデバイス名「560 」のブロック
「間」接続配線が欠陥であることを書き込んだ例である
【0054】図11の第5実施例のFPGAでは、ユー
ザは設計回路をFPGA回路にブロック割付、配線する
際に、FPGA内部のROMブロックの内容を読み出し
、「欠陥ブロック内部の欠陥部分」のみを避けて割り付
け、配線すればよい。
【0055】具体的には、ブロック名称(位置)53の
論理回路ブロックを用いる場合には内部のデバイス名「
AND0001 」のAND回路、「OR0002」の
OR回路を避けて回路を構成すればよい。
【0056】また、ブロック名称(位置)62の配線ブ
ロックを使用する際にはデバイス名「120 」「00
5 」のブロック「間」接続配線、ブロック名称(位置
)64の配線ブロックを使用する際にはデバイス名「5
60 」のブロック「間」接続配線を避けて配線すれば
よい。
【0057】ここで上記配線ブロックに関するデータを
図12を用いて補足説明する。図12は本発明のFPG
Aの一つの配線ブロック(スイッチングステーション:
SS)に注目した場合の接続関係の説明図である。プロ
グラマブル配線ブロックは隣接する配線ブロック間、論
理回路ブロック間の接続のONまたはOFFをプログラ
ムするスイッチング用デバイスの集合体である。
【0058】図中に記したように、端部を除く任意の配
線ブロック「SS」は、配線ブロック「1,3,5,7
」、論理回路ブロック「2,4,6,8」の合計「8ブ
ロック間の相互接続」がプログラムできるように内部に
電気的な接続または非接続を「プログラムできるデバイ
ス」が用意されている。この「プログラムできるデバイ
ス」の数は上記相互接続の自由度を増せば増すほど多く
なる。
【0059】すなわち、接続の方向性を考慮して上記の
隣接する8ブロックに対して接続するのは7ブロックで
あるから、8×7=56のデバイスが必要で、それをそ
れぞれ10組ずつ持たせるとすれば、56×10=56
0個のデバイスが必要である。
【0060】このように数多くのデバイスを限られた面
積に集積するので、多層配線技術等を用いた高度の回路
設計がなされ、その回路を製造するプロセスにて確率的
に断線、短絡(プログラムメモリーでいえば STAC
K AT ZERO, STACK AT ONE)な
どの回路不良が発生しやすい。
【0061】次に、本発明の内蔵ROMに書き込む配線
ブロックに関するデータ例を説明する。これは前記のよ
うな断線、短絡を生じてしまった配線ブロック内部の「
プログラムできるデバイス」ナンバーを示している。 すなわち、各配線ブロックのたとえば前記のような56
0個のプログラムできるデバイスをナンバリングしてお
き、もしも、あるデバイスがプロセス不良であったらそ
のナンバーをROMに書く例を図11に示したわけであ
る。図11において、ブロック名称(位置)62の配線
ブロックのデバイス名「120 」「005 」のブロ
ック間接続用デバイス不良であり、ブロック名称(位置
)64の配線ブロックのデバイス名「560 」のブロ
ック間接続用デバイス不良である。
【0062】ところで、本発明において、「ROMブロ
ック自身に欠陥がある」と、本発明を有効に実施できな
い。そこで、そのようなことを回避するため、ROMブ
ロックだけはその他のブロックよりも製造プロセスが比
較的簡易で確立したプロセス技術で製造すればより好適
である。
【0063】具体的には、ROMブロックの回路デザイ
ンルールがその他の回路ブロックよりも「大きいデザイ
ンルール」で設計する。たとえば、ROMブロックの回
路デザインルールが2μデザインルール、その他の回路
ブロックが1μデザインルールとするか、またはROM
ブロックの回路デザインが2層配線、その他の回路ブロ
ックが3層以上、というようにROMブロックが「すく
ない層の配線」で設計するのがよい。また上記両方の設
計を組み合わせてもよい。
【0064】本発明のFPGAの製造については、設計
段階でROMブロックを組み込み、製造段階でそのRO
Mブロックを同一チップの中につくり込むことは公知の
ROM内蔵型LSI設計製造技術で可能である。
【0065】本発明のFPGA製造は、図13に示すよ
うに、従来のROMブロック内蔵型LSI(FPGA)
製造工程の最終工程に、以上説明したFPGAに関する
データを取得するためのテストを実施するテスト工程と
、「テスト結果にもとづくデータを内蔵ROMに書き込
む書き込み工程」を加えることで実現される。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明のFPGAでは、製
品テストデータを書き込むROM(READ ONLY
 MEMORY)ブロックをFPGA上に用意し、FP
GAの内部回路ブロック単位の製品性能をユーザに対し
て公開し、この情報を活用できるようにした。このこと
で低ランクの製品を部分的により高ランクの設計回路を
プログラムして利用できるようになる効果を有する。言
い換えれば、製品品質に見合った最適な使用を可能なら
しめるという「最適設計実現」の効果を有する。本発明
の製造方法によれば、FPGAの歩留まり向上からFP
GA製造コストダウン効果を有する。また、本発明の製
造方法によれば、製造プロセスのばらつきのために、従
来不良品として廃棄処分となっていたFPGAの一部を
利用可能となし、希少な材料とエネルギーを節約する省
資源、省エネルギー効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィールドプログラマブルゲート
アレイ(FPGA)の基本的構造を示す説明図である。
【図2】本発明によるFPGAの第1実施例を示す図で
ある。
【図3】図2に示したFPGAのROMブロック内に書
き込まれる内容リストを示す図である。
【図4】本発明によるFPGAの第1実施例の他の例を
示す図である。
【図5】図4に示したFPGAのROMブロック内に書
き込まれる内容リストを示す図である。
【図6】本発明によるFPGAの第3実施例を示す図で
ある。
【図7】図6に示したFPGAのROMブロック内に書
き込まれる内容リストを示す図である。
【図8】本発明によるFPGAの第3実施例の変形例を
示す図である。
【図9】本発明によるFPGAの第4実施例を示す図で
ある。
【図10】図9に示したFPGAのROMブロック内に
書き込まれる内容リストを示す図である。
【図11】本発明によるFPGAの第5実施例を示す図
である。
【図12】本発明のFPGAの一つの配線ブロック(ス
イッチステーション:SS)に注目した場合の接続関係
説明図である。
【図13】本発明の製造プロセスを示すフローチャート
である。
【図14】本発明によるFPGAを製品ランク例を基に
して説明する説明図である。
【図15】従来のFPGAにおける製品ランク付けを説
明する説明図である。
【符号の説明】
11  FPGA 13  LSI 15  プログラマブル論理回路ブロック17  プロ
グラマブル配設ブロック 19  ROMブロック

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  記憶ブロックを有するフィールドプロ
    グラマブルゲートアレイであって、前記記憶ブロックに
    自らのブロックに関するテストデータが書き込まれてい
    ることを特徴とするフィールドプログラマブルゲートア
    レイ。
  2. 【請求項2】  前記記憶ブロックに書き込まれたテス
    トデータが内部ブロックそれぞれ個別の使用保証クロッ
    ク周波数である請求項1記載のフィールドプログラマブ
    ルゲートアレイ。
  3. 【請求項3】  前記記憶ブロックに書き込まれたテス
    トデータが内部ブロックそれぞれ個別の最大最小遅延時
    間値である請求項1記載のフィールドプログラマブルゲ
    ートアレイ。
  4. 【請求項4】  前記記憶ブロックに書き込まれたテス
    トデータが内部ブロック任意の端子間の最大最小遅延時
    間値である請求項1記載のフィールドプログラマブルゲ
    ートアレイ。
  5. 【請求項5】  前記記憶ブロックに書き込まれたテス
    トデータが欠陥または使用保証外の内部ブロックの名称
    または位置である請求項1記載のフィールドプログラマ
    ブルゲートアレイ。
  6. 【請求項6】  前記記憶ブロックに書き込まれたテス
    トデータが内部ブロック内の欠陥または使用保証外の要
    素回路、ないしは欠陥または使用保証外の端子間スイッ
    チである請求項1記載のフィールドプログラマブルゲー
    トアレイ。
  7. 【請求項7】  前記記憶ブロックをROMブロックと
    した請求項1〜6のいずれかに記載のフィールドプログ
    ラマブルゲートアレイ。
  8. 【請求項8】  前記記憶ブロックの回路デザインルー
    ルがその他の内部ブロックよりも大きいサイズのデザイ
    ンルールで設計製造されている請求項1〜7のいずれか
    に記載のフィールドプログラマブルゲートアレイ。
  9. 【請求項9】  前記記憶ブロックの配線回路デザイン
    がその他の内部ブロックよりも少ない層数の配線で設計
    製造されている請求項1〜8のいずれかに記載のフィー
    ルドプログラマブルゲートアレイ。
  10. 【請求項10】  請求項1に記載のフィールドプログ
    ラマブルゲートアレイを製造するにあたり、記憶ブロッ
    クに記憶ブロックに以外のフィールドプログラマブルゲ
    ートアレイの内部ブロックに関するテストデータを書き
    込む製造工程を有することを特徴とするフィールドプロ
    グラマブルゲートアレイの製造方法。
JP14322091A 1991-06-14 1991-06-14 フィールドプログラマブルゲートアレイとその製造方法 Withdrawn JPH04368018A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000067596A (ja) * 1998-06-11 2000-03-03 Gatefield Corp Nvmセルベ―スfpgaのテスト時間を減少させる方法

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