JPH04363942A - 広帯域交換ネットワーク - Google Patents

広帯域交換ネットワーク

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JPH04363942A
JPH04363942A JP3200828A JP20082891A JPH04363942A JP H04363942 A JPH04363942 A JP H04363942A JP 3200828 A JP3200828 A JP 3200828A JP 20082891 A JP20082891 A JP 20082891A JP H04363942 A JPH04363942 A JP H04363942A
Authority
JP
Japan
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network
atmts
atmr
terminal
broadband
Prior art date
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Pending
Application number
JP3200828A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
Riichi Kodama
児玉 利一
Keiichi Obara
小原 敬一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04363942A publication Critical patent/JPH04363942A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はATM(Asynchr
onous Transfer Mode)技術を適用
した、広帯域ISDNをベースとする企業内ユースを照
準とした広帯域交換ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】100余年の歴史を経てこれまでに開発
・構築され運用に供されてきた電話網、データ網、そし
てFAX網などの個別サービス網を、ISDN(Int
egrated Services Digital 
Network) により、一つのネットワーク体系の
基に統合しようとする動きが世界各所で推し進められて
いる。
【0003】ISDN化の第一ステップとして、198
8年から狭帯域ISDNが我国を始めとする先進各国で
運用が始まり、更にATM技術をベースとする広帯域I
SDNにより放送網との融合を含めISDN網の完成を
目指して、その技術開発がCCITT(国際電信電話諮
問委員会)を中心に世界の主要な研究機関で鋭意進めら
れている。
【0004】ところで、企業内ユースとして広帯域IS
DNを導入、発展、さらに普及していく過程では、十数
〜数百端末の小容量システムに始まり、例えば1600
0端末といった大容量システムへと拡張されていくと考
えられる。
【0005】従って、拡張に要するコストの点から、企
業内ユースを照準とした広帯域交換ネットワークとして
は、小容量システムから大容量システムまで一貫したア
ーキテクチャを有することが望ましい。
【0006】しかしながら、一貫したアーキテクチャを
有する広帯域交換ネットワークは未だ提案されておらず
、企業内ユースで広帯域ISDNを導入する障害となっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、導
入期、発展期、普及期で、システムのアーキテクチャが
一貫していないため、システムの拡張に既に導入されて
いる装置を活用することができず、無駄になるという課
題があった。
【0008】本発明は、このような事情に基づきなされ
たもので、小容量システムから大容量システムまで同一
のアーキテクチャで構築することができる広帯域交換ネ
ットワークを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の広帯域交換ネッ
トワークは、上記目的を達成するため、情報フィールド
とヘッダとからなるセルを多重・分離する複数のアクセ
スノードとこれらのアクセスノードからアクセス可能な
リング状伝送路とを有し、自律的に動作する第1のネッ
トワークと、複数の双方向インターフェースを収容し、
前記セルを中継交換するスイッチング機能を有し、自律
的に動作する少なくとも1つの広帯域交換ノードを備え
る第2のネットワークとを備え、前記第1のネットワー
クに対し複数の前記双方向インターフェースを割当て、
この複数の双方向インターフェースと前記アクセスノー
ドの少なくても1つとを接続することにより構成される
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明では、広帯域交換ノードとこの広帯域交
換ノードに接続される第1のネットワークとを任意に組
合わせることで、同一のアーキテクチャにより小容量シ
ステムから大容量システムまで構築することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づき
説明する。なお、各図共通する部分には同符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0012】小容量システム 図1は本発明の一実施例に係る広帯域交換ネットワーク
の小容量システムにおける構成を示す図である。
【0013】同図において、1はATMリング(以下、
ATMRと呼ぶ。)を示している。ATMR1は、2種
類のリングアクセスノード(以下、RANと呼ぶ。)、
保守用コンソール(以下、MACと呼ぶ)、2系統の光
リング11から構成されている。
【0014】RANには、各種端末インタフェースまた
は局線インタフェースなどを収容する端末インターフェ
ース収容リングアクセスノード(以下、RANI と呼
ぶ。)およびATMR1全体の呼処理および保守管理を
行う呼処理管理リングアクセスノード(以下RANM 
と呼ぶ)があり、光リング11により接続されている。
【0015】また、ATMR1は、RANI の内の1
つを介して広帯域ISDN局線2と接続されている。ま
た、RANI には、例えば非リアルタイム数Mb/s
端末31が接続されている支線LAN(Local A
rea Network)3、狭帯域ISDN端末4、
STMベースのPBX(N−PBX)5、広帯域ISD
N中速端末6等の端末が接続される。N−PBX5には
、非ISDN端末51が接続されている。なお、狭帯域
ISDN用PBX5はターミナルアダプタ(B−TA)
6を介してRANI に接続される。
【0016】このように構成されたATMR1は、後述
の分散交換中継ノード(以下、ATMTと呼ぶ。)と接
続することなく自律的に動作することができ、数端末か
ら数百端末までの小容量領域で安価にシステムを構成す
ることができる。
【0017】RANI に接続される端末は、RANI
 の端末インタフェースカードの選択により、例えばL
ANインタフェース 6回線またはSB インタフェー
ス 6回線、狭帯域ISDNインタフェース 8回線ま
たは 1.5Mb/s 1次群インタフェースあるいは
 6.3Mb/s 高速デジタル回線インタフェース 
1回線等が収容できる。
【0018】特に、局線あるいは図示しないATMTと
の接続を行うインタフェースカードを収容したRANI
 には、ATMR1内へのクロックの供給、監視を行う
機能ならびにセル流のバースト性等を抑圧するトラヒッ
クシェイピング機能が備えられている。
【0019】また、RANは、ATMR1内に最大63
台まで収容することが可能である。特にRANM は、
二重化構成をとってもよく、MACの電源が投入されて
いない状態であっても、ATMRの運用を持続すること
が可能であり、複数台のMACをRANM に接続して
データ設定、状態表示、課金処理、トラヒック集計専用
に使用してもよい。
【0020】なお、図1において、STMベースのN−
PBX5は、1次群インタフェース(H11)を介して
広帯域交換網に乗入れ(インタワーク)、システム内の
狭帯域ISDN電話端末などとの相互通信、あるいは広
帯域ISDN網へのアクセスを行うことができる。また
、同インタフェースあるいはTTC2M標準インタフェ
ースなどの多重インタフェース単位にサーキットエミュ
レーション方式でATMセル化し、広帯域ISDNベー
スの専用線と相手側広帯域交換網を経由して相手側N−
PBXとの相互通信を行うことができる。これによって
広帯域ISDN専用線を他の広帯域トラヒックと共有す
ることによる通信コストの削減を図ることができる。
【0021】ここで、ATMR1に収容可能な端末イン
タェース数は、トラヒックピーク負荷率の制約により決
まる。ここで、トラヒックピーク負荷率とは、通信に際
しユーザが申告する最大速度(リアルタイム性が要求さ
れない呼では平均速度)の総和とペイロード容量との比
である。即ち、負荷が最も厳しくなる局線に接続された
RANI にて、次に示す(1)式を満たす必要がある
【0022】 N×η×(Ct+Ce)×Sp×α ≦Tp×Ψp×ε×R………(1) ただし、 Sp=Σ(Si×Ni×Bi) N        :収容可能端末インタフェース数η
= 0.3  :最大負荷時端末使用数Ct= 1.0
:局線双方向コネクション比率Ce= 0.5:内線双
方向コネクション比率α        :安全率 Tp=149.76Mb/s :ペイロード容量Ψp=
95%:トラヒックピーク率 ε=2.0   :平均セル再利用率 R=2     :リング数 Si      :端末最大/平均速度(非リアルタイ
ム数Mb/s 端末では平均速度) Bi      :非対称係数 Ni      :端末台数比率 平均セル再利用率εは、ATMRに固有なもので、AT
MR内のトラヒックの分布具合などにより 1〜 4の
値を取り得るが、局線収容RANIへのトラヒックの集
中などを考慮し、ここではε=2.0 としている。
【0023】端末最大/平均速度、非対称係数、端末台
数比率の例を図2に示す。
【0024】(1)式より、安全率を見込まないとき、
N≦609 となる。
【0025】また、N=400 としたとき、α≦1.
5 となる。
【0026】従って、収容可能端末インタフェース数N
の上限は、広帯域ISDN中速端末などの高速端末の呼
損に対するマージンならびに中容量領域以上のシステム
との一貫性を配慮して 400程度とするのが適当であ
る。 なおこのとき、光リング11の一方が何等かの障害によ
り稼働停止し、片系運用に移行した場合、 1リングに
て転送可能なトラヒック量を越え、通信中のすべてのコ
ネクションを救済できない。そこで、ATMR1に収容
する端末インタフェース数を 200程度以下に抑え、
ATMR1の最大転送能力の半分以下のトラヒックで運
用するようにすれば、このような障害が発生した場合に
もすべてのコネクションを救済することができる。この
ようにATMR 1系統に収容される端末数を抑えた場
合でも、端末インタフェースあたりのコスト増分は、R
ANM と局線を収容するRANI 等の分が増えるだ
けなので、少なく抑えられる。
【0027】さらに、ATMR1に 400端末を収容
し、 155Mb/s の広帯域ISDN局線(専用線
サービスを含む。)を 1回線設けたときの局線上のト
ラヒックピーク負荷率は、以下に示す(2)式より、Ψ
p= 0.83 となり、安全率(マージン)α=1.
14となる。
【0028】   Ψp≦(N×η×Ce×Sp)/(Tp×L)……
…(2)ただし、N= 400 L= 2    :伝送路数(送受信)よって、ATM
R 1系統に対して、 155Mb/s TBインタフ
ェース 1回線を設ければよい。
【0029】また、ATMR1の呼処理能力としては、
図3に示すように、同規模のN−PBX( 400回線
)とのインタワーク分を考慮して、5400BHCA(
不完了率 1.5)以上あればよい。
【0030】中容量システム 次に、本発明を中容量システムに適用した例について説
明する。
【0031】図4は、本発明の一実施例に係る広帯域交
換ネットワークの中容量システムにおける構成を示す図
である。
【0032】同図において、1はATMRを、7はAT
MTを示している。
【0033】ATMT7には、複数系統のATMR1、
広帯域ISDN局線2およびN−PBX5、広帯域IS
DN高速端末8が接続されている。複数系統のATMR
1は1台のATMT7によりスター状に結合されている
。さらに、ATMT7には、MACが接続されている。
【0034】ATMT7は、図示しない16ポートのA
TMスイッチを内蔵し、最大 4系統のATMR1を 
155Mb/s または 622Mb/s TB イン
タフェース9を介して収容する。また、局線インタフェ
ースをATMT7に収容して、複数系統のATMR1に
よる局線インタフェースの共有化が行われている。
【0035】ATMR1は、2種類のリングアクセスノ
ードRANM 、RANI を2系統の光リング11で
接続して構成されている。
【0036】ATMR1とATMT7間は、PBX間プ
ロトコルに準じた共通線信号方式を適用する。これによ
り、転送やフリーナンバリング/テナントなどの高度な
サービス展開を実現しつつ、他ベンダのATMRをAT
MT7に収容したり、他ベンダの製品間での相互接続と
いったマルチベンダ性の確保が可能とされている。
【0037】一方、ATMT7に接続されたMACによ
りシステム全体の保守運用管理を統合的に行うためには
、例えば、NNI(Network NodeInte
rface)ベースの内部プロトコルを適用して、AT
MR1とATMT7との結合を深める。
【0038】また、ATMT7にN−PBX5とのイン
タワーク機能を具備させることにより、ATMR1への
呼量の集中を防ぐことができる。
【0039】なお、ATMT7はポートフリー構造とな
っており、ATMR1の収容、広帯域ISDN局線接続
、広帯域ISDN高速端末等の接続に柔軟に応じること
ができる。
【0040】さらに、ATMR1とATMT7にアプリ
ケーションプロセッサ(AP)を接続することで、情報
処理システムと連動した高度できめ細かな、そして拡張
性/柔軟性に富んだマルチメディア企業情報通信網を構
成することができる。
【0041】なお、ATMT7は、広帯域ISDN網(
局線、専用線など)から優先的にクロックを抽出/選択
して、ATMR1に供給するが、障害などによりこのク
ロックの供給が停止したときは、内部クロックにより自
走して、内線系のサービスを持続することができる。
【0042】ここで、ATMR 1系統に収容可能な最
大端末インタェース収容数は、 400程度であり、シ
ステム全体としてはATMR 4系統(ATMRの接続
に 8ポート、局線接続に 4ポートを使用する)の相
互接続が可能であり、最大1600端末インタフェース
まで収容することができる。
【0043】いま、この最大端末インタフェース収容数
の端末インタフェースが収容されており、ATMR1内
の全てのコネクションが、ATMT7を介して他のAT
MR1または広帯域ISDN局線2等との間にはられる
というケースを想定した場合、ATMR1とATMT7
との間のTB インタフェース9上のトラヒックピーク
負荷率Ψpは、(3)式より、Ψp=0.83となり、
このときの安全率αは1.14となる。
【0044】Ψp≦(N×η×(Ct+Ce)×Sp)
/(Tp×L×M)………(3) ただし、 Ct=Ce= 1  (ATMR1内に閉じたコネクシ
ョンなし) M=2:ATMR1・ATMT7間TB ( 155M
b/s )インタフェース数 即ち、 1リングに対して、 155Mb/s TB 
インタフェース 1回線、またはATMR 1系統に対
して 622Mb/s TB インタフェースの半分の
帯域を割り当てればよい。さらに、同条件において、A
TMR1内のトラヒックピーク負荷率も0.83となる
ので、ATMR1とATMT7との間の整合性も優れて
いる。
【0045】また、前述の小容量システムで説明したよ
うに、ATMR1で障害が発生したとき、すべてのコネ
クションが救済されるためには、ATMR 1系統につ
き端末インタフェース数を200 以下に抑えればよい
。このとき、ATMR1とATMT7との間には、 1
55Mb/s TBインタフェース 1回線を設ければ
よく、RANM が2 台になるなど若干のコスト増は
あるが、システムとしての端末インタフェース収容可能
数は変わらない。
【0046】さらに、ATMR 1系統あたりの広帯域
ISDN局線2へのトラヒックピーク負荷率は、先に(
2)式で求めた値と等しくなる。よって、ATMT7に
は、最大4 回線の 155Mb/s TB インタフ
ェースまたは 1回線の 622Mb/s TB イン
タフェースを収容すればよい。
【0047】また、広帯域ISDN高速端末8は、SB
 インタフェースを介してATMT7に直収されている
。 ATMR1を 4系統接続した最大構成では、前述した
ようにATMT7の16ポートあるATMスイッチリソ
ースのうち12ポートが使用されるので、広帯域ISD
N高速端末8用には 4ポートが割当てられる。なお、
広帯域ISDN高速端末の同時コネクション数の多いユ
ーザに対しては、ATMR1の接続数を制限するか、A
TMT7を複数台相互接続するか、32ポートを備えた
ATMTを利用することで対応できる。
【0048】また、ATMT7の呼処理能力としては、
ATMR1を 4系統接続した最大構成において、図3
に示すように、同規模のN−PBX(1600回線)と
のインタワーク分を含め、28800BHCA (不完
了率 1.5)以上あればよい。ATMR1の呼処理能
力としては、ATMR1内の全てのコネクションがAT
MT7を介するとすると、7200BHCA以上の呼処
理能力が必要である。
【0049】大容量システム 次に、企業ユースで普及期に必要な大容量システムに適
用した例について説明する。
【0050】図5は、本発明の一実施例に係る広帯域交
換ネットワークの大容量システムにおける構成を示す図
である。
【0051】同図において、1は最大 400端末を収
容するATMR、7a〜7fは16ポートを有するAT
MTを示している。
【0052】ATMT7a〜7fは、円周上に配置され
、各ATMT7間が原則として3方路の伝送路(リンク
)13でいわゆるホィール状に接続されている。また、
図示を略した広帯域ISDN局線とは、それぞれ 3ポ
ートを使用して接続されている。  ATMT7a〜7
eには、それぞれ 2系統のATMR1が接続されてい
る。
【0053】さらに、ATMT7aには、MACとアプ
リケーションプロセッサ(AP)が接続されており、A
TMT7fには、B−TA6を介してN−PBX5が接
続されている。
【0054】なお、同図に示した構成では、最大400
0端末インタフェースが収容されるが、ATMT7a〜
7eに、それぞれ 3系統のATMR1を接続し、シス
テム全体として15系統のATMR1を接続して600
0端末インタフェースを収容するシステムとしてもよい
。また、32ポートのATMTを用いれば、同規模のシ
ステムを 3台のATMTで実現することができる。さ
らに、超大容量システムとして、32ポートのATMT
を8台用い、システム全体として40系統のATMR1
を接続した、16000端末インタフェースを収容する
システムを実現することもできる。
【0055】ここで、32ポートのATMTを 8台用
い、 16000端末インタフェースを収容した場合、
各ATMTは、ATMR1の接続用に10ポート、局線
接続用に 5ポート、ATMT間リンク用に14ポート
を割当てる必要がある。
【0056】すなわち、このときの各ポートおよびAT
MR1内のトラヒックピーク負荷率Ψpが、0.78〜
0.89(安全率1.07〜1.22)の範囲で分布す
るため、システム内のリソースをほぼ均等かつ高効率で
使用することができる。
【0057】なお、ATMR1の高速化( 622Mb
/s )ならびにATMT7の容量拡大(64または 
128ポート化)により、このアーキテクチャを継承し
、サービスの均一性、経済性と信頼性の両立、優れた柔
軟性/拡張性、標準性/マルチベンダ性の確保、ならび
に保守管理の一元性などを損ねることなくシステムのト
ラヒック転送能力を 4倍にまで高めることができる。
【0058】さらに、ATMT7間の相互接続の他の構
成について説明する。
【0059】図6(a)は、ATMT7間を超高速光ル
ープネットワーク15を介して相互接続した例である。 ATMT7は、光ループネットワーク15上のステーシ
ョン(STN)151に接続され、光ループネットワー
ク15を介して他のATMT7と相互接続されている。
【0060】同図に示す構成では、信号が一方向に流れ
るため、ATMT7間のルーティング制御が単純化され
、 1機種のATMTで幅広い適用領域を網羅すること
ができる。
【0061】障害に対しては、例えば二重帰属方式を採
用する。即ち、ATMT7を 2台のSTN151に接
続し、帰属先(信号の送受が行われている)のSTN1
51等に障害が発生したとき、他方のSTN151に帰
属先を切替える。また、光ループネットワーク15自体
を二重化したり、障害STNの切離しにともなうループ
バックあるいはバイパスなどの障害対策が施される。
【0062】図6(b)は、図5に示したシステムで用
いた構成であり、ATMT7間を3方路の伝送路(リン
ク)16でホィール状に接続した例であり、トラヒック
をシステム全体に分散するという特徴がある。
【0063】この構成では、前述したように 8台程度
までのATMT7が相互接続可能で、ATMT間リンク
は 155Mb/s あるいは 622Mb/s の標
準インタフェース速度で対応可能である。
【0064】障害に対しては、ATMTから他の 3台
のATMTに相互接続される冗長経路を介した高度なル
ーティング制御により対応可能である。
【0065】図6(c)は、ATMT7間を伝送路(リ
ンク)17でリング状に接続した例であり、ループネッ
トワークにおけるルーティング制御の単純さと、ホィー
ル状ネットワークにおけるATMT7間リンクを標準イ
ンタフェース速度で形成できるという特徴を兼ね備えて
いる。
【0066】ATMTあるいはATMT間リンクの障害
に対しては、ホィール状ネットワークと同様にルーティ
ング制御により対応している。
【0067】図7に4000、6000、 16000
端末インタフェースを収容する場合における、ループネ
ットワーク結合、ホィール状ネットワーク、リング状ネ
ットワークの構成例を示す。なお、トラヒックピーク負
荷率が90%以下を満足するものとした。
【0068】同図に示すように、4000端末インタフ
ェースまでは、いずれの構成においても16ポートのA
TMスイッチを有するATMT 4台にて対応すること
ができる。
【0069】ATMT間伝送のために用いるポート数は
、ループネットワーク結合で 4ポート、ホィール状ネ
ットワークならびにリング状ネットワークで 6ポート
であり、ATMRおよび局線との接続のためのポート数
と合わせると、ループネットワーク結合で12ポート、
ホィール状ネットワークならびにリング状ネットワーク
で14ポートとなる。ループネットワーク結合では、 
2ポート分少なく済むが、その代替として 2.3Gb
/s の光ループネットワークを必要としている。なお
、未使用の2ないし 4ポートは、広帯域ISDN高速
端末やN−PBXなどを収容するのに使用すればよい。
【0070】また、6000端末インタフェースを収容
する場合、ループネットワーク結合およびホィール状ネ
ットワークでは、16ポートのATMスイッチを有する
ATMT 6台にて対応することができるが、リング状
ネットワークでは32ポートのATMスイッチを有する
ATMT 3台にて構成される。これは、リング状ネッ
トワークでは、ATMT間伝送のために用いるポート数
が増えるためである。また、ループネットワーク結合で
は、さらに3.3Gb/s の光ループネットワークを
必要としている。
【0071】さらに、 16000端末インタフェース
を収容する場合、ループネットワーク結合では16ポー
トのATMT16台と 8Gb/s の光ループネット
ワークから構成され、ホィール状ネットワークでは32
ポートのATMT 8台にて構成され、リング状ネット
ワークでは64ポートのATMT 4台にて構成される
【0072】図8は、トラヒックの方路がランダムであ
ること、各ATMT間を原則として3方路で接続するこ
とを前提とし、ATMT間距離が最小かつトラヒックが
システム全体に分散するような非階層ネットワーク構成
(例えばATMTが10台以下ではホィール状、11台
以上ではダブルリング状)としたときの、ATMT台数
に対するATMT間距離、パス多重数および終端率を示
す図である。
【0073】同図(b)に示すように、リンクあたりの
パス多重数の最大と平均とがほぼ一致しており、前述し
た第1の特徴であるトラヒックがネットワーク全体にほ
ぼ均等に分布することが分かる。また、同図(c)の終
端率の最悪値と平均値の一致にも同様のことが示されて
いる。
【0074】また、各図から、ATMTが11台以上に
なるとATMT間距離が 3以上、パス多重数が 5以
上、終端率が50%以下となる。即ち、ATMTのスイ
ッチングリソースの50%以上が他のATMT間の中継
のためにだけ使用されている。一方、ATMTを10台
以下としておけば、終端率を60%以上に維持すること
ができる。さらに、ネットワーク形態を維持したままA
TMTの増減設工事が行える。即ち、ATMTを 1台
増設するには、最大 2本のATMT間リンクを切断し
た後、新たに 3本のリンクを追加すればよい。
【0075】また、同図(b)から、 8台のATMT
で構成した場合、リンクあたりのパス多重度は最大 4
となる。これは、 1台のATMTから他のATMTに
張るパス数が 7であることから、リンクには 4/7
のトラヒックが流れることを示す。従って、 1600
0端末インタフェースを収容する大容量システムにおい
ても、ATMT間リンクに高価なGb/s クラスの高
速伝送路を用いる必要がなく、 622Mb/s 速度
の伝送路を 1回線程度で済ませることができる。
【0076】さらに、ATMT間は冗長にリンクが張ら
れているため、障害に対して帰属先切替えなどの特別な
障害対策を施すことなく一時的なトラヒックの偏在に対
して柔軟な迂回制御が可能とされている。従って、信頼
性が高くトラヒックの偏在に対する耐性の強いシステム
を構築することができる。
【0077】以上から、ホィール状ネットワークにおい
てATMTの台数は、導入後の拡張性に柔軟に応じるた
めの 2台分の余裕を残すため、原則的に8台とするこ
とが好ましい。
【0078】なお、各ATMT間を接続する光ファイバ
ーは、ホィール状に敷設されることになるが、多芯ケー
ブルをATMTに沿って一筆書き状に敷設することで、
工事上の繁雑さを回避することができる。
【0079】さらに、ここでは、トラヒックがネットワ
ーク全体にほぼ均一に分布することを前提としたが、実
際には敷設上の制約などにより、局線が 1台のATM
Tに集中収容されるなど、トラヒックが偏在することが
考えられる。このような場合にも、ホィール状の接続を
ベースとしてATMT間の接続形態、リンク帯域(ポー
ト割当て数)ならびにATMTの容量を適切に設計選択
することで、柔軟に対応することができる。即ち、ホィ
ール状ネットワークにおいては、トラヒックの流量上の
制約となるのはATMRとATMT間の接続インタフェ
ースだけであり、局線集中収容などにともなうトラヒッ
クの偏在には柔軟に対応させることができる。
【0080】以上述べてきた、 8台程度のATMTか
らなるホィール状ネットワークの特徴を以下にまとめる
【0081】まず、第1にトラヒックの方路がランダム
であれば、ネットワーク上のトラヒックを特定のリンク
に偏ることなくほぼ均等に分散できる。
【0082】第2に任意のATMT間パスを形成するリ
ンク数(ATMT間距離)を 2以下と低く抑えられる
【0083】第3に全ATMT間にパスを張ったときに
、各リンク上でのパス多重数を 4以下と低く抑えられ
る。
【0084】第4に終端率を64%以上と高く維持でき
る。ここで終端率とはATMTに流入する全パスのうち
、当該ATMTで終端する比率であり、この値が低いほ
ど他のATMT間でのセルの中継数が増え、スイッチン
グリソースが無駄に使用されていることを示す。
【0085】第5にATMTの増減設工事に対応しやす
い。
【0086】第6にATMT間リンクに、標準インタフ
ェース速度である 155Mb/s あるいは 622
Mb/s の伝送路が使用でき、低廉化が期待できる。
【0087】第7にATMT間が冗長に接続されている
ため、帰属先切替えなどの特別の障害対策を施さなくと
も、特定の伝送路あるいはATMTの障害がシステム全
体に波及することがない。
【0088】第8に局線集中収容などのトラヒックの偏
在に対して、ATMT間リンク接続形態ならびにリンク
帯域(ポート割当て数)などの設計の自由度が高く、ユ
ーザニーズに柔軟に対応することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広帯域交換ノードとこの広帯域交換ノードに接続される
第1のネットワークとの組合わせにより、小容量システ
ムから大容量システムまで同一のアーキテクチャで構築
することができる。従って、最初に導入した装置などを
無駄にすることなく、小容量システムから大容量システ
ムに移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る広帯域交換システムの
小容量システムの構成を示す図である。
【図2】端末最大/平均速度、非対称係数、端末台数比
率の例を示す図である。
【図3】システムアーキテクチャの概要を示す図である
【図4】本発明の一実施例に係る広帯域交換ネットワー
クの中容量システムにおける構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係る広帯域交換ネットワー
クの大容量システムにおける構成を示す図である。
【図6】ATMT間の相互接続の他の構成について説明
するための図である。
【図7】端末インタフェース数に応じた、ループネット
ワーク結合、ホィール状ネットワーク、リング状ネット
ワークの構成例を示す図である。
【図8】ATMT台数に対するATMT間距離、パス多
重数および終端率を示す図である。
【符号の説明】
1…ATMリング(ATMR) 2…広帯域ISDN局線 3…支線LAN 4…狭帯域ISDN端末 5…狭帯域ISDN用PBX 6…ターミナルアダプタ(B−TA) 7、7a〜7f…分散交換中継ノード(ATMT)8…
広帯域ISDN高速端末 9…TB インタフェース 11…光リング 15…光ループネットワーク 16、17…伝送路(リンク)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報フィールドとヘッダとからなるセルを
    多重・分離する複数のアクセスノードとこれらのアクセ
    スノードからアクセス可能なリング状伝送路とを有し、
    自律的に動作する第1のネットワークと、複数の双方向
    インターフェースを収容し、前記セルを中継交換するス
    イッチング機能を有し、自律的に動作する少なくとも1
    つの広帯域交換ノードを備える第2のネットワークとを
    備え、前記第1のネットワークに対し複数の前記双方向
    インターフェースを割当て、この複数の双方向インター
    フェースと前記アクセスノードの少なくても1つとを接
    続することにより構成されることを特徴とする広帯域交
    換ネットワーク。
JP3200828A 1990-08-18 1991-08-09 広帯域交換ネットワーク Pending JPH04363942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3200828A JPH04363942A (ja) 1990-08-18 1991-08-09 広帯域交換ネットワーク

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21767790 1990-08-18
JP2-217677 1990-08-18
JP3200828A JPH04363942A (ja) 1990-08-18 1991-08-09 広帯域交換ネットワーク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04363942A true JPH04363942A (ja) 1992-12-16

Family

ID=26512416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3200828A Pending JPH04363942A (ja) 1990-08-18 1991-08-09 広帯域交換ネットワーク

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JP (1) JPH04363942A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08139724A (ja) * 1994-10-28 1996-05-31 Electron & Telecommun Res Inst 送受信装置
JP2009505456A (ja) * 2005-08-08 2009-02-05 ジェネシス テクニカル システムズ コーポレイション 共有dslネットワークおよびその配置方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08139724A (ja) * 1994-10-28 1996-05-31 Electron & Telecommun Res Inst 送受信装置
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