JPH04362081A - 芝生育成用土 - Google Patents

芝生育成用土

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JPH04362081A
JPH04362081A JP3136794A JP13679491A JPH04362081A JP H04362081 A JPH04362081 A JP H04362081A JP 3136794 A JP3136794 A JP 3136794A JP 13679491 A JP13679491 A JP 13679491A JP H04362081 A JPH04362081 A JP H04362081A
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weight
lawn
natural rubber
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JP3136794A
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Tetsuya Suzuki
鈴 木 哲 也
Seiji Asahi
旭  誠 司
Yuichi Sugiyama
杉 山 裕 一
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場等において芝
生育成のために用いられている目土の一部を代替する、
肥料成分、土壌改良資材等を含む用土に関する。本発明
の用土は、ゴルフ場、各種グランド、公園などの芝生の
育成に、あるいは、畑、果樹園、ハウス栽培における用
土や園芸用に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場等の芝生については、芝が伸び
る度に刈り込み、その根元に近いところまで光が届くよ
うにして、下部にある葉が枯れるのを防いだり、他の植
物(雑草)の繁茂を防止するという管理が常に行なわれ
ている。しかし、芝が成長するに伴ない、次第に芝の根
が地表より浮き上がり、刈り込みによって根に近いとこ
ろにある成長点が刈られてしまうことがあり、それによ
り、ついには枯れてしまう。このような芝枯れを防ぐた
めに、従来は、目土を芝生に散布して芝の根を土中に沈
めていた。
【0003】ところで、このような目土としては、その
透水性の良さや扱いやすさの観点から、砂を使うことが
多いが、砂は熱伝導率が高いため、夏期には、目土を入
れたために地温が上昇し、それによって芝生が枯死して
しまうことがしばしばあった。また、砂を用いると、保
水力、保肥力が低下し、土壌構造が単純化するため、肥
料管理が難しくなり、その肥料管理の失敗が原因となっ
て、芝の根腐れや病気を発生させることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の目土
使用時における地温の上昇による芝の枯死や、土壌環境
の悪化による芝の根腐れ、病気の発生といった問題を解
決できる、芝生の健康な育成を可能とする新たな芝生育
成用土の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明第一の態様は、(
A)天然ゴム漿液中の非ゴム分(固形分)と、窒素、り
ん酸、カリウム成分とを含む有機化成肥料、(B)鶏糞
、濃硫酸および珪酸カルシウムを反応させてなる反応生
成物に微生物を加えて発酵させてなる発酵生成物、(C
)有機物を焼成してなるカーボン、(D)サンゴ粒、(
E)ピートモス、を主成分として含有することを特徴と
する芝生育成用土である。
【0006】また、本発明第二の態様は、(A)天然ゴ
ム漿液中の非ゴム分(固形分)と、窒素、りん酸、カリ
ウム成分とを含む有機化成肥料、(F)鶏糞、濃硫酸お
よび珪酸カルシウムを反応させてなる反応生成物に、天
然ゴム漿液および微生物を加えて発酵させてなる発酵生
成物、(C)有機物を焼成してなるカーボン、(D)サ
ンゴ粒、(E)ピートモス、を主成分として含有するこ
とを特徴とする芝生育成用土である。
【0007】以下に、本発明を詳細に説明する。はじめ
に、本発明の芝生育成用土の各構成成分について説明す
る。
【0008】(A)天然ゴム漿液中の非ゴム分(固形分
)と、窒素、りん酸、カリウム成分とを含む有機化成肥
【0009】天然ゴム漿液中の非ゴム分(固形分)とは
、天然ゴムラテックス漿液からゴム分を除去した後の漿
液中に含まれる非ゴム分(固形分)である。その成分組
成は、原料である天然ゴムラテックスの成分組成によっ
て異なるため、厳密に述べることはできないが、一般に
、α−グロブリン、ヘベインなどの蛋白質、脂肪酸、ア
ミノ酸、糖分、水、K、Mg、Cu、Fe、Na、Ca
、P等の灰分(無機成分)、および、その他の微量成分
を含む。天然ゴム漿液中の非ゴム分(固形分)は、アミ
ノ酸や可溶性蛋白質を含んでいるので、微生物に栄養を
与えると共に、窒素源として緩効的に効果を現わす。 また、イノシトール類や植物生理活性物質も含んでいる
ので、植物の健全な生育に有効である。
【0010】窒素、りん酸、カリウム成分は、肥料の三
要素と称されており、最も多量に使用されている化成肥
料である。
【0011】これらのうち、窒素は、蛋白質、葉緑素、
酵素、ホルモン等の構成元素として知られており、肥料
としては、NH4+、NO3−等として施肥され、植物
の生育を促進する。
【0012】りん酸は、ATP、ADP、核酸、酵素、
りん蛋白質、りん脂質等の構成元素として知られており
、肥料としては、PO43− 、HPO42− 、H2
 PO4−等として施肥され、植物の成長、開花、結実
を促進する。
【0013】カリウムは、光合成や蛋白質の蓄積に関与
する元素として知られており、肥料としては、K+ 等
として施肥され、植物の開花、結実を促進する。
【0014】本発明で用いる有機化成肥料は、この他、
ひまし油粕、なたね油粕、魚粉、骨粉等を含有していて
もよい。
【0015】また、該有機化成肥料中の各成分の構成比
は、特に限定されないが、有機質が40〜80重量%で
あるものがよく、窒素、りん酸、カリウム成分の量比は
、(2〜10)−(2〜10)−(2〜10)であるも
のがよい。
【0016】本発明で用いる有機化成肥料は、速効性と
遅効性、およびその中間的な効果をもたらす肥料成分を
含み、化成肥料の速効性と、有機肥料特有の穏やかな効
果を発現する。
【0017】また、該有機化成肥料は、それ自体が工業
廃棄物であり、放っておけば悪臭を発し、環境を汚染し
、マレーシアやタイ、インドネシアなどの天然ゴム生産
地において排水公害を発生させる天然ゴム漿液を、有効
利用するものである。
【0018】このような有機化成肥料を用いることによ
り、あるいは、このような有機化成肥料を含有する本発
明の芝生育成用土を用いることにより、ゴルフ場等にお
いて、これまで年5回必要であった施肥の回数を、2回
以下にまで減らすことが可能になる。
【0019】このような有機化成肥料に相当するものと
して、例えばMEYFA866(マレーシア国MYFE
C社製)がある。MEYFA866は、天然ゴム漿液中
の非ゴム分(固形分)、ひまし油粕および化成肥料(り
ん酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、硫酸カリの混合
物)を主成分とするものであり、その中の有機質は約7
5重量%と高い割合を占めながらも、窒素、りん酸、カ
リウム成分が8−6−6に調整されているものである。
【0020】(B)鶏糞、濃硫酸および珪酸カルシウム
を反応させてなる反応生成物に微生物を加えて発酵させ
てなる発酵生成物
【0021】これは、一般的な養鶏で発生する鶏糞を、
濃硫酸等の硫酸で分解し、かつ、珪酸カルシウムで反応
処理(濃硫酸の中和および可溶性の珪酸のゾルを生成せ
しめるため)することで得られる反応生成物に、微生物
を加えて発酵させてなるものであり、刺激臭を有さない
【0022】発酵のために用いる微生物としては、サッ
カロミセス属、シュウドモナス属等の糸状菌もしくは酵
母等の好気性菌、さらには、アクチノマヂュラ属、アク
チノプラネス属、ミクロモノスポラ属等の放線菌、硝酸
菌、亜硝酸菌等の硝化細菌等が例示される。そして、一
般的には、硝化細菌等は、好気性菌による発酵の完熟(
一次発酵)後に用いられる。
【0023】このような発酵生成物を製造するに際して
用いる原料の量比は、特に限定されないが、鶏糞100
重量部(固形分)に対し、濃硫酸は4〜20重量部、珪
酸カルシウムは8〜24重量部の範囲内が好ましい。
【0024】この発酵生成物は、植物が吸収、利用し易
い有効珪酸(活性珪酸ゾル;H2 SiO2 )を多く
含んでいる。珪酸は、イネ科である芝の有用成分である
が、溶解度が低く(通常、土壌中には100〜300p
pm程度存在)、植物がこれを吸収・固定することで、
土壌中の珪酸が欠乏状態になることが往々にしてある。 稲作では、収穫後、ワラを田に鍬込み、稲の葉身に蓄積
された珪酸を土壌に還元することにより、あるいは珪酸
肥料によって、土壌中の珪酸不足を補ってきた。しかし
、ゴルフ場では、刈り取った葉茎は集められ、捨てられ
るが常であるため、これにより、土壌の極端な珪酸不足
が生じ、これが、ゴルフ場でのラージパッチ病やブラウ
ンパッチ病などの発生の原因のひとつだと考えられてい
る。 しかし、本発明の芝生育成用土を用いれば、該用土中の
発酵生成物により、不足する珪酸が補給され、病気の発
生を抑制できる。
【0025】また、この発酵生成物は、土壌中の各種細
菌を含むため、芝表面および芝生土壌中の病原性菌の繁
殖を拮抗的に阻害し、病気の発生を抑えることができる
。これらの硝化細菌は、芝生を刈り込んだ際のサッチの
分解を促進する効果も発揮するため、病原菌の住処であ
るサッチを早く除去することができ、よって、見た目に
も美しい芝生を作るに貢献するだけでなく、病気に罹り
にくくする役割もはたす。さらに、硝化細菌を含む微生
物の働きで、土壌の団粒構造が促進され、土壌の通気性
、透水性が高められるため、芝の根腐れ防止もはたされ
る。
【0026】この発酵生成物の組成は、限定されるもの
ではないが、一例を示すと、下表1の通りである。
【0027】
【表1】
【0028】(F)鶏糞、濃硫酸および珪酸カルシウム
を反応させてなる反応生成物に、天然ゴム漿液および微
生物を加えて発酵させてなる発酵生成物
【0029】こ
れは、前記(B)の発酵生成物の製造工程中の発酵段階
に、天然ゴム漿液を存在させて製造したものである。
【0030】この発酵生成物の製造に用いる天然ゴム漿
液は、先に(A)の有機化成肥料についての説明中で述
べた通りである。ただし、ここでは、固形のものに限ら
ず、固形分70%程度の半固形物、固形分20%程度の
液状物等を用いてもよい。
【0031】このような発酵生成物を製造するに際して
用いる原料の量比は、特に限定されないが、鶏糞100
重量部(固形分)に対し、濃硫酸は4〜20重量部、珪
酸カルシウムは8〜24重量部、天然ゴム漿液は、固形
分70%のもので、有姿3〜40重量部の範囲内が好ま
しい。
【0032】この発酵生成物は、(B)の発酵生成物の
構成成分に加え、天然ゴム漿液中の成分の分解産物を含
有する。
【0033】この発酵生成物の構成成分中、有効珪酸お
よび微生物の働きについては、先に(B)の発酵生成物
についての説明で述べた通りである。
【0034】この発酵生成物の組成は、限定されるもの
ではないが、一例を示すと、下表2の通りである。
【0035】
【表2】
【0036】上記した(B)および(F)の発酵生成物
は、芝生育成用土の構成成分としての有用性に加え、独
特の悪臭を有し、多量(1万羽の鶏舎で1日に1〜1.
5t)に排出される鶏糞の処理とその有効利用の道を開
くものとしての有用性をも有する。
【0037】さらに、(F)の発酵生成物については、
(A)の有機化成肥料についての説明で述べたように、
工業廃棄物である天然ゴム漿液の処理および有効利用に
も寄与するものである。
【0038】上記した(B)あるいは(F)の発酵生成
物に相当するものとして、例えばサンバイオセラム((
株)サン・バイオ製)がある。なお、サンバイオセラム
は、それを構成する微生物として、奈良県の山中より見
いだされたアクチノマデュラ属、アクチノプラネス属、
ミクロモノスポラ属等の放線菌、硝酸菌、亜硝酸菌など
の硝化細菌を含む。
【0039】(C)有機物を焼成してなるカーボンこれ
は、モミ殻・ヤシ殻等の有機物を焼成して炭化したもの
である。このカーボンは、多孔質体であるので、土壌微
生物に住処を提供し、その増殖を促す作用を示すととも
に、空気を内包できるので、目土の熱伝導率を低下させ
、地温の上昇による芝の根の枯死を防ぐ。また、農薬・
除草剤等の薬剤がゴルフ場より外へ流出するのを防ぎ、
河川の汚染を予防する。
【0040】(D)サンゴ粒 造岩サンゴを細粉化した多孔質砂状物である。サンゴ粒
は、多孔質体であるため、前記(C)のカーボンと同様
の効果を示す。
【0041】サンゴ粒はまた、カルシウムイオンを極め
てゆっくりと放出するため、芝のカルシウム不足を解消
するという効果も示す。カルシウムの補給のために、石
灰等を用いた場合には、土壌のアルカリ化に伴なう根腐
れや土壌の硬化が発生するが、サンゴ粒を用いれば、そ
のうよな事態は発生しない。また、サンゴ粒は、マグネ
シウム、マンガンなどの微量成分を補給する効果も有す
る。
【0042】(E)ピートモス ミズゴケなどが多湿条件で堆積し、泥炭化したものであ
る。ピートモスは、有機質に富み、微生物の栄養となる
ほか、保水性、通気性が大きいために、土壌を改質する
効果がある。また、腐植質を多く含むので、発根や毛根
形成に効果を示す。
【0043】本発明第一の態様の芝生育成用土は、上記
した(A)、(B)、(C)、(D)および(E)を主
成分とし、また、本発明第二の態様の芝生育成用土は、
上記した(A)、(F)、(C)、(D)および(E)
を主成分とする。なお、主成分とするとは、該芝生育成
用土の約60重量%以上を必須成分が占めることを示す
【0044】いずれにおいても、上記必須成分に加え、
貝化石、熔成リン肥等を適宜含有していてもよい。
【0045】本発明の芝生育成用土において、その必須
構成成分の量比は限定されないが、(A)は1〜20重
量%、(B)(または(F))は10〜40重量%、(
C)は10〜90重量%、(D)は2〜40重量%、(
E)は1〜40重量%であるのがよい。
【0046】(A)が1重量%未満であると、養分不足
となり、芝の発育が不十分となり、20重量%超である
と、肥料やけ等の障害が生じる。
【0047】(B)(または(F))が10重量%未満
であると、腐植質および土壌細菌の補充が不十分となり
、40重量%超であると、肥料成分過多により肥料やけ
が生じる。
【0048】(C)が10重量%未満であると、肥料成
分や農薬等を吸着する能力が低下し、90重量%超であ
ると、相対的に他の成分の含有量が小さくなるため、他
の成分の効果が示されなくなる。
【0049】(D)が2重量%未満であると、カルシウ
ム分の補填が不十分となり、40重量%超であると、相
対的に他の成分の含有量が小さくなるため、他の成分の
効果が示されなくなる。
【0050】(E)が1重量%未満であると、腐植質が
不足し、発根が悪化する可能性があり、40重量%超で
あると、土壌が酸性化する。
【0051】本発明の芝生育成用土は、従来使われてき
た芝生散布用土(もしくは砂)(目土という)の一部(
1〜70容量%)を代替するものである。1容量%未満
の代替では、本発明の芝生育成用土が示す効果が十分得
られず、一方、70容量%超の代替を行なうと、容積重
が小さくなり、力が加わった場合に構造が変化しやすく
なる。
【0052】
【実施例】以下に実施例により、本発明を具体的に説明
する。
【0053】(実施例1) [実験方法]  神奈川県山間部にあるAゴルフ場5番
ホールを、図1に示すように区画し、それぞれの区画に
、下表3および4に示す目土を厚さ3mmになるように
均等にならして与えた。1回目の施用は平成2年9月1
6日、2回目は平成2年11月16日に行ない、平成2
年12月25日に実験を終了した。
【0054】 *1  コーラルバイオテック社製「さんご緑源」粒径
:0.7〜1.7mm *2  日本ピート販売社製「ポーラスグリーン」
【0
055】
【0056】[結果]  1回目および/または2回目
に本発明の芝生育成用土を用いたb、cおよびe、f区
画では、デボットの修復が促進された。すなわち、実験
終了時には、デボットの面積が実験開始時の約1/3(
平均値)に減少した。デボットに関し、bとc、eとf
の間には大きな差異は認められなかった。a〜cとd〜
fとの比較では、前者の方が、葉身の伸び方、緑化の度
合い共に良好であった。なお、1回目の施用後1週間で
、前者の区画で雑草の混入が認められたが、これは、黒
ぼく土の中に雑草の種が混入していたためであると思わ
れる。この混入した雑草は、1回の除草作業で解消され
た。2回目の施用時には、雑草は認められなかった。全
区画とも、肥料焼けや病気の発生などは一切認められな
かった。
【0057】(実施例2) [実験方法]  北海道札幌市郊外にて、前記表3に示
す本発明の芝生育成用土を真砂に容積比で30%混合し
たものを練習グリーンに散布した。散布量は厚さ3mm
になるようにした。施用は平成2年10月下旬に行ない
、平成3年4月27日に実験を終了した。
【0058】[結果]  本発明の芝生育成用土を使用
した区域と未使用の区域との比較観察結果は、下表5に
示す通りであり、本発明の芝生育成用土は、春先の芝の
成長を早める効果があると考えられた。
【0059】
【0060】(実施例3)図2に示す芝育成用の土壌構
造を作り、前記表3に示す本発明の芝生育成用土をその
芝床部分に使用した。具体的には、土(赤土を使用)お
よび砂を芝床部分に入れた後、その上部に本発明の芝生
育成用土を混合、撹拌した。なお、本発明の芝生育成用
土の使用量は、0、2、3、5、7、10kg/m2 
とした。本発明の芝生育成用土を10kg/m2 用い
た場合、土および砂は、200kg/m2 用いた。
【0061】このような土壌構造の最表層に芝を植えた
ところ、芝床に本発明の芝生育成用土を用いなかったも
の(0kg/m2 )では、芝は発芽するがやがて枯れ
てしまった。そのほかのものは、いずれも、発芽率、根
の張り方、葉の緑化具合および葉の育成状態共に良好な
結果が得られた。従って、本発明の芝生育成用土は、使
用過多による濃度障害などの問題を生じさせないと考え
られた。
【0062】
【発明の効果】本発明の芝生育成用土は、芝生の土壌環
境を根本的に改善するものであるので、この芝生育成用
土を用いることにより、健康な芝を作ることができる。 本発明の芝生育成用土の使用は、これまでの表面的ある
いは対症療法的な方法とは異なるものであり、加えて、
従来の方法によって疲弊した、いわゆる「死んだ土」を
蘇生させることも可能なものである。
【0063】本発明の芝生育成用土を使用した場合の具
体的な効果は、以下の通りである。 ・芝生の緑色を鮮やかにする。 ・デボットの回復が早い(デボット穴の縮小、ランナー
の張り出しが早い)。 ・地温の急激な上昇を防ぎ、夏期に芝の根が枯死するこ
とを防ぐ。 ・目土としての、芝の目地を充填する効果は従来の目土
に劣らない。 ・ラージパッチ病、ブラウンパッチ病などの病気の発生
を長期にわたって防止する。 ・除草の手間を省力化でき、また、病原微生物への抵抗
力をつけることができるため、除草剤、農薬等の薬剤の
使用量を低減できる。 ・薬剤を使用した場合でも、薬剤が圏外に流出すること
を防止し、近年問題となっているゴルフ場からの農薬の
流出による河川の汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験区画を示す線図である。
【図2】実験を行なった土壌構造を示す線図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)天然ゴム漿液中の非ゴム分(固
    形分)と、窒素、りん酸、カリウム成分とを含む有機化
    成肥料、(B)鶏糞、濃硫酸および珪酸カルシウムを反
    応させてなる反応生成物に微生物を加えて発酵させてな
    る発酵生成物、(C)有機物を焼成してなるカーボン、
    (D)サンゴ粒、(E)ピートモス、を主成分として含
    有することを特徴とする芝生育成用土。
  2. 【請求項2】  前記(A)、(B)、(C)、(D)
    および(E)の合計を100重量%とするとき、(A)
    が1〜20重量%、(B)が10〜40重量%、(C)
    が10〜90重量%、(D)が2〜40重量%、(E)
    が1〜40重量%である請求項1に記載の芝生育成用土
  3. 【請求項3】  (A)天然ゴム漿液中の非ゴム分(固
    形分)と、窒素、りん酸、カリウム成分とを含む有機化
    成肥料、(F)鶏糞、濃硫酸および珪酸カルシウムを反
    応させてなる反応生成物に、天然ゴム漿液および微生物
    を加えて発酵させてなる発酵生成物、(C)有機物を焼
    成してなるカーボン、(D)サンゴ粒、(E)ピートモ
    ス、を主成分として含有することを特徴とする芝生育成
    用土。
  4. 【請求項4】  前記(A)、(F)、(C)、(D)
    および(E)の合計を100重量%とするとき、(A)
    が1〜20重量%、(F)が10〜40重量%、(C)
    が10〜90重量%、(D)が2〜40重量%、(E)
    が1〜40重量%である請求項3に記載の芝生育成用土
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KR20010107387A (ko) * 2000-05-27 2001-12-07 석승교 퇴비질의 토양 개량재
JP2013087265A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Toyo Shoji Kk 土壌改良剤
CN104923546A (zh) * 2015-06-25 2015-09-23 桂林理工大学 一种尾矿砂改良剂的制备方法

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