JPH0436173A

JPH0436173A - 機能性粉末飲料

Info

Publication number: JPH0436173A
Application number: JP2143839A
Authority: JP
Inventors: Saburo Watanabe; 三郎渡辺; Tamotsu Aoki; 保青木
Original assignee: HERUSHII RISUBON KK
Current assignee: HERUSHII RISUBON KK
Priority date: 1990-06-01
Filing date: 1990-06-01
Publication date: 1992-02-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、水に溶ｔ６して飲む機能性（健康）粉末飲料
に関し、特に人体に必要な栄養素とされる食物繊維を豊
富に含有する粉末飲料に関するものである。

（ロ）背景技術従来、人間の消化＃秦で消化・吸収されない多糖体やリ
グニンのような食物繊維は、栄養学上は非栄養素成分と
見なされていたが、食生活の欧米化に伴ない、炭水化物
や繊維類の摂取が減少して便秘や糖尿病、高コレステロ
ール症などが急増してきた今日、食物繊維はビタミンや
ミネラル等に続く第６の栄養素といわれるようになった
。

そして、現在、難消化性物質を多く含む食事をとってい
る国や高ａｉｈｍ食をとっている人々には、上記のよう
な成人病が少ないことが報告されている。

従って１食物繊維の摂取不足による疾病を防ぐためには
、繊維類を人体内に摂取し易い形にして日常摂取するこ
とが重要である。

しかしながら、繊維類を抵抗なく摂取することは必ずし
も容易ではなく、適切な原料の選択と理化学的処理が必
要となって来る。

近時、大豆やトウモロコシよりも食物繊維を多量に含む
ものとしてインド原産９オオバコ利の植物「プランタゴ
オバータ（Ｐｌａｎｔａｇｏ　０ｖａｔａ）　Ｊの種子
、（特にその皮殻）が注目され、これを医薬品として抗
便葛薬の主原料とするものも出て来るようになった。

このプランタゴオバータの種子は、セルロース、ヘミセ
ルロース、非消化吸収性の水溶性食物繊維等から構成さ
れており、保水性・親木性がよく、特に腸内で水分や汚
物を取り込んで非常にゲル化しやすい性質を有している
。従って、これを最も多量に直接摂取できる商品として
飲料とすることが考えられるが、これを水溶液の状態と
するとすぐにゲル状となってしまうので１口あたりが悪
く爽快味もないばかりか、腸内に滞留してしまって逆に
便秘の因ともなりかねない。

（ハ）発明の開示そこで１本発明は食物繊維として新しい素材である上記
プランタゴオバータの種子の精製粉末を果汁粉末等と配
合して水に溶かして飲む粉末飲料とするもので、特に腸
内でプランタゴオバータ粉がゲル化しても腸内通過を迅
速に行なわしめるようにしたものである。

即ち、本発明はプランタゴオバータ種子粉２０〜４０ｗ
ｔ％と該種子粉の腸内での通過促進効果を有する水溶性
かつ非消化性の物質２０〜４０ｗｔ％とを主成分とし、
これに甘味料、酸味料、果汁粉等を配合してなる機能性
粉末飲料に間するものである。　以下１本発明の粉末飲
料を詳述する。

プランタゴオパータ粉は上記の通り水に溶解すると急速
にゲル化する性質を有しているが、これを飲んでも、酸
性度の強い胃内ではゲル化しない、ところが、酸性度の
低い腸内に入るとゲル化して停滞しやすい。

そこで、本発明では同じく水溶性でかつ非消化吸収性の
閣内通過時間が極めて短い物質、例えばポリデキストロ
ースや還元麦芽糖を添加配合しておくと、プランタゴオ
バータ粉が腸内でゲル化しても、腸内での通過が促進さ
れることが動物（ラット）試験により発見され、これを
プランタゴオバータ粉と共に配合するものである。

プランタゴオバータ粉の配合比は、２０〜４０ｗｔ％程
度が好ましく、２０％以下では食物繊維を摂取する目的
からしてあまり効果が認められず、一方４０％以Ｆでは
水に溶解したときの口当りが悪く、上記腸内通過促進剤
の添加量との関係からも好ましくない。

また、上記腸内通過促進剤の配合比は、その効果を発揮
するためには、プランタゴオノへ−タ粉と同量程度の２
０〜４０ｗｔ％が好ましい。

果汁粉末としてはオレンジパウダーやグレープフルーツ
パウダー等種々のものを使用することができ、また味付
けとして甘味料や酸味料等を添加配合する。

本発明による粉末飲料の稀釈度は、該粉末ｌ。

ｇに対し水をコツプ−杯程度（１８０〜２００ｃｃ）が
良く１時間をおくと多少ゲル化するので、撹拌溶解させ
てすぐに飲むようにするとよい。

（ニ）実施例実施例１第１表に示すような配合比でオレンジ味の微粉状の粉末
飲料を製造した。

表中、「イサゴール」はプランタゴオバータ粉の商品名
であり、「パルスイード」（商品名）は甘味料であると
共に還元麦芽糖の一種として上記イサゴールの腸内通過
促進の効果も有するものである。

そこで、この粉末飲料１０ｇをｌカップ（１８０ｃｃ）
の水に混ぜ、よく撹拌して溶解してから試飲したところ
、口当りがよくて全く異和感がなく、爽快味があって尊
常に飲み易かった。

また、これを通常の状態で飼育されているマウスに摂取
させて観察した結果、容便量の増大が認められた。

実施例２第２表に示すような配合比のグレープフルーツ味の微粉
状粉末飲料を製造し、該粉末１０ｇを１カツプの水で溶
かして飲んだところ、実施例１と同様に飲み易く、マウ
ス実験でも容便量の増大が認められた。

（以下余白）（ホ）発明の効果本発明の機能性粉末飲料は、上述のように人体に必要な
食物繊維を豊富に含むプランタゴオバータ種子粉を使用
するものであり、しかも数粒は極めてゲル化しやすいに
もかかわらず、これを腸内で通過促進させる物質と共に
甘味料や酸味料、果汁粉等と配合してなるものであるか
ら、これを水に溶かして飲んだときに口当りもよく、腸
内でのゲル化による滞留が防止され、飲料の彫で多量に
摂取することができるので、便秘の予防あるいは糖尿病
や高コレステロール症等の成人病予防にもその効果は絶
大である。

特　許　出　願　人　株式会社ヘルシーリスボン代理人

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プランタゴオバータ種子粉２０〜４０ｗｔ％と該
種子粉の腸内での通過促進効果を有する水溶性かつ非消
化性の物質２０〜４０ｗｔ％とを主成分とし、これに甘
味料、酸味料、果汁粉等を配合してなる機能性粉末飲料
。
（２）前記腸内での通過促進効果を有する物質がポリデ
キストロース又は還元麦芽糖の少なくともいずれかであ
る特許請求の範囲第１項記載の機能性粉末飲料。