JPH0436082A - ギヤポンプ - Google Patents
ギヤポンプInfo
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- JPH0436082A JPH0436082A JP14419490A JP14419490A JPH0436082A JP H0436082 A JPH0436082 A JP H0436082A JP 14419490 A JP14419490 A JP 14419490A JP 14419490 A JP14419490 A JP 14419490A JP H0436082 A JPH0436082 A JP H0436082A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
大きい比較的高粘度の流体送り用のギヤポンプであって
、例えばプラスチックシートやフィルム製造用のポリマ
ーの押出機に用いられるものに適したものである。
送される流体により、その駆動ギヤの駆動軸と従動ギヤ
の従動軸の各軸受部が潤滑されるギヤポンプが一般に用
いられる。
ては、駆動ギヤの軸受部を潤滑した流体と従動ギヤの軸
受部を潤滑した流体の双方を、ポンプケースの内部の低
圧側に還流させる流体通路を形成するか、若しくは、双
方の流体をポンプケースの外部に排出する流体通路を形
成していた。
01を軸受102により支持し、従動ギヤの従動軸10
3を軸受104により支持し、駆動軸101はポンプケ
ース105から外部に突出させてモータ等の駆動源と連
結させている。
旋溝状のラビリンスを有するスリーブ106を介して支
持され、これにより駆動軸1010軸封部が形成されて
いる。
とをつなぐ溝107がポンプケース105に形成されて
いる。
ポンプケース内の圧力と大気圧との差により、駆動軸1
01とポンプケース105との間の軸封部の隙間から図
中矢印で示すように外部に排出され、また、従動軸10
3の軸受部を潤滑した流体は溝107を介して駆動軸1
01とポンプケース105との間の軸封部の隙間から同
様に排出される。
部と外部とをつなぐ排出孔108と、従動軸103の軸
受部と外部とをつなぐ排出孔109とがポンプケース1
05に形成されている。これにより、駆動軸101の軸
受部を潤滑した流体は排出孔108から図中矢印で示す
ように外部に排出され、また、従動軸103の軸受部を
潤滑した流体は排出孔109から外部に排出される。
る場合、駆動軸はモータ等の駆動源と連結する必要上、
ポンプケースから外部に突出させなければならないので
、ポンプケースと駆動軸との間に前記ラビリンスを有す
るスリーブを介在させる等することにより軸封部を形成
し、流体の流れを規制して容易に外部に流出するのを防
止しなければならない。
その軸封部において滞流してしまうことになる。そうす
ると、比較的高粘度の流体をギヤポンプにより送る場合
には、流体が凝固するのを防止するためギヤポンプをヒ
ーターにより加熱したり、流体相互の摩擦により熱が生
じることから、その駆動軸の軸受部の潤滑流体は滞流す
ることにより長時間高温に保持されることになる。
ト、メタアクリル樹脂といった熱劣化の大きい材料の送
りに用いると、熱劣化により変質して着色等されてしま
うことになる。
部に還流させるギヤポンプでは、駆動軸の軸封部におい
て着色等された劣化物がポンプケースの内部に還流して
製品を汚染するという問題があった。
温度は、駆動軸の軸方向一端側がモータ等の駆動源に連
結されていることから、軸方向−端側ではそのモータ等
への熱伝達により軸方向他端側よりも低温となる。
外部に排出させるギヤポンプでは、軸方向一端側と他端
側とで温度差により流体粘度に差が生じることから、流
体排出量にも差が生じる。
なったものとなり、従動軸にはスラスト荷重が作用する
ことになる。すると、駆動軸は両端ともポンプ外に突出
させているのでスラスト荷重は発生しないが、従動軸は
軸方向移動してしまい、従動ギヤの側面と軸受の側面と
の間の潤滑膜が破れて焼付やかじり等を生じてギヤポン
プが破損してしまうという問題がある。
に排出すると、流体のロスが多くランニングコストが嵩
むという問題がある。
ヤポンプの潤滑構造を提供することを目的とし、その特
徴とするところは、ポンプケースの内部の駆動ギヤと従
動ギヤとによって搬送される流体により、その駆動ギヤ
の駆動軸と従動ギヤの従動軸の各軸受部が潤滑されるギ
ヤポンプにおいて、前記駆動軸の軸受部の潤滑流体を、
ポンプケースの内部に還流させることなくポンプケース
の外部に排出する流体通路が形成されると共に、前記従
動軸の軸受部の潤滑流体をポンプケースの内部に還流さ
せるべく、ポンプケースの内部の高圧側と低圧側とを従
動軸の軸受部を介してつなぐ流体通路が形成されている
点にある。
体の一部は、ポンプケース内部の低圧側から高圧側に至
り、しかる後に駆動軸の軸受部に至る。そして、この軸
受部を潤滑した流体は、ポンプケースの低圧側に至るこ
となく、ポンプケースの内部の高圧側と大気孔との差に
よりポンプケースの外部に排出される。これにより、駆
動軸の軸受部を潤滑した流体がポンプケースの内部に還
流することはない。
圧側から高圧側にいたり、しかる後に従動軸の軸受部に
至る。そして、この軸受部を潤滑した流体は、ポンプケ
ース内部の圧力差によって低圧側に還流する。従動軸端
は、ポンプ内部にあるので従動軸の軸方向一端側と他端
側とに温度差が発生せず流体の粘度変化がない。従って
、両軸端部の圧力に差が生じることはなく、従動軸にス
ラスト荷重が作用することはない。
する。
流体膜りに用いられるもので、ポンプケース2と、この
ポンプケース2に内蔵される駆動ギヤ3と従動ギヤ4と
を備えている。
ース本体5の対向側面に取り付けられる一対のケース板
6.7とで構成されている。
体の吸入孔21と吐出孔22とが開口されている。
。
、駆動ギヤ3は駆動軸8に取り付けられ、従動ギヤ4は
従動軸9に取り付けられている。
において、軸受10.11により支持されている。
とにおいて、軸受12.13により支持されている。
体5に形成された保持孔14に嵌合されている。
形成された通孔15を通ってポンプケース2の外部に突
出され、図外モータ等の駆動源に連結される。また、駆
動軸8の軸方向他端は他方のケース板7に形成された通
孔16を通ってポンプケース2の外部に突出されている
。
には、筒状の冷却ジャケット17が介在されている。こ
の冷却ジャケラ)17は、図中矢印方向に水や空気等の
冷却流体を流す通路18を有し、その冷却流体は流量調
節自在なものとされている。
部が形成されている。
とによって駆動ギヤ3と従動ギヤ4とが回転し、流体は
吸入孔21から吸引され、駆動ギヤ3と従動ギヤ4の外
周とポンプケース2の内周との間を通って吐出孔22か
ら吐出される。この際、ヒータ23によりギヤポンプ1
を加熱することで、ポリマー等の高粘度流体が凝固して
しまうのを防止している。
軸8及び従動軸9の軸受部を潤滑するための流体通路が
形成されている。
軸受12.13の従動ギヤ4との対向端面にはそれぞれ
径方向溝24が形成され、ギヤ端面と軸受端面との接触
が流体膜により規制されて焼付やかじりが防止されてい
る。
溝25が形成され、軸外周面と軸受内周面との接触が流
体膜により規制されて焼付やかじりが防止されている。
部に排出するための流体通路が形成されている。
19が嵌合され、このスリーブ19の内周面には螺旋溝
状のラビリンス20が形成されている。この冷却ジャケ
ット17とスリーブ19とは駆動軸8に僅かの隙間を介
して嵌合されている。
ス2の内部の低圧側から高圧側に至った流体は、図中2
点鎖線で示すように、駆動軸8の軸受部を潤滑した後に
、駆動軸8とスリーブ19との隙間、ラビリンス20、
および駆動軸8と冷却ジャケット17との隙間を通って
ポンプケース2の外部に排出される。
また冷却ジャケット17の冷却流体の流量を調節して排
出流体の粘度を調節することで流体の排出量が不必要に
大きくなるのが防止され、これにより前記軸封部が形成
されている。そのため、駆動軸8の軸封部において駆動
軸8の軸受部の潤滑流体は滞流し、長時間高温に保持さ
れるため劣化し易くなるが、駆動軸8の軸受部の潤滑流
体をポンプケース2の内部に還流させる流体通路は形成
されておらず、ポンプケース2の内部の高圧側と大気圧
との差により確実に外部に排出される。
流することはなく、製品を汚染することはない。
の内部に還流させるための流体通路が形成されている。
7が形成され、この貫通孔27の一端は吸入孔21の内
部、すなわちポンプケース2の内部の低圧側に開口され
ている。また、その貫通孔27の他端は、ケース板6.
7の内面と対向するよう開口されている。そしてケース
板6.7の内面には、その貫通孔27と従動軸9の軸受
12.13の内周孔とをつなぐように凹溝28が形成さ
れている。なお、貫通孔27.凹溝28の径や深さ等を
あまり大きくすると、流体が流れるのに時間を要し滞留
してしまうので、適当な大きさとするのが良い。
ス2の内部の低圧側から高圧側に至った流体の一部は、
第2図中1点鎖線で示すように、従動軸9の軸受部を潤
滑後に、凹溝28、貫通孔27を通って、吸入孔21の
内部、すなわちポンプケース2の低圧側に還流する。
ス2の外部に排出されないので、排出量の差により軸端
圧力に差が生じることはなく、従動軸9にスラスト荷重
が作用することはない。これにより、ギヤ端面と軸受端
面との間の焼付やかじりが生じることはない。また、排
出流体の低減による流体のロスも低減できる。
軸8の軸受部の潤滑流体を、ポンプケース2の外部に排
出する流体通路を、駆動軸8の軸封部とは別に、ケース
板6.7に形成しても良い。
圧側に還流させる流体通路も、例えば貫通孔27にかえ
て、ケース本体5の保持孔14の内周面に凹溝を形成し
、この凹溝と軸受12.13の外周面との間により凹溝
28と低圧側とをつなぐようにしてもよい。
滑流体はポンプケースの内部に還流されることなく外部
に排出されるので、駆動軸の軸封部において流体が滞流
して熱劣化しても製品を汚染させることはなく、熱劣化
し易い樹脂等の流体逃りに適したものである。
となくポンプケース内部に還流され、軸端圧力に差が生
じることはないので、従動軸にスラスト荷重が作用する
ことはなく、ギヤ端面と軸受端面との接触による焼付や
かじりによるギヤポンプの破損を防止できる。
ように駆動軸と従動軸の双方の軸受部の潤滑流体を排出
するものに比べ略半減するので、流体のロスが少なくラ
ンニングコストを低減できる。
ヤポンプの断面図、第2図はギヤポンプの潤滑流体の流
れの説明用分解斜視図、第3図及び第4図は従来例に係
るギヤポンプの潤滑流体の流れの説明用部分断面図であ
る。 (1)・・・ギヤポンプ、(2)・・・ポンプケース、
(3)・・・駆動ギヤ、(4)・・・従動ギヤ、(8)
・・・駆動軸、(9)・・・従動軸、αl)[11)(
12103・・・軸受、(27)・・・貫通孔、(28
)・・・凹溝。
Claims (1)
- (1)ポンプケースの内部の駆動ギヤと従動ギヤとによ
って搬送される流体により、その駆動ギヤの駆動軸と従
動ギヤの従動軸の各軸受部が潤滑されるギヤポンプにお
いて、前記駆動軸の軸受部の潤滑流体を、ポンプケース
の内部に還流させることなくポンプケースの外部に排出
する流体通路が形成されると共に、前記従動軸の軸受部
の潤滑流体をポンプケースの内部に還流させるべく、ポ
ンプケースの内部の高圧側と低圧側とを従動軸の軸受部
を介してつなぐ流体通路が形成されていることを特徴と
するギヤポンプの潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14419490A JPH0436082A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | ギヤポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14419490A JPH0436082A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | ギヤポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436082A true JPH0436082A (ja) | 1992-02-06 |
JPH0585757B2 JPH0585757B2 (ja) | 1993-12-08 |
Family
ID=15356400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14419490A Granted JPH0436082A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | ギヤポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9482225B2 (en) | 2012-06-04 | 2016-11-01 | Honeywell International Inc. | Gear pump, pumping apparatus including the same, and aircraft fuel system including gear pump |
JP2021003873A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 株式会社クラレ | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP14419490A patent/JPH0436082A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9482225B2 (en) | 2012-06-04 | 2016-11-01 | Honeywell International Inc. | Gear pump, pumping apparatus including the same, and aircraft fuel system including gear pump |
JP2021003873A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 株式会社クラレ | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585757B2 (ja) | 1993-12-08 |
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