JPH04358830A - 断熱パネルの製造方法及びその取付け施工方法 - Google Patents

断熱パネルの製造方法及びその取付け施工方法

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JPH04358830A
JPH04358830A JP3134341A JP13434191A JPH04358830A JP H04358830 A JPH04358830 A JP H04358830A JP 3134341 A JP3134341 A JP 3134341A JP 13434191 A JP13434191 A JP 13434191A JP H04358830 A JPH04358830 A JP H04358830A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱パネルに反りを形
成させる断熱パネルの製造方法及びその取付け施工方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように着色亜鉛鉄板、カラー
アルミニウム板、着色アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板
、ステンレス鋼板、チタン鋼板などのような金属板1、
2間に発泡性樹脂材料を注入して金属板1、2を加熱さ
せ、発泡樹脂材料を発泡させることにより金属板1、2
間に発泡性樹脂層4を充填させてサンドイッチ構造の断
熱板材を形成し、この断熱板材を所定寸法に切断するこ
とにより、建築物、保冷庫、冷蔵庫などの壁材とか、天
井材、屋根材として採用される断熱パネルA′が製造さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より断熱パネルA
′は、図9に示すように建築物の壁材等としてボルト、
ビス、リベットなどの緊結金物20により建築物の軸組
21などに取付け施工される。特に壁材として施工され
る場合には、屋外側は太陽熱により加温され外皮である
金属板1の温度が上昇するが、この場合にあって、特に
太陽熱を吸収しやすい色彩を施した金属板1は温度上昇
が大きく、屋内側の金属板2とは大きな温度差が生じて
しまう。太陽熱により金属板1が加熱されると金属板1
及び芯材である発泡樹脂層4がそれぞれの膨張率分だけ
伸びようとするが、横張りで緊結金物20により屋内側
の金属板2のみ固定するとか、図9に示すように両端部
のみ屋外側の金属板1をも貫通させ、中央部は屋内側の
金属板2のみ固定してボルト等の緊結金物20の頭を外
部に露出させない、いわゆるボルトレス工法の場合には
、屋外側の金属板1の伸びの逃げ場がなくなり発泡樹脂
層4との間に大きな熱応力が発生してしまう。この場合
、断熱パネルA′が固定されていないのであれば、図8
に示すように屋外側へ凸状に反るが、固定されているた
めに金属板1の熱応力が大きくなり、材料強度以上とな
って座屈現象を起こして金属板1が凹凸状となって「し
わ22」を発生し、温度が下がっても変形したままであ
る。従って、図10に示すように外観が凹凸となって美
観を損なうことになり、特に冬季に施工をすると鉄骨な
ど軸組21が冷えているために、断熱パネルA′の表裏
の温度差が大きくなってしまい、「しわ22」が発生し
やすくなる。断熱パネルA′の長さを制限して抑制しよ
うとしているものの、長さが6〜7m程度のものでも「
しわ22」によるクレームが発生してしまっている。
【0004】このことは、最近の建築物は機能は勿論で
あるが、外観のデザインも重視され、断熱パネルの施工
もボルト等の頭を表面に見せない横張りボルトレス工法
が増加していることから大きな問題となっている。次に
、この「しわ22」の発生について詳細に説明する。 断熱パネルA′は、建築物の軸組21に固定しないフリ
ーの状態で表面を太陽熱などで加温され、表裏に温度差
が発生すると図8に示すように屋外側に位置する温度が
上昇した側の金属板1が伸びて凸状の「反り」が発生す
る。この「反り」の量は下記の式で示される。
【0005】 w=(α1 Δt1 −α2 Δt2 )L2 /8a
w=反り(cm) α1 =金属板1の線膨張率 α2 =金属板2の線膨張率 t1 =金属板1の温度 t2 =金属板2の温度 t=製造時の金属板の温度 Δt1 =t1 −t Δt2 =t2 −t L=断熱パネルの長さ a=断熱パネルの厚さ 例えば、金属板1、2が着色亜鉛めっき鋼板の場合、線
膨張率11.7×10−6mm/℃、厚さ35mm、長
さ6000mm、金属板の温度差10℃の時、w=15
mmとなり、温度差54℃の時、w=81.2mmとな
る。厚さ35mm、長さ2000mm、温度差54℃の
時、w=9mmとなる。
【0006】金属板にかかる熱応力は以下の式で示され
る。 σH=E・α・ΔT σH=熱応力 E=金属板のヤング率 α=金属板の線膨張率 ΔT=金属板間の温度差 例えば、着色亜鉛めっき鋼板の場合、ヤング率2.1×
106 kg/cm2 、金属板の温度差54℃の時、
σH=1326kg/cm2 となる。温度差10℃の
時、σH=245.7kg/cm2 となる。
【0007】従って、このような「反り」が発生するの
で、建築物に取付ける時には、耐風圧力を考慮して一定
の胴縁間隔で取付けるが、この場合金属板1、2からボ
ルト、ビス等の緊結金物20を貫通させて固定すれば、
その間で膨張収縮が吸収される。しかしながら、いわゆ
るボルトレス工法の場合は膨張収縮が吸収されない。例
えば、断熱パネルA′を建築物の外壁として軸組21に
ボルト、ビス、リベットなど緊結金物20により屋内側
より両端部と屋内側の金属板2を固定する。太陽熱によ
り加温される建築物の南東西の外壁面は温度が上昇する
。この場合、金属板1、2の色彩により熱吸収率が異な
って温度の上昇範囲は大きく変化し、黒色、赤色顔料の
多いものほど温度は高くなる。そして、太陽光線の当た
る屋外側と屋内側とに温度差が生じる。屋外側の金属板
1は線膨張率と温度差の積の長さだけ伸びようとする。 断熱パネルA′は屋外側に向けて凸状に変形しようとす
るが、緊結金物20で固定されているため熱応力が発生
し、屋外側の金属板1のみ伸びようとするため、細かい
ピッチで凹凸状の「しわ22」が発生する。この熱応力
の数値が断熱パネルA′の最大曲げ応力度を超えると断
熱パネルA′の屋外側の金属板1と発泡樹脂層4との密
着力以上の力が働くことになり、金属板1が座屈を起こ
して永久変形した「しわ22」が発生してしまう。 この「しわ22」は温度が低下しても残存して外観不良
のトラブルが発生する。尚、板厚0.5mm、厚さ35
mmの断熱パネルA′の屋外側金属板1の色彩の違いに
よる温度上昇の差は白色、淡彩色、濃色、黒色と高くな
り、4月上旬の気温17℃の時、白色36〜38℃、淡
彩色43〜50℃、中間色50〜61℃、濃色60〜6
5℃、黒色73〜78℃であった。屋内側の金属板2の
温度は20〜23℃であった。
【0008】この場合、「しわ22」が発生したのは黒
色の場合だけであり、屋外側の金属板1の温度77℃、
屋内側の金属板2の温度23℃、従って、温度差54℃
となり、断熱パネルA′を固定せずにフリーとした状態
であれば、w=81mmであり、屋外側金属板1にかか
る熱応力σH=2.1×106 ×11.7×10−6
×54=1326kg/cm2 となる。この断熱パネ
ルA′の最大曲げ応力度は1250kg/cm2 なの
で、座屈して「しわ22」が発生する。実際に発生した
「しわ22」はピッチ40〜140mm、深さ0.3〜
0.9mm、23山であった。
【0009】このような問題を解決するためには、断熱
パネルA′の長さを6〜7mに制限する以外に次のよう
なことが考えられる。 (1)熱収縮率の少ない色彩を塗装した金属板1、2を
選定して、断熱パネルA′の表裏面の温度差を小さくす
る。 (2)断熱パネルA′の最大圧縮応力度及び最大曲げ応
力度を高くする。
【0010】これには次の二つの方法がある。 (a)金属板1、2の板厚を大きくする。例えば、現在
の着色亜鉛めっき鋼板の標準板厚0.5mmを0.8〜
1.0mmに変更する。あるいは屋外側の金属板1の板
厚を0.8mmとし、屋内側の金属板2の板厚を0.6
mmにすれば、断熱パネルの最大圧縮応力度及び最大曲
げ応力度は上昇し、座屈しにくくなる。 (b)芯材の発泡樹脂層4の強度と金属板1、2との密
着力を向上させる。これは、発泡性樹脂材料の比重を上
げるとか配合組成を変更して強度及び金属板との密着力
を向上させる。例えば、発泡樹脂層を現在の比重48k
g/m3 から53kg/m3 に上げる。
【0011】しかしながら、これらの方法はコストアッ
プと製品重量が増加するという新たな問題を生じさせる
ものである。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、コストアップすること
も製品重量が増加することもなく、しかも、施工後に「
しわ」の発生がなく、横張りボルトレス施工法に好適に
採用できる断熱パネルの製造法及び取付け施工方法を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は、上
下で相対向する一対の金属板1、2間に発泡性樹脂材料
を注入してダブルコンベア3により搬送しながら上下の
金属板1、2を加熱させて発泡性樹脂材料を発泡硬化さ
せることにより金属板間1、2に発泡樹脂層4を充填さ
せて長尺の断熱板材5を形成し、この断熱板材を所定寸
法に切断する断熱パネルの製造方法において、発泡性樹
脂材料を発泡硬化させる際に上下の金属板1、2の温度
を異ならせることにより断熱パネルAに反りを形成させ
ることを特徴とするものであり、本発明の断熱パネルの
取付け施工方法は、金属板1、2間に発泡樹脂層4を充
填させた断熱パネルAに凹状の反りを形成し、断熱パネ
ルAの凹状側の面を屋外側に位置させると共に断熱パネ
ルAの反りを強制的に矯正させて取付けることを特徴と
するものであり、この構成により上記課題が解決された
ものである。
【0013】
【作用】発泡性樹脂材料を発泡硬化させる際に上下の金
属板1、2の温度を異ならせることにより断熱パネルA
に反りを形成させるので、別途工程を必要とすることな
く、製造ラインにおいて反りを形成させることができ、
生産性が向上するものであり、又、断熱パネルAに凹状
の反りを形成し、断熱パネルAの凹状側の面を屋外側に
位置させると共に断熱パネルAの反りを強制的に矯正さ
せて取付けるので、太陽熱などにより屋外側の金属板1
が膨張しても、形成しておいた反りにより吸収でき、従
来のような「しわ」が発生することがないものである。
【0014】以下、本発明を添付の図面に基づいて詳細
に説明する。金属板1、2としては、亜鉛めっき鋼板、
アルミニウム板、アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板、ス
テンレス鋼板、チタン鋼板等、あるいは、これら金属板
に一般の塗料で着色したものとか、塩ビ樹脂、アクリル
フィルム、フッ素樹脂などを被覆したものが採用される
【0015】断熱パネルAは図3に示すように金属板1
、2間にポリオール、イソシアネート、触媒、発泡剤な
どが配合された硬質ウレタンフォームやイソシアヌレー
トフォーム、フェノールフォームのような発泡性樹脂材
料が注入され、発泡されて発泡樹脂層4が充填されて形
成されたものである。図1に示すように上下の金属板1
、2である金属フープ材がそれぞれペイオフリール6、
7に巻取られている。ペイオフリール6、7から供給さ
れた金属板1、2は成形ロール8、9により、両端部が
屈曲成形される。次に、金属板1、2は予熱室10で2
0〜50℃に予熱され、この後、注入装置11により金
属板1、2間に発泡性樹脂材料が注入される。次いで、
金属板1、2がダブルコンベア3間に搬入され移動する
間に発泡性樹脂材料が発泡硬化し金属板1、2間に発泡
樹脂層4が充填されて長尺の断熱板材5が形成されるの
である。
【0016】ダブルコンベア3の上下コンベア12、1
3は上下に配置した温風(冷風)ダクト、遠赤外線など
の加熱冷却装置14、15により加熱又は冷却され、そ
れにより金属板1、2が加熱され、発泡性樹脂材料が発
泡硬化される。この場合、金属板1、2は20〜100
℃の範囲内で加熱又は冷却される。この場合、上側の金
属板1の方を下側の金属板2よりも高温に加熱するか、
下側の金属板2を上側の金属板1よりも低く冷却する。 このようにして上下の金属板の温度差を5〜20℃の範
囲とする。尚、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム亜鉛合金
めっき鋼板及びその塗装鋼板の線膨張率は11.7×1
0−6mm/℃、ステンレス鋼板は14.7×10−6
mm/℃、アルミニウム板が23.1×10−6mm/
℃、チタン板は8.6×10−6mm/℃である。金属
板1、2の温度差は5〜20℃の範囲に設定されるが、
発泡性樹脂材料の種類により設定される温度差には限界
がある。 これは発泡性樹脂材料の発泡硬化に悪影響を与える温度
範囲があり、この温度の上限及び下限を超えると断熱パ
ネルAの物性が低下する恐れがあるからである。ダブル
コンベア3の両側には図2に示すようにサイドシールコ
ンベア16が設置され、アルミニウム箔紙、アルミニウ
ム箔、プラスチックフィルム等のフィルム、EPT、発
泡ネオプレンゴム等のパッキなどのサイドシール材17
により金属板1、2の両側を押えて、発泡性樹脂材料が
漏れないようにされる。23はサイドコンベア格納庫で
ある。このようにして形成された断熱板材5にあっては
、当然上側の金属板1が下側の金属板2に比較して線膨
張率と温度差の積の長さだけ伸びている。そして、ダブ
ルコンベア3と走間切断機18までの間は断熱板材5は
連続しており、ダブルコンベア3にて温度差によって伸
びようとする力が拘束されるので、断熱板材5の反りは
小さいが走間切断機18で切断される時に上側の金属板
1は温度が高いだけ伸びた状態で切断されることになり
、従って、徐冷されながらパイラー19に積載される間
に断熱パネルAは図3に示すように冷却と均一化により
収縮し、上側の金属板1は下側の金属板2よりも短くな
り、上側に凹状に反った形で搬送され、パイラー19で
反った形で積載される。尚、断熱パネルAを積み重ねて
梱包する際には反ったままか両端に荷重をかけて「反り
」を押さえ、内部応力を発生させて水平な形態で梱包し
てもよい。
【0017】次に、断熱パネルAの取付け施工方法につ
いて説明する。施工現場へ出荷され解梱されて、断熱パ
ネルAは上に凹状に反った方を屋外側に位置させて断熱
パネルの両端を押さえて水平とし横張りで緊結金物20
により図4に示すように両端部のみ屋外側の金属板1を
も貫通させ、中央部は屋内側の金属板2のみを固定する
か、図5に示すように屋内側の金属板2のみ固定して緊
結金物20の頭を外部に露出させない、いわゆるボルト
レス工法により施工する。
【0018】このように施工することにより、太陽熱に
より屋外側の金属板1の温度が上昇しても膨張による伸
びはある程度吸収でき、発生する熱応力も内部応力の負
の分だけ減少させることができ、屋外側の金属板1が屋
内側の金属板2よりも温度が上昇したことによる熱応力
を金属板1の座屈応力以下に押さえることができ、図6
に示すように「しわ」が発生することがないものである
【0019】次に、本発明の製造方法及び施工方法を実
施例により具体的に説明する。 (実施例)金属板として着色亜鉛めっき鋼板を使用し、
ダブルコンベア内で上側の板厚0.5mmの金属板を5
0℃、下側の板厚0.5mmの金属板を40℃に加熱し
て温度差10℃として断熱板材を製造した。この断熱板
材を所定寸法に切断して断熱パネルを製造した。
【0020】断熱パネルは厚さ35mm、働き幅910
mm、長さ6000mmであった。又、反りの計算値は
15mmであるが、実測値は15〜16mmであった。 この断熱パネルの凹状となっている上側の金属板を黒色
に塗装した。次いで、この断熱パネルの凹状となってい
る上側の金属板側を屋外側に位置させ、断熱パネルの両
端を押さえて水平になるようバブルタイトにより軸組に
固定した。この断熱パネルの内部応力(熱効力)は24
5.7kg/cm2 (計算値)が負の力としてかかっ
たことになった。
【0021】4月上旬の気温17℃の時の屋外側の金属
板の温度は76〜78℃となり、屋内側の金属板の温度
は22〜24℃となったが、屋外側の金属板には「しわ
」が発生しなかった。 (比較例1)ダブルコンベア内で温度差を付けなかった
以外は実施例と同様にして断熱パネルを製造した。この
断熱パネルには反りは形成されていなかった。
【0022】この断熱パネルの屋外側となる上側の金属
板を黒色に塗装した。この断熱パネルを実施例と同様に
して施工したところ、断熱パネルにはピッチ60〜14
mm、深さ0.3〜0.9mm、23山に「しわ」が発
生した。 (比較例2)両面がチョコレートブラウンに塗装された
板厚0.5mmの着色亜鉛めっき鋼板で、厚さ35mm
、働き幅910mm、長さ6000mmの通常製品であ
る断熱パネルを実施例と同様にして施工したところ、屋
外側の金属板の温度は70℃で、屋内側の金属板の温度
は21〜23℃となり、断熱パネルに軽度の「しわ」が
発生した。
【0023】
【発明の効果】本発明にあっては、発泡性樹脂材料を発
泡させる際に上下の金属板の加熱温度を異ならせること
により断熱パネルに反りを形成させるので、別途工程を
必要とすることなく、製造ラインにおいて反りを形成さ
せることができ、生産性が向上するものであり、又、こ
のパネルに凹状の反りを形成し、断熱パネルの凹状側の
面を屋外側に位置させると共に断熱パネルの反りを強制
的に矯正させて取付けるので、太陽熱などにより屋外側
の金属板が膨張しても、形成しておいた反りにより吸収
でき、従来のような「しわ」が発生することがないもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施するための装置を示す
概略側面図である。
【図2】同上の概略平面図である。
【図3】同上により製造された断熱パネルを示す断面図
であって、同図(a)は搬送方向に沿った断面図、同図
(a)は搬送方向に直交する方向に沿った断面図である
【図4】本発明の施工方法を示す概略平面図である。
【図5】同上の施工方法の他例を示す概略平面図である
【図6】同上の作用を説明する斜視図である。
【図7】従来の断熱パネルを示す断面図である。
【図8】同上の作用を示す断面図である。
【図9】同上の施工方法を示す概略平面図である。
【図10】同上の作用を示す斜視図である。
【符号の説明】
A    断熱パネル 1    金属板 2    金属板 3    ダブルコンベア 4    発泡樹脂層 5    断熱板材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  上下で相対向する一対の金属板間に発
    泡性樹脂材料を注入してダブルコンベアにより搬送しな
    がら上下の金属板を加熱させて発泡性樹脂材料を発泡硬
    化させることにより金属板間に発泡樹脂層を充填させて
    長尺の断熱板材を形成し、この断熱板材を所定寸法に切
    断する断熱パネルの製造方法において、発泡性樹脂材料
    を発泡硬化させる際に上下の金属板の温度を異ならせる
    ことにより断熱パネルに反りを形成させることを特徴と
    する断熱パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】  上下の金属板の温度差を5〜20℃の
    範囲とすることを特徴とする請求項1記載の断熱パネル
    の製造方法。
  3. 【請求項3】  ダブルコンベアの上下のコンベアによ
    る加熱又は冷却により上下の金属板の温度を異ならせる
    ようにすることを特徴とする請求項1記載の断熱パネル
    の製造方法。
  4. 【請求項4】  金属板間に発泡樹脂層を充填させた断
    熱パネルに凹状の反りを形成し、断熱パネルの凹状側の
    面を屋外側に位置させると共に断熱パネルの反りを強制
    的に矯正させて取付けることを特徴とする断熱パネルの
    取付け施工方法。
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