JPH04358485A - 符号化装置および画像符号化装置 - Google Patents

符号化装置および画像符号化装置

Info

Publication number
JPH04358485A
JPH04358485A JP3134131A JP13413191A JPH04358485A JP H04358485 A JPH04358485 A JP H04358485A JP 3134131 A JP3134131 A JP 3134131A JP 13413191 A JP13413191 A JP 13413191A JP H04358485 A JPH04358485 A JP H04358485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low
encoding
pass filter
image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3134131A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Ueno
秀幸 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3134131A priority Critical patent/JPH04358485A/ja
Publication of JPH04358485A publication Critical patent/JPH04358485A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回線を通じて動画像通信
を行うTV会議、TV電話等の動画像伝送装置および光
ディスク、ビデオテープ等の蓄積系メディアに動画像を
蓄積するための動画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】N−ISDNの普及に伴い、N−ISD
Nを用いる動画像符号化方式の標準化が行われ(CCI
TT H.261 )、これに準拠した動画像符号化装
置が供給されている。また同様に、CD−ROM等の蓄
積メディアを対象とした動画像符号化方式の標準化も行
われ(ISO/MPEG)、勧告される予定である。前
者は符号化レートとして64Kbps〜2Mbps を
、後者は1 〜2Mbps 程度を対象としている。前
者は特に、CIF あるいはQCIF(Common 
Intermedia Format or Quat
er Common Intermedia Form
at )と呼ばれる低解像度画像が入力フォーマットと
して勧告されている。現在、この先のビットレートをタ
ーゲットとして、前者に対してはATM を想定した動
画像符号化、後者に対しては、さらに画質を要求する蓄
積系符号化の標準化の動きが起こっている。これらに対
しては、CIF よりさらに解像度の高い画像が入力と
なることが考えられる(たとえば、CCIR.601フ
ォーマット)。この場合、従来の方式で符号化されたデ
ータを新しい標準によって復号できることが望ましい(
フォワードコンパチビリティ)が、さらにできれば新し
い標準により符号化されたデータの一部を使って従来の
標準による復号ができることも望まれる(バックワード
コンパチビリティ)。このような方法を実現する一例と
して、サブバンド分割フィルタを用いた解像度変換を行
って低域画像と高域画像を作り、低域画像を従来標準に
より符号化し、残った高域画像を別の方式により符号化
して復号側で足し合せる方法が考えられる。但し、この
方法の場合、低域の符号化に用いる従来標準に準拠した
復号装置は、通常、2Mbps 以上の伝送レートでは
動作しないため、トータルとして画像に要求される画質
を満足するのに必要な細かい量子化は行えない可能性が
出てくる。これを補償するために、低域の復号画像を入
力原画の低域成分との差分を再度細かく量子化して送る
方法が考えられる。しかし、この方法では伝送したい低
域成分の値を2回量子化していることになるため、符号
化効率の低下を招くという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来標準とのフォワードおよびバックワードコンパチビ
リティをとろうとするには従来標準の伝送レートの制限
よりくる低域成分の2回量子化を招き、符号化効率が低
下するという問題があった。
【0004】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で符号化効率を低下させることなく、従来標準とのフォ
ワードおよびバックワードコンパチビリティをとること
ができる符号化装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、第1の発明は、原データの伝送周波数帯域の低
域のみを通過させる低域フィルタと、この低域フィルタ
を通過したデータを符号化する第1の符号化手段と、こ
の第1の符号化手段によって符号化された符号化データ
を保持し、出力伝送速度に整合するためのバッファと、
このバッファにおける前記符号化データの占有率に応じ
て前記低域フィルタのカットオフ周波数を変化させる低
域フィルタ制御手段と、前記原データの伝送周波数帯域
のうち前記低域フィルタ制御手段によって制御されたカ
ットオフ周波数よりも高い周波数帯域を含む帯域のデー
タを符号化する第2の符号化手段とを具備した符号化装
置であり、第2の発明は、高解像度の画像データを入力
する画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段に
よって入力された高解像度の画像データから低解像度の
画像データにするための第1のフォーマット変換手段と
、この第1のフォーマット変換手段によって変換された
低解像度の画像データの低域のみを通過させる低域通過
フィルタと、この低域通過フィルタを通過した低解像度
の画像データを符号化する第1の符号化手段と、この第
1の符号化手段によって符号化された符号化データを蓄
えつつ出力伝送速度に整合させるためのバッファと、こ
のバッファ手段の占有量に基づいて前記低域通過フィル
タのカットオフ周波数を制御させるカットオフ周波数制
御手段と、前記第1の符号化手段によって符号化された
データを復号する局部復号手段と、この局部復号手段に
よって復号されたデータを前記高解像度の画像の大きさ
のデータに拡大するための第2のフォーマット変換手段
と前記画像データ入力手段によって入力された高解像度
の画像データと前記第2のフォーマット変換手段によっ
て変換された画像データとの差分をとる差分手段と、こ
の差分手段によってとられた差分画像データを符号化す
る第2の符号化手段とを具備した画像符号化装置である
【0006】
【作用】本発明では、低解像度画像の符号量制御を帯域
制限により行っているため、細かい量子化を行っても従
来標準のデータフォーマットを守ったままで従来標準の
ビットレート枠内に情報量を抑えることができ、かつ、
低解像度画像データとして送られなかった帯域の情報は
高解像度画像データとして送られるので、低域成分に対
して2回に分けて伝送することがなくなり、効率低下も
ない。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0008】図1は本発明に係る動画像符号化装置の一
実施例を示すブロック図である。
【0009】同図において、101は高解像度画像(た
とえば、CCIR Rec.601フォーマット画像(
以下、この例をもとに説明を行う))を取り込む画像入
力部である。この入力画像は、フォーマット変換回路1
02により低解像度画像(たとえば、CCITTRec
.261 で規定するCIF フォーマット画像。以下
このフォーマットで説明する。)の帯域に帯域制限され
、サブサンプルされて CIFフォーマットに変換され
る。103は従来標準に準拠した動画像符号化装置とほ
ぼ同じ構成である。たとえば、CCITT H.261
 またはISO/MPEG1 。以下MPEG1 とし
て説明する。 フォーマット変換回路102から出力されたはCIF信
号は差分回路104にて動き補償フレーム間予測される
。 実際には、他に単純フレーム間予測、フレーム内予測、
内挿予測等、勧告で定められた複数の予測モード選択が
行われることになるが、これは本発明の主要部でないの
で簡単のためこのように記す事にする。差分回路104
から出力された予測誤差信号は可変低域通過フィルタ1
05にて帯域制限される。なお、可変低域通過フィルタ
105は減算回路の前に2つ設けることでそれぞれの予
測モードに対応した符号化に対応できる。可変低域通過
フィルタ105は伝送バッファ109のバッファ占有量
によりカットオフ周波数が制御される。(占有量大→カ
ットオフ周波数低、占有量小→カットオフ周波数高)し
たがって可変低域通過フィルタ105と伝送バッファ1
09の組合せにより符号量制御が行われる。従来からバ
ッファ占有量ではなくそれに類似した値をカウントし、
その値を使って符号量制御を行う方法もあり、その方法
との組合せも当然可能である。またこの可変低域通過フ
ィルタ105は2次元フィルタであることが望ましい。 さらに後段にDCTとジグザグスキャンが続くことを考
えると1次元に分解可能なフィルタが望ましい。可変低
域通過フィルタ105によって帯域制限された予測誤差
信号は、DCT回路106でDCT(ディスクリートコ
サイン変換)され、量子化回路107で量子化される。 この時の量子化ステップサイズは、トータルとしてR.
601 画像を復号した時に十分な画質が満足されるよ
うな十分細かいステップサイズに固定しておくことが望
ましい。たとえば、トータルの符号化レートにより定め
られたある値に固定し、符号化の途中には変更しないの
がよい。その後のデータは逆量子化回路110、逆DC
T回路111、動き補償付フレームメモリ112の内で
局部復号画像が得られる。また可変長符号化回路108
にて可変長符号化および動きベクトル、予測モードなど
を示すヘッダとの多重化が行われ、伝送バッファ109
を経て伝送路に送られる(あるいはメディアに蓄積され
る)。フレームメモリ112内には復号された CIF
画像ができあがるが、この画像はフォーマット変換回路
113にて0内挿、フィルタリングによりアップサンプ
ルされ、R.601 画像のフォーマットに変換される
。この画像は原画の低域成分のみを含む画像である。図
には示していないが、フォーマット変換回路113の前
に可変低域通過フィルタ105と同特性のフィルタを入
れると有効である。この画像と原画の差分が差分回路1
14でとられ、輪郭のような原画の高域成分が主に含ま
れている画像が作られる。なお、上述のCIF とこの
高域成分を含む画像は、ラプラシアンピラミッド(参考
文献:“The Laplacian pyramid
 as a image code”IEEE  tr
ans.com  p532〜540、1983  )
に似た構造を有している。本実施例では、高域成分につ
いても低域成分と似た符号化方式により符号化している
。但し、高域信号の符号化方式自体は本発明の主旨では
なく、他の符号化方式を用いてもよい。まず、高域信号
は差分回路115において予測される。この予測も C
IF画像符号化の時と同様に、動き補償フレーム間予測
の他に単純フレーム間予測、フレーム内予測の中から最
適なものを選択して行う。高域成分の動き補償付フレー
ムメモリ122は高域成分のみを含んでいるが、可変低
域通過フィルタ105の特性が毎回変わるため、そのま
ま予測を行うと予測によって予測誤差信号に余計な中域
成分が生み出されてしまう可能性がある。このため予測
に際しては、予測信号の余計な中域(すなわち、予測さ
れる信号にはほとんど含まれない中域の信号である)を
除くために、可変高域通過フィルタ123を通した後の
信号を用いて予測する。可変低域通過フィルタ105と
可変高域通過フィルタ123の特性をR.601 画像
に対してみると、図2に示すような相補的な特性となる
ことが望まれる。但し、可変高域通過フィルタは、回路
規模上の制約により省略することが可能でこの場合も画
像劣化を生じることはまずないと考えられる。予測誤差
信号はDCT回路116でDCTされ、量子化回路11
7で量子化される。この際の量子化ステップサイズは、
伝送バッファ119の占有量により制御される(占有量
大→ステップサイズ大、占有量小→ステップサイズ小)
。高域成分の符号量はこれにより適性に制御される(但
し、高域の符号化制御の方法は本発明の本質ではなく、
別の方法によってもよい)。先の CIF画像符号化の
際には触れなかったが、量子化されたDCT係数は図3
に示すようにジグザクスキャンされ、可変長符号化回路
108および118においては、0ラン(0係数の連続
する個数)+非0係数の組合せに対して1つの可変長符
号語が割り当てられるように符号化される。
【0010】ここで高域の符号化においては低域成分は
既にCIF 画像符号化時に伝送されているため、ブロ
ック内の低域のDCT係数はほとんど現れることはなく
、中域の係数により符号化が始められることになる。本
発明による符号化データの構造はラプラシアンピラミッ
ド的であるので符号化画素数の総和は原画の画素数より
増えないが上述の効果により画素数増加による符号化効
率の低下はわずかである。可変長符号化されたデータは
、動きベクトル、予測モード等を示すヘッダと多重化さ
れて、伝送バッファ119を通して伝送路へ伝送される
(または、メディアに蓄積される)。量子化された係数
が逆量子化回路120、逆DCT回路121を経て動き
補償付フレームメモリ122上で高域成分の局部復号さ
れるのは、 CIF画像符号化の場合と同様である。こ
の局部復号信号とアップサンプルした CIF復号画像
は加算器124で加算され、フレームメモリ125上に
R601画像の復号画像となって書き込まれる。
【0011】但し、加算回路124、フレームメモリ1
25は、符号器側で符号化画像を見るためのものであっ
て、符号器側には必ずしも必須の要素ではない。復号側
の動作をわかりやすくするために敢えて記載した。
【0012】以上の説明では局部復号信号の作成につい
てやや省略して説明したが、図1の動き補償付フレーム
メモリ122の周辺は、実際は図4に示すように構成さ
れる。まず符号化すべき高域信号とそれに対応した前フ
レームデータが動きベクトル検出回路401に入力され
、予測誤差(電力または絶対値和)が最小になるシフト
量を与える動きベクトルが求められる。この動きベクト
ルが前フレームメモリのアドレスにアドレス発生回路4
03にて加算されて、予測信号のもととしてフレームメ
モリ402より出力される。これが可変高域通過フィル
タ123を通って予測信号となる。この信号と予測誤差
を逆DCTした信号を加算すると、高域信号の局部復号
信号ができる。これをフレームメモリ402に書き戻せ
ばよい。但し、このままでは前フレームデータを消しな
がら現フレームデータが書かれてしまうので、フレーム
メモリ402は2フレーム分を持ち、現フレームと前フ
レームで1フレーム毎に切り替える等の工夫をする。
【0013】図5は本発明のフィールド画像に対応した
実施例を示すブロック図である。
【0014】高解像度画像として入力された画像は、偶
数フィールドと奇数フィールドとに分けられ、それぞれ
別のフィールドメモリに蓄えられる。本実施例では、 
CIF画像を偶数フィールドのみより作るものとする(
もちろん、奇数フィールドのみより作るものとしても全
く同様である)。偶数フィールドメモリ501に蓄えら
れたフィールド画像はフォーマット変換回路502にて
CIF に変換される。この際、フィールド画像(CC
IR 601画像)とCIF は図6に示すような構造
をしているので、Y信号、C信号共に水平方向について
は帯域を半分に制限するようなフィルタを通し2:1 
にサブサンプルするが、垂直方向についてはY信号は2
40 →288 に拡大するフィルタ、C信号は240
 →144 に縮小するフィルタとなる。 あるいは蓄積系の場合、低域画像として図6(c)に示
すような画像フォーマットをとることも許されるが、こ
の場合はY信号のフォーット変換は、水平方向のフィル
タリング、サブサンプリングのみでよく、C信号のフォ
ーマット変換のみ水平垂直方向のフィルタリング、サブ
サンプリングとなる。この状況はフォーット変換回路5
13においても全く同様である。
【0015】符号504〜512に示すブロックから構
成される CIF用コーデック503の動作は、図1に
示した実施例の場合と全く同様であるので重複する説明
は省略する。フォーマット変換回路513は、CIF 
の局部復号信号をCCIR 601画像に変換する。ま
た符号514〜523から構成される高域成分の符号化
ループも図1に示す実施例の場合と同様であるので重複
する動作説明は省略する。但し、信号の性質に合わせて
スキャンや可変長符号と最適化する必要がある。この実
施例では奇数フィールドメモリ527に蓄えられた奇数
フィールド信号はフレームメモリ525に蓄えられた全
帯域を含むフレーム信号を用いた差分回路528にて動
き補償フレーム間/フィールド間適応予測され、DCT
回路529、量子化回路530、可変長符号化回路53
1にて予測誤差信号が偶数フィールドの予測誤差信号と
同様に符号化される。符号化された信号は、逆量子化回
路532、逆DCT回路532、加算回路534で局部
復号され、フレームメモリ525に書き戻される。偶数
フィールドの高域信号と奇数フィールドの信号は、多重
化回路519で多重化され、伝送バッファ535に蓄え
られて伝送される。図1に示す実施例より容易に類推さ
れるように偶数フィールドの高域信号と奇数フィールド
の信号に対する符号化制御は、伝送バッファ535の蓄
積量を見て量子化回路517および量子化回路530に
て量子化ステップサイズを切替えることにより行われる
。上述した動き補償フレーム間/フィールド間適応予測
は、フレーム間予測とフィールド間予測を切替える予測
方法である。具体的にはフィールドとフレームの走査位
置の関係は図7に示すようになっているか、たとえば動
きがない場合や水平方向の動きのみの場合は、垂直サン
プル位相のあったフレーム時間間隔離れたフィールド(
奇数フィールドを予測する場合には1つ前の奇数フィー
ルド)による予測、その他の動きの場合、時間的に近い
フィールド時間間隔離れたフィールド(奇数フィールド
を予測する場合には1つ前の偶数フィールド)による予
測があたりやすいという性質を利用して適応的に切替え
るものである。 したがってこの実施例の場合、奇数フィールドは1つ前
の奇数フィールドと、復号されたばかりの1つ前の偶数
フィールドより適応的に予測されることになる。
【0016】以上、図1および図5に示す実施例におい
ては、簡易型として可変低域通過フィルタ105、50
5および可変高域通過フィルタ123、523を水平方
向のみの1次元フィルタとすることもできる。また同様
に、簡易型として両フィルタを固定とし、 CIF画像
符号化部も伝送バッファ量による量子化ステップサイズ
切替によって符号化制御を行う方法によっても、ある程
度の有効性は得られると考えられる。
【0017】図8は本発明に係るさらに他の一実施例を
示すブロック図であり、この実施例では図1、図5に示
す実施例とは異なり、CCIR R.601画像レベル
で動き補償フレーム間予測を行い、その予測誤差の低域
をさらに予測する方式である。まず偶数フィールドメモ
リ801に蓄えられた偶数フィールド信号はフォーマッ
ト変換回路802により縮小画像に変換される。ここか
ら符号804〜812のブロックから構成される縮小画
像コーデック803の動作は、図1、図5に示す実施例
と動き補償部の動作を除いて全く同じであるので重複す
る説明は省略する。
【0018】一方、全帯域をもつ偶数フィールドはこれ
と独立に偶数フィールドの復号画像を蓄える動き補償付
フレームメモリ824により動き補償フレーム間予測さ
れる。この時の予測の単位は縮小画像用コーデック80
3におけるものと同じ大きさのブロック(すなわち、1
6×16)とする。縮小画像と偶数フィールド画像は水
平方向のみ倍になっている関係にあるので偶数フィール
ド画像の16×16ブロック2つが縮小画像での16×
16ブロック1つに対応している。そこで動き補償付フ
レームメモリ824で得られた、連続する2ブロックの
動きベクトルが動きベクトル判定回路825に送られ、
ここでこの2つの動きベクトルを比較して2つの値が近
い場合、その値を水平方向のみ1/2 した値を縮小画
像用の動き補償回路812に送り、ここでこの送られて
きた動きベクトルに基づいて動き補償が行われる(蓄積
用符号化の標準MPEG1 では、動き補償の精度は1
/2 画素となっているのでちょうどよい)。2つの値
が近くない場合(これは変形している場合や異なる領域
の境界がブロック内に含まれる場合と予想される)、そ
の旨を示す信号が動き補償回路812に送られ、縮小画
像レベルで新たに動きベクトル検出が行われて、そこで
得られた動きベクトルが使用される(図9参照)。フォ
ーマット変換回路813は逆DCT回路811より出力
される量子化された予測誤差信号を横方向に2倍にアッ
プサンプルし、16×16のブロックを2つ作成する。 これらの各々によって差分回路815より得られた偶数
フィールドの動き補償予測誤差信号の低域成分が差分回
路814によってさらに予測される。スイッチ822は
、この低域だけ予測された信号と予測しなかった信号と
を誤差電力によって切替えるスイッチで、局部復号側に
ついてはスイッチ823はこれに連動する。この予測し
なかった信号は偶数フィールド画像での動きベクトルと
縮小画像での動きベクトルが正確に対応しなかった場合
に低域の予測がうまくいかないと考えられるので、それ
を避けるために用意してある。スイッチ822より選択
された予測誤差信号を符号化する符号816〜821の
ブロックから構成される部分の動作は、図1、図5の実
施例と同様であるので重複する説明は省略する。但し、
信号の性質に合わせてスキャンや可変長符号を最適化す
る必要がある。逆DCT回路821を通過した後、低域
予測分またはφを加算回路826で加算し、全帯域の予
測分を加算回路827で加算して偶数フィールドの局部
復号信号が作成され、フレームメモリ824に書き込ま
れる。
【0019】この実施例では図示は省略したが、奇数フ
ィールドは図5の実施例と全く同じ方法により符号化さ
れる。したがって、伝送バッファ819は、可変長符号
化回路818のみに接続されているように書かれている
が、正確には図5と同様に奇数フィールド符号化用の可
変長符号化回路とも接続し、両者の発生情報量の総和を
見て符号化制御を行う。
【0020】図10は本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図である。
【0021】図1に示す実施例では高域成分画像を原画
と低域成分画像を符号化し、局部復号した信号との差分
により作成するものであったが、図10に示すように高
域成分画像は高改造度画像入力回路101から出力され
る原画と、符号化する前の可変低域通過フィルタ100
1の出力信号である画像との差分により作成することに
しても良い。なお、図10中、1002は2:1にダウ
ンサンプルするダウンサンプル回路、1003は加算回
路をそれぞれ示しており、図10において図1と同様の
動作をする部分には同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。
【0022】さらに、図5に示す実施例についても同様
の変形が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
解像度画像の符号化の符号量制御を可変強さの低域通過
フィルタにより行い、低解像度画像をフォーマットし変
換た画像と高解像度画像の差分を高域成分として別に送
ることにより、低解像度画像の符号化については、従来
標準で符号化し、高解像度画像の符号化についても効率
のおちることのない符号化方式を提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動画像符号化装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す実施例における可変低域通過フィル
タと可変高域通過フィルタの特性の関係を表す図である
【図3】DCT係数をジグザクスキャンすることを表す
図である。
【図4】図1の実施例における動き補償付フレームメモ
リの詳細の構成を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】画像のフォーマットを示す図である。
【図7】フィールドとフレームの関係を示す図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】偶数フィールドの動きベクトルと縮小画像の動
きベクトルの関係を示す図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
101…高解像度画像入力回路 102、113…フォーマット変換回路104、114
…差分回路 105…可変低域通過フィルタ 108、118…可変長符号化回路 109…伝送バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原データの伝送周波数帯域の低域のみを通
    過させる低域フィルタと、この低域フィルタを通過した
    データを符号化する第1の符号化手段と、この第1の符
    号化手段によって符号化された符号化データを保持し、
    出力伝送速度に整合するためのバッファと、このバッフ
    ァにおける前記符号化データの占有率に応じて前記低域
    フィルタのカットオフ周波数を変化させる低域フィルタ
    制御手段と、前記原データの伝送周波数帯域のうち前記
    低域フィルタ制御手段によって制御されたカットオフ周
    波数よりも高い周波数帯域を含む帯域のデータを符号化
    する第2の符号化手段とを具備した符号化装置。
  2. 【請求項2】高解像度の画像データを入力する画像デー
    タ入力手段と、前記画像データ入力手段によって入力さ
    れた高解像度の画像データから低解像度の画像データに
    するための第1のフォーマット変換手段と、この第1の
    フォーマット変換手段によって変換された低解像度の画
    像データの低域のみを通過させる低域通過フィルタと、
    この低域通過フィルタを通過した低解像度の画像データ
    を符号化する第1の符号化手段と、この第1の符号化手
    段によって符号化された符号化データを蓄えつつ出力伝
    送速度に整合させるためのバッファと、このバッファ手
    段の占有量に基づいて前記低域通過フィルタのカットオ
    フ周波数を制御させるカットオフ周波数制御手段と、前
    記第1の符号化手段によって符号化されたデータを復号
    する局部復号手段と、この局部復号手段によって復号さ
    れたデータを前記高解像度の画像の大きさのデータに拡
    大するための第2のフォーマット変換手段と前記画像デ
    ータ入力手段によって入力された高解像度の画像データ
    と前記第2のフォーマット変換手段によって変換された
    画像データとの差分をとる差分手段と、この差分手段に
    よってとられた差分画像データを符号化する第2の符号
    化手段とを具備した画像符号化装置。
JP3134131A 1991-06-05 1991-06-05 符号化装置および画像符号化装置 Withdrawn JPH04358485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3134131A JPH04358485A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 符号化装置および画像符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3134131A JPH04358485A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 符号化装置および画像符号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04358485A true JPH04358485A (ja) 1992-12-11

Family

ID=15121193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3134131A Withdrawn JPH04358485A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 符号化装置および画像符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04358485A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670340A (ja) * 1992-03-17 1994-03-11 Koninkl Ptt Nederland Nv デジタル信号をコード化する少なくも1つのエンコーダー及びコード化デジタル信号をデコード化する少なくも1つのデコーダーを有する装置及び該装置のためのエンコーダー並びにデコーダー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670340A (ja) * 1992-03-17 1994-03-11 Koninkl Ptt Nederland Nv デジタル信号をコード化する少なくも1つのエンコーダー及びコード化デジタル信号をデコード化する少なくも1つのデコーダーを有する装置及び該装置のためのエンコーダー並びにデコーダー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10218995B2 (en) Moving picture encoding system, moving picture encoding method, moving picture encoding program, moving picture decoding system, moving picture decoding method, moving picture decoding program, moving picture reencoding system, moving picture reencoding method, moving picture reencoding program
EP1455536B1 (en) Video coding apparatus and decoding apparatus
KR100289587B1 (ko) 화상 신호 부호화 방법 및 화상 신호 부호화 장치, 화상 신호 복호화 방법 및 화상 신호 복호화장치,및 화상 신호 기록매체
EP0883299B1 (en) Apparatus and method for coding and decoding video images
US5446498A (en) Scaling interlaced images for encoding and decoding of digital video signals of multiple scanning standards
JP2007081720A (ja) 符号化方法
US9172958B2 (en) Apparatus and method for coding picture data
EP0907289B1 (en) Efficient decoding apparatus for picture signal
JP3032088B2 (ja) 動画像符号化装置
JPH07212761A (ja) 階層符号化装置及び階層復号化装置
JP2007266748A (ja) 符号化方法
JP4127182B2 (ja) 動画像時間軸階層符号化方法、符号化装置、復号化方法及び復号化装置並びにコンピュータプログラム
JPH04358485A (ja) 符号化装置および画像符号化装置
JP4193252B2 (ja) 信号処理装置及び方法、信号復号装置、並びに信号符号化装置
JP3318712B2 (ja) 画像信号符号化装置および画像信号符号化方法、画像信号復号装置および画像信号復号方法、画像信号伝送方法、並びに画像信号記録媒体
JPH07107488A (ja) 動画像符号化装置
JPH0556414A (ja) 動画像符号化復号化装置
JPH03295378A (ja) 画像符号化装置
JPH06189293A (ja) 画像符号化方法、画像復号化方法、画像符号化装置、画像復号化装置及び記録媒体
JPH05115058A (ja) 動画像符号化復号化装置
JP2004007834A (ja) 動画像符号化装置及び復号装置
WO2006080681A1 (en) Apparatus, medium, and method for generating motion-compensated layers

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903